トマトの水やり 夜でも良い? トマトを育てる時、参考にした育て方や栽培法によっては、 水をたっぷり与えると書いている場合と、 乾燥気味に管理すると書いてある場合とがあり、様々です。 どちらの方法でも、完全に水が切れる前には水を与える必要があります。 一般的には、トマトは朝に水を与えるイメージが強いですが、 仕事や用事で、帰宅が遅くなって、夜の水やりになることもあります。 トマトの水やりを夜にしても良いのでしょうか。 ただ、厳密に「夜」というのが、 何時なのかによっては、避けた方が良い場合もあります。 人気のアイコ、緊急の場合以外は、夜中の水やりはしないでくださいね ・トマト栽培での水やりの基本 トマト栽培では、土が乾いたら水を与えますが、やや乾燥気味に管理した方が、 トマトの調子も良く、おいしく旨みの濃い果実が収穫できるといわれています。 水を無理にたくさん与えていると、過繁茂や過湿による根腐れなどにより、 調子を崩すことも少なくありません。 地植えで育てているのか、鉢やプランターで育てているのかだけでも、 水やりの頻度や与えるタイミングは変わります。 さらに、雨のあたる場所で育てているのか、それとも雨よけをしていたり、 ベランダや軒下などの、雨が当たらない場所で育てているのかによっても、 水やりの頻度は変わります。 育てているトマトに合わせて水やりをすることが重要ですが、 いつ与えれば良いのか分からず悩むという方もいるでしょう。 トマトが水切れ寸前である目安として分かりやすいのが、葉の萎れ具合です。 完全に水が切れてはいないけれど、土が乾燥している場合、 普段はピンと横に張っているトマトの葉が、少し萎れて下向きになります。 この状態になったら、水やりのベストタイミングです。 完全に水切れを起こしている株は、 葉が完全に萎れてしまい、触るとかなり柔らかくなっています。 生長点付近の茎も柔らかくなっているため、ぐにゃりと下を向くようになります。 このような状態になっているものは、すでに水切れ症状が出ているので、 水やりが遅すぎます。 しかし、救える可能性もあるので、 気付いた時に水をたっぷり与えてみてください。 夜ばかりに水やりすると、トマトも調子を崩し枯死することもあります ・朝か夜か? トマトに水を与える時間帯としては、朝がお勧めです。 朝に水を与えておくことで、日中の光を受けて光合成し、 栄養の循環がスムーズに行えるためです。 また、夜間に水がたっぷりあると、どうしても徒長しやすくなるのです。 これらの点があるため、水やりは朝の方が良いといわれます。 けれど、絶対に夜に水やりをしてはいけない、ということでもありません。 仕事などの都合によって、朝に水やりができないこともあります。 そんな時は、夜に水を与えても構いません。 葉がしんなりとして水やりのタイミングだけれど、 翌朝は都合が悪くて水やりができそうにない、という時は、 夜に水を与えておいても良いでしょう。 もし翌朝に水やりができるのであれば、 軽く萎れている程度であれば、朝まで水やりを待ちます。 すでに水切れを起こし、激しく萎れている株の場合は、朝まで待たずに水を与えます。 この時、翌朝に水を与えることができる場合は、 激しい萎れを改善するためだけに、少量の水を土に与えます。 翌朝、萎れが改善しているようであれば、土全体が湿るように水を与えます。 もし、翌朝に水を与えるのが難しい場合は、夜に土が湿るくらい与えておきます。 朝の水やりが、トマトを健康に美味しく育てます ・夕方は夜? 夜の水やりで問題になるのが、時間帯です。 トマト栽培での水やりは朝と夜に行うように書かれていることが多いのは、 朝と夜の気温が低く、涼しいためです。 気温が高く日差しの強い日中に水を与えると、根が蒸れやすくなりますし、 葉に残った水滴がレンズのように働き、葉焼けの原因となります。 涼しく、強い光が当たらない朝と夜なら、この心配がありません。 ただ、夜に水を与える時は、あまり遅い時間に与えないことも大切です。 夜に水を与えるといっても、できれば真っ暗になる前に与えた方が良いでしょう。 西日が当たらなくなれば、 それ以上温度が上がることはないので、その頃に与えるのがお勧めです。 もし、西日が差さなくなった直後の水やりができないという場合は、 もう少し遅い時間帯に水を与えても構いません。 ただし、夜間に気温が下がる場所では、暗くなってからの水やりは注意してください。 土が水によって急激に冷えるため、トマトがビックリします。 夜は朝と違って、日が当たってすぐに温度が上がるということもないので、 冷たい状態で一晩過ごすことになります。 夜間に気温が下がる場所では、一晩で急激に調子を崩すことは稀ですが、 トマトの樹に不要なストレスを与えないように、避けた方が良いでしょう。
