背中に針がいっぱいで痛いイメージのハリネズミ。 でも実は、ハムスターやネズミのようなあどけない表情やちょこまかしたコミカルな動きが可愛いと、今熱い注目を集めている動物です。 TwitterやYouTubeなどのSNS上では、ハリネズミの動画や画像が数多くアップされ、ハリネズミファンが急増しています。 そんなキュートなハリネズミ、ペットとして飼いたい人も増えていますが、犬や猫などのメジャーなペットと比べて情報が少ないですよね。 針ばかりだけど触れるの? なつくの? エサは何を食べるの? 何年くらい生きるの? などなど、分からないことばかりで躊躇している人もいるのではないでしょうか。 そこでハリネズミの飼い方について、種類や寿命、値段など詳しくまとめてみました。 TravelBookママ部 TravelBookファミリー編集部所属のママ達による「ママ部」。 幼児から中学生までのママ達で構成。 世の中のトレンドに常に敏感で日々パワフルに活動中。 ハリネズミってどんな動物?生態を紹介! ハリネズミは、ハリネズミ目ハリネズミ科ハリネズミ亜科に属する哺乳動物。 背中に針を持たないジムヌラ亜科もいますが、一般的にはそれを除いたハリネズミ亜科を「ハリネズミ」と呼んでいます。 その名前からネズミの一種と思われがちですが、実は生物学的にはげっ歯類ではなく、モグラの近縁だというから驚きですね。 野生のハリネズミはヨーロッパ、アフリカ、中近東、ロシア、インドに分布しています。 モグラ同様、明るい場所よりも薄暗い場所を好み、土に穴を掘ってその中で生活します。 冬には冬眠します。 夜行性で、群れを作らず単独で行動します。 昆虫やミミズ、カタツムリ、カエル、小さい哺乳類や果物、きのこ、木の実などを食べる雑食性です。 目がほとんど見えないため、嗅覚と聴覚が優れています。 長い時間をかけて慣らせば、飼い主の声や匂いを覚えてくれます。 名前を呼べばケージから出て来たり、手を伸ばせば乗ってきてくれたりするようになります。 名前を呼べば振り向いてくれるようになるというから、悶絶もののかわいさですね。 警戒心が強く臆病なのでとっさに針を立てて威嚇してしまいますが、安心していれば手のひらに抱かれてかわいいお腹を見せて寝ころんでくれます。 そんな日を夢見て、ハリネズミの飼い方や生態について知っていきましょう。 ハリネズミの寿命はどのくらい? ハリネズミは、雄は生後6~8か月、メスは2~6か月ほどで性成熟します。 寿命は2年~5年、平均すると3年ほどだと言われています。 飼育する際はハリネズミの習性を理解し、病気と怪我に気をつけて育てることで8~10年生きる場合もあるそうです。 食欲や排泄物、行動の変化や皮膚や針、爪などの変化、体重の変化などを常日ごろから観察しましょう。 ハリネズミに多い病気はダニ症、腫瘍、歯周病、肥満です。 異変を感じたらすぐ受診できるようハリネズミを診てもらえるかかりつけの動物病院を見つけておきましょう。 臆病な性格なので、ストレスを与えない成育環境も大切です。 ハリネズミが快適に心穏やかに暮らせる環境を整えてあげましょうね。 ハリネズミをペットショップで買うときの値段は? 同じ小動物のペットであるハムスターやウサギ、モルモットに比べてハリネズミの価格やや高めです。 他の小動物に比べて取り扱い数が少ないことが主な理由になっています。 ペットショップや直接売買できるブリーダーから購入できます。 価格は種類やカラーによってまちまちですが、1万5千円~4万円が相場です。 よく見かけるスタンダードな毛色であるソルト&ペッパーや一番人気のシナモンカラーは、5千円~2万5千円ほど。 シナモンよりさらに明るい色と赤目が特徴のアプリコットや真っ白な針と赤目がかわいいアルビノは、1万5千円から3万円。 上半身と下半身のカラーが異なるパイドは、希少性が高く3万円から5万円が相場です。 広告 ハリネズミの種類は? 背中に針を持つハリネズミ亜科は、5属16種が知られています。 最もポピュラーなのがヨツユビハリネズミ。 日本のペットショップに売られているのはほぼこの種類のハリネズミです。 