スポンサードリンク サクラマスの爆発力は北海道内でもトップクラスのエリアです。 広尾町がある南十勝では、例年5月上旬から海サクラや海アメの情報が聞かれるようになります。 本格化するのは6月上旬から、最盛期は中旬〜下旬で7月いっぱい狙うことができる。 このエリアはアメマスよりもサクラマスの魚影が濃いことで知られていて、サクラの爆発力は道南の松前にも負けない、北海道内でもトップクラス。 メインになるポイントは数本流れる川の河口で、その中でも楽古川、野塚川、豊似川の河口が3大ポイントになります。 年によっては変わることがあります。 Catch information 2018年4月4日更新 十勝港一帯でサクラマス。 2018年4月4日更新 楽古川河口でサクラマスが10匹前後。 釣人がかなり多い。 ポイント詳細 音調津〜フンベ 音調津川の河口では、サクラマスの情報は毎年聞かれますが当たり外れが激しいポイントです。 また、河口付近はゴロタ場でルアーロストのリスクも大きい。 河口の左岸は徐々にゴロタも収まり、600mほど歩くと沈み根もある。 河口右岸にある音調津川漁港は港内にサクラマスやアメマスが入ることがある他、8月中旬から本格化するサケのポイントとしても知られていてます。 このエリアには、美幌川という川も流れていて、ねらってみる価値は十分あります。 十勝港 十勝港はサケ釣りがメインになるポイントで、例年8月頃から釣れはじめます。 主に、第4埠頭と第3埠頭がポイントになります。 ただ、サケ釣りシーズンは、他の魚を狙う釣り人も多い。 楽古川河口 楽古川の河口はサクラマス、アメマスともねらえるポイントです。 ただ、比較的狭いサーフのため、時化や川の増水などで河口の位置などポイントの変化が激しい。 野塚川河口 サクラマスとアメマスがねらえるポイントで、特にアメマスは大型が期待できます。 ここは、両岸に5km程広がっている遠浅のサーフで、所々に流れ込みもあるほか、左岸を1kmほど歩くと磯場もある。 豊似川河口 河口の両岸とも3km程サーフが広がるポイントです。 サクラマスの実績では南十勝一だけに魚影が濃い、しかしながら、それだけ釣り人の数も濃い… 右岸側は沖に消波ブロックが一定の間隔で積まれていて、中間辺りに小さな流れ込みがある。 こういった場所はアメマスがつくことがよくある。 左岸側は消波ブロックはなく障害物はない、そのためか左岸のほうが人が集まるようです。 ただ、ポイントとしては変化が乏しいだけに、その分ポイントを見極めることが重要になります。
次の初夏の屈斜路湖のフライフィッシング 北海道でのマス釣りというのは6月が一つのハイシーズンっていうところでしょうか。 北海道は梅雨がないので6月はさほど雨は降りません。 そのせいで私は6月初っ端に屈斜路湖に行って風邪をひいて高熱を出して半分死んでいました。 6月の屈斜路湖ではストリーマーを引っ張る釣りのほかに、モンカゲロウやエゾハルゼミといった虫を模したフライでの釣りが楽しめます。 6月初旬にて尾札部川インレットでサクラマスが釣れました。 屈斜路湖尾札部川インレットでサクラマスが釣れました 屈斜路湖の尾札部川インレットは一番メジャーなポイントですね。 この川が一番大きな流入河川であって、インレット周辺では常に何がしかの魚が泳いでいます。 そんなこともあって釣り人の多いポイントでもあります。 ところが初期こそ釣り人が多いですが、6月の平日だと意外と釣り人が少ないです。 それは屈斜路湖以外の湖や川に行って釣り人が分散しているのかもしれません。 そして、6月になると屈斜路湖の林道のゲートが開いて碁石浜や林道奥の湖の北側のポイントに入っているかもしれません。 尾札部川インレットは清翠荘の近くにある美湖視橋の前後に車が停められるところがあります。 ここから300mほど川沿いに歩くと河口に出ます。 尾札部川インレットは河口にいい感じのカケアガリになっていて、ここを沿うようにマスが回遊していると言われています。 いきなり河口ド真ん中のカケアガリ付近に立ち込んじゃう人がいますがそれはやめてください。 その数m先に魚が回遊しているのであんまり前に立ち込んではいけないのです。 