久野多恵管理栄養士からの回答 妊娠中は免疫機能が低下すると言われていますので、食中毒に十分に注意して頂く必要があります。 特にスモークサーモンや生ハムナチュラルチーズなどのリステリア菌、加熱不十分な肉などのトキソプラズマ原虫などに感染しやすく、赤ちゃんに影響が出ることがあります。 果物や野菜は食べる前に良く洗い、肉や魚などは十分に加熱することを基本としてください。 お刺身などもなるべくなら控えたほうが良いでしょう。 センマイ刺しは湯通ししてあるものでしょうか? 十分に加熱してあるものであれば大丈夫ですが、お店によってさっと湯にくぐらせただけの場合もあります。 確認してから食べるようにしてくださいね。 食べたいものが食べれないとストレスになりますし、おつらいですよね。 赤ちゃんのためと思って、この時期をうまく乗り切れると良いですね。 しかし、食べるときに注意をしなければならない食材があります。 魚介類には、EPAやDHAといった高度不飽和脂肪酸や良質の動物性タンパク質、必須ミネラルなどの栄養素が豊富なため、妊娠中はおなかの赤ちゃんの成長のためにも魚介類を積極的にとった方がよいとされています。 しかし、一般的な魚のほとんどに、おなかの赤ちゃんに悪影響を与えてしまう水銀が含まれています。 将来の生活に大きな支障が出るほどではありませんが、一部の魚介類(特に大型の魚)は、食物連鎖によって水銀の濃度が高くなっているため、摂取量には注意が必要です。 妊娠中は、感染症などに対する抵抗力が下がっており、感染のリスクが普段よりも高いです。 したがって、体調が悪いときは生ものを避けた方がよいといわれています。 生ものを食べることへの制限はありませんが、新鮮なものを体調がよいときに食べるようにしましょう。 食後数時間から10時間以内に症状が出ることが多いですが、10時間から数日後に症状が出るケースもあります。 ・発症までの時間:数日後から数週間後が一般的(ただし、24時間以内や90日以降に発症する可能性もあります) ・主な症状:インフルエンザのような症状(重症による致死率が高い) ・具体的なメニュー:スモークサーモン、生ハム、ナチュラルチーズなど 妊娠中は、生ものは絶対に食べてはいけないというわけではありません。 むしろ、魚は、良質なたんぱく質や脳の発育効果があるとされる高度不飽和脂肪酸が多いため、バランスよく摂取した方がよい食材です。 ただ、食中毒や水銀が心配されるのも事実です。 出産すればまた食べることができるようになるので、妊娠中は少しつらいかもしれませんが、お寿司や刺身などの生ものはストレスとならない程度に控えつつ、食べても大丈夫とされる魚や生以外のメニューで積極的にとるようにしましょう。 ベビーカレンダーは、妊娠や育児のお悩みを抱えたママさんの強い味方でありたいと思っています。
次のスポンサーリンク 妊娠中でも、お祝い事やたまの贅沢な食事としてお寿司を食べる機会は結構あります。 でも、お寿司は危険という話を聞いたことはありませんか? 妊娠の時って、アレはダメ!コレはダメ!と色々言われますが、寿司好きの妊婦さんにとってはツライところですよね。 本日は、なぜ妊娠中に寿司を食べちゃダメと言われるか。 また、妊婦さんでも食べれる寿司ネタについてお話します! 妊娠中に寿司がなぜダメと言われるのか。 ただ単に「妊娠したら寿司はダメ」と言われても、納得いきませんよね。 なぜ、寿司を食べちゃダメと言われるのでしょうか。 食中毒や食あたりの危険性 寿司は基本的に生もの。 生のお魚を使うので、食中毒や食あたりの危険性があります。 生魚や生の貝などには、リステリアいう細菌がいることがあるのです。 妊娠中は免疫力が低下しているので、 普段なら大丈夫なものでも食中毒になってしまう危険性が高くなってしまいます。 また妊婦さんの場合、使える薬も少ない(限られてしまう)です。 特に妊娠中の場合、 食中毒や食あたりの治療として利用される、強い効果のでる抗生物質は使えません。 「治療ができない」という事です。 怖いですよね。 また、食中毒になってしまうと嘔吐や下痢などで水分不足になりやすいため、赤ちゃんの発育にも影響が出てしまう事があります。 