あの子を探してのネタバレあらすじ 【起】 - あの子を探してのあらすじ1 舞台は中国にある水泉村という貧しい寒村、。 村の小学校の教員のカオは家庭の事情で一か月休暇を取ることとなり、その代用教員として13歳の少女ミンジが村にやって来ました。 ミンジがカオから特に言いつけられたのは、この一か月の間に生徒を一人も減らさないこと。 ここ最近何人もの生徒が学校をやめているというのです。 ミンジは約束された報酬のために先生の仕事をこなそうとしますが、28人の生徒たちは自分たちとあまり年の変わらないミンジを先生として見ようとはせず、授業はまったく成立しません。 その中でもホエクーという名の男子はいたずら好きで、授業を妨害してばかり。 ミンジはホエクーの指導に手を焼いていましたが、そんなある日新たな問題が発生します。 シンホンという女子が足の速さを見込まれて、街の学校に転校させられることが決まったのです。 シンホンは転校を喜んでいましたが、ミンジはカオ先生との約束のためにシンホンを隠してしまいます。 ところが、ホエクーが居所を村長にばらしたためにシンホンは学校から連れ出されてしまいました。 その後、ミンジは学級委員のミンシエンの作文で自分のふるまいの至らなさを知ります。 暴れるホエクーを指導していく中で、カオ先生が大事にしていたチョークをミンジが何本も踏んでしまっていたことをミンシエンは悲しんでいたのです。 小学校にお金がないことでカオ先生が苦労してきたことを知るミンシエンは涙を流し、ミンジはその姿を前にして言葉を失ってしまいました。 そんなある日、突然ホエクーが学校から姿を消しました。 父親が亡くなり、家の借金の返済のために母親がホエクーを街に出稼ぎに出してしまったのです。 【承】 - あの子を探してのあらすじ2 これ以上生徒の数を減らすまいとミンジはホエクーを探す旅に出ることを決めます。 ミンジは生徒たちと必要なバス料金を計算し、その費用を稼ぐために生徒全員でレンガ運びに出かけました。 しかし、ミンジたちは工場長が不在の中勝手にレンガ運びを行ってしまいます。 見当違いの場所にレンガを運ばれた工場長はミンジたちを説教しますが、ミンジたちの熱意に負け15元支払ってくれました。 しかし、その後バス料金が想定よりはるかに高い事が判明し、ミンジたちは再び計算をやり直すことに。 その様子を盗み見していた村長はミンジが算数を教えていると思い、感心していました。 様々な検討をした結果、ミンジたちはバスにタダ乗りすればいいという結論にたどり着きます。 生徒たちに笑顔で送り出されたミンジでしたが、すぐに切符がないことがばれてしまいバスから降ろされてしまいました。 その後ミンジはヒッチハイクでなんとか街に着きますが、出稼ぎ先にホエクーの姿はありませんでした。 出稼ぎ先にいたジメイという名の少女の話によれば、ホエクーと駅ではぐれてしまったといいます。 ミンジはジメイにお金を払って駅まで案内させますが、ホエクーの姿は見当たりません。 二人は構内放送にお願いしてホエクー探しのアナウンスをかけてもらいますが、情報はまったく集まらずジメイも帰ってしまいました。 【転】 - あの子を探してのあらすじ3 ミンジが次に思いついたのは、尋ね人広告を出すことでした。 持っていたお金をすべて使って筆と紙を買って何枚も広告を書くミンジでしたが、通りすがりの男性から連絡先の書いていない広告など意味がないと言い放たれてしまいます。 ミンジは男性からテレビ広告なら効果があると聞き、早速テレビ局へ向かいました。 身分証も紹介状もないミンジを受付の女性は追い返しますが、諦めきれないミンジはテレビ局の局長に直談判することを思いつきます。 正面玄関で出入りする社員に「局長さん?」と尋ねるミンジ。 しかし、その日は局長本人と会うことは叶わず、ミンジは屋台の残飯を盗み食いし、路上で夜を明かしました。 翌朝、ミンジの存在は局長が知るところとなり、ただちにテレビ局の中へと迎え入れられました。 番組スタッフは広告費の持ち合わせのないミンジのために、ある提案を持ち掛けます。 それは教育番組にミンジが出演し、ホエクー探しを視聴者に呼びかけるというものでした。 ミンジは早速テレビ出演を果たしますが、寒村の教育問題を訴える女性司会者の質問にまともな返答をできません。 そんな中でも、司会者にホエクーに言いたいことを尋ねられると、ミンジは静かに語り出しました。 「心配でたまらないわ、早く帰ってきて」。 ミンジは涙を流しながらカメラに訴えかけました。 【結】 - あの子を探してのあらすじ4 このミンジの思いはホエクーに届きました。 街を放浪していたホエクーはこの番組を観てひどく感激し、号泣していました。 番組の放送からまもなくミンジとホエクーは再会を果たし、テレビ局の車で二人は村へと戻って行きました。 その道中、番組のインタビューを受けたホエクーはミンジにいつか恩返しをしたいと語りました。 