左腕に転向してからは、を武器とする速球派のとなる。 常に野球一筋の、まっすぐな熱血漢。 その反面、恋愛沙汰や世間一般の常識に関して疎い面があり学業(頭を使うこと)が大の苦手。 ワールドシリーズを制して数年後に投手として再起不能に陥ってからは野手に転向し、『2nd』では各国に渡って現役生活を送りつつ、様々な壁にぶつかっては試行錯誤する大吾と仲間達を導くこともある。 『MAJOR 2nd』の主人公。 吾郎と薫の長男で、泉の3歳下の弟。 少年期の吾郎と外見はよく似ており、やや小柄な体格。 幼少時、現役復帰した吾郎の影響を受け、「おとさん(吾郎)みたいにプロ野球選手になる」という夢を抱いていた。 小学4年生から本格的に野球をすべく三船リトルに入団したものの父親譲りの身体能力に恵まれず、周囲からは期待はずれとして落胆され、常に父や2人の祖父と比較され続けたため父に対しての劣等感や後ろめたさを抱き、一度野球を辞めてしまう。 小学校6年生まで母に振り回される形でサッカーや勉強に取り組むも、長続きせずゲームばかりしており、野球をやりたいという気持ちこそ完全には無くなってはいなかったものの傷つくことを恐れて物事に対して逃げ腰になっていた。 運動神経自体は悪くなく守備能力は並以上だが、遠投や打撃が不得意。 ただし、これは基礎的な知識や練習が不十分だったためであり、再び野球を始めてからは寿也の指導を受け、徐々に練習の成果を見せ始めている。 投打ともに豪快な野球が持ち味であった父とは対象的に、三船ドルフィンズ時代は犠打やプッシュバントで次の打者に繋げることを中心とした、小技主体のスタイルに取り組んでいた。 吾郎と異なり目上ならびに初対面の人物には礼儀をわきまえた振る舞いをするが、藤井千代を野球部に勧誘した時に「あなたの身長に惚れました! 」と正直過ぎる言葉を放ち彼女を余計怒らせるなど、女性に対して不適切な対応をとってしまう点は同様である。 小学生編 当初は自分の抱えている劣等感や繊細で傷つきやすい一面を姉や母親に理解してもらえなかったことや、味方からの無神経なヤジもあって捻くれた性格となっており、睦子や光等の好意的な感情も素直に受け入れられずにいた。 光との出逢いを機に、心境に変化が現れ始め、紆余曲折ありながらも再び野球と向き合うことを決め、三船リトルに再入団する。 投手を目指す光の提案で捕手を目指すが、野球から離れていたこともあって当初は消極的かつ上から目線な態度を取り光を怒らせてしまう。 後にいずみからの助言を受けて前向きになり、光を見返すために吾郎からの頼みでコーチを引き受けた寿也の指導の下でバッティングセンターで特訓に励んでいたが、後に光が何も告げずに群馬へ引っ越してしまったことで気持ちの整理が付かずにいた。 しかし、寿也を通じて光からの手紙を受け取って光の本心を知り、いつか共に野球をすべく特訓を再開。 のちに光もチームに復帰し、1回戦での奮闘ぶりを見たチームメイトからも仲間として認められた。 またこれ以降、光や睦子にも友好的に接するようになる。 県予選では準々決勝で惜敗を喫した際に光が選手生命や日常生活に関わる怪我を負ったことで自責の念から再び思い詰めていたが、シーズンを終えて帰国した吾郎と寿也の協力や容態が回復に向かっていた光の励ましもあって立ち直る。 中学生編 私立風林学園に進学し、2年生になった際は主将を任される。 主将に選ばれた際に、吾郎に自身へのコーチを依頼し練習を重ねた結果、苦手だった打撃面でも粘りのバッティングが出来るほどの進歩を見せ、春の大会では、かつては格上だった卜部とアンディのバッテリーから、サヨナラ打を打つ。 決勝では試合には敗れたものの道塁の本気の速球を打ち返すなど、かなりの成長ぶりが伺える。 指導者不在の中で自身が部員達の練習メニューを考案したり、練習前の下準備や後始末等の雑用を自分から進んで行っているが、部活終了後にも自宅で自主練習をするなどドルフィンズ時代とは異なりストイックな生活を送っている。 前述した指導者不在の環境に加えて、練習試合等のチームの現状を見極める機会に恵まれなかったことも災いしてか、アニータから「千里や仁科も登板できるように投手の頭数は多くて損はないはず」と提案されるも「1年生を敗戦投手等にさせたくない」という配慮から提案を却下してしまった結果、睦子を疲労困憊になるまで投げさせてしまう。 仁科をやむなくリリーフで登板させたときは好投させたものの、先発を任せた際には力配分等の指示が不十分だった事も災いして炎上させてしまい、救援で登板した千里が「握力が限界」と降板を願い出るも「投げられる投手がいないから困る」といった自身の配慮が裏目に出てしまう等、実質的な初陣故の見通しの甘さからのミスを招いてしまう。 春季大会決勝で惜敗した悔しさから、夏の大会を見据えたチーム全体の早急なレベルアップを目指すが、休日を返上した練習時間等の増加や質の向上等を急ぐあまり、試合中に負傷したアニータや肘の古傷を抱えている弥生、膝を痛めてる関鳥に対しての配慮を怠ってしまうなど、一度は周囲が見えなくなってしまう。 この為に練習量増加賛成派と反対派筆頭の太鳳との間でチームが空中分解するかとも思われたが、無理がたたって大吾がによる高熱を発症し寝込んだ事により、チームメイトらが大吾の負担軽減の為に協力する事を決め、集団で見舞いに行った事でチームの結束はより深まった。 その数ヶ月後に行われた辻堂中との練習試合で光と再会するも、試合で大敗した上に光がドルフィンズ時代の怪我が原因で投手をやめたことを聞かされ、精神的に追い詰められる。 アニメ版ではキャプテンに指名された当初は自分の実力から就任に消極的であり、野球部を退部してシニアへの移籍を考えていたが、吾郎や大河の経験を聞いたことで徐々に考えを改め、吾郎にコーチを依頼したことが語られた。 主要人物 [ ] (さとう としや) 声 - (幼稚園、小学生)、(中学生以降) 吾郎の最初の友達で、終生のライバルであり、親友となる強肩強打の天才。 吾郎とは対照的に冷静沈着な性格で頭脳明晰。 容姿端麗で女性人気も高い。 現役引退して日本に帰って来てからは吾郎の頼みで大吾のコーチを務め、後に睦子の打撃指導も行っている。 声 - メジャーリーグで活躍する速球投手。 吾郎の父・茂治に死球を投げて死なせてしまい、その贖罪として吾郎の成長を見守る。 吾郎にとっては亡き父に代わり目標と出来る唯一の人物。 声 - 、(幼少期) ジョー・ギブソンの息子。 テキサス・レイダースの4番打者として天才的な打撃力を誇る。 アメリカにおいて吾郎とライバル関係になる。 三船リトルでは吾郎と同じチームで共に戦った。 彼とは紆余曲折あったものの結婚し、『2nd』では二児の母親となる。 左投左打。 背番号 44。 吾郎の実父。 通称 おとさん。 ・横浜マリンスターズ(アニメ版では横浜ブルーオーシャンズ)の選手。 一軍とを往復する日々を送っていたが、千秋の死後まもなく猛練習を繰り返したせいでを患い、それ以降はずっと二軍生活を余儀なくされる。 さらにその上、遠征先でを壊してしまい引退を考えたが、吾郎が球団へ押しかけて解雇を取り消すよう懇願したことや、茂野からの勧めを受けて野手転向を決意する。 そして、茂野との3打席勝負の末に球団側と再契約を結び、再び頭角を現していく。 スタメン出場となった東京シャイアンズ(アニメ版では東京ウォーリアーズ)戦。 当初は平気な様子を見せていたが、翌朝に急激な体調悪化に見舞われ、のため他界。 その生き様や野球に対する姿勢は、死してなお吾郎の模範となっている。 また、茂治の死去により数多くの人物が生涯を狂わせることになった。 現実においてもでの死亡例は存在する。 のは、頭部に死球を受けて昏倒、12時間後に死亡している。 本田 千秋(ほんだ ちあき) 声 - 吾郎の実母。 通称 おかさん。 吾郎が3歳時、突然の病気 で他界。 本田 義治(ほんだ よしはる) 声 - 茂治の兄であり、吾郎の伯父。 弟とはひと回り近く歳が離れており、彼に野球を教えた人物でもある。 思いやりのある優しい性格で、茂治が不慮の事故で亡くなった際、妻や周囲の反対を押し切って桃子に吾郎を託した。 その後も、何かと吾郎と桃子のことを気にかけ、リトルリーグ編では英毅との結婚を後押しし、W杯編では吾郎の応援をするために現地まで駆けつけた。 本田 良枝(ほんだ よしえ) 声 - 義治の妻であり、吾郎の伯母。 かなり利己的な性格の持ち主。 義弟の茂治が死亡した際、自分の子育ても一段落ついた時期に吾郎を引き取るということで難色を示していたため、桃子が吾郎を引き取る申し出を快諾した。 しかし、球団から多額の補償金が支給されることを知ると、手の平を返して言いがかりをつけ、打算目的で親権の約束を反故にしようとするという非常に狡猾な面を覗かせた。 その後、リトルリーグ編でもわずかながら登場した。 アニメでは最初から夫とともに暖かく吾郎を迎えている。 桃子の懇願に現役の母親として「(ただでさえ子育ては大変なのに)他人の子を育てることは(もっと)大変なことだ」と反対するが、2人の硬い絆を見て受け入れた。 義治の長女(仮称) 吾郎の従姉。 初登場時すでに成人している。 センター分けのロングヘアが特徴。 アニメ版では、英毅と桃子の結婚式にも出席していた。 義治の次女(仮称) 吾郎の従姉。 初登場時は中学~高校生であった。 眼鏡とボブカットが特徴。 弟が欲しかったらしく、桃子が吾郎を引き取ることになった際、少々悔やんだ発言をしていた。 アニメ版では、英毅と桃子の結婚式にも出席していた。 茂野家 [ ] 茂野 英毅(しげの ひでき) 声 - 投手。 左投左打。 背番号 17()。 茂治の親友で、同じ横浜マリンスターズ(アニメでは横浜ブルーオーシャンズ)のだった。 桃子と付き合う前に離婚歴が一度あり、野球のことしか考えなかったことが原因だったとのこと。 投手として引退寸前だった茂治に打者への転向を勧めるが、後に彼を死亡させる結果となってしまったことに自責の念を抱いており、そのためか彼の息子・吾郎のリトルデビュー戦を観戦しに行ったりと何かと気遣っていた。 前妻と離婚後、吾郎が小学4年の時に桃子と再婚し、吾郎の義理の父になる。 吾郎が中学3年(アニメでは高校2年)の時に、自身の限界を感じて現役を引退し、野球解説者を経てW杯では日本代表の投手コーチ兼ヘッドコーチを務めた。 アニメ最終シリーズではメジャーの解説者も務めている。 吾郎が三船ナインと別れてまで茂治がいた横浜リトルに入団しようとしていたことに桃子から相談を受けて諭したり、肩を痛めているのに安静にせず練習を続ける吾郎を叱る、吾郎が右肩を壊した際に左投げ転向を薦める、聖秀対海堂戦では仕事を切り上げ観戦に訪れ桃子を励ます、親を気遣いメジャー行きを諦めようとする吾郎を送り出す等、様々な場面で茂治に代わり重要な役割を果たしている。 吾郎に対して技術的な指導をすることはほとんどないが、中学編で吾郎が寿也に歯が立たず相談した際には、ボールがキレのない棒球であることを指摘した。 その後、眉村率いる海堂に敗れた際、吾郎が「親父の言うキレは何一つ通用しなかった」と言った際には「(サウスポーに転向してすぐに結果が出ないからといって)野球を舐めているのか?」と厳しく諭し、吾郎が海堂に行くきっかけを作る。 また、聖秀編では吾郎が野球経験のない素人だけを集めて試合のための見せかけだけで野球をやろうとしていたことを顧問の山田から聞かされて、当初は「があることや親子共々やりづらい」と保留したが、山田からの熱心な要請に応え吾郎を本来の野球に取り組むべき姿にするために目を覚ませるべく吾郎に内緒で臨時コーチを引き受け 、吾郎以外の部員たちのやる気を試すために厳しい練習を課し、それに抗議した吾郎には「自分以外に何も守るものを持たない奴に本当の栄光は掴めない」と助言をしチームメイトの心に寄り添うきっかけを与えた。 野手転向のテストで対戦した際、読みだけで打とうとする茂治の胸元にボールを投げ込むなど野球を甘く考えている人間には非常に厳しい一面を見せる。 吾郎を実の息子同然に想っているため、心のどこかで吾郎の実の父・茂治に対して嫉妬していると桃子(アニメでは吾郎)に語っていた。 作者曰く、「を逆にしただけという単純なネーミングで、当初は重要な役割を担う予定はなく、吾郎の父になる予定もなかった」とのこと。 『2nd』でも小学生編より登場し、口ひげをはやした良き祖父として桃子と共に大吾の試合を観戦している。 「目立ちたがりな吾郎と違い、大吾はデリケート」と彼の性格を看破している。 作中では美人で容姿が吾郎の実母によく似ており 、茂治も一度見間違えたほど。 普段は穏やかだが、毅然とすべき時は厳しい態度を示す気丈さも持ち合わせている。 元々は、吾郎が通っていた幼稚園の先生(アニメ版ではの)。 吾郎を幼稚園の外の私生活でも面倒を見ており、吾郎も、大好きな野球と同等以上に慕っていた。 本田茂治のを受け婚約するが、その矢先に茂治が急死してしまい、自らの意志で吾郎を引き取り育てる。 同居するようになってからは吾郎にも母親として認められ、2人で助け合いながら生活していたが、茂治の死から4年後、彼のことを忘れられずにいながらも、何かと面倒を見てくれる英毅に惹かれ結婚し、次男・真吾と長女・ちはるを儲ける。 W杯編では、次男・真吾と渡米し、準決勝・決勝と夫と息子の活躍を見届けた。 茂治のプロポーズの決め手は「何になってもいいが、思いやりのある、友達を大事にする人間に育って欲しい」という子育て基準が千秋とまったく同じであったため、茂治の没後も吾郎にそれを教えて育てていくことになる。 ただし、元から野球に対し興味があったわけではないので、夫や吾郎との温度差もしばしば垣間見えた。 早い段階から吾郎の養母として接していたため、実子と変わらない愛情を持っており、吾郎もそれを理解しているので彼女には頭が上がらない様子。 シリーズごとに髪型が変わるのが特徴で、『幼稚園編』~『リトルリーグ』では三つ編み、『中学編』~『高校編』では後ろで一つにまとめたスタイル、『マイナーリーグ編』以降は、パーマのかかったセミロングヘアにしていた。 『2nd』では50歳前後となっているため、ややふくよかな体型となって老眼鏡をかけるようになり、小学生編では英毅と共に大吾の試合を観戦している。 大吾のことを「大ちゃん」と呼んでいる。 茂野 真吾(しげの しんご) 声 - (第2シリーズ)、(第3シリーズ以降) 英毅と桃子の長男であり、吾郎の義弟。 吾郎のことを実の兄のように慕っており、彼からも可愛がられている。 少年野球団に入り野球をするようになるが、実父の英毅も兄の吾郎もプロ野球選手ということと自身の実力とのギャップが心の重荷になっている事に嫌気が差し、辞めたがっていた。 しかし、W杯決勝のアメリカ戦でギブソンJr. に本塁打を打たれた吾郎を批判する日本のファンに対し、「兄ちゃんは打たれたくて打たれたわけじゃない」と吾郎をかばい、アニメでは野球を続ける事を吾郎に告げた。 高校でも野球をやっているようであり、髪型も坊ちゃん刈りから坊主頭になっている。 茂野 千春(しげの ちはる) 声 - 英毅と桃子の長女であり、吾郎の義妹。 原作では吾郎が高校1年生の夏に生まれ、アニメでは2年生の春に生まれている。 名前はだったが、「キャラクター名鑑 完全版」においては、「千春」と漢字表記されている。 男の子が生まれても千春だったらしい。 茂野 泉(しげの いずみ) 声 - (メッセージ )、(セカンド) 、投手。 右投右打。 吾郎と薫の長女で、大吾の3歳上の姉。 両親に似て活発で気の強い性格。 小学生時はで、中学生時はにしている。 吾郎がメジャー8年目でワールドシリーズを制覇した直後にアメリカにて誕生する。 小学生のときに吾郎のホーネッツ退団に伴い日本に引っ越すが、仕事もせず家で怠けている吾郎の姿に憤りを感じていた。 しかし、母に連れられ見に行った父の復帰試合で、野球の楽しさを身をもって伝えようとする父の姿に涙を流し、自らも両親が在籍していた三船リトルに入団し、引退まで主力として活躍した。 『2nd』では風林中学校に進学し、後に硬式の女子野球部のある横浜星倫高校へ外部進学するなど文武両道の優等生として通っている。 小学生編では、無気力な日々を送っている弟・大吾を苦々しく思っており、彼が光の影響で再び野球と向き合おうとしてからは自身の経験を踏まえて助言している。 原作ではどこを守っているのかははっきりとしていないが(ただし、「完投して疲れてる」など、投手を思わせるセリフもある)、アニメ版では風林中のエースとして活躍している。 容姿はかなり良く、光の活躍やエースの座が危うくなったことなどで不貞腐れ野球を辞めようと思っていた卜部が家に現れた時にその容姿が目を引き、野球の助言も与えて再びやる気を出した事がある。 当初は平仮名表記だったが、『2nd』では「泉」と漢字表記されていることが多くなった。 清水家 [ ] 清水 大河(しみず たいが) 声 - 薫の2歳下の弟。 横浜リトル・シニアで5年間レギュラーを張った。 長打力はないがシュアな打撃と堅実で華麗な守備が持ち味である。 初見で吾郎のストレートをバットに当てたり、9回2アウト2ストライクと追い込まれた段階での代打起用で香取のスライダーをヒットにするなど随所に野球センスを見せる。 吾郎が聖秀に野球部を作ったことを姉に知らされ、名門の誘いを蹴って入学。 現実的で冷めている面があったため、吾郎が海堂二軍との練習試合で足を怪我したとき、他力本願な自身の本音を打ち明けた上で躊躇もなく野球部を辞めてしまうが、姉からの叱咤で野球部に戻る。 大会前に吾郎の代わりに投手を務めると自分から言い出し、練習していくうちに1ヶ月でカーブも投げられるようになった。 復帰してしばらくは、傲慢な態度を取り吾郎を怒らせてしまうこともあったが、吾郎の不屈の闘志と他の部員のサポートに触発されて、チームの一員であることを自覚。 夏の大会では三船戦において、利き手に怪我を負いながらも奮闘し、久里山戦では完全試合を阻止するヒットや唐沢のを阻止するホームへの好返球を見せる。 海堂戦では9回の勝ち越し適時二塁打を含む4安打に加え、本職ではない右翼手で3度のを見せ、海堂ナインも試合途中から吾郎だけではなく彼のことも警戒した。 吾郎らがチームを卒業した後、1年生ながらキャプテンを任される。 「自分では吾郎が所属していた時以上の結果は残せない」と悩んでいた ところ、吾郎から「お前はお前のチームを作ればいい」と諭され、キャプテンとしてチームをまとめていくようになる。 「打倒海堂」のつもりでチームを引っ張っていたが、毎年1、2回戦突破がやっとで、最後の夏も海堂戦の一歩手前で敗退した。 いつもはクールに振舞っていたが、この時は人目をはばからず大泣きする姿を見せた。 後に美容師になる。 学生時代は「茂野先輩」と呼んでいたが、姉の結婚後は吾郎を「兄貴」と呼び、慕っている。 アニメでは第1シリーズで顔を見せ、野球に興味を示す場面がある。 第3シリーズでは海堂の特待生枠を打診されながらも聖秀に来たこと、異性に関しては年下にしか興味がないことなどが描かれた。 また、リトル時代には「自分もこんな選手になりたい」と寿也に憧れ(原作では大河のリトル時代は特に描かれていない)を抱いていた。 吾郎以外のチームメイトは大河のことを原作では清水と呼んでいるが(吾郎も稀に清水と呼ぶことがある)、アニメでは大河と呼んでいる(クラスメイトの綾音のみ清水君と呼んでいる)。 原作では最後まで投手を続けている。 アニメでは、新入生が入ってからは本来のポジションである遊撃手に専念し、また、新入生の渋谷とは何かと衝突していたが、渋谷と以前の自分が似ていることに気付き、過去の吾郎と同じように渋谷を叱咤し、2回戦を勝ち抜いた。 自身もキャプテンとして一皮むけることができたようである。 アニメ『メジャー・メッセージ』では、吾郎の現役復帰に向けた打撃練習に付き合う。 いずみと大吾に「叔父ちゃん」と呼ばれ、「お兄さんな…」苦笑いしながら訂正させようとしたり、密かに練習に打ち込むのを隠すため「」に行くという吾郎に快くしないいずみが憤慨して大河の前から去る際、大吾に「お互い気の強い姉を持つと大変だよな…」とぼやく場面があった。 『2nd』のアニメ第2シリーズでは原作に先駆けて登場しており、野球部キャプテンに指名されて自分の実力差から就任に悩んでいた大吾から連絡をもらった際に、自身が聖秀野球部キャプテンとなった際の経験を語っている。 『幼稚園編』では強豪チームだったが、『リトルリーグ編』では野球人口の減少により、存続が危ぶまれるまでになるも吾郎たちの奮闘もありチームは存続し、県内屈指の強豪横浜リトルを打ち破るまでに成長。 アニメ版では、その後も決して強豪とは言えないものの、続いていることが明確に語られている。 『メジャー2nd』では、軟式野球チームになっており田代が監督を務めている。 チームは弱小(本編での勝利が田代が監督に就任して初)のままだが、選手の数は吾郎の頃よりも増えている場面が見受けられる。 本田 吾郎 投手。 右投右打。 背番号 1。 詳細は「」を参照 小森 大介(こもり だいすけ) 声 - (小学生)、(中学生以降) ・(大学)。 右投 右打。 背番号 2(リトル〜高校)・ 23(大学)。 小柄な体格だが抜群の野球センスの持ち主。 あだ名は「こもリン」。 普段あだ名で呼ぶのは大林のみだが、吾郎も呼んだことがある。 捕手としての能力は高く、小学生時代から吾郎の速球を難なく(小・中に至っては初見で、アニメではプロ入り後の球も)捕る程であり、吾郎もかなり助けられているため、小森が怪我をした時はその存在の大きさに改めて気付かされた。 肩も強く中学時代は相手選手が驚いたことがあり、インサイドワークの面では宇沙美球太から高評価を受けていた。 その一方で、足は速くないと海堂のセレクション前に自分で発言している。 長打力もあり、その総合的な野球の実力は吾郎も認めるほど。 またチーム内の不協和音をうまく収束させるなど人格も優れており、試合中自分に危害を加えた選手や自分をいじめていた相手を恨むようなこともなく、報復しようとした吾郎らを叱責していた。 真面目でしっかりした性格だが弱気な面もあり、吾郎や沢村・山根に咎められることもあった。 父は元横浜マリンスターズの捕手(アニメでは横浜ブルーオーシャンズ)でつぶらな瞳は父親譲り。 小学生の頃は短髪。 中学・高校時代は坊主頭になり、大学生になるとまた小学生時代のような短髪に戻っている。 薫と同様に、吾郎のことを改姓後も「本田君」と呼ぶ。 野球選手としても吾郎を尊敬し自らの手本としている。 小学生の時に沢村達にいじめられていたところを吾郎に助けられ、彼に誘われて三船リトルに入団。 戸塚西リトル戦で左手を負傷(捻挫)し、大会閉幕後に完治。 