筋トレを食事前に行うメリット・デメリット 筋トレを食事前、つまり多少なりとも空腹な状態で行った場合、その効果としてのメリットと同時にデメリットもあります。 筋トレを食事前に行うメリット 筋トレを食事前に行った場合の効果(メリット)は主に次の2点です。 筋トレのエネルギーとして脂肪が使われる割合が高くなる 空腹時は糖分の血中濃度(血糖値)が低くなってきているので筋トレのエネルギーとなる血中のグリコーゲンが不足しがちで、貯蔵されている脂肪がエネルギー源として使われる割合が多くなります。 主に脂肪燃焼のために筋トレを行っているなら好都合です。 筋トレ後に食事をすれば栄養が筋肉に届きやすい 筋肉が疲労した状態で食事の栄養を摂取することになりますので、栄養は普段よりも筋肉に届く割合が多くなり筋肉修復の効果が高くなります。 代わりに脂肪として貯蔵される割合が減るので脂肪を増やしたくない人にはありがたいです。 筋トレを食事前に行うデメリット 一方、血糖値が低くエネルギー不足、集中力不足の状態で筋トレを行うため、デメリットとなる点もあります。 大きな筋肉を使ったり高い負荷をかけるトレーニングが十分に行えなくなる。 集中力が落ちて全体的に筋トレの質・効果が低くなる。 立ちくらみ、めまい、貧血などが起きる危険もある。 あまり空腹な状態で筋トレを行っても効果が少ないうえに危険もあるので注意が必要です。 筋トレを食事後に行うメリット・デメリット 一方、筋トレを食事後のある程度満腹感のある状態で行った場合のメリット、デメリットも整理しておきます。 筋トレを食事後に行うメリット 筋トレを食事後に行った場合のメリットは、食事前に行う際のデメリットの裏返しになります。 次の3点です。 大きな筋肉を使ったり高い負荷をかけるトレーニングができる。 糖分の血中濃度が必要十分にあるので、集中力が続き、筋トレの質・効果が高くなる。 立ちくらみ、めまい、貧血などが起きる危険が少ない。 筋トレを食事後に行うデメリット 食後すぐの満腹状態での筋トレには以下のようなデメリットもあります。 本来は食べ物の消化に多く使われるエネルギーを筋トレに使ってしまうため消化不良を起こしやすい• 内臓に負担がかかり、お腹が痛くなるなど体調不良を起こしやすい• 特に消化吸収の早い炭水化物系の食べ物を、まともに一食分程度の量を直前に摂取すると、インスリンの分泌により血糖値が下がって筋トレの効果が下がる。 筋トレに最も効果的な食事のタイミングは? では、筋トレに最も効果的な食事のタイミングは、いつなのでしょうか? 基本的な考え方としては、• 筋トレ前は、空腹にならない程度に軽く食事をとり、• 筋トレ後は、筋肉の修復のために十分な栄養を摂取する ということになります。 筋トレは食後なら何時間あけたらイイ? 食事がバナナ1本とか、おにぎり1個程度であれば、とくに時間をあける必要はありません。 しかし通常の食事であれば、腹痛や消化不良を防ぐためにも最低でも1時間、できれば2時間あけるようにします。 なお空腹の状態で筋トレを行うと低血糖になり集中力低下や立ちくらみや貧血などの危険がありますので、空腹状態での筋トレは絶対に避けましょう。 筋トレだけじゃなく食事にも気をつけよう 筋トレのためには、食事のタイミングだけではなく、食事そのものの内容にも気を付けましょう。 筋トレの前の食事は多め?少なめ? 筋トレ前の食事は多めがいいのか、少なめがいいのか気にされている人も多いですが、筋トレの2時間ぐらい前までに摂るのであれば通常通りの食事で構いません。 筋トレの直前に空腹を軽減するために食べるのであれば、エネルギー源になり消化吸収のよい炭水化物系の食べ物を少量摂るようにします。 代表的な食べ物は、おにぎり、バナナです。 おにぎり、バナナの良いところ• 炭水化物の食べ物はは、筋トレの主なエネルギー源の糖を効率よく吸収するのに最適• コンビニなどで簡単に入手できる• 手間をかけずにすぐに食べられる 特にバナナは• ブドウ糖、果糖などエネルギーの補給に役立つ糖質が多く含まれている• 消化吸収の効率がとてもよく、筋トレの30分程度前に摂取しても十分にエネルギー源となる 筋トレしたらタンパク質を摂取 筋トレ前の軽い食事は主にエネルギー源が目的でしたが、筋トレ後の食事は筋肉の修復、増強のサポートが主目的となります。 