「大儀そう」という表現、正しく支えていますか? 「ウチの部長、病気になってから、座っているのも 大儀そうだよね」と同僚からLINEが届いたら? 違和感を感じる? 感じない? 【問題】 「座っているのも大儀そうだ」この文章は正しい? 誤り? 1. 正しい 2. 誤り 正解は? c Shutterstock. com c Shutterstock. com 1. 正しい スマホやパソコンで「たいぎそう」と打つと「 大儀そう」や「 大義そう」が候補に出てくるため、誤変換には要注意です。 「大儀」は本来、重要な式典のことで、のちに「大事なこと」や「面倒なこと」と いう意味が生まれました。 大事なこと。 「大儀の前の小儀」 (3)やっかいなこと。 また、そのさま。 おっくう。 めんどう。 「今から出かけるのは大儀だ」 (4)疲れなどのため何もする気になれないこと。 また、そのさま。 「すわっているのも大儀そうに見える」 (5)他人の労をねぎらうときに用いる語。 ご苦労。 (6)費用のかかること。 また、そのさま。 (ことばの総泉挙/デジタル大辞泉より) 【もっとことばの達人になりたいときは!】.
次の『羅生門』授業記録 2008年6月に実施した教材『羅生門』の研究授業の様子です。 (下線部をクリックすると分析箇所に飛びます。 小説をやるからいつもの「キーワード探し」は今回「心情表現」ということになりますね。 「心情表現」をどの段落からでも結構です。 片っ端から出してもらうことにしましょうかね。 それで授業の後半では、それをグループを作って、前半で「言葉のつながり」を一人ずつ考えもらっておいて、どの言葉とどの言葉が一見そうは見えないけれど実は繋がっていることをですね、みんなに公表してください。 最終的には班で一つずつ、最も重要なつながり、みんなに紹介したいつながりをですね。 考えてもらってそれを出してもらいたい。 また黒板の上に網の目のようにそのつながりを書いてみようと思います。 それでは、キーワード、心情表現を早速出してもらいましょう。 いつもの通りです。 (発表者をチェックするための準備を始める。 )それではどうぞ。 何ページ何行目かをしっかり言ってください。 ………はい、にやにやしてないで出してください。 それではS1君。 (眼があった生徒に指名) S1 えっと、三十四ページの…十三行目の「今までけわしく燃えていた憎悪の心」。 T さらにもうちょっと続けてご覧。 S2 「を、いつの間にか冷ましてしまった。 」 T そうそう「憎悪の心」が「生まれた」のと「冷めてしまった」のとでは反対の方向だからね。 だから打ち消しの言葉が含まれている場合は必ずその打ち消しの言葉を一緒に出すことです。 そう「憎悪の心」。 今まではけわしく燃えていた憎悪の心をいつの間にか冷ましてしまった…それは確かに重要な所ですね。 第四段の半ばぐらいになりますかね。 あっもう一つ忘れてた。 君たちのプリントはね、上半分下半分に書けるようになってますよね。 上半分はテンションが高いもので、下半分がテンションが低いものになっています。 私は板書は下上とか書いてたら書く場所がなくなるので大体真ん中あたりに書きます。 だから自分で考えながら、今のはテンションが低いと思ったら下、高いと思ったら上あたりに、君たちのプリントは余裕があるので、そういうふうに書くといいと思います。 はい「憎悪の心を冷ます。 」(板書する)長い文章の場合は私が縮めて書きます。 はい、他に。 はい、いいよ。 (挙手したS2を指名) S2 三十二ページの…。 T 三十二ページ。 S2 十一行目の…「六分の恐怖」 T その辺はまとめて出すといい、その辺に何かくっついているものない? S2 「六分の恐怖と四分の好奇心」。 はい、「六分の恐怖と四分の好奇心」。 三十四ページの十一行目。 最も重要な心情表現の一つですね。 第三段の真ん中あたりですね。 (板書する)……これぱっと見て気がつくことありませんか。 これおもしろい表現ですよね。 