アシッド アタック 日本 人。 自殺目的で「硫酸」を飲むと悲惨な結末に! 「アシッド(酸)アタック」は今でも世界中で頻発|健康・医療情報でQOLを高める~ヘルスプレス/HEALTH PRESS

アシッドアタック

アシッド アタック 日本 人

閲覧注意 ここ数日、パキスタンのニュースの一面を飾っているのは、ファクラ・ヨーヌスという女性の自殺の記事である。 彼女はパキスタンの女性で、自分の夫にアシッド・アタック(酸攻撃)された。 顔面は破壊された。 鼻も口も、すべてが完全に溶解して呼吸ができないので攻撃を受けたその日のうちにも死亡すると思われた。 それほどの損傷だったにも関わらず、彼女は奇跡的に生き延びた。 それから10年。 彼女は36回にも及ぶ整形手術を耐えてきた。 絶望のあまりに死んでいった女性 しかし、自分を攻撃した夫ビラル・カーが、パキスタンでなんと無罪になった。 無罪放免だ。 この男は元国会議員にしてパキスタンの権力者の息子、もっと具体的に言えば、パンジャブ州の知事の息子であった。 女性は男の付属品とでも思っているイスラム教国の女性蔑視と、権力者なら何をしても構わないというパキスタンの実情が絶妙に合わさった結果の無罪だ。 この無罪はもちろん、この残虐で自分勝手な男が権力者としてのコネクションを使った結果だとパキスタンの市民は信じている。 ファクラ・ヨーヌスはそれに絶望し、彼女は自分に支援を差し伸べてくれていたイタリア・ローマの治療中の建物の6階から飛び降り自殺をしたのだった。 2012年3月17日。 享年33歳だった。 彼女は問題のある貧困家庭に生まれ、若くして売春をしながら生計を立てていたが、やがては美しいダンサーとしてカラチで知られるようになっていった。 そこでカラチのパーティーで夫となるビラル・カーと知り合って結婚するのだが、結婚した瞬間に夫の態度は豹変したのだという。 夫は暴言を吐き、罵倒し、殴る、蹴るの暴行を加えた。 ドメスティック・バイオレンスに耐えかねたファクラ・ヨーヌスは、実家に逃げ帰ったのだが、そこにビラル・カーは追いかけてきて、彼女の息子の目の前で酸をぶちまけた。 それで無罪になるのだから、ファクラ・ヨーヌスでなくても絶望するのは当然だ。 ドメスティック・バイオレンスに耐えかねたファクラ・ヨーヌスは、実家に逃げ帰ったのだが、そこにビラル・カーは追いかけてきて、彼女の息子の目の前で酸をぶちまけた。 女性にとっての暴力国家 アシッド・アタック(酸攻撃)は女性に対する攻撃としては最悪の部類に入る卑劣な犯罪だ。 しかし、残念なことにイスラム教国家ではこれがまったく珍しいことではない。 イラン・アフガニスタン・パキスタン・バングラデシュの4国は特に最悪だ。 私はバングラデシュでアシッド・アタックされて背中に大怪我を負った女性と、顔から腕にかけて皮膚が溶けたまま放置されている男を実際にこの目で見てきている。 それだからこそ、この凄絶なまでに悲惨な犯罪に対しては誰よりも激しく憤っている。 日本の女性団体が、あるいは世界の女性団体が、女性の権利云々と言うならば、なぜイスラム教そのものを激しく糾弾し、イスラム教と闘おうとしないのか不思議でしかたがない。 女性がイスラム教を見て見ぬ振りをすればするほど、ファクラ・ヨーヌスのような悲劇が続出し、それにも関わらず加害者が平然と世間に居座るような社会になる。 本当のことを言えば、女性はすべての宗教に対してあまりに無邪気になりすぎていると言いたいのだが、そこまで覚醒できる女性はほとんどいないだろう。 だから、せめて男性優位・女性蔑視を公然と示しているイスラム教くらい反発してほしいと切に願う。 パキスタンでは、アシッド・アタック、共生結婚、その他の女性に対する暴力が年間で8,500件以上も起きているのである。 暴力が女性に向いている。 別の言葉で言えば、パキスタンは「女性にとっての暴力国家」と言ってもいいほどだ。 