横浜リトル戦では、吾郎やチームメイトが必死にプレーしているのを見て、自分の怪我で迷惑を掛けていると負い目を感じ、チームに勝利を捧げたい気持ち一心で同点適時打を放った。 三船東中学では主将を務める。 山根らの妨害でろくに野球ができない状況下にあったが、転校してきた吾郎と彼との諍いを経て復帰した山根の尽力で再始動。 寿也率いる友ノ浦中との試合では、寿也の心理作戦にはまった吾郎に喝を入れて冷静さを取り戻させるなど、技術面のみならず精神面でもチームの勝利に大きく貢献した。 海堂高校への進学を決意し、吾郎・寿也と共に海堂セレクションを受け4次テストまで勝ち残ったが、寿也との勝負に敗れ、不合格になった。 市立三船高校に入学し、大林・山根と共に無名校だった三船をシード校にまで躍進させ、自らも4番として活躍。 聖秀に編入した吾郎との対決では頭脳プレーでリードするも、吾郎に同点3ランを打たれ、自身も吾郎に三振に打ち取られて惜敗した。 その後一球だけ吾郎の球を捕らせてもらい、自らの高校野球にけじめをつけた。 高校卒業後は地元の大学(アニメでは日本教育大学)に進学して野球を続けている。 W杯編では山根達から決勝戦を観戦するための渡米に誘われるが、野球部の練習を最優先に考え断念した。 また、メジャーリーグ編では吾郎のいるホーネッツの優勝決定戦を携帯電話で見ていた。 W杯編では、安藤監督の家で三船リトル当時のメンバーと決勝をTV観戦した。 大学卒業後はとなり、営業中にテレビでワールドシリーズを観戦し応援していた。 この頃から吾郎を「吾郎君」と呼ぶようになる。 アニメ第4シリーズでは、大学野球部で球拾いばかりの毎日だったが、ぎっくり腰になった安藤の代わりに三船リトルの監督をすることになる。 そこで、横浜リトル戦を前に戦意喪失していた選手たちの士気を高めるべく、自らも猛練習を重ね、代打で出場した。 アニメ『メジャー・メッセージ』では営業マンとして生計を立てながら、安藤に請われ日曜日だけ三船リトルの監督を務めている。 原作と異なり、今まで通り吾郎・薫のことを「本田君」「清水さん」と呼ぶ。 『2nd』では虹ヶ丘ビートルズの監督として再登場。 得意のデータや頭脳を駆使した作戦で三船を追い詰めようとする。 アニメ版ではドルフィンズの前監督 であり、チームはその時の方が強かったとのこと。 沢村 涼太(さわむら りょうた) 声 - (小学生)、(中学生以降) 、投手。 右投右打。 背番号 8。 後ろ髪の跳ねた長髪が特徴。 運動神経抜群で足が速く、吾郎に劣らぬ体力の持ち主。 父が地元の少年クラブの監督で、自身も元々はサッカーをしていたが、野球にも順応し、本牧リトル戦ではライン際へ流し打つバットコントロールも披露した。 川瀬涼子に鼻の下をのばしたり、彼女に対する吾郎の眼差しをからかったりと、お調子者の一面もあるが、友情を大事にする熱い心の持ち主。 薫、小森と同様に、吾郎の改姓後も、彼を「本田」と呼んでいる。 小学生の時に小森をいじめていたが、吾郎との出会いで自らの過ちに気付き、自ら小森に謝罪して和解した。 サッカーのクラブにも入っているがそれまでの罪償いも兼ねて三船リトルに入団する。 控えの投手も務めるが制球はいまひとつ。 戸塚西リトル戦では縦に落ちるフォークに対してバットを縦にして構え(自称、必殺縦バット)、相手チームのエラーを誘い勝利につながった。 横浜リトル戦でも、延長8回表の守備で体力の限界に達した吾郎の覚悟に奮起して、内外野の狭間に落ちると思われた難しい打球を好捕し、チームの勝利に大きく貢献した。 吾郎が福岡に転校した後はエースを務めた。 三船東中学ではサッカー部の主将を務めた。 その後、の高校にサッカーで推薦されたが、後に膝を壊しサッカーをやめている。 本人曰く「もまともにできない」。 アニメ版では、その後大学のに所属していると語った。 W杯編では、安藤監督の家で三船リトル当時のメンバーと決勝をTV観戦した。 メジャーリーグ編では、上記の小森同様、吾郎のいるホーネッツの優勝決定戦をトレーニングしながらラジオで聴いていた。 前原 あつし(まえはら あつし) 声 - 、(W杯)。 右投右打。 背番号 6。 吾郎より1学年上。 出っ歯と小柄な体格が特徴。 かなりのお調子者でチームのムードメーカー。 一方、大の練習嫌いで諦めが早い。 2番打者を務める。 本人曰く「チーム1のの達人」とのことで、本牧リトル戦にて相手の前進守備をかいくぐる、見事なプッシュバントを決めた。 また、小森が負傷した際は3番を務め、江角のカーブをジャストミートし、相手ナインを驚かせるなど、活躍している描写が多い。 W杯編において三船リトル当時のメンバーと決勝をTV観戦した。 作者は、作中のキャラクターで自分に近い人物を聞かれた際に、前原と答えた。 アニメ第2シリーズでは、顔と声は同じだが性格は正反対の弟が登場した。 第5シリーズでは、「リトル時代、茂野吾郎の面倒をみてやった」と大学内で言いふらし、女子からモテまくっていると述べている。 田辺 誠(たなべ まこと) 声 - 、(W杯)。 右投右打。 背番号 3。 吾郎の1学年上。 背が高く面長で、癖毛とたらこ唇が特徴。 前原に次いで諦めが早く、彼と同じ小学校に通っている。 打順は6番で凡退している描写が多いものの、横浜リトル戦で本塁打を打ち、野球の喜びを味わう。 W杯終盤に、安藤監督の家に集まって決勝をTV観戦している。 髪型がリトル時代とは違う。 アニメ第5シリーズでは、大学で軟式野球を続けていると明かしている。 長谷川(はせがわ) 声 -。 右投右打。 背番号 4。 吾郎の1学年上。 糸目が特徴。 足が速く1番を打つ。 前原とともに、宇沙美球太から「非力だが小技は警戒すべき」と評された。 安藤監督のスパルタ練習が厳しくなって恐れていたが、横浜リトル戦でその記憶を思い出しながら、田辺に続き本塁打を放った。 W杯編では、安藤監督の家で三船リトル当時のメンバーと決勝をTV観戦した。 アニメ第5シリーズでは、「甥っ子とよくキャッチボールをしている」と明かしている(このことから兄、もしくは姉がいる模様)。 夏目 翔太(なつめ しょうた) 声 - 、(W杯)。 右投右打。 背番号 5。 吾郎より1学年上。 キレのいい眉毛とタレ目が特徴。 口は悪いが既存メンバーの中では真面目な性格。 前原、田辺と同じ小学校に通っている。 他の選手に比べ失策する描写が多く、打撃も不振気味だったが、夏で頑張り、5番打者へと成長した。 前原曰く「地味な5番」で、本人も気にしていた。 関西の大学に進学したため、W杯編に三船リトルOBとして唯一再登場していない(アニメでは登場している)。 鶴田(つるた) 声 - 、(W杯)。 右投右打。 背番号 7。 吾郎の1学年上。 眼鏡とギザギザの口が特徴。 勤勉かつ真面目な性格で、進学塾に通っている。 長谷川と同じ小学校に通っている。 試合で活躍する描写は他の選手に比べ少ないものの、横浜リトル戦にてぎっくり腰になりながらも球場に来てくれた監督に応えるため、6回2死で起死回生の安打を放った(その後、横浜リトルサイドの作戦ミスもあり、打線がつながり同点となる)。 W杯編では、安藤監督の家で三船リトル当時のメンバーと共に決勝をTV観戦した。 安藤(あんどう) 声 - 、(セカンド) 三船リトルの監督で、安藤スポーツ用品店の主人。 かつて、息子の隆文を猛特訓によって故障させたという苦い経験を持つ。 この無念から吾郎に夢を託そうとし、幼稚園編において幼稚園児である吾郎にでの練習と変化球を教え、茂治から怪我を招く可能性を指摘された。 リトルリーグ編では、野球人口の減少で三船リトルに入る子も少なくなり、指導もスパルタすぎると親に注意されてしまい、思い切って出来なくなっていたが、吾郎が入ってから監督としての熱意を取り戻し、吾郎に仲間との協調を教えた。 采配ぶりも堂に入っており、宇沙美球太による戦力分析でも「ベンチワークは要注意」と評される。 横浜リトル戦ではぎっくり腰をおして横浜スタジアム(アニメでは横浜オーシャンスタジアム)に駆けつけた。 アニメでは第2、第4シリーズにも登場。 前者では成長した吾郎と再会しており、後者ではまたしてもぎっくり腰になり、小森に監督代理を頼む。 W杯編では、自宅に三船リトルOBが集まって決勝をTV観戦した。 OVA『メジャー・メッセージ』でも三船リトルの監督を続けているが、日曜日のみ小森が代理を務めていることが語られている。 『2nd』では監督を引退し、店の方は息子の隆文が継いでいる。 外見は、高齢者になっている。 安藤 隆文(あんどう たかふみ) 声 - 、(セカンド) 安藤の一人息子。 吾郎より6歳年上。 かつては父の指導で投手を志していたが、その半ばで肘(アニメ版では肩)を故障し、満足な投球ができなくなった。 しかし、本人はそのことを一切恨んでおらず、「投手がダメなら、打者になればいい」と前向きに考えている。 また茂治の打者転向に勇気づけられたとも語った。 リトルリーグ編にもわずかだが登場し、高校の野球部に所属している。 その際、着ていたユニフォームの背番号から、ポジションは二塁手と判明。 『2nd』でも登場し、父の店を引き継いでいる。 リトルリーグ編でのライバル達 [ ] 久喜リトル [ ] 上河内(かみがうち) 声 - 捕手。 右投右打。 背番号 2。 夏合宿で練習試合をした、久喜リトルの強打者。 性格は呑気かつ大食漢で、練習嫌い。 紺野とは一番親しく、「コンちゃん」と呼んでいる。 洞察力に長けており、小森の打撃力を素振りだけで見抜いたり、吾郎に変化球を覚えた方が良い事も指摘した。 夏合宿では練習試合で後1死で試合終了という状況で代打で登場しサヨナラ2ランホームランを打った。 これを見た吾郎から対戦を申し込まれ監督は上河内を打ち取ることを条件に出すと吾郎の前に三振を喫した。 これにより三船リトルとの練習試合をするが第1打席でまたも吾郎から三振するが、その後の回で吾郎がバント処理で一塁送球の際に打者走者の頭に当てたことを機に投球が乱れると上河内はホームランを打ち吾郎をKOし、三船リトルに勝利した。 アニメ第2シリーズでは、野球を辞めてに入り、の姿でサボリがてらアイスを持って、ゴロー(額にはメジャーの「メ」の文字がある)という相撲部屋の飼い犬(声 - )を散歩するシーンがある。 ただし、稽古をサボっての散歩であったため、先輩2名に捕まってしまった。 ゴローに至っては終始清水のひざにすり寄りなついていたが、怒られて逃げて行った。 鉄拳と同様に、白い顔と真っ黒い目が特徴だが、修正版ではをベースにデザインが修正されている。 紺野 声 - 久喜リトルのピッチャー。 村上 声 - 久喜リトルの監督。 本牧リトル [ ] 吾郎達がドルフィンズに入団して最初に戦った、県大会での対戦相手。 安藤の情報では、去年の準々決勝で名門・横浜リトルと戦い負けはしたが苦戦させ、たった1点差だったとのこと。 岡村三兄弟(おかむらさんきょうだい) 声 - (三兄弟すべて) 三つ子の兄弟で、ともに広い守備範囲と高い守備技術を持ち、「(本牧の)恐怖のブラック」と呼ばれている(吾郎から最初の聞き間違いあるいはわざと「ブラックカスタネット」と呼ばれている)。 一郎(いちろう) 二塁手。 右投左打。 背番号 4。 一番打者。 バットコントロールに優れ、ストライク球を確実にファウルして相手を疲弊させた挙句、を選ばせて出塁する技術を持つ(「地獄のバックファイアーピッチャー殺し」と呼ばれている)。 二郎(じろう) 遊撃手。 右投左打。 背番号 6。 二番打者。 バントや盗塁といった小技を得意とする。 三郎(さぶろう) 中堅手・投手。 右投左打。 背番号 8。 三番打者。 長打力に優れ、二郎の盗塁を警戒した直球に狙いを定め、強打で点を稼ぐポイントゲッター。 三人の中でも特に守備範囲が広い。 一年前まで投手をしていたが肩を壊していた模様。 三船リトル戦では6回裏2死と勝利目前の局面で「ブラックトライアングル」の盲点(三塁線攻め)を見破られた末、同点にされる。 満塁の状態で吾郎に打順が回り、彼への対応は毎回だったが、敬遠できる状況ではなかったため、トライアングルを崩し、三郎がマウンドに上がって勝負するも彼のサヨナラ満塁本塁打で敗退した。 北浦(きたうら) 投手。 背番号 1。 本牧リトルのエース投手。 小柄な体格で眼鏡をかけている。 岡村三兄弟には従順。 小森から見ても「絶好球」しか投げられないが、それゆえの体重移動の難しさから柵越えのホームランを打ちにくく、打球のほとんどを岡村三兄弟に捕られる(データによると、73個のアウトのうちの65個)。 それゆえ長距離打者は必ず敬遠する。 戸塚西リトル [ ] 去年の成績はベスト4。 しかし、以外の守備はそれほど上手くなく、前原達は最初バカにしていた。 宇沙美 球太(うさみ きゅうた) 声 - 投手。 左投左打。 背番号 1。 剛速球とが武器。 小学6年生。 打撃もよく、1番バッターでもできる。 プロを意識して木製バットを使用。 速球に強い吾郎も空振りさせられるほどのボールを投げる。 野球好きの父に強引に野球を始めさせられを受けていたが、自分が所属するチームが勝利した際に父が内心喜んでいる事に気付き、「父の為に野球をする事が全て」と思い込み、自分でも気付かない内に父に絶対服従の野球のようになっていった。 三船リトル戦では最終回、まで後二人まで追い込んだが、沢村のとっさの思いつき『縦』で出塁されそれを逃す。 さらに得意球・フォークの多用により握力が弱まったことと縦バントによる揺さぶりから、前原を与死球で、小森の走者一掃の長打で5対4まで追い上げられる。 父である監督から吾郎を敬遠するよう指示されるが、彼に「誰の為に野球やってんだ」と質問され父のやり方に疑問を抱き、指示を無視する。 で勝負するも、父に投手交代を迫られる。 しかし、今までの鬱憤と本音を父に吐露したことから、彼の行き過ぎた行為から周囲の擁護され交代もなく、チームメイトの声援と自分の意思で吾郎と「心のこもった真剣勝負」するも、彼に逆転サヨナラ2ランホームランを打たれた。 しかし、彼との勝負で初めて野球の面白さを実感し、父の今までの行き過ぎた指導を責める事はなく野球を勧めてくれた父に感謝して父とも和解した。 宇沙美の父(うさみのちち) 声 - 戸塚西の監督。 名前不明。 大の野球好きで勝つ為なら些細な妥協も許さず特に息子に対しては一段と厳しい。 球太に野球以外のスポーツで遊ぶことを禁止し、ゲームや漫画も野球系のものに限らせ、友人と関わるのも「くだらん友情ごっこ」と吐き捨て、百害あって一利なしと見なして禁止した。 試合に勝利した際は素直に球太に「嬉しかったぞ。 好きなもの食べていいぞ」と喜びを伝えることもある が、決まりを破ったり自分のチームが負けそうになると公衆の面前でも平然と容赦なく球太をするほどに厳格。 結果息子の球太を絶対服従の野球ロボットにしてしまった。 更に球太以外の選手達の野球能力を全く信用していなかった為に、球太を除く選手達から不満を抱かれ人望が薄い事も気付かなかった。 自分の方針は正しいと本気で信じていた為に、その方針が原因で吾郎を始めとする周囲を敵に回して責められた事に驚愕。 審判からも「あなたが行っているのはスパルタではなくなのでは」とまで言われる事態に。 アニメではリトルリーグの理念に自らの行いが正しいと思うか聞かれ沈黙。 大人しくベンチに引き下がった。 父の束縛から解放された球太のストレートを見て自らの過ちに気付いた。 試合では敗北したが、球太から今までの行き過ぎた指導を責められる事はなく野球を勧めてくれた事に感謝され和解した。 その後、「自分を含むチームメイト全員と食事を囲みながら反省会を開く」と知らせた。 その他のチームメイト 橋本、三塁手(声 - )。 松本、二塁手(声 - )。 堺、一塁手(声 - )。 戸塚西リトルのメンバー。 宇沙美の父である監督が息子である球太の野球能力しか信用していなかった為に、自分達がただチームにいるだけで全く信用されていなかった事に不満を抱いていた。 しかし、吾郎が監督である宇佐美の父が球太に対する指導が行き過ぎている事を指摘した事をきっかけに、彼等も吾郎達共々監督を睨んで球太を助けた。 横浜リトル [ ] 全国優勝もしたことがある、リトルリーグ界屈指の強豪チーム。 『メジャー2nd』では、小学生編で直接は登場しなかったが、今も全国大会に出る程の強豪とのこと。 佐藤 寿也 捕手。 右投右打。 詳細は「」を参照 真島(まじま) 声 - 三塁手。 右投左打。 背番号 5。 横浜リトルの4番打者。 中学1年生。 クールでドライな性格で、プライドが高い。 非常に高い実力の持ち主で、吾郎から本塁打を放った(スタンドインする程)数少ない人物。 三船リトルや吾郎を「坊や」と呼び見下していたが、試合の中で吾郎の実力と野球に対する熱意を認めていき、監督の指示を無視して勝負に挑むほど熱くなっていった。 延長8回裏の守りでに遭い、これが自チームの敗戦に直結した。 羽生(はぶ) 声 - 一塁手。 左投左打。 背番号 3。 横浜リトルの5番打者。 丸眼鏡が特徴。 三船リトル戦では2回裏に、吾郎が寿也のリードに翻弄されつつも打ち返した打球を好捕、併殺にとる。 3回表、吾郎のにはし、この様子が監督を含めた味方ナインの度肝を抜く。 真島同様にヘッドスライディングで既にアウトにした場面では「アウトなんだけど」と三船を見下した態度をとるが、試合の中で吾郎の実力と野球に対する熱意を認めていき、彼も熱くなっていった。 伊達(だて) 声 - 遊撃手。 右投右打。 背番号 6。 横浜リトルの1番打者。 真島と同年代。 テクノカットが特徴。 三船リトル戦では試合開始早々、叩きつけ打法で出塁。 村井(むらい) 声 - 二塁手。 右投右打。 背番号 4。 横浜リトルの2番打者。 たらこ唇が特徴。 三船リトル戦では「堅い」と思いつつも初回から送りバント。 延長8回表でもその役割を果たすが、直後に相手ナインが奮起したため水泡に帰す。 関(せき) 中堅手。 右投右打。 背番号 8。 横浜リトルの7番打者。 彼とともに外野を守るレギュラーは、右翼手が 松原、左翼手が 坂上。 江角(えすみ) 声 - 投手。 左投左打。 背番号 1。 横浜リトルのエース。 真島や伊達と同年代。 坊主頭とキツネ目が特徴。 30イニング無失点記録を持つ。 変化の大きいをウィニングショットにしているが、カーブ打ちの練習をしていた三船リトルに攻略され、初回で4点を失い交代させられた。 反面プライドも高く三船を下に見ており、後藤のアドバイスを聞き入れずに意固地にカーブを投げ続けるも、さらに失点してしまう。 打者としては、三船リトル戦で、両チームを通じて最初の打点を記録した。 後藤(ごとう) 捕手。 背番号 2。 三船リトル戦開始時点での、横浜リトルの正捕手。 団子鼻が特徴。 江角や菊地に対して懸命にリードを試みるが、2回途中で寿也に交代させられる。 菊地(きくち) 投手。 右投げ。 背番号 10。 三船リトル戦で二番手として、江角に代わって登板した。 彫りの深い顔が特徴。 自身で「10番が横浜リトルのエースナンバー」と発言している。 速球が武器でカーブも投げられるが、吾郎のストレートに見慣れていた三船リトルに、軽く打たれてしまう。 後藤と変わって年下の寿也のリードを当初は受けずにいたが、好リードを受けてからは立ち直り、好投する。 6回の守備で安定度を欠いたが、監督は彼の続投による試合決着を図る。 結果、見通しの甘さが裏目に出て、敗因に結びついた。 映画版でもわずかに登場し、北九州リトルに打ち込まれる。 川瀬 涼子(かわせ りょうこ) 声 - 投手。 右投右打。 背番号 15。 からの。 男勝りで負けず嫌いな性格で、吾郎や寿也より2学年上。 父の仕事の都合で渡米した直後、偶然にもテレビに映っていたギブソンに憧れて野球を始め、その影響で彼を彷彿させる投球フォームを持ち味とし、を得意とする。 吾郎の初恋の相手で 、普段は辛口な彼や他の三船の選手、特に沢村をして「かわいい」と言わしめるほどの容姿。 しかし、試合前に寿也と三人で会った際、ギブソンの起こした死球での死亡事故について、その相手が吾郎の父とは知らずギブソンの方に同情しており 、「よけられない方が悪い」と悪気なく言い放ったため、吾郎の恋心はすっかり冷めてしまった。 「ウチ(自チーム)で一番の投手」と評価されているが、三船リトル戦では、延長入りして吾郎の体力を削った後にしか登板機会を貰えず、8回裏には吾郎への敬遠策を強いられ、性差による不利を意識させられる。 葛藤の末に吾郎と真っ向勝負をするもランニングホームラン(実際にはエンタイトル二塁打の当たりでそのままプレーが続行され、サードクロスプレイ時に偶然脱げ飛んだ吾郎のヘルメットに送球が当たり、途中で一時力尽きながらもホームイン)を打たれ、敗戦投手となった。 その後、埼玉県立大磯高校で男子になりすまし野球部に入部している。 原作ではリトルリーグ編後は登場しない。 アニメでは第2シリーズに登場し、山下高校野球部に所属している。 規定により公式戦には出場できないため、練習試合のみで登板しているという設定である。 第3シリーズでは、大磯国際大学の女性エースとして再登場し、八木沼隼人を三振に打ち取った。 また、久里山高校の香取対策として、綾音から頼まれ、聖秀高校の打ちの練習に協力した(原作では大河がボロボロになりながら最後まで投げ続けている)。 第5シリーズでは就職活動をしている最中に、アメリカを相手に奮闘する吾郎の姿を見て、プロ野球の独立リーグのトライアウトに挑戦することを決意した。 作者曰く「ちょっと消化不良に終わった」。 樫本 修一(かしもと しゅういち) 声 - 横浜リトルの監督。 茂治の幼馴染で、同じ横浜リトルでプレーした。 リトル時代、エース争いの試合で茂治に死球を与え骨折させてしまい、責任を感じて練習に出なくなるが、茂治に励まされ立ち直った過去がある。 高校時代は甲子園準優勝経験があり、元千葉マリンズ(がモデル)の選手(プロでは怪我などもあり、あまり活躍できなかったようである)。 横浜リトルでは厳しい監督だが、よく教え子たちの悩みや相談も聞き、良き監督として慕われている。 試合でも勝利を第一に考えるが、秋季大会での三船リトルには、選手層で有利ながら控え戦力の温存を図りハンデ戦へ持ち込んだため、相手ナインの奮起を招いたことで負けた。 夏合宿における三船リトルとの練習試合で、わざと三船リトル側の不利になる判定をしたり、茂治を愚弄しわざと吾郎を怒らせるなどの憎まれ役を務めることで、吾郎のを克服させた。 特徴的なをかけており、三船ナインからは「サングラスのおっさん」と呼ばれている。 アニメ第3シリーズでは、茂野英毅と共に聖秀高校にコーチとして訪れた。 清水大河は教え子だったようであり、樫本によって大河の特色が語られた。 