ナミハリハリネズミ、オオミミハリネズミ、アムールハリネズミなどもかわいらしく人気ですが、特定外来種のため日本での飼育は禁止されています。 ヨツユビハリネズミ(ピグミーヘッジホッグ) ハリネズミの中で最もポピュラーな品種です。 セネガルから中央アフリカ、エチオピアなど幅広い地域に生息しています。 外来種ではないので自由に飼育でき、ペットショップにいるのもほぼこの種類です。 ほとんどのハリネズミが5本指なのに対し、4本しか指が無いのが特徴。 大きさは、体長約18~22cm、体重300~500g。 雄は雌より一回り大きく、抱くとずっしりしています。 性格は他のハリネズミ同様に臆病なので、慣れるまでは針を立てることが多いです。 お腹の周りはふかふかの毛が生えていて、慣れると撫でさせてくれますよ。 気長に慣らしていきましょう。 ナミハリハリネズミ(ヨーロッパハリネズミ) 別名ヨーロッパハリネズミとも呼ばれています。 中央ヨーロッパから西ヨーロッパの森林や荒野に生息しています。 イギリスでは、自宅の庭先や公園などにひょっこり現れることもあるポピュラーなハリネズミです。 多くのハリネズミが暑い地域に住むのに対し、寒い地方に住み冬眠をするのが特徴です。 以前はヨツユビハリネズミなどとともに日本でも飼育されていましたが野生化が問題になり、2005年に特定外来生物に指定され、飼育・販売が禁止になりました。 大きさは他のハリネズミより一回り大きく、体長20cm~30cm前後、針の長さ3cmほどになります。 毛並みは、茶色が強いのが特徴です。 オオミミハリネズミ(ミミナガハリネズミ) ナミハリハリネズミ同様、以前は日本でも飼育されていましたが、2005年に特定外来生物に指定されて以来、飼育や販売が禁止されている種類です。 その名の通り、大きな耳が特徴です。 ピンと立った耳が何ともチャーミングで、動物園ではその姿を見られます。 地中海東岸から中央アジアの乾燥した草原に生息しているほか、家の庭や林地などにも穴を掘って生活しています。 群れを作らずそれぞれ単独で穴の中に暮らします。 飢えや乾燥に強い性質ですが、大きな耳は放熱をする働きを持っているため大きく発達したと考えられています。 性格は他のハリネズミに比べてやや荒め。 大きさは、体長17cm~30cm、体重240~500gほどに成長します。 ヨツユビハリネズミの色の種類 ハリネズミは目や毛、針の色などそれぞれ独特なカラーがあり、バリエーションは100種近くあると言われています。 人気のカラーや希少性の高いカラーのハリネズミは高値で販売されています。 スタンダード(ソルトアンドペッパー) ブラウン シナモン 最もポピュラーなカラーがソルト&ペッパー。 濃い茶色や黒と白が混ざった針と黒っぽい茶色の鼻先が特徴です。 白と茶の針が混ざったブラウン、シナモン色の針とピンクの鼻のシナモン、淡いベージュ系の針のアプリコットも人気です。 全体的に白みを帯びた黒目のホワイト、色素が無く真っ白で赤目のアルビノ、白いまだらのブチ模様があるパイド、顔や鼻の色が左右違う色のスプリットなど、珍しい色合いや模様のハリネズミもたくさんいます。 好みのカラーや模様の1匹に出会えるといいですね。 ハリネズミの餌(エサ)は? 自然界では雑食のハリネズミ。 飼うにはエサの用意が大変そうですね。 ところがドッグフードやキャットフードならぬ が販売されているのです。 ハリネズミに必要な栄養素がバランス良く配合されているのはもちろん、ハリネズミの好きな味や食感になっているので安心です。 ペットショップやインターネットで購入可能です。 専用フードを主食に、コオロギやピンクマウス、ミールワームなどの生物や、にんじんやキャベツ、リンゴやバナナなどの野菜・果物、鶏肉、レバーなどの肉類を副食やおやつに与えましょう。 量は主食大さじ1~2杯に副食小さじ1~2杯、おやつ少量、野菜小さじ半分を目安に、食べる量や好みを観察しながら調節しましょう。 広告 ハリネズミの性格。 ペットとしてなつくの? ペットとして飼う以上、なついてくれるかは重要なポイントですね。 ハリネズミはとても臆病で神経質、警戒心が強く繊細です。 