クックパッドでレシピの投稿を始めてから約9年が経ちました。 このレシピ本は、つくれぽ数が多かった順にランキング方式でレシピを紹介する、いわばベスト本のような1冊になっています。 今回の撮影では、朝9時半から15時までの間に22品の料理を作ったのですが、その際、立ち合ってくださったスタッフの方たちに、「作るのが早い!」と驚かれました。 自分では手際が悪いほうだと思っているんですが、やはりそこは主婦歴20年、毎日の食事作りの中で身に付けた私なりの「段取り術」があるようです。 そこで今回は、私が 普段から実践している「段取り術」についてお話してみようと思います。 我が家の基本の夕飯は、 主菜、副菜2品、サラダ、味噌汁、ごはんの一汁三菜+サラダです。 キッチンに立っている時間はいつも 1時間ほどでしょうか。 この品数の中には作りおきしている煮卵やきんぴらも含まれているので、毎日この品数を作っているわけではないですよ(笑)。 夕飯の時間は、主人の帰宅時間に合わせています。 その時間に出来立ての食事を食卓に並べられるように計算しながら夕飯作りがスタートします。 まずは、その日使う野菜を全て切ります。 その後、調味料を合わせていきます。 煮込むものがあればその間に煮込み、サラダの盛り付けを終わらせます。 お肉などは衛生面を考えて、なるべく最後に取り出すというのが定番の段取りになります。 このときのポイントとしては、 切った食材や野菜はビニール袋にいれて、おかずごとにキットにすること。 下準備をすべて終わらせ、キットを作っておくと、後は揚げたり、炒めたりするだけ。 1つ作って、また次……という作り方よりも、段取りよく作っていくことができます。 また、味が染みたほうがいい煮物などは午前中から作っておいたり、煮込む時間まではなくても、午前中に少し時間があれば、食材だけ先に切っておくのも後が随分楽になります。 今日は手抜きしたい!そんな時に役立つ「ストック術」 毎日食事を作っていると、「今日は手抜きしたい~」という日もありますよね。 我が家では、そんな日には やが登場します。 丼ものや麺類は、お腹も満たされるし、作るのが簡単なので、「作りたくないけど作らなきゃいけない日」にはぴったり。 だいたい20分ほどで完成するので、それ以外に野菜が欲しいなと思えばお惣菜を買って並べても良いと思います。 夕飯を作るパワーがない日や、「今日は楽がしたい」という日のために、 炒めればいいだけ、温めればいいだけというストックを作っておくと、調理も気持ちもラクになります。 我が家では、白米、味付きごはん、塩麹に漬けこんだ鶏肉、味噌に漬けこんだ豚肉などの下味冷凍と、野菜をストックしています。 調理時に出た残り野菜は、刻んでセットにして冷凍しておけば、味噌汁の具に使えるので便利ですよ。 普段の料理を段取りよくすることも大事ですが、毎日のことだからこそ 「ラクする」ためのストックがいざというときに役立ちます。 実は家族が喜ぶ!? 外食は新しいレシピ作りのチャンスにも 作りたくない気分の日に、無理矢理作った食事っておいしくないんですよね。 食事を作るなら、家族が喜ぶものを作りたい。 だから、できない日には思いきって、「今日は外食だよ!」という日があったって良いんです。 そういう私も、以前は「夕飯を作らない」ということに罪悪感を持っていたのですが、最近は、「できないときはできないと言おう」と思うようになりました。 それに、家族もたまの外食を望んでいるということがわかったんです。 だから、 作れない日は家族に甘えて良いと思うんです。 「おいしく、楽しくいただく」というのが、私の食に対してのモットー。 罪悪感を抱くよりも、外食するときはとことん楽しんでいます。 外食に行くとなれば、これは新しいレシピ作りのアイデアを得られるチャンス!と思って、今まで食べたことのないような組み合わせの食材にチャレンジしたり、自分であまり作ったことがない料理をあえて注文したりして、家族みんなで食事を楽しみます。 レストランでの外食や市販のお惣菜もうまく活用して、毎日の料理を楽しめるといいなと思います。 (TEXT:上原かほり) 上地智子さんの新刊著書 『』() 「このレシピ本はベスト版なので、みなさんの推しレシピ、よく作るものばかりが入っていると思います。 ランキングに入っているのは、定番レシピが多く、 家庭料理の中でも、ど真ん中の味を目指して作ったレシピが多いです。 朝の情報番組のテレビ出演で作った思い出深いレシピであること、お菓子レシピでつくれぽが届いた初めてのレシピだからなんだそう。 お子さんたちも大好きで、上地家の冷凍庫には、スコーンのストックも常備されているのだとか。 「ずっと味を変えていないので、まさに我が家の味」とのこと。 全国の書店やオンラインストアで好評発売中。 栄養士、フードコーディネーター。 夫、長女、次女の4人家族。 クックパッド歴は2011年2月から。 2人の娘にレシピを伝えたいと思い、投稿を始める。 現在掲載レシピは451品、殿堂入りレシピは64品、つくれぽ数は合計30万件超、フォロワー数21万人超(2019年7月時点)。 届いたつくれぽ最多レシピ作者(2019年7月時点)でもある。 納得のいく味になるまで調味料の配合など何度も試作を重ね、味を追求している。 趣味は器集め、カフェめぐりと雑貨屋さんめぐり。 【クックパッド】 【ブログ】 【instagram】.
