士「やっぱりここはネガの世界だ…」 見た目は夏みかんがいた世界と何ら変わりはない。 だが行き交う人からは怪人の顔が浮かび上がり、人間はただの一人もいない。 間違いなくここはネガの世界だった。 女「キャー!!ひったくり!!!」 後ろから女の声がした。 振り返ってみると黒マスクに黒サングラスといかにも悪い男がバックを抱えながらこちらに向かってくる。 士「ったく。 どこの世界にも愚かなやつはいるもんだな。 」 俺は男が俺の横を通りすがる直前に足を横に出した。 男「うぉっ?!」 男は案の定俺の足に引っかかり、盛大に転倒した。 そして転倒した男の背中を思いっきり踏みつける。 男「いでででででで!!」 士「これに懲りたら盗みなんて二度とやるな。 ろくな奴にならんぞ」 俺は男が落としたバックを拾い、あとから追いかけてきた女に返してやった。 男は「ちくしょう、覚えてろ!」と言いながらいつの間にか逃走した。 女「ありがとうございます!!あの…とてもお強いんですね。 」 女の出で立ちをよく見てみると、明らかに上流家庭の育ちだというのがわかった。 高級そうな服を着ており、手に持ってるバックも革製で明らかに高いものだ。 今後継者を探してて…よかったら私の婿になって資産1兆円を継いで貰えませんか?」 士「い、一兆円…」 俺は突然の出来事に目眩がしてきた。 が、これはこの世界のひとつの特徴である。 この世界では俺にとって都合の良いことしかおこらないようになっているのだ。 士「悪いな。 俺にはやるべきことがある。 」 そう言って俺はとりあえずこの場をあとにした。 特にこれといった収穫もなくおれは光写真館に戻った。 ユウスケ「お、おかえり士。 まだすき焼き残ってるぞ。 」 俺はとりあえず椅子に座り、まだ残っているすき焼きを食べることにした。 夏海「ところで士君。 やっぱりここはネガの世界なんですか?」 士「そのようだな。 見かけは夏みかんが元いた世界に似ているが、道行く人全員怪人だった。 」 俺はすき焼きを食べながら、この世界と鳴滝が言っていたことについて考えてみた。 ここは紛うことなきネガの世界だ。 じゃあやっぱり俺はネガの世界の住民なのか。 でもそれじゃあ俺が「破壊者」と言われる理由は… ユウスケ「そうだ、士。 写真撮ってみたのか?お前の世界ならピンぼけしないで映るんじゃないか?」 士「あ。 」 俺としたことが盲点だった。 俺はテーブルにあったカメラを手に取り、写真を撮る準備をする。 そのとき、光写真館の扉が開く音がした。 栄次郎「あ、いらっしゃい。 写真を希望で?」 ?「そうだ。 この天才を後世に語り継ぐために取っておきの1枚を頼む。 」 そう言って入ってきたのは… 士「おまえは…たしか…」 音也「100年、いや、1000年に1人の逸材、紅音也だ。 」 そう言って、音也はユウスケの取り皿にあった肉を1枚つまみ食いした。 ユウスケ「あっ…」 音也「うーん。 うまい。 じいさん料理の腕もあるんだな。 素晴らしい。 」 褒められたじいさんは「えへへ」と素直に喜び、隣で肉を取られたユウスケは素直に凹んでいる。 士「今更何をしに来た。 紅音也。 」 音也「さっき言っただろう。 写真を取りに来たんだ。 そうだ、せっかくだからお前に撮ってもらおう。 この1000年に一度の天才を取らせてもらうんだ。 光栄に…」 士「ならさっさと写真撮って帰ろ。 目障りだ。 」 音也「全く。 粗暴なやつだ。 」 そう言って音也は絵の前に立ち、バイオリンを手に取る。 音也「さぁ、思う存分取りたまえ。 」 栄次郎「さ、笑って笑って!」 気がつけばじいさんは既に撮影器具を準備しており、写真を撮っていた。 ユウスケ「いいですねー。 じゃ、違うポーズお願いします!」 先程肉を取られたユウスケも元気に声を出している。 仕方がなく、俺もカメラを手に取り、何枚か写真を撮ることにした。 