筋トレによって傷ついた筋肉が修復、さらには増強を始めますので、そのタイミングで必要な栄養素は、十分な量のタンパク質です。 代表的なタンパク質食材である肉や魚介類を摂ると効果的です。 またエネルギーを消費した状態ですので、炭水化物も忘れずに摂っておきましょう。 必要ならプロテインなども ある程度しっかりと筋肉をつけたいなら、良質なタンパク質である「プロテイン」も活用するとよいです。 消化吸収の早いソイプロテイン(豆類系)、ホエイプロテイン(乳類系)を炭水化物と併せて筋トレ後に摂取すると効果的です。 糖質制限制限中のオススメの食事は? 糖質制限中でも糖質以外の必要な栄養が不足しないよう、食事の量を極端に減らすことはせず、1日3食しっかりと食べるようにします。 その上で食材に気を配ってください。 多く食べてほしいのはタンパク質の食材です。 糖質を制限すると身体の中では筋肉を分解して糖質を作りだそうとします。 筋肉が減り基礎代謝も落ちてしまうことになりますので、タンパク質が含まれる食材を多く食べることは大事です。 代表的な食材は肉類、魚介類ですが、糖質の少ないものを選びます。 具体的には、肉類であれば、鶏肉の皮をはがした胸肉またはササミ(ささ身)、牛肉や豚肉の肩ロース、ウィンナーソーセージ、ロースハムなどです。 魚介類であれば、アジ、芝エビ、しらす、ウナギなどです。 早朝に筋トレする場合の食事は? 食事から筋トレまでにあまり時間をとれない早朝は、消化のよいタンパク質と炭水化物の軽い食事にします。 上にも書きました、おにぎり、バナナのほかにも、ヨーグルト、その他のフルーツ、あるいはプロテインなどが適していますので、自分に合ったものを選んで摂るようにようにします。 逆に脂っこいものなど消化の悪い食材は控えるようにします。
次のこれからプロテインを取り入れようとする人に必ずと言っていいほど聞かれるのが、「どのくらい飲めばいいの?」「いつ飲めばいいの?」という内容です。 食品ですので、薬のように「食後30分以内」などという 決まりはありません。 ただし、 効果的なタイミングだったり、目的に応じて オススメとされる飲み方は存在します。 筋トレ直後は栄養の吸収率が良い・タンパク質の合成作用が高いとされるゴールデンタイム的な理論からくる習慣ですね。 ここで、• プロテインを飲んだあとの次の食事のタイミングは?• そもそもプロテインと食事の時間を空ける必要があるのか? という疑問を持つ人もいます。 結論から言うと、 別にプロテインと食事の時間は空ける必要はないし、そもそも 筋トレ後はプロテインではなく食事をとってもいいです。 それぞれの目的や生活スタイルによって、 自分で適切な飲み方が判断 できるように、必要な情報をまとめます。 プロテインの摂取量・タイミングの重要度 先に予備知識から解説させていただきます。 大前提として、プロテインの摂取タイミングというのは最重要事項ではありません。 そもそも、プロテインを飲むか飲まないか、どれくらい飲むかの方が重要度は高いです。 【摂取量:タイミング=8:2】 このくらいのイメージです。 摂取量の何が大事かと言うと、 量が足りているかどうかです。 そもそも量が不足しているのにもかかわらず、タイミングがどうこう言うのはナンセンスです。 一般的に、普通の人がプロテインを飲む過程で 量を摂り過ぎるということはまれ だと思います。 大体足りていません。 ですので、 まずは量についての話から 始めたいと思います。 それを踏まえて、補足的に タイミングも意識できればなお良い という認識で読み進めていただければと思います。 プロテインの摂取量と回数 プロテインは1日1回飲むという認識が一般的に多く感じます。 そして、その1回を1日のどのタイミングで飲むのかという疑問を持ちます。 そもそもプロテインは1日の摂取量・回数に上限はありません。 これが大前提です。 プロテインの多くは1スクープ(付属のスプーン1杯)でタンパク質が20〜30g程度になっています。 