若い女子を中心に人気の靴ブランド「オリエンタル トラフィック(Oriental Traffic)」を製造・販売するダブルエーは、靴のSPA企業として注目されている。 このダブルエーが今年11月1日に東証マザーズに上場した。 公募価格は4,690円でかなり高めの設定。 株式市場が活況なので、これぐらいは大丈夫だろうという甘い目論見だったのだろうが、案の定11月1日上場初日の初値は4,680円と公募価格割れ。 その日は4,720円の高値があったものの、それ以降はダラダラと下げて4,100〜4,400円の相場が続いた。 そして12月13日には、1月本決算の業績の下方修正を発表。 その12月13日の終値は4,260円だったが翌週月曜日から株価は急落して、3,000円台キープがやっとという感じで売られまくった。 4,690円の公募株を買ってしまった人からは、「最初から業績の下方修正は予定されていたのではないか」という声が出てもおかしくはない。 全くもって「サギ」まがいの許せない行為だろう。 しかも現在は配当ゼロである。 そもそも4,690円という公募価格そのものが、2019年1月期の1株当たり純利益の24. 東証上場の平均17倍の約1. 5倍という株価である。 17倍なら3,210円で急落後の現在の株価である。 ダブルエーの肖俊偉社長(上場前の所有株式比率82. 64%)は、中国で高校を卒業してから来日し、日本の靴メーカーに5年勤めてから前身の直通企画有限会社を2002年2月に設立した。 その後3月には下北沢に「オリエンタル トラフィック」1号店(路面店)をオープンしている。 5,000〜8,000円ほどの婦人靴が若い女子を中心に人気で最近はスニーカーにも進出して、さらに支持を集めている。 主力ブランドの「オリエンタル トラフィック」の他に現在は「WA オリエンタル トラフィック」「ニカル(NICAL)」「オーアール キッズ(OR KIDS)」「ワカル(WA! KARU)」のブランドがあり、香港、中国でも展開しており、商品回転率と粗利の高さが高収益の要因になっている。 サイズ展開は11と幅広く、ヒール先端部分のトップリフトの無料修理、500円のクーポン券と引き換えの下取りサービスなどが好調の要因に上げられている。 とりたてて目立った商品ではないが、地味目な女子の圧倒的支持を背景にして成長を続けている。 「婦人靴のユニクロ」という声があるのも頷ける。 しかし、今回の公募価格の異様な高さや上場して50日も経っていない時期の業績下方修正は全くいただけない。 猛省を促すと同時に、株価的には絶好の買い場という気もしてくるのである。
次の若い女子を中心に人気の靴ブランド「オリエンタル トラフィック(Oriental Traffic)」を製造・販売するダブルエーは、靴のSPA企業として注目されている。 このダブルエーが今年11月1日に東証マザーズに上場した。 公募価格は4,690円でかなり高めの設定。 株式市場が活況なので、これぐらいは大丈夫だろうという甘い目論見だったのだろうが、案の定11月1日上場初日の初値は4,680円と公募価格割れ。 その日は4,720円の高値があったものの、それ以降はダラダラと下げて4,100〜4,400円の相場が続いた。 そして12月13日には、1月本決算の業績の下方修正を発表。 その12月13日の終値は4,260円だったが翌週月曜日から株価は急落して、3,000円台キープがやっとという感じで売られまくった。 4,690円の公募株を買ってしまった人からは、「最初から業績の下方修正は予定されていたのではないか」という声が出てもおかしくはない。 全くもって「サギ」まがいの許せない行為だろう。 しかも現在は配当ゼロである。 そもそも4,690円という公募価格そのものが、2019年1月期の1株当たり純利益の24. 東証上場の平均17倍の約1. 5倍という株価である。 17倍なら3,210円で急落後の現在の株価である。 ダブルエーの肖俊偉社長(上場前の所有株式比率82. 64%)は、中国で高校を卒業してから来日し、日本の靴メーカーに5年勤めてから前身の直通企画有限会社を2002年2月に設立した。 その後3月には下北沢に「オリエンタル トラフィック」1号店(路面店)をオープンしている。 5,000〜8,000円ほどの婦人靴が若い女子を中心に人気で最近はスニーカーにも進出して、さらに支持を集めている。 主力ブランドの「オリエンタル トラフィック」の他に現在は「WA オリエンタル トラフィック」「ニカル(NICAL)」「オーアール キッズ(OR KIDS)」「ワカル(WA! KARU)」のブランドがあり、香港、中国でも展開しており、商品回転率と粗利の高さが高収益の要因になっている。 サイズ展開は11と幅広く、ヒール先端部分のトップリフトの無料修理、500円のクーポン券と引き換えの下取りサービスなどが好調の要因に上げられている。 とりたてて目立った商品ではないが、地味目な女子の圧倒的支持を背景にして成長を続けている。 「婦人靴のユニクロ」という声があるのも頷ける。 しかし、今回の公募価格の異様な高さや上場して50日も経っていない時期の業績下方修正は全くいただけない。 猛省を促すと同時に、株価的には絶好の買い場という気もしてくるのである。
次のTAG• 靴ブランド「オリエンタルトラフィック(Oriental Traffic)」を製造・販売するダブルエーは、2020年3月16日の取締役会で、婦人靴の卑弥呼の全株式を取得し、子会社化することを決めた。 卑弥呼の株式はHSHが100%保有しており、同社から譲り受ける。 取得金額は非公表で、株式譲渡は5月1日に実行される予定。 ダブルエーは昨年11月1日に東証マザーズに上場し、2020年1月期の売上高は前期比9. 7%増の140億円を計上している。 主力ブランドである「オリエンタルトラフィック」は、5,000〜8,000円ほどの婦人靴が若い女子を中心に人気で、「婦人靴のユニクロ」とも呼ばれている。 一方、卑弥呼は1973年に柴田一氏が創業し、機能性の高い革靴を主力としてきた靴メーカーだ。 現在、直営店56店舗、EC店4店舗の合計60店舗を運営している。 卑弥呼は、2016年に投資ファンドのリサ・パートナーズの完全子会社であるHSHが、株式公開買付けにより98.
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