正常な基礎体温の人は低温期と高温期に分かれています。 生理周期によって違うので個人差はありますが、低温期と高温期はそれぞれ14日前後です。 一般的に36. 高温期の1~3日前が排卵日です。 高温期が終わり、低温期になると生理が始まります。 綺麗に二層になっていない場合や、低温期や高温期のどちらかが長すぎたり短すぎたりすると、排卵が起こっていなかったり、ホルモンバランスの崩れ等を知ることが出来ます。 基礎体温が低い場合は妊娠を疑ったほうが良い? 睡眠不足になると自律神経が乱れます。 自律神経が乱れると代謝が悪くなります。 朝起きて疲れが取れていないという場合には、ますます血行が悪い状態が続きます。 この悪循環を断つためにも睡眠をたくさんとって体を休めるようにしてください。 良質な睡眠をとるために、食事は寝る3時間前までに済ませ、入浴は2時間前までに行い、寝る前にはストレッチを行いましょう。 いくら体を温めると言っても、寝る時に靴下を履くのはやめましょう。 靴下を履いて寝ると血行が悪くなるのでおススメしません。 また、厚着をして寝ると圧迫感をか感じたり、寝返りしにくく結局浅い睡眠になってしまうので、寝るときはあまり厚着しすぎないのもポイントです。 禁煙する.
次の基礎体温って何? そもそも基礎体温とは何なのでしょうか。 女性は月に1度生理になります。 生理周期は25日〜35日と個人差がありますが、一般的には生理開始日を1日目として、28日で1周期と考えられます。 1回の生理周期の中でも月経期、卵胞期、排卵期、黄体期と4つに分けることができます。 そして月経期から卵胞期までが低温期、排卵期から黄体期が高温期とされています。 この低温期と高温期の体温差は0. 3〜0. 5度程度と僅かなのですが、これを計り続けることで、以下のような女性にとってはとても大切なことがわかります。 1 自分の生理周期がわかることで次の生理を予測できる 2 妊娠しやすい時期を予測することができる 3 きちんと排卵しているかわかる 4 ホルモンがきちんと分泌されているかわかる 5 妊娠の可能性を知ることができる 測った基礎体温は折れ線グラフにして表にします。 そうすると、ホルモンや排卵が正常だった場合には、生理が始まってから低温だった体温が、排卵日にはグッと下がってそこから高温期になり、生理目前になると体温が下がっていることがわかります。 基礎体温は妊娠を望む人が排卵期を知るために付けることが多いです。 不妊治療を始める場合には2〜3か月分の基礎体温を持って行くといいですよ。 測っていない場合にはまずは基礎体温を測るように言われるので、基礎体温は測っておくのがおすすめです。 正しい基礎体温の測り方 基礎体温は毎日測る必要があります。 そして低温期と高温期の差は0. 3〜0. 5度程度しかありません。 なのできちんと測らないと正しい体温がわからないのです。 体温を測るには婦人体温計というものを使います。 婦人体温計は小数点第2位まで測ることができます。 風邪をひいたときの体温計は小数点第1位までですよね。 代用はできないので必ず婦人体温計を購入しましょう。 そして、基礎体温は目覚めた後、すぐに測ります。 最も安静にしているときの体温を測りたいからです。 できれば、毎日同じ時間に測るとより正確に記録することができます。 体を動かしたりあくびをすると体温が変わってしまいます。 体温計は枕元に置いておき、起床後横になったまま測れるようにしましょう。 体温計は口に入れて舌の下で測ります。 そのとき舌の下にある付け根に当たるように入れましょう。 低温のまま妊娠することはある? 基礎体温は排卵後高温期に入り、妊娠するとそのまま高温が継続します。 それは排卵が起こると黄体ホルモンというホルモンが分泌され始めるからです。 このホルモンは受精卵が育つために必要で体温を高くする働きがあります。 妊娠していないときには受精卵を育てる必要がなくなるので、分泌が減り体温は低くなります。 そして生理が起こるのです。 ということは低温のままだと妊娠しないということなのでしょうか。 低温のままということは、排卵して黄体ホルモンが分泌されていないと思われます。 そのため普通なら妊娠はしていないと考えられます。 しかし、必ずしも低温だから妊娠していないというわけではありません。 基礎体温が低温のままでも妊娠している可能性はあります。 妊娠しているのに基礎体温が低温のままという場合には以下のような原因が考えられます。 