便宜的に、この記事ではプロテイン1杯(1回分)が25gとして話を進めます。 摂取量は食事とトータルで決める プロテインを摂取する目的は、 脂肪や糖質など不要なカロリーを取らずにタンパク質だけ取りたい というものです。 1日の食事を通して必要なタンパク質が足りないから、プロテインで補うという考えです。 よって、単純にプロテイン単体では必要な量を決めることができません。 量が決まらなければ、それを何回に分けてとるのかも決まりません。 回数が決まらなければもちろんタイミングも決められません。 1日に必要なタンパク質量 では、食事とプロテインを合計して、トータルでどのくらいのタンパク質が必要になるのでしょうか。 一般的には 体重1kg辺り1g は摂取した方が良いとされます。 体重60kgの人は1日に60gのタンパク質です。 厳密に言うと 除脂肪体重 辺りとなりますが、そこまで細かく考えなくても良いと思います。 除脂肪体重とは 体重から脂肪を除いた分の重量。 体重60kgで体脂肪率10%の場合は、除脂肪体重は54kgです。 体を変えたい人は必要なタンパク質量が増える 運動習慣のある人・ダイエット中の人・体を大きくしたい人などは、体重辺りに必要なタンパク質量が増えます。 目標としては、 体重kg辺り1. 5〜2g のタンパク質量が必要です。 中には 3g取る人もいます。 体重60kgの人が、体重kg辺り2g摂取するとなると、1日に120gものタンパク質が必要です。 プロテインは1スクープでタンパク質25g前後です。 プロテインを1回分は、目標120gのうちのたった25gです。 残り、95gを食事から摂取できますか?ということです。 オススメは体重kg辺り1. 5g〜は摂取した方が良いです。 体重60kgならタンパク質90g。 0g以上取れるのが理想です。 体重60kgなら120g。 5〜3gになると、結構大変ですがバルクアップ目的の人は挑戦してみてもいいと思います。 では、この量をどうやって摂取するのか? 普段の食生活によりますが、普通にお弁当や定食に含まれるタンパク質量が20〜25gくらいだとイメージしてください。 それを3食で60g〜程度のタンパク質量です。 不足分をプロテインで補います。 1スクープを1日2〜3回とってもいい ですし、 1回に2スクープ 飲んでもいいです。 一度自分がどれだけの量を取ればいいか計算してみましょう。 一度だけ計算すれば、後はその量を目安に続ければいいだけです。 プロテインの効果的な摂取タイミング 前提として 別にいつ飲もうが間違いではない ということを念頭に、こういう使い方があるよという話です。 朝一(朝食代わり) プロテインは水に溶かすだけ、そして飲むだけで摂取できますので、朝の忙しい時間帯にもサッと栄養を補給できるので便利です。 また、朝は体内の糖分が枯渇していて脂肪の燃焼が促進されている状態です。 なので、ダイエットをしている人は 朝に糖質(ご飯など)を取るのは少しもったいないです。 プロテインならタンパク質だけ摂取できますよね。 個人的にはスムージーよりプロテインを飲むことを推奨します。 といいますか、元々スムージーというのはプロテインを美味しく、かつフルーツ・野菜の栄養を一緒に取るという目的で作られたのが始まりらしいですよ。 間食・おやつ代わり 食事と食事の間にプロテインを取る。 小腹が空いたら飲む。 下手なおやつを食べてしまうよりは、プロテインの方がカロリーは低い(120kcalくらい)です。 また、個人差ありますが2時間くらいは空腹感を紛らわすことが出来ますので、ダイエットにも向いています。 筋肥大や筋力アップを目的とする場合は、食事量もかなり増やすことになりますので、単純に食事と同時にプロテインを流し込むのは胃袋的にキツイですよね。 ですので間食にプロテイン。 プロテインも1食と考えると、一日に4〜6食とることになります。 食事は少しずつ 回数を摂取した方がダイエット効果がある という見解もあります。 食事の時間を空けないことで 血中のアミノ酸濃度が高く維持できる (つまり筋肉に常に栄養を供給しているような状態)ので筋トレにも有効です。 