ロキソプロフェンナトリウムはOTC医薬品(市販薬)としても販売されていて「解熱・鎮痛にはロキソニン」と考える方も少なくないかと思います。 しかし何にでもNSAIDsを飲めば良いというわけでもなく、他の解熱鎮痛薬が適している状況もあります。 そもそも、解熱鎮痛薬はどのような種類があるのでしょうか? 大きく分けると、以下の2つになります。 NSAIDsに分類される解熱鎮痛薬• 一般的なNSAIDsには含まれないため、鎮痛薬の使用方法について定めた ガイドライン等においては「NSAIDsやアセトアミノフェンは・・・」と個別に表記されています(薬剤の分類方法などによっては便宜上、アセトアミノフェンがNSAIDsに含まれることもあります)。 それでは次に、これらの違いについて詳しく見ていきましょう。 一般的なNSAIDsと比べると、以下のような特徴があります。 抗炎症作用がほとんどない(一般的なNSAIDsと比べるとかなり少ない)• の時に使っても「」が起こる危険が少ない(日本小児神経学会「」を参照)• 幼い小児でも使用できる(NSAIDsには年齢制限などによって小児へ使用ができない薬剤がある)• 妊娠中でも使用できる(但し、一般的には医師の診断の下で治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合) 一方、共通点としては以下のような特徴があります。 解熱や鎮痛を目的に使用する• シクロオキシゲナーゼ(COX)を阻害し「プロスタグランジン」の産生を抑制する作用がある(但し、COXのタイプによって阻害作用の強弱に差があると言われている)• 胃腸障害がある(但し、アセトアミノフェンは一般的なNSAIDsに比べ、胃腸障害が少ない薬剤とされる)• さらに「」の観点から、大人であろうと子どもであろうとの解熱にNSAIDsは使うべきではないという意見もあります。 ついつい身近に感じる薬を選択しがちかもしれませんが、どのような薬を選べば良いかその適応なども考えながら医師や薬剤師などの専門家とよく相談し、自身の体質・症状などに適した薬剤を使うことが大切です。 【編集部注】 この記事は、「お薬Q&A ~Fizz Drug Information~」のサイト内で公開中の記事をもとに作成しています。
次の用法・用量 (主なもの)• 1.頭痛、耳痛、症候性神経痛、腰痛症、筋肉痛、打撲痛、捻挫痛、月経痛、分娩後痛、がんによる疼痛、歯痛、歯科治療後の疼痛、変形性関節症の鎮痛の場合:アセトアミノフェンとして、1回300〜1000mgを経口投与し、投与間隔は4〜6時間以上とする• なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日総量として4000mgを限度とする• また、空腹時の投与は避けさせることが望ましい• 2.急性上気道炎の解熱・鎮痛の場合:アセトアミノフェンとして、1回300〜500mgを頓用する• なお、年齢、症状により適宜増減する• 但し、原則として1日2回までとし、1日最大1500mgを限度とする• また、空腹時の投与は避けさせることが望ましい• 3.小児科領域における解熱・鎮痛の場合:幼児及び小児にはアセトアミノフェンとして、体重1kgあたり1回10〜15mgを経口投与し、投与間隔は4〜6時間以上とする• 但し、成人の用量を超えない• また、空腹時の投与は避けさせることが望ましい 薬剤名 影響 アセトアミノフェン 重篤な肝障害 リチウム製剤 他の非ステロイド性消炎鎮痛剤でリチウムの血中濃度が上昇しリチウム中毒 炭酸リチウム 他の非ステロイド性消炎鎮痛剤でリチウムの血中濃度が上昇しリチウム中毒 チアジド系薬剤 他の非ステロイド性消炎鎮痛剤でチアジド系利尿剤の作用を減弱 ヒドロクロロチアジド 他の非ステロイド性消炎鎮痛剤でチアジド系利尿剤の作用を減弱 エタノール摂取 肝不全 クマリン系抗凝血剤 作用を増強 ワルファリンカリウム 作用を増強 カルバマゼピン 肝障害 フェノバルビタール 肝障害 フェニトイン 肝障害 プリミドン 肝障害 リファンピシン類 肝障害 イソニアジド 肝障害 抗生物質 過度の体温下降 抗菌剤 過度の体温下降 鎮痛薬(経口) この薬をファーストチョイスする理由(2019年5月更新)• ・アセトアミノフェンは腎機能に関係なく処方でき、他の鎮痛薬に比べると胃粘膜傷害のリスクが低い印象がある。 