ヒナまつりとは、大武政夫によるの作品である。 概要 発行の隔誌「llows! 」vumにきりとして掲載され、同誌vum 発売 より正式に連載を開始。 に掲載誌が「」(旧llows! )に変更後も毎号掲載され同誌V. 76 発売 をもってを迎えた。 単行本は最終19巻が発売予定。 からまでが放送された。 全12話。 ストーリー 若手であると、彼の前に突如現れた者ヒナ。 そんな二人と周囲の人々が織りなすドタバタ・である。 キャラクター メインキャラクター• ヒナ : から飛ばされてきた者。 常に口数が少なくな。 強な念動が使えるが制御に難があり普段から適度にをしなければしてしまう。 イが好き。 特に高級なものを好んで食べるが高級なイと格安のイを区別できるほどの味覚はない。 いつも遊んでばかりでを困らせている。 義史(にったよしふみ) : 組の若手。 帳面で面倒見が良いが、巻き込まれ体質のため気苦労が絶えない。 ヒナと出会う前はけがなのとして通っていたがヒナの起こした事件により組随一の武闘のを得た。 跡問題の際、勘違いでコンートで固められてに沈められそうになったがそのとして若頭に出世できることが決まった。 瞳 みしま : ヒナの通うの。 からまで器用にこなす。 以上の巻き込まれ体質で断れない性格のため様々なことに巻き込まれる。 子にされてにのをすることになるが、あっという間に上下関係を逆転させた。 に遊びしていると勘違いされた際に出を決行し、から賃万円の高級マンションをで借りて一人暮らしを始めた。 : ヒナを処分するために組織からされた者。 ヒナと対決後、組織に帰還しようとしたが装置が故障しており帰還することが出来ず生活を送ることになってしまう。 達にために必要なことを学んでいくが、生活拠点にしていたが整理事業の対となり達とは別れて商店で屋を営む夫妻に引き取られた。 処分命から戻らなかったため組織からは戦死扱いされ全なを得た。 けい (:) 組織の警備。 ヒナの調のために組織からされたが、したヒナに反抗されたがあるためヒナに接触することが出来ず、まともに調が出来ないまま滞在費が底をついたためでを始めた。 : に装置を渡すために組織からされた者。 なぜか人にされてしまい装置をに流されてしまい、帰還することもと出会うこともできないまま人で生活をすることになった。 ヒナやと再会するためにをすが、に漂流してしまい、そこで場のとなる。 では出番こそ少ないものの、の溺を受けたことによってで破格の扱いを受ける。 渡辺中学校• まつたに : ヒナ達のの教諭。 事なかれ義であり昇進に執着しているための問題行動を見て見ぬふりをすることがある。。 さよ あいざわさよ : ヒナので瞳の。。 志 だ :近木裕哉 ヒナの。 瞳にならをかけられてもいいし冷たいを向けられてもいい。 ゴ : ヒナの。 ょうまみ (:) ヒナの。 雑誌を読している。 ヒナがを使うところを偶然撃し子入りする。 ヒナとのにより自分がを使えると勘違いしの前で披露しようとして失敗し2日間引きこもった。 まえだひとし 組のの実子。 くらしき ヒナの。。 浅賀商店街• 子 うたこ : 「 g」の経営者兼。 瞳をして自身の店で働かせたり、売り上げ減少を恐れて出を進めるなどい一面もあるが、達のために炊き出しをしたり、に頼まれてと夫妻の仲介をするなど基本的には優しい性格。 子の紹介でを引き取った。 芦川組• : 組の。 ヒナを溺ておりその溺ぶりはヒナがに立補した際にはス原稿を顧問に書かせたり、越しにヒナのを聞いただけで心停止状態からしたり、 ヒナに息が臭いと言われて意識不明に。 若頭 わかがしら : 組の若頭。 思い込みがしい。 あしがにほんある! なたつひこ : の分。 を持った4人相手にで切り返し長らく収監されていた。 : の舎。 が怒るのを諦めるくらいの。 ホームレス• : に住む。 やを繰り返すのを一万円で売った負いからの逃走を手助けする。 その際にを自分のと面を重ねとして生きていくための知恵をに教える。 を引き取ってくれる人を子に頼んで探してもらう。 :伴 の。 にを教える。 よしだ : に住む。 達から捨てられた製品を買い取りしてにしているリッチな。 (:徳本英一郎) の。 自分たちから離れようとしないを一した。 その他• 美佳 にったみか : の。 役場職員だったが退職して上してきた。 かなりの。 時代はやってはいけない技を試せるという理由でをしていた。 ヒナのとなる。 ヒナがから勘当された際に所属していた。 ヒナの脱退後はとのであるー を生み出しした。 はでを学ぶために活動を休止中。 美奈子 みしまみなこ : 瞳の。 の上に外見は非常に幼く。 のがいるにも関わらず、間に出と誤って補導されてしまう。 瀬田大介 せただいすけ : の番組の。 ヒナが起こした事件をのと勘違いし、の密着を撮することになる。 師 しふ : 人の師範。 を放浪していたを引き取り役人とのコネで身分を与え人のにして門下生を増やしていた。 関連動画・関連チャンネル アニメ からまで放送された。 時点でのが全話収録済みと 8にて発表。 やで子やなどのがにそって消えたりするのでOPやEDは飛ばさずに見ることをお勧めする。 スタッフ• :大武政夫「ヒナまつり」 刊• : 啓• ・脚本:• ・:本兼利• :枡田邦、、• 美術:俊一郎• 美術設定:• :美峰• 設計:田 洋• 編集:木• : 哲• :康広•
次のやぁ皆。 肩を掴まれ前後にシェイク。 その後便器に向かってキラキラをブチ撒けた主人公だよ。 とりあえず切島君を一発殴ったけど硬化されて逆に返り討ちに遭いました 手が痛ィ。 「手の骨が折れた……」 「普通折れないけどな」 次の試合が始まるまでシンビオートに骨を治してもらう。 いや実際に骨が折れるとは思わなかった。 今の僕って殴ったら勝手に自滅する噛ませ役みたいになってるんだけどダサくない? 『その上、手がTレックスみたい』 「あ、本当だウケる。 ウケねーよ」 いや確かに手がプラプラしてジュラシックパークに出て来そうな感じだけどさぁ。 『第六試合!男気一筋ド根性鋼鉄!ヒーロー科 鉄哲徹鐵!』 「前のヤツとほぼ一緒じゃねーか!」 『VS、スパーキングキリングボーイ ヒーロー科 上鳴電気!』 「女子共にいい所見せてやらぁ」 マイク先生の声と共に鉄哲君と上鳴君の二人がステージに上がる。 ボッキリ折れた手首にシンビオートを巻き付ける形で治していると、横から瀬呂君達の声が響いて来る。 「お前どっちが勝つと思う?俺、上鳴な」 「俺は鉄哲だな!男らしくて親近感湧くぜ!」 『被ってるの間違いだろ』 「それを言うな!」 そのまま生徒一部が先程の試合のように賭事を行い始めた。 ちなみに最大金額は1500円、ちなみに殆どが鉄哲君が勝つと予想されてる。 あんまり期待されてない上鳴君ェ……。 「ほら来正もどっちかに賭けろよ」 「いやお金無い」 『チョコ買う金があるだろ。 増やすチャンスだありったけ注ぎ込め』 いや、それならシンビオート自身がお金出せば良いんじゃないの? ……え、今月分全額出すの?マジで?これでハズレだったら目も当てられない惨状になるけど……。 「で?来正はどっちだ」 「で?って……それじゃ上鳴君にヨーグルトランドのダダ券を賭ける」 「「「「……」」」」 「中学上がりに加えてバイト未経験の僕にどうしろっての?……分かったよ。 それじゃ花京院の魂も賭ける!」 『それはもうオレが賭けている』 「それならアブドゥルの魂を賭ける!ほらこれで文句無いでしょ!」 「アンタ等馬鹿じゃないの」 耳郎さんに馬鹿と言われた……反論の余地がねぇ!でもここは是非とも友人の上鳴君に勝って欲しい所だ。 「悪いがヘナヘナした野郎に負ける気はしねぇなぁ…A組よォ」 「へっ、そりゃこっちの台詞だ。 それに……この勝負、一瞬で終わるぜ」 あ、なんだろう。 今、上鳴君が負けるフラグを投下した気がする。 勝利を確信して宣言すると何故こうも敗北する未来が見えるんだろうか。 「……まぁ、でもよっぽどの事が無ければ上鳴君が勝てるだろうしなぁ」 「勝てるって……何か勝算でもあんのか来正」 勝算と言うか、相性と言うか…。 上鳴君の個性は多分、鉄哲君に効果的だと思うんだ。 多分、彼の個性は物間君が使って来た個性の内一つ。 体を鋼鉄のように変化させる能力! そうじゃなきゃ切島君と被ってるなんて言わないからね。 