概要 [ ] コンピュータゲームにおいて、ズル・インチキを行う行為を総じて「チート」と呼ぶ。 一般には専用の改造ツールなどを使用するが(を参照)、ゲームバランスを崩す程のバグ技や裏技を使用する行為もチートに該当する場合もある。 なお、外部ツールを用いる手法は、コンピュータの誤動作を誘発させる行為であるため、万が一故障してもメーカーは一切保証しておらず自己責任である。 技術手法以外に法的な妥当性が取り沙汰されることもある。 技術的にチート行為が可能であっても、特ににおけるチートは他のプレイヤーや運営会社に損害を与える場合もあり、ゲームの規約に違反する場合には不正行為であるだけでなく、とみなされる可能性もある。 国のに違反する場合もあり、チートツールの販売者および使用者もアカウント停止だけでなく警察に摘発された例がある。 (やを参照)。 またオンラインゲーム以外(オフラインでのプレイ)におけるチートでも、するようにであるソフトウェア内容の改変とみなされたケースもある。 なお、意図しないの一種についてはチート行為の範疇には含まれない。 コンピュータが外来などで偶発的に誤動作を起こした場合、の問題からまれにそれが利用者にとって好ましい結果となりうるケースもあるが、これらはチート行為の範疇には含まれない。 語源と用法 [ ] 英語圏では、cheatは「ズル」や「騙す」ことを意味するごく一般的な単語であり、また日本語でいう「」に相当する「不正を行う者」の俗称でもある。 英語圏ではを意味する言葉としても広く使われている。 試験官を欺くことを意味するはで、英語では「cheating」と表現し、ではブラフなどを含む一種のテクニックで他のプレイヤーを欺く行為をcheatと呼ぶ。 においては動作に反動をつけて楽をすることで通常よりも重い負荷でトレーニングをする行為をcheatingといい、コンピュータゲームにおいては、単なるズル・・などでシステムを欺く行為をcheat()あるいはcheating()と呼ぶ。 なお、チートを行うプレイヤーのことを チーター( cheater)と呼ぶ。 「コンピュータがチートをする」などの用法についてはを参照。 サブカルチャー分野における用法 [ ] 日本ではやそれを原作とする・などにおいて、いわゆる(原義的には訓練などを通して獲得した技能あるが、前述の作品中では個人などが生まれつきなどの形で獲得している特殊な能力を指す)で他を圧倒できるようなものを「チート能力」や「チートスキル」などと表現するものがある。 これらは、その能力が特殊で珍しいものとして位置づけられ、これを持っているだけで、あるいは応用することで、作中世界で(敵対勢力すら軽く圧倒する)できるものとして描かれ、逆に圧倒される側から見れば「そんなのズルい」状態であるためで、こういったチート能力やチートスキルは、作中世界の枠組みや常識的価値観を破壊するほどの威力を発揮し、そのとんでもない展開を描く作品も多い。 いわゆると呼ばれるジャンルに位置する作品群では、異世界に行く際に何らかの形でチート能力を獲得、行った先の異世界で活躍するものも多い。 また、全方位において万能であったり、のような存在として描かれる人物を指して、「チートキャラ」と言った用法もみられる。 「改造」との違い [ ] チートとしばしば同一視されるものにプログラムの「改造」(あるいは「拡張」)がある。 「」「騙し」を強調するような場面でcheatを用いるのに対し、データを操作・改変すること自体に比重を置いて表現する場合は、(modifyあるいはmodification:加減・修正)として区別する場合が多い。 今日の市販パソコンゲームなどでもやなどをすることでゲーム内容にそれなりの働き掛けを行うことが可能なゲームソフトもしばしばあり、・ 改造ツールとも呼ばれる、そういった改造手法や改造用のプログラムを公表している個人も見受けられる。 例えば、の拡張データ、機能、音源フォーマットとしてMODが存在する。 製作者の意図した範囲内でゲームを改造することをMODとして、作者が自らの一機能・MODツールやデータ編集手段を公式で提供する場合もある。 