20年以上続く怪談の全国ツアー「稲川淳二の怪談ナイト」は新型コロナウイルスの感染拡大の一部影響を受けましたが、8月と10月に近畿公演の開催が決定しました。 そんな稲川さんが12日に放送されたラジオ大阪(OBC)のワイド番組「Go!Go!フライデーショー」に出演し、ツアーへの意気込みを語りました。 番組パーソナリティーで歌手の大西ユカリ、お笑い芸人のヤナギブソン、フリーアナウンサーの川田一輝がそろって「残念」と声をあげると、稲川さんも「できればスタジオに行きたかった」と話しました。 ヤナギブソン「今年も怪談ナイトで全国を回られるということですが、稲川さんにとってもコロナ(の影響)はデカかったと思います。 今回のツアーはどんな感じになるんですか」 稲川さん「会場によってはすごく早くチケットが売れたところがあって、その後にこれ(新型コロナによる非常事態宣言の発令)になったもんですから、今大変なんです。 盛り上がる土地といえば、やっぱり大阪ですか?」 稲川さん「ええ、大阪、最高ですね。 怪談といえば、怖いことはもちろんなんですが、それだけじゃなくて『夏になるとやって来るジジィ』、それがまた楽しいみたいですけどね。 『あー、いよいよ(怪談ナイトの季節)だな。 そうだな夏だな』みたいな」 今年は新型コロナの影響で例年と少し違ったツアーになる可能性があるとしながらも、ファンに会うことができることをうれしそうに語りました。 番組にはリスナーから稲川さんへのメッセージが多数届き、「この日の出演を楽しみにしていた」「暑くなると稲川さんの顔を見たくなる」といった声が紹介されました。 リスナーの期待を代弁して、ヤナギブソンが「何か涼しくなるような、短いやつ(怪談)がありませんか」とお願いすると、稲川さんは「短いのはそうあるもんじゃないんですよ」と言いながらも「ただね、不思議な話はあるんですよね」と、ある写真について話し始めました。 その写真は、ある高齢女性の遺品整理で出てきました。 85年前に撮影された写真には「いるはずのない人」が写っており、その写真を手にした人はなぜか「夢見が悪い」といいます。 稲川さんも写真を預かってから不思議な夢が続き、ある晩、ふと気になってその写真を見ると、例の「いるはずのない人」の様子に変化が…。 約5分にわたって語られた写真の物語の最後に、驚いて「えっ」と声をあげる出演者たち。 稲川さんは「これは本当に怖いんですよ。 だから今年は、その写真を皆さんにご紹介しようと思ってるんです」と話しました。 すっかり話に聞き入った大西は「稲川さんの話って、途中『何やったっけ?』『何やったっけって?』って思うけど、最後の方に『そうか!』って不思議とつじつまが合うといいますか。 この引き込まれる魅力がすごいですね」と感嘆しました。 ヤナギブソンが「ツアーではこのほかにも心霊写真を何枚か紹介される予定ですか?」と聞くと、稲川さんは「会場にもよりますが…。 大阪は盛り上がりすぎて時間をオーバーしかけちゃうんですよね。 (大阪の人は)聞くのうまいですし」と笑いました。 「聞くのうまいってあるんですね」とうなずくヤナギブソンに「怪談ってね、演ずる側だけじゃないんですよ。 (演者と観客の)呼吸が一つになってますよね」と怪談の魅力を明かしました。 今年は人と人の間の距離を取るなど、さまざまな感染防止対策を取られることになるツアーについて、稲川さんは「でもね、『がまんしてね』とか『できませんでした』とかいうのは嫌だから、こういう時だからこそ逆に今までやってなかったようなことしてみたい」と意欲的に語りました。 大西「それもまた楽しいハプニングと言いますか、会場に行けばそこで何か出会えるっていうね。 余計ビビりながら、行かなあかんかも(笑)」 川田「横の席に何か気配を感じたりね。 空いてるのに!」 ヤナギブソン「あの心霊写真に何かが起きるとか!」 と盛り上がると、稲川さんも「あるかもしれませんよね。 こういう時だからこそ、より面白い何かをアイデアを考えたいと思っています」と笑いました。 大阪のファンへメッセージをお願いすると「大好きな大阪で、皆さんと一緒に怖い時間を共有する、これが生きがいなんです。 会場でお待ちしています」と語りました。 「MYSTERY NIGHT TOUR 2020 稲川淳二の怪談ナイト」は8月6日(木)~10日(月・祝)に大阪・サンケイホールブリーゼで、10月18日(日)に奈良・なら100年会館大ホールで開かれます。 稲川さんが出演されたコーナーは19日いっぱいラジコで聴くことができます。 radiko.