次のクックパッドでレシピの投稿を始めてから約9年が経ちました。 このレシピ本は、つくれぽ数が多かった順にランキング方式でレシピを紹介する、いわばベスト本のような1冊になっています。 今回の撮影では、朝9時半から15時までの間に22品の料理を作ったのですが、その際、立ち合ってくださったスタッフの方たちに、「作るのが早い!」と驚かれました。 自分では手際が悪いほうだと思っているんですが、やはりそこは主婦歴20年、毎日の食事作りの中で身に付けた私なりの「段取り術」があるようです。 そこで今回は、私が 普段から実践している「段取り術」についてお話してみようと思います。 我が家の基本の夕飯は、 主菜、副菜2品、サラダ、味噌汁、ごはんの一汁三菜+サラダです。 キッチンに立っている時間はいつも 1時間ほどでしょうか。 この品数の中には作りおきしている煮卵やきんぴらも含まれているので、毎日この品数を作っているわけではないですよ(笑)。 夕飯の時間は、主人の帰宅時間に合わせています。 その時間に出来立ての食事を食卓に並べられるように計算しながら夕飯作りがスタートします。 まずは、その日使う野菜を全て切ります。 その後、調味料を合わせていきます。 煮込むものがあればその間に煮込み、サラダの盛り付けを終わらせます。 お肉などは衛生面を考えて、なるべく最後に取り出すというのが定番の段取りになります。 このときのポイントとしては、 切った食材や野菜はビニール袋にいれて、おかずごとにキットにすること。 下準備をすべて終わらせ、キットを作っておくと、後は揚げたり、炒めたりするだけ。 1つ作って、また次……という作り方よりも、段取りよく作っていくことができます。 また、味が染みたほうがいい煮物などは午前中から作っておいたり、煮込む時間まではなくても、午前中に少し時間があれば、食材だけ先に切っておくのも後が随分楽になります。 今日は手抜きしたい!そんな時に役立つ「ストック術」 毎日食事を作っていると、「今日は手抜きしたい~」という日もありますよね。 我が家では、そんな日には やが登場します。 丼ものや麺類は、お腹も満たされるし、作るのが簡単なので、「作りたくないけど作らなきゃいけない日」にはぴったり。 だいたい20分ほどで完成するので、それ以外に野菜が欲しいなと思えばお惣菜を買って並べても良いと思います。 夕飯を作るパワーがない日や、「今日は楽がしたい」という日のために、 炒めればいいだけ、温めればいいだけというストックを作っておくと、調理も気持ちもラクになります。 我が家では、白米、味付きごはん、塩麹に漬けこんだ鶏肉、味噌に漬けこんだ豚肉などの下味冷凍と、野菜をストックしています。 調理時に出た残り野菜は、刻んでセットにして冷凍しておけば、味噌汁の具に使えるので便利ですよ。 普段の料理を段取りよくすることも大事ですが、毎日のことだからこそ 「ラクする」ためのストックがいざというときに役立ちます。 実は家族が喜ぶ!? 外食は新しいレシピ作りのチャンスにも 作りたくない気分の日に、無理矢理作った食事っておいしくないんですよね。 食事を作るなら、家族が喜ぶものを作りたい。 だから、できない日には思いきって、「今日は外食だよ!」という日があったって良いんです。 そういう私も、以前は「夕飯を作らない」ということに罪悪感を持っていたのですが、最近は、「できないときはできないと言おう」と思うようになりました。 それに、家族もたまの外食を望んでいるということがわかったんです。 だから、 作れない日は家族に甘えて良いと思うんです。 「おいしく、楽しくいただく」というのが、私の食に対してのモットー。 罪悪感を抱くよりも、外食するときはとことん楽しんでいます。 外食に行くとなれば、これは新しいレシピ作りのアイデアを得られるチャンス!