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次の今日は久々に拓郎さんをテレビで見たので、もう少し『拓郎』を語ることをお許しください。 僕の青春は『拓郎』と言いましたが、それはギターとともに「オールナイトニッポン」でもありました。 拓郎さんが四角佳子さんと最初の離婚をした時も、午前一時からの「オールナイトニッポン」の冒頭、「今日、僕たちは離婚することになりました」で始まるのを生で聞いていました。 当時、僕は19歳でしたが、拓郎さんの「僕は休みの時は家でゴロゴロしたい。 でも妻は外へ出てコーヒーを飲みたい」。 この微妙な違い、その積み重ねが離婚の原因だと言うのを聞いて、まだ女性とのデートもままならない僕も変に納得した記憶があります。 でも、『拓郎』は女性の間ではあんまり人気がなかったですね。 やはり「男の唄」なんですよ、基本的に。 スキーやテニスに行く車の中で、せっかく編集した『拓郎ベストコレクション』をかけても、「これ嫌!他の曲にして」なんて言われて。 だから、カラオケでもめったに歌わないですね、残念ながら。 だって受けないから。 フォークですから、結構社会風刺的な詞や曲が多いわけです。 「結婚しようよ」とか「旅の宿」なんて歌謡曲で、本来の拓郎ファンからすれば「許せない」ってなるんですね。 当時、相当「転向」「裏切り」なんて拓郎さんも批判されました。 僕の好きな拓郎さんの歌詞で、今の世の中でも「胸にグサッ」とくるのは以下のようなものでしょうか。 「ひらひら」(1973年)より ラッシュアワーをごらんよ 今日もまた 見出し人間の群れが押し合いへし合い でかけていくよ 商売、取引うまくいくのは ほんとの話じゃなくて どこかで仕入れた噂話 用心しろよ 用心しろよ ああ そのうち君もねらわれる ちょいとマッチを擦りゃあ 燃えてしまいそうな そんな頼りない世の中さ 「知識」(1974年)より 人を語れば世を語る 語り尽くしてみるがいいさ 理屈ばかりをぶらさげて 首が飛んでも血も出まい 言葉をみんな食い荒らし 知識のみがまかりとおる 一人になるのに理由がいるか 理由があるから生きるのか 自由を語るな不自由な顔で 君は若いと言うつもりかい 年功序列は古いなどと かんばんだけの知識人よ 特に「知識」は、自分のことを言われているようで心苦しいですね。
次の『オールナイトニッポン-青春の45回転-』 1967年10月の放送開始から現在まで、 深夜放送をリードし続ける人気番組 「オールナイトニッポン」。 その45周年を記念したCDボックスは 題して「オールナイトニッポン-青春の45回転-」。 番組開始時期より80年代後半まで、4 5回転ドーナッツ盤がラジオを通じてヒットを生み出していた時代の、 今も輝き続ける名曲をCD6枚に収録しました。 ユーミン、中島みゆき、南こうせつ、松山千春など、 オールナイトニッポンのパーソナリティとしても 人気を博したシンガーの代表曲に加え、 番組でよくオンエアされた、時代を彩るヒット曲の数々、全108曲。 ソニー、EMI、ユニバーサルなど レコード会社10社の協力のもとに集められた オールナイトニッポン企画ならではの 豪華ラインナップは、 ドーナッツ盤の時代に夢中で番組を聴いていた世代の青春を甦らせます。 DISC1: 株式会社ポニーキャニオン 01. P 08. CHANCE! 君に、胸キュン。 P DISC6: 日本クラウン株式会社 01.
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