また抗血小板薬の作用への影響も少ない。 しかし肝機能障害を起こしたり、基礎疾患であれば泣く泣くNSAIDs(ロキソニン ロキソプロフェン等)を頓服薬として処方する。 (20歳代病院勤務医、救急科)• ・アセトアミノフェンは、錠剤が大きめで一度にたくさん飲まなくてはいけないのもあり、どうしても推奨用量より少なめの投与になりがちです。 そのためか、NSAIDsに比べてやや効果低い感じがありますが、安全性を考えてアセトアミノフェンを処方することが多いです。 (50歳代病院勤務医、循環器内科)• ・腎機能障害がある患者でも使える点がいい。 特に術後患者で腎機能障害を引き起こした方や、もともと重度の腎機能障害の患者が多いので重宝している。 (30歳代病院勤務医、心臓血管外科)• ・アセトアミノフェンは、用量依存的に鎮痛効果を発揮するようですが、大量に使用しなければ肝障害も出現しにくく、用量調節しやすい印象です。 (60歳代病院勤務医、一般内科)• ・鎮痛作用はNSAIDsより弱い印象があるが、従来の使用量よりかなり多くしても副作用のリスクは低いと感じたため、今後積極的に使用する。 (30歳代病院勤務医、腎臓内科)• ・副作用が少なく、効果も量を増やせばある程度見込めると思います。 高齢者が中心となり使いやすい薬剤を選択するようになっています。 (40歳代病院勤務医、一般内科) 鎮痛薬(経口) この薬をファーストチョイスする理由(2017年8月更新)• ・効果はさほど強くないが、肝機能障害を除けば、大きな副作用がないので第一選択にしている。 (60歳代病院勤務医、小児科)• ・よく効きます。 副作用も比較的少ないです。 NSAIDsが使えない喘息患者でもアセトアミノフェンは使えることが多いです。 (50歳代病院勤務医、呼吸器内科)• ・昔はロキソニンでしたが……。 (40歳代病院勤務医、耳鼻咽喉科)• ・風邪などで受診した人に腎機能を比較的気にせず処方でき、また、インフルエンザを疑うとき、脳症を警戒してカロナールを処方することが多いです。 効果は弱いように思うのですが、あまり患者さんから効果不足を言われることはありません。 (40歳代病院勤務医、循環器内科)• ・後期高齢者を診ることが多いので、アセトアミノフェンを頻用しています。 鎮痛効果を考えると、ロキソプロフェンには到底及びませんが、副作用が生じにくい点が非常にありがたいです。 また、内科以外の診療科から紹介された際、ロキソニンを毎食後で処方されている場合を散見します。 消化管出血等が発生した場合の後始末はこちらなので、非常に苦々しく思いながら早々に切り替えています。 (30歳代病院勤務医、一般内科)• ・胃腸障害が少ない。 授乳者にも投与できる。 RAには投与していない。 (60歳代診療所勤務医、一般内科)• ・小児も多いのでアセトアミノフェンの処方頻度が多くなる。 大人だけに限ればロキソニンになるかもしれない。 (50歳代開業医、耳鼻咽喉科) 鎮痛薬(経口) この薬をファーストチョイスする理由(2016年2月更新)• ・腎機能障害、胃粘膜障害のリスクが極めて少ないことが長所です。 ただ、肝機能障害患者に対しては増悪させる可能性があるので要注意です。 (40歳代病院勤務医、麻酔科)• ・老健で高齢者を対象としていますので、安価かつ安全なアセトアミノフェンが第一選択です。 効果不十分な場合にロキソプロフェンを使います。 (60歳代、総合診療科)• ・かぜによる発熱には使いやすい。 また、痛み止めにも500mg錠が出たのでこれから処方が増えそうです。 (30歳代病院勤務医、一般外科)• ・作用は弱いですが、胃腸障害がないことが最も安心して使える理由です。 安価なのもいいです。 肝臓障害には留意する必要ありますが、短期間の使用ならまず気にすることはないようです。 NSAIDではロキソニンを第一選択にしております。 高齢者の腰痛などの関節痛にはまずカロナールで試して、増量しても効果がない方にはロキソニンを使用しています。 逆にするとカロナールは効果が弱いからロキソニンを希望されます。 