運動・トレーニング前の栄養補給として トレーニングをすること自体にもエネルギーが必要です。 そのエネルギー源としてプロテインを活用する方法もあります。 トレーニングのパフォーマンスを上げるために栄養を取る必要がありますが、うまいタイミングで食事が出来るとは限りません。 また、食事後すぐのトレーニングは 消化不良を起こす・まだ未消化で エネルギーとして使われない状態である可能性もあります。 プロテインであれば食事と比較して、手軽に好きなタイミングで摂取できます。 カタボリック(栄養が枯渇した)状態での運動は、 パフォーマンスが下がるだけでなく、 筋肉が栄養源として分解されてしまうデメリットもあります。 前回の食事から時間が空いてしまっている時などは、トレーニング前にプロテインで栄養補給しましょう。 また、トレーニング直前やトレーニング中であればBCAAを使ってもいいですね。 運動・トレーニング後の栄養補給として トレーニング後は筋肉の合成がなされるゴールデンタイムなので、30分以内にプロテインを飲みましょうと言われますね。 プロテインでなくても、しっかりした食事をとれるのであればそれでもいいです。 が、やはりトレーニングから帰ってきて、食事を準備してとなると時間差が出来てしまいます。 プロテインなら 作るのに時間がかかりませんし、持ち運びもできる のでトレ後にすぐ飲めます。 トレ後は取り敢えずプロテインを飲んでおいて、それから食事を用意して食べるという流れが良いと思います。 ちなみにトレーニング後はプロテイン(タンパク質)だけでなく、 糖質 も入れて上げた方が筋肉つきやすいです。 炭水化物を食べたり、糖質の入ったジュースでプロテインを飲んだり。 寝る前に就寝中の栄養として 就寝は体を回復させるための行為ですので、就寝中こそ栄養が必要です。 ただし、寝る前に普通の食事をしてしまうと糖質や脂質まで摂取してしまいますので、ダイエットの敵となります。 これがプロテインであれば極力無駄なカロリーを取ることもなく、体・筋肉を回復させるために必要な栄養素だけをとれるので理想です。 筋トレ後のゴールデンタイムは本当か そもそも筋トレ後にプロテインを飲むのは正しいのか?という話からします。 筋トレ後のタンパク質合成 トレーニングの直後、一定時間は栄養の吸収効率が良いので、なるべくすぐに栄養を取りましょうという意味合いでゴールデンタイムという言葉が使われます。 ゴールデンタイムのことが様々な場所で語られることにより「筋トレ後はプロテイン」というイメージが出来上がっています。 実際のところ、 「運動後、筋肉の修復が開始され45分までは筋合成が盛んに行われるが、45分以降はタンパク質の同化効率が下がって、120分で通常時の値に戻る」というデータもあります。 ただし、これの意味するところは 「筋トレ後に正しい栄養を摂取した状態だと、120分間は筋肉の修復・回復が盛んに行われる。 中でも最初の45分までが凄い。 」ということ。 「筋トレ後45分以内にプロテインを飲め」ではありません。 筋トレ後はタンパク質だけでなく糖質もとったほうがいい 運動後に筋合成が行われるというのは、正しい栄養を摂取している場合のことを言っています。 つまり、プロテイン(タンパク質)だけでなく、糖質・脂質・ビタミン・ミネラルも含めて、必要な栄養をバランスよく摂取している状態のことを言っています。 同じく、にも書いてありますが、筋合成を高めたいのであればタンパク質だけでなく糖質も摂取したほうが効率がいいです。 商品にもよりますが、一般的なプロテインパウダーの栄養素はタンパク質と少量の糖質・脂質で構成されています。 つまり、トレーニング後にプロテインだけを急いで飲んで、糖質をとらないのは、筋合成の効率を上げる目的においては正しくはありません。 糖質が含まれているプロテインを選ぶ• プロテイン+粉飴(糖質の粉末)• プロテイン+ご飯• おにぎり+サラダチキン など タンパク質と糖質を両方とった方が効率よく筋肉を成長させることができます。 このことから、筋トレ後は別にプロテインでなくても、 ご飯と肉を食べられるのであればそれでもいいわけです。 