水銀の摂取は胎児に影響が 魚の種類によっては、水銀を含むものがあります。 妊婦さん自身(大人)は摂取した水銀を排出することができるのですが、お腹の赤ちゃんは体の外に出すことができず、水銀をそのまま蓄積してしまいます。 水銀をとった赤ちゃんは、生まれてきてから音への反応が鈍くなってしまうとされています。 アニサキスが体内に入ると、普通は排出されるのですが、まれに胃や腸に入り込むことがあります。 食後3~4時間後から急に激しい腹痛や嘔吐が始まり、長ければ1週間ほど腹痛が続きます。 また、 アニサキスのアレルギーを持っている人もいて、じんましんや湿疹、アナフィラキシーショックを起こす方もいます。 アニサキスの予防としては、「よく見る。 よく噛む。 」が大事だそうです。 …よく噛むって(汗 って感じですが。 妊娠時に激しい腹痛が起こると子宮の収縮などを引き起こしますし、内視鏡での寄生虫の除去が必要になるので、絶対に避けたいところです。 アニキサスはかなり多い種類の魚に寄生しているのですが、熱を通した調理法ならほぼ影響はありません。 魚を生もので食べる寿司の場合は、注意が必要です。 寿司って基本的に、寿司ネタ+酢飯です。 いっぱい食べると、ごはんの量が増えるという事ですよね。 平均的なお寿司の酢飯の量は、1カン20g程度とされています。 お茶碗1杯でごはんの量は150gくらいなので、 同じ量を寿司で取ろうとすると、単純計算で8カン程度という事になります。 回転ずしなら4皿程度。 これで我慢できます? また、 お寿司は醤油をつけて食べる物です。 食べる寿司の量が増えると、その分塩分も増えてしまいます。 いくらやサーモンなどの寿司ネタは、それ自体が塩分多めなので避けるようにしましょう。 いくらの軍艦+醤油たっぷりが大好き!という妊婦さんは、残念ですが控えておいた方が良さそうです。 妊婦さんにオススメの寿司ネタ では、妊婦さんが安心して食べることができる寿司ネタは何でしょうか? 妊娠中に安心して食べられる寿司 ・炙りなど火が通ったもの ・巻物(キュウリ、納豆、タクアン、ツナなど) ・卵 ・ボイルしたエビ ・ちらし寿司、いなり寿司 食中毒や寄生虫の危険性を考えると、 火を通した寿司ネタや、生もの以外を使っているお寿司を食べるようにした方がいいです。 ちらし寿司やいなり寿司なども生ものが入っていないので安心です。 またお寿司を食べる際には、食べる量も考慮して寿司以外のもの(赤だし、煮魚、茶わん蒸しなど)も一緒に摂るといいでしょう。 あまり神経質になる必要はないのですが、気分のままに大量摂取は避けるようにしてくださいね!.
次の妊娠中に食べられるお寿司のネタ10選 それでは、具体的に妊婦が食べられるお寿司のネタについて紹介します。 次の寿司ネタ10個は、 水銀の量が少ないものです。 マグロのような大型魚は水銀の量が多く避けたほうがよいようですが、週に1回など回数を制限すればまったく食べられないわけでは無いようです。 気になる方は次のような寿司ネタを中心に食べてみてはどうでしょうか。 1・サンマ 青魚の魚でDHAを多く含んでいるため、妊娠中にも積極的に食べたいネタです。 秋になると脂が乗ったサンマが出ますから、好きな方は食べてみてください。 ちなみに、サンマのお寿司にはショウガが乗っており、ショウガには殺菌作用があるため、食中毒予防にも繋がります。 サンマは魚のなかでも水銀の含有量が少なめのため、妊娠中でも制限する必要はありません。 総水銀含有量/0. 最近ではサバを食べると血液をさらさらにし、代謝を上げて痩せやすくなるともいわれています。 妊娠中は肥満にも注意しなければならないため、体重が増えてしまった方はサバを食べて体重をコントロールしてみましょう。 サバもサンマ同様に水銀の含有量が少ないため、妊娠中でも安心して食べられる魚です。 同等の水銀量なのは、ほかにもイワシもあります。 総水銀含有量/0. ・卵 お寿司でも卵のように調理されているネタなら、食中毒の心配がありません。 おすし屋さんの卵はダシが入っていて家庭では出せない味ですから、お寿司として楽しむのもおすすめです。 