パキスタンだけではない。 イランも、アフガンも、バングラデシュも、すべて事情は同じだ。 サウジアラビアでもレバノンでもイエメンでもソマリアでも女性たちが鞭打たれ、焼かれているではないか。 そんな地獄のような宗教国家に、女性たちが閉じ込められて息もできないでいる。 イスラムはすでに女性をがんじがらめにしている。 内部の女性が逆らえば、みんなファクラ・ヨーヌスやスアドやビビ・アイシャのようにされてしまう。 だから、イスラムの外にいる女性たちが何とかしなければ、イスラムの人権侵害はとめられないだろう。 それだというのに、世界中の女性たちは誰もファクラ・ヨーヌスに見向きもしない。 関係ないのだろうか? とても、残念だ。 「名誉の殺人」が許される地では、このようなことは一向に収まりません。 ましてや加害者が権力側関係者であったり、軍や警察関係者であったりすると。 この点では、イスラム国家でなくてもあてはまりますが。 私は、このような行為に対してはその国内の力だけでは解決できないと思います。 外圧でもなければ、永久に解決しないと思います。 では、一方で私には何ができるのか。 たとえ政治家になっても、外政干渉は難しいでしょう。 NGOや国連機関でも難しいでしょう。 「悪魔の詩」を翻訳した日本の大学助教授は殺害されていますよね。 犯人は迷宮入り。 「作者」でなく「翻訳」しただけでも殺されてしまうのです。 本当に恐ろしい。 結局は、アメリカが国力を回復して戦争でもふっかけるしかないのですかね。 でもイスラム教自体は既に一つの国家だけに浸透しているのではありません。 なので、せめて宗教と法律を分離して考えるよう世界がそれらの国家に対して呼びかけるしかありません。 信者の増えた宗教をなくすのは難しいです。 せめて法律や統治が正しく行われるようになって欲しいです。 そうするには・・うーん、もうちょっと考えてみます。 もちろん、敬虔で誠実で温和なムスリムの方がいることも、わかっています。 悪質なのは、その教義を自分たちに都合がいいように曲解し粗暴化し、それを正当化する男たちです(原理主義者とか)。 そしてそういう地では法的にも加害者の方が裁かれなかったりします。 それが問題なのです。 何もムスリムでなくても暴力的な人は世界中にいますが、法治が正しく機能していれば、宗教に関係なく加害者は裁かれます。 それが正しい法治国家と言えるでしょう。 また、アシッドアタックなどをしても法が健全に機能しない国家においては、伝統的に女性を支配し暴力をふるうのがDNAに染みついてしまっているかのような人が多いのが現実です。 周りの人や親達がそうだったから、子供もそれが当たり前と思っているのでしょう。 また、その地域や部族では慣習として染みついている場合もあります。 別に本来はイスラム教とは関係なくても、イスラムの教義を男性にとって都合がいいように解釈して用いる場合が多い、というだけです。 しかし少なくとも「アラー・アクバル」と唱えながら人の首を切るのが良いことでないのは無いのは誰の目にも明らかでしょう。 アラーも迷惑に思っていることでしょう。 こんなことを書くと私も狙われるのかな、という恐怖を与えるだけの悪影響を及ぼしていることだけは確かです。 今週の「週刊新潮」でヨーナスの事が(今更ですが)書かれています。 新潮では「ユナス」という読み方をしていますが、他にもイランやアフガン、インドでの女性に対する悪習について触れています。 これらの例を挙げながら、最後に著者は(週刊新潮5月17日号より抜粋)「口答えはする、小遣いは減らす。 そのくせ自分は「女子会」で遊びまわる日本女性は一度でいい、夫と日本にありがとうといったら」と締めくくっていますが、この最後の一文でがっかりしました。 著者の男尊女卑思考の片鱗が見て取れるからです(自分では意識していなくても)。 