今、「その辺一体全部抜き出していいよ」って誘導しましたが、結構悩んでいると思います。 はい、他にいってみようか。 ………ねえ、本来反対の心情でしょう? 好奇心って楽しいときに使いますよね。 恐怖って何かな、いやなときの心ですよね。 ………あっ、漢字の間違いは一切気にしなくていいよ、これは難しい漢字がいっぱい出てくるので、読めないのがあっていいからね。 「その辺何行目あたり、先生読んで。 」でもかまいませんから。 (挙手したS3を指名) S3 三十一ページの十一行目の「恐る恐る」。 T 「恐る恐る」ね。 ちょっと弱気な表現だよね。 (板書)あっ、誰かが出してくれたものは鉛筆できゅっと丸しておいてくださいね。 なんだか気の弱そうな男という感じだね。 はい他に。 ……はい。 (挙手したS4を指名) S4 二十九ページの十五行目の「大きなくさめをして」 T 「大きなくさめをして」その辺にもっと心情表現ない?同じような…。 S4 「それから大儀そうに立ち上がった。 」 うん、「大儀そう」も出しておこう。 「大きなくさめ」というのも重要な表現です。 前に言いましたよね。 心情表現には二種類ある。 一つは「うれしい」「悲しい」直接的に心情を現すもの。 もう一つは「漁船が寂しそうに並んでいた」等に象徴されるような、君たちが中学の時に勉強したやつ。 情景描写でありながら、風景を表現したものでありながら、実はそれを見ている人の心を表したもの、これなんかも「大きなくさめをして」なんかも完全な心情表現ですね。 第二段の半ばぐらいかな…結構重要だよこれは。 (板書)はい他に。 (挙手したS5を指名) S5 三十五ページの十一行目の「冷ややかな侮蔑」。 T 三十五ページの十一行目の「冷ややかな侮蔑」。 いやその辺ほら、ワンセットのものは一緒に引っ張り出そう。 なにかセットになっているものはない? S5 「憎悪」?(「ぞうお」の読みに自信がなかったらしい) T 「憎悪」ね。 「前の憎悪が冷ややかな侮蔑と一緒に」。 はいこれは…第四段の半ばぐらい。 (板書)ちょっと短くしようか。 「憎悪と冷ややかな侮蔑」。 現段階では読めなくていいから恐れずに出して。 難しい漢字が結構たくさんありますから。 「憎悪の心と冷ややかな侮蔑」、これまた忙しいですね。 (板書を指さしながら)憎悪の心が冷めているのに、いきなりまた憎悪が復活してますね。 はい他に。 ………まだまだたくさんあるよ。 ちょっとちらっと見せようか。 (指導者のノートをちらっと見せる)まだまだ、はいっ。 (挙手したS6を指名) S6 三十六ページの十二、十三、十四行目の「勇気」 ほうほう「勇気」ね。 これは第五段に突入したところだね。 (板書)発見できた人いますかね。 はい他に…はい。 (挙手したS7を指名) S7 三十二ページの十二行目の「頭身の毛も太るように」。 T 「頭身の毛も太るように」。 これね「頭身の毛」つまり頭の毛が太ったら、頑丈になってぴーんと突っ立つそうです。 (板書)ものすごく頭にきた時か、ものすごく恐怖を感じている時とか、そのどちらかの表現ですね。 はい他に、はいっ。 (挙手したS8を指名) S8 三十二ページの三行目の「永久におしのごとくだまっていた」。 T 「永久におしのごとくだまっていた」。 ちなみにこれはどう?丸括弧つくつかない? …つまり主人公の表現だったらそのままでいい、主人公以外のものには丸括弧をしようということで、どっち?おしのごとく黙っているのは誰? S8 ………主人公じゃない。 T 主人公じゃないですよね。 死体ですよね。 死体出してもいいよ。 死体ともう一人登場人物いますよね。 まだ出てきてないけれど。 でもその人達の場合には丸括弧しようね。 (丸括弧付きで板書)不気味な雰囲気が伝わってきますよね、はい他に、はい。 (挙手したS9を指名) S9 「安らかな得意と満足」。 T はい、何ページ何行目ですか。 S9 三十四ページの十五行目。 T 「安らかな得意と満足」。 前に出てきたもののすぐ側ですね。 (板書を指さしながら)ここか。 (板書)…これはまた珍しくプラス方向の心情だな。 もうずっと暗い表現が繋がってますけどね。 何カ所かこういうキーポイントになるようなものがありますよね。 ほい他に。 (挙手したS6を指名) S6 三十五ページの十行目の「失望」。 T 「失望」、これも重要な心情ですよ。 第四段の半ばあたり「冷ややかな侮蔑」の直前だな。 ここらへんか。 (板書)…そうだなあ、第一段はあまりありませんが、このへん(板書の第二段あたりを指さしながら)何か残ってませんか。 (挙手した S10に指名) S10 二十七ページの三行目の「気味を悪がって」。 T 「気味を悪がって」。 これは丸括弧いるいらない? S10 いる。 T いります。 その他大勢の人々のね。 (板書)(板書「黙っていた」を指さしながら)さっきのこれと似ている。 背景はやはり一定の雰囲気だね。 暗い雰囲気。 はい他に。 (挙手したS11を指名) S11 三十三ページの十四行目。 「驚いた」。 T 「驚いた」。 これは? S11 丸括弧がいる。 T そうだね。 括弧がいる。 はい老婆が初登場です。 第四段の直後だな。 「驚いた」。 (丸括弧付きで板書)話が急展開ってところだね。 はい他に。 (挙手したS8を指名) S8 三十一ページの四行目。 「たかをくくっていた」。 T 「たかをくくっていた」。 第三段の頭ぐらい。 (板書)たいしたことなかろうって、これ死体が転がっているぐらいだから「たいしたことは無かろう」って書いているんですけどね、なかなか当時の時代状況のおもしろさを感じさせますよね。 「たいしたことねえやあ。 」と思っていたらどっこい…。 はい他に。 はい(挙手したS12に指名) S12 三十一ページの一行目の「息を殺しながら」 T 「息を殺しながら」。 (板書)…第二段ないかなぁ。 第一段にもまだありそうです。 (挙手したS4を指名) S4 「盗人になるより他に仕方がないということを積極的な肯定するだけの勇気が出ずにいた。 」 T どっかで見たやつだね。 後ろの方にも同じ言葉が出てきているね。 「勇気」という。 「積極的に肯定するだけの勇気が出ずにいた」。 「勇気」が出たのではないよね。 「勇気が出ずにいた」んだ。 第二段の真ん中あたりだな。 (板書しながら)本当は一文全部板書したいところです。 でも板書はたくさん書くことによってかえって見えなくなるものが出てくるからね。 だから最初はシンプルにしておきましょう。 「勇気が出ない」。 (板書の続きを書く)今彼が出してくれたところは全部大事なところです。 はい他に。 ………彼が今挙げてくれたところのすぐ側にもあるよ。 これまた重要に心情が。 (挙手したS4を指名) S4 二十八ページの七行目「雨の音を聞くともなく聞いていた。 」 T 「雨の音を聞くともなく聞いていた。 」いいよ、これなかなかいいですね。 (板書)…この辺これと似たような心情がかなりたくさん出てくる。 はい他に。 (挙手したS13を指名) S13 二十六ページの十二行目「ぼんやりと」。 T 「ぼんやりと」。 (板書)…はいその列の一番後ろの彼。 (挙手していたS14を指名) S14 二十八ページの三行目の「途方に暮れていた」。 T 「途方に暮れていた。 」これまた重要な心情です。 第一段だね。 (板書)はい他に。 それではさっき挙げていた…。 (挙手していたS9を指名) S9 「そこで下人は何をおいてもさしあたり明日の暮らしをどうにかしようとして、いわばどうにもならないことをどうにかしようとして、とりとめのない考えを辿りながら」 T 「そこで下人は何をおいてもさしあたり明日の暮らしをどうにかしようとして、いわばどうにもならないことをどうにかしようとして、とりとめのない考えを辿りながら」…「とりとめのない考えを辿る」と書こうか。 そこらへん一帯全部書いてもいいけどね。 (板書)…はい、いいよ。 (挙手していたS15を指名) S15 三十一ページの七、八行目の「この雨の夜に、この羅生門の上で火を灯しているからはどうせただの者ではない。 」 T 「どうせただの者ではない」「たかをくくる」の直後だね。 (「ただの者ではない」と板書)…これは心の中の言葉ではあるけれども、この人のね、これを頭の中で考えている人の緊張感が伝わってくるよね。 「これはただの者ではない。 」はい他に。 (挙手したS14を指名) S14 三十七ページの三行目の「かみつくように」 T 「かみつくように」…そう第五段はちょっと少なかったよね。 ほしいところだよな。 「かみつくように」(板書)…他に。 (挙手したS4を指名) S4 「あざけるような声」 T 「あざけるような」(板書)…『絵仏師良秀』に似てるね。 はい他に。 (挙手したS16に指名) S16 三十六ページの九行目の「冷然」。 「冷然として」五段の頭だな。 これも重要な心情です。 (板書)…はい他に。 (挙手したS14を指名) S14 三十七ページの十二行目の「つぶやくようなうめくような声を立てながら」 T これは条件は? S14 丸括弧。 T 丸括弧いるよね。 はい、老婆系です。 (板書)…はい他に。 (挙手したS8を指名) S8 三十七ページの七行目の「足にしがみつこうとする」。 T 「足にしがみつこうとする」これは丸括弧いらない? S8 いる T いるよね。 (板書)…まあ心情表現をどこまで入れるかというのは微妙ですけどね。 ただこれは老婆の必死な姿が伝わってきますから心情表現に入れてもいいと思う。 ただ、定義によるとは思うけどね。 はい他に。 ………さあ、もうそんなものかな。 最後にどうしてもというものがある人は。 よろしいでしょうか。 いけるかな、ちょっと確認するね。 ……まあほぼ大丈夫でしょう。 それではね、今から五十分まで二、三分、最後の確認を、一番大事な目的はこれだったね、(板書左端を指さしながら)言葉のつながりを探せ。 当たり前のつながりを発見するのももちろん大事だけれども、誰も気がついていないような秘密のつながり、私はこれを「忍者の隠し戸」と呼んでます。 ある文章のある部分をぽんと押したら、なんとまあ二ページ三ページ離れたところにある他の言葉に繋がっているようなものね。 そういうものを最終確認で探してください。 はい、二、三分。 必ず一人一個は見つけてください。 後で発表してもらうから。 班で話し合う時に。 (机間巡視1分程度黒板に戻って)…そうだなあ、この辺にまだあったかもしれないな。 (第三〜四段あたりに大きな丸を書く)…ただまだ出てないものを補って考えてもかまいません。 もちろん板書の中だけでも十分ですけど。 ……さあそれでは一個は見つけたね。 班に合体してもらいますのでね。 )席に着いたらやることを確認します。 まず一番、「自分の考えをそれぞれ発表する」(板書)。 それで、他の人のを書き留める。 ここが一番大事です。 下に感想を書く欄がありますが時間がないので、それぞれの発表を書き留めるだけでいいです。 どんどん発表していったら全部で二分ぐらいで終わるからね。 それで、誰が司会になっても、誰がしゃべり始めてもいいから、ここは他の班は気がついてないぞ、実は重要なのに、なにかおもしろいつながり、突拍子もないものでいいよ。 それはどこが繋がっているの?という 繋がりでいいのでそれを探してみてください。 はいスタート。 時間はちょうど11時まで。 8分ぐらい。 理由も考えてくださいね。 (班別活動開始。 机間巡視してアドバイスをする。 3分延長。 ) T はい、解体してください。 班の番号は窓側から1〜9班です。 単純に一班からいきますね。 それから、誰かが発表するときには、その人の発言を一字一句漏らさないように全力で聞くというのはね、大事です。 もう話し合いは諦めて、今出た中からどれでもいいから一つ選んで下さい。 S17 えっと、三十四ページの十四行目の「燃えていた憎悪の心」と三十五ページの十一行目の「前の憎悪」が繋がっていると思います。 