しかし、ゲーム製作者の意図しないレベルでを崩壊させる改造はやはり「cheat」、すなわちゲーム本来の遊び方から逸脱したプレイ手法・不正行為として非難される場合もある(特にネットワーク機能の存在するゲームにおいて顕著)。 なお、前述のように「作品として提供されているソフトウェアを部分的にせよ改竄する行為」でを損なう側面もあるため、これらの改造ツールに関する議論もないわけではない。 「裏技」との違い [ ] 「」も参照 ()を用いる場合もチートと呼ぶ場合もある。 製作者が意図してゲームに組み込んだパワーアップコマンドなどの「正当な行為」(仕様)でも、ズルという解釈でチートと呼ぶ場合がある。 一部のゲームにはプログラム内に一定の予定された機能として、「 チートモード」と呼ばれる付加機能が追加されている場合がある。 これらはプログラム制作者が意図的にプログラムのとして付加したものであるため、本来のチートとは意味が異なるが、元々のプログラムにはない使い方が提供されている。 またPCゲームのコンソール画面から入力する、デバッグのために用いられるコンソールコマンドもこれに該当する。 こういった機能はゲーム本編をクリアしたり特定の条件を達成すると利用できるゲームが多い。 技量の低いプレイヤーでもゲームを楽しめるようにする手段として、ゲーム制作者がゲームにチート機能を搭載する場合もある。 『』のが最初期の例で、最近では社のゲーム『』などがある。 この場合は「不正行為」というより、単なる「ズル」という意味だ。 特に遊び心のあるゲームソフトウェアメーカーは、これらチートモードをゲーム内に組み込みゲーム作品本体とは異なる楽しみ方を提供するなどしている。 例えば、本来はシリアスなゲームなのに敵をコミカルなキャラクターに変更したり、主人公にを着せたりおかしなキャラクターに変更するといったものがある。 また「ゴッドモード」や「アイテム使用無制限」、「一撃必殺」など、ゲームを非常に有利に進める条件を提供する機能の場合もある。 所定の操作でそれら機能が働くものはとも呼ばれる。 さまざまなチート [ ] オンラインゲームとチート [ ] 他人との関係の発生しないオフラインでのチート行為と違い、におけるチート行為は、そこにビジネスモデルとその権利の侵害が発生する可能性があり、ゲーム制作会社と運営会社から問題視されることがある。 2000年代現在ではMMORPGや、その他プレイヤー同士でリアルタイムの対戦が可能ゲーム(、など)において、これらチート行為を行うことに絡む問題が発生している。 わかりやすい例としては、で自分のレースカーが存在する座標を書き換えて、スタート直後に「ゴール前へ置く」(ゴール前にワープさせる)というチート行為が挙げられる。 こうなると他のレース参加者はチート行為を行ったプレーヤーを絶対的に追い抜くことはできない。 ほかにも走行時間の計測をスタート時から停止して走行させ、普通に走った場合では出ない「0. 000秒」でゴールした場合、他のプレーヤーはチート行為のタイムを追い抜くことができない。 また、各レースカーの性能を決定するデータが書き換えられ、本来のゲームでは絶対にありえない性能のレースカーをチート行為で不正に作成した場合も不公正となる。 これらの行為をゲーム提供側はバージョンアップやチート防止ソフトなどで防止策を組み込むことになる(ゲーム提供側の防止策についてはを参照)。 オンラインゲーム上のアイテムや、のをで売買する(RMT)と呼ばれる市場において、チート行為によって不正に入手したレアアイテム(またはレアアイテムを含むアカウント)を販売する者もいる。 チート行為実行者が不正な手段でアイテムの売り上げを手にするほか、チートを行わない・それらによって作られたアイテムを購入しないプレーヤーから見て、不公正な状態になる。 より多くのプレーヤーに楽しんでもらうためなどの理由でを調整するゲーム提供企業の意図を超えてアイテム流通量が増加し、ゲームのバランスを壊す可能性もある。 結果的に、チートを行うプレーヤーの増加によりゲーム自体の魅力が損なわれ、一般プレーヤーが減少する可能性を指摘する声もある。 