するとロキソニン中毒にようになってしまって胃腸障害などで困るケースがありますので、最初にあまり強い薬を処方しないという意味でもカロナールは理想と思います。 (50歳代診療所勤務医、総合診療科)• ・鎮痛作用は弱いですが、小児領域では、アセトアミノフェンを第一選択にします。 (50歳代診療所勤務医、小児科)• ・腎臓内科なのでCKDの患者、とくにCKD stage3〜5の患者にはNSAIDsを使いにくく、痛み止めと言えばこれ一択になってしまう。 (30歳代病院勤務医、内科系専門科)• ・以前はボルタレンやセレコックスをよく使っていましたが、高齢者の患者が多く、腎機能低下をきたしたりすることもあり、用量増加可能なアセトアミノフェンを使うことが多くなりました。 思ったよりも肝障害は少なく、効果もあります。 (50歳代病院勤務医、呼吸器内科)• ・小児に安全に使える解熱鎮痛薬はアセトアミノフェンなので。 次はイブプロフェン。 (50歳代病院勤務医、小児科)• ・副作用も比較的少なく、投与量の上限も引き上げられた。 がん性疼痛ではまず、ファーストラインの薬剤であるから。 (40歳代病院勤務医、一般内科) 用法・用量 (添付文書全文) 1.頭痛、耳痛、症候性神経痛、腰痛症、筋肉痛、打撲痛、捻挫痛、月経痛、分娩後痛、がんによる疼痛、歯痛、歯科治療後の疼痛、変形性関節症の鎮痛の場合:アセトアミノフェンとして、1回300〜1000mgを経口投与し、投与間隔は4〜6時間以上とする。 なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日総量として4000mgを限度とする。 また、空腹時の投与は避けさせることが望ましい。 2.急性上気道炎の解熱・鎮痛の場合:アセトアミノフェンとして、1回300〜500mgを頓用する。 なお、年齢、症状により適宜増減する。 但し、原則として1日2回までとし、1日最大1500mgを限度とする。 また、空腹時の投与は避けさせることが望ましい。 3.小児科領域における解熱・鎮痛の場合:幼児及び小児にはアセトアミノフェンとして、体重1kgあたり1回10〜15mgを経口投与し、投与間隔は4〜6時間以上とする。 但し、成人の用量を超えない。 また、空腹時の投与は避けさせることが望ましい。 <用法及び用量に関連する使用上の注意> 1.幼児及び小児の1回投与量の目安は次記のとおり。 2.「小児科領域における解熱・鎮痛」の効能又は効果に対する1回あたりの最大用量はアセトアミノフェンとして500mg、1日あたりの最大用量はアセトアミノフェンとして1500mgである。 副作用 (添付文書全文) 本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。 1.重大な副作用 1).ショック(頻度不明)、アナフィラキシー(頻度不明):ショック、アナフィラキシー(呼吸困難、全身潮紅、血管浮腫、蕁麻疹等)が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。 3).喘息発作の誘発(頻度不明):喘息発作を誘発することがある。 5).顆粒球減少症(頻度不明):顆粒球減少症が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。 6).間質性肺炎(頻度不明):間質性肺炎が現れることがあるので、観察を十分に行い、咳嗽、呼吸困難、発熱、肺音異常等が認められた場合には、速やかに胸部X線、速やかに胸部CT、速やかに血清マーカー等の検査を実施し、異常が認められた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行う。 7).間質性腎炎(頻度不明)、急性腎不全(頻度不明):間質性腎炎、急性腎不全が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。 2.その他の副作用(頻度不明) 1).血液:チアノーゼ、血小板減少、血小板機能低下(出血時間延長)等[このような症状(異常)が現れた場合には、投与を中止する]。 2).消化器:悪心・嘔吐、食欲不振等。 3).その他:過敏症[このような症状(異常)が現れた場合には、投与を中止する]。 使用上の注意 (添付文書全文) (警告) 1.