4・アトランティックサーモン サーモンが好きな若い女性も多いですね。 比較的水銀が蓄積しにくいようです。 鮭類にはアスタキサンチンというアンチエイジングによい抗酸化パワーが強い栄養素もありますから、体によい魚だといえます。 サーモンは養殖で育てられるものも多く、自然界で水銀を含む餌を食べて、体に蓄積してしまう心配がありません。 さらに 養殖のサーモンなら、100%寄生虫がいないといえます。 天然の鮭に寄生虫リスクがあるのは、オキアミを食べるからです。 オキアミを媒介して鮭が寄生虫に感染させるため、人工飼料で管理されている養殖サーモンは100%寄生虫が存在していません。 アニサキスという寄生虫リスクがあるのは、天然の鮭や川の鮭です。 日本産の鮭は寄生虫の問題から、生で出回っているものは殆どありません。 サーモンの刺身=養殖魚のため、妊娠中の方でも安心して食べられます。 アニサキスがいる可能性が高いのは、加熱用の天然鮭やいくらです。 妊娠中の方は 自家製のいくら丼は避けたほうがよいでしょう。 総水銀含有量/0. 生活習慣病の予防によいキチン、鮭と同様に赤い色素のアスタキサンチンが含まれています。 エビのような水産動物は、魚介類のなかでも水銀の量が少なめです。 大量に食べることは少ないため、妊娠中でも安心して食べられる寿司ネタでしょう。 ボタンエビの総水銀含有量/0. 動脈硬化などを予防する働きが期待でき、心臓病を防ぐことができるでしょう。 タコもエビ同様に水銀の量が少なめのため、妊娠中に食べられます。 総水銀含有量/0. ビタミンやDHAなども含まれています。 水銀に関しては含有量が少ないため、妊娠中でも食べられるといえるでしょう。 サーモンの欄でも説明しましたが、 アニサキスの問題があります。 一度冷凍したものは寄生虫を処理できるため、回転寿司や握るお寿司屋さんでは問題ないといえます。 心配な方は食べるのを避けてください。 アニサキスは1cmくらいで白く、見ると動いているのがわかります。 自宅で生のいくらを買ってきて自家製の醤油漬けにする場合は、注意深く見ると発見できるでしょう。 万が一のことを考えて、妊娠中に自家製いくらを食べるのは避けることをおススメします。 冷凍での死滅は-20度以下のため、家庭では難しいと考えてください。 コレステロールは高いため、1貫など食べる量は制限したほうがよいかもしれません。 赤い色素はアスタキサンチンで抗酸化パワーを持ちます。 筋子の総水銀含有量/0. 発酵食品で動脈硬化予防や、大豆に多いイソフラボンの効果も期待できます。 9・カルフォルニアロール アボガドなら妊娠中でも安心して食べられます。 マグロのような食感があるため、生魚を食べたくなったら活用してみましょう。 森のバターとも呼ばれ栄養価が高くなっており、良質な脂肪が摂取できます。 サーモンやイクラが入っていても少量のため、水銀の量が少なくて済みます。 10・ウニ ウニには妊娠中に摂取したい葉酸が多く含まれています。 水銀の蓄積は少なめですから、食べても問題ないでしょう。 総水銀含有量/0. 大型魚に含まれる 水銀など有害金属を避けるため、2つ目は食中毒の予防のためです。 ほかにもビタミンAの過剰摂取や、寄生虫の問題などもあります。 水銀の摂取 厚生労働省によると、日本人の水銀摂取量の80%が魚介類からとなっているそうです。 一部の魚介類については、食物連鎖により水銀濃度が高くなってしまうものがあります。 週に1回までに留めるとよいのがキンメダイ・マグロ・メバチなどです。 これらは1週間に80g程度に留めるとよいとされています。 刺身なら1人前、お寿司なら5貫くらいの量となります。 水銀による胎児の影響について 妊娠中に1回ぐらいお寿司で水銀を多く食べてしまったとしても、胎児に重篤な影響が出るわけではありません。 しかし水銀が多いとリスクがあることは確かです。 音を聞いた場合に反応が遅れるなど、神経発達に影響を及ぼすといわれています。 一方で妊婦の頭髪中水銀濃度が50~100ppmと高濃度でも胎児に異常がないという報告もあるため、ある程度の制限に留めればよいとも考えられます。 