音也「うーーん。 そこの女。 なかなか見所があるな。 一緒に写って貰えないだろうか。 」 夏海「え?私ですか?」 褒められて素直に喜んだ夏みかんは途中から音也と一緒に撮影することになり、お姫様抱っこをされたり等、様々なポーシングで写真を取られていた。 俺も何枚か夏みかんと音也のツーショットを撮る。 撮影も終わり、俺は撮った写真を確認するべく別室に移動した。 撮った写真を全て水に浸し、出来を見てみる。 音也が1人で写っている写真。 これは一切ピンポケせず、良い写真となっていた。 士「なかなかいいできだ。 やはりここは俺の世界なのか…」 そして夏みかんと音也のツーショット。 士「これは…」 音也は先程と変わらずピンぼけせずに取れていた。 しかし夏みかんが写っている場所だけ、前回ネガの世界で撮った写真のように色が反転している。 音也「うん。 なかなかいいできだ。 貴様に頼んで正解だったようだ。 」 後ろから突然音也が現れ、写真を2枚撮った。 音也「この2枚なんか特にいい。 きめた。 この写真を貰うとしよう。 」 そうして音也は音也が写っている写真を1枚と、夏みかんとのツーショット写真を1枚手に取りポケットに入れた。 士「おい、おまえいったい何者なんだ。 」 音也「だから言っただろう。 1000年に1人の逸材だと。 」 そう言って音也は部屋をあとにした。 部屋に戻ると音也は何故かじいさんと仲良くなっており、すき焼きを御馳走されていた。 栄次郎「おお、士君。 よかったね。 君の写真を買ってくれるそうだ。 」 じいさんはいつになくご機嫌で音也と肩を組みながらコーヒーを飲んでいた。 音也「そうだ。 じいさん。 写真撮ってもらってからで悪いんだが。 あいにく俺は今日お金を持っていない。 そこでだ。 」 音也は立ち上がり置いていたヴァイオリンのケースからヴァイオリンを取りだした。 音也「じいさん達のための特別コンサートを開いてやる。 喜べ、俺の演奏は数百万円の価値がある。 」 そして音也はヴァイオリンのチューニングをし、ヴァイオリンを弾き始めた。 曲は音也が初めて俺たちの前に現れた時に引いていたやつだった。 演奏が始まった途端、光写真館一帯は音也の世界となった。 ユウスケやじいさんや夏みかんは目を閉じながら気持ちよさそうに聞いている。 ヴァイオリンひとつで自分の世界を確立できる音也に俺は嫉妬を覚えてしまった。 ユウスケ「ブラボー!!!」 曲が終わった途端、ユウスケは大袈裟に立ち上がり、拍手をした。 栄次郎「いやいや素晴らしい演奏だったよ。 」 音也「おほめに預かり光栄だ。 」 夏海「こうやってちゃんと聞いてみると…1000年に1人の天才って、大袈裟じゃないんですね…」 音也「この演奏の素晴らしさがわかる貴女も素晴らしい。 」 音也は大袈裟にお辞儀をした。 ユウスケ「ほら士。 お前も一言くらい感想言ったらどうだ。 」 おれはユウスケに感想を振られたので仕方なく感想を言うことにした。 士「…凄かった。 まるでヴァイオリンひとつで自分の存在を確立しているようで…確かにさっきまでここはお前の世界だった。 少し羨ましいよ。 」 ユウスケと夏みかんがポカーンとした表情でこちらを見つめる。 士「どうしたお前ら。 」 夏みかん「いや、思いのほかちゃんとした感想が帰ってきたので…」 ユウスケ「振っておいてなんだけど俺も驚いている…」 士「お前ら俺をなんだと思っているんだ」 まともに感想を言ってやったのにこいつら… 音也「まぁまぁ落ち着きたまえ。 門矢士。 しっかり感想を言ってくれたご褒美にヒントをやろう。 」 音也はヴァイオリンをケースにしまい、肩にかけた。 音也「まずひとつ。 ここは間違いなくお前の世界だ。 」 そして懐から2枚の写真を取り出す。 