1 そもそも基礎体温が低く、高温期と低温期の差があまりない 2 口を開けて寝ているため、口の中の温度が下がっている 3 疲れやストレスでホルモンバランスが乱れている 基礎体温は低温期と高温期の差が0. 3〜0. 5度しかありません。 そのため測り方によっては誤差が生じてしまいます。 測る時間が違う、お酒を飲んだ、夜更かしをした、疲れがたまっているといったちょっとしたことで基礎体温は変わってしまいます。 なので、妊娠をしていても低温のままということもあり得るのです。 低温期なのに生理がこないのはなぜ? 低温期になっているのに生理が来ないと不安になってしまいますよね。 生理予定日から1週間過ぎても生理が来ない場合には1度妊娠検査薬で検査をしてみましょう。 前章でお話しした通り妊娠している可能性もあるからです。 しかし、低温期のままというのは生理不順も考えられます。 生理周期は毎月きっちり同じという人はいません。 普通でも4日程度前後することはあります。 そしてストレスや寝不足でホルモンバランスが乱れると生理周期は大きくズレることがあります。 そのため生理不順により、排卵していないため低温期が続いているのかもしれません。 何周期も低温のまま生理になる、生理周期のズレが大きい場合には基礎体温表を持って婦人科を受診しましょう。 無排卵やホルモンバランスが乱れているかもしれません。 まとめ 妊娠希望でない場合でも自分の基礎体温は女性なら知っておきたいものですね。 2〜3か月つければ大体自分の体のリズムというものがわかりますよ。
次の日本産婦人科専門医。 2008年東北大学医学部卒。 初期臨床研修を終了後は、東北地方の中核病院で産婦人科専門研修を積み、専門医の取得後は大学病院で婦人科腫瘍部門での臨床試験に参加した経験もあります。 現在は... 妊娠を希望している女性にとって、自分の体が妊娠しやすい状態かどうかは気になりますよね。 まずは基礎体温表をつけてみて、体のコンディションをチェックしてみましょう。 今回は、妊娠するために理想的な基礎体温表のほか、4つのタイプ別にどんな不調が隠れているか、妊娠している可能性があるときのグラフはどんな状態かをご説明します。 そもそも基礎体温とは? 基礎体温とは、運動や食事、感情の起伏などの条件を除いた体温のことです。 少し動いただけでも体温は上昇してしまうので、寝起き直後の一番安静な状態にあるときに、起き上がらずに測りましょう。 基礎体温の計測には、小数点第2位の単位まで測ることができる「婦人体温計」を使います。 枕元のすぐ手が届くところに置いておき、目が覚めたらトイレなどに行く前に、舌の下に入れて基礎体温を測ります。 関連記事 基礎体温のタイプ別に不調をチェック! さっそく基礎体温表をつけてみたけれど、理想的な形のグラフにならない…という人は、もしかすると妊娠しにくい体の状態になっているかもしれません。 低温期が長く、高温期が短い 排卵後に分泌される黄体ホルモン(プロゲステロン)には、子宮内を妊娠しやすい環境に整える役割があります。 プロゲステロンには体温を上昇させる作用があるため、排卵後に基礎体温が上がって高温期が訪れます。 高温期が10日以上続かないということは、黄体機能が低下していて、プロゲステロンの分泌量が早く減少してしまっている可能性があります。 そのため、月経による出血のタイミングが早くなることもあります。 生殖器や子宮内膜が冷えて血流が悪い状態が続くと、妊娠しづらい、流産しやすいといったリスクがあります。 冷えを予防する食事や半身浴などで体を温めて、体質を改善していきましょう。 関連記事 4. 一相しかない(高温期であるはずなのに体温が低い) 本来であれば高温期であるはずの時期に0. 3度以上の体温上昇が起こらない場合、卵胞が黄体へと変化しておらず、プロゲステロンが十分に分泌されていないことが考えられます。 人によっては、高温期と低温期の差がほとんどなく、一相だけのグラフになってしまうこともあります。 この場合、子宮内膜に対するプロゲステロンの作用が少なく、受精卵が着床するために必要な子宮内膜の状態を保つことができません。 また、生理が起きていても、排卵が起こっていない「無排卵月経(無排卵周期症)」の可能性もあります。 生理不順になりやすく、不妊につながる恐れがあるので、早めに婦人科で相談しましょう。
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