次の富士の樹海近くで民宿を経営している、仮にAさんとしておきます。 この人地元の消防団のメンバーなんですが、消防団で10月頃富士の樹海から遺体を収容しています。 例年、だいたい30体前後が上がるそうです。 さて、秋も深まった頃、この消防団の仲間から電話が入って、「樹海で死体が見つかったからすぐに来てほしい」という電話をもらった。 すでに消防や警察には連絡がいっているというので、Aさんは現場に駆けつけた。 そこは以前にも男女三体ほどの遺体が上がっている場所である。 どうやら自殺をする人たちというのは同じような場所を好むらしい。 その死体は三十代後半から四十代ほどの男性で、ジーパンでグレーのジャケットを着ている。 そんな服装をしていた。 それで身元を特定するようなものは何一つ身に着けていない。 遺体の引き取り手を見つけるのに苦労する。 死体のそばに使い捨てのカメラが落っこちている。 ということはこのカメラを持ってハイキングの人たちに混じって乗合バスに乗ってここまでやってきて、降りるとみんなから離れ、樹海を散策するような風にしながら自分の死に場所を求めて歩いたのだろう。 いい具合に草が敷き詰められている場所へ行き、服毒自殺をしたのだろう。 Sponsored Link カメラを確かめると写真を一枚撮っている。 死体はそんなに日にちが経っていない。 これを現像したら何かの手がかりになるんじゃないか。 ということで現像に回された。 それからしばらくしてAさんのところへ「写真ができたので立ち会って欲しい」と連絡が来た。 Aさんと消防団の仲間が二人、それと警察の人が二人の五人で立ち会った。 その写真は、木々の間から空が見えている。 自殺をしたその人がきっと仰向けで見た最後の景色だろう。 それを自分で撮った。 ということはその人が生涯最後に撮った写真ということだ。 「これなんでしょう?」と、写真を出された。 ご主人は写真を見た。 その瞬間 「うわぁ!!!」 五人が一斉にうめき声を上げた。 その写真には男女三人の顔が、上からカメラをグーッと覗き込んでいた。 この顔は以前同じ場所から見つかった男女三人の顔だった。 (了) ドッペルゲンガーのはなし [ 友山奏也 ] Sponsored Link -• 人気のコンテンツ• 最近のコメント• に 匿名 より• に なあり より• に 笠島 より• に より• に 匿名 より• に 匿名 より• に 匿名 より• に 匿名 より• に 匿名 より• に 匿名 より• に 匿名 より• に 匿名 より• に み より• に 匿名 より• に 匿名 より• に 匿名 より• に 匿名 より• に 名無し より• に 匿名 より• に 匿名 より• メタ情報• ブログ広告.
