土作りの手順• 種芋などを植える半月前に苦土石灰を土に混ぜて弱酸性の土をつくる(1㎡に100g)• 100㎝の深さ位までよく耕しておく プランターを使用する時は、 深さ30㎝幅70㎝以上の大型タイプを使用します。 このプランター1つにつき、2株栽培することができます。 鉢で育てる時は、 直径と深さ共に30㎝以上あるものを使用し、1株栽培することができます。 スポンサーリンク 長芋の畝立て 苦土石灰を入れて、1週間ほど土を寝かせたら、完熟牛ふん堆肥を土に混ぜて畝を作りましょう。 土をさらに良く耕して、 畝幅80㎝・高さ15~20㎝くらいの畝を作ります。 株間は30㎝くらい取るようにしましょう。 長芋の植え付け 長芋は連作をすると線虫(センチュウ)の被害が出やすくなるので、 3年以上の連作は避けましょう。 植え付けをする時には、切りイモか子イモを種芋として用意します。 切りイモ 長芋を切って分けたものです。 1個あたり100~150g位が適量です。 切ったらすぐに使用せずに、 風通しの良い場所で20日くらい切り口を乾燥させてから使用します。 子イモ 【長芋の種芋】 ムカゴをそのまま使用します。 長芋を育てていると、 葉の付け根に球根がでてきます。 この球根がムカゴです。 ムカゴは茹でたりして食べることもできます。 ムカゴを種芋として使うには 少々時間が必要になります。 収穫したムカゴを 春になったら畑に植え(覆土3㎝)、 秋まで育てて、 翌年の春に種芋として使用します。 店頭やネットでも長芋の種芋を購入することができます。 種芋が準備できたら早速植え付けをしましょう。 植え付け時期は、4月中旬から5月中旬• 植え溝の上に種芋を植えて、5~6㎝の土をかぶせる• 切りイモを植える時は、切り口が上を向くようにする• ムカゴを使用した種芋を植える時は、土に対して横向きになるようにして植える (この時、それぞれの向きを同じ方向にすることで、お互いを邪魔することなく成長することができます) 種芋の中には多くの水分が含まれているので、 植え付けの時には、水やりの必要はありません。 半月以上雨が降らない時は、水を与えるようにしてください。 スポンサーリンク 長芋の元肥・支柱立て 種芋を植えて半月から1ヶ月位したら、芽が出てきます。 芽が出ると次にツルが右巻に伸びてきます。 ツルが日光を浴びて光合成をすることにより、イモに栄養が行き渡るようになっているので、充分日光が当たるよう 2m位の支柱を用意してツルを誘導しましょう。 1箇所につき3本の支柱を用意• 発芽した場所から20㎝くらい離れた所にそれぞれ支柱を立てる• 上部で3本の支柱を麻ひもなどで結び固定する 支柱づくりと同時に、元肥を施しましょう。 植え付けの時期に元肥を与えないのは、種芋にしっかり栄養分がつまっているからです。 元肥は化成肥料を適量与えてください。 長芋の追肥 【アイリスオーヤマ 有機入り化成肥料 8-8-8】 長芋がどんどん成長して肥料の吸収が多くなる 7月上旬から8月上旬に、1~2回行います。 追肥の時期が遅くなると、アクが作られるようになるので、確実にこの時期に行いましょう。 長芋の水やりについて 基本的に 水やりは不要です。 雨が降らずに乾燥した状態が続く時は、水を与えましょう。 ムカゴについて 【鳥取県産 むかご(Lサイズ) 200g】 種芋に使うこともできるムカゴは、 ツルが2~3m位伸びて、葉が沢山出てきた頃に葉と茎の根元に出てきます。 ムカゴの数が少なければ少ないほど、土の中にある長芋は大きく育ちます。 長芋を大きく育てたい時は、 早めにムカゴを摘み取るようにします。 この時地中では長芋の成長は盛んになり、それと同時に種芋は小さくなり消えていきます。 スポンサーリンク 長芋に発生しやすい害虫と害虫病 線虫(センチュウ) 連作すると増え続ける、0. 3から1mm位の 植物などの栄養を吸い取る害虫です。 無色であるため、人の目で確認することができません。 土の中で上下に移動する特徴があり、農薬を散布しても駆除するのが難しいとされています。 微生物のバランスが崩れることが発生の原因とされているので、 連作をしないことが何よりの予防策になります。 ナガイモコガ 【三井化学アグロ トレボン乳剤 殺虫剤 500ml】 ナガイモに寄生し、 体長8~10mmの葉を食い荒らす害虫です。 薬剤散布や防虫ネットを張り予防します。 ハダニ 葉の裏に寄生し、栄養を吸い取る害虫です。 放っておくと、植物全体が枯れてしまう可能性もでてきます。 初期段階であれば、 ガムテープなどで駆除することができます。 数が多くなった時は、薬剤を使用するか、勢いの強い水を吹きかけて退治しましょう。 繁殖と成長の速度がとても速いので、どんどん増えていきます。 葉の裏に白い無数の傷を発見したら、ハダニがいると疑ってみましょう。 長芋の栽培管理 除草 除草剤を使用するか、こまめに手で取り除くようにします。 