もちろん人間と同じで個性があり、活発な子や臆病な子、冒険好きな子、慣れやすい子など個体差はもちろんあります。 それでもやはり全般的に慣らすまでには時間がかかり、慣れるまでは小屋に手を入れるだけで丸まったり針を立てて威嚇したりします。 視覚が弱いのでかみつくこともあります。 ハリネズミを迎えて2・3日はそっとしておきましょう。 小屋の中に飼い主の匂いが付いた布などを入れ、匂いを覚えさせます。 徐々にケージの中で動き回りリラックスした様子が見られるようになったら、手からおやつを渡すなどして飼い主の匂いとご褒美を関連付けていきます。 触っても警戒しなくなったら、抱き上げてみましょう。 慣らすためのスキンシップは、夜行性なので夜に行いましょう。 抱き方にもコツがあります。 両サイドから手を伸ばしてすくうように手を入れ、包み込むように抱き上げます。 お尻を支えて安定させれば、手の中で安心しきったハリネズミがかわいい寝顔を見せてくれるかも。 ただし過度なスキンシップはストレスを与えてしまうかも。 様子を見ながら1日5分程度のスキンシップが妥当です。 ハリネズミの鳴き声は?動画で紹介 ハリネズミは臭い?うるさい? ハリネズミを飼育している人の悩みとして「臭い」を挙げる人がいますが、実はハリネズミ自体に体臭はありません。 においの原因はハリネズミの糞尿が発生源である場合がほとんどです。 ハリネズミは排泄量が多く、動き回りながら排泄するので掃除をしなければあっという間にケージの中が臭くなってしまいます。 ペットシートを敷いて毎日取り換えるなどこまめな掃除が一番効果的です。 鳴き声は基本的には出しませんが、興奮したり威嚇したりするときに「シュー」という声を発したり、苦痛・恐怖を感じた時に「キューキュー」と鳴くこともありますが、犬や猫と比較すれば小さな声です。 夜行性なので夜中にカラカラと回し車を回す音が気になる場合があります。 サイレントタイプの回し車がおすすめです。 ハリネズミをペットとして飼うために必要なもの 神経質なハリネズミ。 飼育グッズも途中でコロコロ変更しているとストレスの原因にもなりかねません。 必要な物をしっかりそろえてから迎えましょう。 ケージ 金網部分が塗装してあるものではなく、錆びないステンレス製がベストです。 亜鉛メッキで塗装されていると、かじったハリネズミが亜鉛中毒になる恐れがあるので注意が必要です。 小屋 ハリネズミがもぐってリラックスできる場所は必須です。 体を伸ばしても眠れるほどのサイズのものが必要です。 床材 ケージの床に敷く床材は、牧草やウッドチップ、猫用トイレ砂、新聞紙、ペットシートなどがありますが、一長一短あります。 トウモロコシの穂軸を粉砕した は100%天然素材で安全性も高く、吸湿性にも優れているのでおすすめです。 ヒノキの猫砂はハリネズミがアレルギー反応を起こす場合があるので注意してください。 おもちゃ・遊び道具 運動量の多いハリネズミのために回し車を用意しましょう。 運動不足解消になります。 大きさは直径30cm程のものがベストです。 サイレントタイプの物を買えば、夜中に回す音も気になりませんよ。 ハリネズミのまとめ 慣れさせるまで時間がかかるハリネズミ。 だからこそ手の中でリラックスしてくれた時、柔らかいお腹に触れられた時、名前を呼んで振り向いてくれた時などの感動はひとしおでしょう。 長い時間をかけた分、ハリネズミとの絆も強いものになるはず。 何気ない動きに癒される、ハリネズミとの生活にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。 日本 - ペット ハムスターは、犬や猫に続くメジャーなペットとして多くの人に飼われています。 一度飼うとその可愛さのとりこになり長年飼い続ける人が多いと言われるハムスター。 飼育スペースを取らず散歩なども不要、購入費も維持費もリーズナブルで、ペットを飼う手始めとしてハムスターを選ぶ人、一人暮らしのさみしさを紛らわせるために飼う人などにも人気です。 何よりも小さな可愛らしい存在が、心を癒す存在になることは間違いありません。 毛に包まれた小さな体、短い手足を一生懸命動かしてえさを食べる姿、回し車を熱心に走る姿、つぶらな瞳でじっと見つめる表情など、いつまでも眺めていたくなる愛おしい存在です。 