「けど、鉄は電気に強いって相場が決まってるもんじゃ……」 「確かにでんきタイプははがねタイプに効果は今ひとつ。 そう告げると飯田君が同意するように頷く。 「確かに、鉄は電気を通しやすい性質を持つ。 体の内側にもダメージが入り、一切敵を寄せ付ける事なく発する電撃を扱う。 相性はまさしく最高だな」 「え、つまり……上鳴って有利?」 「そうだね。 もし髪の毛を植物みたく超スピードで生やす個性だったら不利だったと思う……そう考えると物間君強かったなぁ…」 「それならたんまり金を注ぎ込んでおけばよかっただろ」 「ごめん、僕は高校生の出せる金額は大した事ない上にそう言うのは手を出さないタイプだから」 『ついでにアホ面は頼り無いからな』 「ハイ、シンビオートお口チャック」 横から首を物理的に伸ばして来る寄生生物の顎をグイッと閉じる。 時折垂れて来る涎をやや鬱陶しく思いながらもステージに目を向けると同時に試合開始の合図が出された。 「行くぜ速攻!放電100万ボルトォォ!!」 BZZZZZZZZZ!!!! 咄嗟に体を鉄に変化させてガードするが逆に大ダメージを食らってしまう。 「ぐっ、ぐぐぐぐ……!き、効かねェ……!ぜんっぜんっ…効かねェぞ……ッ!」 いや、嘘だぞ。 絶対ダメージ食らってるよアレ。 と言うか個性使って無い方がダメージを抑えられるんじゃ無いの?……いや、詳しく無いから抑えるかどうかは分からないけどさ。 「分かってねぇな来正」 「え?」 困惑する僕に切島君が笑みを浮かべ呟く。 「相手の攻撃を受け切って、耐えて、そんでもって倒す!それが男らしい戦いだろ?なら、わざわざ小細工する必要はねぇ!」 「……成る程」 不思議と納得できた。 要は彼等の 信念 プライド と根性が力の動力源となっているんだ。 僕が頭を打ち付けて無理矢理、試合続行に持っていたのと同じだ……と思いたい。 衝撃により上鳴君は床に体を打ち付けられ倒れてしまった。 おいおい瞬殺だよ……。 『き、決まったぁ〜〜〜〜!鉄哲、電気の中をものともせずに一発の拳で決めた〜〜〜〜!』 「すげぇ!男らしいじゃねぇかアイツ!」 「マジかー……上鳴ドンマイ 」 負けちゃったか……勝って欲しかったけど、負けちゃったなら仕方無い。 なんと突如として立ち上がった上鳴君が鉄哲君に抱きついて放電をお見舞いしたのだ。 『か、上鳴電気復活ーーーッ!しがみ付いた状態で超至近距離の電撃だ!!』 『最もダメージを与えられる戦法。 だが、あの勢いのままだといつショートを起こしてもおかしく無い』 「しょ、性に合わねーけど!根比べだッ!俺の電撃でお前がやられるか!逆に俺が先に倒れるか!勝負と行こうじゃねーか!」 「軟派な男だと思ってたが……見直したぜ!」 これは流石に驚きを隠せなかった。 まさか、上鳴君がここまでのガッツを見せるなんて思いもよらなかった。 ……いや、もしかしたら心の中じゃ期待半分不安も混ざっていたのかもしれない。 上鳴君じゃ負けても仕方無いって言う見下した感情が入っていた……。 ごめん上鳴君。 僕は君の事を誤解していた。 ……そして、今こそハッキリと言える。 「……やっちまえ上鳴君ンンンンッ!!」 僕は君が勝利するのに賭ける!! 「こんくら……いッ!屁でもねぇ……っ!」 「130万ボルトじゃ……なら、150万ボルトだぁぁあ!」 BZZZZZZZZZZZZZZZ!!!!! 「〜〜〜〜ッッ!き゛か゛ね゛ぇ゛え゛え゛え゛!」 「ウェ……ぐ……ご……の゛……!」 徐々に上鳴君の顔のパーツが崩れていく。 それもその筈、普段チャラけた彼の個性がここまで強力とは思わないだろう。 普段から口数が少ない爆豪君、轟君の二人もこれには冷汗を流している。 強大な電撃の奔流がステージを覆い尽くし、どれくらいの時間は経ったか正確には計る事はできないがおそらく十秒前後。 強力無比な電撃が静まり中心には鉄哲君と上鳴君の二人が立っていた。 そして、ポツリと片方の口から言葉が聞こえて来る。 「お……れ…の勝ち………」 そう呟いたのは電撃の発生源である上鳴君だった。 会場内の観客席から声援が上がった瞬間、彼はその場に崩れ落ちる。 しかし、それを支えるかのように全身が煤けた鉄哲君が受け止めた。 「最後まで男らしかったぜお前……」 「上鳴君戦闘不能!鉄哲君、第二回戦進出!」 