また、高番手のシンキングラインで何度もジャンプロールキャストを繰り返すのもやめてください。 スペイラインは同じ番手でもラインが太いので足元でバシャバシャとやられると魚が遠ざかってしまいますよ。 シューティングスペイやオーバーヘッドキャストでなるべく水面を叩かないキャストをすると釣果に結びつきます。 初夏の尾札部川インレットではラインはあまり沈めない方がいいような気がするので、フローティングかインターミディエイトのラインがいいかなと思います。 もしくはシンクティップラインでタイプ2くらいのティップで攻めるのもアリかなって思います。 6月になると河口に婚姻色の入ったウグイが集まっていてピチャピチャと跳ねています。 そして、その沖にはマスと思われるライズしているのを何度も見かけます。 とりあえず、何かを捕食しているライズですがライズを狙う釣りはなかなか釣れないですね。 こんな状況でもストリーマーをリトリーブする釣りが無難なような気がします。 6月12日に釣れたサクラマスです。 ヒットフライは 8オリーブのマラブーストリーマーです。 このサクラマスは湖沼型なのか海に下ったヤマメが釧路川を遡ってきたものかは不明ですが、時期から考えて遡上してきたものかもしれません。 6月14日に釣れたサクラマスです。 ヒットフライは 6のカディスピューパを模したチャートリュースのウェットフライでした。 6月はヒゲナガカワトビゲラがハッチするので使ってみたところヒットしました。 6月14日林道でモンカゲロウがハッチしていました 6月14日で午前中に尾札部川でサクラマスを釣ったあとで林道のポイントに入りました。 時刻は午前11時頃からモンカゲロウがハッチしているのを確認したわけです。 ハッチはまだらで数もさほどではなかったですが、水面からあの大きなカゲロウが湧き出すようにハッチする様は不思議でもありますね。 フライショップチニタの北林さんによるとモンカゲロウは湖の東側から盛んになって西側に移ろう傾向にあると聞きました。 6月下旬はモンカゲロウやエゾハルゼミを意識した釣りになるかと思います。 6月下旬の砂湯右の岬でモンカゲロウでアメマスが釣れました 北海道の釣りのひとつのピークが6月なのですが屈斜路湖も例外ではありません。 特に6月下旬にはモンカゲロウがハッチしてこれをアメマスやニジマスが見逃すはずがなく岸によってきます。 さらに、モンカゲロウは体長が4cmほどもある大型のカゲロウなので、魚もダイナミックに捕食しています。 2019年の屈斜路湖のモンカゲロウは6月14日に林道でハッチを確認しましたが、その時はモンカゲロウの釣りでは釣れませんでした。 そして間をおいて碁石浜でもハッチはまばらで釣果もウグイのみと今ひとつでした。 6月20日 屈斜路湖のモンカゲロウは東側から西側に段階的にハッチする傾向があると知って、6月20日の午後より砂湯右の岬に入りました。 風はほとんどなくてべったりとした湖面で通常なら釣れない雰囲気ですが、モンカゲロウのハッチとライズがまばらにあります。 私を含めてモンカゲロウでアメマスを狙うフライフィッシャが多くポイントに入っていました。 とりあえず日中はライズもほとんどないのでモンカゲダンを浮かべているよりも、モンカゲニンフをリトリーブの方が釣れるチャンスがあります。 そこで、ラインをインターミディエイトのシューティングヘットにしてモンカゲスイミングニンフを引っ張ります。 キャストしてライン先端が沈んだら5cmくらいの小刻みなリトリーブをすると意外とヒットします。 モンカゲニンフのリトリーブの釣りはラインは、WFのフローティングラインでもいいですがどうしても手返しが悪いのとリトリーブのラインの波紋が気になるのであまりやらないです。 この日は1投目でモンカゲ不イミングでヒットしたのですが、ファイト中にティペットのつなぎ目からラインブレイクしてしまいます。 こういう時に横着をすると釣った魚を取り逃がしてしまうのですね。 夕方になって多少はモンカゲのハッチが増えてきて、同時にスピナーフォールも起こっていました。 