そんなメジャーなペットのハムスターですが、実際に飼うとなると生態や飼い方など分からないことが多いのではないでしょうか。 そこでハムスターについて特徴や飼い方を詳しくまとめました。 これさえ読めばすぐにハムスターを飼うことができますよ。 日本 - ペット ペットとしてはイヌやネコに比べるとマイナーな印象のウサギですが、近年では注目を集めるようになっています。 かわいらしさ、愛くるしさから癒しをもらう人も増えているようです。 ウサギは声帯をもっていないので、基本的に鳴き声はなく、鼻を鳴らすような音になるため、イヌやネコに比べると比較的静かです。 また1日に短い睡眠を何度もとるため、遅く帰ってきても起きていたり、遊べたりするので一人暮らしの男性・女性に人気です。 もともと草食動物で捕食される側であるため、警戒心がとても強い動物ですが、飼い主に慣れるととてもなついてくれ、愛情を寄せてくれるようになります。 そんなかわいいウサギの種類・寿命・値段などについて紹介します。 日本 - ペット 水族館の人気者、カワウソは水族館で見るだけのものだと思っていたら大間違い。 実はペットとして自宅で飼うことができる動物だということはご存知でしょうか。 ペットのカワウソの様子をこっそり撮影した動画がTwitterにアップされて以来、そのくるくる変わる表情や動きの愛らしさに熱い注目が集まっています。 哺乳動物で水中だけでなく陸地でも活動でき、高い社会性をもつ賢い動物なのでペットにもぴったり。 つぶらな瞳や愛らしい動き、ツヤツヤの毛並みを独り占めできますよ。 それでも犬や猫など一般的なペットと比べて分からないことも多くハードルが高そう、と思う方も多いでしょう。 そこで、見ているだけで癒される可愛いカワウソについて特徴や飼い方を詳しくまとめました。 日本 - ペット 昔話にもよく出てきたり、いろいろなマスコットにもなっているキツネ。 ペットとしての馴染みはあまりありませんが、昔から私たちの生活の身近なところに存在している動物のひとつでもあります。 北海道などでは、道路などでもよく見かけることがあるキツネですが、実は日本のいたるところに生息しており、ペットとして飼うことが認められている動物でもあります。 ペットショップでよく見かけると言うわけではありませんが、日本でもペットとしてキツネを販売しているペットショップなどもあるようで、実際にペットとして飼うことに関心がある人も増えてきているようです。 とはいえ、実際キツネを飼うとなるといろいろとわからないことが多いのではないかと思います。 そこで、今回は、キツネをペットとして飼うなら参考にしてほしい、種類や値段、寿命などをまとめて紹介します。 日本 - ペット 小さい体格に大きい目と飛膜が特徴的なリス科のモモンガは、ペットとしての人気が上がっている小型哺乳類です。 小動物を取り扱うペットショップでも販売されていることが多く、値段も一昔前に比べて手頃になってきています。 飛膜を広げて滑空する姿が愛らしく、飼い主の元に着地することもあります。 なつけば手乗りや餌をねだり、甘えてくることもあるので、思わず愛情を注ぎたくなります。 ペットとしての認知度が高まっているモモンガですが、飼育する場合に何を食べ、何に気を付けなければならないのか、飼育方法には不安があるのではないでしょうか。 モモンガの習性や特徴から、飼育する上での注意点などの情報をまとめます。 愛らしいモモンガの飼育に挑戦してみましょう。 日本 - ペット テレビなどで、人間顔負けの芸を披露したり、ゆっくりと温泉に浸かったりする姿が印象的な猿。 人間に最も近い動物と言われており、その行動は見ていて微笑ましいことが多く、さまざまなマスコットなどにもなる人気の動物です。 動物園や山などでの印象が大きい猿ですが、最近はペットとして飼う人も増えてきています。 賢くて寿命も長く、家族の一員として存在感を発揮してくれそうな猿ですが、いざ飼うとなるとどんなものが必要でどのようにして育てるとよいのかなど、あまり知られていないようです。 