水銀の摂取量は普段から気をつけるべき? 魚介類には水銀が含まれるものが多数ありますが、日常生活に影響を与える程度ではありません。 毎日の食事で水銀を取り込んでも、健康に害を与える最大量の59%程度のため、影響は少なくなっています。 取り込んだ水銀はからだに蓄積されることはなく、体の解毒作用により排出されていくため心配は少ないでしょう。 スポンサーリンク そのため普段の食生活では摂取量に注意する必要はないのですが、妊娠中は 胎児の解毒力が弱いため、1週間で摂取する量を調節したほうがよいといわれています。 妊娠中では、妊娠4ヶ月ころに胎盤ができあがります。 胎盤には有害な物質を遮断する作用もあるため、これ以前にとくに注意しましょう。 重要なのは妊娠初期から胎盤ができあがる妊娠4ヶ月くらいまでです。 妊娠中はマグロや深海魚、鯨などの魚介類は避けたほうがよく、食べる場合は週に1回以内に留め1週間の合計で50~100g程度の摂取が望ましいとされています。 なぜ魚介類に水銀が含まれるの? 天然の海水にも無機水銀が含まれ、海中のプランクトンによりメチル水銀に変換されます。 それを食べた魚介類のからだに蓄積していき、食物連鎖により小型の魚を食べた大型魚に多く水銀が蓄積していくしくみです。 食物連鎖の頂点に位置する魚介類ほど、水銀が蓄積していると覚えておきましょう。 海外における魚介類の摂取制限 日本では妊娠中の女性に対する水銀摂取の注意喚起が多少遅れている傾向があるようです。 米国ではサワラ、ツナ缶、タラも注意が促がされています。 デンマークではスズキ、カレイも1週間の間で制限すべきとしているようです。 食中毒の危険性 妊娠中は普段より免疫力が低下しやすく、傷んでいるもので食中毒にかかるリスクがあります。 リステリアによる食中毒 厚生労働省のデータによると、日本でリステリアによる食中毒の報告例はないとのことです。 食品安全委員会によると、平成23年に年間200人がリステリアで食中毒をおこしているという報告もあります。 リステリアは川の水や動物の腸管内に生息する細菌で、普段は重症化することはありません。 妊娠中は注意が必要で、海外では流産したという報告もあります。 重症化すると死亡する可能性もあるためWHOから注意が呼び掛けられているようです。 感染源となりえるのが、 乳製品や食肉加工食品です。 チーズ、生ハム、スモークサーモン、コールスローなどの食中毒例が欧米では発生しています。 加熱しない食べ物で発生しやすく、作り置きおかずも危険性があるでしょう。 お寿司でも加熱せずそのまま乗せる食材に注意してください。 下痢により子宮の収縮リスク 激しい下痢を引き起こす食中毒は、流産リスクがあります。 腸と子宮は密接なつながりがあって、下痢すると子宮が収縮しやすく注意が必要です。 逆にお産のときに子宮が収縮すると、下痢しやすい方もいます。 妊娠中は免疫力が下がりやすい 妊娠中は胎児を異物としないよう、免疫力が低下します。 胎児は自分と夫のDNAが含まれているため、ある意味異物なのです。 免疫力が働いてしまうと流産する可能性があるため、女性の体は妊娠すると自然に免疫力を低下させています。 免疫力の低下は妊娠の継続には必要なのですが、感染症には弱くなるため注意しましょう。 いつもは問題がない食品の腐敗でも、妊娠中は影響が出る可能性があります。 食中毒を防ぐ対策 今回紹介した妊娠中に食べてもよい寿司ネタには、生の食材も含まれています。 生の寿司ネタでは食中毒の危険性がありますから、必ず対策も一緒にしましょう。 お寿司や刺身にガリ、大根のつま、わさび、シソなどが付けられているのも、これらの食品には殺菌効果があって、食中毒予防に役立ってくれるからです。 お寿司や刺身を食べたら、必ずガリも一緒に摂取してください。 これで食中毒予防ができます。 また緑茶にも抗菌パワーがありますから、一緒に飲むとよいですね。 ビタミンAの過剰摂取 うなぎなどビタミンAが豊富な寿司ネタに注意が必要です。 ビタミンAの過剰摂取は、胎児の成長阻害や、先天性奇形を招きます。 