アニメ見たけど、別にそんなに…… といった人は無理に見なくてもOKだと思います。 「実はアニメ本編ではまだ完結していない」 「この劇場版で全てが完結する」 そういうわけではないからですね。 アニメの11話でちゃんと完結していて、 あくまでこの劇場版は「おまけ」的なストーリーです。 2.面白かったがやや中途半端な点も 個人的には劇場版も楽しめたし、見て良かったと思えました。 しかし厳しめに評価すると 少し中途半端だった部分もあるかなと。 というのが、紹介したように ストーリーの半分くらいは回想シーンなんですよね。 でも先述したようにアニメ未視聴の人が劇場版だけ見て理解できるか? というと、かなり厳しいと思います。 アニメを見てない人のために完全に総集編にする• 回想をカットして、すでにアニメを見たファン向けに作る このどちらかにした方が良かったのではないかなと。 当時はこの劇場版のために、 本編を見直してから映画館に行く人も多かったと思いますしね。 だから「あの花ファン」の人たちを喜ばせようと、がんばってくれたんだろうなとは思います。 完全な総集編1本だけで終わっていた可能性を考えると、ファンからすればむしろ有難いと思うべきなのかもしれませんね。
次のディレクターズカット版(完全オリジナル版:上映時間173分) 故郷シチリアに帰った映画監督のサルヴァトーレは、カフェに入ると初恋の相手エレナにそっくりな少女を見つけ動揺する。 その少女の後をつけるとエレナの娘であること、幼馴染のボッチャがエレナと結婚したことを知る。 サルヴァトーレはエレナに駆け落ちの待ち合わせ場所に来なかった理由をたずねると・・・ ニューシネマパラダイス感想。 劇場公開版(インターナショナル版とも) 上映時間123分(124分なことも)• ディレクターズカット版(DVD表記は完全オリジナル版) 上映時間173分 の3つがあります。 短縮したバージョンで国際的に世界で公開したところ大成功となった。 ディレクターズカット版(173分) 元々のイタリアで初めて公開されたオリジナル版に、更にカットされた部分を追加した完全版。 劇場公開版とディレクターズカット版の大きな違い ディレクターズカット版ではより主人公の恋愛、後日談について詳しく描かれているシーンがあり、サルヴァトーレ中心の物語。 劇場公開版もサルヴァトーレが主人公であることに変わりは無いが、主人公の恋愛・後日談を大幅にカットしてある。 どちらかと言うと主人公の物語では無く、主人公を中心とした映画館とその周囲の人たちの物語になっている。 ノスタルジーに浸れる、雨の日とかに観たい映画• 子供の頃を思い出させるシーン、叶わなかった恋愛、大人の子供への思いなどのシーンで心に浸みる• 子供が観てもつまらないかも?ファミリーよりカップルで観る映画だと思う• 第二次世界大戦中のシチリア島が舞台なので、文化の違いに驚く部分もあり、そういうとこも良かった ニューシネマパラダイスがっつり感想 主人公サルヴァトーレ(トト)について感想 少年期のトトは、神父の手伝いをしてても退屈で居眠りしてしまったり、映写室に来るなと言われても勝手に入ってしまったり、お使いで買い物に使うはずのお金で映画館に行ってしまったりと無邪気でちょっとずる賢い映画大好きな子供。 最終的に、アルフレードの暗躍(主に恋愛関連)とアドバイスで30年間もの間、故郷へ帰ることなく映画監督として大成することができたトト。 「アルフレードの望みは自分と楽しい時間を過ごすことじゃなく、自分が大成すること」を理解していたから、大成するまで頑張れたし、アルフレードの言うように30年間もの間故郷に1回も帰らなかったんだと思う。 トトが買い物代を勝手に映画代にして映画を観ていたことをトトの母親は激怒。 ぶたれているところに通りかかったアルフレードが「トトは買い物代を使ってない。 それはアルフレードが映写技師って仕事を良く思っていなくて、自身の人生に後悔があるから・・・ だけど、次第にトトと仲良くなり、小学校卒業認定試験ではトトに借りを作ったことにより結局教えることに。 だけど、映写技師の仕事がトトの人生には良い選択にならないことを実体験から分かっていたから反対していた。 スポンサーリンク アルフレードが火事で大やけどを負い視力を失ってからトトが映写技師の後を継いだ。 この時のアルフレードの気持ちは多分相当複雑だったんだと。 自分の教えた映写技師の技術をトトが継いでくれたことは本当に嬉しかったんだと思う。 だけど、トトが映写技師という大成することの無い仕事に就いていることが心配だった。 アルフレード自身が人生を悔やんでいるから。 大好きなトトには大成して欲しいと願っていたから。 