次の20年以上続く怪談の全国ツアー「稲川淳二の怪談ナイト」は新型コロナウイルスの感染拡大の一部影響を受けましたが、8月と10月に近畿公演の開催が決定しました。 そんな稲川さんが12日に放送されたラジオ大阪(OBC)のワイド番組「Go!Go!フライデーショー」に出演し、ツアーへの意気込みを語りました。 番組パーソナリティーで歌手の大西ユカリ、お笑い芸人のヤナギブソン、フリーアナウンサーの川田一輝がそろって「残念」と声をあげると、稲川さんも「できればスタジオに行きたかった」と話しました。 ヤナギブソン「今年も怪談ナイトで全国を回られるということですが、稲川さんにとってもコロナ(の影響)はデカかったと思います。 今回のツアーはどんな感じになるんですか」 稲川さん「会場によってはすごく早くチケットが売れたところがあって、その後にこれ(新型コロナによる非常事態宣言の発令)になったもんですから、今大変なんです。 盛り上がる土地といえば、やっぱり大阪ですか?」 稲川さん「ええ、大阪、最高ですね。 怪談といえば、怖いことはもちろんなんですが、それだけじゃなくて『夏になるとやって来るジジィ』、それがまた楽しいみたいですけどね。 『あー、いよいよ(怪談ナイトの季節)だな。 そうだな夏だな』みたいな」 今年は新型コロナの影響で例年と少し違ったツアーになる可能性があるとしながらも、ファンに会うことができることをうれしそうに語りました。 番組にはリスナーから稲川さんへのメッセージが多数届き、「この日の出演を楽しみにしていた」「暑くなると稲川さんの顔を見たくなる」といった声が紹介されました。 リスナーの期待を代弁して、ヤナギブソンが「何か涼しくなるような、短いやつ(怪談)がありませんか」とお願いすると、稲川さんは「短いのはそうあるもんじゃないんですよ」と言いながらも「ただね、不思議な話はあるんですよね」と、ある写真について話し始めました。 その写真は、ある高齢女性の遺品整理で出てきました。 85年前に撮影された写真には「いるはずのない人」が写っており、その写真を手にした人はなぜか「夢見が悪い」といいます。 稲川さんも写真を預かってから不思議な夢が続き、ある晩、ふと気になってその写真を見ると、例の「いるはずのない人」の様子に変化が…。 約5分にわたって語られた写真の物語の最後に、驚いて「えっ」と声をあげる出演者たち。 稲川さんは「これは本当に怖いんですよ。 だから今年は、その写真を皆さんにご紹介しようと思ってるんです」と話しました。 すっかり話に聞き入った大西は「稲川さんの話って、途中『何やったっけ?』『何やったっけって?』って思うけど、最後の方に『そうか!』って不思議とつじつまが合うといいますか。 この引き込まれる魅力がすごいですね」と感嘆しました。 ヤナギブソンが「ツアーではこのほかにも心霊写真を何枚か紹介される予定ですか?」と聞くと、稲川さんは「会場にもよりますが…。 大阪は盛り上がりすぎて時間をオーバーしかけちゃうんですよね。 (大阪の人は)聞くのうまいですし」と笑いました。 「聞くのうまいってあるんですね」とうなずくヤナギブソンに「怪談ってね、演ずる側だけじゃないんですよ。 (演者と観客の)呼吸が一つになってますよね」と怪談の魅力を明かしました。 今年は人と人の間の距離を取るなど、さまざまな感染防止対策を取られることになるツアーについて、稲川さんは「でもね、『がまんしてね』とか『できませんでした』とかいうのは嫌だから、こういう時だからこそ逆に今までやってなかったようなことしてみたい」と意欲的に語りました。 大西「それもまた楽しいハプニングと言いますか、会場に行けばそこで何か出会えるっていうね。 余計ビビりながら、行かなあかんかも(笑)」 川田「横の席に何か気配を感じたりね。 空いてるのに!」 ヤナギブソン「あの心霊写真に何かが起きるとか!」 と盛り上がると、稲川さんも「あるかもしれませんよね。 こういう時だからこそ、より面白い何かをアイデアを考えたいと思っています」と笑いました。 大阪のファンへメッセージをお願いすると「大好きな大阪で、皆さんと一緒に怖い時間を共有する、これが生きがいなんです。 会場でお待ちしています」と語りました。 「MYSTERY NIGHT TOUR 2020 稲川淳二の怪談ナイト」は8月6日(木)~10日(月・祝)に大阪・サンケイホールブリーゼで、10月18日(日)に奈良・なら100年会館大ホールで開かれます。 稲川さんが出演されたコーナーは19日いっぱいラジコで聴くことができます。 radiko.
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