音也「なぜ俺はピンぼけぜずに写すことができ、そこの女は色が反転して写っているのか…ここがお前の世界であり、そこの女はこの世界の住人ではない…正確にはこの世界の反対側に位置する世界の人間だからだ。 」 やっぱりここは俺の世界… 音也「そしてもうひとつ。 お前はこの旅の中で、お前が何者なのかという答えのひとつにたどり着いているはずだ。 」 俺が何者なのかの答え… 士「大ショッカーの首領…だったことか。 」 音也「ご名答。 」 音也は俺に指を指してきた。 音也「だがその正体は厳密に言えば『お前であってお前ではない』それだけ言っておくよ」 そう言って音也は光写真館を後にした。 光写真館にはしばらく沈黙が流れた。 ユウスケ「ここが本当に士の世界…だったのか。 」 夏海「でも士君であって士君では無いって…一体どういうことでしょう…?」 俺は椅子に座り込み頭を抱えた。 俺であって俺ではない…じゃあ本当の俺は…? 士「俺は…偽物ってことか…」 そのとき、絵の前にモヤが発生した。 鳴滝「ようやく自分自身が偽物だと自覚したかディケイド。 」 士「鳴滝…!」 鳴滝「ついにお前に真実を語る時が来た。 」 そして鳴滝は絵の横の鎖を思いっきり引っ張った。 そして俺たちの目の前に新たな絵が現れた。 士「この絵は…」 逃げ惑う人々。 そしてそれを追う無数のショッカー戦闘員や怪人。 そしてその中心には… 夏海「この真ん中のライダー…ディケイド…」 鳴滝「そう。 ここは『ディケイドの世界』。 だがお前はここの世界の住人じゃない。 」 そうして鳴滝は手を前に出した。 するとライドブッカーから何枚かのカードが飛び出し、鳴滝の手元に行った。 それはブランクカードとなっていた計18枚のカードだった。 そのカードは鳴滝の手元に行くと、それぞれの仮面ライダーの顔を映し出し、正式なカメンライドカードとファイナルアタックカードとなった。 鳴滝「お前はこの世界で自分が何者なのかを知らなければならない。 そして今度こそお前の旅は終わりを告げる。 」 そして鳴滝の後ろにモヤが発生した。 鳴滝「ディケイド。 最後の旅を楽しむがいい。 」 そして鳴滝は消えていった。 士「俺が何者なのか…」 俺はドライバーとカメラを持ち、光写真館を飛び出した。 俺が何者なのか…今度こそわかる。 俺は不安と一欠片の興奮を胸に光写真館をあとにした。
次の概要 [ ] 日本特有とも言えるという映画ジャンルにこだわり、実写映像を使用せず全編をCGにより作成した作品。 「すべての人類が楽しめる娯楽映像作品」を目指し、の手作り感と時代の雰囲気を出すため、独自開発の「粟津フィルター」により上映フィルム感を高めている。 作品の時代設定である「昭和百年」に合致したの世界が描かれている。 自主制作のため上映時間は25分の短編。 映像部分は監督の粟津順が一人で大部分を制作している。 粟津は映像プロダクションにCGデザイナーとして所属していたが、自身の手で作品を創作したいという考えから会社を辞し、2年4ヶ月を費やして本作品を完成させた。 ストーリー [ ] 昭和百年 、近未来ではあるがどこか古きよき昭和の面影が残るもう一つの日本。 世界人口は100億人を超え、IMDO(国際火星開発機構)による国際規模での宇宙開発事業「計画」が行われていた。 ある日、火星から帰還途中の宇宙輸送船「いざなみ」が東京に墜落し、積載されていた宇宙怪獣ネガドンが出現、東京の上空を我が物顔で浮遊する。 都民が疎開した無人の東京でTVでネガドンにより街が破壊される様を見、10年前の事故で愛娘・恵美を失い世を捨てた伝説のロボット工学の権威・者楢崎龍一は「ロボットが人類のために活躍する未来を創る」という娘との約束を守るため、未完成の人間型汎用歩行重機「MI-6二号試作機」に乗り込んでネガドンと対峙する。 