だからトトの初恋?相手のエレナとは上手く行かないように、ちょい暗躍したし、再会できないようにしてトトに故郷をでてローマへ行くことを促す。 そして、「2度と故郷へは戻るな」ときつく言う。 アルフレードがトトに会いたくない訳は無い。 きっと本心では自身が働けなくなる時までトトと一緒に映写室で楽しく働いていたかったんだと思う。 トトもそのことを分かっていて、アルフレードの言葉の真意を理解できる関係だったからこそ30年間も故郷に帰らなかった。 今だったらDV認定簡単に受けそうなくらいひっぱたく。 初めは、「あ~よくあるDV母親ね」って思ったけど、母親の涙する表情の描写に何か辛いことがあって限界感を感じた。 映画【ニューシネマパラダイス】のトトの少年期~青年期は第二次世界大戦中。 トトの父親つまり母親の夫は戦争に行ってしまっている。 そして幼いトトと、更に幼い放っておけないトトの妹をたった1人で面倒見ている。 「夫が戦死したかもしれない(途中で戦死が伝えられる)」という心配がトトの母親を限界まで追いつめてしまったのだろう。 トトがそんな母親の胸中を実は察していたから、ひっぱたかれてもあまり気にしない様子だったのかもしれない。 劇中冒頭と後日談で出てくる年取った母親はトトに対し優しさと愛情がある良い母親だった。 多分こっちが本当の母親の性格なんだろう。
次の高校バレーボール部を描く漫画『ハイキュー!! 』 作:古舘春一。 『劇場版総集編 青葉城西戦 ハイキュー!! 『ハイキュー!!』の超絶信頼関係コンビ 1年コンビ 月島蛍<つきしま けい>(CV. 斎藤荘馬) ツッキーは主人公ではありませんが1番に紹介させてください! 主人公・日向翔陽とは「月と太陽」だと対比されるほど、真逆に位置する性格の持ち主。 冷静で頭脳派、実力も申し分がなく、けれどイマイチ覇気と熱意に欠けるツッキーが、試合で「たかが1点」と言い放つその言葉の重みを、いよいよずっしりと感じます。 そんなツッキーの良き理解者が山口忠です。 今回の総集編2作では、ピンチ・サーバーとして大活躍します。 筆者の浅はかな知識で、ピンチ・サーバーは試合に出るほどの実力はないけれど、「サーブならなんとか」という役割だと思っていました。 でも、この1本、震えます。 その尊さを誰よりもわかっていたのもまた、月島蛍なのでした。 3年コンビ 及川徹(CV. 吉野裕行) 9月15日〜『青葉城西戦』の予告で、「新たに描かれる青葉城西高校の青春」があることを示唆しています。 おそらく、原作にある番外編部分だと思いますが、この番外編を読んでやっと、掴めた! と思ったのがセッター・及川というキャラクターです。 一見、チャラそうだけど、誰にでも気さくに優しくて(彼女にはフラれたけど)、決してとっつきにくいタイプではない。 けれど、影で努力する人。 バレーの実力も、人間性も隙がないけれど、自分の実力は掛け値なしに評価する人。 いくらでも「けれど」で語れる、裏表のある人物です。 でも、それ以上に「才能は開花させるもの、センスは磨くもの!!! 」、貪欲という言葉が似合います。 そんな及川を「どんな大会でも満足できずに、一生追いかけていく面倒くさい奴」だと評価したのが、中学時代から一緒にプレーしてきた、超絶信頼関係を築いているスパイカー・岩泉です。 及川との連携プレーで号泣必至のシーンがありますが、それは総集編で初めて観る方のために内緒です! 3年コンビ 牛島若利(CV. 木村昴) 『ハイキュー!! 』の世界で、全国3本の指に入ると言われているスパイカーがウシワカです。 朴訥としていて、天才ならではの素直さみたいなものを持っていますが、アニメのシーズン3で明かされる家族の話によって、上を目指す理由があったんだと、人間らしさを感じます。 そんな天才ウシワカとペアで考えたいのが天童です。 冷静どころか冷めていて、鋭く切り込む、スポーツ作品において超天才と共に描かれやすいキャラクターだと思います。 長く、天才のそばにいるからこその向上心と身につけた技術、そして詳しくは描かれていない「諦め」の部分。 受け取る人の想像で自由に補える幅を持っていて、だからこそ、いつの間にか気持ちを寄せてしまうキャラクターです。 今回活躍する烏野高校の登場人物たち 1年 日向翔陽(CV. 村瀬歩) 『ハイキュー!! 』の主人公はこの人。 他のスポーツ作品と比べて素敵なところは、優れた素質を持っていながら、バレーボールに向かない低身長、さらに物語のスタート時点では、ほとんどバレーボールの技術がないことです。 デキすぎていないから読んで(観て)いて苦しくならないし、むしろ、応援したくなります。 