確かに今の時代に日本に生まれたことを私は感謝しています。 少し前はまでは、日本でも女性に参政権がなかったり仕事も自由にできなかったり(除く女工・奉公・売春婦)教育も男の子優先だったりと女性が抑圧されてきていた時代はあるのです。 もっと太古に遡れば、逆に日本は実は女系社会だったのですがね。 女性は「生」を司る神聖な存在だったゆえ、神事は女性が司っていた地方・時代があったのです。 江戸時代~明治時代からでしょうか、日本の女性の地位が抑えられてしまったのは。 いや、もっと前からかな。 いつのまにか、近代化と共に父兄社会にすりかえられてきてしまったのです。 しかし日本には「政教分離」の法がありますから、宗教や慣習にとらわれず裁判は「やった行為・動機を対象に」粛々と行われます。 昨今ではDVやストーカー行為もれっきとした犯罪として裁かれます。 それは法が正しく機能していることはもちろん(少年法は首かしげることが多いですが)、太古の女系支配時代の日本人の思想がどこかに残っているからではないでしょうか。 作家、アルファブロガー。 政治・経済分野に精通し、様々な事件や事象を取りあげるブログ「ダークネス」、アジアの闇をテーマにしたブログ「ブラックアジア」を運営している。 「鈴木傾城のダークネス・メルマガ編」を発行、マネーボイスにも寄稿している。 関連する記事• 2014. 27 本日、アマゾン・キンドルで小説『ストレッチマーク 〜真夜中の女たちが隠していたこと』をアップしました。 電子ブックの第三弾です。 すでに買えるようになって[…]• 2014. 28 近々、また電子ブックを出したいと思います。 『グッドナイト・アイリーン』という題名の小説です。 ブラックアジアの「売春地帯をさまよい歩いた日々」も含めて[…]• 2019. 27 インドが最も輝く日、インド人が最も大切にしているお祝い、インドが最も美しくなる日。 それが「ディワリ祭」の時である。 2019年は、本日10月27日に開[…]• 2015. 28 いつも、ブラックアジアをご愛読ありがとうございます。 今日はお知らせがあります。 ブラックアジア書籍版シリーズ第四弾が5月下旬より発売開始となります。 ブ[…]• 2019. 19 日本のストリートを漂流して書き留めた記事がかなりの数になってきましたので、ひとつのカテゴリーとしてまとめておきます。 「ブラックアジア:ストリート漂流」[…] コメント (2件)• 涙が出るお話ですね。 しかし、確かに女性団体、非イスラム圏の女性には、 渦中の女性たちを救うため、 イスラムの男たちと闘う必要は、 あるのかもしれませんが、 それは、 闘わなくてはいけないのは 女性に限ったことでは、 ありませんよね。 これは、もちろん性の別が 発端にはなっているお話ですが、 人の尊厳や命の重大さには 性差はもちろんございません。 アシッドアタックは、女性の被害の話が 中心なので、 ご覧になられた放置男性が 酸をかけられる経緯や、ほかの 男性の被害について、 興味がわきましたね。 こういう、ネットのような 半永久的に残る媒体で報告すること、 これもまた、闘う一つの手段なんでしょうね。 ブラックアジア・パタヤ編(売春地帯をさまよい歩いた日々)を電子書籍化しました。 野良犬の女たち(ジャパン・ディープナイト):電子書籍化しました。 売春地帯をさまよい歩いた日々。 これがブラックアジアの原点! ブラックアジア:ストリート漂流。 鈴木傾城がストリートをさまよう 最近の投稿• 最新のコメント• 現金主義 on 一番簡単な方法は引っ越すことですね。 役所、郵便局にも転居先非開示に…• 匿名 on ソープランドがもし壊滅したら日本では本番ができる風俗がなくなります。 hachidori on スゴーい! 笑 5年前位の記事でしょうか、いま拝読しました! いま…• 大阪の伊之助 on 表社会と裏社会のどちらで生活していくかだと思います 海外で買春やハイ…• masaki on 海外に住むメリットは非居住者となって余計な税金を払わないことです。 masaki on 余生を楽に暮らせる金融資産があれば、資産を取り崩して暮らしたほうが懸…• on ありがとう。 今度からそうしてみます。 カーン on 結婚できなくなると思います。 それで良いと言えばいいですが、考え直し… よく読まれている記事•