シミュレーションとチート [ ] を含むコンピュータでチート行為を行った場合、当然ながら計算結果はシミュレーション制作者の意図したものと異なる。 シミュレーションゲームではある仮定された現象にユーザーが特定要素を操作する形で現象に参加し、その結果の変化を楽しむ性格のコンピュータゲームではあるが、シミュレーション上におけるチート行為では、本来ユーザーが変更できない要素までをも(制作者が意図した範疇を超えて)操作可能になることから、愛好者筋においては批判的に認識される。 一方でシミュレーション過程が難解で、ゲーム過程よりもエンディングなど結果だけを見ることを優先する欲求も存在する。 またゲームに手応えが感じられない場合、逆にプレイヤー側にあえてハンデを与え、さらに難易度を上げるようチート行為を行うこともある。 オフライン(シングルプレイ)の場合は、版権元(メーカー)がそういった操作を行ったユーザーを告訴することは第三者などへの頒布を伴わない限りあまりない。 理由としては、前述の通り「オフラインならユーザーの自己責任で使って問題がないとされ、万が一意図しない不具合が発生しても開発者(デベロッパー)は責任を負わなくてよい」とする解釈も存在することや、「自己責任で正規に使用許諾を受けたプログラムをクラッキングをしても他人に影響を与えない」ことがあり、また取り締まるにも許諾元が改造の事実を知りうる可能性がまずないことがある。 さらにメーカー自身が後述のチートモード等を「お楽しみ」として実装している場合もある。 コンピュータ側の「チート」 [ ] 「」も参照 以下に述べる「コンピュータ側のチート」は他で述べる「制作者の意図しない外部からの技術的操作」ではなく、制作者側が意図してプログラム中に組み込んでいるものである点が大きく異なる。 プレーヤーに対抗するコンピュータ側、いわば仮想プレーヤーの思考を司る設計の手法がまだ確立されていなかったり容量の限界で入らなかった時代から、このアルゴリズムの「弱さ」を他で補うために行われてきた。 具体的には、1980年代からしばらく対戦コンピュータゲームにおいてでいきなりコンピュータ側の勝ちを決定するなど粗雑なアルゴリズムが見られた。 例えるなら、コンピュータ側が密かにさいころを振って、当たりが出れば牌の状態に関係なく麻雀勝負に無条件で勝つというものだ。 作品によってはプレイ料金を取り、しかもコンピューターがなど通常では成立しづらい役を何度も和了するゲームも存在したことから、麻雀ゲームのファンはこういったゲームシステムを「イカサマ」と呼んだ。 後に、ハードウェア性能やプログラムの思考ルーチンが向上してくると、「イカサマなし」を売り文句にする麻雀ゲームも登場した。 そして、コンピューターの性能が段違いにアップしてきた2000年以降は、プレイヤーが負けてくるとアイテムを出して楽しくプレイさせたり、敵キャラクターを弱くするなどの救済措置を用意するのもある。 これらはゲームの難易度を調整するテクニックだが、プレイヤー側とコンピュータ側とで確かな不公平が存在することになり、行うほどにそれを増やしてしまう手法になるので、あまりにできが悪い場合とかえって難易度を下げるおそれもあるため、プレイヤーに問題視される。 チートモード [ ] 「」を参照 技術手法 [ ] チートにはいくつかの手法が存在する。 なお、ゲーム提供側の防止策についてはを参照。 ハードウェアチート [ ] 外部周辺機器を使用したものをハードウェアチートと呼ぶことがある。 例えば、連射機能付きゲームコントローラーや、マクロ機能のあるマウスやキーボードなどが上げられる。 連射機能は、人力では不可能な速度で連打を行うため、格闘ゲームなどで気絶状態から瞬時に回復したり、FPSでは連射が効かないはずのセミオートライフルがフルオートなみに発射されることになる。 マクロにコマンドを事前登録しておけば相手より先んじることが可能となる。 また、モニターの輝度をあげて、暗闇の不利を無くすといった行為も含まれる。 使用者が無自覚な場合も多い。 これらは、発見や対処が困難であり、また機能自体は不正かどうか曖昧であるために放置されがちだ。 