また、ペットとして飼われる猿はどんな種類なのかなども興味深いところです。 そこで今回は、猿をペットとして飼うことに興味のある人に参考にしてもらいたい、猿の飼い方や種類、寿命から値段まで幅広くお伝えします。 日本 - ペット つぶらな瞳とフサフサのしっぽが可愛らしいリス。 近年の小動物ペットランキングにも登場する人気ぶりです。 ただ犬や猫に比べポピュラーではないし、小動物の中でも馴染は薄く「飼うにはどうかな?」と興味はあってもなかなか飼うまでに至りませんね。 でも、リスは人間と共存できるので飼い方をしっかりマスターすればペットとして一緒に暮らすことができます。 なつけば肩に上ったり、手から餌を食べたり時にはパーカーのフードの中でお昼寝もしたりその愛くるしいい姿に心奪われるなんてことも日常に起こり得るんです。 リスをもっと身近に感じられるよう種類や生態・飼い方まで紹介していきます。
次の最新記事 by 伊藤ヤスヒコ• - 2019-07-04• - 2019-07-04• - 2019-07-02 ハリネズミの床材にはいくつかの種類があります。 その中でも、ペットシーツは掃除が楽なので飼い主さんには人気の床材の1つです。 ・ペットシーツは他の床材とどう違うのか知りたい ・ペットシーツのメリットとデメリットが簡単に知りたい ・正しい使用方法やおすすめの使用方法が知りたい 本記事はそんな方たちに向けた記事になります。 また最後におすすめのペットシーツも紹介していますので、是非参考にしてくださいね。 すぐに確認できますよ。 ハリネズミの飼育でなくてはならないのが床材。 床材があるのとないのとでは大違いです。 床材を敷きつめる効果は、主に次の3つがあります。 ・ ケージが排せつ物で汚れない ・ 消臭効果がある ・ 温熱効果もある 床材とひと口に言ってもいろいろな種類があります。 ウッドチップにコーンリター、新聞紙を利用している人もいたり、飼育環境に合わせて最適な床材が使われています。 中でも多くの飼い主さんの支持を集めていておすすめなのが、 です。 なぜペットシーツがそれ程おすすめなのか? その理由は次の通りです。 掃除が簡単 ペットシーツの一番の利点が掃除が楽で、管理が簡単なこと。 ウッドチップのようにケージの外に散らばることもありません。 汚れた部分だけ捨てて、捨てた分をまた補充するなんて手間も省けます。 消臭効果もある ウッドチップやコーンリターなどにもありますが、ペットシーツにもちゃんと消臭効果があります。 種類によって効果の大きさに差があるので、 臭いが気になる方は消臭効果の強いものを選ぶことをおすすめします。 アレルギーがない 天然の素材を使った床材は安全面では問題ありませんが、アレルギーが出る可能性があります。 ハリネズミは針葉樹のアレルギーを持っていますが、その子によっては他のアレルギーを持っていることもあります。 一方で、 ペットシーツにはアレルギー性の素材が使われていないため、ハリネズミがアレルギーで苦しむなんてこともありません。 ペットシーツで注意しておきたい事 それでは次に、床材にペットシーツを使うに当たっての注意点をご紹介しましょう。 あらかじめ知っておくことで、後で困った時に慌てなくてすみますから確認しておいてくださいね。 やぶいて潜る これ、よくやっちゃいます。 そのままケージの下に敷いていると、すぐに下に潜ったり、破いてしまいます。 ハリネズミはモグラの仲間なので、潜ったり狭いところに入り込むのが大好きです。 うちの子だけ?と思うかも知れませんが、どんな子でもやってしまう可能性があります。 ハリネズミの習性の1つなので、 やめさせる努力をするより「やらせない環境を作る」工夫をすることが大切です(詳しくは下の方で解説していますので参考にしてください)。 かじって食べる ペットシーツをやぶいてかじって、おまけに食べちゃうこともあります。 ペットシーツには「 抗菌ポリマー」や「 ポリエチレン」、「 不織布」が使われていますが、いずれも体に有害なものではありません。 だからといって、食べていいものではありません。 ほんの少量であれば食べてしまっても排泄されることもありますが、 ある程度の量になると排泄もされず消化もされず、腸の中にどんどんたまってしまいます。 