「またノックを打てるのを楽しみにしていた」と言われた際、普段はクールな大河も苦笑するなどリトル時代に絞られた模様。 三船東中学校 [ ] 野球部員達の吾郎の呼び方 小森、清水、沢村の3名以外は、改姓前の吾郎との面識は皆無だったが、野球部全員が吾郎のことを「本田」と呼んでいる。 また、野球経験者の吾郎、小森、大林、山根以外は野球経験がない素人ばかりであったが、話の進行とともにかなり上達していき、地区大会決勝で三船西中を相手に快勝。 海堂付属中に大敗するも、初の県大会進出を達成した。 及川(おいかわ) 声 - 中堅手・右翼手。 右投右打。 背番号 8。 色黒の肌にが特徴。 野球部の部室を溜まり場にしていた山根の不良仲間だったが、吾郎と出会って復帰した山根の誘いで本格的に野球を始める。 野球経験は乏しいが運動神経はよく足も速い為、トップバッターに抜擢される。 守備では佐藤寿也の大飛球を追い、フェンスに登ったこともある。 牟田に比べて真面目な性格で、過去の行いを反省する発言もみられた。 再入部以前は同級生を恫喝するなど(アニメでは別のシーンに差し替えられている)粗野な描写が目立っていたが根は臆病で小心者であり、吾郎や山根のように威圧感のある人物には頭が上がらなかった。 高校卒業後は就職しをしている。 W杯観戦のための渡米を仕事の都合で断念した。 アニメ版では、W杯決勝戦をラジオ・テレビ観戦している。 また、会社で草野球をしていることを明かされている。 就職先の社長と些細なことで言い合いになり一時退職するが、吾郎の野球に対する誠実さを思い出し、家づくりに命がけで取り組む決心をする。 社長に無礼を謝罪に行き、真相を理解した社長の計らいで解雇は取り消された。 牟田(むた) 声 - 投手・三塁手・中堅手。 右投右打。 背番号 10。 と鼻が特徴。 野球部の部室を溜まり場にしていた山根の不良仲間だったが、吾郎と出会って野球を再開した山根の説得もあって野球を始める。 及川同様に根は臆病で小心者であり、吾郎や山根を恐れていた。 スタメン入りしておらず補欠だったことで小森に文句を言っていたが、山根に「ピンチで颯爽と現れる秘密兵器でお前にしかできない役目だ」と持ち上げられそれを真に受け嬉しく思い、上手く丸め込まれている一面もあり、かなりのお調子者。 及川と比べていい加減な性格で、引退後練習に顔を出しノックを打つなど後輩の宮本たちに先輩風を吹かせることもしばしば。 技術的には素人で、当初は本格的に野球をすることを渋って辞めようとしたが、次第に野球の楽しさを理解し始めて思い留まった。 なお、原作では練習についていけず及川と共にすぐに辞めようとする話が描かれたが、アニメではギャグ描写で終わっている。 宝仙中学戦では吾郎が遅刻をしたため、投手として先発した。 友ノ浦中戦では7回裏2死から代打出場し、安打を放った(その後打線が繋がりチームはサヨナラ勝ちした)。 W杯編では山根・大林と共にアメリカに駆けつけた。 髪型が長髪に変化していたが、そのせいで吾郎や薫に気づいてもらえなかった。 アニメ版では、及川同様に会社で草野球をやっているが、そこでも(乱闘の)「秘密兵器」らしい。 宮本(みやもと) 声 - 遊撃手・三塁手。 右投右打。 吾郎の2つ下の後輩。 野球部のビラを見て矢部と共に入部した。 3つ年上の兄も補欠だが三船東中の野球部だった。 を選ぶ描写が多く、2番打者としてつなぎの役目を果たした。 バントもできる。 友ノ浦中戦では2点を追う最終回二死満塁で打席に立つが、寿也の速球に手が出ず、2ストライクまで追い込まれる。 しかし吾郎に「同じ三振なら思い切り振って三振してこい」とアドバイスされ、結果スイングして空振りするが振り逃げとなって出塁し、二者が生還して同点に追いついた。 矢部(やべ) 声 - 二塁手・遊撃手。 右投右打。 吾郎の2つ下の後輩。 野球部のを見て宮本と共に入部した。 試合では出塁した描写がチームで唯一ない。 友ノ浦中戦の最終回では(牟田)を送られた。 広崎(ひろさき) 声 - 左翼手。 右投右打。 背番号 7。 吾郎の2つ下の後輩。 山根の野球部復帰後に入部した。 友ノ浦中戦の最終回四球を選んで出塁し、その後好走塁で同点のホームを踏んだ。 庄司(しょうじ) 声 - 右翼手・二塁手。 右投右打。 山根の野球部復帰後に入部した。 宝仙中終盤では、「本当のチームワーク」を意識して体を張った守備を見せ、ピンチを防ぐ。 友ノ浦中戦の最終回では、吾郎のアドバイスを受けセーフティーバントを決め、後続につないだ。 高橋(たかはし) 右翼手・三塁手(アニメのみ) 吾郎達の1学年上である野球部員。 地区大会の成績が振るわずスタメンを山根に奪われてしまい、彼に辞退を依頼するが断られ、逆恨みで大会前に右手に大怪我を負わせる。 この一件が元で山根が野球を憎み不良行為に走るきっかけとなった。 三船高校進学メンバー [ ] 大林 雅彦(おおばやし まさひこ) 声 - 三塁手・投手(中学校)、一塁手(高校)。 右投右打。 糸目と高い背丈が特徴。 性格は非常に弱気。 小森を「こもリン」と呼ぶ。 元々をやっていたが、小森の誘いで野球部に入部。 山根らの妨害に挫けていたが、転校してきた吾郎の一喝で立ち直り小森とともに部の再建に乗り出す。 吾郎が入部するまではエースだったらしく、練習試合の三船西中戦では先発、地区大会1回戦の宝仙中戦でも大量失点した牟田に代わって登板した(両試合とも途中で吾郎に交代)。 三船高校進学後も野球部に所属し、三船東中では6番打者で、を放つことがあまりなかったが、吾郎のいる聖秀と戦った時には3番に出世、を決め、終盤吾郎に本塁打を打たれて後悔する小森と山根を叱咤するなど心身ともに成長(吾郎も大林の上達ぶりを認めていた)した姿を見せた。 ではサークルで野球を続けている。 W杯編では山根・牟田と共にアメリカに駆けつけた。 原作では当初、「雅隆」という名前だった(中学での部員勧誘シーン)。 山根 義隆(やまね よしたか) 声 - 右翼手・三塁手(〜中学校2年)、一塁手(中学校3年)、投手(高校)。 左投右打。 (高校時代は短髪)と濃い顔が特徴。 不良時代もあったが、本来は真面目な努力家。 打者としては長打力があり、投手としては高い制球力による緩急をつけた投球で勝負する。 中学2年の時、を奪われた先輩の高橋に逆恨みされ、右ひじに再起不能の重傷を負わされる(アニメでは練習試合中の走塁妨害の事故に変更されているが、高橋が故意に怪我を負わせた点は共通しており、周囲からの咎めも無くレギュラー入りしている)。 それ以来野球部員を逆恨みし、野球部壊滅を目論んで及川や牟田に脅迫や野球道具の損壊をさせるが、に転向した吾郎と出会い、殴り合いの末に吾郎から野球を諦めきれない心中を見抜かれ 、彼が左投げに転向するまでの努力と野球に対する熱意を知って再び野球部に復帰する。 三船西中との練習試合での左投げの吾郎の速球を見たことの驚きや、まともに左で投げられるのに2ヶ月もかからなかったという吾郎の言葉もあって、自身も左投げに転向する。 非常に仲間思いであり、及川や牟田を熱心に野球部へ誘ったり、復帰後脅迫した元部員の面々に率先して謝罪に行った。 その後は練習に励み、5番打者として大会に出場。 地区大会1回戦の宝仙中戦では吾郎から自分を含めた全員がチームワークの意味を誤認していることを指摘されて気合を入れ直し、逆転サヨナラ満塁本塁打を打つ。 3回戦の友ノ浦中戦では一時勝ち越しとなる本塁打を放った。 左投げに転向したばかりの頃は遠投50メートルが限界だったが、三船高校進学後は投手に転向、エースを務めるまでに成長。 県大会2回戦で吾郎のいる聖秀と対戦した時は、小森とバッテリーを組み、吾郎に「アイツがいなければ今の自分はなかった」と果敢に勝負を挑んだが同点3ランを打たれ、最後は惜敗した。 アニメでは試合終了後に吾郎に「甲子園へ行け」と励ましの声を掛けている。 大学ではサークルで野球を続けている。 W杯編では牟田・大林と共にアメリカに駆けつけた。 リトル編の本牧リトルのスタメン選手にも、同姓のキャラが存在する。 その他の中学校 [ ] 友ノ浦中学校 [ ] 鈴木 綾音(すずき あやね) 声 - 寿也の通う友ノ浦中学校の1年生。 苗字はアニメで設定された。 野球に関心はなかったが、学校での抜き打ち検査でを没収され、それを寿也が密かに取りかえしてくれたことから(アニメでは階段から落ちそうになったところを寿也に助けてもらう)、彼に憧れて野球部のになった。 そして彼の事を恋愛対象と意識するようになった。 アニメ第2シリーズ1話では吾郎に三船東中学校を尋ねられるも、間違えて三船西中学校を案内してしまった。 原作では中学編のみの登場で、作者は彼女について「大人しい性格ゆえに機能しなかったキャラクター」と述べている。 アニメでは第3、第4、第6シリーズにおいて大河のクラスメートかつ聖秀学院高校マネージャーとして登場している(髪型はからストレートのロングヘアになった)。 第3シリーズでも寿也への想いは相変わらずであったが、彼の聖秀への態度に少し落ち込むが、野球部が頑張っているのを見て寿也へライバル心を持つようになる。 その後、第4シリーズでは大河率いる聖秀野球部をマネージャーとして支えている。 吾郎のことは、寿也のライバルということも拍車にかけ「野蛮な人」と評価していたが、第3シリーズでの聖秀野球部のマネージャーになってから、次第にそのイメージは払拭されていた。 由美 声 - 綾音の親友。 倉本(くらもと) 声 - 三塁手・捕手(友ノ浦中時、三船東戦最終回のみ)。 背番号 5。 右投右打。 友ノ浦中学軟式野球部の3番打者。 寿也の理解者。 三船東戦で寿也に頼りがちなチームメイトを叱咤するなど、さりげなくチームメイトをまとめるムードメーカーでもある。 三船東戦の終盤で寿也が登板した際には捕手も務めた。 進路については三船東中の県大会進出時の時点で三船高校を予定していたが、その後の足取りは不明で、三船高校の後のメンバーにも登場しない。 成瀬(なるせ) 声 - 投手。 背番号 1。 友ノ浦中学軟式野球部のエース投手。 の投球フォームが特徴。 球種・緩急・コースとも変幻自在で、それを寿也がリードすることにより、1・2回戦とも無失点で勝利。 三船東戦でも試合を優位に進めていたが、寿也の緻密なリードへの対応とアンダースロー特有の疲労ゆえに疲弊し、6回裏の及川への押し出し死球を最後に降板。 三船西中学校 [ ] 吾郎が東中に転校する前は県大会への出場を決めるなど、この地区では名の知れ渡っている強豪校。 原作では、吾郎たちとの練習試合は恒例の交流戦と大会前の計二度行われており、交流戦で連れてきたのは全員一年生で入部テスト代わりにしていたが、アニメでは交流戦に出場したのは全員レギュラーの設定であり、入部テスト代わりにしていない。 また、二回目の練習試合も行っておらず、狡い一面も特にない正当な強豪校になっている。 仁田峠(にたとうげ) 声 - 西中野球部の投手。 右投げ。 2年生からエースを務めており、山根が一目置く本格派。 練習試合では及川から三球三振を奪うも、途中出場した吾郎からホームランを浴び最後は山根にも打たれて敗北した。 また、その練習試合で三塁走者としてホームを狙い捕手の小森にタックルするも小森はボールをこぼさずアウトになった。 この際若干右肩を痛め小森から「大丈夫ですか」と気遣う言葉をかけられたが監督からは「せっかくのチャンスを無駄にしやがって」と苦言された。 その後マウンドに上がると小森の打席で監督から敬遠指示されるが右肩のことを心配しなかった監督とタックルされながらも自分を気遣った小森との差からラフプレーをすることに疑問を抱き指示を無視した。 結果小森に打たれてしまい負けたがチーム全体としてラフプレーを止めるきっかけとなった。 地区大会決勝では成長した三船東ナインに完敗した。 野球部顧問 声 - 西中野球部の監督を務める。 勝利意識が高く、三船東との練習試合では新入生に野球部への入部希望者が多いことを背景に試合でテストを実施し、打順ごとの役割に沿ったプレーを要求するなど選手には非常に厳しい面を見せた。 さらに負傷から部に復帰したばかりで送球がままならなかった山根を含めた東中ナインを練習試合で罵ったほか、原作では途中出場した吾郎を警戒して試合を持越し、選手に公然と妨害を指示するなど狡猾な面もあった。 吾郎には仕返し されるとターゲットを小森に変える がこちらも仕返しはされなかったが小森の執念が上回り負傷させることはできなかった。 仁田峠には小森の打席で敬遠を指示するもラフプレーをすることに疑問を抱いた仁田峠から指示を無視された。 青武館中学校 [ ] 地区大会の2回戦で三船東中と対戦し、1四球だけのノーヒットノーランを喫して敗退。 堂本(どうもと)、長渕(ながぶち)、天野(あまの) 声 - (堂本)、(長渕)、羽多野渉(天野) 青武館中学軟式野球部と横浜シニアに両属するクリーンアップトリオ。 堂本、遊撃手、右投右打。 長渕、一塁手、右投左打。 天野、三塁手、右投右打。 打順は堂本が三番、長渕が四番、天野が五番で、それはシニアでも同じ。 堂本はミートの達人。 長渕は長距離打者。 天野はシニアで「掃除屋」とあだ名され、実質チーム一の打撃力。 三船東戦では遅れて出場するも、吾郎のキレを生かした速球には抑え込まれた。 その後、三人とも推薦で海堂高校へ入学し、三軍に帯同して夢島へ渡るが、適性テストを待たずに脱落した模様。 海堂学園高校 [ ] 作中で最強と謳われている野球の名門高校。 全国各地に散らばるが有望な選手をこぞって集めている。 作中では二軍以外に負けている描写がない。 セレクション組の一人、泉祐一は「海堂でレギュラーを獲れば、プロへの道が保証されたも同然」と発言しており、プロへのパイプも太い。 これまでにも大勢のを輩出しているが、やでの注目度や活躍の割に、海堂の卒業生からは「超一流」のプロは一人も出ておらず、この事実は海堂の首脳陣も認めている。 一軍に下級生はほぼおらず、育成に専念されている。 また眉村などの1年での1軍昇格者も遠征には同行していたが、練習などは上の指示により2軍で行っていた。 レギュラー入りしていた選手でプロ入りが判明しているのはごく僅かで、それ以外の選手の足取りは不明だが、早乙女兄妹が「みんな順当に決まって一安心ね」と話している描写がある。 吾郎が授業中の校舎を訪れた際、「俺たちは野球だけをしていればいい」という旨の発言をしており、野球部のメンバーが学校で授業を受けている描写はない。 レギュラーになれなかった場合の進路について、セレクション組の三宅陽介は「その時になって勉強したかてもう手遅れ」と発言した。 吾郎退学の際に野球部所属の生徒は扱いであることが判明している。 本塁打を打っても無表情な態度やプロのようにローテーション制を敷き、頻繁に投手を代える戦法(作中ではマニュアル野球と称されている)などは、世間からの評判が良くなく、年々を受験する者が減っており 、江頭も問題視していた。 作中に登場した特待生組や、一軍の主力選手も在学中はな一面が強かった(千石真人は例外)。 アニメ版では、一軍壮行試合では試合終盤、吾郎が海堂を去ることを知った特待生組の大半が守備位置につかず「勝手にやればいい」と試合を放棄する。 代わりに控えメンバーが守備位置に着くことになったが、9回表に吾郎が榎本から何度もファウルを打つ姿に見かねて、特待生組達が大声で吾郎を応援するようになっていた。 吾郎の学年下で構成された二軍チームもドライな性格な選手が多いものの、聖秀との練習試合で足を負傷し、倒れた吾郎に対しては驚きを隠せずにいた。 早乙女兄妹が後に語った内容によると、寿也たちの世代が黄金時代だったとのこと。 夢島組 [ ] 三宅 陽介(みやけ ようすけ) 声 - 三塁手・右翼手。 右投左打。 背番号 15。 リトル・シニア出身。 セレクションで合格し海堂学園高校に入学。 楽観的な性格とが特徴。 口は悪いが憎めない世渡り上手。 やや肩が弱いが足の速さはトップレベル。 夢島編では、基礎体力トレーニング・アリ地獄で選手たちを弄んだ乾に激しい怒りを向ける推薦組に対し、素直に乾に従う吾郎に同調し「自分もあいつと同じ考え。 セレクションを受けた自分からすればこんなものは屁でもない。 推薦組は、プライドばかり高くて自分に甘い奴らばかりじゃないのか」と諭した。 特待生との歓迎試合では3番サードで先発し、プッシュを決めた。 また特待生の初回限定サービスではあるが、本塁打も放っている。 アニメでは一軍対二軍の壮行試合に途中から右翼手として出場したが、バッティングは眉村の申し出により交代させられた。 その後は一軍に昇格し入り。 聖秀戦では9回裏に江頭から寿也のに指名されるも、江頭の行いを不服に思っていたため渋っていた。 その後は延長12回裏に代打として出場し、吾郎が海堂を出て行った真の意図に気付き、安打を放った。 聖秀戦で敵チームとして再会した時も吾郎に好意的だった。 その後、アニメではW杯の決勝戦を泉、国分、児玉、静香、泰造と共にテレビで観戦した。 泉 祐一(いずみ ゆういち) 声 - 遊撃手。 右投右打。 背番号 6。 (アニメでは西横須賀)リトル・シニア出身。 セレクションで合格し海堂学園高校に入学。 猫のような目が特徴。 クールでドライだが、前向きな性格。 吾郎には好意的であり、吾郎が海堂を辞めることになった時も送別会に参加しても構わないと発言しており、快く見送った。 小技が得意な1、2番タイプで守備は上手いがスタミナとパワー不足が課題。 特待生との歓迎試合では2番打者を務めた。 後に一軍でレギュラーに定着。 聖秀戦では8番ショートで先発。 吾郎のバウンド投球によってに失敗するも、田代の難しい打球を難なく処理したり、相手チームの判断ミスや、吾郎の怪我の影響もあり、2度の内野安打で出塁している。 その後、アニメではW杯の決勝戦を三宅達とテレビで観戦した。 寺門 健一(てらかど けんいち) 声 - 投手・。 右投右打。 (アニメでは東葛西)リトル・シニア出身。 セレクションで合格し海堂学園高校に入学。 長身と老けた顔が特徴。 そのため吾郎からは「おっさん」と呼ばれることがある。 ぶっきらぼうだが、気配りのできる大人びた性格。 重い球質のとを得意球とするが、打球反応や足が遅いためバントシフトへの守備の応用は下手。 セレクションの最終試験の5人野球の初戦では、二死から避けられない球でないながらも、肘に当たって意地の死球で出塁し、サヨナラ勝利のきっかけを作った。 特待生組との歓迎試合では2番手として登板するも、打ち込まれることをきっかけに、吾郎を起用するため自ら降板を希望した。 その後、原作では自分の才能に疑問を抱き退部寸前までいったが、吾郎に諭され部に留まった。 アニメでは一軍対二軍の壮行試合に途中から左翼手として出場していたが、榎本直樹の打球を捕球した際フェンスに激突して負傷し、ベンチに戻り児玉と交代した。 その後、原作では聖秀戦をスタンドで唯一観戦している姿がある。 アニメでの聖秀戦では原作同様1軍ベンチには入れていないため出番も無く、観戦している場面も無い。 丸山 智(まるやま さとし) 声 - 投手・一塁手。 推薦で海堂学園高校に入学。 坊主頭とニキビ顔が特徴。 気弱で優しい性格。 基礎体力トレーニング・丘人魚で初登場。 途中でビンの破片か何かで手のひらをケガしたせいで進めず、メソメソしていたところで吾郎 に助けられ、「俺はコーチのためにやってるわけじゃない。 自分のためにやっている」という言葉で目覚める。 夢島組の投手の中で最も成績が良く評価され、合宿での特訓でコントロールの精度が上がっており、周防から「手塩にかけた一番の自信作」と評されている。 しかし、スカウトの大貫には「マニュアル野球には都合の良い存在で、クソ面白くない投手」とこき下ろされ、また「中学時代の方が、多少コントロールが甘くても詰まらせられる魅力的なまっすぐを投げていた」と指摘されている。 気が弱く 、気弱な性格が相成り、海堂マニュアル野球には素直に従っている。 特待生組との歓迎試合では夢島組の先発を務めるも、本気を出した特待生組に滅多打ちに遭う。 アニメでは壮行試合に途中から一塁手として出場した。 国分 篤(こくぶ あつし) 声 - 二塁手。 右投右打。 背番号 14。 リトル・シニア出身。 推薦で海堂学園高校に入学。 夢島で吾郎と同じ班で同部屋のメンバー。 明るく爽やかな熱血球児。 根性はあるが、心配性でプレッシャーに弱い面もある。 小兵ながらガッツ溢れる努力家。 灰汁の強い他の部員と違い、最初から吾郎には好意的。 また吾郎の方も、彼に対して「小森に似ている」との第一印象を持った。 吾郎が海堂を辞めることになった時も児玉などを説得し、快く見送った。 夢島での紅白戦では2連続で失策をしてしまい、周防の評価を気にして意気消沈していたが、監督のためではなく、自分のために野球をやる、もっと野球を楽しめと鼓舞する吾郎に感化される。 コンパクトなスイングが持ち味で、特待生組との歓迎試合では9回二死から代打で出場し、同点本塁打を放った。 アニメ版では、一軍との壮行試合で交代したメンバーの中、唯一正規ポジションとして出場するが、榎本のジャイロボールとナックルに翻弄されあえなく三振。 その後は一軍に昇格しベンチ入り。 聖秀戦では伝令役を務めていたが、レギュラーの渡嘉敷に代わって試合に途中出場する。 聖秀戦で敵チームとして再会した際も吾郎には好意的だった。 その後、アニメではW杯の決勝戦を三宅達とテレビで観戦した。 児玉 憲太郎(こだま けんたろう) 声 - 三塁手・一塁手・左翼手。 右投左打 背番号 13。 リトル・シニア出身。 推薦で海堂学園高校に入学。 夢島で吾郎と同じ班で同部屋のメンバーで、セレクションによる合格で入部したことを吾郎から告げられた際には「セレクション組が俺ら推薦組に気安く話しかけるな」と見下す発言をしたために吾郎から部屋の窓の外に投げ落とされ負傷させられた。 このように短気で粗暴な性格だが、義理堅く人情脆い一面もある。 アニメ版では、負けず嫌いな性格に変更されている。 三軍夢島での地獄のような特訓に反発し、海堂を辞めようと考えていたが、吾郎の言葉に触発された他、帰りの船を待つ間に暇つぶしのためにキャッチボールをしたところ以前は体に硬さがあったのが柔らかくなるなど変化が見られたことから考え直し中退を諦めた。 組との歓迎試合では6番ファーストで出場。 吾郎がプレイ中、眉村のいる相手ベンチに駆け込んだことに動揺し、前の打席に続いてを放ったため、「ゲッツーロボ」と言われた。 アニメでは一軍対二軍の壮行試合で大半の特待生組が試合放棄をした際、国分に試合に出ることを呼びかけられたが、吾郎の個人的な事情に対して不満に思い、出るのを拒んでいた。 しかしその後怪我をした寺門に代わって左翼手として出場した。 その後は一軍に昇格しベンチ入りとなる。 