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【写真】酸を顔にかけられた人たち そのありのままの姿

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アシッドアタック 2ch アシッドアタックとは相手に対して硫酸・塩酸・硝酸などの酸性の強い劇薬をかけて相手の顔及び体の表面を傷つける行為です。 『アシッド・アタック』(酸攻撃)だ。 たとえ「アシッド・アタック」から生き延びたとしても、女性たちは「一生残る傷」を背負って生きていかなければならないのだ。 net 1002コメント 342KB 全部 1-100 最新50 スマホ版 掲示板に戻る ULA版 レス数が1000を超えています。 これ1. アシッドアタック 酸攻撃 とは?美女が妬まれ日本の事例は• アシッドアタック防げるファンデーションでも貼ればいいよ 461 名無しさん@お腹いっぱい。 54 ID:xMCHsgS• アシッドアタックというのは、自分が知る限り痴情がらみで女性が被害に遭うものですよ。 -- 名無しさん 2018-05-08 21:28:52 最近では無差別とか、動物に硫酸かけるなんて話も耳に. ブラックアジア:鈴木傾城。 アンダーグラウンドで起きている売春、レイプ、殺人、犯罪、風俗。 女たちの地獄。 社会の暗部を扱ったブログ。 2020. 本サイトはGBAロックマンエグゼ6の解析、ファンゲーム制作の情報を掲載しています。 初めての方は以下の項目をご覧になってください。 ロックマンエグゼ6.. アシッド・アタック被害者の女性が、メイク指導動画で訴える現実 レシュマさんは、アシッドアタック(酸攻撃)を受けて顔に傷を負ってから. 31 ID:ubFSfHVz0 化粧するとブスになる珍しい現象 107 番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です. イギリスの犯罪って移民ギャングより現地イギリス民のアシッドアタックの方が印象強いわ ムカつく奴見つけたら硫酸ぶっかける事件がロンドンだけで年間400件やで 総レス数 893 159 KB 新着レスの表示 掲示板に戻る 全部 前100 次100 D. アシッドアタックと云うらしい。 ある女性は結婚を断ったから、ある女性は口答えしたから、女の子は二人要らないなどの理由で美しかった女性の顔をこのような顔にしてしまうのが「常識」らしい。 1994年以降で声を上げた女性だけ. 【閲覧注意 写真】イランでアシッドアタック(酸に - YouTub• アシッドアタックは昔からある手口 だがブスにアタックしても効果低め 241コメント 70KB 全部 前100 次100 最新50 スマホ版 掲示板に戻る ULA版 このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています read. cgi ver 07. アタック・オブ・ザ・キラートマト Attack of the Killer Tomatoes! [映画紹介] ホラーバー・サクリファイス 3:05 アタックNo. 1 HD natsumerolove 0:04 チャリ最高速アタック shin8685 2:00 ラブライブ! で東リパネルクイズ アタック25オープニング. イギリスみたいにパキスタン移民増えるとアシッドアタック流行らせそうで嫌。 