村に着くと、テレビ局は二人の帰還に沸く村の様子を取材し始めました。 視聴者から寄せられた寄付金や物資も無事村へと届けられました。 小学校では、ミンジと生徒たちが寄付された新品の色とりどりのチョークに目を輝かせていました。 ミンジと生徒たちはこのチョークで黒板に字を書き始めました。 「空」、「喜び」、「勤勉」…様々な字が書かれていく中、ホエクーはミンジの名前を照れ笑いしながら書きました。 その後も思い思いの字を生徒たちは書いていき、黒板はカラフルな字で埋まっていきました。 寄付金で借金を返したホエクーは学校に戻り、シンホンは地区運動会で5000メートル走に優勝しました。 ミンジは農業に従事し、時々学校を訪れています。 水泉村は寄付金で新校舎を建て、「水泉希望小学校」と校名を改めました。 統計によると、中国では毎年平均少なくとも100万名の児童生徒が貧困のため退学。 その内、約15%の児童が各界の努力と援助で復学を果たしています。 実話に基づく映画が大好きな私ですが、この映画を見た時は驚きました。 それと、役者さんと言っていいかどうか迷うほど、主人公の殆どが、実際プロの役者ではないところも、映画全体に溢れてくるリアルさ、素朴さを作ってくれたと思います。 村長さんが机の前に立って、生徒達を説教していた。 感情が高ぶり机を叩いたら、机が倒れそうになった。 村長は慌ててその机を抑えて聞いた「なんだ、こりゃ、この机足三本しかないじゃないか。 新しい机を買うお金は高先生に渡したはずだぞ?」、生徒達は「高先生がチョークを買った」と答えた。 村長は机を戻して「そうなのか、チョークにしたのか。 まあ、それはそれでいいや」 国、文化は違うにしても、昔ながらの暖かさがいろいろなシーンから感じ取ることができる、素敵な映画です。
次の千二百余年の歴史をいだく京都の街。 伝統を守りながら、時代に合うものを 常に 取り入れてきたこの地に 「あのん」を 開きました。 平仮名のはじまりは「あ」で終わりは「ん」。 その二十五番目にある文字が「の」です。 五十音が繋がっていくように あんこを通じて人と人との結びつきを 大切にしたい…。 そのような想いのもと、三文字を紡いで 「あのん」と名付けました。 町家の風情を残す店内で過ごす、 寛ぎのひととき。 新しい味との出合い。 届けたい、 あの人へ…。 「あんこで作る物語」をお愉しみください。 その昔、京の都では、方向を司る「四神」を軸に、平安京が造られたとされています。 玄武 北 、青竜 東 、朱雀 南 、白虎 西 の四方陣で中央の「黄竜」を守護するという「四神」の思想。 この考えに基づき、五色の「おはぎ」を揃えました。 丹波大納言小豆の香りを愉しむ「くろあん」 玄武。 稲寿を風味づけに忍ばせた「しろあん」 白虎。 丹波黒豆きなこのコクが広がる「きなこ」 黄竜。 丹波大納言小豆に宇治抹茶を合わせた「まっちゃ」 青竜。 十勝産小豆のこしあんを、滋賀県産羽二重糯で包んだ「赤飯」 朱雀 の五色。 600円(税別)お好きな2種をお選びいただきます。 自家製シロップを三種ご用意しました。 《あまおう》 あまおういちごの甘みと香りを最大限に引き出したジュレと自家製の和三盆練乳にあのん特製餡を組み合わせました。 《抹茶》 丸久小山園の宇治抹茶を使用。 ほろ苦い抹茶蜜の上に抹茶の粉を振りかけ、味を引き締めました。 《きなこ》 香ばしいきなこをたっぷりと振りかけ、当店自慢のわらび餅と白玉、小豆を添えたボリュームのある一品です。 特定原材料(三種共通):大豆(白玉) ・各 1,200円(税別) ・ミニサイズ(ドリンク付)1,200円(税別) 自家製練乳 +50円 低温殺菌牛乳と北海道産の乳を使った生クリームに口どけの良い高級砂糖の和三盆を使用してじっくり煮詰めて作った、やさしい味の練乳です。 くろあん:滋賀県産の餅米「雪姫羽二重糯」を、丹波大納言小豆のつぶあんで包みました。 粒が大きな小豆の、上質な甘みと香りをお楽しみください。 しろあん:北海道産の白小豆の表皮を潰さぬよう丁寧に炊き上げ、地酒・稲寿を忍ばせました。 風味豊かなしろあんは、すっきりと上品な味わいです。 きなこ:丹波大納言小豆のつぶあんを、雪姫羽二重糯で包み、丹波黒豆きな粉をまぶしました。 香ばしいきな粉の風味が口いっぱいに広がります。 まっちゃ:雪姫羽二重糯で丹波大納言のつぶあんを包み、宇治抹茶を組み合せました。 あんこの質朴な甘みと、抹茶のほろ苦さや香気が重なり合います。 赤飯:北海道十勝産小豆からなるこしあんを、雪姫羽二重糯の赤飯で包み、甘納豆をあしらいました。 赤飯の香りと、あまじょっぱい味わいが魅力です。