聖秀戦では延長12回裏に代打として出場し、吾郎から四球を選んで出塁した。 その後、アニメではW杯の決勝戦を三宅達とテレビで観戦した。 草野 秀明(くさの ひであき) 声 - 中堅手。 左投左打。 背番号 8。 リトル・シニア出身。 推薦で海堂学園高校に入学。 プライドが高く、思慮深い性格。 夢島組の中でも総合的に実力が高く、暗闇でも外野フライをキャッチできる。 外野手のポジションに誇りを持ち、夢島で外野手に回っていた吾郎の外野手を見下しているような態度 に反感を抱くが、暗闇に順応した吾郎の実力と野球センスを認めた。 二軍昇格後の特待生組との歓迎試合では、途中登板した吾郎が特待生打線を抑えたことで浮かれ気分になっていたナインをたしなめたり、当初は特待生チームが手を抜いていたことや、吾郎と眉村の直球がジャイロボールであることを見抜くなど、鋭く状況を分析したりと夢島ナインの引き締め役も担っていた。 また、マニュアル野球に反発する吾郎の指示で、二死三塁からのセーフティスクイズを決めるなど(次打席での同じ二死三塁の状況では、眉村相手に失敗した)、夢島組の中で最多となる4度の出塁を見せた。 その後は早い段階で一軍に昇格し、寿也に次いでレギュラーに定着。 1番打者として活躍した。 カットやバントが上手く三振は滅多になく、チームメイトも最後に三振した時は覚えていないほど。 聖秀戦ではスタメンの中で唯一吾郎から三振を奪われておらず、抜け球を狙った安打や四球やエラーで出塁している。 試合の終盤、江頭の非道が明らかになった際も、勝利の為に割り切り 、バント作戦に同意するも、眉村や薬師寺がバントをしなかったことに影響され、寿也が打って勝ってこそ、意味があると考えるようになり、江頭からの代打に応じた米倉を制止する。 卒業後は京阪タイガース(アニメではレパーズ)に入団。 原作ではその後が語られていないが、アニメでは1年目から守備が評価され若手選抜に選ばれており、日本代表のエース原田からバントヒットを決めている。 特待生組 [ ] 眉村 健(まゆむら けん) 声 - 投手。 右投右打。 背番号 1(高校)・ 18(横浜マリンスターズ、アニメではブルーオーシャンズ)・ 23(W杯日本代表)・ 13(・レイダース)。 海堂付属中学出身。 作中でも吾郎、ギブソンと並ぶ剛球右腕。 吾郎と同じくである剛速球に加え、キレ抜群の多彩な変化球も投げられる。 インコースへの高速シュートがウイニングショット。 聖秀編で吾郎の渾身のボールをホームラン性の打球にするなど打撃に関してもプロ並み であり、自信家の吾郎にも幾度も「化け物」と言わせるほどである。 通称「」、「いつもの無表情」と周囲から言われるほどの冷静さ、寡黙さであるが、本人曰く敢えてクールに振る舞い、自分にプレッシャーをかけてマウンドで開き直りやすくしているとのこと。 本当はいつも緊張しており、試合前にトイレの個室でを聞く理由を「緊張して腹がゆるくなるのをごまかす為」と語った。 好きな曲はの。 嬉しいと鼻の穴をヒクつかせる癖がある。 一匹狼タイプだが、W杯編から性格が聖秀編までと比べて穏やかになった。 小学生の頃はのチームに所属。 海堂の大貫に才能を見抜かれ、海堂学園中等部(アニメでは付属中学校)に入学。 海堂の環境と自らの才能により、中学時代に高校野球部一軍の内定を受けた。 地区大会で優勝し天狗になっていた吾郎を世話になった大貫の依頼により、完膚なきまでに叩きのめし、吾郎が海堂にくる契機を作った。 歓迎試合で吾郎と再び対決、佐藤寿也のサヨナラ本塁打によりこのときは敗北(ただし佐藤が海堂の4番を張れるか見極めるため変化球を封印していた。 打者としての吾郎との対決ではファウルで粘ったものの三振に討ち取られた)。 2年時の一軍vs二軍の壮行試合ではブルペンで投球練習をしていただけで、投手としては出番はなかったが、アニメ版では吾郎を本当の好敵手と呼べるかどうかを確かめるために三宅の代打で登場し、榎本のジャイロボールを見事打ち返しツーベースヒットにした。 そして、3年夏の県大会で吾郎と三度激突、逆転されてもなお、ピンチの中でリリーフ登板し吾郎をあっさり三振に取る。 その後、江頭の指示に背き、バントをせずに吾郎からヒットを打つ(本人曰く、疲労で球威の衰えた吾郎の速球ならバントを使わずとも打てると確信したから)。 態度には出さないものの吾郎との対戦を楽しみに思っており、試合中ピンチになった吾郎の裏をかくばかりの戦術に失望するも、その後のチームメイトの叱咤激励で再び真っ向勝負するようになったことを喜んだり、最後の打席では吾郎に三振を食らい、プロで互いによいライバルになりたかったと眉村なりの賛辞を送った。 試合は吾郎の足の怪我の限界でにより勝利する。 その後、を春夏連覇。 甲子園大会で1回のノーヒットノーランを達成した。 ドラフト1位指名で横浜マリンスターズ(アニメでは横浜ブルーオーシャンズ)へ入団、1年目にチーム勝ち頭の11勝(8敗)を挙げた(は3. 21〈アニメでは2. 78〉でリーグ5位)。 ルーキーで唯一、最初からW杯日本代表に選出されていた。 ドミニカ戦ではとして好投し、プレッシャーに潰されそうになった日本代表の危機を救った。 この試合の中で、「に挑戦している吾郎が羨ましい」と思っている描写があり、将来は自身もメジャーへ行きたいと思う。 決勝の戦では先発を務めるが、かつて経験したことのないプレッシャーに耐えられず、打ち込まれてしまう。 しかし寿也の一喝で冷静さを取り戻し、ピンチを凌ぐ。 2年目は最多勝・最優秀防御率・を獲得。 後にFA権を取得、テキサス・レイダースへ移籍し、先発として活躍。 早乙女静香と結婚し、2児をもうけている。 父親は物心付く前に他界し、母親も早乙女静香との結婚後に亡くなっている。 ワールドシリーズ第7戦で先発登板。 母親の命日であり、両親への思いも背負いながら7回までパーフェクトピッチングを続けていたが、味方の失策と疲労から投球リズムを崩し、寿也に自身のウイニングショットを満塁ホームランにされて降板。 『2nd』ではさらに道塁と渉をもうけ、4人姉弟の父となっている。 道塁と渉が物心ついた頃には既に現役を引退しており、先に生まれた長男と長女も野球はしていない。 薬師寺(やくしじ) 声 - 三塁手。 右投左打。 背番号 5。 特待生として海堂学園高校に入学。 巻き毛の長髪が特徴で、特待生の中でもリーダー的発言が目立つ。 二軍を経て一軍レギュラーに定着し、3番打者に。 苦手なコースはインコース高め、外側とローボールには強い。 最初は他の特待生組とともに、マニュアル野球を否定する吾郎を疎ましく思っていたが、アニメでの一軍壮行試合を終えたら海堂を去るという吾郎の態度に見かねた特待生メンバーの中で唯一、自身の守備位置に付き、特待生に理解を示すも「(吾郎の)毒が回ったか…」と呟き、吾郎に影響されるようになる。 夢島組との歓迎試合で特待生組が負けた際、米倉らが負けた悔しさから夢島組に突っかかっていくのを止め、潔く負けを認めた上で特待生組と夢島組の団結を促したり、若手選抜チームと日本代表チーム戦の途中に吾郎の態度に不信感を抱いていた寿也を上手く諭したりするなど、精神的に大人でありリーダータイプの人物。 実力はあるが、三振やフライでアウトになる描写が多く、作中では活躍している場面が少ない。 聖秀戦では吾郎から抜け球を狙ってヒットを1本打った。 また9回裏一死満塁の場面で江頭から初球スクイズのサインが出た際には、バント作戦についてチーム内で意見が別れる中、誰も間違っておらず間違っているのは江頭一人だと思い、吾郎から打って甲子園に行くという決意でサインを無視して痛烈な一打を放つ。 結果的にアウトになり江頭からは「自分がなにやったかわかってるのか」と怒鳴られるも、この造反がチームが一丸になるきっかけとなった。 甲子園後は寿也や眉村と共に高校選抜に選ばれ、アメリカ選抜と対戦したことが寿也の口から語られている。 卒業後は東武ライオンズ(アニメでは埼玉ジャッカルズ)に入団し、1番打者と活躍する。 若手選抜では3番(アニメ版では2番)として出場する。 アニメ版ではオープン戦でも登場し、寿也のリードの裏をかいて長打を放つ。 渡嘉敷(とかしき) 声 - 二塁手・投手。 右投右打。 背番号 4。 特待生として海堂学園高校に入学。 低身長と八重歯が特徴。 饒舌で口数が多い。 本来は野手であるが、シニアでの経験から夢島組との歓迎試合では投手として先発した。 投手としての実力は薬師寺いわく、他校でなら間違いなくエースになれるほどの実力の持ち主。 しかし夢島組に打ち込まれて阿久津と代わり、セカンドの守備についた。 アニメ版では、一軍との壮行試合の終盤に大場に乗じて嫌味も混ぜて他の特待生組同様、守備に入らず試合放棄したが吾郎が海堂のエースである榎本に食らいつくのに見かねて応援した。 野手ではが抜群で仕掛け役に適し、バントも得意な2番バッター。 聖秀戦では7回裏無死満塁の好機でに失敗したことで江頭の逆鱗に触れ、控えの国分と交代させられた。 米倉(よねくら) 声 - 捕手。 右投両打。 背番号 17。 特待生として海堂学園高校に入学。 大柄な体格に色黒のという、いかつい風貌が特徴。 夢島組戦では敬語まじりで「サービス」と称して、序盤は手を抜いていたことを漏らすなど嫌味な性格。 当初から吾郎のことを疎ましく思っており、吾郎の海堂退学後も吾郎に対して突っかかる場面や聖秀戦の試合中も吾郎を馬鹿にする発言が目立っていた(ただ海堂で共に練習していた時は「内、外といいとこを突く」と脱帽する発言もしている)。 夢島組との歓迎試合では6番キャッチャーを務め、本塁打も放っている。 試合に負けた後は勝利を喜ぶ夢島組に「眉村が先発し変化球も解禁してたらお前らは1点も取れてない」と負け惜しみに近い発言をするが、薬師寺に「敗者の言い訳程見苦しいものはない」と苦言を受けた。 後に正捕手の座を寿也に奪われ、控えの捕手に。 渡嘉敷曰く、顔に似合わずリードは慎重。 3年夏の大会ではベンチの御意見番として解説役に徹する。 聖秀戦ではで眉村の球を受けた。 9回裏に江頭から寿也の代打に出るように指示され、それに応じかけるも江頭の非道な行いを不服に思った草野に制止された(本人は「が苦手」と言い訳しつつ、実力が上の寿也を比較したのか「やっぱ俺じゃねぇ…」と引き下がる)。 結局、一軍壮行試合並びに聖秀戦ではベンチ入りメンバーの中で唯一出場の機会が与えられなかった。 大場(おおば) 声 - 一塁手。 右投 右打。 背番号 3。 特待生として海堂高校に入学。 長身に切れ長の目が特徴。 冷静な性格。 夢島組との歓迎試合では4番打者を務めた。 アニメ版では一軍との壮行試合に出場するも、「一軍に勝って海堂を退学する」という吾郎の個人的な事情に対し、わざわざ敵になりたがる人の守備にはつけないと思うようになる。 そのため吾郎の話を聞いた直後の打席でわざと榎本から三振を取られ、静香に自分を交代させるよう告げた。 薬師寺を除いた特待生組は大場の意見に同意し、ベンチに下がったが、榎本相手にファウルで粘る吾郎の最終打席は特待生組では最初に声援を送った。 のちに一軍レギュラーに定着し、5番打者を務めた。 聖秀戦では活躍する描写がなかった。 関(せき) 声 - 遊撃手。 右投右打。 背番号不明。 特待生として海堂高校に入学。 眼鏡をかけている。 特待生組のチームメイトたちからはバント職人と呼ばれている。 夢島組との歓迎試合には2番ショートで先発出場し、吾郎から送りバントを決めたり四球で出塁している。 原作ではその後一軍に昇格、泉がショートのレギュラーに定着したため、一軍の控え選手となる。 3年夏の聖秀戦にもベンチ入りしていた。 石松(いしまつ) 声 - 左翼手。 左投左打。 背番号 7。 特待生として海堂高校に入学。 魚顔と「ウキョ~」などの奇妙な口調が特徴。 夢島組との歓迎試合では5番打者を務めた。 のちに一軍レギュラーに定着。 聖秀戦では6番レフトで先発し、攻守共に比較的活躍した。 吾郎のでサヨナラのホームを踏んで喜んだがチームメイトは勝利より吾郎に、どう目していた。 西城(さいじょう) 声 - 藤田圭宣 二塁手、捕手。 右投左打。 特待生として海堂高校に入学。 白目が特徴。 夢島組との歓迎試合で8番セカンドで出場。 二塁走者として本塁に向かう際、寿也が打たれたような表情で立ちつくし、捕球の構えをしていないことから滑り込まずにホームインしようとしたが、これは寿也の策であり、結果あえなくタッチアウトされてしまった。 交代後に眉村の球を受けているなど捕手としての描写もある。 矢尾板(やおいた) 声 - 右翼手。 両投左打(右投げと左投げのどちらの描写もある)。 背番号 9。 特待生として海堂高校に入学。 三白眼が特徴。 夢島組との歓迎試合では1番打者を務める。 のちに一軍レギュラーに定着。 聖秀戦では7番ライトで先発するが、バントを失敗するなど、活躍する描写はない。 原田(はらだ) 声 - 後藤哲 中堅手。 右投右打。 夢島組との歓迎試合に7番センターとして出場。 活躍する描写はない。 阿久津(あくつ) 声 - 投手。 左投左打。 背番号 10(高校)・ 16(若手選抜)。 特待生として海堂高校に入学。 常に笑っているように見える、むき出しの歯が特徴。 特待生組の中でも他人を見下した言動が多く、吾郎の事もたびたび馬鹿にしていたが、吾郎の海堂退学後のチームメイトとの会話では阿久津曰く「うちにいればそれなりのポストで甲子園に行けた」と実力は認めている。 が最大の武器で、他にもスライダーやカーブを持っているようだが、作中ではほぼナックルしか投げている描写がない。 ストレートはよく打たれるらしい。 50球ほどでスタミナに限界がきて、得意のナックルは投げられなくなる。 そのため中継ぎで起用されている。 1年生の頃から一軍に昇格しており、同じ投手の市原とは仲が悪い。 内心ではマニュアル野球より投手としてのプライドを重視しており、歓迎試合ではファウルで粘る寿也に対し、マニュアルを無視して勝負球のナックルを多投。 その結果本塁打を打たれ、静香に「荷物まとめて出て行きな(アニメ版では「おうち帰んな」)」と罵倒され退部になりかけたが、吾郎の一言に助けられ、1ヶ月メンバーから外されるだけで済む。 聖秀戦では5回表途中に市原のリリーフとして登板するが、藤井に同点適時二塁打を打たれる。 その後は好投していたが9回表に大河に勝ち越しの適時二塁打を打たれ、次の打者にもストライクが入らず四球で出塁させる回の途中で降板した。 また、打者としては死球やエラーで出塁している。 卒業後は広島(アニメ版では広島アローズ)に入団。 リリーフで活躍しており、若手選抜にも選ばれた。 アニメ版では、日本代表チームとの試合に2番手で登板。 市原(いちはら) 声 - 投手。 右投右打。 背番号 12。 特待生として海堂高校に入学。 1年生の頃から一軍に昇格していた。 牛のような顔と大柄な体格が特徴。 のんびりとしたマイペースな性格。 多彩な変化球とクセ球が持ち味。 打てそうで打てない速球と変化球の緩急で勝負する技巧派、寿也曰く「一番攻略しにくいタイプ」で、米倉に「図太いマウンド捌きはうろたえることを知らない」と評されている。 夢島組との歓迎試合では、3番手として登板。 9回二死まで1失点の好投を見せるも、国分に起死回生の同点本塁打を打たれ、続く吾郎にも三塁打を打たれたことで眉村と交代する。 聖秀戦では先発投手として出場。 その結果、一部のチームメイトや首脳陣から顰蹙を買ってしまった。 アニメ版では、眉村からは吾郎に雨を利用されたことと、水を含んだ人工芝に対する適応力のなさを指摘された。 吾郎より一学年上の選手 [ ] 千石 真人(せんごく まさと) 声 - 一塁手、指名打者(アニメ版)。 左投左打。 背番号 3(高校)・ 10(若手選抜)。 吾郎が海堂高校に在学していた際、海堂史上最強スラッガーと称される一軍の4番。 大柄な体躯と老け顔が特徴。 ビッグマウスで女好きで、一人称は「千石真人様」。 一見コミカルな面が目立つが、その実力は紛れもなく本物で、吾郎の球を初見で簡単に打ち返すほど。 マニュアル野球には従っているが、二軍との壮行試合で吾郎と再び対決した際には彼の実力とスタイルに一定以上の評価を与えている発言をしている。 チャンスで打席が回り吾郎にトドメを刺そうとするが、球威に力負けしセンターフライに打ち取られる。 完全に捉えたと思える当たりだったため、犠牲フライによる1点に抑えられた悔しさからベンチでヘルメットを取ることも忘れていた 寿也曰く、ヘルメットを取らず睨みつけるのは、三振より余程悔しかったとのこと。 アニメ版では最終回で打席が回ってきたが三振し、最後の打者となった。 アニメ第5シリーズでは、召集された若手メンバーの1人として再登場。 その際、高校卒業後にグリズリーズに入団し、プロ2年目で28本塁打という実績を挙げていることが明かされた。 しかし、肝心の試合では寿也に4番の座を奪われ、自身は5番だったことに大変ショックを受けていた(寿也に言われるまで自身が5番であることに気付いていなかった)。 また、吾郎に対し「臆した投手は、打者にとって格好の獲物」というセリフを残した。 榎本 直樹(えのもと なおき) 声 - 投手。 右投右打。 背番号 1。 吾郎が海堂高校に在学していた際の一軍のエース。 長髪と血走った目が特徴。 吾郎や眉村にも劣らぬ、抜群のキレを誇るを始め、アニメでは、ナックル、、フォークなど多彩な変化球を有する。 打撃力も高く、球威の落ちた吾郎の球はいとも簡単に弾き返し、ホームラン性の当たりにした(結果は、寺門のファインプレーによる外野フライ)。 原作では、地区予選の決勝と甲子園のみに登板している。 アニメ版では、第2シリーズの壮行試合にリリーフ登板し、代打で登場した眉村に長打を浴び 、普段の理性的な姿から鬼のような形相に豹変する(この状態の榎本の球は、千石ですら打てないという)。 また、この際に薬師寺から「吾郎と同じクラッチピッチャー」と評された。 続く吾郎との対戦では、球威や球速の上がったジャイロボールで追い込むも粘られ、最後はバックスクリーン直撃の逆転2ランHRを打たれた。 その直後、渾身の一球で勝負出来た満足感で通常時の姿に戻っていた。 桜庭(さくらば) 声 - 投手。 左投左打。 背番号 11(高校)。 吾郎が海堂高校に在学していた際の一軍の投手。 海堂屈指の左キラーと呼ばれる。 顎髭を蓄えた強面な風貌が特徴。 サイドスローからの投法が武器。 二軍打線を7回途中まで無失点に抑えていたが寿也に逆転2ランホームラン(アニメ版では同点ソロホームラン)を被弾し、降板した。 吾郎より一学年下の選手 [ ] 榎本 声 - 投手。 右投右打。 背番号 1。 前述の榎本直樹の実弟であり、二軍のエース。 大河曰く「リトル・シニアでは非常に有名な兄弟」とのこと。 兄とよく似た風貌と投球スタイルの持ち主。 を決め球とする。 聖秀戦では先発するも4失点を喫し、さらに吾郎の球に呆気なく打ち取られるなど、実力手に兄よりも劣っている模様(自覚している節がある)。 また、それらを馬場に指摘された際、逆に罵倒するといった粗暴な面も垣間見えた。 アニメ版では、ドライで寡黙な人物として描かれた。 馬場 声 - 捕手。 右投右打。 背番号 2。 二軍の正捕手。 無精髭と恰幅のいい体型が特徴。 横浜シニア出身で大河の先輩。 青柳(あおやなぎ) 声 - 外野手。 左投左打。 背番号 8。 二軍の4番。 アフロヘアと大柄な体格が特徴。 二軍の中でも特に、聖秀ナインのことを見下していた。 蒲田(かまた) 聖秀との練習試合で、江頭の指示により代打起用され、吾郎に怪我を負わせた張本人。 試合前に江頭に吾郎に怪我をさせるよう持ちかけられる。 最初はそんなことはできないと断ったが江頭に「他の一軍当落線上の選手に頼むだけ」、「夢島から頑張ってきたのに最後はスタンド応援組」などと脅され、意地でも二軍に残りたいという思いから吾郎の足を踏み負傷させる。 のちにこの行為を後悔し野球部を自主退部。 その後江頭に脅された事を海堂高校の理事長に告発し、理事長は早乙女兄妹に江頭の内偵を指示した。 首脳陣 [ ] 早乙女 義治(さおとめ よしはる) 海堂野球部総監督。 早乙女3兄妹の父親。 かつて自分の長男が試合で無理をして死んだのをきっかけに、海堂の監督に就任。 マニュアル野球を指導しているが、実質的な権限はチーフマネージャーを務める江頭に掌握されているだけに過ぎず、主要人物たちは愚か静香や泰造等自分たちの子供達の前にすら登場することはなかった。 静香が江頭の改革計画を聞きに行った際の後ろ姿だけが描写されていた。 後に判明した江頭の越権行為による江頭自身の失脚に対しても特に何も意見等を述べなかったことから自身も責任を取り泰造や静香に権限を譲渡したと思われる。 かつての海堂高校のエース。 妹の静香とは、ひと回り近くも年が離れている。 弱小時代の海堂高校野球部を牽引し、地区大会の全ての試合を代わりの投手がいないという状況故に自らの身体の事を顧みず無茶を押して投げ切って初の甲子園出場を実現したが、その直後にそれまでの無理が祟って急死してしまう。 早乙女 泰造(さおとめ たいぞう) 声 - 義治の次男。 海堂二軍。 初登場時の年齢は、推定30歳前後。 屈強な体格の。 野球経験の有無は不明だが、休養明けで身体の軽くなった吾郎のストレートを、いとも簡単に受けていた。 妹や父が執拗に固執するマニュアル野球に疑問を抱いており、吾郎の存在が早乙女一家と海堂を兄の死の呪縛から解き放てるかも知れないと感じ、それまでがむしゃらに練習していた吾郎に(半ば軟禁状態にして)休養の大切さを教えるなど熱心に指導した。 マニュアル野球に反抗的な吾郎を首脳陣(特に2軍監督)は目の敵にするが、彼の野球への熱い思いに心が動かされる通例の展開で、最初から味方だった唯一の人物である。 アニメではW杯決勝をTV観戦した。