「どうだった、俺かっこよかったろ!」 と、口元や耳の穴など全身の至るところに充電器らしきものが突き刺さった上鳴君がそう言いながら戻って来た。 うん、ごめんね上鳴君。 今の君すげぇかっこ悪い。 何も言わずに席に座って哀愁のオーラを漂わせていたら100点中62点くらいはカッコ良かった。 ちなみにその内の減点された38は容姿について。 身体に充電器だらけが許されるのは 鉄 アイアン の 男 マン なのに金とチタン合金で出来たスーツを纏った社長ぐらいだと思う。 「ダサい」 『一回鏡見て来い。 負けちゃったけど今世紀一番最もかっこよかったと思うよ僕は」 「…ホントに?」 「ホント」 「…ホントにかっこよかった?」 「 最後の以外 格好よかった」 「……女子にモテるかな?」 「僕に聞かないでくれる?」 よし、調子が戻って来た。 さっきまで真っ白だったけど徐々に色が戻って来るのが目に見えて分かる。 ……実際に人間は衣服を含めて真っ白になったりするのかな。 と言うか上鳴君のメンタル強いな。 負けたって言うのに女子の事考えて、数秒もしない内に復活しているんだけど。 ある意味で尊敬に値する鉄のハートだ……。 「なぁほら。 俺かっこいいってよ耳郎」 「ハイハイ、かっこいいかっこいい」 ……鉄のハートだ 大事な事なので二回言った もしかしたら女子への人気が彼を動かす源なのかもしれない。 僕もそこを見習った方が良いのだろうか。 あ、いや やっぱりやめておこう。 クイルもといスターロードもといアホみたいな女にだらしない性格に変貌しそう 震え声 『第一回戦も大詰め!第七試合だ!』 お、そろそろ飯田君と発目さんの試合が始まる時間だ。 でも発目さんトーナメントに進出したのは良いけれど、どうやって戦うんだろう。 彼女自身、個性は戦闘向きじゃないって言ってた気がするからバリバリの機動力、格闘能力持ちの飯田君相手じゃ分が悪いけど……。 確か青山君ってベルトしてないとレーザーを制御出来ないんだっけ?ますますサイクロプスっぽい 小並感 ……あれ、それじゃあ対峙してるフルアーマー飯田君は!? 「ヒーロー科の人間は原則そういうの禁止よ。 ないと支障をきたす場合は事前に申請を」 「忘れておりました!青山くんもベルトを装着していたので良いものと…!だがしかし、彼女のスポーツマンシップに心打たれたのです!彼女はサポート科でありながらここまで来た以上対等だと対等に戦いたいと俺にアイテムを渡してきたのです!」 えっ、それマジ?発目さんの性格上そんな正々堂々を好む人柄じゃないと思うんですがそれは。 『騙されるなよアイツの言葉を。 あの女はオレ達を利用するものとしか考えてない屑だからな』 「おおっと、特大のブーメランが突き刺さってるよ」 それにだよ?発目さんがそんな飯田君を 実験体 モルモット 扱いする訳ないじゃないか。 もし本当にそうだとしたら びっくりするほどユートピアって叫んでもいいよハハハ。 「発目さん場外。 いや正確には散々、飯田君を試合と称してサポートアイテムの宣伝広告扱いにした上で満足して自ら場外となった。 こ れ は ひ ど い。 「これが人間のやる事か……!」 「いや、来正。 身の程を知ったからそれ以上やめて。 あと一部のヤツは違うから。 あと緑谷君と爆豪君も居ないし。 ちょっと緊張しててね」 控え室で待っていたのは先程試合が終わったばかりの飯田君に緑谷君。 そして顔がピキッとなっている麗日さんだった。 ……いや、緊張もするよね。 なんと言っても相手は男女問わずドロップキックをブチこむ事が出来る爆豪君だ 偏見 僕だって爆豪と対面して会話するのは怖いよ?たまに声を掛けたりするけどアレは周りに生徒がいるからだけど麗日さんの場合は一対一のマンツーマン。 恐怖で体が震えてしまうのは仕方の無いと思う。 入学初日のイキってた頃ならまだあり得るけど今の爆豪君はなぁ。 『……ヨシ』 「駄目だよシンビオート」 『まだ何もしてないんだが』 「"まだ"って事はこれから何かするつもりだったんだよね?やめて 懇願 」 いや、確かに友達の為に何とかしてあげたいのは山々だけどさぁ。 相手が相手だからなぁ……。 「……ありがとうねシンビオート君。 でも大丈夫だよ」 ……麗日さん? 