代表取締役社長 吉川 明• 取締役 事業部長 橋本 敦志• 取締役 営業部長 高原 浩司• 取締役 技術部長 児玉 肇• Chief Sound Engineer 対馬 智司• Chief Sound Engineer 小松 洋一• Sound Engineer 今井 充史• Sound Engineer 小島 仁• Sound Engineer 佐藤 政宏• Sound Engineer 田渕 幸男• Sound Engineer 片山 淳• Sound Engineer 佐藤 良明• Sound Engineer 前崎 元気• Sound Engineer 吉田 祐介• Sound Engineer 山本 達也• Sound Engineer 鐘江 純一郎• Sound Engineer 塩谷 高弘• Sound Engineer 岡田 朋恵• Sound Engineer 羽間 彩香• Sound Engineer 南 直希• Sound Engineer 上野 功太• Enginner 岡部 淳• 小牟礼 由香• 湊 達也• 中元 洸樹.
次のデルタ音響株式会社 エンジニア 石田佳史氏 昨年末に満を持して導入したRIVAGE PM7 はじめに、デルタ音響様について簡単にご紹介いただけますか。 石田氏: 弊社が創業したのは1984年9月。 現在のスタッフ数は約30名で、そのうち現場のオペレーターは約20名、手がけている仕事の9割以上は音楽のコンサートです。 鶯谷の東京キネマ倶楽部や二子玉川のアレーナホールといった施設の音響管理も手がけています。 他のPAカンパニーと比較したデルタ音響様の特色というと? 石田氏: どんな仕事にもフレキシブルに対応できる、機動性の高さは弊社の特徴なのではないかと思っています。 オペレーターの個性を尊重してくれるので、いろいろなタイプの人材が揃っているのではないかと思います。 デルタ音響様には昨年末、RIVAGE PM7を導入していただきました。 導入まで、石田さんの目にRIVAGEという卓はどのように映っていましたか。 石田氏: 弊社ではヤマハの卓をたくさん使っていますが、操作性や機能、安定性に関しては、一番だと思っているんです。 瞬間的な操作を求められる場面でも、ヤマハの卓ならば迷わず直感的にオペレーションできる。 安定性に関して、最近は外国産の卓でもいきなりフリーズしてしまうようなことは無くなっているんですが、長いツアーのことを考えるとヤマハの卓が一番安心できる。 万が一何かトラブルが起こった場合でも、ヤマハのサポートはしっかり対応してくれますから。 数年前RIVAGE PM10が発表になったとき、何よりも気になったのはその音質でした。 操作性や機能、安定性に関してはまったく問題ないことは分かっていたので、新しいフラッグシップ卓でどれほどの音質を実現しているのかなと。 これは絶対に使ってみたいなと思いましたね。 このタイミングで導入するに至ったのは? 石田氏: CLシリーズやQLシリーズにはとても満足しているんですが、大きな現場のFOHやモニターで使えるヤマハの卓が欲しいとずっと思っていたんです。 それは私だけでなく、社内でもそういう声が多かった。 年明けにSEKAI NO OWARIの大規模なツアーも控えていたので、そろそろ導入してもいいんじゃないかと。 私はかれこれ6年くらいSEKAI NO OWARIのモニターを担当しているんですが、もの凄くチャンネル数を必要とするバンドなんです。 4人のメンバーに加えてドラムとベースがいて、なおかつシーケンスも回っていますし、アトラクションが多いバンドなので、あっという間に100ch近く必要になってしまう。 去年のツアーではCL5にDanteカードを装着して、スロットインにステレオフェーダーを立ち上げ、無理やり80chくらい使用したんですが、今回のツアーはステージの数も多いですし、もっと効率の良いシステムで回りたいなと。 そのこともRIVAGE導入の大きな理由でしたね。 DSPエンジンを内蔵したRIVAGE PM7を選定されたのはなぜですか。 石田氏: 単純に一番新しいモデルで、DSPエンジン内蔵型の方がフレキシブルに使えるのではないかと思ったからです。 ほとんど迷わずに決めた感じですね。 デルタ音響様で導入されたRIVAGE PM7のシステム構成をおしえてください。 石田氏: コンソールはCSD-R7で、一緒にアナログ64ch入出力のRPio622を導入しました。 CSD-R7に装着してあるカードは、TWINLANe用のHY256-TLとDante用のHY144-Dだけです。 メンバーに加えてドラム、ベース、クワイアが4人いて、VTRなどFOHからの送りやその他エフェクトのリターンを入れるとインプットは120chフルで使用しています。 こういった大規模なツアーでRIVAGE PM7が素晴らしいのは、RPioだけでなく手持ちのRioが使用できる点です。 今回のようなステージがたくさんある現場ですと、すべてRPioを用意するというのはコスト的に難しい。 しかしCLシリーズを持っている会社であればRioがあるわけですから、それを使い回せるというのは大きな魅力ですよね。 RIVAGE PM7と共に大規模なツアーを回られて、その使用感はいかがでしたか? 石田氏: 期待していた音質に関しては、CLシリーズやQLシリーズと方向性が違うので、最初は戸惑いました。 RIVAGEを導入したからには96kHz/32bitのフルスペックでやろうと思っていたんですが、リハーサルではじめて音を出した時には驚きましたよ(笑)。 