次の左腕に転向してからは、を武器とする速球派のとなる。 常に野球一筋の、まっすぐな熱血漢。 その反面、恋愛沙汰や世間一般の常識に関して疎い面があり学業(頭を使うこと)が大の苦手。 ワールドシリーズを制して数年後に投手として再起不能に陥ってからは野手に転向し、『2nd』では各国に渡って現役生活を送りつつ、様々な壁にぶつかっては試行錯誤する大吾と仲間達を導くこともある。 『MAJOR 2nd』の主人公。 吾郎と薫の長男で、泉の3歳下の弟。 少年期の吾郎と外見はよく似ており、やや小柄な体格。 幼少時、現役復帰した吾郎の影響を受け、「おとさん(吾郎)みたいにプロ野球選手になる」という夢を抱いていた。 小学4年生から本格的に野球をすべく三船リトルに入団したものの父親譲りの身体能力に恵まれず、周囲からは期待はずれとして落胆され、常に父や2人の祖父と比較され続けたため父に対しての劣等感や後ろめたさを抱き、一度野球を辞めてしまう。 小学校6年生まで母に振り回される形でサッカーや勉強に取り組むも、長続きせずゲームばかりしており、野球をやりたいという気持ちこそ完全には無くなってはいなかったものの傷つくことを恐れて物事に対して逃げ腰になっていた。 運動神経自体は悪くなく守備能力は並以上だが、遠投や打撃が不得意。 ただし、これは基礎的な知識や練習が不十分だったためであり、再び野球を始めてからは寿也の指導を受け、徐々に練習の成果を見せ始めている。 投打ともに豪快な野球が持ち味であった父とは対象的に、三船ドルフィンズ時代は犠打やプッシュバントで次の打者に繋げることを中心とした、小技主体のスタイルに取り組んでいた。 吾郎と異なり目上ならびに初対面の人物には礼儀をわきまえた振る舞いをするが、藤井千代を野球部に勧誘した時に「あなたの身長に惚れました! 」と正直過ぎる言葉を放ち彼女を余計怒らせるなど、女性に対して不適切な対応をとってしまう点は同様である。 小学生編 当初は自分の抱えている劣等感や繊細で傷つきやすい一面を姉や母親に理解してもらえなかったことや、味方からの無神経なヤジもあって捻くれた性格となっており、睦子や光等の好意的な感情も素直に受け入れられずにいた。 光との出逢いを機に、心境に変化が現れ始め、紆余曲折ありながらも再び野球と向き合うことを決め、三船リトルに再入団する。 投手を目指す光の提案で捕手を目指すが、野球から離れていたこともあって当初は消極的かつ上から目線な態度を取り光を怒らせてしまう。 後にいずみからの助言を受けて前向きになり、光を見返すために吾郎からの頼みでコーチを引き受けた寿也の指導の下でバッティングセンターで特訓に励んでいたが、後に光が何も告げずに群馬へ引っ越してしまったことで気持ちの整理が付かずにいた。 しかし、寿也を通じて光からの手紙を受け取って光の本心を知り、いつか共に野球をすべく特訓を再開。 のちに光もチームに復帰し、1回戦での奮闘ぶりを見たチームメイトからも仲間として認められた。 またこれ以降、光や睦子にも友好的に接するようになる。 県予選では準々決勝で惜敗を喫した際に光が選手生命や日常生活に関わる怪我を負ったことで自責の念から再び思い詰めていたが、シーズンを終えて帰国した吾郎と寿也の協力や容態が回復に向かっていた光の励ましもあって立ち直る。 中学生編 私立風林学園に進学し、2年生になった際は主将を任される。 主将に選ばれた際に、吾郎に自身へのコーチを依頼し練習を重ねた結果、苦手だった打撃面でも粘りのバッティングが出来るほどの進歩を見せ、春の大会では、かつては格上だった卜部とアンディのバッテリーから、サヨナラ打を打つ。 決勝では試合には敗れたものの道塁の本気の速球を打ち返すなど、かなりの成長ぶりが伺える。 指導者不在の中で自身が部員達の練習メニューを考案したり、練習前の下準備や後始末等の雑用を自分から進んで行っているが、部活終了後にも自宅で自主練習をするなどドルフィンズ時代とは異なりストイックな生活を送っている。 前述した指導者不在の環境に加えて、練習試合等のチームの現状を見極める機会に恵まれなかったことも災いしてか、アニータから「千里や仁科も登板できるように投手の頭数は多くて損はないはず」と提案されるも「1年生を敗戦投手等にさせたくない」という配慮から提案を却下してしまった結果、睦子を疲労困憊になるまで投げさせてしまう。 仁科をやむなくリリーフで登板させたときは好投させたものの、先発を任せた際には力配分等の指示が不十分だった事も災いして炎上させてしまい、救援で登板した千里が「握力が限界」と降板を願い出るも「投げられる投手がいないから困る」といった自身の配慮が裏目に出てしまう等、実質的な初陣故の見通しの甘さからのミスを招いてしまう。 春季大会決勝で惜敗した悔しさから、夏の大会を見据えたチーム全体の早急なレベルアップを目指すが、休日を返上した練習時間等の増加や質の向上等を急ぐあまり、試合中に負傷したアニータや肘の古傷を抱えている弥生、膝を痛めてる関鳥に対しての配慮を怠ってしまうなど、一度は周囲が見えなくなってしまう。 この為に練習量増加賛成派と反対派筆頭の太鳳との間でチームが空中分解するかとも思われたが、無理がたたって大吾がによる高熱を発症し寝込んだ事により、チームメイトらが大吾の負担軽減の為に協力する事を決め、集団で見舞いに行った事でチームの結束はより深まった。 その数ヶ月後に行われた辻堂中との練習試合で光と再会するも、試合で大敗した上に光がドルフィンズ時代の怪我が原因で投手をやめたことを聞かされ、精神的に追い詰められる。 アニメ版ではキャプテンに指名された当初は自分の実力から就任に消極的であり、野球部を退部してシニアへの移籍を考えていたが、吾郎や大河の経験を聞いたことで徐々に考えを改め、吾郎にコーチを依頼したことが語られた。 主要人物 [ ] (さとう としや) 声 - (幼稚園、小学生)、(中学生以降) 吾郎の最初の友達で、終生のライバルであり、親友となる強肩強打の天才。 吾郎とは対照的に冷静沈着な性格で頭脳明晰。 容姿端麗で女性人気も高い。 現役引退して日本に帰って来てからは吾郎の頼みで大吾のコーチを務め、後に睦子の打撃指導も行っている。 声 - メジャーリーグで活躍する速球投手。 吾郎の父・茂治に死球を投げて死なせてしまい、その贖罪として吾郎の成長を見守る。 吾郎にとっては亡き父に代わり目標と出来る唯一の人物。 声 - 、(幼少期) ジョー・ギブソンの息子。 テキサス・レイダースの4番打者として天才的な打撃力を誇る。 アメリカにおいて吾郎とライバル関係になる。 三船リトルでは吾郎と同じチームで共に戦った。 彼とは紆余曲折あったものの結婚し、『2nd』では二児の母親となる。 左投左打。 背番号 44。 吾郎の実父。 通称 おとさん。 ・横浜マリンスターズ(アニメ版では横浜ブルーオーシャンズ)の選手。 一軍とを往復する日々を送っていたが、千秋の死後まもなく猛練習を繰り返したせいでを患い、それ以降はずっと二軍生活を余儀なくされる。 さらにその上、遠征先でを壊してしまい引退を考えたが、吾郎が球団へ押しかけて解雇を取り消すよう懇願したことや、茂野からの勧めを受けて野手転向を決意する。 そして、茂野との3打席勝負の末に球団側と再契約を結び、再び頭角を現していく。 スタメン出場となった東京シャイアンズ(アニメ版では東京ウォーリアーズ)戦。 当初は平気な様子を見せていたが、翌朝に急激な体調悪化に見舞われ、のため他界。 その生き様や野球に対する姿勢は、死してなお吾郎の模範となっている。 また、茂治の死去により数多くの人物が生涯を狂わせることになった。 現実においてもでの死亡例は存在する。 のは、頭部に死球を受けて昏倒、12時間後に死亡している。 本田 千秋(ほんだ ちあき) 声 - 吾郎の実母。 通称 おかさん。 吾郎が3歳時、突然の病気 で他界。 本田 義治(ほんだ よしはる) 声 - 茂治の兄であり、吾郎の伯父。 弟とはひと回り近く歳が離れており、彼に野球を教えた人物でもある。 思いやりのある優しい性格で、茂治が不慮の事故で亡くなった際、妻や周囲の反対を押し切って桃子に吾郎を託した。 その後も、何かと吾郎と桃子のことを気にかけ、リトルリーグ編では英毅との結婚を後押しし、W杯編では吾郎の応援をするために現地まで駆けつけた。 本田 良枝(ほんだ よしえ) 声 - 義治の妻であり、吾郎の伯母。 かなり利己的な性格の持ち主。 義弟の茂治が死亡した際、自分の子育ても一段落ついた時期に吾郎を引き取るということで難色を示していたため、桃子が吾郎を引き取る申し出を快諾した。 しかし、球団から多額の補償金が支給されることを知ると、手の平を返して言いがかりをつけ、打算目的で親権の約束を反故にしようとするという非常に狡猾な面を覗かせた。 その後、リトルリーグ編でもわずかながら登場した。 アニメでは最初から夫とともに暖かく吾郎を迎えている。 桃子の懇願に現役の母親として「(ただでさえ子育ては大変なのに)他人の子を育てることは(もっと)大変なことだ」と反対するが、2人の硬い絆を見て受け入れた。 義治の長女(仮称) 吾郎の従姉。 初登場時すでに成人している。 センター分けのロングヘアが特徴。 アニメ版では、英毅と桃子の結婚式にも出席していた。 義治の次女(仮称) 吾郎の従姉。 初登場時は中学~高校生であった。 眼鏡とボブカットが特徴。 弟が欲しかったらしく、桃子が吾郎を引き取ることになった際、少々悔やんだ発言をしていた。 アニメ版では、英毅と桃子の結婚式にも出席していた。 茂野家 [ ] 茂野 英毅(しげの ひでき) 声 - 投手。 左投左打。 背番号 17()。 茂治の親友で、同じ横浜マリンスターズ(アニメでは横浜ブルーオーシャンズ)のだった。 桃子と付き合う前に離婚歴が一度あり、野球のことしか考えなかったことが原因だったとのこと。 投手として引退寸前だった茂治に打者への転向を勧めるが、後に彼を死亡させる結果となってしまったことに自責の念を抱いており、そのためか彼の息子・吾郎のリトルデビュー戦を観戦しに行ったりと何かと気遣っていた。 前妻と離婚後、吾郎が小学4年の時に桃子と再婚し、吾郎の義理の父になる。 吾郎が中学3年(アニメでは高校2年)の時に、自身の限界を感じて現役を引退し、野球解説者を経てW杯では日本代表の投手コーチ兼ヘッドコーチを務めた。 アニメ最終シリーズではメジャーの解説者も務めている。 吾郎が三船ナインと別れてまで茂治がいた横浜リトルに入団しようとしていたことに桃子から相談を受けて諭したり、肩を痛めているのに安静にせず練習を続ける吾郎を叱る、吾郎が右肩を壊した際に左投げ転向を薦める、聖秀対海堂戦では仕事を切り上げ観戦に訪れ桃子を励ます、親を気遣いメジャー行きを諦めようとする吾郎を送り出す等、様々な場面で茂治に代わり重要な役割を果たしている。 吾郎に対して技術的な指導をすることはほとんどないが、中学編で吾郎が寿也に歯が立たず相談した際には、ボールがキレのない棒球であることを指摘した。 その後、眉村率いる海堂に敗れた際、吾郎が「親父の言うキレは何一つ通用しなかった」と言った際には「(サウスポーに転向してすぐに結果が出ないからといって)野球を舐めているのか?」と厳しく諭し、吾郎が海堂に行くきっかけを作る。 また、聖秀編では吾郎が野球経験のない素人だけを集めて試合のための見せかけだけで野球をやろうとしていたことを顧問の山田から聞かされて、当初は「があることや親子共々やりづらい」と保留したが、山田からの熱心な要請に応え吾郎を本来の野球に取り組むべき姿にするために目を覚ませるべく吾郎に内緒で臨時コーチを引き受け 、吾郎以外の部員たちのやる気を試すために厳しい練習を課し、それに抗議した吾郎には「自分以外に何も守るものを持たない奴に本当の栄光は掴めない」と助言をしチームメイトの心に寄り添うきっかけを与えた。 野手転向のテストで対戦した際、読みだけで打とうとする茂治の胸元にボールを投げ込むなど野球を甘く考えている人間には非常に厳しい一面を見せる。 吾郎を実の息子同然に想っているため、心のどこかで吾郎の実の父・茂治に対して嫉妬していると桃子(アニメでは吾郎)に語っていた。 作者曰く、「を逆にしただけという単純なネーミングで、当初は重要な役割を担う予定はなく、吾郎の父になる予定もなかった」とのこと。 『2nd』でも小学生編より登場し、口ひげをはやした良き祖父として桃子と共に大吾の試合を観戦している。 「目立ちたがりな吾郎と違い、大吾はデリケート」と彼の性格を看破している。 作中では美人で容姿が吾郎の実母によく似ており 、茂治も一度見間違えたほど。 普段は穏やかだが、毅然とすべき時は厳しい態度を示す気丈さも持ち合わせている。 元々は、吾郎が通っていた幼稚園の先生(アニメ版ではの)。 吾郎を幼稚園の外の私生活でも面倒を見ており、吾郎も、大好きな野球と同等以上に慕っていた。 本田茂治のを受け婚約するが、その矢先に茂治が急死してしまい、自らの意志で吾郎を引き取り育てる。 同居するようになってからは吾郎にも母親として認められ、2人で助け合いながら生活していたが、茂治の死から4年後、彼のことを忘れられずにいながらも、何かと面倒を見てくれる英毅に惹かれ結婚し、次男・真吾と長女・ちはるを儲ける。 W杯編では、次男・真吾と渡米し、準決勝・決勝と夫と息子の活躍を見届けた。 茂治のプロポーズの決め手は「何になってもいいが、思いやりのある、友達を大事にする人間に育って欲しい」という子育て基準が千秋とまったく同じであったため、茂治の没後も吾郎にそれを教えて育てていくことになる。 ただし、元から野球に対し興味があったわけではないので、夫や吾郎との温度差もしばしば垣間見えた。 早い段階から吾郎の養母として接していたため、実子と変わらない愛情を持っており、吾郎もそれを理解しているので彼女には頭が上がらない様子。 シリーズごとに髪型が変わるのが特徴で、『幼稚園編』~『リトルリーグ』では三つ編み、『中学編』~『高校編』では後ろで一つにまとめたスタイル、『マイナーリーグ編』以降は、パーマのかかったセミロングヘアにしていた。 『2nd』では50歳前後となっているため、ややふくよかな体型となって老眼鏡をかけるようになり、小学生編では英毅と共に大吾の試合を観戦している。 大吾のことを「大ちゃん」と呼んでいる。 茂野 真吾(しげの しんご) 声 - (第2シリーズ)、(第3シリーズ以降) 英毅と桃子の長男であり、吾郎の義弟。 吾郎のことを実の兄のように慕っており、彼からも可愛がられている。 少年野球団に入り野球をするようになるが、実父の英毅も兄の吾郎もプロ野球選手ということと自身の実力とのギャップが心の重荷になっている事に嫌気が差し、辞めたがっていた。 しかし、W杯決勝のアメリカ戦でギブソンJr. に本塁打を打たれた吾郎を批判する日本のファンに対し、「兄ちゃんは打たれたくて打たれたわけじゃない」と吾郎をかばい、アニメでは野球を続ける事を吾郎に告げた。 高校でも野球をやっているようであり、髪型も坊ちゃん刈りから坊主頭になっている。 茂野 千春(しげの ちはる) 声 - 英毅と桃子の長女であり、吾郎の義妹。 原作では吾郎が高校1年生の夏に生まれ、アニメでは2年生の春に生まれている。 名前はだったが、「キャラクター名鑑 完全版」においては、「千春」と漢字表記されている。 男の子が生まれても千春だったらしい。 茂野 泉(しげの いずみ) 声 - (メッセージ )、(セカンド) 、投手。 右投右打。 吾郎と薫の長女で、大吾の3歳上の姉。 両親に似て活発で気の強い性格。 小学生時はで、中学生時はにしている。 吾郎がメジャー8年目でワールドシリーズを制覇した直後にアメリカにて誕生する。 小学生のときに吾郎のホーネッツ退団に伴い日本に引っ越すが、仕事もせず家で怠けている吾郎の姿に憤りを感じていた。 しかし、母に連れられ見に行った父の復帰試合で、野球の楽しさを身をもって伝えようとする父の姿に涙を流し、自らも両親が在籍していた三船リトルに入団し、引退まで主力として活躍した。 『2nd』では風林中学校に進学し、後に硬式の女子野球部のある横浜星倫高校へ外部進学するなど文武両道の優等生として通っている。 小学生編では、無気力な日々を送っている弟・大吾を苦々しく思っており、彼が光の影響で再び野球と向き合おうとしてからは自身の経験を踏まえて助言している。 原作ではどこを守っているのかははっきりとしていないが(ただし、「完投して疲れてる」など、投手を思わせるセリフもある)、アニメ版では風林中のエースとして活躍している。 容姿はかなり良く、光の活躍やエースの座が危うくなったことなどで不貞腐れ野球を辞めようと思っていた卜部が家に現れた時にその容姿が目を引き、野球の助言も与えて再びやる気を出した事がある。 当初は平仮名表記だったが、『2nd』では「泉」と漢字表記されていることが多くなった。 清水家 [ ] 清水 大河(しみず たいが) 声 - 薫の2歳下の弟。 横浜リトル・シニアで5年間レギュラーを張った。 長打力はないがシュアな打撃と堅実で華麗な守備が持ち味である。 初見で吾郎のストレートをバットに当てたり、9回2アウト2ストライクと追い込まれた段階での代打起用で香取のスライダーをヒットにするなど随所に野球センスを見せる。 吾郎が聖秀に野球部を作ったことを姉に知らされ、名門の誘いを蹴って入学。 現実的で冷めている面があったため、吾郎が海堂二軍との練習試合で足を怪我したとき、他力本願な自身の本音を打ち明けた上で躊躇もなく野球部を辞めてしまうが、姉からの叱咤で野球部に戻る。 大会前に吾郎の代わりに投手を務めると自分から言い出し、練習していくうちに1ヶ月でカーブも投げられるようになった。 復帰してしばらくは、傲慢な態度を取り吾郎を怒らせてしまうこともあったが、吾郎の不屈の闘志と他の部員のサポートに触発されて、チームの一員であることを自覚。 夏の大会では三船戦において、利き手に怪我を負いながらも奮闘し、久里山戦では完全試合を阻止するヒットや唐沢のを阻止するホームへの好返球を見せる。 海堂戦では9回の勝ち越し適時二塁打を含む4安打に加え、本職ではない右翼手で3度のを見せ、海堂ナインも試合途中から吾郎だけではなく彼のことも警戒した。 吾郎らがチームを卒業した後、1年生ながらキャプテンを任される。 「自分では吾郎が所属していた時以上の結果は残せない」と悩んでいた ところ、吾郎から「お前はお前のチームを作ればいい」と諭され、キャプテンとしてチームをまとめていくようになる。 「打倒海堂」のつもりでチームを引っ張っていたが、毎年1、2回戦突破がやっとで、最後の夏も海堂戦の一歩手前で敗退した。 いつもはクールに振舞っていたが、この時は人目をはばからず大泣きする姿を見せた。 後に美容師になる。 学生時代は「茂野先輩」と呼んでいたが、姉の結婚後は吾郎を「兄貴」と呼び、慕っている。 アニメでは第1シリーズで顔を見せ、野球に興味を示す場面がある。 第3シリーズでは海堂の特待生枠を打診されながらも聖秀に来たこと、異性に関しては年下にしか興味がないことなどが描かれた。 また、リトル時代には「自分もこんな選手になりたい」と寿也に憧れ(原作では大河のリトル時代は特に描かれていない)を抱いていた。 吾郎以外のチームメイトは大河のことを原作では清水と呼んでいるが(吾郎も稀に清水と呼ぶことがある)、アニメでは大河と呼んでいる(クラスメイトの綾音のみ清水君と呼んでいる)。 原作では最後まで投手を続けている。 アニメでは、新入生が入ってからは本来のポジションである遊撃手に専念し、また、新入生の渋谷とは何かと衝突していたが、渋谷と以前の自分が似ていることに気付き、過去の吾郎と同じように渋谷を叱咤し、2回戦を勝ち抜いた。 自身もキャプテンとして一皮むけることができたようである。 アニメ『メジャー・メッセージ』では、吾郎の現役復帰に向けた打撃練習に付き合う。 いずみと大吾に「叔父ちゃん」と呼ばれ、「お兄さんな…」苦笑いしながら訂正させようとしたり、密かに練習に打ち込むのを隠すため「」に行くという吾郎に快くしないいずみが憤慨して大河の前から去る際、大吾に「お互い気の強い姉を持つと大変だよな…」とぼやく場面があった。 『2nd』のアニメ第2シリーズでは原作に先駆けて登場しており、野球部キャプテンに指名されて自分の実力差から就任に悩んでいた大吾から連絡をもらった際に、自身が聖秀野球部キャプテンとなった際の経験を語っている。 『幼稚園編』では強豪チームだったが、『リトルリーグ編』では野球人口の減少により、存続が危ぶまれるまでになるも吾郎たちの奮闘もありチームは存続し、県内屈指の強豪横浜リトルを打ち破るまでに成長。 アニメ版では、その後も決して強豪とは言えないものの、続いていることが明確に語られている。 『メジャー2nd』では、軟式野球チームになっており田代が監督を務めている。 チームは弱小(本編での勝利が田代が監督に就任して初)のままだが、選手の数は吾郎の頃よりも増えている場面が見受けられる。 本田 吾郎 投手。 右投右打。 背番号 1。 詳細は「」を参照 小森 大介(こもり だいすけ) 声 - (小学生)、(中学生以降) ・(大学)。 右投 右打。 背番号 2(リトル〜高校)・ 23(大学)。 小柄な体格だが抜群の野球センスの持ち主。 あだ名は「こもリン」。 普段あだ名で呼ぶのは大林のみだが、吾郎も呼んだことがある。 捕手としての能力は高く、小学生時代から吾郎の速球を難なく(小・中に至っては初見で、アニメではプロ入り後の球も)捕る程であり、吾郎もかなり助けられているため、小森が怪我をした時はその存在の大きさに改めて気付かされた。 肩も強く中学時代は相手選手が驚いたことがあり、インサイドワークの面では宇沙美球太から高評価を受けていた。 その一方で、足は速くないと海堂のセレクション前に自分で発言している。 長打力もあり、その総合的な野球の実力は吾郎も認めるほど。 またチーム内の不協和音をうまく収束させるなど人格も優れており、試合中自分に危害を加えた選手や自分をいじめていた相手を恨むようなこともなく、報復しようとした吾郎らを叱責していた。 真面目でしっかりした性格だが弱気な面もあり、吾郎や沢村・山根に咎められることもあった。 父は元横浜マリンスターズの捕手(アニメでは横浜ブルーオーシャンズ)でつぶらな瞳は父親譲り。 小学生の頃は短髪。 中学・高校時代は坊主頭になり、大学生になるとまた小学生時代のような短髪に戻っている。 薫と同様に、吾郎のことを改姓後も「本田君」と呼ぶ。 野球選手としても吾郎を尊敬し自らの手本としている。 小学生の時に沢村達にいじめられていたところを吾郎に助けられ、彼に誘われて三船リトルに入団。 戸塚西リトル戦で左手を負傷(捻挫)し、大会閉幕後に完治。 横浜リトル戦では、吾郎やチームメイトが必死にプレーしているのを見て、自分の怪我で迷惑を掛けていると負い目を感じ、チームに勝利を捧げたい気持ち一心で同点適時打を放った。 三船東中学では主将を務める。 山根らの妨害でろくに野球ができない状況下にあったが、転校してきた吾郎と彼との諍いを経て復帰した山根の尽力で再始動。 寿也率いる友ノ浦中との試合では、寿也の心理作戦にはまった吾郎に喝を入れて冷静さを取り戻させるなど、技術面のみならず精神面でもチームの勝利に大きく貢献した。 海堂高校への進学を決意し、吾郎・寿也と共に海堂セレクションを受け4次テストまで勝ち残ったが、寿也との勝負に敗れ、不合格になった。 市立三船高校に入学し、大林・山根と共に無名校だった三船をシード校にまで躍進させ、自らも4番として活躍。 聖秀に編入した吾郎との対決では頭脳プレーでリードするも、吾郎に同点3ランを打たれ、自身も吾郎に三振に打ち取られて惜敗した。 