アフリカを舞台に、コイサイマンとキョンシーという東西のキャラクターが出会って繰り広げる騒動を描いたコメディ。 ミスマッチな設定と、ブルース・リー(本物のリーの主演映画「ドラゴン危機一髪」などのフィルムを流用している)まで飛び出すパロディ感覚が抱腹絶倒。 監督はキン・フー監督「侠女」やブルース・リーの一連の作品で武術指導を務めた後に監督に転じ、これが5作目のビリー・チャン。 脚本は「ゴッド・ギャンブラー2」「シティーハンター」などの監督作品で知られるバリー・ウォン。 主演は「霊幻道士」シリーズの道士役でおなじみのラム・チェンイン、「ブッシュマン」「コイサンマン」に主演したニカウさん。 日本では「92年東京国際ファンタスティック映画祭」で上映されたのみだったが、中野武蔵野ホールのレイトショー企画「幻の超大作」特集のオープニングを飾って上映された。 監督 出演キャスト 40年代のマカオを舞台に、ペディキャブ(自転車で引く人力車)の車夫が、恋に喧嘩に大活躍するアクションもの。 監督・製作・主演の3役をこなしたのは「五福星」シリーズなど諸作で知られるサモ・ハン・キンポーで、彼の80年代の活動における集大成というべき一編。 脚本は「ハードボイルド 新・男たちの挽歌」のバリー・ウォン(王晶とは別人)と「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」のユェン・カイチー、音楽は「誰かがあなたを愛している」のローウェル・ロー(助演も)、美術は「恋する惑星」のウィリアム・チョン。 共演は「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ」シリーズのモク・シウチョン(マックス・モク)、「スウォーズマン/女神伝説の章」のファニー・ユン、「ツイン・ドラゴン」のニナ・リー、「山中傅奇」「空山霊雨」のスン・ユエなど。 また、サモ・ハンの人脈を反映して、「霊幻導士」シリーズのラム・チェンイン、「酔拳2」のラウ・カーリョンたちがカメオ出演している。 別邦題「帰って来たデブゴン 昇龍拳」。 監督 出演キャスト 黄金の三角地帯を舞台に麻薬王救出のため死闘を展開する傭兵たちの姿を描いたアクション。 監督・脚本は「フェイス/オフ」のジョン・ウー。 本作は当初「黄昏戦士(The Sunset Warrior)」の題名で83年に製作されたが暴力描写が社風に合わないとの製作会社の判断で封印され、ウーは86年にツイ・ハークに呼び戻されて「男たちの挽歌」を監督するまで台湾で過ごした。 同作のヒットにより題名を改め急遽公開されたが話題にならず一週間で打ち切り、海外での公開はおろか本国でもほとんど上映されなかった幻の作品である。 製作は「ラヴソング」などのヒット作の監督となるピーター・チャン、撮影は降旗康男らのテレビの2時間ドラマ作品を多く手掛けている日本人カメラマン中川健一、音楽はチャン・シーフォン、美術はフォン・イェンチー、編集はチャン・ユイチョン、衣裳はウー製作の「野獣の瞳」で監督デビューを果たしたパトリック・レオン(助監督も)。 主演は『ワンダーガールズ/東邦三侠2』(V)のエディ・コー。 共演は「霊幻道士」シリーズのラム・チェンイン(97年末に急逝)ほか。 監督 出演キャスト.
次のストーリー [ ] 昔々、人里から遠く離れた山奥に2軒の家があり、それぞれにと和尚が弟子と共に暮らしていた。 ところが、この2人は顔を合わせる度に喧嘩を始めてしまうほど非常に仲が悪く、道士のいたずらと和尚の仕返しが毎日のように行われていた。 そんなある日、道士の後輩が隊を成して黄金の棺を運ぶ場面に遭遇し、その棺に眠る者がである事を知った道士は一抹の不安を覚えつつも、魔除けの力を持つ餅米を託して後輩を見送った。 その夜、森の中で突然に激しい雷雨に襲われた一隊が急いで野営の準備をしていた最中に棺の封印が解けてしまい、キョンシーが蘇ってしまった。 和尚とは長年に渡る犬猿の仲にある。 邪悪を滅する金色のを自在に操り、あらゆる法術を修めた優秀な道士ではあるものの、非常に口が悪く短気な上にわがままで負けず嫌い。 カーロウが一張羅としている薄汚れた上衣は8年をかけてようやく道士から下げ渡された物で、自身の道袍なども薄汚れてボロボロになっていても気にせずに身に纏うほどの酷いケチでもある。 道士の家に住み込んで修行に励みつつ家事全般やキョンシーの世話も行っている。 和尚が連れ帰ったチンチンに好意を抱いている。 道士とは犬猿の仲だが、カーロウに慕われている。 道中でチンチンを弟子に取り、自宅へ連れ帰った。 僧侶でありながら体術に優れ、相手の動きを封じる鏡の術やキョンシーの毒に対する知識も備えている。 チンチン(菁菁) 出演: 日本語版吹き替え: 和尚の弟子。 普段は優しい性格の持ち主だが、一旦怒りが爆発すると手が付けられなくなるほどの気性の荒い一面を見せる。 皇帝の勅令により、4人の弟子を引き連れて黄金の棺を都に搬送するための道長として隊列を先導する。 