「デク君の試合の時にさ。 言ってたでしょ?…"それにさ、こう言うのは自分で何とかするべきじゃないの?"…って。 だから私、自分の力で何とかしてみたい」 「麗日さん……」 「麗日君……」 ………………。 そうか、それなら手を貸すのは無作法と言う事になっちゃうか。 「…麗日さん君は正しいとおm『なら下準備なら問題無いな』えっ?」 シンビオート?……えっ、シンビオート?急に何を言い出すのシンビオーtむぐっ!?コイツ、口を押さえつけて……! 「何を言っt『シーッ、麗日。 お前には特別サービスだ。 「……えっーと……来正君?」 「違うからね?シンビオートが勝手に」 「いや それは分かってるが、何が始まるんだ?」 「何がって決まってる…… 大惨事大戦だ」 嫌な予感しかしねぇ 「ほら、もう何処でもお行き」 彼女の掌から小鳥が飛び立つ。 しばらく宙を舞い、翼をはためかせていると麗日の肩を止まり木に降り立つように止まった。 「もうっ、こんな所にいたら危ないよ。 ははっ、くすぐったいってば!」 小鳥と戯れる彼女の笑顔はまさしく心の底から溢れた光が如く。 そんな彼女の背後からグッと背丈の低い子供が駆け寄って来る。 「行かないでお茶子お姉ちゃん……!」 「……大丈夫だよ たかし君。 お姉ちゃん絶対に負けないから。 それにお姉ちゃんが負けちゃったらお父ちゃんの会社潰れちゃうもん。 それに私には皆が居る」 今まで自分と関わって来た人達の事を思い浮かべているのだろう。 麗日さんのその表情は眼前に爆豪君が居るにも関わらず不思議と優しい雰囲気だった。 ……うん 成る程、大体話が読めて来たぞ。 何で鳥とか子供とかがこの場に居るかは敢えてツッコミを入れないと言う事にするとして…麗日さんめ、情に訴えてきやがったッ……!! 並の人間なら確実に罪悪感で降参するような身の上話を爆豪君に語っていやがる……!!もし僕が爆豪の立ち位置なら速攻で先生達に辞退を告げに行くレベルだぞ! シンビオートめ……呆れるほど効果的な策を思い付きやがったな! 「お世話になったまさお先生、地元の友達のえっちゃん まりも よっしー。 魚屋のまささん八百屋の大将も町の皆で応援してくれるって言ってた。 公民館にパイプ椅子並べて横断幕まで作っちゃってさ……今も皆で この中継見てるんだ。 絶対に負けられないよ!! 」 そう自分に言い聞かせ彼女は勇気を振り絞った ような気がする そしてその勢いを維持したまま麗日さんは爆豪君に向かって口を開く。 「さて……試合を楽しみにしてるよ爆豪君」 「分かった。 俺も手加減しねぇ」 「 話聞いてた!?」 が……駄目っ……!麗日の策っ……!裏目に出るっ……!うん、でも何でだろうか。 こうなる事が予測出来ていた気がする。 と言うか謎の力が働いて予測可能回避不可能って感じだ。 「つーか、誰の差し金だ。 丸顔女、オメーがこんな事を考えられるとは思えねぇ……まさかとは思うがデクじゃねぇだろうなぁ?」 「………いや、違うんですシンビオート君が勝手に」 「そんな事俺が知るか!」 結局、シンビオートの入れ知恵は無意味に終わった。 と言うか麗日さん、その台詞 僕の 十八番 おはこ ォォ!! ちなみに爆豪を本気にさせたのはシンビオートの目論見通りだった模様。 『少しでも手加減されて負けるのは麗日にとって屈辱な行為だからな』 「そう言うとこやぞシンビオート」 善意ある悪意って性悪だと思うの。 【お詫び】 前回のキャラ紹介をまともに出来ていませんでした。 申し訳ありません。 そんな み な さ ま の た め に ぃ 〜 2話分の紹介をしていきます。 ほら紹介あくしろよ。 〜〜キャラクター紹介〜〜 『芦戸三奈』 頭部の角は触覚としての役割なのか、酸を放出する器官なのか。 それとも性感帯なのか気になるキャラクター。 試合中に編み出した新技アシッドスプラッシュはオリジナルである。 例えそれがパクリだとしてもあくまでリスペクトなので悪しからず。 『赤糸虫知朱』 爆豪以上のセンスを持つ隠れた才能マン。 主人公にとって第二のソウルメイト になる予定 もしもクモ糸の強度が少しでも低ければ芦戸のあられもない姿を見る事ができただろうに……おのれ赤糸虫! 