名も無き国民の声 2017年06月21日 17:56 日本人移民は、優秀であった。 誠実に農業、商売に ユダヤ人やイスラム教徒が、豚を嫌うのには理由がある。 net 241コメント 70KB 全部 1-100 最新50 スマホ版 掲示板に戻る ULA版 このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています. 】ロンドンで酸攻撃. アジアは恐いから、女の嫉妬を買ってアシッドアタックとかされない事を切に願うわ。 幸せになって欲しい。 最高の復讐はアシッドアタックだと思う。 銃使ったらアメリカじゃ射殺されてしまうだろ。 復讐の成果・経過・結果は見てから死にたい。 net 408コメント 166KB 全部 1-100 最新50 スマホ版 掲示板に戻る ULA版 1 名無しさん@お腹いっぱい. dqnworld. 260 ID:T4mN5Wl40. ne ポケモンGOのベトベトンのおすすめ技や個体値早見表を掲載しています。 勝手に思ったことを ダラダラと書いてあるだけなので あまり参考にしないように 100点満点の満足度表記、それと特に気に入った曲を挙げています。 】ホームレスの知られざる生活を徹底的に洗い出しました! 日本には生まれながらにして裕福な生活をしている人と地べたに這いずり回りながら生きている人がいます。 yasu(ヤス、本名:林 保徳(はやし やすのり)、1975年1月27日 - )は、日本のミュージシャンで、ヴィジュアル系ロックバンド・Janne Da Arcの元ヴォーカリストでリーダー。 ソロプロジェクト名はAcid Black Cherry。 血液型はA型。 身長は165cm。 Janne Da Arcの楽曲の. net 都市伝説・意味が分かると怖い話 もののけ速報 2ちゃんねるのこわーい話. 追加要素 サーチソウルを新たに実装 アシッドクロスを新たに実装 新規チップを多数収録 国内ではトップクラスの.. バリア展開中は敵の弾を防ぐことができる他、放物線を描いて最大3連射する劇薬の雫で敵を攻撃することも可能。 雑に打つと2回試行した時点で51%の有利運ゲーなのでやはり天元突破は最強。 anime. dmkt-sp. jp 選出率4位 意地ミミッキュ 139 68. かつてアメリカにエイジア・キャレラという女性がいた。 1973年にニューヨークで生まれた女性だが、父親はドイツ人、母親は日本人で、顔はアジア系なのだが体躯は白人で、独特の雰囲気を持ったポルノ女優だった。 net 日出町南畑の山中で、イスラム教徒(ムスリム)向けの土葬墓地を整備する計画が進んでいる。 日本はほとんどが火葬のため、土葬できる場所の確保は深刻な. ニュース 政治 PR 記事詳細 文字の大きさ 小 中 大 印刷 2017. 8 11:54 更新 「辻元清美さんは皇室を『生理的に嫌だ。 同じ空気を吸いたくない』と. 700 ID:zTF2WMgy0 教師「コラ、授業はちゃんと聞きなさい! 」 クソガキ「だって先生の授業つまんないんだもん。 うさぎさんエール アシッドヴァイン 目の前の敵1キャラの物理防御力を中ダウンさせる。 対象が毒か猛毒状態だった場合、さらに物理中. コンプレッサー Rough Rider 2. アシッドアタックって名前変えた方がいいわ。 怖い話、怪談、不思議なこと、謎のまとめブログです 落札者から 「 どちらでもない 出品者 」 と評価されました。 アシッドアタックやべええええ! 今回はマシュマロ女子についてです。 ぽっちゃり女子のことをマシュマロ女子と呼んでいることについてコメントしています。 逆にアタックを上げてディケイを下げるとトランペットや打楽器のような「ッパァアン」という硬めの音を作ることができる、という感じです.