T うーん、なるほど。 ここね。 (もとある板書に図示しながら)これをそのまま利用しますね。 「燃えていた憎悪」と「前の憎悪」、同じもの繋がりだね。 はい、第二班。 S18 えっと、二十八ページの七行目の「とりとめのない考え」と二十八ページの三行目の「途方に暮れていた」。 T 「途方に暮れていた」なるほど。 (もとある板書に図示)みんな安 全志向でいってるな。 これはどういう繋がり? S18 こころ。 T 「こころ」繋がり? S18 いや…、どういうことですか、先生。 T ああ、例えば反対の意味を持つとか。 S18 同じ? T ほぼ同じだな。 (板書にイコールを書き込む)…さあ、どこか驚かしてくれないかな、三班。 S19 えっとー、三十三ページの三行目の「悪に対する反感」と…。 (「悪に対する反感」は板書になかった) T おお、それを出してくれたんだな。 ちょっとまってね、追加しますね。 「悪に対する反感」というのは第三段の後半、この辺だな。 みんなに紹介しよう。 もれていたやつ。 それと? S19 三十六ページの最後の「意識の外に追い出されていた」。 T おお、それもまだ出てないよね。 S19 うん。 五段です。 まあ理由は言いたければ言うぐらいの感覚で行きましょう。 S20 いいですか。 二十八ページの「重たく薄暗い雲」と三十七ページの 「黒洞々たる夜」。 新しいもの繋がりだな。 いいですよ、そういうので。 はい、第二段の頭を皆さん見てください。 二十八ページ十二行目十三行目にかけてのところ、はい五班。 S21 二十九ページの十三行目の「勇気が出ずにいた」のところと三十六ページの十行目の「勇気が生まれていた」。 もちろんこれは、最重要ポイントの一つだ。 ちょっと時間がない。 S22 「息を殺しながら」と「恐る恐る」 T ああ、これは何繋がり? S22 同じ。 T 同じもの繋がりだな。 (板書に図示)…はい、ここ。 S23 「失望」と「冷ややか」。 T それは何繋がり? S23 (班員と相談しながら)同じ。 T うん。 こういう展開の矢印がいいか。 (板書に矢印を書きながら)発展しているから。 でもほぼ同じものだな。 「侮蔑」という画数の多い言葉がくっついているから。 発展している。 はい、それではラストになるかな。 ああ、そこか、八班。 S24 えー、二十九ページの「盗人になるより他に仕方がない」というところと、三十六ページの十二行目から「勇気」。 ああ、それは何繋がり?自分なりでいいよ。 「盗人になるより他に仕方がない」は第二段だな。 (板書しながら)これも新しいもの繋がりか。 (指導者は前に省略した言葉であることを忘れている) 何種類かの「勇気」が合体しているんだよね。 なかなかいいポイントですよね。 「老婆を捕らえた時の勇気」、だからこの辺に(第三〜四段あたりを指さしながら)はっきり勇気とは書いてないんですけど、丸括弧「勇気」があると言うことだな。 「勇気」という言葉そのものは出てこない。 「勇気」らしいものがあって、それがここと繋がっている。 あとは一番最初の「勇気」とそのままつなげてもいいよな。 ……(学習者の席の方に移動しながら)どんなふうになってます?離れてみないと私にもわからない。 ああ大部そうだな。 近いところにある同じもの繋がりと、遠いところにある逆に繋がったり同じものが復活したりとか、そういう繋がりがいっぱいあるよね。 しばらく消えていた心情とかが、最後の最後になってまた浮かび上がってきたりとかね。 おもしろいでしょう、この人は。 それで最後に後3分。 これを心情グラフにしてほしいんです。 もう君たちに配ったこのプリントにガギゴギガギゴギと書いていいです。 テンション低いところは低い感じで、高いところは高い感じで自分で書いた文字の上に書いていいから、だーっと線を引いて。 意味わかる?もう汚くしてかまわないから。 明日からまた、今度は丁寧に第一段から分析していきます。 それはあくまでも練習だからね。 途中までガイドラインを引こうか?