消化不良や腸閉塞の危険性も ペットシーツを食べて排泄もされず消化もされないと、消化不良や腸閉塞になる危険性が高くなります。 ご飯が食べられなくなったり、便秘になって栄養不足で痩せていってしまいます。 そうなると動物病院のお世話にならないといけない事態になってしまうので、注意が必要です。 ペットシーツの正しい使い方は? ペットシーツは飼い主さんにとってはこの上なく便利なものですが、ハリネズミにとっては格好の遊び道具やストレス発散の対象になってしまいます。 ハリネズミが潜ったりかじったりしないために、正しいペットシーツの使い方を知っておきましょう。 養生テープで固定する まずは、ケージの下にそのまま敷いておくだけはNGです。 かなり高い確率で遊び道具にされてしまいますので、養生テープなどでケージに貼り付けて固定させましょう。 ただし、 テープで固定するだけではいずれ剥がされてしまうこともあるので、緊急処置的な方法と思っておいた方がいいかも知れません。 人工芝を下に敷く ペットシーツの上に人工芝を敷くことで、ペットシーツをやぶいたり食べたりしてしまうこともなくなります。 ホームセンターに行くと、小さいもので100円くらいで売られています。 ケージの大きさに合わせて何枚か組み合わせて使っても、大きな出費にはなりません。 人工芝自体に吸収性はないので、排泄されたものはそのままペットシーツに落ちるため衛生面で困ることもありません。 人工芝とペットシーツの組み合わせを利用する方法は多くの飼い主さんに評判なので、おすすめです。 100均のPPシートを巻き付ける 100円ショップでよく売られているPPシートを適当な大きさに切って、ペットシーツで包み込むようにして使用する方法があります。 ペットシーツの四辺を折り曲げPPシートにテープで貼り付けることで、やぶれにくくなります。 やぶれなければ中身も出ず、ハリネズミが食べてしまう危険性もなくなります。 ハリネズミにおすすめのペットシーツ 最後におすすめのペットシーツを紹介しましょう。 ペットシーツには、主に3種類の大きさがあります。 コスパ重視なら1枚3. 95円の超薄型ペットシーツ(業務用) コスパを重視したい方なら、 1枚当たり3. 95円という低価格で利用できる業務用の超薄型ペットシーツがおすすめです。 薄くても吸収性があり、コンパクトにたためるので処分する時もかさばりません。 リピーターも多いので信頼性も文句なし。 1200枚入りと大容量だから、毎日使っても3年以上かかります。 利用者の要望に合わせて、その都度マイナーチェンジを繰り返しているので使い心地も抜群。 ハリネズミは水分をよくとる動物です。 特に暑い時期になると、必然的に水分量も多くなってきます。 そうすると排尿する量も多くなります。 そんな時でも安心しておすすめできるのが、「プレミアムペットシーツ デオ・ダブル」です。 プレミアムペットシーツ デオ・ダブルを使うと便利な点は、次の4つ。 特に重要な役割を果たしているのがポリマー。 ポリマーの量が吸収性を決めていると言ってもよく、このデオ・ダブルは通常のペットシーツの2. 4倍のポリマーを使用しているため、吸収性は折り紙付きです。 当然、誤飲による腸閉塞や消化不良の心配も少なくなります。 ただし、 吸収性が抜群に良いため、必ずしも毎日交換する必要がありません。 基本的に超薄型タイプは毎日交換が原則のため、1枚当たりの単純計算で算出されるコストより、低く抑えることが可能です。 また、定期コースで注文すれば 最大20%OFFになるので、かなりおトクになりますね。 どんなペットシーツを使えばいいか分からない、どんなペットシーツがハリネズミに最適か分からない。 そんな悩みを解決してくれるのが、この「プレミアムペットシーツ デオ・ダブル」です。 人工芝やウッドチップ、コーンリターなど他の床材との併用で、さらに交換頻度を落とすこともできるでしょう。 臭い対策、衛生面でのケアも十分に行えば1枚当たりの価格も抑えることができます。 