長芋の根を傷つけないように注意しましょう。 芽かき 複数の芽が出てきたら、 元気そうなものだけを1本だけ残すようにして、残りは取り除きます。 摘心 1m位の高さまで成長してから行うようにしましょう。 摘心によってイモに栄養が行くようになりますが、誤って側枝を切ってしまうとイモが小さくなるので注意が必要です。 長芋の収穫時期と収穫方法 長芋の 収穫時期は11~12月。 葉や茎が次第に黄色くなりだし、枯れてきたら収穫です。 土から早く取り出してしまうと、ポリフェノールを多く含んでいるため調理をする際に、変色しやすくなります。 長芋は地中に向かって深くのびているので、土を掘る時は 長芋を傷つけないように注意してください。 ポイントは、長芋にそって周辺の土をやさしく崩しながら掘ることです。 寒い地域で育てている場合は、全て収穫しましょう。 暖かい地域で育てている場合は、そのまま畑で冬を越すことも可能です。 晴れの日が続き、 土が湿っていない状態で収穫を行うと、長芋を取り出しやすくなります。 収穫前には、支柱を全て取ってから行いましょう。 長芋の保存方法 天然貯蔵 収穫時期に 土から取り出さずに、そのまま越冬させる方法です。 冬は休眠期に入るので、成熟した長芋の成長は止まります。 比較的暖かい時期では、この方法が一番手間がかかりません。 天然貯蔵した長芋は、 4月下旬までに必要に応じて土から取り出すようにしてください。 冷蔵庫で保存 土から取り出した長芋は、 冷蔵庫で2ヶ月位貯蔵することが可能です。 おわりに 長芋の植え付けから収穫までをご紹介しました。 長芋のネバネバには、 胃腸機能の回復や、 消化や栄養の吸収を手助けする働きがあるとされています。 また、鉄・カリウム・亜鉛などのミネラル、炭水化物、ビタミンB・Cが豊富に含まれており、滋養強壮の効果もあるので、ダイエット中の人にも大変人気の野菜です。 天然貯蔵ができるのであれば場所も取りませんし、栽培管理もさほど手間をかけなくても済むのでとても楽ではないでしょうか。 家庭菜園ではちょっと珍しい長芋の栽培ですが、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
次の長芋の栽培方法! 長芋は、山芋の一種であり、棒状の形が特徴的です。 山芋には大きく分けて3種類あり、 長芋・大薯・自然薯があります。 長芋は、スーパーでもよく販売されていますが、 水気が多く、粘りが少ない傾向にあります。 サラダや和え物などの調理法にも向いている長芋ですが、 実は家庭菜園での栽培が可能です。 長芋は長芋用のパイプを用いた栽培法もされていますが、 パイプがなくても畑の土地で栽培が可能です。 そんな家庭での栽培方法についてまとめていきます。 連作すると、センチュウの被害がでやすくなります。 一度、長芋などの山芋を栽培した環境では、 麦をつくったあとの土地で栽培すると 被害がおさえられます。 長芋の種芋の準備 長芋の種イモは、ネットやホームセンターで 購入することができます。 そのあと、腐敗を防ぐために、 3~4日程度日陰で切り口を乾燥させておきます。 長芋の植え付け まず長芋を植え付ける前に畑の準備を行います。 3・種芋は深さ5~10cmの深さにし、 株間は30cmほどとっておきます。 4・長芋はつるが伸びるので同時に支柱を合掌式に たてておきます。 合掌式はこんな感じです。 yahoo. html? 長芋の栽培管理 水やり 基本的に地植えの場合、水やりは不要ですが、 梅雨明け後は、敷き藁をしいて乾燥防止します。 乾燥が酷いときには、水やりを行います。 追肥 長芋を植え付けて3か月後くらになると、 つるがどんどん成長してくるので追肥します。 7~8月になると肥料の吸収が多くなります。 1回目:蔓が30cmを超えたとき 6月下旬 2回目:7月下旬~8月上旬 に行うようにします。 もしくは、2週間に一回程度液肥を施すようにします。 長芋の収穫のタイミング 長芋の収穫時期は4~5月に植え付けると、 11~12月 が収穫時期となります。 収穫のタイイングは 「葉が黄色く枯れてきたとき」 です。 地中深くに根を伸ばしているので、 株元から離して掘り進め、 芋を傷つけないように注意します。 長芋と平行に掘っていき、 長芋の根元の方まで掘ったら抜きとって 収穫します。 なお、早く掘りすぎてしまうと、ポリフェノールが多いため 長芋を調理したときに、褐変しやすくなります。 なので、しっかり葉が黄変したのを確認してから 収穫するようにします。 晴天が続いて 土が湿っていないタイミング を狙って 掘ってください。 長芋が腐りやすくなってしまいます。 なので、冷蔵室での保存が向いています。 冷蔵保存で2か月程度の貯蔵が可能です。 家庭菜園で大量に収穫して食べきれない場合は、 そのまま土の中で貯蔵することが可能です。 