例えば、マウスのマクロ機能は、キーを連打するように設定しなければ、キーバインドの変更の範囲に収まるし、RTSやMMOではマクロ機能がゲーム側に備わっている場合もある。 対処された例としては、『』で、セミオートライフルで一定速度以上で連射すると、弾詰まりが起こるように修正された例がある。 ソフトウェアチート [ ] 主なものは等で、複数のプログラムを実行できる環境で行われるものが多いとされる。 主に以下のような手法でプログラムの動作を操作する。 メモリハック コンピュータは常に、プログラム内で一定のを確保して、実行に絡んで計算した結果や入力された値を、これらメモリに格納する。 これら実行中のプログラムが確保中のメモリエリアに他のプログラムから干渉、その内容を書き換えることで実行される。 このようして改竄されたメモリ内容を受け、プログラムが更に処理を続けた場合、プログラムの製作者が意図したのとは違う動作が行われる。 これらの行為は、広義ではとして扱われることもある。 イメージとしては、作業の進行に従って、いくつものメモを残している状態を想像してすると分かりやすい。 作業中に作られたメモに他人が改竄を加える行為に当たる。 メモに記載された商品発注の記載を書き換えられ、本来とは異なる商品を発注したり、必要な量以上の商品を発注したりという事態に繋がりかねない、という状態だ。 データファイルハック プログラムによっては、実行結果をの形でに記憶させる動作を行うものもあるが、このファイルを書き換える行為もチート行為に含まれる。 通常、プログラムは様々な計算結果を、自身で利用しやすい形でファイルに出力するよう設計されているが、保存後のファイルをなどの手法で解析、プログラムを誤動作させるべくファイルを改竄する行為も、このチート行為の範疇だ。 プログラム終了後の静的な状態にあるファイル(セーブデータなど)を改変する場合は、メモリのように動的に変化するものが対象ではないため、より簡単・確実に狙った動作を誘発させやすいと言える。 パケットハック オンラインゲームにおいては、ゲームプログラムが送受信するを外部ツールを用いて改ざんする行為もチート行為の一種だ。 例えばで、本来プレイヤーが所持していない武器の銃弾を発射したり、他のプレイヤーが銃弾を発射したかのように誤解させる行為などだ。 機能が備わったオンラインゲームでは、発言時に表示されるプレイヤー名を改ざんし、他のプレイヤーになりすました発言を行うこともある。 チート対策でサーバー側を監視することは広く行われるが、パケットハックされた場合、サーバー側で受け取るパケットは正常なプレイ結果と見分けが付かない場合がある。 その他 この他、プログラムの動作に強制的に介入して、設計された実行速度よりも速い速度で動作させる や、一定の動作を自動的に繰り返させる も、単調な所定の動作を繰り返すことで経験値等が稼げるゲーム上ではチート行為の一種とされている。 ゲーム機本体の時計をいじって1日1回限りのイベントを何度も発生させたり日付、時間帯限定のイベントを即発生させる行為もチート扱いする場合もある。 対策と対応 [ ] ここでは、不正行為として行われるチートを防ぐため、ゲームを提供している企業側の対応や対策について述べる。 例えば、利用規約上でチートやバグ技を明確に禁止した上で、これに違反した場合はアカウントの抹消ないし停止などの処罰を課すなどの手段がある。 実際にチートを行ったプレイヤーに対し、利用規約違反としてやアカウント抹消・強制解約を実施した例もある。 一方で、チートを行ったプレイヤーをゲームから完全に締め出すのではなく、チートを行うプレイヤーにもゲームをプレイする一定の機会・権利を認めるゲームおよび提供企業もある。 これらゲームでは「チートを行わないプレイヤー」と「チートを行うプレイヤー」を分けた環境を用意し、「チートを行ったプレイヤー」同士を「特定の環境に隔離」する対応などを実施している。 技術的な対策として、各プレイヤーのデータをチェックするプログラムをゲームソフトウェア内に追加したり、外部からはデータを不正に変更できないよう、通信のやデータをサーバで管理するなどの設計する様式が一般的だ。 