ここらへんからフローティングラインに変えてモンカゲダンやモンカゲスペントスピナーを浮かべるのですが、ここでドライフライのボックスを家に忘れるという痛恨のミスを犯してしまいます。 とりあえず、フライパッチにつけていたモンカゲダンをつけて浮かべます。 周りにいたフライフィッシャも時折竿を曲げていて、アメマスを釣っていました。 かくいう私は場所が悪くてダンに食いついてくるがウグイばかりでアメマスの豪快なライズは起こりませんでした。 6月21日早朝 6月20日に釣果が今ひとつだったので、砂湯キャンプ場で一晩泊まって朝マズメを狙うこととしました。 テントの寝床はまあまあ快適だったのですが、ほとんど寝られずにAM3:00に起床します。 この日は曇りでため夜明けは遅くてAM4:00頃釣りを開始します。 風は南からの風で風速はさほどでもなかったです。 昨日よりいくぶんモンカゲのハッチはあったのですが、やっぱりインターミディエイトラインでモンカゲニンフをリトリーブします。 誰もいないので、砂湯右の岬の馬の背の先端まで行ってほどなくヒットします。 最初はモッサリしていたのでウグイと思いきや水面で暴れる様子でマスだと確信します。 そして、首振りでガグガグいって手強い相手でファイトは5分ほどかけてランディングをします。 かなり寄せるのに手こずったアメマスは50cmほどあって特に頭がデカかったですね。 その後はウグイを連発してAM8:00頃釣りをやめます。 睡眠不足のためこれ以上釣りをする気力もなく家に帰りました。 このサイトの人気記事• 常呂川は三国山から鹿ノ子ダムを経て、訓子府、北見市を経て常呂町に至る一級河川です。 この河川は家から微妙に遠いこともあって、あまり釣りをしたことなかったんですよね。 2018年8月29日に常呂川の... 149件のビュー• 網走川は阿寒の阿幌岳の山を源流として、津別町より美幌町、大空町の網走湖を経て網走へと流れています。 ここで釣れるターゲットはニジマスとアメマス、ヤマメといったマス類が生息しています。 管理人のひろ... 81件のビュー• フライフィッシングは15世紀くらいに英国生まれましたが、現在でもそこそこ人気の釣り方ですね。 フライの特徴としては太くて派手な色のフライラインを繰り出していますね。 そして、現在の流行りはシューテ... 78件のビュー• 先日に知床五湖や羅臼湖を見に行くのに知床ウトロに行ってきました。 ついでに、知床を流れる川のカラフトマスを見たり、サケ釣りの様子も見に行ってきました。 私も10年以上前によくウトロで釣りをしました... 70件のビュー• 私は網走川をメインに釣りに行っていて、北見周辺の川はほとんど行ったことがなかったのですね。 そこで、このサイトを作ったこともあり、あらゆる川や湖を釣り歩こうと思いました。 今回は三国山を源流として... 59件のビュー• 昨日、さくらの滝や神の子池などを見に清里町に行ってきました。 斜里川の上流にあるさくらの滝のサクラマスを見ていると釣りをしたくなったので、滝より下流の橋に入って釣りをしました。 そこでの釣りの様子... 55件のビュー• 北海道ではお盆を過ぎた頃から秋にかけてサケマス釣りに熱狂することになります。 網走市二ツ岩海岸ではルアーやフライでカラフトマスやサケを狙うアングラーが集います。 私が実際に二つ岩海岸で釣りをしたこ... 52件のビュー• 6月の北海道はマス釣りのハイシーズンと言える時期ですが、その一因としてモンカゲロウの存在が大きいですね。 フライフィッシャーはみんな大好きなモンカゲロウの釣りですが、1年のうちで10日前後しか楽しめ... 45件のビュー• 阿寒湖と言えばマリモで有名ですが、実はフライフィッシャーにとっては憧れの地でもあります。 特に5月末から6月いっぱいまでは全国からフライでアメマスを狙い釣りにやってきます。 そこでわりと地元の管理... 44件のビュー• 屈斜路湖は阿寒国立公園にあるカルデラ湖で日本で6番目に大きな湖でもあります。 水質が酸性なので魚類の生息数が少ないですが、最近は酸性度が低減されている傾向があって、アメマスをはじめ放流されたニジマス... 38件のビュー.