長芋は、成熟すると休眠状態に入るので、 それを利用して土に植えたままにしておきます。 気温が寒い春先までは貯蔵可能ですので、 冷蔵室などの貯蔵スペースがない場合分けて収穫することが可能です。 長芋の害虫対策 長芋を栽培している際も、 外注の被害にあうことがあるので注意するようにします。 ヨトウムシ 日中は土の中に潜り、夜間活動する幼虫です。 食欲が旺盛で、一晩で葉を食い尽くすことも あります。 孵化したばかりの幼虫は、 集団で葉の裏にいるので、 葉ごととって駆除します。 新芽や葉の裏に発生し、植物の汁を吸ったり、 病気を媒介します。 繁殖力が強いのが特徴です。 ガムテープなどで取り除く他、 薬剤散布も。 ハダニ ハダニは、体長がとても小さく、 葉の裏に発生し、植物の汁を吸います。 アブラムシと同様に病気を媒介することも。 ときどき、かん水して対策します。 害虫によって、病気が媒介される他、 葉が食害されて成長に影響がでることがあります。 まとめ 今回は、長芋の栽培をテーマにしてまとめてみました。 自然薯は人工栽培が難しいとされていますが、 長芋は栽培が可能です。 スペースが限られている方は袋栽培も! こちらのブログに袋栽培について記載してあります。
次のスポンサードリンク ヤマイモとは? ヤマイモの種類としてはナガイモ、ジネンジョ、ツクネイモ(伊勢ではイセイモ)、イチョウイモ(ヤマトイモ)などがありますが、ここでは長芋を育てます。 ナガイモは春に植えつけて晩秋に収穫します。 およそ8か月かかります。 長芋はタネイモから育てます。 タネイモは園芸店などで手に入ります。 一見食用のものと同じに見えますが、 植えつけ後の病気を防ぐために検査などが行われています。 4月の上旬から5月の上旬ぐらいがナガイモの植えつけの適期。 土づくりの方法 【土づくり】 雨が多い日本は土が酸性に傾きがち。 苦土石灰をまき弱酸性にすれば野菜が育ちやすい土になります。 1㎡あたり100gまきます。 今回はクワではなくスコップで苦土石灰を混ぜながら耕していきます。 土がかたいとナガイモが曲がってしまったりしっかり育たなかったりするので、 土をスコップでしっかり掘って耕します。 スコップでの耕し方は 常に掘った場所を崩すようにさし込み、後退しながら掘るのがコツです。 深さ30cm以上が目安。 スコップの刃がしっかりと隠れる程度です。 まっすぐなイモを育てるためにも土の塊は丁寧に砕き、 小石などがあれば取り除きます。 平らにならしたら1週間ほど寝かせなじませましょう。 続いては堆肥と化成肥料をまいていきますが、 肥料のまき方は溝施肥にするとよいです。 溝施肥とは区画に溝を掘り、そこに堆肥や化成肥料をまく方法。 区画全体にまくよりも肥料の効果が長もちします。 真ん中に溝を掘っていきます。 区画の中央にクワでまっすぐに溝を掘ります。 溝の幅は15cm、深さは20~30cmぐらい。 溝が出来たら堆肥と化成肥料をまいていきます。 まずは溝全体に堆肥。 土をフカフカな状態に改善し根が張りやすくなります。 その上に化成肥料を満遍なくまきます。 1㎡あたり100~150gまきます。 タネイモの植えつけ そして溝の中にタネイモを植えていくのですが、 肥料とタネイモが直接触れあうと肥料焼けをおこすことがあるので 掘って盛り上げた土を10cmほど埋め戻し、平らにします。 肥料焼けというのは直接肥料とイモが触れ合うと イモがしおれてしまったり枯れてしまったりする事です。 タネイモを植えていきます 埋め戻した土の上にたねいもを土に寝かせるように横向きに置きます。 向きをそろえます タネイモは細くなっている方から芽が出てその下にやがてイモとなる根が育ちます。 向きをそろえて植えるとお互いの成長を邪魔する事なく大きく育ちます。 芽が出る先の方を30~40cmあけます。 クワで土をかぶせ、溝を埋め戻します。 雨が降ったりすると水がたまってイモが腐りやすくなるので、 高さ5~10cmぐらい土を盛り上げます。 タネイモの中にも水がたくさんありますので、 水やりはほとんど必要ないです。 2~3週間も雨が降らないような時には水やりをしてください。 支柱立てと今後の手入れ 1か月ほどたったらつるが伸びだします。 そしたら支柱を立ててつるを支柱に絡ませます。 ナガイモはつるが伸び、光合成をします。 その光合成の養分がイモの方に回ってイモを太らせます。 なので、支柱を立てて葉によく日が当たるようにします。 支柱の立て方は簡単! 発芽した場所を中心にし15~20cm離れた場所に 3本の支柱を三角形になるようにさし上部を麻ひもで固定するだけ。 つるが伸びてきたら支柱に絡めます。 あとは自由に巻きついていきますから大丈夫です。 今後の手入れは月に1回程度追肥と土寄せをします。 その後の育て方はまた更新します。
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