『瀬呂範太』 醤油顔で別次元の御堂筋君。 戦闘スタイルは工夫次第で強くなり多人数と組めば戦術の幅が広がると思うの。 劇場版では麗日と組みトンデモ必殺技を仕掛けていた。 ……気のせいかそこらのヒーローより強いと思うんですがそれは。 『切島鋭児郎』 主人公が提案した『鉄拳制裁タイム』を気に入ったのかそれを高らかに叫ぶ。 しかし最終的に鉄拳制裁もしていないので『ムッシュムラムラ』にその内変わる可能性が……。 『鉄哲徹鐵』 名前の読み方が特殊過ぎるB組キャラクター。 上記の切島と個性や性格がダダ被りである。 戦った上鳴に対して試合前は軟派で自分とは相容れない相手だと認識していたが、試合中に見せたガッツを認め奇妙な友情が芽生える事となった……。 すげぇ、まるで少年漫画だ。 『上鳴電気』 作者の贔屓により たぶん 原作以上の見せ場が作られたキャラ。 瞬間火力はクラス1、しかしオーバーヒートする。 リスクのある強力な技ってロマンあるよね……。 『麗日お茶子』 悪魔と相乗りした結果が本文の終盤である。 勝ち進む為には色々な手を使わないといけないから仕方ないね。 結果的にシンビオートの策は己の首を締める事となった。 ちなみに麗日の語りは僕のヒーローアカデミアすまっしゅ! の作者根田啓史さんがTwitterで公開したネタです。 しかし現在削除されてしまい単行本にも載ってない幻のネタとなっています。 他にも色々ありますが印象に残っていたのがこれだったのでやってみようと思いました。 〜〜用語紹介〜〜 『手がTレックス』 元ネタはMCUデッドプールより。 コロッサスを殴ったデッドプールの手首がポッキリ折れてしまったシーン。 治るとは言え滅茶苦茶痛いだろうに……。 『花京院の魂を賭ける』 元ネタはジョジョの奇妙な冒険第三部。 ダービー戦にて承太郎がその場に居なかった花京院の魂を賭けたシーン。 ギャグ系のMADでたまに使われる事がある。 何度も魂を賭けられる花京院は泣いていい。 「うわぁぁああああーーーーーーッッ!!」 「花京院が暴れ出した!!」.
次の古事記に書かれている神様達の面白い日本神話のエピソードを勝手にランキング! 5位:すごい神様のはずなのに存在感の薄い神様・月読命(ツクヨミノミコト)のエピソード 月読命(ツクヨミノミコト:以後ツクヨミ)は、漫画「NARUTO(ナルト)」に登場するうちはマダラが最終目的を達成する為の術の名前として登場するので、「名前は知っている」という人も多いでしょう。 実はこのツクヨミは、親である伊邪那岐神(イザナギノカミ:以後イザナギ)がみそぎをしている時に、天皇陛下の先祖にあたる天照大御神(アマテラスオオミカミ:以後アマテラス)や須佐之男命(スサノオノミコト:以後スサノオ)を生み出した時に同じタイミングで生み出した神様です。 つまり、ツクヨミはアマテラスやスサノオと兄妹の関係にあり、この神様達は「三貴子」と呼ばれるほど貴い神様とされています。 ところが、この三貴子誕生のエピソード後、アマテラスとスサノオの神話へと続き、その後もアマテラスやスサノオは度々『古事記』の神話に登場しますが、なぜかツクヨミに関してはその後一切『古事記』に登場しません!本当に誕生の時に名前が出るくらいで、そこでツクヨミの出番は終了なんです! 「三貴子」と呼ばれるくらいすごい神様のはずなんですけどね(笑) そりゃあツクヨミさんもスネると思います。 陰キャラのうちはマダラが使おうとした術の名前になるのもうなずけます(笑) なお、イザナギがアマテラスやスサノオ、そしてこのツクヨミを生み出した神話については、下記の記事を参考にしてみて下さい。 このことについては下記の記事でも紹介していますので、併せて読んでみて下さい。 3位:少年漫画のかませ犬キャラのような神様・建御名方神(タケミナカタノカミ)のエピソード 少年漫画で、戦う前はすごく威勢のいいことばかり言っていたのに、いざ戦ってみたら瞬殺されてしまうという「かませ犬キャラ」の存在はよくあるパターンですよね。 この少年漫画の王道「かませ犬」の方程式は、実は『古事記』ですでに完成していました! その元祖「かませ犬キャラ」の神様の名は建御名方神(タケミナカタノカミ:以後ミナカタ)といいます。 