「途方に暮れていた」「重たい雲」「勇気が出ない」「聞く ともなく聞いていた」…この辺に難しい漢字のたぶん避けたものが「同じ場所を低回する」というのがある。 はい、というわけでこの辺はこういう感じ。 (黒板第一段〜第二段の下の方に、赤いチョークで太い波線を書く。 )こっから、つなげてみよう。 最終的にはある動物が浮かんできます。 (机間巡視して指示)教科書は見なくていいよ。 文字そのものを見ればいい。 …はい後1分。 もうこれを紹介しましょうか。 (一番前の席にいたS25のものを皆に紹介しながら)私のもこれとほぼ一緒です。 見ていくよ。 (黒板に大きく赤線を引きながら)「息を殺しながら」「恐る恐る」、「ただの者ではない」、「好奇心」はテンション高いよね、「恐怖」は低いけど、ここは難しい心情だね。 あとでゆっくりやりましょう。 不思議な心情です。 高いのか低いのかよくわからない。 「あらゆる悪に対する反感」これが出てくれたおかげで助かった。 もっとシンプルにいこうかね(赤線を伸ばす)。 「安らかな得意と満足」の後「冷ややかな侮蔑」「冷然として」、そしてその後「あざけるように」「かみつくように」と「かみつく」わけですからこんな感じで(線の末端に牙と角のある動物の頭を描く)。 これなんだ? S25 龍。 そういえばどこかの人の名前の中に龍がある。 はい今日はこれで終わりです。 (一同礼して終了).
次の「大儀そうに」の意味 「大儀そうに 読み方:たいぎそうに 」は、いかにも面倒で厄介なことをやる雰囲気を出している時や、いやいややっている時の様子を意味します。 一般的には 「面倒くさそうに」という意味で使います。 羅生門での「大儀そうに」の状況 羅生門で「大儀そうに立ち上がった」という表現がありますが、この時、下人は、非常に追い詰められていて、生きるためには、盗人になるしかありませんでしたが、だからといって積極的に盗人になる勇気も持てないという状況でした。 そういった心理状況から「大儀そうに立ち上がった」と表現されています。 ですから、ここでは、「気力が湧かず、迷いの気持ちがある」というニュアンスが含まれるかと思います。 大儀とは? ちなみに、「大儀」とは、元々は、即位式や朝賀 ちょうが など、 朝廷で行われる最も重要な儀式を意味する言葉です。 「大儀そうに」の例文 確かに、いつも苦労するよね。 ただ、経理の人は、 大儀そうに仕事をした方が、みんな会社のお金を使いづらくなって、経費削減になるという話もあるみたいだよ。 という感じで「大儀そうに」は使われたりしますが、他にもこういった使い方があります。 「大儀そうに」の例文1 「夫が家事を手伝ってくれることはほとんどなく、何度かお願いしたら 大儀そうに手伝うぐらいだ。 」 夫は外で仕事をすれば十分だと思っている男性は、家事をすることが、本当に面倒だと思いがちです。 それでも、しつこくお願いしたら、手伝ってくれるかもしれませんが、大儀そうにされると、奥さんとしては、逆にストレスが溜まってしまうかもしれませんね。 「大儀そうに」の例文2 「役所へ行って手続きをしようとしたが、窓口の人が 大儀そうに仕事をするので腹が立った。 」 役所に行ったら、大儀そうに対応をされて、嫌な思いをする人も少なくはないのではないでしょうか? もちろん、サービス業ではないとはいえ、あまりにも大儀そうに対応をされると、腹が立ちますよね・・・ 「大儀そうに」の例文3 「寝ていた父に一緒に遊ぼうとお願いしたいところ、父は 大儀そうにベッドから起き上がった。 」 お父さんは、平日は、仕事を一生懸命がんばっていますから、休日になったら、ゆっくり休みたいものです。 お子さんとしては、休日だからこそ、一緒に遊びたいと思うかもしれませんが、仕事の疲れが溜まっていると、大儀そうに行動してしまうことも多々あります。 しかし、そこは暖かい目で見て上げましょう。
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