新型 コロナ イラン。 イラン 感染者再び増加傾向 経済活動制限には慎重 新型コロナ

イラン、コロナ新規感染が過去最多に 1日で3500人超 写真6枚 国際ニュース:AFPBB News

新型 コロナ イラン

イランが新型コロナウイルスに襲われている。 3月中旬の時点で政府発表でも感染件数は1万9000人、死者は1400人を超えている。 本稿の配信の時点で、さらに数値は増えているだろう。 イラン政府によれば10分に1人の割合で死者、1時間に50人以上の率で感染者が出ている。 最終的には死者は途方もない数に達するだろう。 春分の日がイランの暦では新年になるが、これほど沈んだ新年を迎えた例は近年にないとメディアは伝えている。 なぜイランが、これほどひどい被害を受けているのだろうか。 まず前者から語り始めよう。 今回のウイルス禍の被害の大きいイタリアとイランの文化の間には、共通点がある。 どちらにおいても対人距離が近い。 イランの場合は、出会えば握手から始まって頬を寄せ合ってあいさつする。 ウイルスの感染が起こりやすい濃厚接触の文化である。 しかもイスラム教徒のイラン人の多くは金曜日にはモスク(イスラム礼拝所)での集団礼拝に参加する。 そこでは隣同士が触れ合う距離で祈り説教を聞く。 他の中東諸国も、イランと同じように身体接触や集団での宗教儀礼の文化を共有している。 これからは、イラン以外の諸国でも感染の拡大が確認されるだろう。 中東ではイランは比較的に医療水準が高い。 それなりの検査能力があるから、感染が確認されている。 他の中東諸国の多くは、イスラエルを除けば、医療水準は必ずしも高くない。 現在は感染者が見えないだけだろう。 検査数が増えれば、確認される感染の件数も増大するだろう。 話をイランに戻すと、イランはイスラム世界でも珍しいシーア派が多数の国である。 スンニー派と比べると、シーア派には聖地巡礼の習慣が強い。 偉大の指導者の墓などが巡礼の対象となっている。 そうした場所では多くの信徒は、聖廟(びょう)にすがり付くようにして祈り懇願する。 ウイルスの伝染が起こりやすい環境である。 伝染を防ごうと、こうした聖廟を閉鎖する動きがあるものの、信徒たちが、これに抗議して扉を破って域内に侵入するような事件さえ起こっている。 宗教感情の強さがウイルスの脅威を上回る場面があるわけだ。

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【新型コロナ】なぜイランで感染者が急増してるのか?イラン保健相も感染!?

新型 コロナ イラン

イラン・テヘランで市場が再開し、買い物を楽しむ市民ら=4月20日撮影(EPA時事) 【カイロ時事】新型コロナウイルス感染が中東でいち早く拡大したイランで、公式統計で再び新規感染者が増加傾向に転じている。 4月中旬から首都テヘランなどで段階的に経済活動が再開され、市民の警戒が緩んだ影響とみられる。 地元メディアによると、感染防止対策の当局者からは活動再開は「時期尚早だったかもしれない」と懸念の声も出ている。 イランでは感染確認者が減少に転じたことから、4月11日から感染リスクの低い地域で企業活動や都市間移動の制限が緩和された。 テヘランでも同18日から小規模店舗などの営業が再開され、今では街頭やショッピングモールにも市民が多く集まる。 政府の要請にもかかわらず、他者と密集しない「社会的距離」を守らずに、マスクを着用しない人も目立つ。 イラン政府の発表では、5月2日には新規感染者は802人にとどまり、3月初め以来の少ない水準となった。 だが、翌3日からは再び増加。 4日には1200人を突破し、11日まで連続して1300~1600人程度の新規感染者が確認された。 産油地帯の南西部フゼスタン州では感染の広がりが深刻だとして、銀行や商店などの閉鎖、外出規制を再び行うことを決めた。 イランは感染拡大前から米国による制裁で深刻な不況に見舞われており、感染抑止と経済維持の両立が喫緊の課題。 経済再開を急いだことが裏目に出た可能性もある中、ロウハニ大統領は10日、「他の国々に比べ、病気を抑え込んでいるのは誇らしい」と主張し、「感染第2波」への懸念を一蹴した。

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遺体が山積み?イランの習慣が新型コロナ死者数急増のわけ!?|気になる調べ隊!

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イラン・テヘランで市場が再開し、買い物を楽しむ市民ら=4月20日撮影(EPA時事) 【カイロ時事】新型コロナウイルス感染が中東でいち早く拡大したイランで、公式統計で再び新規感染者が増加傾向に転じている。 4月中旬から首都テヘランなどで段階的に経済活動が再開され、市民の警戒が緩んだ影響とみられる。 地元メディアによると、感染防止対策の当局者からは活動再開は「時期尚早だったかもしれない」と懸念の声も出ている。 イランでは感染確認者が減少に転じたことから、4月11日から感染リスクの低い地域で企業活動や都市間移動の制限が緩和された。 テヘランでも同18日から小規模店舗などの営業が再開され、今では街頭やショッピングモールにも市民が多く集まる。 政府の要請にもかかわらず、他者と密集しない「社会的距離」を守らずに、マスクを着用しない人も目立つ。 イラン政府の発表では、5月2日には新規感染者は802人にとどまり、3月初め以来の少ない水準となった。 だが、翌3日からは再び増加。 4日には1200人を突破し、11日まで連続して1300~1600人程度の新規感染者が確認された。 産油地帯の南西部フゼスタン州では感染の広がりが深刻だとして、銀行や商店などの閉鎖、外出規制を再び行うことを決めた。 イランは感染拡大前から米国による制裁で深刻な不況に見舞われており、感染抑止と経済維持の両立が喫緊の課題。 経済再開を急いだことが裏目に出た可能性もある中、ロウハニ大統領は10日、「他の国々に比べ、病気を抑え込んでいるのは誇らしい」と主張し、「感染第2波」への懸念を一蹴した。

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