などと同じく、オンラインゲームのプログラム実行中に常駐して、チートの原因となる不正行為を監視するアンチチートソフトウェア(例:『』)やメモリ上の数値を常時監視して不正が検知された場合に処理を停止させる機能を持ったゲームソフト(例:『』)が存在する。 だが、その一方でこれらのソフトウェアの脆弱性や欠陥を突いて、機能を無効にするなどの行為も存在する。 チート行為の影響を、できるだけ小さくするためのサービスを提供したり 、を実施している企業もある。 チート行為と防止策はの関係にあり 、原理的に防ぐことができないことを指摘する声もある。 チートを行わないプレーヤーとチートを行うプレーヤーを分け、チートプレーヤー同士でのみ対戦できるようにしたゲームも存在し、『』では公式ブログで「 あなたは他のバンされたプレイヤーとエイムボットコンテストのみたいな環境でプレイ出来る」と記すなど、アンチチート機能により一度チートを行っていると認識された後は、チートプレーヤー同士でしかマッチングしない仕様となっている。 社会現象 [ ] コンピュータが、特定のユーザーと一対一で作業している場合におけるチート行為は、その結果が狙った結果にせよチート失敗によるデータ破損によるプログラムの制御不能な暴走にせよを含めて、ユーザー自身に責任があり、また他に迷惑が掛かる訳でもないため、社会的な問題とはならない。 しかしオンラインゲームなど複数のプレーヤーが同じゲーム状況を共有するものでは、で通信中の相手にも影響が出たり、アクセスしているに過剰な負担をかけるため、チート行為が成功している場合には不公正な状態に、失敗してプログラムの暴走が起こった場合には相手側もその異常動作の巻き添えを食う危険性がある。 オンラインゲームにおいては、チート行為によって不正に入手したレアアイテムをと呼ばれる市場で売買する者もいる。 (詳細はを参照) 一部のゲームソフトには、アンロック式の配信要素が存在するものがある。 例えば、日本においてはシリーズにおける幻のポケモンや、『』における追加クエストが該当する。 欧米企業の販売するゲームにおいても、販売を開始して一定期間経過した後、チートが公式サイトに掲載されるケースやと呼ばれる簡易拡張パックの開発に必要な情報が公開されるケースがある。 チート行為により正式解禁日前にこれらを解禁する者がおり、早い段階でしてしまうケースもあった。 そのチート行為によって得た情報が、や等で公開され、直接チートを使用しないユーザーにもネタバレの被害が及ぶこともある。 チートは不正な行為として処罰の対象とされる場合もあるが、ツール類や操作手段を解説した本も販売されている。 作者不詳のチートプログラムが上で流布されているが、これらチートプログラムと偽ってやといったも出回っている。 日本の場合、神奈川県警が2014年6月にチートツールの使用者に対し容疑を初めて適用し摘発を行っている。 また2015年5月にはチートツールの販売に対し不正競争防止法違反(技術的制限手段回避装置提供)容疑で兵庫県姫路市の30歳男性が摘発されている。 2018年4月、がで新製品発表会を行った際、『(チートプログラムを入れて楽しむ)狂ったゲーマーでさえも満足できる性能を実現する』と説明を行ったが、後に説明が適切でなかったとして撤回した。 事件となったチート行為 [ ] 不正行為に該当する場合、ゲーム制作側の意図した内容を著しく損なう場合もあるため、事件として係争関係にも陥り、また法的規制が新設されることがある。 日本では以下で示すように、チート関連業者側が敗訴となった判例がある。 一方、欧米でもチートをめぐって訴訟が行われたが、チート関連ツール関係者側の勝訴が定着する傾向にある。 三國志III事件 [ ] 詳細は「」を参照 デッド オア アライブ事件 [ ] には(現:)が、同社が発売していた用『』のデータを改変し、特定の女性プレーヤーキャラクターをでプレイできるチートプログラムを発売していた社に対し、またはを侵害されたとして訴える事件が起こっている。 