「毎日交換するのが大変…」 「長時間留守にする時が多いから、吸収性が不安…」 「すぐに破いて遊んでしまうため、誤飲が心配…」 そんな手間や悩みを1日数十円で解決できると思えば、それほど大きな出費ではありませんよね。 おすすめは特別優待価格で購入できる定期コースですが、単品での購入もできるので一度試してみてから定期コースで購入するのもいいかもしれません。 1種類だけでなく、いくつかの床材を組み合わせて使うことで、問題を解決できることもあります。 中でも今回ご紹介したペットシーツは使い勝手が良く、管理が簡単で楽なのでかなりおすすめですよ。 先述したように人工芝と組わせて使ってもいいし、ウッドチップなんかと組わせて使うのもアリです。 自分で工夫して試してみることで、一番良い床材が見つかるかもしれませんね。 , ,•
次のハリネズミ用ケージは3種類! ハリネズミ飼育用として適しているケージは、大きく分けて3種類あります。 網目タイプのケージは、ハムスターやリスやうさぎのケージなどによく使われるので見慣れている方も多いんじゃないかなと思います。 ガラス製のケージは、主にトカゲやヘビなどの爬虫類を飼う時によく使われるケージですね。 アクリル製のケージも、ガラス製同様に爬虫類の飼育用に使われることが多いですが最近ハリネズミ用として作られることが多くなってきている印象です。 【比較表】種類別に価格・保温性・掃除難易度を一覧にしてみた どんな種類のケージを買うかによって価格、保温性、掃除難易度は大きく変わってきます。 そこで、先ほど紹介した網目タイプ・ガラス製・アクリル製それぞれのケージ別に比較表形式の一覧にしてみました。 ペットとして飼育している環境の中で冬眠、夏眠をしてしまうと死んでしまう恐れがあるほど危険です。 夏は通気性が大切ではありますが、冬の保温性には特に気をつけなければなりません。 では、ケージの種類別に1つずつ解説していきましょう。 このガラス製ケージを使うことのメリットとしては、なんといっても 保温性の高さです。 例えば上で紹介しているパンテオンというケージは、保温性だけでなくケージの横一部と天井がガラスではなく網目状になっているので、適度な通気性も考えられた作りになっていて非常におすすめです。 そしてハリネズミの様子も常に見れるので、かわいい 寝顔を撮れることも…! ただ唯一デメリットがあるとすれば、 ガラス製なので重いです。 ケージ掃除の際に丸洗いしたいという方や力に自信がない方にはあまりおすすめできないかも…。 (でも、丸洗いできなくてもケージ内は天井部分をはずして普通に掃除できるので、実際丸洗いまでする必要性はないです。 なので、機能性としては申し分ないけど価格がネックになってしまいます…。 ケージの種類によってメリットやデメリットはありますが、 ハリネズミを安全かつ快適に暮らしてもらうためには保温性が一番大切だよ!ということを特にお伝えしておきたいと思います。 ハリネズミ用のおすすめケージはどれ? スポンサーリンク 色々細かく説明してきましたが、最後におすすめケージと僕自身が使っているケージをご紹介します! まず、 この3種類からケージ選ぶとなった時、真っ先に除外した方が良いケージがあります。 それは、 網目タイプのケージです。 網目タイプのケージは他の2種類のケージと比べて安価で買えるということや通気性が良いというのがメリットではあるのですが、見ての通り通気性がバツグンすぎるので、あたためた空気もすぐに逃げてしまいます。 いくら保温のために床暖房や暖突を揃えても、そのあたためた空気がすぐに逃げてしまうような飼育環境だといくらあたためてもキリがないし、電気代もどんどん高くなってしまって一人暮らしの方にはかなり大ダメージを受けます…。 なので冬場の保温時にかなり苦労するという意味で除外した方が良いかと思います。 なので僕が 個人的なおすすめは、ガラス製ケージかアクリル製ケージのどちらかを買うことをおすすめします! この2つで違いがあるとすれば重量と価格くらいなので、最終的にどっちにするかは金銭的に余裕があるかどうかで決めるのがいいと思います。 ちなみに僕が現在使っているケージはガラス製のケージで、上で紹介したパンテオンというものです。
次の