と思って、今まで食べたことのないような組み合わせの食材にチャレンジしたり、自分であまり作ったことがない料理をあえて注文したりして、家族みんなで食事を楽しみます。 レストランでの外食や市販のお惣菜もうまく活用して、毎日の料理を楽しめるといいなと思います。 (TEXT:上原かほり) 上地智子さんの新刊著書 『』() 「このレシピ本はベスト版なので、みなさんの推しレシピ、よく作るものばかりが入っていると思います。 ランキングに入っているのは、定番レシピが多く、 家庭料理の中でも、ど真ん中の味を目指して作ったレシピが多いです。 朝の情報番組のテレビ出演で作った思い出深いレシピであること、お菓子レシピでつくれぽが届いた初めてのレシピだからなんだそう。 お子さんたちも大好きで、上地家の冷凍庫には、スコーンのストックも常備されているのだとか。 「ずっと味を変えていないので、まさに我が家の味」とのこと。 全国の書店やオンラインストアで好評発売中。 栄養士、フードコーディネーター。 夫、長女、次女の4人家族。 クックパッド歴は2011年2月から。 2人の娘にレシピを伝えたいと思い、投稿を始める。 現在掲載レシピは451品、殿堂入りレシピは64品、つくれぽ数は合計30万件超、フォロワー数21万人超(2019年7月時点)。 届いたつくれぽ最多レシピ作者(2019年7月時点)でもある。 納得のいく味になるまで調味料の配合など何度も試作を重ね、味を追求している。 趣味は器集め、カフェめぐりと雑貨屋さんめぐり。 【クックパッド】 【ブログ】 【instagram】.
次の鶏めしの作り方 15分以内で簡単に作れる「鶏めし」を紹介していきます。 鶏肉は一口大に切り、にんじんは細切りし、乾燥しいたけは水に浸して戻しておく。 まいたけは、事前にほぐして冷凍保存しておいたものを使用する。 フライパンにゴマ油をひいて、鶏肉を炒める。 にんじんを加えて、しいたけの戻し汁と酒を入れて、しっかりと火を通す。 しいたけ・まいたけを加えて、砂糖・醤油・みりんを入れて、濃い目に味を調える。 冷凍ごはんを電子レンジで解凍してから加えて、全体に味が馴染むように混ぜ合わせたら完成。 炊飯器に入れておくと、しっとりとした状態で温かいまま召し上がれます。 フライパン調理で時短 スライスカットされた乾燥しいたけを、水またはぬるま湯で戻して使用していきます。 生のしいたけとは異なり、切るという工程を省くことができるので時短につながります。 また、しいたけの戻し汁を捨てることなく無駄にならずに有効活用できることも、おすすめしたいポイントと言えるでしょう。 (作り方2を参照) まいたけは、時間がある時に手でほぐして冷凍保存しておくとよいでしょう。 使いたい時に解凍する必要はなく、凍ったままの状態でフライパンに投入するだけで使用することができるので、時短効果が期待できます。 炊き込みご飯と似たような出来上がりになりますが、フライパンで調理するのでその場ですぐに味の微調整が可能なため、素早く完成させられます。 炊き込みご飯のように、炊きあがるまで味染みの心配をする必要はありません。 きのこ類は万能食材 きのこ類は、ビタミンB1、ビタミンB2、食物繊維などを豊富に含んでいます。 ビタミンB1、ビタミンB2には皮膚や粘膜の健康維持を助けてくれる働きがあり、食物繊維には腸内環境を調えてくれる作用が期待できます。 きのこ類は通年で価格変動が比較的少ないので、日々のメニューに取り入れやすい食材と言えるでしょう。 また、ごはんを炊くたびに毎日少しずつ冷凍ごはんが増えていくご家庭は多いことと思います。 これが意外と冷凍庫の幅を占めてしまい、早めに消費したいと考えているママさんにおすすめしたい1品と言えるでしょう。 溜まってしまった冷凍ごはんの大量消費に、ぜひご活用いただけたら幸いです。
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