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パキスタンでアシッド・アタックした男が無罪放免になった │ ブラックアジア:鈴木傾城

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閲覧注意 ここ数日、パキスタンのニュースの一面を飾っているのは、ファクラ・ヨーヌスという女性の自殺の記事である。 彼女はパキスタンの女性で、自分の夫にアシッド・アタック(酸攻撃)された。 顔面は破壊された。 鼻も口も、すべてが完全に溶解して呼吸ができないので攻撃を受けたその日のうちにも死亡すると思われた。 それほどの損傷だったにも関わらず、彼女は奇跡的に生き延びた。 それから10年。 彼女は36回にも及ぶ整形手術を耐えてきた。 絶望のあまりに死んでいった女性 しかし、自分を攻撃した夫ビラル・カーが、パキスタンでなんと無罪になった。 無罪放免だ。 この男は元国会議員にしてパキスタンの権力者の息子、もっと具体的に言えば、パンジャブ州の知事の息子であった。 女性は男の付属品とでも思っているイスラム教国の女性蔑視と、権力者なら何をしても構わないというパキスタンの実情が絶妙に合わさった結果の無罪だ。 この無罪はもちろん、この残虐で自分勝手な男が権力者としてのコネクションを使った結果だとパキスタンの市民は信じている。 ファクラ・ヨーヌスはそれに絶望し、彼女は自分に支援を差し伸べてくれていたイタリア・ローマの治療中の建物の6階から飛び降り自殺をしたのだった。 2012年3月17日。 享年33歳だった。 彼女は問題のある貧困家庭に生まれ、若くして売春をしながら生計を立てていたが、やがては美しいダンサーとしてカラチで知られるようになっていった。 そこでカラチのパーティーで夫となるビラル・カーと知り合って結婚するのだが、結婚した瞬間に夫の態度は豹変したのだという。 夫は暴言を吐き、罵倒し、殴る、蹴るの暴行を加えた。 ドメスティック・バイオレンスに耐えかねたファクラ・ヨーヌスは、実家に逃げ帰ったのだが、そこにビラル・カーは追いかけてきて、彼女の息子の目の前で酸をぶちまけた。 それで無罪になるのだから、ファクラ・ヨーヌスでなくても絶望するのは当然だ。 ドメスティック・バイオレンスに耐えかねたファクラ・ヨーヌスは、実家に逃げ帰ったのだが、そこにビラル・カーは追いかけてきて、彼女の息子の目の前で酸をぶちまけた。 女性にとっての暴力国家 アシッド・アタック(酸攻撃)は女性に対する攻撃としては最悪の部類に入る卑劣な犯罪だ。 しかし、残念なことにイスラム教国家ではこれがまったく珍しいことではない。 イラン・アフガニスタン・パキスタン・バングラデシュの4国は特に最悪だ。 私はバングラデシュでアシッド・アタックされて背中に大怪我を負った女性と、顔から腕にかけて皮膚が溶けたまま放置されている男を実際にこの目で見てきている。 それだからこそ、この凄絶なまでに悲惨な犯罪に対しては誰よりも激しく憤っている。 日本の女性団体が、あるいは世界の女性団体が、女性の権利云々と言うならば、なぜイスラム教そのものを激しく糾弾し、イスラム教と闘おうとしないのか不思議でしかたがない。 女性がイスラム教を見て見ぬ振りをすればするほど、ファクラ・ヨーヌスのような悲劇が続出し、それにも関わらず加害者が平然と世間に居座るような社会になる。 本当のことを言えば、女性はすべての宗教に対してあまりに無邪気になりすぎていると言いたいのだが、そこまで覚醒できる女性はほとんどいないだろう。 だから、せめて男性優位・女性蔑視を公然と示しているイスラム教くらい反発してほしいと切に願う。 パキスタンでは、アシッド・アタック、共生結婚、その他の女性に対する暴力が年間で8,500件以上も起きているのである。 暴力が女性に向いている。 別の言葉で言えば、パキスタンは「女性にとっての暴力国家」と言ってもいいほどだ。 パキスタンだけではない。 イランも、アフガンも、バングラデシュも、すべて事情は同じだ。 