それではその伝説(むしろ神話)のシーンをご紹介します。 アマテラスが出雲大社に祀られる神様・大国主命(オオクニヌシノミコト)に「もともとは私のものなんで、その国を譲って下さい」と交渉しました。 しかし、何人か交渉人を送っても大国主命にうまく丸め込まれてしまい、「国譲り」の交渉はずっと決裂してばかりだったので、ついに天上世界最強の神様・建御雷神(タケミカヅチノカミ:以後ミカヅチ)を投入することにしました。 ミカヅチが大国主命に「国譲り」を迫ると、「わ、私はいいんですが、息子達がなんと言うか・・息子たちに聞いてみてください」と言ったので、ミカヅチはすぐに一人目の息子・八重事代主神(ヤエコトシロヌシノカミ)のもとへ向かいます。 すると八重事代主神はあっさりと承諾したので、ミカヅチは「あいつは承諾したが、他に意見する奴はいるか?」と大国主命に問い詰めていると、 「おいおいうちの国に来てゴチャゴチャぬかす奴は誰だ?」と大きな岩を手の先でもて遊びながらミナカタがやって来ました。 (かませ犬臭がプンプンです) そしてミカヅチと対峙して「そうかい。 それなら力比べといこうじゃないか。 俺が先にお前の手をとってやる!」とすかさずミカヅチの手を取ろうとすると、なんとミカヅチの手はたちまち氷の柱となり、それがさらに剣となってミナカタを襲いました。 これに驚いたミナカタは、怖れて思わず退きます。 すると追い打ちをかけるようにミカヅチはミナカタの手をとり、草を握りるかのごとくミナカタ手を握りつぶし、そのまま遠くまで放り投げてしまいました! 身の危険を感じたミナカタは、そのまま長野県の諏訪湖のあたりまで逃げますが、ミカヅチはすぐに追いつき、ミナカタを殺そうとしました。 するとミナカタは「殺さないで下さい!もうここから一歩も外に出ません!国も譲りますからぁ!」と泣きつくように懇願し、ミカヅチもこれを許しました。 こうして、ミカヅチの活躍により大国主命から「国譲り」の交渉を成立させた、というのがいわゆる「出雲の国譲り」と呼ばれる神話です。 『古事記』にもそう書いてあるのです! いかがでしょう。 ミナカタこそ「かませ犬の神様」と呼ぶにふさわしいと思いませんか?(実際神様ですし) ちなみに、この「国譲り神話」については下記の記事でも紹介しており、「鬼滅の刃」とちょっと興味深い関係があるので、気になった人はこちらも読んでみて下さい。 2位:うっかり過ぎる神様・山幸彦(火遠理命)のエピソード 山幸彦(やまさちひこ)は、その名のとおり山の幸を獲るのが得意で、海の幸を獲るのが得意な海幸彦という兄がいます。 ある日、海幸彦と山幸彦はお互いの道具を交換しますが、 山幸彦は兄の釣り針をうっかり無くしてしまいました。 海幸彦が「絶対に元の釣り針を返せ!」と言ってどうしても許してくれないので、山幸彦は助けを求めて海の神のいる宮殿へむかいました。 するとそこには、海の神の娘でとても美しい豊玉姫(とよたまひめ)がいて、 本来の目的をうっかり忘れて恋に落ち、なんとそのまま豊玉姫と結婚してしまいました。 海の神の豪勢なおもてなしもあり、 山幸彦はうっかり時の経つのも忘れて結婚生活を楽しみ、気づけば3年も経っていたのです。 うっかりし過ぎと言うかなんというか。。。 (笑) 3年経った後、ふと本来の目的を思い出した山幸彦は大きなため息をついていました。 それを心配した豊玉姫は、心配になって父の海の神に相談すると、海の神は「なぜそんなにため息をついているのか?」と尋ねると、なんとこの時初めて釣り針を探しに来たことを伝えたのです! 楽しすぎてうっかり本来の目的すら伝え忘れてたわけです!(笑) そして、それを聞いた海の神は釣り針を見つけてくれて、ようやく兄の海幸彦に返すことが出来たのでした。 その後も、豊玉姫の出産の時「絶対に見ないでね!」と言われたのに、 うっかりのぞいてしまうなど、山幸彦は最初から最後までうっかりしていたのです(笑) このエピソードも『古事記』にもそう書いてあるのです! うっかり言うのを忘れていましたが、山幸彦はなんとアマテラスの子孫で、初代・神武天皇の祖父にあたる存在です!