その後一球だけ吾郎の球を捕らせてもらい、自らの高校野球にけじめをつけた。 高校卒業後は地元の大学(アニメでは日本教育大学)に進学して野球を続けている。 W杯編では山根達から決勝戦を観戦するための渡米に誘われるが、野球部の練習を最優先に考え断念した。 また、メジャーリーグ編では吾郎のいるホーネッツの優勝決定戦を携帯電話で見ていた。 W杯編では、安藤監督の家で三船リトル当時のメンバーと決勝をTV観戦した。 大学卒業後はとなり、営業中にテレビでワールドシリーズを観戦し応援していた。 この頃から吾郎を「吾郎君」と呼ぶようになる。 アニメ第4シリーズでは、大学野球部で球拾いばかりの毎日だったが、ぎっくり腰になった安藤の代わりに三船リトルの監督をすることになる。 そこで、横浜リトル戦を前に戦意喪失していた選手たちの士気を高めるべく、自らも猛練習を重ね、代打で出場した。 アニメ『メジャー・メッセージ』では営業マンとして生計を立てながら、安藤に請われ日曜日だけ三船リトルの監督を務めている。 原作と異なり、今まで通り吾郎・薫のことを「本田君」「清水さん」と呼ぶ。 『2nd』では虹ヶ丘ビートルズの監督として再登場。 得意のデータや頭脳を駆使した作戦で三船を追い詰めようとする。 アニメ版ではドルフィンズの前監督 であり、チームはその時の方が強かったとのこと。 沢村 涼太(さわむら りょうた) 声 - (小学生)、(中学生以降) 、投手。 右投右打。 背番号 8。 後ろ髪の跳ねた長髪が特徴。 運動神経抜群で足が速く、吾郎に劣らぬ体力の持ち主。 父が地元の少年クラブの監督で、自身も元々はサッカーをしていたが、野球にも順応し、本牧リトル戦ではライン際へ流し打つバットコントロールも披露した。 川瀬涼子に鼻の下をのばしたり、彼女に対する吾郎の眼差しをからかったりと、お調子者の一面もあるが、友情を大事にする熱い心の持ち主。 薫、小森と同様に、吾郎の改姓後も、彼を「本田」と呼んでいる。 小学生の時に小森をいじめていたが、吾郎との出会いで自らの過ちに気付き、自ら小森に謝罪して和解した。 サッカーのクラブにも入っているがそれまでの罪償いも兼ねて三船リトルに入団する。 控えの投手も務めるが制球はいまひとつ。 戸塚西リトル戦では縦に落ちるフォークに対してバットを縦にして構え(自称、必殺縦バット)、相手チームのエラーを誘い勝利につながった。 横浜リトル戦でも、延長8回表の守備で体力の限界に達した吾郎の覚悟に奮起して、内外野の狭間に落ちると思われた難しい打球を好捕し、チームの勝利に大きく貢献した。 吾郎が福岡に転校した後はエースを務めた。 三船東中学ではサッカー部の主将を務めた。 その後、の高校にサッカーで推薦されたが、後に膝を壊しサッカーをやめている。 本人曰く「もまともにできない」。 アニメ版では、その後大学のに所属していると語った。 W杯編では、安藤監督の家で三船リトル当時のメンバーと決勝をTV観戦した。 メジャーリーグ編では、上記の小森同様、吾郎のいるホーネッツの優勝決定戦をトレーニングしながらラジオで聴いていた。 前原 あつし(まえはら あつし) 声 - 、(W杯)。 右投右打。 背番号 6。 吾郎より1学年上。 出っ歯と小柄な体格が特徴。 かなりのお調子者でチームのムードメーカー。 一方、大の練習嫌いで諦めが早い。 2番打者を務める。 本人曰く「チーム1のの達人」とのことで、本牧リトル戦にて相手の前進守備をかいくぐる、見事なプッシュバントを決めた。 また、小森が負傷した際は3番を務め、江角のカーブをジャストミートし、相手ナインを驚かせるなど、活躍している描写が多い。 W杯編において三船リトル当時のメンバーと決勝をTV観戦した。 作者は、作中のキャラクターで自分に近い人物を聞かれた際に、前原と答えた。 アニメ第2シリーズでは、顔と声は同じだが性格は正反対の弟が登場した。 第5シリーズでは、「リトル時代、茂野吾郎の面倒をみてやった」と大学内で言いふらし、女子からモテまくっていると述べている。 田辺 誠(たなべ まこと) 声 - 、(W杯)。 右投右打。 背番号 3。 吾郎の1学年上。 背が高く面長で、癖毛とたらこ唇が特徴。 前原に次いで諦めが早く、彼と同じ小学校に通っている。 打順は6番で凡退している描写が多いものの、横浜リトル戦で本塁打を打ち、野球の喜びを味わう。 W杯終盤に、安藤監督の家に集まって決勝をTV観戦している。 髪型がリトル時代とは違う。 アニメ第5シリーズでは、大学で軟式野球を続けていると明かしている。 長谷川(はせがわ) 声 -。 右投右打。 背番号 4。 吾郎の1学年上。 糸目が特徴。 足が速く1番を打つ。 前原とともに、宇沙美球太から「非力だが小技は警戒すべき」と評された。 安藤監督のスパルタ練習が厳しくなって恐れていたが、横浜リトル戦でその記憶を思い出しながら、田辺に続き本塁打を放った。 W杯編では、安藤監督の家で三船リトル当時のメンバーと決勝をTV観戦した。 アニメ第5シリーズでは、「甥っ子とよくキャッチボールをしている」と明かしている(このことから兄、もしくは姉がいる模様)。 夏目 翔太(なつめ しょうた) 声 - 、(W杯)。 右投右打。 背番号 5。 吾郎より1学年上。 キレのいい眉毛とタレ目が特徴。 口は悪いが既存メンバーの中では真面目な性格。 前原、田辺と同じ小学校に通っている。 他の選手に比べ失策する描写が多く、打撃も不振気味だったが、夏で頑張り、5番打者へと成長した。 前原曰く「地味な5番」で、本人も気にしていた。 関西の大学に進学したため、W杯編に三船リトルOBとして唯一再登場していない(アニメでは登場している)。 鶴田(つるた) 声 - 、(W杯)。 右投右打。 背番号 7。 吾郎の1学年上。 眼鏡とギザギザの口が特徴。 勤勉かつ真面目な性格で、進学塾に通っている。 長谷川と同じ小学校に通っている。 試合で活躍する描写は他の選手に比べ少ないものの、横浜リトル戦にてぎっくり腰になりながらも球場に来てくれた監督に応えるため、6回2死で起死回生の安打を放った(その後、横浜リトルサイドの作戦ミスもあり、打線がつながり同点となる)。 W杯編では、安藤監督の家で三船リトル当時のメンバーと共に決勝をTV観戦した。 安藤(あんどう) 声 - 、(セカンド) 三船リトルの監督で、安藤スポーツ用品店の主人。 かつて、息子の隆文を猛特訓によって故障させたという苦い経験を持つ。 この無念から吾郎に夢を託そうとし、幼稚園編において幼稚園児である吾郎にでの練習と変化球を教え、茂治から怪我を招く可能性を指摘された。 リトルリーグ編では、野球人口の減少で三船リトルに入る子も少なくなり、指導もスパルタすぎると親に注意されてしまい、思い切って出来なくなっていたが、吾郎が入ってから監督としての熱意を取り戻し、吾郎に仲間との協調を教えた。 采配ぶりも堂に入っており、宇沙美球太による戦力分析でも「ベンチワークは要注意」と評される。 横浜リトル戦ではぎっくり腰をおして横浜スタジアム(アニメでは横浜オーシャンスタジアム)に駆けつけた。 アニメでは第2、第4シリーズにも登場。 前者では成長した吾郎と再会しており、後者ではまたしてもぎっくり腰になり、小森に監督代理を頼む。 W杯編では、自宅に三船リトルOBが集まって決勝をTV観戦した。 OVA『メジャー・メッセージ』でも三船リトルの監督を続けているが、日曜日のみ小森が代理を務めていることが語られている。 『2nd』では監督を引退し、店の方は息子の隆文が継いでいる。 外見は、高齢者になっている。 安藤 隆文(あんどう たかふみ) 声 - 、(セカンド) 安藤の一人息子。 吾郎より6歳年上。 かつては父の指導で投手を志していたが、その半ばで肘(アニメ版では肩)を故障し、満足な投球ができなくなった。 しかし、本人はそのことを一切恨んでおらず、「投手がダメなら、打者になればいい」と前向きに考えている。 また茂治の打者転向に勇気づけられたとも語った。 リトルリーグ編にもわずかだが登場し、高校の野球部に所属している。 その際、着ていたユニフォームの背番号から、ポジションは二塁手と判明。 『2nd』でも登場し、父の店を引き継いでいる。 リトルリーグ編でのライバル達 [ ] 久喜リトル [ ] 上河内(かみがうち) 声 - 捕手。 右投右打。 背番号 2。 夏合宿で練習試合をした、久喜リトルの強打者。 性格は呑気かつ大食漢で、練習嫌い。 紺野とは一番親しく、「コンちゃん」と呼んでいる。 洞察力に長けており、小森の打撃力を素振りだけで見抜いたり、吾郎に変化球を覚えた方が良い事も指摘した。 夏合宿では練習試合で後1死で試合終了という状況で代打で登場しサヨナラ2ランホームランを打った。 これを見た吾郎から対戦を申し込まれ監督は上河内を打ち取ることを条件に出すと吾郎の前に三振を喫した。 これにより三船リトルとの練習試合をするが第1打席でまたも吾郎から三振するが、その後の回で吾郎がバント処理で一塁送球の際に打者走者の頭に当てたことを機に投球が乱れると上河内はホームランを打ち吾郎をKOし、三船リトルに勝利した。 アニメ第2シリーズでは、野球を辞めてに入り、の姿でサボリがてらアイスを持って、ゴロー(額にはメジャーの「メ」の文字がある)という相撲部屋の飼い犬(声 - )を散歩するシーンがある。 ただし、稽古をサボっての散歩であったため、先輩2名に捕まってしまった。 ゴローに至っては終始清水のひざにすり寄りなついていたが、怒られて逃げて行った。 鉄拳と同様に、白い顔と真っ黒い目が特徴だが、修正版ではをベースにデザインが修正されている。 紺野 声 - 久喜リトルのピッチャー。 村上 声 - 久喜リトルの監督。 本牧リトル [ ] 吾郎達がドルフィンズに入団して最初に戦った、県大会での対戦相手。 安藤の情報では、去年の準々決勝で名門・横浜リトルと戦い負けはしたが苦戦させ、たった1点差だったとのこと。 岡村三兄弟(おかむらさんきょうだい) 声 - (三兄弟すべて) 三つ子の兄弟で、ともに広い守備範囲と高い守備技術を持ち、「(本牧の)恐怖のブラック」と呼ばれている(吾郎から最初の聞き間違いあるいはわざと「ブラックカスタネット」と呼ばれている)。 一郎(いちろう) 二塁手。 右投左打。 背番号 4。 一番打者。 バットコントロールに優れ、ストライク球を確実にファウルして相手を疲弊させた挙句、を選ばせて出塁する技術を持つ(「地獄のバックファイアーピッチャー殺し」と呼ばれている)。 二郎(じろう) 遊撃手。 右投左打。 背番号 6。 二番打者。 バントや盗塁といった小技を得意とする。 三郎(さぶろう) 中堅手・投手。 右投左打。 背番号 8。 三番打者。 長打力に優れ、二郎の盗塁を警戒した直球に狙いを定め、強打で点を稼ぐポイントゲッター。 三人の中でも特に守備範囲が広い。 一年前まで投手をしていたが肩を壊していた模様。 三船リトル戦では6回裏2死と勝利目前の局面で「ブラックトライアングル」の盲点(三塁線攻め)を見破られた末、同点にされる。 満塁の状態で吾郎に打順が回り、彼への対応は毎回だったが、敬遠できる状況ではなかったため、トライアングルを崩し、三郎がマウンドに上がって勝負するも彼のサヨナラ満塁本塁打で敗退した。 北浦(きたうら) 投手。 背番号 1。 本牧リトルのエース投手。 小柄な体格で眼鏡をかけている。 岡村三兄弟には従順。 小森から見ても「絶好球」しか投げられないが、それゆえの体重移動の難しさから柵越えのホームランを打ちにくく、打球のほとんどを岡村三兄弟に捕られる(データによると、73個のアウトのうちの65個)。 それゆえ長距離打者は必ず敬遠する。 戸塚西リトル [ ] 去年の成績はベスト4。 しかし、以外の守備はそれほど上手くなく、前原達は最初バカにしていた。 宇沙美 球太(うさみ きゅうた) 声 - 投手。 左投左打。 背番号 1。 剛速球とが武器。 小学6年生。 打撃もよく、1番バッターでもできる。 プロを意識して木製バットを使用。 速球に強い吾郎も空振りさせられるほどのボールを投げる。 野球好きの父に強引に野球を始めさせられを受けていたが、自分が所属するチームが勝利した際に父が内心喜んでいる事に気付き、「父の為に野球をする事が全て」と思い込み、自分でも気付かない内に父に絶対服従の野球のようになっていった。 三船リトル戦では最終回、まで後二人まで追い込んだが、沢村のとっさの思いつき『縦』で出塁されそれを逃す。 さらに得意球・フォークの多用により握力が弱まったことと縦バントによる揺さぶりから、前原を与死球で、小森の走者一掃の長打で5対4まで追い上げられる。 父である監督から吾郎を敬遠するよう指示されるが、彼に「誰の為に野球やってんだ」と質問され父のやり方に疑問を抱き、指示を無視する。 で勝負するも、父に投手交代を迫られる。 しかし、今までの鬱憤と本音を父に吐露したことから、彼の行き過ぎた行為から周囲の擁護され交代もなく、チームメイトの声援と自分の意思で吾郎と「心のこもった真剣勝負」するも、彼に逆転サヨナラ2ランホームランを打たれた。 しかし、彼との勝負で初めて野球の面白さを実感し、父の今までの行き過ぎた指導を責める事はなく野球を勧めてくれた父に感謝して父とも和解した。 宇沙美の父(うさみのちち) 声 - 戸塚西の監督。 名前不明。 大の野球好きで勝つ為なら些細な妥協も許さず特に息子に対しては一段と厳しい。 球太に野球以外のスポーツで遊ぶことを禁止し、ゲームや漫画も野球系のものに限らせ、友人と関わるのも「くだらん友情ごっこ」と吐き捨て、百害あって一利なしと見なして禁止した。 試合に勝利した際は素直に球太に「嬉しかったぞ。 好きなもの食べていいぞ」と喜びを伝えることもある が、決まりを破ったり自分のチームが負けそうになると公衆の面前でも平然と容赦なく球太をするほどに厳格。 結果息子の球太を絶対服従の野球ロボットにしてしまった。 更に球太以外の選手達の野球能力を全く信用していなかった為に、球太を除く選手達から不満を抱かれ人望が薄い事も気付かなかった。 自分の方針は正しいと本気で信じていた為に、その方針が原因で吾郎を始めとする周囲を敵に回して責められた事に驚愕。 審判からも「あなたが行っているのはスパルタではなくなのでは」とまで言われる事態に。 アニメではリトルリーグの理念に自らの行いが正しいと思うか聞かれ沈黙。 大人しくベンチに引き下がった。 父の束縛から解放された球太のストレートを見て自らの過ちに気付いた。 試合では敗北したが、球太から今までの行き過ぎた指導を責められる事はなく野球を勧めてくれた事に感謝され和解した。 その後、「自分を含むチームメイト全員と食事を囲みながら反省会を開く」と知らせた。 その他のチームメイト 橋本、三塁手(声 - )。 松本、二塁手(声 - )。 堺、一塁手(声 - )。 戸塚西リトルのメンバー。 宇沙美の父である監督が息子である球太の野球能力しか信用していなかった為に、自分達がただチームにいるだけで全く信用されていなかった事に不満を抱いていた。 しかし、吾郎が監督である宇佐美の父が球太に対する指導が行き過ぎている事を指摘した事をきっかけに、彼等も吾郎達共々監督を睨んで球太を助けた。 横浜リトル [ ] 全国優勝もしたことがある、リトルリーグ界屈指の強豪チーム。 『メジャー2nd』では、小学生編で直接は登場しなかったが、今も全国大会に出る程の強豪とのこと。 佐藤 寿也 捕手。 右投右打。 詳細は「」を参照 真島(まじま) 声 - 三塁手。 右投左打。 背番号 5。 横浜リトルの4番打者。 中学1年生。 クールでドライな性格で、プライドが高い。 非常に高い実力の持ち主で、吾郎から本塁打を放った(スタンドインする程)数少ない人物。 三船リトルや吾郎を「坊や」と呼び見下していたが、試合の中で吾郎の実力と野球に対する熱意を認めていき、監督の指示を無視して勝負に挑むほど熱くなっていった。 延長8回裏の守りでに遭い、これが自チームの敗戦に直結した。 羽生(はぶ) 声 - 一塁手。 左投左打。 背番号 3。 横浜リトルの5番打者。 丸眼鏡が特徴。 三船リトル戦では2回裏に、吾郎が寿也のリードに翻弄されつつも打ち返した打球を好捕、併殺にとる。 3回表、吾郎のにはし、この様子が監督を含めた味方ナインの度肝を抜く。 真島同様にヘッドスライディングで既にアウトにした場面では「アウトなんだけど」と三船を見下した態度をとるが、試合の中で吾郎の実力と野球に対する熱意を認めていき、彼も熱くなっていった。 伊達(だて) 声 - 遊撃手。 右投右打。 背番号 6。 横浜リトルの1番打者。 真島と同年代。 テクノカットが特徴。 三船リトル戦では試合開始早々、叩きつけ打法で出塁。 村井(むらい) 声 - 二塁手。 右投右打。 背番号 4。 横浜リトルの2番打者。 たらこ唇が特徴。 三船リトル戦では「堅い」と思いつつも初回から送りバント。 延長8回表でもその役割を果たすが、直後に相手ナインが奮起したため水泡に帰す。 関(せき) 中堅手。 右投右打。 背番号 8。 横浜リトルの7番打者。 彼とともに外野を守るレギュラーは、右翼手が 松原、左翼手が 坂上。 江角(えすみ) 声 - 投手。 左投左打。 背番号 1。 横浜リトルのエース。 真島や伊達と同年代。 坊主頭とキツネ目が特徴。 30イニング無失点記録を持つ。 変化の大きいをウィニングショットにしているが、カーブ打ちの練習をしていた三船リトルに攻略され、初回で4点を失い交代させられた。 反面プライドも高く三船を下に見ており、後藤のアドバイスを聞き入れずに意固地にカーブを投げ続けるも、さらに失点してしまう。 打者としては、三船リトル戦で、両チームを通じて最初の打点を記録した。 後藤(ごとう) 捕手。 背番号 2。 三船リトル戦開始時点での、横浜リトルの正捕手。 団子鼻が特徴。 江角や菊地に対して懸命にリードを試みるが、2回途中で寿也に交代させられる。 菊地(きくち) 投手。 右投げ。 背番号 10。 三船リトル戦で二番手として、江角に代わって登板した。 彫りの深い顔が特徴。 自身で「10番が横浜リトルのエースナンバー」と発言している。 速球が武器でカーブも投げられるが、吾郎のストレートに見慣れていた三船リトルに、軽く打たれてしまう。 後藤と変わって年下の寿也のリードを当初は受けずにいたが、好リードを受けてからは立ち直り、好投する。 6回の守備で安定度を欠いたが、監督は彼の続投による試合決着を図る。 結果、見通しの甘さが裏目に出て、敗因に結びついた。 映画版でもわずかに登場し、北九州リトルに打ち込まれる。 川瀬 涼子(かわせ りょうこ) 声 - 投手。 右投右打。 背番号 15。 からの。 男勝りで負けず嫌いな性格で、吾郎や寿也より2学年上。 父の仕事の都合で渡米した直後、偶然にもテレビに映っていたギブソンに憧れて野球を始め、その影響で彼を彷彿させる投球フォームを持ち味とし、を得意とする。 吾郎の初恋の相手で 、普段は辛口な彼や他の三船の選手、特に沢村をして「かわいい」と言わしめるほどの容姿。 しかし、試合前に寿也と三人で会った際、ギブソンの起こした死球での死亡事故について、その相手が吾郎の父とは知らずギブソンの方に同情しており 、「よけられない方が悪い」と悪気なく言い放ったため、吾郎の恋心はすっかり冷めてしまった。 「ウチ(自チーム)で一番の投手」と評価されているが、三船リトル戦では、延長入りして吾郎の体力を削った後にしか登板機会を貰えず、8回裏には吾郎への敬遠策を強いられ、性差による不利を意識させられる。 葛藤の末に吾郎と真っ向勝負をするもランニングホームラン(実際にはエンタイトル二塁打の当たりでそのままプレーが続行され、サードクロスプレイ時に偶然脱げ飛んだ吾郎のヘルメットに送球が当たり、途中で一時力尽きながらもホームイン)を打たれ、敗戦投手となった。 その後、埼玉県立大磯高校で男子になりすまし野球部に入部している。 原作ではリトルリーグ編後は登場しない。 アニメでは第2シリーズに登場し、山下高校野球部に所属している。 規定により公式戦には出場できないため、練習試合のみで登板しているという設定である。 第3シリーズでは、大磯国際大学の女性エースとして再登場し、八木沼隼人を三振に打ち取った。 また、久里山高校の香取対策として、綾音から頼まれ、聖秀高校の打ちの練習に協力した(原作では大河がボロボロになりながら最後まで投げ続けている)。 第5シリーズでは就職活動をしている最中に、アメリカを相手に奮闘する吾郎の姿を見て、プロ野球の独立リーグのトライアウトに挑戦することを決意した。 作者曰く「ちょっと消化不良に終わった」。 樫本 修一(かしもと しゅういち) 声 - 横浜リトルの監督。 茂治の幼馴染で、同じ横浜リトルでプレーした。 リトル時代、エース争いの試合で茂治に死球を与え骨折させてしまい、責任を感じて練習に出なくなるが、茂治に励まされ立ち直った過去がある。 高校時代は甲子園準優勝経験があり、元千葉マリンズ(がモデル)の選手(プロでは怪我などもあり、あまり活躍できなかったようである)。 横浜リトルでは厳しい監督だが、よく教え子たちの悩みや相談も聞き、良き監督として慕われている。 試合でも勝利を第一に考えるが、秋季大会での三船リトルには、選手層で有利ながら控え戦力の温存を図りハンデ戦へ持ち込んだため、相手ナインの奮起を招いたことで負けた。 夏合宿における三船リトルとの練習試合で、わざと三船リトル側の不利になる判定をしたり、茂治を愚弄しわざと吾郎を怒らせるなどの憎まれ役を務めることで、吾郎のを克服させた。 特徴的なをかけており、三船ナインからは「サングラスのおっさん」と呼ばれている。 アニメ第3シリーズでは、茂野英毅と共に聖秀高校にコーチとして訪れた。 清水大河は教え子だったようであり、樫本によって大河の特色が語られた。 「またノックを打てるのを楽しみにしていた」と言われた際、普段はクールな大河も苦笑するなどリトル時代に絞られた模様。 三船東中学校 [ ] 野球部員達の吾郎の呼び方 小森、清水、沢村の3名以外は、改姓前の吾郎との面識は皆無だったが、野球部全員が吾郎のことを「本田」と呼んでいる。 また、野球経験者の吾郎、小森、大林、山根以外は野球経験がない素人ばかりであったが、話の進行とともにかなり上達していき、地区大会決勝で三船西中を相手に快勝。 海堂付属中に大敗するも、初の県大会進出を達成した。 及川(おいかわ) 声 - 中堅手・右翼手。 右投右打。 背番号 8。 色黒の肌にが特徴。 野球部の部室を溜まり場にしていた山根の不良仲間だったが、吾郎と出会って復帰した山根の誘いで本格的に野球を始める。 野球経験は乏しいが運動神経はよく足も速い為、トップバッターに抜擢される。 守備では佐藤寿也の大飛球を追い、フェンスに登ったこともある。 