次の解説 「萌の朱雀」で史上最年少でカンヌ国際映画祭新人監督賞を受賞、「殯の森」ではカンヌ国際映画祭グランプリを受賞した河瀬直美監督が、2014年に旭日小綬章を受章した名女優・樹木希林を主演に迎え、ドリアン助川の同名小説の映画化。 あることがキッカケで刑務所暮しを経験し、どら焼き屋の雇われ店長として日々を過ごしていた千太郎。 ある日、店で働くことを懇願する老女、徳江が現れ、彼女が作る粒あんの美味しさが評判を呼んで店は繁盛していく。 しかし、徳江がかつてハンセン病を患っていたという噂が流れたことで客足が遠のいてしまい、千太郎は徳江を辞めさせなければならなくなる。 おとなしく店を去った徳江だったが、彼女のことが気にかかる千太郎は、徳江と心を通わせていた近所の女子中学生ワカナとともに、徳江の足跡をたどる。 千太郎役に永瀬正敏、ワカナ役には樹木の孫娘である内田伽羅が扮した。 2015年製作/113分/G/日本・フランス・ドイツ合作 配給:エレファントハウス スタッフ・キャスト ネタバレ! クリックして本文を読む 樹木希林さんの眼差しや声はどうしてこんなに優しいのか…。 作中に出てくる吹き抜ける風や緑の景色みたいだ。 神様がいて世界を作ったのなら樹木希林さんは神様に近いところにいるのではないかと思ったほど。 個人的に印象に残ったシーンをふたつ。 ・「(どら春で働いた日々を思い返しながら)楽しかったぁ」と言う徳江さん(樹木さん)の表情。 店長・千太郎さんの哀しい目が気になって声をかけた、と後に徳江さんは言っていたけど「働いてみたかった」とどら春に来た時に話した言葉もきっと本当だ。 お店の店子として必要とされたり、接客したり、アイデアを出したり。 施設の中で過ごしてきた徳江さんにとっては本当に楽しかったのだろうな。 そしてそこに高校生のアルバイトみたいなことすら許されなかった徳江さんやハンセン病患者たちの哀しい過去が見える。 ・「よくわからないけど」 千太郎のオーナーの奥さんがハンセン病のことを話す時に言った言葉。 何気ない一言のようで、差別問題の根幹を表した言葉だと思った。 だから印象に残った。 よくわからないから不安なのだ。 本作でワカナがしていたみたいにちゃんと興味を持って調べれば実情は見えてくるのに。 断片的なマイナスイメージと、「よくわからないから」という不安で私たちはいとも簡単に差別したり、線を引いたり、排除したりしようとする。 科学的な根拠のないイメージだけで。 そしてそれが差別されたり線を引かれた人をどれだけ哀しくさせ、あるいは窮地にすら陥れることを想像できない。 心ない噂で、大好きな職場を自ら去らざるを得なかった徳江さんのような人を生むことを知らない。 そしてそう思った瞬間それはブーメランになって自分のところに帰ってきた。 もし作中で噂を聞いた私はどら焼きを買いに行かなくなったのではないか? ワカナのようにちゃんと知ろうとすることができたか?と自分自身に問いかけてしまった。 本作を観て鼻水と共に流れまくった温かい涙の味と一緒に、私にささったブーメランの痛みはこのままにしておきたい。 あとこの映画のすごいと思ったところ。 直接的に表現せずに受け手に行間を読ませている(受け手を信用してくれているともいう)。 たとえばワカナの母親。 序盤のほうにほんの少しワカナと母親の生活の様子や会話が挿入されるシーンがある(その時点では本筋には絡まない)。 そして話が進み、どら春に人が来なくなって徳江さんが去ったタイミングでワカナが千太郎に「徳江さんがハンセン病だと話した人が1人いる。 (それは)お母さん」と言う。 ワカナの母がそれを誰かに噂で伝えているシーンはない。 他の人たちが噂話してるシーンすらない。 でも観客は「あ、あの母はおそらく近所の人に話すのだろうな」と薄々感じる。 序盤のシーンで私たちはワカナの母親のパーソナリティをある程度掴んでいるからだ。 本作はそういった説明があまりなされずカットや表情(たとえば指を触る徳江さんの指のカットで、徳江さんが自分が原因で来客が減り始めていることに気づいていることを表す)で悟らせることが多い。 わかりやすくするために説明のセリフや演出過多な作品が散見される中で、観客を信じてくれる監督やスタッフの姿勢に感動してしまった。 良い映画だった。 千太郎役の永瀬正敏さんも素敵ね…! あとどら焼き食べたくなった。 徳江さんの粒あんが入ったどら焼き。 「ドクター・ドリトル」 C 2019 Universal Pictures. All Rights Reserved. 「ホーンテッド 世界一怖いお化け屋敷」 C 2018 Danger House Holding Co. , LLC. All rights reserved. 「ANNA アナ」 C 2019 SUMMIT ENTERTAINMENT,LLC. ALL RIGHTS RESERVED. 「ハリエット」 C 2019 Focus Features LLC.
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