はい、ここまでで 「筋トレ後にプロテインを飲んだら、その後の食事はどうしたらいいか?」という質問は無意味なことがわかるかと思います。 「筋トレ後」とはどの地点のことを言っているのかわからない 「筋トレ後すぐのプロテイン」をあまり気にしなくてもいいんじゃないかなという理由をもう一つ。 だいたい、筋トレ後っていつ? 例えば筋トレを60分したとしましょう。 下半身の筋トレ20分• 胸の筋トレ20分• 背中の筋トレ20分 仮に、筋トレ終了後すぐその場でプロテインを飲めたとします。 その時点で、下半身の筋肉は筋トレから既に40分が経過していますね。 ではジムに90分滞在した場合は?筋トレの途中でプロテインのむ?お腹にプロテイン入れた状態で筋トレできる? 下半身を最後にもう一度追い込んだ場合は?どこが筋トレ後? こんな感じで、どの地点から45分測れば良いのかよく分かりませんね。 結局、45分過ぎてますよね。 ということで、 45以内にプロテインを飲むのはあんまりこだわっても意味ないかなと思います。 筋肉をつけたいときに気にすべきは 「体の中の栄養が枯渇しない状態を維持する」です。 このために、筋トレこだわる人は、トレーニング中に栄養が切れないようにトレーニング前の時間にプロテインを補給しておくとか、トレーニング中にBCAA入れておくとかするんですけどね。 筋トレ後にプロテインを飲むメリットもある じゃあプロテイン必要ないの?と言われるとそうでもありません。 プロテインを使うことでメリットもあります。 食事を用意する時間 トレーニング後のゴールデンタイムはそこまで気にしなくてもいいと書きましたが、それでも可能な範囲で体内の栄養の枯渇は避けたほうがいいです。 空腹に近い状態でトレーニングを終えたのであれば、できる範囲で早めに何か栄養をとれる方が望ましいです。 もし食事の用意に30分とか1時間とかかかるのであれば、その前にプロテインを飲んでおくといいうのは有効だと思います。 とりあえずすぐに飲めるプロテインを胃袋に入れて、栄養が枯渇する状態を回避する。 そうすればゆっくり食事の用意ができますね。 吸収までの時間が食事より早い 形状的にどうしても、普通の固形の食事よりはプロテインはパウダーの方が消化にかかる時間は短いです。 10分〜20分程度の差だとは思いますが。 いかにも栄養が枯渇している(カタボリック)状態で、少しでも早めに栄養を取り入れたいという場合は、食事よりもプロテインを選択する理由となるでしょう。 筋トレ後にご飯が食べられない ハードなトレーニングのあとは、内蔵が動かなくて食事を取るのは辛いという場合。 「ご飯と肉」みたいなものは重くて食べられない場合でも、プロテインドリンクであれば飲みやすいです。 ひとまず口に出来るもの(プロテイン)を入れておいて、食事がとれる状態になったらしっかり食べるというのもアリ。 結局、トレ後のプロテインと食事はどうするのが理想なのか トレ後の理想的な栄養摂取方法を語るのは非常に難しいです。 個人の、都合・環境・体調・目的などによって最適解は変わってしまいます。 一例でとして紹介しますので、あなたの状況によって調整してみてください。 まず、トレーニング後に「プロテイン+」を摂取。 タンパク質と糖質(炭水化物)を摂取するために、プロテインに粉飴を追加してプロテインドリンクを作ります。 これならトレ後すぐに飲めます。 もしくは、を使ってもいいです。 これらは最初から糖質が多めに配合されています。 その後、30分〜1時間くらいしてプロテインがお腹の中で落ち着いたら、食事で栄養を追加。 もし、食事まで時間をもっと空けたいなら、プロテインを多めに飲むなどして調整すればいいと思います。 食事は、バルクアップしたい人は米と肉など。 炭水化物とタンパク質ですね。 減量中であれば、脂質が少ない肉と、糖質(米とか)は必要な分だけ。 タンパク質重視。 こんな感じで行けると思います。 筋トレ後の食事とプロテインまとめ• トレ後はプロテインでなく食事でも問題はない• プロテイン(タンパク質)に加えて、炭水化物(糖質)もとるべき• プロテインの方が都合がいい場合にプロテインを使えばいい• トレ後にプロテインを飲むなら糖質も一緒に• 適当に1時間後くらいに食事で栄養を追加でOK ちなみに僕の場合は朝とトレ後がメイン。 あとは減量中で小腹が空いた時に間食代わり。 そして、一日のタンパク質量が足りないときに寝る前などに追加で飲むという感じでしょうか。 あくまでも食事の代替品ですので、目的や生活スタイルに応じて必要な使い方をすればOKです!.