いや、日向が持つ底知れない向上心に、勇気付けられるのは私たちなのですが。 1年 影山飛雄(CV. 石川界人) バレーにおいて天才的な素質を持っているけれど不器用、周りが見えないほどのめり込んでしまう飛雄。 日向と出会うことで化学反応を起こします。 顧問(武田一鉄)が「強さ、上手さの要因は、高いプライドと、でもそれを上回る上達への貪欲さ」だと飛雄を評価していますが、まさにその言葉がぴったりです。 3年 澤村大地(CV. 日野聡) 『ハイキュー!! 』の面白さのひとつは、3年生の寛大さ、懐の深さにあります。 「出る杭」でしかない1年を受け入れ、まとめ、チームに溶け込ませられたのは、3年部員3人の力。 その中心になるのがキャプテンの澤村です。 高3とは考えられないメンタルには学ぶことが多いです。 3年 菅原孝支(CV. 入野自由) 3年のなかで唯一、レギュラーではありませんが(ポジションは飛雄と同じセッター)、強い意志のもと、不必要なプライドを捨てるところは、菅原もまた「高3とは考えられない」性格です。 今回の総集編では、そんな菅原が、新しい技に挑戦し、さらに進化する様子が描かれています。 3年 東峰旭<あずまね あさひ>(CV. 細谷佳正) 見た目のゴツゴツしたイメージに反して、気弱でヘタレ。 しかし、現チームのエースとして力強く、たくましく、芯のある存在です。 後輩の意見をフラットに聞き入れる様子が、これまた本当に「高3とは考えられない」んです。 安全を選んでいた東峰が、勝利のために型破りなスパイクを打つ場面、すごく良いです。 2年 西谷夕<にしのや ゆう>(CV. 岡本信彦) 身長159cm、でも「身長が2メートルあったって、リベロをやる」という天性の守護神。 「ノヤっさん」という愛称で親しみやすさもありつつ、試合で劣勢の場面も「前のめりで行くぜ」と勝負する姿勢を忘れない強者です。 2年 田中龍之介(CV. 林勇) ガッツとパワーに溢れる存在です。 試合の大事な局面で、キャプテン・澤村と衝突事故を起こしてしまう場面があるのですが、その部分こそ田中の人間性が出ていて、またそれを支える烏野のチーム力が発揮されるシーンは見どころです。 2年 縁下力(CV. 増田俊樹) その、衝突事故の場面を支えたのが縁下。 名前の通りの性格、人間性です。 次期キャプテンでは? という期待もあります。 練習の厳しさから部活に逃げた時期があるという点も、私たち、受け取る側としては近い距離に感じられます。 顧問 武田一鉄(CV. 神谷浩史) バレーボールのルールすらわからない中、顧問に就任。 物腰柔らかそうな雰囲気に反して、超アツい、真面目で粘り強い先生です。 バレーのいろはを知らない人が顧問(事実上の監督)に就任するところ、『ハイキュー!! 』の魅力のひとつ。 バレーボールを知らない人にも親しみやすく、わかりやすく、近づきやすい作品になっています。 名言も多めです。 コーチ 烏養繋心<うかいけいしん>(CV. 田中一成、江川央生) 武ちゃんに代わって、技術面を支えているのが、名将の孫という血筋を持つ烏養コーチ。 彼もまた、アツいんですよね。 やはり、高校生の部活は先生方大人の支えと熱意、好意あってのことだと再認識させられます。 「下を向くんじゃねえ!バレーは常に上を向くスポーツだ」という叫び、総集編にもおそらく入るでしょう(予想ですが)。 その言葉と声を、噛み締め、忘れないように、身体に染み込ませたいものです。 その中でも『ハイキュー!!』の素敵なところは、登場するすべてのキャラクターを愛したくなること。 そして、特にアニメとしての魅力は、とにかくアニメーションがなめらかで、絵がとても細かく、丁寧で、こだわっている部分が素人目にもわかることです。 烏野高校の部員一人ひとり肌の色が微妙に違ったり、何度か見返さないと気づかないであろう目線だけの動きが表現されていたり、バレーボールの動きの緩急も、ユニフォームが空中でなびく様子も、とにかく細かい。 それを大画面で見られるなんて、なんて贅沢なことだろうと思います。 チーム競技で、たくさんの登場人物が出てくるからこそ、観た人みなが誰かに気持ちを重ねたり、寄せたりすることができるはず。 それはつまり、人間賛歌というか、「人生」賛歌ともとれるストーリー。 負けたこと、手を抜いてしまった日があったこと、逃げた期間があったことなど、バレーボールじゃなくても、部活じゃなくても、そういう経験を持っている人は少なくないはずです。 そんな人生をまるっと救ってくれるような、そして明日からの自分にパワーを与えてくれるような作品になっています。 (文:kamito努) 【「シネマズ女子部」バックナンバー】 関連記事 ・ ・ ・ ・ ・.
次の