歯茎の腫れ 抗生物質。 虫歯治療で膿が出る為、抗生剤を飲んでいるが頬の腫れがひかない

知らないと怖い!歯槽膿漏の抗生物質とその正しい使い方

歯茎の腫れ 抗生物質

1.歯槽膿漏で抗生物質を効果的に使うポイント 歯槽膿漏に抗生物質を効果的に使用するには、いくつかのポイントを守ったほうが良いとされています。 1-1.事前に膿みを出して歯周病菌の量を減らしておく 歯茎が腫れていたり膿がじわじわ出るばあいには、歯肉を切開したり抜歯をし、膿を出し切ります。 下の写真では歯茎から白いものが出ています。 あれは歯茎の中にあった膿(=細菌)になります。 切開や抜歯をすることによって膿を出し、腫れの原因菌の量を減らします。 細菌の数を減らすことによって抗生物質が効率よく作用するのです。 たとえば、抗生物質YはAにきくけどBにはきかなかったりします。 しかし、抗生物質ZはAにはきかないけどBにはきくことがあります。 このように、抗生物質はやっつけることのできる(抗生物質がきく)細菌が決まっています。 このことから、歯茎が腫れたとき、歯槽膿漏の原因菌に効果のある抗生物質を選ばなければ、薬は飲んでも意味がありません。 この、抗生物質がきかなくなった菌を、耐性菌といいます。 耐性菌は、• 医師の処方ではないのに自分の判断で抗生物質を飲む• 3日かけて飲む薬を、途中でやめてしまう• 医師による抗生物質の過剰投与 などによってできてしまいます。 50%:好気性菌ストレプトコッカス(Streptococcus)属(いわゆるレンサ球菌)• つまり、ペニシリン系抗生物質が第一選択薬となります。 注)ペニシリンのアレルギーがある人はクリンダマイシンかアジスロマイシンになります 薬があっているかの効果判定は3日、服用するなら1週間! 歯槽膿漏は歯茎に腫れが起こっているので、飲んだ薬の成分が歯茎までこないと薬が効いてくれません。 しかし、経口投与した薬は胃腸管粘膜から吸収されるので、消化管と口腔組織まで距離があるため薬の成分が届きにくかったり、そもそも口腔組織が抗生物質がききにくい環境だったりといった問題があります。 この問題を踏まえ、まずは3日抗生物質を飲んでもらって、腫れがおさまっているかどうか再来院してもらいます。 そこで腫れがおさまっていたら薬があっているということなので、続けて同じ薬を4日飲んでもらい、合計1週間かけて薬で歯ぐきの細菌をやっつけます。 しかし、3日飲んでもらって効果がみられないばあいは、腫れがおさまらない原因を探し、消炎処置や投薬の見直しをします。 抗生物質と抗菌薬の違いとは? 抗菌薬=人工合成された化学物質+抗生物質(微生物が賛成した化学物質) 抗生物質で代表的なものは青かびから発見されたペニシリンです。 抗生剤とも呼ばれます。 近年多用されるようになった人工的に合成されたニューキノロン系は抗菌薬に分類されます。 この記事では抗生物質を広義の意味で考えて、抗菌薬(抗生物質)と記載します。 2.歯槽膿漏に効果的な3種の抗菌薬 抗生物質 一般的に歯槽膿漏に対して歯科医院で使われる抗菌薬(抗生物質)は以下の3種類です。 第一選択は ペニシリン系のアモキシシリン、ペニシリンアレルギーがある場合にはアジスロマイシンかクリンダマイシンを代替薬として用います。 