妊娠初期の基礎体温の変化 基礎体温とは、起床時、起き上がる前の安静な状態で測る体温のことです。 基礎体温は生理開始とともに下がって低温期を迎え、生理後に排卵が起こると黄体から分泌されるプロゲステロン 黄体ホルモン の影響で体温が上昇し高温期となります。 通常、生理周期が約28日の人であれば、排卵後約14日後に次の生理が始まり低温期を迎えます。 低温期と高温期の温度差が0. 3度以上あって、基礎体温をグラフに表したときに二相に分かれているのが理想的です。 妊娠しているとき 妊娠すると、妊娠継続をするために体温を高く保つプロゲステロンの分泌が増えることから体温が高い状態が続きます。 生理周期が約28日の人で、高温期が14日以上続いている場合は妊娠の可能性があるため、まずは妊娠検査薬で確認してみるとよいでしょう。 市販の検査薬にはさまざまなタイプがありますが、一般的には生理予定日の一週間後くらいから使用することができます。 妊娠検査薬で陽性反応が出たら、正常妊娠であることを確認するため早めに産婦人科を受診しましょう。 出典元:• 花林レディースクリニック「基礎体温について」(,2018年12月5日最終閲覧)• フィオーレ第一病院「妊娠したかな?と思ったら」(,2018年12月5日最終閲覧)• はなおかレディースクリニック「基礎体温と排卵日の予測」(,2018年12月5日最終閲覧)• 体温が下がってくると、体のだるさやのぼせといった不快な症状がなくなってくるでしょう。 その後、出産まで低温期が続きます。 ただし、体温が下がってくる時期には個人差があるため、なかなか下がってこなくてもあまり心配しすぎることはありません。 気になる場合は妊婦健診の際に医師に確認してみるのもよいですが、基本的に、妊娠反応が陽性で出て正常な妊娠であることが確認されたら、基礎体温は測る必要がありません。 そのため、この時期に基礎体温のことを医師に相談しても、「測るのをやめてください」といわれる可能性が高いでしょう。 体温の上下が気になってしまうようであれば、測定を中止しましょう。 出典元一覧• 花林レディースクリニック「基礎体温について」(,2018年12月5日最終閲覧)• フィオーレ第一病院「妊娠したかな?と思ったら」(,2018年12月5日最終閲覧)• はなおかレディースクリニック「基礎体温と排卵日の予測」(,2018年12月5日最終閲覧)• 広尾レディース「妊娠4ヶ月」(,2018年12月5日最終閲覧)• 坂本産婦人科クリニック「妊娠中の過ごし方」(,2018年12月5日最終閲覧)• 山王クリニック「妊娠中の気になる症状」(,2018年12月5日最終閲覧)• さめじまボンディングクリニック「産科:時期別一覧」(,2018年12月5日最終閲覧)• 必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応くださいますようお願いいたします。 なお、記事内の写真・動画は編集部にて撮影したもの、または掲載許可をいただいたものです。 ママリ編集部のコンテンツに対する考え方(または取り組み)についてはもご覧ください。
次の妊娠超初期の基礎体温の変化をグラフで!どうなっていれば妊娠している? 2018年1月17日 こそだてハック 妊娠を目指して基礎体温グラフをつけている人は、毎日の体温の変化が気になりますよね。 「妊娠したかも!」と思った矢先に基礎体温が下がったりと、一喜一憂することもあるかもしれません。 今回は、妊娠すると基礎体温はどう変わるのか、妊娠超初期や妊娠初期に見られる体温の動きについてご説明します。 基礎体温とは? 基礎体温とは、運動や食事、感情の起伏など、体温に影響を与える条件を取り除いたときの体温のことです。 一般的に、寝起き直後で体が一番安静な状態にあるときに測る体温のことを指します。 基礎体温を正しく測るには、朝目を覚ましたときに体をできるだけ動かさず、横になったままの状態で、舌の裏側に婦人体温計を当てて測定する必要があります。 女性の基礎体温は、生理周期によって、体温が低い「低温期(低温相)」と、低温期よりも0. 3~0. 関連記事 妊娠超初期の基礎体温が高くても、流産する可能性はある? 高温期が17日以上続き、妊娠検査薬も陽性反応を示したのにもかかわらず、産婦人科のエコー検査で「胎嚢」(赤ちゃんを包む袋)が確認できる前に妊娠が中断してしまうこともあります。 これがいわゆる「化学流産」です。 化学流産は、医学的には「生化学妊娠」といい、流産には含まれません。 かつては、病院で妊娠判定される前に化学流産が起こっても、気づくことなく次の生理を迎えていました。 しかし最近では、市販の妊娠検査薬の精度が上がったことで、早く妊娠に気づく女性が増え、化学流産が判明する頻度が増えたのです。 化学流産の原因ははっきりわかっておらず、強い腹痛や大量出血などの症状は特に現れません。 しかし、妊娠成立後、化学流産が起きるまでのあいだは、つわりなどの妊娠初期症状が現れる人もいます。 