キョンシー(皇族殭屍) 出演: 日本語版吹き替え:不明 殿下の叔父。 生前は皇室に連なる縁者であり、火葬を禁じた皇帝の勅令に頭を悩ませたツル道士の苦肉の策で黄金の棺に厳重に封印されていた。 道中で不意に襲われた雷雨の影響で封印が解けて覚醒してしまう。 殿下(由皇子) 出演: 日本語版吹き替え:不明 キョンシーの甥。 黄金の棺を都に搬送する隊列の代表として参加していたが、復活したキョンシーに襲われてしまう。 カラス丸(鄔侍郎) 出演: 日本語版吹き替え:不明 殿下の側近を務めるオカマ。 本人の談によるとではない。 ツル道士の意見を理解できずに反発する事が多く、後にキョンシーを覚醒させる原因を作ってしまう。 キツネ(狐狸精) 出演: 日本語版吹き替え:不明 化け狐。 妖艶な女性に化け、キョンシー隊を引き連れて山中を進む道士に襲い掛かる。 スタッフ [ ]• 監督:• 製作総指揮:• 製作:、• 脚本:• 原案:リッキー・ラウ• 武術指導:、サモ・ハン・キンポー・グループ• 音楽: 作品解説 [ ] 同シリーズにおいてが出演および技術参加していない唯一の作品であり 、この作品を最後にはシリーズの製作から退いた。 用語 [ ] 用語については、を参照。 本作にのみ登場する道具 [ ] 金色の剣 本来は道士がキョンシーと対峙する際には桃剣または銭剣が用いられるが、アンソニー・チェン演じる本作の道士に限ってはこれらは一切用いずに鈍い金色に輝く剣を用いる。 ほどの小型のものから身の丈ほどの大型のものなど、数本が存在する。 厨子 本来は道長がキョンシー隊を導く際には旗を携えて灯明を守りつつ鐘を鳴らすが、アンソニー・チェン演じる本作の道士に限っては小さな鐘をいくつも備えた厨子の中央に灯明を安置し、首から提げた状態で両手に持って鐘を揺り鳴らす。 銭眼鏡 道士が用いる、清めた大型の銭に赤い紐を結び付けた眼鏡状の道具。 これを装着すると、妖怪が嫌う霊力光線を放射できる。 八葉鏡 和尚が用いる、の中央部「中台八葉院」を模した凸面鏡。 法力を込めた八葉鏡に姿を写し出された者は体の自由を奪われ、さらに鏡面に人形を押し当てて顔を写し取る事で傀儡の術にもなる。 ちなみに、作品中には八卦鏡は一切登場しない。 脚注 [ ].
次の生涯 [ ] 本名:林根宝。 7人兄弟の3番目。 京劇で有名な春秋戯劇学校出身。 武術と軽やかなスタント技を会得。 17歳でスタントマンとして映画界に入り、71年『』に端役で出演。 と出会い、武術指導・スタントマンとして認められ、『』、『』に出演 ただし、『死亡遊戯』の完成作品ではカットされており、その出演場面はスチル写真や映画『ブルース・リー神話』で確認出来る。 73年弱冠20歳にして、『(龍争虎鬥)』の武術指導助手を務め、リーの右腕として、リー自身から絶大な信頼を得た。 あらゆる場面でもスタントも担当した。 その後、80年代に入りのスタントチーム「洪家班」のメンバーとして活躍。 81年『ユン・ピョウINドラ息子カンフー』では、の師匠役で出演。 華麗なカンフーを披露した。 85年『』での役は当り役となり、道士= ラム・チェンインというイメージが定着した。 晩年は抗がん剤を打ちながらも撮影現場へ出向いたものの、スタントマン出身の彼が苦痛で思うようにアクションが出来ず、涙を呑んでスタントシーンをスタントマンに吹き替えたという。 97年11月8日、で亡くなった。 44歳の若さであった。 死の直前にはやつれた自分の姿を見せたくないと、友人はおろか二人の子供の面会も拒んだという。 私生活では離婚後、息子と娘を男手一つで育て、アメリカへ留学させていた。 遺言として、愛用のサングラスと遺骨はアメリカに埋葬された。 ・の達人でもあった。 来日 [ ] 1984年12月19日〜1985年1月5日まで『』の日本でのロケが行われ、東京都内では都営新宿線、神楽坂「GEISHA HOUSE」、山梨県、千葉県浦安の湾岸道路などでの撮影に参加している。 1992年の'92にゲストとして招待され、9月24日にに到着した。 9月27日にで『』の上映前に舞台挨拶を行っている。 この来日の際、数社からインタビューを受けており 、すでに撮影などで15〜6回は来日していると語っている。 出演作品 [ ] 映画 [ ]• (TV放映題:燃えよデブゴン 地獄の危機一髪)• (旧題:サモハン・キンポーのオバケだよ!全員集合!! テレビドラマ [ ]• TVシリーズ「霊幻道士」(総集編ソフト題:)• TVシリーズ「霊幻道士2」(総集編ソフト題:霊幻道士<本編、幽女編、邪教編、魔神編、完結編>) バラエティ [ ]• 連環泡(1988年1月8日) 受賞歴 [ ]• 第2回 『』(、、ビリー・チャンとの共同受賞)• 第3回香港電影金像奨 最佳動作指導 『』(ユン・ピョウ、ビリー・チャンとの共同受賞)。 関連項目 [ ]• 脚注 [ ].
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