アモキシシリンは殺菌性抗菌薬で、感染症治療ガイドライン2016でも歯周病学会でも歯槽膿漏(歯肉膿瘍)に対して使用が推奨されています。 1回250mgを1日3回服用します。 注意点として0. 01-0. その理由はジスロマックがバイオフィルム(プラーク)への浸透性が高い抗菌薬だからです。 しかしマクロライドは静菌性(細菌を殺すのではなく、細菌増殖を抑える働き)抗菌薬のため、服用期間が終わると細菌が増殖してしまいます。 またアジスロマイシンを始めとするマクロライド系の抗菌薬は広い抗菌スペクトラムを持つため、耐性菌の増加リスクの観点から安易な使用には注意が必要です。 1日1回500mgを3日間服用します。 最近ではクリンダマイシン耐性の嫌気性菌も増えてきているので、使用には注意が必要です。 (ただし、アジスロマイシンも重篤な肝障害患者には慎重投与です)1回150mgを6時間ごとに服用するため、患者さんにとっては薬を飲み忘れしやすいかもしれません。 3.歯槽膿漏に抗菌薬 抗生物質 を使うための知っておきたい3つの知識 これを知らなければ、抗菌薬(抗生物質)をいくら服用しても歯槽膿漏は治りません。 3-1.歯槽膿漏はバイオフィルム プラーク が原因の感染症 歯と歯肉の間にプラークが付着して、歯周病細菌による感染から炎症(歯槽膿漏)が発生します。 バイオフィルムの中にはほとんどの抗菌薬(抗生物質)は入れません。 バイオフィルム(プラーク)は歯の表面についてから3日で歯槽膿漏の病原性を発揮します。 ジスロマックはバイオフィルムの浸透性が高いといわれていますが、効果が一時的なため、抗菌薬(抗生物質)投与期間が終わると、元の状態に戻ってしまいます。 3-2. プラーク バイオフィルム を除去してから抗菌薬を使う 歯周病学会の抗菌療法の指針では歯周基本治療との併用もしくはスケーリングやルートプレーニングの後に初期治療の効果反応を見ながら抗菌薬(抗生物質)を使用することを推奨しています。 プラーク(バイオフィルム)を取らずにどのような抗菌薬を使用しても歯槽膿漏は治りません。 理由は、歯槽膿漏の原因療法ができていない、つまり抗菌薬(抗生物質)にはプラーク(バイオフィルム)までを除去することはできないからです。 バイオフィルム(プラーク)と歯石を除去している様子 歯肉の下の汚れを取っている様子(ルートプレーニング) 3-3.抗菌薬 抗生物質 を治療前に使う場合 歯肉から膿が出てきた緊急の場合には抗生物質(抗菌薬)を治療前に服用しても有効です。 しかし炎症消退後に歯周基本(原因除去)治療を行う必要があります。 歯槽膿漏で膿瘍を形成し、膿が出てきた場合には急性発作状態と考えられます。 その場合には歯周基本治療前でも抗菌薬(抗生物質)を投与できます。 抗菌薬(抗生物質)が効果があるかどうかの判定の目安は3日、症状が落ち着いて来れば約おおよそ1週間まで投与を継続します。 逆に症状が悪くなっている場合には他剤への変更を考慮します。 原因療法には歯周基本治療だけでなく、状況によっては抜歯も検討されます。 抜歯後に外側の膿瘍から膿が出てきている様子 歯科でよく出されている経口のセフェム系の問題とは? 歯科でよく使われるフロモックス、メイアクト、セフゾン、トミロンなど第3世代のセフェム系抗菌薬(抗生物質)の問題点を解説します。 ・グラム陽性菌よりグラム陰性菌に強い セフェム系の抗菌薬は第1世代から第3世代に新しくなるにつれて、グラム陰性菌のカバーが改善される反面、グラム陽性菌のカバーは低下していきます。 お口の中の炎症の原因は、グラム陽性のレンサ球菌が50%で残りがグラム陰性菌です。 ですから、歯科でセフェム系を使用するのは効率が悪いのです。 ・消化管からの吸収が悪い セフェム系を歯科で処方されるときにはだいたい3日分処方されます。 ただでさえ薬剤の効果が届きにくいお口の中で、かつセフェム系は消化管からの吸収が悪いので、3日分では、薬の効果が発揮されるかどうかは疑問です。 セフェム系を服用することは無駄でしょう。 ・耐性菌の問題 歯科だけでなく、医科でも問題となっています。 2015年度医療用医薬品国内売上高ランキングでは、メイアクトとフロモックスであわせて247億円を売り上げています(実際に処方されているデータではありません)。 いかに第3世代のセフェム系の使用頻度が多いか推測できます。 歯科医院での使用割合はもっと多いかもしれません。 日本外来小児科学会、日本感染症学会&日本化学療法学会のガイドラインでは耐性菌の出現リスクを減らすために広域スペクトルをもつセフェム系の抗菌薬よりは狭域スペクトルのペニシリン系を第一選択としています。 歯槽膿漏の原因はバイオフィルム(プラーク)ですから、歯科ではまず歯周基本治療とスケーリングルートプレーニングを優先し、本当に抗菌薬が必要な時のために最後の手段はとっておくべきです。 4.まとめ 歯槽膿漏の症状は歯ぐきの出血、痛み、口臭など様々で、とても不快なものです。 抗菌薬(抗生物質)を正しく効果的に使ってもらうためには、原因菌に効き目がある抗生物質を使うことと、歯周基本治療や外科処置を併用することが基本です。 と同時に薬の副作用や耐性菌のことも考えなければなりません。 歯周病は気づかないまま進行してしまうため、気づいた時には重度の歯周病になって歯が抜けてしまうことがあります。 正しく効果的に抗菌薬(抗生物質)を使って、歯槽膿漏をきちんと治しましょう。 「あなたの知識は最新ですか?歯科衛生士のための21世紀のペリオドントロジーダイジェスト」 天野 敦雄 著 クインテッセンス出版株式会社• 歯周病 患者における抗菌療法の指針. 2010 特定非営利活動 法人日本歯周病学会• 小児上気道炎および関連疾患に対する抗菌薬使用ガイドライン2005 日本外来小児科学会• 歯ッピースマイルは、東歯科医院とほんまる歯科両院の現役歯科医・歯科衛生士で運営しています。 私たちは、これからの歯科治療について 患者様中心の医療傾向が進んでいくと考えています。 患者様ご自身が自分が望む医療の効果を医師と話し、治療法を自分で選択していく患者参加型の治療プロセスが必要となってきます。 そのためには歯科医師や歯科衛生士が運営する良質なサイトによる良質な情報提供が不可欠になる、と考えています。 いつまでも美しく、健康な歯で楽しい食事や笑顔のために、「歯ッピースマイル」が皆様のお役に立てば、と願っています。 院長 東 高士 歯学博士• 東京医科歯科大学卒業• 東京医科歯科大学接触機能保存学講座大学院卒業• 東亰医科歯科大学接触機能保存学講座 非常勤講師•