うなぎのかば焼きは50g相当のため、お寿司で1貫食べたぐらいでは許容量です。 せいぜい2~3貫までにとどめておきたいため、回転寿司で2貫セットなら、ひとつを家族に譲りましょう。 寄生虫の危険性 お寿司を食べて寄生虫に感染する可能性があるのは、アニサキスです。 胃に寄生した場合は、内視鏡を使ってつまみ出します。 腸に入り込むと取り出すことができなくなり、そのまま便と一緒に排出されるのを待つしかありません。 アニサキスが寄生する可能性があるのは、鮭、いくら、サバ、イカ、サワラです。 ニシン、イワシ、サンマなど青魚にも寄生している可能性があります。 イカは飾り切りで細かく斜めに包丁を入れていると、アニサキスを殺せる可能性が高くなるのです。 お寿司屋さんでは生のイカをさばいたときには、必ず飾り切りをしています。 妊婦が寿司を食べるときの注意点 妊娠中にお寿司を食べる機会がある場合は、次のような点に注意してみましょう。 新鮮なものを選ぶ 食中毒を防ぐために、できるだけ新鮮なものを選んでください。 スーパーでお寿司を食べるときは、値引き商品は選ばないのが無難です。 回転寿司や握るお寿司屋さんは、品質チェックが厳重で安心して食べられるお店を選びましょう。 ガリやワサビを一緒に食べる お寿司と一緒についてくる、ガリやワサビなど殺菌作用があるものを一緒に食べましょう。 これらの食品で食中毒リスクが低下します。 回転寿司より握ってくれるお寿司屋さん 回転寿司が一概に悪いわけではないのですが、長い間回っていれば鮮度が落ちている可能性があります。 最近は、回転寿司でもタブレッドで注文して、握りたてのものを届けてくれるサービスもあるようです。 そういったものなら、鮮度に気を使わなくて済みます。 握ってくれるお寿司屋さんでも、回転率が悪いと鮮度が落ちている可能性があります。 信頼できる方が握ってくれるなら、安心して食べることができるでしょう。 加熱しても水銀の量は変わらない 水銀はたんぱく質と結合していると考えられており、加熱しても減ることはありません。 マグロのステーキでも水銀の量は変わらないため注意しましょう。 缶詰に使われているマグロは、水銀の少ないキハダマグロが使われているようです。 出典:日本生協連 手作り寿司も衛生面に注意が必要 スーパーでお寿司用のネタを買ってきて、家庭で手作りする場合は、鮮度に注意が必要です。 握る人の手に食中毒の原因となる細菌が付着していることもあるため、手をよく洗いましょう。 糖質の量が多くなり肥満に注意 お寿司はすし飯に砂糖を入れるため、糖質摂取量が多くなる可能性があります。 ヘルシーなイメージですが、糖質摂取が多くなればインスリンが過剰に分泌して、余ったエネルギーを脂肪として蓄えてしまうのです。 妊娠中は肥満に注意しなければならず、お寿司の食べ過ぎは避けましょう。 寿司飯の塩分量に注意 すし飯には砂糖だけでなく塩もたくさん入れています。 塩分の摂取量が多くなると、むくみが発生しやすく注意してください。 寿司飯のみを食べる対策 妊娠中にお寿司が食べたくなるのは、さっぱりとした寿司飯狙いの方もいるようです。 寿司ネタを食べることに不安を感じるなら、寿司飯だけを食べてみてはどうでしょうか? 物足りないときは、納豆を入れて巻き寿司にするとボリュームが出ます。 まとめ 妊娠中はお寿司、刺身が食べられないなんて悲しいですね。 あまり深刻にならず1週間に1度と決めればそれほど影響はありません。 お寿司を毎日食べる人なんていませんから、多くの場合は大丈夫です。 続けて食べたい場合は生の魚をできるだけ避け、影響の少ないネタのお寿司を選ぶことをおすすめします。 ほかにも水銀の量が少ないアジ、イワシ、イカ、カニなどもおすすめです。 お寿司を食べに行くときには、大型魚より小型魚を選ぶようにしましょう。 マグロは絶対に食べてはいけないわけではありませんから、週に1回程度に留め1貫や2貫程度なら許容範囲だといえそうです。 マグロなどの大型魚を食べた週は、ほかの魚介類も制限して調節してくださいね。
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