同事件では「著作物の改変」が主に争われた。 このプログラムは、ゲームのオープニングデモの中で演出のために一瞬登場する裸のキャラクター用に用意されていたキャラクターモデルをゲーム内で実際に使用できるようにしたものだ。 ウエストサイド側は「著作物本体には何ら変更は加えておらず、単にゲームソフトウェア内に元々存在していた裸のキャラクターのデータを呼び出せるようにしただけにすぎない」と反論した。 裁判は2004年に最高裁がウエストサイドの上告を棄却したことで地方裁判所の出したテクモの勝訴判決が確定した。 各々のプレーヤーに、プログラムで本来提供されるべき「ゲーム」という一つの作品を、作為的に改変して提供できる行為を助長するプログラムをウエストサイド側が提供していたとして、200万円の損害賠償を命じた。 Grand Theft Auto 性的シーン問題 [ ] 「」も参照 2005年、暴力的なゲームを非難しているアメリカの団体、(全米家族メディア研究所)が世界的に人気の高い社のゲーム『』のパソコン版が、特定のチートコードを使うことで性的なシーンが見られるとして批判声明を発表。 元々同作の暴力的な内容に批判が多かったことから、この声明をきっかけとしてマスコミでも取り上げられる。 この報道がきっかけで日本でもゲームに対する規制論が高まり、チートを適用するのが不可能な家庭用ゲーム機版『』の日本への移植が延期となったり、(CERO)の暴力ゲームへの規制に伴い、の新設で規制が強化されるなどといった影響があった。 国内の主なチート対策関連企業 [ ]• サイファー・テック()• ハイパーテック()• コーボー・ホールディングス() 脚注 [ ]• 中嶋謙互 『オンラインゲームを支える技術 --壮大なプレイ空間の舞台裏』 技術評論社、2011年、p152-153。 GAME Watch 2009年9月2日• など(アップデートおよびDLC導入が必要になる)。 中嶋謙互 『オンラインゲームを支える技術 --壮大なプレイ空間の舞台裏』 技術評論社、2011年、p157。 ファミ通App 2016年2月26日. 2018年1月28日閲覧。 GAME Watch 2003年1月9日• GAME Watch 2014年6月2日• の「負け犬」制度• GAME Watch 2014年11月20日• 中嶋謙互 『オンラインゲームを支える技術 --壮大なプレイ空間の舞台裏』 技術評論社、2011年、p156-157。 朝日新聞デジタル 2013年11月14日• 朝日新聞社. 2014年6月25日. の2014年6月28日時点におけるアーカイブ。 2014年6月29日閲覧。 オンラインゲームで不正プログラム、販売行為で初摘発、容疑で兵庫の男逮捕、警視庁(産経新聞2015年5月13日)• PC Watch 2018年4月4日 参考文献 [ ]• ネットゲーム チートRMTの教科書• 『Cheating: Gaining Advantage in Videogames』Mia Consalvo, The MIT Press, 2007• 関連項目 [ ]•
次の魔法国クライロードに勇者候補として召喚されたバナザ。 だが、その能力が一般市民並みだったため、勇者失格の烙印を押されてしまう。 やむなくこの世界で暮らすことになったバナザは、生きるためにスライムを倒しレベルを2に上げる。 「小説家になろう」発、チートだけどまったりな異世界ライフが開幕! 異世界『ドゴログマ』で神界の使徒からの依頼を達成し、ホウタウの街に戻ってきたフリオたち。 フリオとリースの子・リルナーザを始め、新たに家族が増えたことで、服作りを一手に担っていたリースは大忙し! それでも気合い十分なリースは、服を作るための上質な布を求め、翼竜のワインとともに西方の異国・インドルへ! 一方、金髪勇者たちは魔族がさらわれる事件に巻き込まれていた。 解決を図るため、事件の真相を追い掛ける一行だったが、待ち受けていた強大な敵を前に、窮地に陥ってしまう。 製作した武具や魔法具を売るために街を訪れたフリオは、街中にある雑貨屋が閉店しているのを見つけ、ある夢を持つ。 