関連記事 妊娠初期に入ると基礎体温が下がるの? 妊娠が成立すると高温期が長く続きますが、「妊娠初期の途中で基礎体温が下がった」という人も多くいます。 その理由として考えられるものは、次のとおりです。 正しく測れていない 基礎体温は、少しの体調や環境の変化によって変動します。 睡眠不足や室温の変化が原因で、いつもより基礎体温が下がることもあるので、できるだけ毎日同じ条件で落ちついて測るようにしましょう。 胎盤が完成してきた 先述のとおり、妊娠すると、卵巣内の「妊娠黄体」から分泌されるプロゲステロンの作用によって高温期が続きます。 妊娠7週頃になると、母体から胎児へ栄養などを送るための「胎盤」が作られはじめます。 この頃には、妊娠直後に比べるとプロゲステロンの増加のペースがゆるやかになるので、基礎体温がやや低くなることがあります。 妊娠初期に基礎体温が下がると、「赤ちゃんに何かあったのでは?」と心配になる妊婦さんもいるかもしれませんが、妊婦健診で特に問題がなければ、あまり心配しすぎないでくださいね。 流産の可能性はある? 妊娠初期に基礎体温が低いと、「流産の兆候なのでは?」と不安になる人もいるかもしれません。 しかし、仮にお腹のなかで赤ちゃんが亡くなってしまったとしても、妊娠黄体や胎盤からすぐにプロゲステロンが分泌されなくなるわけではないため、基礎体温の変化だけで流産かどうか判断するのは難しいといえます。 基礎体温は妊娠チェックの目安に 基礎体温を日々記録していると、体温の上がり下がりに敏感になるもの。 「ちゃんと妊娠したかな?」「赤ちゃんは無事かな?」と心配になってしまうこともあるかもしれませんが、基礎体温だけで妊娠の経過を判断することはできないので、目安のひとつとして考えてくださいね。 一番大切なのは、基礎体温だけでなく体調管理もしっかり行うことです。 栄養バランスのとれた食事や十分な睡眠をとって、健康な体で新しい命を迎えてあげたいですね。
次の生理予定日の前後で基礎体温が下がり出血があるとそれはほとんどの場合「生理」であるといえます。 しかし、中には生理予定日に基礎体温下がって出血してもそれは生理の経血ではなく、「着床出血」で出血している可能性もあるのです。 その場合は血の量や色に注目しましょう。 おりものに交じったような茶色の血が出ている場合や、いつもの生理と比べ経血が極端に少ない場合など、明らかにいつもの生理とは異なる症状が出ている場合は妊娠の可能性も考えられます。 しかし、子宮やホルモンバランスに何らかの異常がある可能性もあるため、いつもと違うと感じたら病院に行って診てもらうようにしましょう。 起きて体を動かす前に測らなければなりません。 基礎体温を正しく測るポイントは以下です。 ・毎朝同じ時間に測る ・舌の裏側の筋(舌小帯)に当てて測る ・測っている間は口を閉じ、鼻で息をするようにする ・測るのは毎朝1回きり 毎日のこととは言え、繰り返しているとポイントを外してしまい、正しく計測できないことがあります。 1日だけ基礎体温が下がった場合は、なおさら計測ミスの可能性が高くなります。 正しく計測できないと、体温が低く表示されてしまうことがあるので、怪しいと思ったら、2,3日は基礎体温を測ってみるようにしましょう。 もし計測ミスであれば、2,3日のうちに高温期に戻って来るでしょう。 低温期のままなら、生理が来るのを待ってみましょう。 受精卵が着床し、赤ちゃんとして子宮の中で育っていく過程の中で、胎盤が形成されていきます。 胎盤が完成すると、胎盤からプロゲステロンという女性ホルモンが分泌されるようになります。 プロゲステロンには基礎体温を上げる働きはあまりなく、この時期に突然体温が下がります。 胎盤が完成するのは妊娠14週頃と言われています。 時折、ストレスやホルモンバランスの乱れで、14週未満で基礎体温が下がったという人もいますが、特に異常ではありません。 同じ妊娠時期であっても、人によって体調も精神状態は異なります。 胎盤が完成する目安は12~15週を見ておけば間違いないでしょう。 胎盤が完成すれば、基礎体温をつけて体調管理する必要はなくなりますが、妊娠中の不安は尽きません。 何かあれば、必ずお医者さんに相談するようにしましょう。 妊娠していることが確認できたのに、低体温になってしまった場合、最も懸念されるのは流産の可能性です。 ただ、高温期が維持されなくなったからと言って、即座に流産に結びつけるのは早計です。 自然流産が起こるのは、大体が受精卵の染色体異常が原因です。 そのため受精卵が十分に育ち切らず、流産に至ってしまうのです。 決してママが何かしたから、流産になるわけではありません。 高齢出産する女性の割合もかなり増えてきたとは言え、35歳以上の妊娠は慎重に経過をチェックする必要があるでしょう。
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