牟田に比べて真面目な性格で、過去の行いを反省する発言もみられた。 再入部以前は同級生を恫喝するなど(アニメでは別のシーンに差し替えられている)粗野な描写が目立っていたが根は臆病で小心者であり、吾郎や山根のように威圧感のある人物には頭が上がらなかった。 高校卒業後は就職しをしている。 W杯観戦のための渡米を仕事の都合で断念した。 アニメ版では、W杯決勝戦をラジオ・テレビ観戦している。 また、会社で草野球をしていることを明かされている。 就職先の社長と些細なことで言い合いになり一時退職するが、吾郎の野球に対する誠実さを思い出し、家づくりに命がけで取り組む決心をする。 社長に無礼を謝罪に行き、真相を理解した社長の計らいで解雇は取り消された。 牟田(むた) 声 - 投手・三塁手・中堅手。 右投右打。 背番号 10。 と鼻が特徴。 野球部の部室を溜まり場にしていた山根の不良仲間だったが、吾郎と出会って野球を再開した山根の説得もあって野球を始める。 及川同様に根は臆病で小心者であり、吾郎や山根を恐れていた。 スタメン入りしておらず補欠だったことで小森に文句を言っていたが、山根に「ピンチで颯爽と現れる秘密兵器でお前にしかできない役目だ」と持ち上げられそれを真に受け嬉しく思い、上手く丸め込まれている一面もあり、かなりのお調子者。 及川と比べていい加減な性格で、引退後練習に顔を出しノックを打つなど後輩の宮本たちに先輩風を吹かせることもしばしば。 技術的には素人で、当初は本格的に野球をすることを渋って辞めようとしたが、次第に野球の楽しさを理解し始めて思い留まった。 なお、原作では練習についていけず及川と共にすぐに辞めようとする話が描かれたが、アニメではギャグ描写で終わっている。 宝仙中学戦では吾郎が遅刻をしたため、投手として先発した。 友ノ浦中戦では7回裏2死から代打出場し、安打を放った(その後打線が繋がりチームはサヨナラ勝ちした)。 W杯編では山根・大林と共にアメリカに駆けつけた。 髪型が長髪に変化していたが、そのせいで吾郎や薫に気づいてもらえなかった。 アニメ版では、及川同様に会社で草野球をやっているが、そこでも(乱闘の)「秘密兵器」らしい。 宮本(みやもと) 声 - 遊撃手・三塁手。 右投右打。 吾郎の2つ下の後輩。 野球部のビラを見て矢部と共に入部した。 3つ年上の兄も補欠だが三船東中の野球部だった。 を選ぶ描写が多く、2番打者としてつなぎの役目を果たした。 バントもできる。 友ノ浦中戦では2点を追う最終回二死満塁で打席に立つが、寿也の速球に手が出ず、2ストライクまで追い込まれる。 しかし吾郎に「同じ三振なら思い切り振って三振してこい」とアドバイスされ、結果スイングして空振りするが振り逃げとなって出塁し、二者が生還して同点に追いついた。 矢部(やべ) 声 - 二塁手・遊撃手。 右投右打。 吾郎の2つ下の後輩。 野球部のを見て宮本と共に入部した。 試合では出塁した描写がチームで唯一ない。 友ノ浦中戦の最終回では(牟田)を送られた。 広崎(ひろさき) 声 - 左翼手。 右投右打。 背番号 7。 吾郎の2つ下の後輩。 山根の野球部復帰後に入部した。 友ノ浦中戦の最終回四球を選んで出塁し、その後好走塁で同点のホームを踏んだ。 庄司(しょうじ) 声 - 右翼手・二塁手。 右投右打。 山根の野球部復帰後に入部した。 宝仙中終盤では、「本当のチームワーク」を意識して体を張った守備を見せ、ピンチを防ぐ。 友ノ浦中戦の最終回では、吾郎のアドバイスを受けセーフティーバントを決め、後続につないだ。 高橋(たかはし) 右翼手・三塁手(アニメのみ) 吾郎達の1学年上である野球部員。 地区大会の成績が振るわずスタメンを山根に奪われてしまい、彼に辞退を依頼するが断られ、逆恨みで大会前に右手に大怪我を負わせる。 この一件が元で山根が野球を憎み不良行為に走るきっかけとなった。 三船高校進学メンバー [ ] 大林 雅彦(おおばやし まさひこ) 声 - 三塁手・投手(中学校)、一塁手(高校)。 右投右打。 糸目と高い背丈が特徴。 性格は非常に弱気。 小森を「こもリン」と呼ぶ。 元々をやっていたが、小森の誘いで野球部に入部。 山根らの妨害に挫けていたが、転校してきた吾郎の一喝で立ち直り小森とともに部の再建に乗り出す。 吾郎が入部するまではエースだったらしく、練習試合の三船西中戦では先発、地区大会1回戦の宝仙中戦でも大量失点した牟田に代わって登板した(両試合とも途中で吾郎に交代)。 三船高校進学後も野球部に所属し、三船東中では6番打者で、を放つことがあまりなかったが、吾郎のいる聖秀と戦った時には3番に出世、を決め、終盤吾郎に本塁打を打たれて後悔する小森と山根を叱咤するなど心身ともに成長(吾郎も大林の上達ぶりを認めていた)した姿を見せた。 ではサークルで野球を続けている。 W杯編では山根・牟田と共にアメリカに駆けつけた。 原作では当初、「雅隆」という名前だった(中学での部員勧誘シーン)。 山根 義隆(やまね よしたか) 声 - 右翼手・三塁手(〜中学校2年)、一塁手(中学校3年)、投手(高校)。 左投右打。 (高校時代は短髪)と濃い顔が特徴。 不良時代もあったが、本来は真面目な努力家。 打者としては長打力があり、投手としては高い制球力による緩急をつけた投球で勝負する。 中学2年の時、を奪われた先輩の高橋に逆恨みされ、右ひじに再起不能の重傷を負わされる(アニメでは練習試合中の走塁妨害の事故に変更されているが、高橋が故意に怪我を負わせた点は共通しており、周囲からの咎めも無くレギュラー入りしている)。 それ以来野球部員を逆恨みし、野球部壊滅を目論んで及川や牟田に脅迫や野球道具の損壊をさせるが、に転向した吾郎と出会い、殴り合いの末に吾郎から野球を諦めきれない心中を見抜かれ 、彼が左投げに転向するまでの努力と野球に対する熱意を知って再び野球部に復帰する。 三船西中との練習試合での左投げの吾郎の速球を見たことの驚きや、まともに左で投げられるのに2ヶ月もかからなかったという吾郎の言葉もあって、自身も左投げに転向する。 非常に仲間思いであり、及川や牟田を熱心に野球部へ誘ったり、復帰後脅迫した元部員の面々に率先して謝罪に行った。 その後は練習に励み、5番打者として大会に出場。 地区大会1回戦の宝仙中戦では吾郎から自分を含めた全員がチームワークの意味を誤認していることを指摘されて気合を入れ直し、逆転サヨナラ満塁本塁打を打つ。 3回戦の友ノ浦中戦では一時勝ち越しとなる本塁打を放った。 左投げに転向したばかりの頃は遠投50メートルが限界だったが、三船高校進学後は投手に転向、エースを務めるまでに成長。 県大会2回戦で吾郎のいる聖秀と対戦した時は、小森とバッテリーを組み、吾郎に「アイツがいなければ今の自分はなかった」と果敢に勝負を挑んだが同点3ランを打たれ、最後は惜敗した。 アニメでは試合終了後に吾郎に「甲子園へ行け」と励ましの声を掛けている。 大学ではサークルで野球を続けている。 W杯編では牟田・大林と共にアメリカに駆けつけた。 リトル編の本牧リトルのスタメン選手にも、同姓のキャラが存在する。 その他の中学校 [ ] 友ノ浦中学校 [ ] 鈴木 綾音(すずき あやね) 声 - 寿也の通う友ノ浦中学校の1年生。 苗字はアニメで設定された。 野球に関心はなかったが、学校での抜き打ち検査でを没収され、それを寿也が密かに取りかえしてくれたことから(アニメでは階段から落ちそうになったところを寿也に助けてもらう)、彼に憧れて野球部のになった。 そして彼の事を恋愛対象と意識するようになった。 アニメ第2シリーズ1話では吾郎に三船東中学校を尋ねられるも、間違えて三船西中学校を案内してしまった。 原作では中学編のみの登場で、作者は彼女について「大人しい性格ゆえに機能しなかったキャラクター」と述べている。 アニメでは第3、第4、第6シリーズにおいて大河のクラスメートかつ聖秀学院高校マネージャーとして登場している(髪型はからストレートのロングヘアになった)。 第3シリーズでも寿也への想いは相変わらずであったが、彼の聖秀への態度に少し落ち込むが、野球部が頑張っているのを見て寿也へライバル心を持つようになる。 その後、第4シリーズでは大河率いる聖秀野球部をマネージャーとして支えている。 吾郎のことは、寿也のライバルということも拍車にかけ「野蛮な人」と評価していたが、第3シリーズでの聖秀野球部のマネージャーになってから、次第にそのイメージは払拭されていた。 由美 声 - 綾音の親友。 倉本(くらもと) 声 - 三塁手・捕手(友ノ浦中時、三船東戦最終回のみ)。 背番号 5。 右投右打。 友ノ浦中学軟式野球部の3番打者。 寿也の理解者。 三船東戦で寿也に頼りがちなチームメイトを叱咤するなど、さりげなくチームメイトをまとめるムードメーカーでもある。 三船東戦の終盤で寿也が登板した際には捕手も務めた。 進路については三船東中の県大会進出時の時点で三船高校を予定していたが、その後の足取りは不明で、三船高校の後のメンバーにも登場しない。 成瀬(なるせ) 声 - 投手。 背番号 1。 友ノ浦中学軟式野球部のエース投手。 の投球フォームが特徴。 球種・緩急・コースとも変幻自在で、それを寿也がリードすることにより、1・2回戦とも無失点で勝利。 三船東戦でも試合を優位に進めていたが、寿也の緻密なリードへの対応とアンダースロー特有の疲労ゆえに疲弊し、6回裏の及川への押し出し死球を最後に降板。 三船西中学校 [ ] 吾郎が東中に転校する前は県大会への出場を決めるなど、この地区では名の知れ渡っている強豪校。 原作では、吾郎たちとの練習試合は恒例の交流戦と大会前の計二度行われており、交流戦で連れてきたのは全員一年生で入部テスト代わりにしていたが、アニメでは交流戦に出場したのは全員レギュラーの設定であり、入部テスト代わりにしていない。 また、二回目の練習試合も行っておらず、狡い一面も特にない正当な強豪校になっている。 仁田峠(にたとうげ) 声 - 西中野球部の投手。 右投げ。 2年生からエースを務めており、山根が一目置く本格派。 練習試合では及川から三球三振を奪うも、途中出場した吾郎からホームランを浴び最後は山根にも打たれて敗北した。 また、その練習試合で三塁走者としてホームを狙い捕手の小森にタックルするも小森はボールをこぼさずアウトになった。 この際若干右肩を痛め小森から「大丈夫ですか」と気遣う言葉をかけられたが監督からは「せっかくのチャンスを無駄にしやがって」と苦言された。 その後マウンドに上がると小森の打席で監督から敬遠指示されるが右肩のことを心配しなかった監督とタックルされながらも自分を気遣った小森との差からラフプレーをすることに疑問を抱き指示を無視した。 結果小森に打たれてしまい負けたがチーム全体としてラフプレーを止めるきっかけとなった。 地区大会決勝では成長した三船東ナインに完敗した。 野球部顧問 声 - 西中野球部の監督を務める。 勝利意識が高く、三船東との練習試合では新入生に野球部への入部希望者が多いことを背景に試合でテストを実施し、打順ごとの役割に沿ったプレーを要求するなど選手には非常に厳しい面を見せた。 さらに負傷から部に復帰したばかりで送球がままならなかった山根を含めた東中ナインを練習試合で罵ったほか、原作では途中出場した吾郎を警戒して試合を持越し、選手に公然と妨害を指示するなど狡猾な面もあった。 吾郎には仕返し されるとターゲットを小森に変える がこちらも仕返しはされなかったが小森の執念が上回り負傷させることはできなかった。 仁田峠には小森の打席で敬遠を指示するもラフプレーをすることに疑問を抱いた仁田峠から指示を無視された。 青武館中学校 [ ] 地区大会の2回戦で三船東中と対戦し、1四球だけのノーヒットノーランを喫して敗退。 堂本(どうもと)、長渕(ながぶち)、天野(あまの) 声 - (堂本)、(長渕)、羽多野渉(天野) 青武館中学軟式野球部と横浜シニアに両属するクリーンアップトリオ。 堂本、遊撃手、右投右打。 長渕、一塁手、右投左打。 天野、三塁手、右投右打。 打順は堂本が三番、長渕が四番、天野が五番で、それはシニアでも同じ。 堂本はミートの達人。 長渕は長距離打者。 天野はシニアで「掃除屋」とあだ名され、実質チーム一の打撃力。 三船東戦では遅れて出場するも、吾郎のキレを生かした速球には抑え込まれた。 その後、三人とも推薦で海堂高校へ入学し、三軍に帯同して夢島へ渡るが、適性テストを待たずに脱落した模様。 海堂学園高校 [ ] 作中で最強と謳われている野球の名門高校。 全国各地に散らばるが有望な選手をこぞって集めている。 作中では二軍以外に負けている描写がない。 セレクション組の一人、泉祐一は「海堂でレギュラーを獲れば、プロへの道が保証されたも同然」と発言しており、プロへのパイプも太い。 これまでにも大勢のを輩出しているが、やでの注目度や活躍の割に、海堂の卒業生からは「超一流」のプロは一人も出ておらず、この事実は海堂の首脳陣も認めている。 一軍に下級生はほぼおらず、育成に専念されている。 また眉村などの1年での1軍昇格者も遠征には同行していたが、練習などは上の指示により2軍で行っていた。 レギュラー入りしていた選手でプロ入りが判明しているのはごく僅かで、それ以外の選手の足取りは不明だが、早乙女兄妹が「みんな順当に決まって一安心ね」と話している描写がある。 吾郎が授業中の校舎を訪れた際、「俺たちは野球だけをしていればいい」という旨の発言をしており、野球部のメンバーが学校で授業を受けている描写はない。 レギュラーになれなかった場合の進路について、セレクション組の三宅陽介は「その時になって勉強したかてもう手遅れ」と発言した。 吾郎退学の際に野球部所属の生徒は扱いであることが判明している。 本塁打を打っても無表情な態度やプロのようにローテーション制を敷き、頻繁に投手を代える戦法(作中ではマニュアル野球と称されている)などは、世間からの評判が良くなく、年々を受験する者が減っており 、江頭も問題視していた。 作中に登場した特待生組や、一軍の主力選手も在学中はな一面が強かった(千石真人は例外)。 アニメ版では、一軍壮行試合では試合終盤、吾郎が海堂を去ることを知った特待生組の大半が守備位置につかず「勝手にやればいい」と試合を放棄する。 代わりに控えメンバーが守備位置に着くことになったが、9回表に吾郎が榎本から何度もファウルを打つ姿に見かねて、特待生組達が大声で吾郎を応援するようになっていた。 吾郎の学年下で構成された二軍チームもドライな性格な選手が多いものの、聖秀との練習試合で足を負傷し、倒れた吾郎に対しては驚きを隠せずにいた。 早乙女兄妹が後に語った内容によると、寿也たちの世代が黄金時代だったとのこと。 夢島組 [ ] 三宅 陽介(みやけ ようすけ) 声 - 三塁手・右翼手。 右投左打。 背番号 15。 リトル・シニア出身。 セレクションで合格し海堂学園高校に入学。 楽観的な性格とが特徴。 口は悪いが憎めない世渡り上手。 やや肩が弱いが足の速さはトップレベル。 夢島編では、基礎体力トレーニング・アリ地獄で選手たちを弄んだ乾に激しい怒りを向ける推薦組に対し、素直に乾に従う吾郎に同調し「自分もあいつと同じ考え。 セレクションを受けた自分からすればこんなものは屁でもない。 推薦組は、プライドばかり高くて自分に甘い奴らばかりじゃないのか」と諭した。 特待生との歓迎試合では3番サードで先発し、プッシュを決めた。 また特待生の初回限定サービスではあるが、本塁打も放っている。 アニメでは一軍対二軍の壮行試合に途中から右翼手として出場したが、バッティングは眉村の申し出により交代させられた。 その後は一軍に昇格し入り。 聖秀戦では9回裏に江頭から寿也のに指名されるも、江頭の行いを不服に思っていたため渋っていた。 その後は延長12回裏に代打として出場し、吾郎が海堂を出て行った真の意図に気付き、安打を放った。 聖秀戦で敵チームとして再会した時も吾郎に好意的だった。 その後、アニメではW杯の決勝戦を泉、国分、児玉、静香、泰造と共にテレビで観戦した。 泉 祐一(いずみ ゆういち) 声 - 遊撃手。 右投右打。 背番号 6。 (アニメでは西横須賀)リトル・シニア出身。 セレクションで合格し海堂学園高校に入学。 猫のような目が特徴。 クールでドライだが、前向きな性格。 吾郎には好意的であり、吾郎が海堂を辞めることになった時も送別会に参加しても構わないと発言しており、快く見送った。 小技が得意な1、2番タイプで守備は上手いがスタミナとパワー不足が課題。 特待生との歓迎試合では2番打者を務めた。 後に一軍でレギュラーに定着。 聖秀戦では8番ショートで先発。 吾郎のバウンド投球によってに失敗するも、田代の難しい打球を難なく処理したり、相手チームの判断ミスや、吾郎の怪我の影響もあり、2度の内野安打で出塁している。 その後、アニメではW杯の決勝戦を三宅達とテレビで観戦した。 寺門 健一(てらかど けんいち) 声 - 投手・。 右投右打。 (アニメでは東葛西)リトル・シニア出身。 セレクションで合格し海堂学園高校に入学。 長身と老けた顔が特徴。 そのため吾郎からは「おっさん」と呼ばれることがある。 ぶっきらぼうだが、気配りのできる大人びた性格。 重い球質のとを得意球とするが、打球反応や足が遅いためバントシフトへの守備の応用は下手。 セレクションの最終試験の5人野球の初戦では、二死から避けられない球でないながらも、肘に当たって意地の死球で出塁し、サヨナラ勝利のきっかけを作った。 特待生組との歓迎試合では2番手として登板するも、打ち込まれることをきっかけに、吾郎を起用するため自ら降板を希望した。 その後、原作では自分の才能に疑問を抱き退部寸前までいったが、吾郎に諭され部に留まった。 アニメでは一軍対二軍の壮行試合に途中から左翼手として出場していたが、榎本直樹の打球を捕球した際フェンスに激突して負傷し、ベンチに戻り児玉と交代した。 その後、原作では聖秀戦をスタンドで唯一観戦している姿がある。 アニメでの聖秀戦では原作同様1軍ベンチには入れていないため出番も無く、観戦している場面も無い。 丸山 智(まるやま さとし) 声 - 投手・一塁手。 推薦で海堂学園高校に入学。 坊主頭とニキビ顔が特徴。 気弱で優しい性格。 基礎体力トレーニング・丘人魚で初登場。 途中でビンの破片か何かで手のひらをケガしたせいで進めず、メソメソしていたところで吾郎 に助けられ、「俺はコーチのためにやってるわけじゃない。 自分のためにやっている」という言葉で目覚める。 夢島組の投手の中で最も成績が良く評価され、合宿での特訓でコントロールの精度が上がっており、周防から「手塩にかけた一番の自信作」と評されている。 しかし、スカウトの大貫には「マニュアル野球には都合の良い存在で、クソ面白くない投手」とこき下ろされ、また「中学時代の方が、多少コントロールが甘くても詰まらせられる魅力的なまっすぐを投げていた」と指摘されている。 気が弱く 、気弱な性格が相成り、海堂マニュアル野球には素直に従っている。 特待生組との歓迎試合では夢島組の先発を務めるも、本気を出した特待生組に滅多打ちに遭う。 アニメでは壮行試合に途中から一塁手として出場した。 国分 篤(こくぶ あつし) 声 - 二塁手。 右投右打。 背番号 14。 リトル・シニア出身。 推薦で海堂学園高校に入学。 夢島で吾郎と同じ班で同部屋のメンバー。 明るく爽やかな熱血球児。 根性はあるが、心配性でプレッシャーに弱い面もある。 小兵ながらガッツ溢れる努力家。 灰汁の強い他の部員と違い、最初から吾郎には好意的。 また吾郎の方も、彼に対して「小森に似ている」との第一印象を持った。 吾郎が海堂を辞めることになった時も児玉などを説得し、快く見送った。 夢島での紅白戦では2連続で失策をしてしまい、周防の評価を気にして意気消沈していたが、監督のためではなく、自分のために野球をやる、もっと野球を楽しめと鼓舞する吾郎に感化される。 コンパクトなスイングが持ち味で、特待生組との歓迎試合では9回二死から代打で出場し、同点本塁打を放った。 アニメ版では、一軍との壮行試合で交代したメンバーの中、唯一正規ポジションとして出場するが、榎本のジャイロボールとナックルに翻弄されあえなく三振。 その後は一軍に昇格しベンチ入り。 聖秀戦では伝令役を務めていたが、レギュラーの渡嘉敷に代わって試合に途中出場する。 聖秀戦で敵チームとして再会した際も吾郎には好意的だった。 その後、アニメではW杯の決勝戦を三宅達とテレビで観戦した。 児玉 憲太郎(こだま けんたろう) 声 - 三塁手・一塁手・左翼手。 右投左打 背番号 13。 リトル・シニア出身。 推薦で海堂学園高校に入学。 夢島で吾郎と同じ班で同部屋のメンバーで、セレクションによる合格で入部したことを吾郎から告げられた際には「セレクション組が俺ら推薦組に気安く話しかけるな」と見下す発言をしたために吾郎から部屋の窓の外に投げ落とされ負傷させられた。 このように短気で粗暴な性格だが、義理堅く人情脆い一面もある。 アニメ版では、負けず嫌いな性格に変更されている。 三軍夢島での地獄のような特訓に反発し、海堂を辞めようと考えていたが、吾郎の言葉に触発された他、帰りの船を待つ間に暇つぶしのためにキャッチボールをしたところ以前は体に硬さがあったのが柔らかくなるなど変化が見られたことから考え直し中退を諦めた。 組との歓迎試合では6番ファーストで出場。 吾郎がプレイ中、眉村のいる相手ベンチに駆け込んだことに動揺し、前の打席に続いてを放ったため、「ゲッツーロボ」と言われた。 アニメでは一軍対二軍の壮行試合で大半の特待生組が試合放棄をした際、国分に試合に出ることを呼びかけられたが、吾郎の個人的な事情に対して不満に思い、出るのを拒んでいた。 しかしその後怪我をした寺門に代わって左翼手として出場した。 その後は一軍に昇格しベンチ入りとなる。 聖秀戦では延長12回裏に代打として出場し、吾郎から四球を選んで出塁した。 その後、アニメではW杯の決勝戦を三宅達とテレビで観戦した。 草野 秀明(くさの ひであき) 声 - 中堅手。 左投左打。 背番号 8。 リトル・シニア出身。 推薦で海堂学園高校に入学。 プライドが高く、思慮深い性格。 夢島組の中でも総合的に実力が高く、暗闇でも外野フライをキャッチできる。 外野手のポジションに誇りを持ち、夢島で外野手に回っていた吾郎の外野手を見下しているような態度 に反感を抱くが、暗闇に順応した吾郎の実力と野球センスを認めた。 二軍昇格後の特待生組との歓迎試合では、途中登板した吾郎が特待生打線を抑えたことで浮かれ気分になっていたナインをたしなめたり、当初は特待生チームが手を抜いていたことや、吾郎と眉村の直球がジャイロボールであることを見抜くなど、鋭く状況を分析したりと夢島ナインの引き締め役も担っていた。 