次のサクラマス釣りのシーズン サクラマス釣りのシーズン サクラマス119尾の、時期別釣果数を検討しました。 サクラマスの遡上や活性に影響する要因(海水や川の水温、雪代の状況等)は、年々変動します。 したがって、9年間のデータを一括して処理するより、年毎に解析すべきかもしれません。 しかし、それでは標本数が少なく何の傾向もつかめません。 したがってここでは、敢えて9年間のデータをまとめて分析しました。 ルアーアングラーの立場では、年々の変動よりもトータルした平年値の方が釣行の参考になるかもしれません。 サクラマスの釣果が一番早かったのは2月10日で、54cmのオスを釣りました(2003年)。 釣果が一番遅かったのは7月11日のメス31cmです(1996年)。 図1に月旬別のサクラマスの釣果数を示します。 ご覧のように4月下旬から5月上旬、そして5月下旬から6月の2つにピークがある2峰性を示しています。 見方によっては、5月中旬に深い落ち込みがあるとも解釈できますが、この理由は未だ理解できていないのが実情です。 サクラマス釣りのシーズン開始は? 前述のように、私が一番早くサクラマスを釣ったのは、2月10日です。 しかし、図1のように、4月中旬以前の釣果がほとんどありません。 これは、私のフィールドが中流域であるためかもしれません。 北国である私のでも、河口や下流域ではもっと早い時期からサクラマスが釣れます。 (まれに、年を越す前年の晩秋からのフレッシュランのサクラマスが釣れるようです。 ) 最近、1〜2月にかなりまとまった遡上があることに気付きました。 この時期に下流域でサクラマスを釣ったアングラーが結構いるのです。 私自身は、例年3〜4月に入らないと釣行しません。 でも、もし正月から下流域でルアーをキャストすれば、1月にもう1つ釣果のピークを形成するかもしれません。 ところで、1月に遡上したサクラマスは、秋の産卵までの9ヶ月間をじっと川で過ごすのでしょうか、不思議です。 サクラマス釣りのベストシーズンは? 図1のようにサクラマスの釣果のピークは、4月下旬から5月上旬にかけてと、5月下旬から6月にあることがわかります。 前者はゴールデンウィークの休暇に相当する時期なので、釣行回数が多いことがピークの原因かもしれません。 しかし、実際この時期は経験上ヒット率がきわめて高いです。 いずれにしろ、ゴールデンウィーク前後にチャンスがあることに違いないので、遠方からの遠征組には朗報といえるデータです。 確かに5月のゴールデンウィークはサクラマス釣りのチャンスですが、この9年間のうち2年は5月に1尾も釣れませんでした。 諸氏は意外に思うかもしれませんが、年によって5月は、4月と6月のピークの「端境期」のような印象を抱きます。 原因は、不明です。 5月下旬から6月にもサクラマスのピークがあります。 寒がりの私には、この時期のサクラマス釣りはありがたいです。 水温も上がってサクラマスは瀬に出ています。 初期の単調な淀みの釣りと異なり、この時期の瀬釣りはエキサイティングなルアーフィッシングを堪能できます。 小型のサクラマスは後期に釣れる 5月下旬から6月になると、40cm未満の小型のサクラマスが釣れ始めます。 図2は、図1のサクラマスの時期別釣果数のうち、小型のサクラマスの部分を赤で示したものです。 40cm未満の小型のサクラマスは、5月下旬から6月に釣れ始め7月中旬まで釣れます。 あるいは、その後も釣れるかもしれません。 しかし、水温が上昇するうえアユ釣り師がポイントを占拠することもあり、釣行していませんので、実状は不明です。 40cm以上のサクラマスと、40cm未満のサクラマスの釣れる時期の比較 40cm以上のサクラマスと、40cm未満のサクラマスの釣れる時期を比較しました。 図3に40cm以上のサクラマスの時期別釣果を示します。 やはり釣果は2峰性を呈し、5月下旬から6月にもチャンスのあることがわかります。 また、私自身経験がありませんが、70cm前後の大物も6月中旬以降に釣れることが知られています。 この時期、渓流釣りや河口のスズキ(シーバス)に転向するアングラーが多いですが、6月は私には捨てがたい月です。 図4に40cm未満のサクラマスの時期別釣果を示します。 この小型のサクラマスは、通常のサクラマスより遅れて遡上して来ることが明らかです。 このデータはとても貴重だと自負しています。 そして、両者の生態の違いに興味深いものをいつも感じています。 [] [] [] [].
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