一方、フリオの足取りが掴めないことにしびれを切らし、自身で捜索を始めた魔王ゴウルは、ついにフリオと再会する。 そして、バリロッサとも。 再会を喜ぶゴウルだったが、弟・ユイガードの謀反の報せを受け、急遽城へ戻ることに。 人族に侵攻せず、たびたび街へ繰り出すゴウルに対し、自身こそが真の魔王と謳うユイガード。 真の魔王は果たしてどちらなのか。 ワシは魔王を引退しよう」 魔王もスローライフ、はじめます。 「小説家になろう」発、チートだけどまったりな異世界ライフ、第2巻! 念願のフリース雑貨店を立ち上げたフリオ。 魔王軍と相対しているクライロード軍の危機的状況を救うべく、姫女王からの依頼で物資を配送することに。 困難な依頼をこともなげにこなすフリース雑貨店の名声は、瞬く間に各地へと広がっていた。 そんなある日、物資を運ぶ山道でフリオは行き倒れていた女性・ワインを救出する。 さらに、恩義を感じたワインが、フリオたちに同行すると宣言し!? 居候の増えたフリオたちのもとに新たなカルゴーシ海岸への救援依頼が舞い込んでくる。 難なく依頼を果たしたフリオたち。 意外にも海を見たことがないフリオ家の面々は、この機会に海で遊び尽くすことに……!! 「旦那様! 泳ぎましょう!」 リゾート地のスローライフ、満喫中。 「小説家になろう」発、チートだけどまったりな異世界ライフ、第3巻!.
次の本来なら元の世界に送還されるはずだった彼は、魔法国の手違いのせいで元の世界に戻れなくなってしまい、しかたなくこの世界で暮らすことになってしまう。 そんな彼は、Lv2になったとたんにあらゆるスキル、あらゆる魔法を習得しすべての能力値が上限突破した超チートへと超絶進化! にもかかわらず、いつも飄々とした笑顔を浮かべるマイペースな彼は、魔族のリースを妻に向かえた新婚生活を満喫していく。 彼は名前をフリオに改め更にまったり生活していたのだが、そんなフリオ家には、ペットのサベア・居候の女騎士ら4人に加えて、魔人や元魔王までもが加わっていき、カオスこの上ない状態の中、それでもまったりライフを満喫中。 双子も生まれてさらにまったり感を増しまくっているフリオ一家の毎日を綴ったストーリーをお楽しみください。 「神」への信仰や主義思想により異能を行使できる、現実と似ているようで似ていない世界。 極東の島国・湧陽皇国 ゆうようこうこく は世界屈指の経済大国ながらも、自縛の法による近隣国家の圧力など、様々な問題に苛まれていた。 かつては「神の使い」として崇められていた「御貴使 みたかのつかい 」という皇国特有の異能行使者達もまた、今となっては冷遇され、ますます皇国の苦境は打開しづらくなってしまった。 そんな中、御貴使の名門で生まれ育った少年・数橋艶 かぞえばしひかり は、再び皇国に維新をもたらすべく、政府公認の御貴使の教育部隊「瑞光」を率いて、皇国の平和と財産を脅かす様々な勢力と対峙するのであった。 堅苦しい社会派ネタから美少年同士のホモホモしい展開まで、何でもアリのIT+宗教な異能バトルアクションです。 メインヒロインも野郎だから要注意だ! あ、ちなみにタイトルは『ひいずるところのひかり』と読みます。 週1~2くらいを目処に更新していきます。 syosetu. 世界を創生した力を神呪と呼ぶ。 「あの、夢で見た透き通った青空を創りたい」 少女の類い稀な才能と望みが、周囲を動かし、王族を振り回し、やがて世界をも巻き込んでいく。 主人公はエリート神呪師の両親を持ち、本人も将来有望な神呪師(になる予定)だった。 だが、両親が亡くなった際の事故により、生活環境が一変。 隠されるようにして養父に育てられることとなる。 事故の記憶を失くし、何故王都の家に帰れないのか、何故神呪が描けることを隠さなければならないのか、何も聞かされないまま、それでも自分にできることを探しながら、懸命に生きていく少女の話。 本編は、女の子の一人称です。 7歳から始まります。 恋愛は、大きくなってから・・・ 第一章、第二章は主人公の成長。 第三章から少しずつ周囲が動き出します。
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