次のアームレスリングの元日本代表でアジア選手権マスターズ90kg級3位などの戦績を持つ。 自身のジムでアームレスリングやパワーリフティング選手の育成指導を行っている。 生物学博物館学芸員。 筋トレをしている人は知っておきたい栄養の基礎知識 食事は筋トレの重要な要素の1つだ。 筋トレの目的や食事のタイミングなどによって、食事で摂取したい栄養素は変わる。 筋トレと食事の関係について学ぶためには、栄養の基礎知識が必要だ。 三大栄養素 食べ物には様々な栄養素が入っているが、「タンパク質 protein 」「糖質 carbohydrate 」「脂質 fat 」はその中でも生命活動や運動などに大きく関わる栄養素だ。 これらの栄養素を「三大栄養素」と呼ぶ。 また、それぞれの英語の頭文字をとって、この3つの栄養素のバランスを「PCFFCバランス 」と呼ぶ。 食事のことを考える上での基礎知識なので、しっかりと覚えておいてほしい。 タンパク質 タンパク質は、筋肉を構成する栄養素だ。 摂取することで、鍛えた筋肉を大きくしたり、修復したりする事ができる。 1gあたり4kcalの熱量 エネルギー を持っている。 糖質 糖質は活動のエネルギーとなるほか、タンパク質が筋肉として合成される際のエネルギーにもなる。 熱量 エネルギー は1gあたり4kcalだ。 脂質 脂質は糖質と同様に活動のエネルギー源となるが、1gあたり9kcalと熱量 エネルギー が大きく、体にエネルギーを貯蓄する働きもある。 活動に使用されなかったカロリーは、体脂肪として蓄えられる。 目的別の栄養バランス PFCバランスは筋トレの目的によって変わる。 バルクアップが目的の場合とダイエットが目的の場合の、PFCバランスを確認していこう。 バルクアップ(筋肉量の増加) バルクアップが目的の場合は、タンパク質を多く摂取する必要がある。 体重1kgあたり1. 3~1. 7gのタンパク質が1日の必要な量の目安だ。 例えば、体重60kgの人がバルクアップ目的で1日に必要なタンパク質量は78~102gである。 バルクアップが目的の場合、PFCバランスは「タンパク質:脂質:炭水化物=20%:20%:60%」程度がよい。 バルクアップが目的の場合は、タンパク質を多く摂取する必要がある。 体重1kgあたり2gの純タンパク質が1日に必要な量の目安だ。 タンパク質は粗タンパク質と純タンパク質に分類され、純タンパク質はアミノ酸のみで生成される。 また、純タンパク質を1g摂取するためには5gの肉が必要と言われている。 例えば、体重60kgの人がバルクアップ目的で1日に必要な純タンパク質は120gであり、肉類を600g食べることで必要な純タンパク質を摂取できる。 バルクアップが目的の場合、PCFバランスは「タンパク質:糖質:脂質=3:6:1」がベストと言われている。 必要な純タンパク質が120gの場合、糖質は240g、脂質は40gを1日に摂取することが望ましい。 ダイエット PFCバランスは「タンパク質:脂質:糖質=13~20%:50~67%:20~30%」が良いと言われている。 ダイエットの場合でもこのPFCバランスを守ることが大切だ。 ダイエットが目的の場合、PCFバランスは「タンパク質:糖質:脂質=4:5:1」が良いと言われる。 1日に必要な純タンパク質を120gとした場合、糖質150g、脂質15gが1日に必要な量だ。 その他の知っておきたい指数 食材に含まれる栄養素を測る指標は、PCFFC バランスだけではない。 様々な角度から栄養素にスポットライトを当てて、栄養素について知識を深めていこう。 グリセミック指数 グリセミック指数は、血糖値の上がりやすさを示した指標だ。 GI値 Glycemic Index とも呼ばれる。 