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歯茎が炎症!?抗生物質が効かない時の対処法

歯茎の腫れ 抗生物質

今日から抗生物質を飲むべきです。 <今日から三日間お薬を飲んで、腫れがひいても、また腫れるんじゃないかなあ?> 三日飲めば、原因となっている菌が抗生物質で死ぬはずですから、そうなればまた腫れることはありません。 もし、万が一にもまた腫れてくるようなことがあったら、抗生物質が3日分では足りなかったと言うことですから その歯科に電話で相談してください。 予約が無くても、診察と薬の処方をしてくれるはずです。 <次の予約の三日前から飲んだ方が良いかなあ?> その日までに炎症がもっと酷くなる可能性がありますし、3日間の抗生物質で全ての菌が死滅しなかった場合 更に数日を掛けて自力で菌をやっつけることになります。 その場合のことも計算に入れて、2週間後には完治していると計算されているのではないでしょうか? 通常は、3日分の抗生物質では菌が全滅しなくても、腫れが引き、後は自力で全滅させることができるはずですから。 ただ、過労気味だったり、口腔内の衛生状態が悪かったり、全身の栄養状態が悪かったり、体が弱っている時は 3日分の抗生物質では、またぶり返すことが無いわけではありませんので、その場合は同じ歯医者さんにご相談なさってください。 そんな場合ためにも、今日からの服用をお勧めします。 お大事にしてください。 他の回答者さんを含めて 大きな勘違いをされているようです。 投薬指導等の書類が手渡されているはずですから、それに従って下さい。 無い場合でも、ほとんどのケースで、薬袋等に、処方の指示が書いてあるはずです。 もしもはっきりしない場合は、歯科医院に電話して必ず歯科医師に投薬の方法の確認を取って下さい。 知恵袋の回答など 全く当てにしてはダメですよ!!! 場合によっては大変危険です。 わからない事があったら、直ちに主治医に連絡する事!!!! もしもジスロマック等の長期型の抗生物質を処方された場合、前投薬で無いとは決して言い切れません。 心疾患等を歯科医師が懸念した場合、予約日の何日か前から服用する場合も多々あります。 前述したジスロマック等は、3日分の服用でも、一週間の有効期間が望めます。 そのために、歯科医院で最も多く使われている薬剤の一つになっています。 いかなる場合も処方薬を服用する時は、必ず 医師・歯科医師・薬剤師等に直接確認する癖を付けておくべきです。 知恵袋なんて あてにする事自体が 完全な間違いだと気付いて下さい。 もらった薬は抗生物質だけでしたか? 抗生物質で腫れを解消するということなら、そこには細菌感染が起こっているということです。 抗生物質を飲んで細菌感染が治れば、その細菌感染によって起こっている炎症が治まり、腫れも引きます。 一時的な治療ではありません。 3日間だけの内服で感染が治る確率は低いと思いますが、ジスロマックという抗生剤であれば、3日間飲めば1週間効果が持続します。 もしジスロマック以外の薬がでているのであれば、3日間飲んだあと腫れが引いていなければ、もう一度早めにみてもらったほうがいいと思います。 一度治ってから治療までに間が空くと、その間にまた炎症を起こす可能性はありますが、予約が2週間後にしかとれなかったのでしょう。 2週間後の受診にあわせて、その3日前から飲む、ということを考えたかもしれませんが、3日間で治るという保障はないです。 2週間後に治ってなければ歯の治療ができませんので、早速今日から飲み始めて治療をした方がいいです。

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歯茎が腫れ、切開した時フロモックスという抗生物質が処方されました。

歯茎の腫れ 抗生物質

抗生物質は簡単に言えば菌を殺す薬です。 抗生剤や抗菌薬などとも呼ばれていますが同じものと思ってもらえれば大丈夫です。 よく歯茎が腫れた時に歯科でよく処方される薬はジスロマックやフロモックスなどです。 これらは残念ながらまだ 市販で売られていません。 中でもジスロマックはよく効くという人が多いですね。 ジスロマック欲しさに歯医者に来る人もいるくらいです。 売っている店ではないのでまず歯医者が患者さんの口の中を診てその人に処方する必要があると判断した場合に薬を処方するのが原則です。 こちらのほしい薬だけもらえる場所ではありません。 でもそれほど効き目があるということですね。 腫れている歯茎の中では 歯周病菌がどんどんと増殖しているので歯茎が腫れていきます。 そこでジスロマックなどの抗生物質は菌を殺してくれるのでそれらの菌の数を減らし腫れをひかせることができます。 ですが抗生物質は刺激が強いので アレルギー体質の人には処方できないこともあります。 もし歯医者にかかるのであれば何にアレルギーを持っているのかどんなアレルギー反応が出たのかなどをあらかじめ細かく伝えて下さい。 中には抗生物質により湿疹やかゆみなどの副作用が出てしまうこともありますのでどんな薬を処方するかが変わってきます。 万が一の事態を避けるためにも薬の服用には注意して下さいね。 最近は歯周病菌の殺菌に優れている成分もわかってきています。 それらの成分が含まれている 歯周病専用の薬用歯磨き粉などを使うのも効果的ですので薬を使う前に試してみると良いかもしれません。 口コミで評判になっている歯周病専用の薬用歯磨き粉の体験記事も書いているのでそちらも参考にしてみて下さい。

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