また、マニュアル野球に反発する吾郎の指示で、二死三塁からのセーフティスクイズを決めるなど(次打席での同じ二死三塁の状況では、眉村相手に失敗した)、夢島組の中で最多となる4度の出塁を見せた。 その後は早い段階で一軍に昇格し、寿也に次いでレギュラーに定着。 1番打者として活躍した。 カットやバントが上手く三振は滅多になく、チームメイトも最後に三振した時は覚えていないほど。 聖秀戦ではスタメンの中で唯一吾郎から三振を奪われておらず、抜け球を狙った安打や四球やエラーで出塁している。 試合の終盤、江頭の非道が明らかになった際も、勝利の為に割り切り 、バント作戦に同意するも、眉村や薬師寺がバントをしなかったことに影響され、寿也が打って勝ってこそ、意味があると考えるようになり、江頭からの代打に応じた米倉を制止する。 卒業後は京阪タイガース(アニメではレパーズ)に入団。 原作ではその後が語られていないが、アニメでは1年目から守備が評価され若手選抜に選ばれており、日本代表のエース原田からバントヒットを決めている。 特待生組 [ ] 眉村 健(まゆむら けん) 声 - 投手。 右投右打。 背番号 1(高校)・ 18(横浜マリンスターズ、アニメではブルーオーシャンズ)・ 23(W杯日本代表)・ 13(・レイダース)。 海堂付属中学出身。 作中でも吾郎、ギブソンと並ぶ剛球右腕。 吾郎と同じくである剛速球に加え、キレ抜群の多彩な変化球も投げられる。 インコースへの高速シュートがウイニングショット。 聖秀編で吾郎の渾身のボールをホームラン性の打球にするなど打撃に関してもプロ並み であり、自信家の吾郎にも幾度も「化け物」と言わせるほどである。 通称「」、「いつもの無表情」と周囲から言われるほどの冷静さ、寡黙さであるが、本人曰く敢えてクールに振る舞い、自分にプレッシャーをかけてマウンドで開き直りやすくしているとのこと。 本当はいつも緊張しており、試合前にトイレの個室でを聞く理由を「緊張して腹がゆるくなるのをごまかす為」と語った。 好きな曲はの。 嬉しいと鼻の穴をヒクつかせる癖がある。 一匹狼タイプだが、W杯編から性格が聖秀編までと比べて穏やかになった。 小学生の頃はのチームに所属。 海堂の大貫に才能を見抜かれ、海堂学園中等部(アニメでは付属中学校)に入学。 海堂の環境と自らの才能により、中学時代に高校野球部一軍の内定を受けた。 地区大会で優勝し天狗になっていた吾郎を世話になった大貫の依頼により、完膚なきまでに叩きのめし、吾郎が海堂にくる契機を作った。 歓迎試合で吾郎と再び対決、佐藤寿也のサヨナラ本塁打によりこのときは敗北(ただし佐藤が海堂の4番を張れるか見極めるため変化球を封印していた。 打者としての吾郎との対決ではファウルで粘ったものの三振に討ち取られた)。 2年時の一軍vs二軍の壮行試合ではブルペンで投球練習をしていただけで、投手としては出番はなかったが、アニメ版では吾郎を本当の好敵手と呼べるかどうかを確かめるために三宅の代打で登場し、榎本のジャイロボールを見事打ち返しツーベースヒットにした。 そして、3年夏の県大会で吾郎と三度激突、逆転されてもなお、ピンチの中でリリーフ登板し吾郎をあっさり三振に取る。 その後、江頭の指示に背き、バントをせずに吾郎からヒットを打つ(本人曰く、疲労で球威の衰えた吾郎の速球ならバントを使わずとも打てると確信したから)。 態度には出さないものの吾郎との対戦を楽しみに思っており、試合中ピンチになった吾郎の裏をかくばかりの戦術に失望するも、その後のチームメイトの叱咤激励で再び真っ向勝負するようになったことを喜んだり、最後の打席では吾郎に三振を食らい、プロで互いによいライバルになりたかったと眉村なりの賛辞を送った。 試合は吾郎の足の怪我の限界でにより勝利する。 その後、を春夏連覇。 甲子園大会で1回のノーヒットノーランを達成した。 ドラフト1位指名で横浜マリンスターズ(アニメでは横浜ブルーオーシャンズ)へ入団、1年目にチーム勝ち頭の11勝(8敗)を挙げた(は3. 21〈アニメでは2. 78〉でリーグ5位)。 ルーキーで唯一、最初からW杯日本代表に選出されていた。 ドミニカ戦ではとして好投し、プレッシャーに潰されそうになった日本代表の危機を救った。 この試合の中で、「に挑戦している吾郎が羨ましい」と思っている描写があり、将来は自身もメジャーへ行きたいと思う。 決勝の戦では先発を務めるが、かつて経験したことのないプレッシャーに耐えられず、打ち込まれてしまう。 しかし寿也の一喝で冷静さを取り戻し、ピンチを凌ぐ。 2年目は最多勝・最優秀防御率・を獲得。 後にFA権を取得、テキサス・レイダースへ移籍し、先発として活躍。 早乙女静香と結婚し、2児をもうけている。 父親は物心付く前に他界し、母親も早乙女静香との結婚後に亡くなっている。 ワールドシリーズ第7戦で先発登板。 母親の命日であり、両親への思いも背負いながら7回までパーフェクトピッチングを続けていたが、味方の失策と疲労から投球リズムを崩し、寿也に自身のウイニングショットを満塁ホームランにされて降板。 『2nd』ではさらに道塁と渉をもうけ、4人姉弟の父となっている。 道塁と渉が物心ついた頃には既に現役を引退しており、先に生まれた長男と長女も野球はしていない。 薬師寺(やくしじ) 声 - 三塁手。 右投左打。 背番号 5。 特待生として海堂学園高校に入学。 巻き毛の長髪が特徴で、特待生の中でもリーダー的発言が目立つ。 二軍を経て一軍レギュラーに定着し、3番打者に。 苦手なコースはインコース高め、外側とローボールには強い。 最初は他の特待生組とともに、マニュアル野球を否定する吾郎を疎ましく思っていたが、アニメでの一軍壮行試合を終えたら海堂を去るという吾郎の態度に見かねた特待生メンバーの中で唯一、自身の守備位置に付き、特待生に理解を示すも「(吾郎の)毒が回ったか…」と呟き、吾郎に影響されるようになる。 夢島組との歓迎試合で特待生組が負けた際、米倉らが負けた悔しさから夢島組に突っかかっていくのを止め、潔く負けを認めた上で特待生組と夢島組の団結を促したり、若手選抜チームと日本代表チーム戦の途中に吾郎の態度に不信感を抱いていた寿也を上手く諭したりするなど、精神的に大人でありリーダータイプの人物。 実力はあるが、三振やフライでアウトになる描写が多く、作中では活躍している場面が少ない。 聖秀戦では吾郎から抜け球を狙ってヒットを1本打った。 また9回裏一死満塁の場面で江頭から初球スクイズのサインが出た際には、バント作戦についてチーム内で意見が別れる中、誰も間違っておらず間違っているのは江頭一人だと思い、吾郎から打って甲子園に行くという決意でサインを無視して痛烈な一打を放つ。 結果的にアウトになり江頭からは「自分がなにやったかわかってるのか」と怒鳴られるも、この造反がチームが一丸になるきっかけとなった。 甲子園後は寿也や眉村と共に高校選抜に選ばれ、アメリカ選抜と対戦したことが寿也の口から語られている。 卒業後は東武ライオンズ(アニメでは埼玉ジャッカルズ)に入団し、1番打者と活躍する。 若手選抜では3番(アニメ版では2番)として出場する。 アニメ版ではオープン戦でも登場し、寿也のリードの裏をかいて長打を放つ。 渡嘉敷(とかしき) 声 - 二塁手・投手。 右投右打。 背番号 4。 特待生として海堂学園高校に入学。 低身長と八重歯が特徴。 饒舌で口数が多い。 本来は野手であるが、シニアでの経験から夢島組との歓迎試合では投手として先発した。 投手としての実力は薬師寺いわく、他校でなら間違いなくエースになれるほどの実力の持ち主。 しかし夢島組に打ち込まれて阿久津と代わり、セカンドの守備についた。 アニメ版では、一軍との壮行試合の終盤に大場に乗じて嫌味も混ぜて他の特待生組同様、守備に入らず試合放棄したが吾郎が海堂のエースである榎本に食らいつくのに見かねて応援した。 野手ではが抜群で仕掛け役に適し、バントも得意な2番バッター。 聖秀戦では7回裏無死満塁の好機でに失敗したことで江頭の逆鱗に触れ、控えの国分と交代させられた。 米倉(よねくら) 声 - 捕手。 右投両打。 背番号 17。 特待生として海堂学園高校に入学。 大柄な体格に色黒のという、いかつい風貌が特徴。 夢島組戦では敬語まじりで「サービス」と称して、序盤は手を抜いていたことを漏らすなど嫌味な性格。 当初から吾郎のことを疎ましく思っており、吾郎の海堂退学後も吾郎に対して突っかかる場面や聖秀戦の試合中も吾郎を馬鹿にする発言が目立っていた(ただ海堂で共に練習していた時は「内、外といいとこを突く」と脱帽する発言もしている)。 夢島組との歓迎試合では6番キャッチャーを務め、本塁打も放っている。 試合に負けた後は勝利を喜ぶ夢島組に「眉村が先発し変化球も解禁してたらお前らは1点も取れてない」と負け惜しみに近い発言をするが、薬師寺に「敗者の言い訳程見苦しいものはない」と苦言を受けた。 後に正捕手の座を寿也に奪われ、控えの捕手に。 渡嘉敷曰く、顔に似合わずリードは慎重。 3年夏の大会ではベンチの御意見番として解説役に徹する。 聖秀戦ではで眉村の球を受けた。 9回裏に江頭から寿也の代打に出るように指示され、それに応じかけるも江頭の非道な行いを不服に思った草野に制止された(本人は「が苦手」と言い訳しつつ、実力が上の寿也を比較したのか「やっぱ俺じゃねぇ…」と引き下がる)。 結局、一軍壮行試合並びに聖秀戦ではベンチ入りメンバーの中で唯一出場の機会が与えられなかった。 大場(おおば) 声 - 一塁手。 右投 右打。 背番号 3。 特待生として海堂高校に入学。 長身に切れ長の目が特徴。 冷静な性格。 夢島組との歓迎試合では4番打者を務めた。 アニメ版では一軍との壮行試合に出場するも、「一軍に勝って海堂を退学する」という吾郎の個人的な事情に対し、わざわざ敵になりたがる人の守備にはつけないと思うようになる。 そのため吾郎の話を聞いた直後の打席でわざと榎本から三振を取られ、静香に自分を交代させるよう告げた。 薬師寺を除いた特待生組は大場の意見に同意し、ベンチに下がったが、榎本相手にファウルで粘る吾郎の最終打席は特待生組では最初に声援を送った。 のちに一軍レギュラーに定着し、5番打者を務めた。 聖秀戦では活躍する描写がなかった。 関(せき) 声 - 遊撃手。 右投右打。 背番号不明。 特待生として海堂高校に入学。 眼鏡をかけている。 特待生組のチームメイトたちからはバント職人と呼ばれている。 夢島組との歓迎試合には2番ショートで先発出場し、吾郎から送りバントを決めたり四球で出塁している。 原作ではその後一軍に昇格、泉がショートのレギュラーに定着したため、一軍の控え選手となる。 3年夏の聖秀戦にもベンチ入りしていた。 石松(いしまつ) 声 - 左翼手。 左投左打。 背番号 7。 特待生として海堂高校に入学。 魚顔と「ウキョ~」などの奇妙な口調が特徴。 夢島組との歓迎試合では5番打者を務めた。 のちに一軍レギュラーに定着。 聖秀戦では6番レフトで先発し、攻守共に比較的活躍した。 吾郎のでサヨナラのホームを踏んで喜んだがチームメイトは勝利より吾郎に、どう目していた。 西城(さいじょう) 声 - 藤田圭宣 二塁手、捕手。 右投左打。 特待生として海堂高校に入学。 白目が特徴。 夢島組との歓迎試合で8番セカンドで出場。 二塁走者として本塁に向かう際、寿也が打たれたような表情で立ちつくし、捕球の構えをしていないことから滑り込まずにホームインしようとしたが、これは寿也の策であり、結果あえなくタッチアウトされてしまった。 交代後に眉村の球を受けているなど捕手としての描写もある。 矢尾板(やおいた) 声 - 右翼手。 両投左打(右投げと左投げのどちらの描写もある)。 背番号 9。 特待生として海堂高校に入学。 三白眼が特徴。 夢島組との歓迎試合では1番打者を務める。 のちに一軍レギュラーに定着。 聖秀戦では7番ライトで先発するが、バントを失敗するなど、活躍する描写はない。 原田(はらだ) 声 - 後藤哲 中堅手。 右投右打。 夢島組との歓迎試合に7番センターとして出場。 活躍する描写はない。 阿久津(あくつ) 声 - 投手。 左投左打。 背番号 10(高校)・ 16(若手選抜)。 特待生として海堂高校に入学。 常に笑っているように見える、むき出しの歯が特徴。 特待生組の中でも他人を見下した言動が多く、吾郎の事もたびたび馬鹿にしていたが、吾郎の海堂退学後のチームメイトとの会話では阿久津曰く「うちにいればそれなりのポストで甲子園に行けた」と実力は認めている。 が最大の武器で、他にもスライダーやカーブを持っているようだが、作中ではほぼナックルしか投げている描写がない。 ストレートはよく打たれるらしい。 50球ほどでスタミナに限界がきて、得意のナックルは投げられなくなる。 そのため中継ぎで起用されている。 1年生の頃から一軍に昇格しており、同じ投手の市原とは仲が悪い。 内心ではマニュアル野球より投手としてのプライドを重視しており、歓迎試合ではファウルで粘る寿也に対し、マニュアルを無視して勝負球のナックルを多投。 その結果本塁打を打たれ、静香に「荷物まとめて出て行きな(アニメ版では「おうち帰んな」)」と罵倒され退部になりかけたが、吾郎の一言に助けられ、1ヶ月メンバーから外されるだけで済む。 聖秀戦では5回表途中に市原のリリーフとして登板するが、藤井に同点適時二塁打を打たれる。 その後は好投していたが9回表に大河に勝ち越しの適時二塁打を打たれ、次の打者にもストライクが入らず四球で出塁させる回の途中で降板した。 また、打者としては死球やエラーで出塁している。 卒業後は広島(アニメ版では広島アローズ)に入団。 リリーフで活躍しており、若手選抜にも選ばれた。 アニメ版では、日本代表チームとの試合に2番手で登板。 市原(いちはら) 声 - 投手。 右投右打。 背番号 12。 特待生として海堂高校に入学。 1年生の頃から一軍に昇格していた。 牛のような顔と大柄な体格が特徴。 のんびりとしたマイペースな性格。 多彩な変化球とクセ球が持ち味。 打てそうで打てない速球と変化球の緩急で勝負する技巧派、寿也曰く「一番攻略しにくいタイプ」で、米倉に「図太いマウンド捌きはうろたえることを知らない」と評されている。 夢島組との歓迎試合では、3番手として登板。 9回二死まで1失点の好投を見せるも、国分に起死回生の同点本塁打を打たれ、続く吾郎にも三塁打を打たれたことで眉村と交代する。 聖秀戦では先発投手として出場。 その結果、一部のチームメイトや首脳陣から顰蹙を買ってしまった。 アニメ版では、眉村からは吾郎に雨を利用されたことと、水を含んだ人工芝に対する適応力のなさを指摘された。 吾郎より一学年上の選手 [ ] 千石 真人(せんごく まさと) 声 - 一塁手、指名打者(アニメ版)。 左投左打。 背番号 3(高校)・ 10(若手選抜)。 吾郎が海堂高校に在学していた際、海堂史上最強スラッガーと称される一軍の4番。 大柄な体躯と老け顔が特徴。 ビッグマウスで女好きで、一人称は「千石真人様」。 一見コミカルな面が目立つが、その実力は紛れもなく本物で、吾郎の球を初見で簡単に打ち返すほど。 マニュアル野球には従っているが、二軍との壮行試合で吾郎と再び対決した際には彼の実力とスタイルに一定以上の評価を与えている発言をしている。 チャンスで打席が回り吾郎にトドメを刺そうとするが、球威に力負けしセンターフライに打ち取られる。 完全に捉えたと思える当たりだったため、犠牲フライによる1点に抑えられた悔しさからベンチでヘルメットを取ることも忘れていた 寿也曰く、ヘルメットを取らず睨みつけるのは、三振より余程悔しかったとのこと。 アニメ版では最終回で打席が回ってきたが三振し、最後の打者となった。 アニメ第5シリーズでは、召集された若手メンバーの1人として再登場。 その際、高校卒業後にグリズリーズに入団し、プロ2年目で28本塁打という実績を挙げていることが明かされた。 しかし、肝心の試合では寿也に4番の座を奪われ、自身は5番だったことに大変ショックを受けていた(寿也に言われるまで自身が5番であることに気付いていなかった)。 また、吾郎に対し「臆した投手は、打者にとって格好の獲物」というセリフを残した。 榎本 直樹(えのもと なおき) 声 - 投手。 右投右打。 背番号 1。 吾郎が海堂高校に在学していた際の一軍のエース。 長髪と血走った目が特徴。 吾郎や眉村にも劣らぬ、抜群のキレを誇るを始め、アニメでは、ナックル、、フォークなど多彩な変化球を有する。 打撃力も高く、球威の落ちた吾郎の球はいとも簡単に弾き返し、ホームラン性の当たりにした(結果は、寺門のファインプレーによる外野フライ)。 原作では、地区予選の決勝と甲子園のみに登板している。 アニメ版では、第2シリーズの壮行試合にリリーフ登板し、代打で登場した眉村に長打を浴び 、普段の理性的な姿から鬼のような形相に豹変する(この状態の榎本の球は、千石ですら打てないという)。 また、この際に薬師寺から「吾郎と同じクラッチピッチャー」と評された。 続く吾郎との対戦では、球威や球速の上がったジャイロボールで追い込むも粘られ、最後はバックスクリーン直撃の逆転2ランHRを打たれた。 その直後、渾身の一球で勝負出来た満足感で通常時の姿に戻っていた。 桜庭(さくらば) 声 - 投手。 左投左打。 背番号 11(高校)。 吾郎が海堂高校に在学していた際の一軍の投手。 海堂屈指の左キラーと呼ばれる。 顎髭を蓄えた強面な風貌が特徴。 サイドスローからの投法が武器。 二軍打線を7回途中まで無失点に抑えていたが寿也に逆転2ランホームラン(アニメ版では同点ソロホームラン)を被弾し、降板した。 吾郎より一学年下の選手 [ ] 榎本 声 - 投手。 右投右打。 背番号 1。 前述の榎本直樹の実弟であり、二軍のエース。 大河曰く「リトル・シニアでは非常に有名な兄弟」とのこと。 兄とよく似た風貌と投球スタイルの持ち主。 を決め球とする。 聖秀戦では先発するも4失点を喫し、さらに吾郎の球に呆気なく打ち取られるなど、実力手に兄よりも劣っている模様(自覚している節がある)。 また、それらを馬場に指摘された際、逆に罵倒するといった粗暴な面も垣間見えた。 アニメ版では、ドライで寡黙な人物として描かれた。 馬場 声 - 捕手。 右投右打。 背番号 2。 二軍の正捕手。 無精髭と恰幅のいい体型が特徴。 横浜シニア出身で大河の先輩。 青柳(あおやなぎ) 声 - 外野手。 左投左打。 背番号 8。 二軍の4番。 アフロヘアと大柄な体格が特徴。 二軍の中でも特に、聖秀ナインのことを見下していた。 蒲田(かまた) 聖秀との練習試合で、江頭の指示により代打起用され、吾郎に怪我を負わせた張本人。 試合前に江頭に吾郎に怪我をさせるよう持ちかけられる。 最初はそんなことはできないと断ったが江頭に「他の一軍当落線上の選手に頼むだけ」、「夢島から頑張ってきたのに最後はスタンド応援組」などと脅され、意地でも二軍に残りたいという思いから吾郎の足を踏み負傷させる。 のちにこの行為を後悔し野球部を自主退部。 その後江頭に脅された事を海堂高校の理事長に告発し、理事長は早乙女兄妹に江頭の内偵を指示した。 首脳陣 [ ] 早乙女 義治(さおとめ よしはる) 海堂野球部総監督。 早乙女3兄妹の父親。 かつて自分の長男が試合で無理をして死んだのをきっかけに、海堂の監督に就任。 マニュアル野球を指導しているが、実質的な権限はチーフマネージャーを務める江頭に掌握されているだけに過ぎず、主要人物たちは愚か静香や泰造等自分たちの子供達の前にすら登場することはなかった。 静香が江頭の改革計画を聞きに行った際の後ろ姿だけが描写されていた。 後に判明した江頭の越権行為による江頭自身の失脚に対しても特に何も意見等を述べなかったことから自身も責任を取り泰造や静香に権限を譲渡したと思われる。 かつての海堂高校のエース。 妹の静香とは、ひと回り近くも年が離れている。 弱小時代の海堂高校野球部を牽引し、地区大会の全ての試合を代わりの投手がいないという状況故に自らの身体の事を顧みず無茶を押して投げ切って初の甲子園出場を実現したが、その直後にそれまでの無理が祟って急死してしまう。 早乙女 泰造(さおとめ たいぞう) 声 - 義治の次男。 海堂二軍。 初登場時の年齢は、推定30歳前後。 屈強な体格の。 野球経験の有無は不明だが、休養明けで身体の軽くなった吾郎のストレートを、いとも簡単に受けていた。 妹や父が執拗に固執するマニュアル野球に疑問を抱いており、吾郎の存在が早乙女一家と海堂を兄の死の呪縛から解き放てるかも知れないと感じ、それまでがむしゃらに練習していた吾郎に(半ば軟禁状態にして)休養の大切さを教えるなど熱心に指導した。 マニュアル野球に反抗的な吾郎を首脳陣(特に2軍監督)は目の敵にするが、彼の野球への熱い思いに心が動かされる通例の展開で、最初から味方だった唯一の人物である。 アニメではW杯決勝をTV観戦した。
次のメジャーセカンド 茂野大吾は、いまも現役のプロ野球選手を父にもつ小学生。 かつてメジャーリーグでも活躍した父親・吾郎に憧れて、少年野球チーム「三船ドルフィンズ」で野球を始める。 しかし、二世ならではのプレッシャーのなか、思うように上達できず、1年足らずで野球をやめ、無気力な生活を送っていた。 迎えた小学6年生の春、大吾の目の前に、アメリカから帰国したという転校生が現れる。 転校生の名は、佐藤光。 なんと光の父は、吾郎の盟友で元メジャーリーガーの佐藤寿也だった・・・。 2020-07-16• 2020-07-16• 2020-07-16• 2020-07-16• 2020-07-16• 2020-07-15• 2020-07-15• 2020-07-15• 2020-07-14• 2020-07-14• 2020-07-14• 2020-07-14• 2020-07-14• 2020-07-14• 2020-07-14• 2020-07-13• 2020-07-13• 2020-07-13• 2020-07-12• 2020-07-12• 2020-07-12• 2020-07-12• 2020-07-12• 2020-07-12• 2020-07-11• 2020-07-11• 2020-07-11• 2020-07-11• 2020-07-11• 2020-07-11• 2020-07-11• 2020-07-11• 2020-07-10• 2020-07-10• 2020-07-10• 2020-07-09• 2020-07-09• 2020-07-09• 2020-07-09• 2020-07-09.
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