50gの糖質炭水化物 を摂取した際の血糖値の上昇度合いを、ブドウ糖を100として相対値で表す。 2時間後の血液中の糖濃度を100として算出する。 アミノ酸スコア アミノ酸スコアとは、必須アミノ酸9種類の含有率を点数化したものだ。 必須アミノ酸は、バリン、ロイシン、イソロイシン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、トレオニン、トリプトファン、ヒスチジンの9種類で、活動に必要な量を体内で合成できないアミノ酸のことを指す。 必須アミノ酸は、9種類のうち最も含有比率の少ない成分と同じ分量しか体内に吸収されないという特徴があり、1つの食品でどれくらいの分量が吸収されるかを示したのがアミノ酸スコアだ。 100に近いほど吸収される量が多い。 肉類や魚介類は100点のものが多いので、意識して食事に取り入れていきたい食材だ。 参照記事: 栄養の基礎知識について学んだところで、次は筋トレのタイミングについて確認していこう。 筋トレは基本的に、食後2〜3時間後がベストだ。 胃が食べ物を消化してエネルギーへと変わるタイミングが食後2〜3時間後と言われるため、その時に筋トレをするのが適切なタイミングといえる。 体に最もエネルギーが蓄えられているタイミングと言える。 昼食(12時前後として)後2〜3時間後の15時〜16時前後と、夕食(19時前後として)後2〜3時間後の21時〜22時前後が、筋トレにとってはベストの時間帯だ。 朝は血圧が低いので、朝食後であってもあまり筋トレには向いていない。 また、筋トレ後は脳が興奮状態となるため、夜遅い時間に取り組むと十分な睡眠が取れず、筋肉が回復できない場合がある。 22時を超えるような時間帯は控えたほうが良いだろう。 ベストの時間帯にトレーニングできない場合 もし、上記した時間帯にトレーニングが出来ない場合は、筋トレ前に少し食べるか、食事回数を増やしてエネルギーを蓄えるのがおすすめだ。 特におすすめの食材はバナナ。 体内にすばやくエネルギーが吸収されるため、トレーニング前の食事に適している。 また、食事回数を増やすと食事からトレーニングまでの時間が短くなり、トレーニング前にエネルギー不足になるリスクを軽減することができる。 摂取カロリーの量は変えずに、食事の回数を増やすのがポイントだ。 「朝・軽食・昼・軽食・晩」のようにすると、空腹時間を減らすことができる。 空腹や満腹でのトレーニングはNG ベストの時間帯にトレーニングできない場合、特に空腹状態ではトレーニングの効果を最大化出来ない。 その解決方法としてトレーニング前の食事や食事回数の増加を挙げたが、一方で満腹状態でのトレーニングも良くない。 食事について考える際には、トレーニング時のお腹の状況にも気を配れると良いだろう。 空腹の場合 空腹時に筋トレをすると、トレーニングに必要なエネルギーが不足し、効果的なトレーニングができない。 脂肪がエネルギーとして消費される。 これはダイエットが目的の場合には有効だが、筋肉の増量が目的の場合は必ずしも有効とは言えない。 トレーニングの際に使われるエネルギーはブドウ糖で、空腹時はブドウ糖が不足している状態。 この時に筋トレをすると、不足するブドウ糖を補おうとして、脂肪だけでなく筋肉も分解してエネルギーを作ろうとしてしまう。 だからこそ、食事を小分けにしてでも、空腹の時間を減らすのが有効なのだ。 満腹の場合 空腹でのトレーニングは、目的によってはおすすめできないが、満腹でのトレーニングもおすすめできない。 満腹のときは胃が食べ物を消化しているときだ。 そのため、消化とトレーニングにエネルギーが分散して消化不良になる可能性がある。 脂肪燃焼効率も悪くなる。 また、トレーニングに集中できず、フォームの乱れや追い込み不足の原因にもなるので、満腹でのトレーニングは避けるのがおすすめだ。 参照記事: 筋トレと食事のタイミングについて学んだ後は、それぞれのタイミングで取りたい食事について知識を深めていこう。 筋トレ前 筋トレは、筋肉細胞内に貯留されたブドウ糖を燃料として行う無酸素運動だ。 