本剤により重篤な肝障害が発現する恐れがあることに注意し、1日総量1500mgを超す高用量で長期投与する場合には、定期的に肝機能等を確認するなど慎重に投与する。 2.本剤とアセトアミノフェンを含む他の薬剤<一般用医薬品を含む>との併用により、アセトアミノフェンの過量投与による重篤な肝障害が発現する恐れがあることから、これらの薬剤との併用を避ける。 (禁忌) 1.消化性潰瘍のある患者[症状が悪化する恐れがある]。 2.重篤な血液異常のある患者[重篤な転帰をとる恐れがある]。 3.重篤な肝障害のある患者[重篤な転帰をとる恐れがある]。 4.重篤な腎障害のある患者[重篤な転帰をとる恐れがある]。 5.重篤な心機能不全のある患者[循環系のバランスが損なわれ、心不全が増悪する恐れがある]。 6.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。 7.アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤による喘息発作の誘発)又はその既往歴のある患者[アスピリン喘息の発症にプロスタグランジン合成阻害作用が関与していると考えられる]。 (慎重投与) 1.アルコール多量常飲者[肝障害が現れやすくなる]。 2.絶食・低栄養状態・摂食障害等によるグルタチオン欠乏、脱水症状のある患者[肝障害が現れやすくなる]。 3.肝障害又はその既往歴のある患者[肝機能が悪化する恐れがある]。 4.消化性潰瘍の既往歴のある患者[消化性潰瘍の再発を促す恐れがある]。 5.血液異常又はその既往歴のある患者[血液障害を起こす恐れがある]。 6.出血傾向のある患者[血小板機能異常が起こることがある]。 7.腎障害又はその既往歴のある患者[腎機能が悪化する恐れがある]。 8.心機能異常のある患者[症状が悪化する恐れがある]。 9.過敏症の既往歴のある患者。 10.気管支喘息のある患者[症状が悪化する恐れがある]。 11.高齢者。 12.小児等。 (重要な基本的注意) 1.解熱鎮痛剤による治療は原因療法ではなく対症療法であることに留意する。 2.急性疾患に対し本剤を用いる場合には、次の事項を考慮する。 1).急性疾患に対し本剤を用いる場合には、発熱、疼痛の程度を考慮し投与する。 2).急性疾患に対し本剤を用いる場合には、原則として同一の薬剤の長期投与を避ける。 3).急性疾患に対し本剤を用いる場合には、原因療法があればこれを行う。 3.過度の体温下降、虚脱、四肢冷却等が現れることがあるので、特に高熱を伴う高齢者及び高熱を伴う小児等又は消耗性疾患の患者においては、投与後の患者の状態に十分注意する。 4.高齢者及び小児等には副作用の発現に特に注意し、必要最小限の使用にとどめるなど慎重に投与する。 5.感染症を不顕性化する恐れがあるので、感染症を合併している患者に対して用いる場合には適切な抗菌剤を併用し、観察を十分行い慎重に投与する。 6.他の消炎鎮痛剤との併用は避けることが望ましい。 7.本剤とアセトアミノフェンを含む他の薬剤<一般用医薬品を含む>との併用により、アセトアミノフェンの過量投与による重篤な肝障害が発現する恐れがあることから、特に総合感冒剤や解熱鎮痛剤等の配合剤を併用する場合は、アセトアミノフェンが含まれていないか確認し、含まれている場合は併用を避ける。 また、アセトアミノフェンを含む他の薬剤と併用しないよう患者に指導する。 8.アセトアミノフェンの高用量投与により副作用として腹痛・下痢がみられることがあり、本剤においても同様の副作用が現れる恐れがあり、上気道炎等に伴う消化器症状と区別できない恐れがあるので、観察を十分行い慎重に投与する。 9.重篤な肝障害が発現する恐れがあるので注意し、1日総量1500mgを超す高用量で長期投与する場合には定期的に肝機能検査を行い、患者の状態を十分に観察し、高用量でなくとも長期投与する場合にあっては定期的に肝機能検査を行うことが望ましい(また、高用量で投与する場合などは特に患者の状態を十分に観察するとともに、異常が認められた場合には、減量、休薬等の適切な措置を講ずる)。 10.慢性疾患(変形性関節症等)に対し本剤を用いる場合には、薬物療法以外の療法も考慮する。 (相互作用) 併用注意: 1.リチウム製剤(炭酸リチウム)[リチウムとの併用によりインドメタシン、イブプロフェン等の他の非ステロイド性消炎鎮痛剤でリチウムの血中濃度が上昇しリチウム中毒を呈したとの報告がある(非ステロイド性消炎鎮痛剤は腎のプロスタグランジン合成を抑制することにより、炭酸リチウムの排泄が減少し、血中濃度が上昇すると考えられている)]。 2.チアジド系利尿剤(ヒドロクロロチアジド等)[インドメタシン等の他の非ステロイド性消炎鎮痛剤でチアジド系利尿剤の作用を減弱することが報告されている(非ステロイド性消炎鎮痛剤は腎のプロスタグランジン合成を抑制して水、塩類貯留が生じ、チアジド系利尿剤の排泄作用に拮抗すると考えられている)]。 4.クマリン系抗凝血剤(ワルファリンカリウム)[クマリン系抗凝血剤の作用を増強することがあるので、減量するなど慎重に投与する(本剤が血漿蛋白結合部位において競合することで、抗凝血剤を遊離させ、その抗凝血作用を増強させる)]。 6.抗生物質、抗菌剤[過度の体温下降を起こす頻度が高くなることから、併用する場合には観察を十分に行い、慎重に投与する(機序不明)]。 (高齢者への投与) 高齢者では、副作用が現れやすいので、少量から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与する。 (妊婦・産婦・授乳婦等への投与) 1.妊娠中の投与に関する安全性は確立していないので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する。 2.妊娠後期の婦人への投与により胎児動脈管収縮を起こすことがある。 3.妊娠後期のラットに投与した実験で、弱い胎仔動脈管収縮が報告されている。 (小児等への投与) 低出生体重児、新生児及び3カ月未満の乳児に対する使用経験が少なく、安全性は確立していない。 (過量投与) 1.過量投与により肝臓壊死・腎臓壊死・心筋壊死が起こったとの報告がある。 2.総合感冒剤や解熱鎮痛剤等の配合剤には、アセトアミノフェンを含むものがあり、本剤とこれら配合剤との偶発的な併用により、アセトアミノフェンの過量投与による重篤な肝障害が発現する恐れがある。 3.アセトアミノフェン過量投与時の解毒(肝障害の軽減等)には、アセチルシステインの投与を考慮する。 (適用上の注意) 薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。 (その他の注意) 1.類似化合物(フェナセチン)の長期投与により、血色素異常を起こすことがある。 2.腎盂腫瘍及び膀胱腫瘍の患者を調査したところ、類似化合物(フェナセチン)製剤を長期・大量に使用(例:総服用量1. 5〜27kg、服用期間4〜30年)していた人が多いとの報告がある。 また、類似化合物(フェナセチン)を長期・大量投与した動物実験で、腫瘍発生が認められたとの報告がある。 3.非ステロイド性消炎鎮痛剤を長期間投与されている女性において、一時的不妊が認められたとの報告がある。 (取扱い上の注意) 安定性試験: 1.PTP:最終包装製品を用いた長期保存試験(室温、3年)の結果、カロナール錠300は室温保存において3年間安定であることが確認された。 処方薬事典は医療・医薬関係者向けのコンテンツです。
次の飲んでも大丈夫です。 しかし医師の処方された薬と決められた時間と決められた量を飲むべきです。 無断で少なく飲んだり多く飲んだりすると、副作用が出たり体に負担を与え ます。 医師の指示通りで必ずお飲み下さい。 お大事になさって下さい。 補足読みました。 全く問題はありません。 健康食品の薬とバッティングする薬もありますが、カロナールは問題外です。 お薬110番と言うサイトを見ますと問題ない事が書かれています。 私も以前一週間程カロナールを飲んでいまして、その時サプリや健康食品を沢山飲んでましたが、医師から問題外なので、サプリを続けても大丈夫と言われました。 あくまでも体験したことですので、参考になるかはわかりませんが、、もし心配でしたら医師や薬剤師の先生に聞くのも良いと思います。
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