サウジアラビアでもレバノンでもイエメンでもソマリアでも女性たちが鞭打たれ、焼かれているではないか。 そんな地獄のような宗教国家に、女性たちが閉じ込められて息もできないでいる。 イスラムはすでに女性をがんじがらめにしている。 内部の女性が逆らえば、みんなファクラ・ヨーヌスやスアドやビビ・アイシャのようにされてしまう。 だから、イスラムの外にいる女性たちが何とかしなければ、イスラムの人権侵害はとめられないだろう。 それだというのに、世界中の女性たちは誰もファクラ・ヨーヌスに見向きもしない。 関係ないのだろうか? とても、残念だ。 「名誉の殺人」が許される地では、このようなことは一向に収まりません。 ましてや加害者が権力側関係者であったり、軍や警察関係者であったりすると。 この点では、イスラム国家でなくてもあてはまりますが。 私は、このような行為に対してはその国内の力だけでは解決できないと思います。 外圧でもなければ、永久に解決しないと思います。 では、一方で私には何ができるのか。 たとえ政治家になっても、外政干渉は難しいでしょう。 NGOや国連機関でも難しいでしょう。 「悪魔の詩」を翻訳した日本の大学助教授は殺害されていますよね。 犯人は迷宮入り。 「作者」でなく「翻訳」しただけでも殺されてしまうのです。 本当に恐ろしい。 結局は、アメリカが国力を回復して戦争でもふっかけるしかないのですかね。 でもイスラム教自体は既に一つの国家だけに浸透しているのではありません。 なので、せめて宗教と法律を分離して考えるよう世界がそれらの国家に対して呼びかけるしかありません。 信者の増えた宗教をなくすのは難しいです。 せめて法律や統治が正しく行われるようになって欲しいです。 そうするには・・うーん、もうちょっと考えてみます。 もちろん、敬虔で誠実で温和なムスリムの方がいることも、わかっています。 悪質なのは、その教義を自分たちに都合がいいように曲解し粗暴化し、それを正当化する男たちです(原理主義者とか)。 そしてそういう地では法的にも加害者の方が裁かれなかったりします。 それが問題なのです。 何もムスリムでなくても暴力的な人は世界中にいますが、法治が正しく機能していれば、宗教に関係なく加害者は裁かれます。 それが正しい法治国家と言えるでしょう。 また、アシッドアタックなどをしても法が健全に機能しない国家においては、伝統的に女性を支配し暴力をふるうのがDNAに染みついてしまっているかのような人が多いのが現実です。 周りの人や親達がそうだったから、子供もそれが当たり前と思っているのでしょう。 また、その地域や部族では慣習として染みついている場合もあります。 別に本来はイスラム教とは関係なくても、イスラムの教義を男性にとって都合がいいように解釈して用いる場合が多い、というだけです。 しかし少なくとも「アラー・アクバル」と唱えながら人の首を切るのが良いことでないのは無いのは誰の目にも明らかでしょう。 アラーも迷惑に思っていることでしょう。 こんなことを書くと私も狙われるのかな、という恐怖を与えるだけの悪影響を及ぼしていることだけは確かです。 今週の「週刊新潮」でヨーナスの事が(今更ですが)書かれています。 新潮では「ユナス」という読み方をしていますが、他にもイランやアフガン、インドでの女性に対する悪習について触れています。 これらの例を挙げながら、最後に著者は(週刊新潮5月17日号より抜粋)「口答えはする、小遣いは減らす。 そのくせ自分は「女子会」で遊びまわる日本女性は一度でいい、夫と日本にありがとうといったら」と締めくくっていますが、この最後の一文でがっかりしました。 著者の男尊女卑思考の片鱗が見て取れるからです(自分では意識していなくても)。 確かに今の時代に日本に生まれたことを私は感謝しています。 少し前はまでは、日本でも女性に参政権がなかったり仕事も自由にできなかったり(除く女工・奉公・売春婦)教育も男の子優先だったりと女性が抑圧されてきていた時代はあるのです。 もっと太古に遡れば、逆に日本は実は女系社会だったのですがね。 