まるでDVDがBlu-rayになったかのような解像度の高さで、すべてがくっきり見えてしまうんです。 音の分離も良く、いくら突っ込んでも各楽器の粒立ちがハッキリしている。 なので最初は音が散らばっている感じがして、上手くまとまってくれなかったんです。 ローミッドもCLシリーズと比べると少し薄い印象だったので、これは自分が今までやってきた音作りを一度フラットにして、ゼロベースで向き合わないとダメだなと思いました。 でもRIVAGE PM7の音に慣れた今では、本当に素晴らしいサウンドだなとライブの度に感動しっぱなしです。 最初はRPio622のヘッドアンプやADコンバーターが優秀なのも要因の一つなのかなと思ったんですが、Rio3224-D2やRio3224-Dを組み合わせてもCLシリーズとの違いが如実に分かるので、RIVAGE PM7自体のサウンドが素晴らしいんだと思います。 きっとサンプリングレートが96kHzというのも大きいんでしょうね。 操作性に関してはどうですか? 石田氏: CLシリーズから何のストレスもなく移行できたので、さすがヤマハの卓だなと感心しています。 CLシリーズも使いやすい卓ですが、慣れるとRIVAGE PM7の方がいいですね。 パラメーターをダイレクトに操作できるSelected Channelは使いやすいですし、左側に大型の液晶パネルが2面備わっているのもいい。 どんなオペレーションにも対応できる卓だなと日々感動しているところです。 RIVAGE PM7の大きな特徴であるSILKプロセッシングに関してはいかがですか。 石田氏: よくかかるのはBLUEの方ですが、モニターオペレーター的にはREDの方が気に入っています。 何か音を変えたいんだけれども、EQはちょっと違うなというときに重宝していますね。 いい感じで質感を変えてくれるんです。 BLUEも悪くはないんですが、ローに利いてしまうので、モニターではほとんど使いません。 SILKプロセッシングに関しては、ピンポイントで、本当に際立たせたい音だけに使うという感じですね。 特に気に入っている機能があればおしえてください。 石田氏: どうしてもモニター目線になってしまうんですが、モニター出力にエフェクトをインサートできるのが最高です。 モニター出力に8chのパラメトリックEQをインサートできるので、完全にチューニングされた状態でアウトCUEを聴いているイヤフォンでそのままインプットCUEを確認できるようになった。 これはモニターオペレーター的にはとても大きいですね。 それとシーンメモリーとリコール/リコールセーフ。 SEKAI NO OWARIのようにチャンネル数が膨大なバンドでは、シーンメモリーは不可欠な機能で、1曲の中で複数のシーンを切り替えているんです。 曲中でほんの数十秒だけ登場する楽器なんかは、出てくるときだけ上げればいいわけですからね。 その点RIVAGE PM7では、イベントリストを使用することで、そういった上げ下げをオートメーションできる。 一瞬だけ登場する楽器のボリュームコントロールはオートメーションさせて、私はボーカルなどの集中すべき音に集中することができるんです。 また、ミックスごとにリコールセーフが使えるというのもいいですね。 他にはチャンネルにエフェクトを8つまでインサートできるのも便利です。 これによってセンターステージだけで使いたいEQとか、シーンに合わせてエフェクトをセレクトできるようになった。 チャンネルによってインサートポイントも変えられるので、これまで以上に柔軟にミックスできるようになったと思います。
次の1983年に設置された伝統学科。 長年の教育ノウハウを駆使し、未経験者から即戦力となる人材を育成。 多くの卒業生が業界の第一線で活躍しています。 レコーディング・エンジニアとして、ゴスペラーズ、CHEMISTRY、jealkbなどの作品に関わってきました。 普段は「エンジニアとしての耳」で仕事をしていますが、レコーディングした物をマスタリングスタジオで改めて聴くと、アーティストの迫力や歌の力で、つい泣いてしまうこともあります。 この仕事をしていると本当に多くのジャンルの音楽に出会えるので、毎日、刺激を受けながら過ごしています。 学生の頃は無我夢中で勉強していました。 卒業して仕事を続けていくうちに「あのとき学んだ事はこういう事だ」と思う時がきます。 自分で学んだ事は、必ず自分に返ってくると思います。 これからも初心を忘れることなく、良い作品を作るお手伝いができるよう、こつこつやっていきたいです。 (株)Chinet 職種:レコーディングエンジニア 見元 李衣さん 「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」や「オールナイトニッポン GOLD」など、ニッポン放送のラジオミキサーをしています。 技術はもちろんですが、限られた時間の中でディレクターの演出意図を瞬時に汲み取り、その場に合った素早い判断力が必要です。 少しのミスが放送事故に繋がる緊張感がありプレッシャーも感じますが、そこにやりがいがあります。 先輩方はしっかりとした基礎知識があり、仕事の質も高いため、番組スタッフの方からの信頼も厚いです。 音芸の先生は分からないことを聞くと、とことん教えてくれます。 今思うと、「もっと聞いておけば良かった」と痛感するほど恵まれた環境でした。 (株)サウンドマン 職種:ラジオミキサー 寺本 剛さん.
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