防衛軍の吉澤政次はネガドンの前に立ち塞がった巨大ロボットが「MI-6二号試作機」だと気づき、操縦席にいる恩師に連絡を取って必死に制止するが、既に覚悟を決めた楢崎は家族を連れて避難するように吉澤に告げて通信を切った。 かくて巨大ロボットと宇宙怪獣との死闘の火蓋が切られたのだった。 登場怪獣・メカニック [ ] 惑星大怪獣 ネガドン [ ]• 全高:100メートル• 体重:3万トン• 最高速度:時速120キロ 火星の地中に埋まっていた。 古代遺跡の中で繭状の状態になって眠っていたが、火星テラフォーミング計画に伴い火星の両に投下されたの爆発によって地表に露出し、「いざなみ」によって地球に運ばれた後、異常高温で「いざなみ」を墜落させて東京に出現した。 出動したの攻撃を受けるも無傷であり、その後楢崎の乗るMI-6と交戦する。 の29. 97倍の硬度を持つ超硬質外骨格で覆われた褐色ののような体をもち、クラゲの触手がある部分に、先端に放電づめと毒づめのついた3本の触手状の腕と、ぶくろ・反重力放出孔と重力スタビライザーを内蔵した3対の脚を有し、つねに飛行している。 また、胴体中心部に産卵管を、胴体の頂部にモノアイ状の12次元複眼をもつ。 なお、この複眼は攻撃を受けた際などには格納することが可能。 攻撃手段としては、放電づめから発せられる黄色の稲妻状の「反重力殺人光線」の他、胴体内に収納されている器官から発射される鞭のようにしなる赤色の「ネガドニューム殺人熱弦」や、脚の内部組織が展開された状態で発射される高威力の青色光球「プラネット殺人大電離球」などがある。 また、全身を覆うバリアを展開することも可能。 MI-6(ミロク) [ ]• 身長:50メートル• 体重:2万トン• 最高飛行速度:マッハ23 楢崎歩行重機研究所が開発した世界最大の人間型汎用歩行重機()。 動力源はを用いる最大出力100万馬力の。 地上・海・宇宙などの広範囲で使用されることを想定して開発されたもので、一号機と二号機が存在する。 一号機は開発中のに事故を起こし、その事故で楢崎の娘・恵美が死亡してしまったため、その後楢崎はロボット開発から身を引いていた。 しかし、ネガドン来襲を受けて「ロボットが人類の為に活躍する未来を創る」という恵美との約束を果たすため、楢崎は密かに建造していた二号試作機に搭乗してネガドンに戦いを挑む。 一号機の装備は不明だが、二号試作機は右腕にハイパーコーティングされた高密度硬質超合金製の超硬質超合金(硬度はダイヤモンドの30倍)が、左腕にハイパワーハンド・超合金ブレード・高性能小型ロケットモーターから構成されるが装備されている。 このドリルは回転によってネガドンの殺人光線をはね返すことも可能。 また、腕部や脚部は分離装置によって任意で切り離すこともできる。 背部には大型のロケットエンジン2基を有し、短時間の飛行のほか、を突破して大気圏を離脱することすら可能であり、宇宙空間でも活動に支障はない。 劇中では東京湾内に建造されていたカタパルトから発進した。 その他のメカニック [ ] いざなみ 日本籍の原子力。 型式番号MI-5II。 火星の地下鉱物資源の輸送のために建造され、に進宙した。 主翼・エンジン・貨物室などを備える本体の前部に、独立したコックピットと思しき部位を備えている。 本体後部に装備された4基のメインエンジンの他に、胴体下部の貨物室脇にの様に稼動するエンジンポッドを有しており、を行うことが可能。 8度目の地球への帰還の際に発掘されたネガドンを輸送し、7月7日にの第7宇宙空港に入港する予定だったが、同日午前6時39分に目覚めたネガドンによる物と思われる異常高温によって日本上空の軌道上で爆発し、第25区 に墜落した。 なお、同型船の「いざなぎ」も存在していたが、付近で行方不明になっている。 HHF-1 ロケットの燃料補給などを目的としてIMDOが建造した。 