女性は「生」を司る神聖な存在だったゆえ、神事は女性が司っていた地方・時代があったのです。 江戸時代~明治時代からでしょうか、日本の女性の地位が抑えられてしまったのは。 いや、もっと前からかな。 いつのまにか、近代化と共に父兄社会にすりかえられてきてしまったのです。 しかし日本には「政教分離」の法がありますから、宗教や慣習にとらわれず裁判は「やった行為・動機を対象に」粛々と行われます。 昨今ではDVやストーカー行為もれっきとした犯罪として裁かれます。 それは法が正しく機能していることはもちろん(少年法は首かしげることが多いですが)、太古の女系支配時代の日本人の思想がどこかに残っているからではないでしょうか。 作家、アルファブロガー。 政治・経済分野に精通し、様々な事件や事象を取りあげるブログ「ダークネス」、アジアの闇をテーマにしたブログ「ブラックアジア」を運営している。 「鈴木傾城のダークネス・メルマガ編」を発行、マネーボイスにも寄稿している。 関連する記事• 2014. 27 本日、アマゾン・キンドルで小説『ストレッチマーク 〜真夜中の女たちが隠していたこと』をアップしました。 電子ブックの第三弾です。 すでに買えるようになって[…]• 2014. 28 近々、また電子ブックを出したいと思います。 『グッドナイト・アイリーン』という題名の小説です。 ブラックアジアの「売春地帯をさまよい歩いた日々」も含めて[…]• 2019. 27 インドが最も輝く日、インド人が最も大切にしているお祝い、インドが最も美しくなる日。 それが「ディワリ祭」の時である。 2019年は、本日10月27日に開[…]• 2015. 28 いつも、ブラックアジアをご愛読ありがとうございます。 今日はお知らせがあります。 ブラックアジア書籍版シリーズ第四弾が5月下旬より発売開始となります。 ブ[…]• 2019. 19 日本のストリートを漂流して書き留めた記事がかなりの数になってきましたので、ひとつのカテゴリーとしてまとめておきます。 「ブラックアジア:ストリート漂流」[…] コメント (2件)• 涙が出るお話ですね。 しかし、確かに女性団体、非イスラム圏の女性には、 渦中の女性たちを救うため、 イスラムの男たちと闘う必要は、 あるのかもしれませんが、 それは、 闘わなくてはいけないのは 女性に限ったことでは、 ありませんよね。 これは、もちろん性の別が 発端にはなっているお話ですが、 人の尊厳や命の重大さには 性差はもちろんございません。 アシッドアタックは、女性の被害の話が 中心なので、 ご覧になられた放置男性が 酸をかけられる経緯や、ほかの 男性の被害について、 興味がわきましたね。 こういう、ネットのような 半永久的に残る媒体で報告すること、 これもまた、闘う一つの手段なんでしょうね。 ブラックアジア・パタヤ編(売春地帯をさまよい歩いた日々)を電子書籍化しました。 野良犬の女たち(ジャパン・ディープナイト):電子書籍化しました。 売春地帯をさまよい歩いた日々。 これがブラックアジアの原点! ブラックアジア:ストリート漂流。 鈴木傾城がストリートをさまよう 最近の投稿• 最新のコメント• 現金主義 on 一番簡単な方法は引っ越すことですね。 役所、郵便局にも転居先非開示に…• 匿名 on ソープランドがもし壊滅したら日本では本番ができる風俗がなくなります。 hachidori on スゴーい! 笑 5年前位の記事でしょうか、いま拝読しました! いま…• 大阪の伊之助 on 表社会と裏社会のどちらで生活していくかだと思います 海外で買春やハイ…• masaki on 海外に住むメリットは非居住者となって余計な税金を払わないことです。 masaki on 余生を楽に暮らせる金融資産があれば、資産を取り崩して暮らしたほうが懸…• on ありがとう。 今度からそうしてみます。 カーン on 結婚できなくなると思います。 それで良いと言えばいいですが、考え直し… よく読まれている記事•

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