仕事終わりなどで筋トレする場合、昼食を食べてから時間が経っているので、筋肉内のブドウ糖は生活の中で消費されてしまっている。 そのため、筋トレ前に食事をしてブドウ糖を蓄える必要がある。 ブドウ糖を蓄えるためにすばやく消化吸収ができる、エネルギー必要なのが、炭水化物と糖質だ。 摂取してからブドウ糖に変わるまでの時間は、それぞれ炭水化物で60分、糖質で30分となっているので、これを考慮して食べる内容を考えたい。 もし食事の時間が取れなければ、ゼリー飲料などがおすすめだ。 ただし、筋トレ直前の食事は良くない。 筋トレ前の30分以内に食事をすると、胃腸に血流が集中して副交感神経優位となってしまう。 筋トレは交感神経優位の方が効率が良いため、体が筋トレに不向きな状態になってしまうのだ。 コンビニでおすすめの商品 筋トレ前には、以下のような食事をするといいだろう。 コンビニで売っているものなら、普段働いていても簡単に手に入れられるはずだ。 そんなときには、インターバルごとにブドウ糖を含んだドリンクを摂るのがおすすめだ。 市販されているスポーツドリンクには糖質が含まれているものが多いので、自分に合う商品を探しておくと良いだろう。 筋トレ後 筋トレ後は、筋肉の元となるタンパク質の摂取が必要だ。 タンパク質を摂取することで、傷ついた筋繊維の回復や筋肥大が望める。 可能であればトレーニング後30分1時間 以内に食事をしたいところだが、現実には難しいことも多いだろう。 もしトレーニング直後 1時間以内の食事が難しければ、プロテイントレーニング直後 になどプロテインをで 摂取するのがおすすめだ。 コンビニでおすすめの商品 ここでも、コンビニで手に入れることができるおすすめの商品を紹介する。 ぜひ参考にしてみてほしい。 筋肉量を増やしたいなら、ホエイかカゼインがおすすめだ。 ホエイはプロテインの王様とも呼ばれ、栄養価が高く、体に早く吸収される。 トレーニング直後に飲むプロテインとして飲むのが一般的だ。 カゼインは吸収が遅いためトレーニング直後には向かないが、長時間体にタンパク質を供給することができる。 トレーニングした日の夜に飲むと、寝ている間体にタンパク質を供給できるので、筋繊維の回復や筋肥大を促進することができる。 以下におすすめのプロテインを紹介するので、参考にしてほしい。 SAVAS(ザバス)ホエイプロテイン100 国内売上No1の実績を持つ、日本を代表するプロテイン。 日本アンチドーピング機構(JADA)の公式認定商品。 Champion チャンピオン ピュアホエイスタック プロテイン筋肥大に大きな効果がある、ホエイプロテインだ。 海外メーカーのものだが、日本でも多くのトレーニー トレーニングしている人 に愛用されている。 味の種類も豊富だ。 バルクスポーツ ビッグホエイ ナチュラルDNS プロテインホエイ100 比較的安価で1食あたり約25gのたんぱく質を補給することができる。 世界で最も普及しているアンチドーピング認証プログラム「インフォームドチョイス」を導入している。 ミルクプロテイン 液体状のプロテイン の世界的メーカーの原料を使用している。 タンパク質の他にアミノ酸が多く含まれているため、栄養素のバランスが良い。 甘味料や香料を使用していないのも特徴の1つだ。 ビーレジェンド -be LEGEND- カゼイン&ホエイ ホエイとカゼインが9:1の割合で配合されているプロテイン。 これ1つで、タンパク質の短期的な補給と長期的な補給を両立することができる。 ただし、カゼインが入っている影響で液体に溶かしたときに粉っぽくなることは知っておいてほしい。 プロテインサプリメント を飲むときの注意点 プロテイン サプリメントはあくまで栄養補助食品だ。 そのため、食事の代用として1食扱いにするのはおすすめしない。 栄養素の基礎知識について記事の冒頭で触れたように、人が活動するためには様々な栄養素が必要だ。 栄養のバランスを考え、タンパク質が不足する場合に、プロテインを使うようにしよう。 監修者HP:上岡 岳.
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