(笑) もうひとつうっかり言い忘れてましたが、海幸彦と山幸彦にはもうひとり兄弟がいますが、この兄弟もツクヨミ同様にまったく神話には登場しません(笑) ツクヨミのエピソードで伝えた『古事記』の謎の都市伝説ってやつです(笑) 1位:すごい神様のはずなのに存在感の薄い神様・天之御中主神(アメノミナカヌシノカミ)のエピソード さて、日本には八百万の神と言われるようにたくさんの神様が存在しますが、一番最初の神様を知っている人はいるでしょうか? 多分、日本人の95%は知らないかもしれません。 その一番最初の神様の名前は、天之御中主神(アメノミナカヌシノカミ)といいます。 どうですか?知らないですよね? なお、天之御中主神が誕生してすぐ後に、高御産巣日神(タカミムスヒノカミ)と神産巣日神(カミムスヒノカミ)という神様が誕生し、この3柱は「造化三神(ぞうかさんしん)」と呼ばれ最高ランクの神様とされています。 ちなみに同時期に誕生した高御産巣日神や神産巣日神は、アマテラスやスサノオの神話にも登場します。 『古事記』にもそう書いてあるのです! 同時期に誕生した3柱の神様。。 他の2柱は神話に登場する。。 なぜ天之御中主神のことはほとんど知られていないか? もうお気づきかと思いますが、そうです!天之御中主神は誕生したこと以外は一切『古事記』では書かれていないのです! ツクヨミと同じ『古事記』の謎の都市伝説です(笑) 天之御中主神のエピソードが面白いというよりも、一番最初に誕生した神様で、最高ランクの称号を持つ神様をこんな風に扱う『古事記』そのものが面白いですよね(笑) なお、あまりにも雑な扱いの天之御中主神に少しでも陽の目を見てもらおうと、お情けでランキング第1位としました(笑) 「古事記にもそう書かれている」の元ネタ・ニンジャスレイヤーのアニメがひどくて面白い ランキングで時折不自然に書いてある「古事記にもそう書かれている」の元ネタ「ニンジャスレイヤー」について簡単に解説しておきます(笑) 「ニンジャスレイヤー」は、アメリカ人のブラッドレー・ボンド(BRADLEY BOND)とフィリップ・ニンジャ・モーゼズ(PHILIP Ninj MORZEZ)の共作による「サイバーパンク・ニンジャ活劇小説」です。 これを2010年に日本人のクリエイターが翻訳してTwitter上で連載し、その後2012年に日本語版としてKADOKAWAから書籍が出版されました。 そして2015年にはアニメ化され、ニコニコ動画などの動画配信サービスで配信されました。 実際に動画を見てもらればわかるように、ちゃんと作られている部分と手抜き部分の落差がひどく、日本語もおかしなところが多く、そもそも内容がひどいですよね(笑) まあ、そのひどいところが面白いわけですが(笑) 実は「鬼滅の刃」とも関係がある古事記の日本神話が本当に面白い さて、『古事記』にもそう書かれている神話の面白いエピソードをご紹介しましたが、この他にも面白いというか神様の意外な一面がわかるエピソードもたくさんあります。 なお、この首を斬られた子供は火之迦具土大神(ヒノカグツチオオカミ:以後カグツチ)と言い、火の神様として誕生しました。 このカグツチは、実は大人気漫画「鬼滅の刃」と密接な関係があります。 どういう関係があるかは下記の記事に譲るとして、「鬼滅の刃」が『古事記』の神話に影響を受けていることはカグツチのエピソード以外にも様々なところからもわかります。 このように、『古事記』は面白いエピソードもたくさんありますが、「鬼滅の刃」にもみられるように多くの漫画やアニメなどにも影響を与えている日本最古の歴史書です。 意外と知られていない日本の神話を知ることもできますし、「鬼滅の刃」を語る時「実は鬼滅の刃は日本の神話と関係があってね・・・」と、したり顔で話すことができます(笑) ぜひ、これをきっかけに『古事記』の世界に触れてみて下さい。 ニンジャスレイヤーで言ったことは、本当に「古事記にもそう書いてある」のかどうかわかるはずです(笑) ちなみに、サクッとあらすじだけでも知りたいと思った人は、下記の記事で簡単に神話の部分をまとめていますので、ぜひこちらも参考にしてみて下さい。
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