乗員総数は1万人で、リング型の居住区画を持つ。 冒頭に姿のみ登場。 かぐつち IMDOが火星テラフォーミング計画用に開発した爆弾投下。 上を周回しており、内部に期のを転用した熱核爆弾を内蔵している。 火星テラフォーミング計画の第一段階として、昭和百年1月10日に火星の南北両極冠に熱核爆弾を投下し、極冠内で凍結していたとのうち約73パーセントを融解・蒸発させた。 防衛軍の主力。 実在する機体。 東京に出現したネガドンを2度に渡って攻撃し、有効打こそ与えられなかったものの2回目の攻撃ではMI-6の危機を救う活躍を見せた。 防衛軍の。 実在する車両。 付近でネガドンを迎撃するが効果はなく、反重力殺人光線による反撃を受けて全滅した。 防衛軍の地対地ロケット弾。 実在する兵器。 74式戦車とともにネガドンを攻撃したが、効果はなかった。 スタッフ [ ]• 原作:粟津順• 脚本:粟津順• 監督:粟津順• 音楽:寺沢新吾• 独唱:• 音響効果:寺沢新吾• ゲストCGアーティスト:宮原眞• キャスティングコーディネート:矢野剛• デザイン協力:大石麻紀子 キャスト(声の出演) [ ]• 楢崎龍一 - 清水大• 吉澤政次 - 笹原琢磨• 楢崎恵美 - 湯本あかね• テレビアナウンサー、ナレーション - 出版物 [ ] DVD [ ]• 惑星大怪獣ネガドン(、 MZDV-0007)• 監督インタビュー、メイキング、短篇CG作品『』『』などの映像特典を収録、ライナーノーツを同梱。 出典 [ ].
次の写真用語の場合、基本的には、ネガは陰画、ポジは陽画と言う意味です。 陰画 ネガ は、実際の明暗とは逆になっている画像をさします。 明るい所が黒く、暗い所が白い画像です。 一般的にはネガフィルムと呼ばれるフィルムで撮影して現像すればこの画像になります。 これを焼き付けすると、明暗が反転して正常な明暗、つまり明るい所が白く暗い所が黒くなっている画像が出来ます。 これが陽画 ポジ です。 ですので一般的な写真プリントは全てポジと言う事になります。 ただ、一般用語として良く使われるケースではフィルムをさす事が多く、ポジと言えばリバーサルフィルム 現像済みフィルムの状態で陽画になっていて透かして鑑賞するタイプのフィルム の事を言い、ネガはネガフィルム 現像済みフィルムの状態で陰画になっていてそのままでは鑑賞出来ず、プリントを作る為のフィルム の事を言う場合が多いです。 人の性格を表す言葉にも、ポジティブやネガティブと言う言葉が使われますが、基本的にはそれと同義語と考えて良いです。 基本的に正常な明暗の物をポジ、明暗が目で見たのと逆になっている物がネガです。 フィルムの事をさす場合は、ネガフィルム、ポジフィルムと言う方が無難ですね。 ご存じのように、写真にはカラーとモノクロの写真があります。 それぞれ印画紙に焼き付けるのですが、そのもとになるのが現像済みのフィルムです。 この現像済みの状態で、光にすかしてみたときに、そのままの状態で鑑賞できるフィルム(もちろん小さいのでルーペやスライドプロジェクターが必要)がポジ(フィルム)です。 今は販売されていませんが、モノクロのポジもあったようです。 これを陽画ともいいます。 一方、光ですかしてみたときに、そのままの状態では鑑賞できないフィルムがネガ(フィルム)です。 カラーネガフィルムなら、茶色っぽいフィルム。 それと現在のモノクロフィルム全部です。 これが陰画とよばれます。 余談ですが。 フィルムは使用目的によって使い分けるといいでしょう。 ポジは、スライドプロジェクターで投影したり、印刷物に適しています。 ネガは、プリントに適しています。 もちろん、ポジからもプリントできるんですが。
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