次のシャキシャキした歯ごたえと、みずみずしさが魅力のきゅうり。 夏野菜の代表格であるきゅうりは、育て方のコツを押えれば初心者の方でも栽培ができます。 今回は、きゅうりの基礎知識と育て方のポイント、栽培時に必要なもの、家庭菜園における育て方と起こりやすいトラブルについてご紹介します。 育て方やコツをマスターして、この夏は家庭菜園で新鮮なきゅうりを収穫しませんか? 育て方は簡単!家庭菜園で人気のきゅうり 初めに、きゅうりの基礎知識を簡単にご説明します。 きゅうりの分類と歴史 ウリ科キュウリ属に分類されるきゅうりは500以上の品種があり、群馬県や埼玉県などで多く出荷されています。 きゅうりの歴史は古く、紀元前10世紀頃からインドやヒマラヤ山脈の周辺で栽培されていたという説があります。 中国から日本へ伝わったのは6~10世紀頃で、当時は「黄瓜(きうり)」と呼び黄色く熟したものを食用にしていました。 しかし、初期のきゅうりは苦味が強かったことなどが理由で、庶民に広まったのは17世紀に入ってからです。 きゅうりに含まれる栄養 きゅうりは95. きゅうりのカロリーは100gあたり14kcalと低く、手軽に食べられ調理法が多いことも魅力です。 きゅうりの主な種類 スーパーなどで目にするきゅうりの9割は「白イボきゅうり」で、夏に収穫する「華北型」に属します。 華北型には、大きく育つ「四葉(すうよう)きゅうり」や地面をはって育つ品種などもあります。 また、春に収穫する「華南型」の「黒イボきゅうり」や、華北型と華南型を掛け合わせた交雑種も流通しています。 そのほか、ヨーロッパ系の品種やピクルスに利用される品種もあります。 なお、本来のきゅうりは1本の株に雄花(おばな)と雌花(めばな)が咲きますが、現在は品種改良によって早くから「節(ふし)」の部分に雌花が次々と咲く効率のよい株が増えています。 さらに、トゲや苦味がないものや「ブルーム」と呼ばれる白い粉が付かないタイプ、病害虫に強い品種などの改良が続々と行われています。 きゅうりの育て方のポイント4つ 栽培の前に、きゅうりの育て方の4つのポイントを確認しておきましょう。 水やりは早朝や夕方に行い、猛暑による乾燥に気を付けましょう。 整枝については、育て方の項目で詳しくご紹介します。 こちらも育て方の項目を参考に、使いやすい肥料を定期的に追肥しましょう。 収穫が遅れると肥大して株が弱るので、食べ頃になったら早めに摘み取りましょう。 きゅうりの栽培時に準備するものは? 初心者の方に向けて、きゅうりの栽培で準備するものをピックアップしました。 プランター栽培も可能 ベランダなどできゅうりを栽培するときには、大きめのプランターを用意してください。 きゅうりの根は浅く広がるので、 20リットル以上のプランターに1株が目安です。 きゅうりに適した土 きゅうりには排水性や通気性がよく、栄養が豊かな土が適しています。 石灰や腐葉土(ふようど)、たい肥なども用意し、下記を参考に準備をしましょう。 プランターでは、市販されている野菜用の土を使用しても構いません。 苗またはタネ きゅうりには、タネをまいて育てた「自根(じこん)苗」と、土台になる苗に別の植物をつなぎ合わせた「接木(つぎき)苗」があります。 丈夫で病気になりにくいのは接木苗ですが、価格はやや高めです。 苗を選ぶ際は、緑が濃く生き生きとして茎や葉がムダに伸びていないか、ポットの底に根が回っているか確認しましょう。 タネの育て方は温度管理などに手がかかるので、初心者の方には難しいかもしれません。 コンパニオンプランツ 家庭菜園で野菜を育てるときには、お互いの生育をよくする「コンパニオンプランツ」の導入をおすすめします。 病気の抑制にはネギやニラ、ニンニク、虫よけにはバジルやシソ、生育がよくなるトウモロコシなどがきゅうりと相性のよい野菜です。 ただし、コンパニオンプランツを植えても病害虫の被害に遭うことがあるため、毎日の観察は欠かさず行いましょう。 支柱とネットなど きゅうりの栽培には、2メートルほどの支柱と、きゅうり用もしくは園芸用のネット、誘引用のひもかビニタイを用意しましょう。 株が少ないときの支柱は2本を直立にし、間にネットを設置します。 広い畑では合掌型に立ててネットを張ると手入れがしやすくなります。 有機肥料がおすすめ 野菜や果物の栽培には、動植物の一部を素材にした「有機質肥料」をおすすめします。 有機質肥料には、大豆などをしぼった残りから精製する「油かす」や、植物を焼いて作る「草木灰(そうもくばい)」などの植物性のものと、魚を基にした「魚かす」や「鶏糞(けいふん)」、「牛糞(ぎゅうふん)」などの動物性のものがあります。 そのほか、成分をバランスよく配合した「有機配合肥料」などがあります。 初心者必見!家庭菜園のきゅうりの育て方 必要なものがそろったら、いよいよきゅうりの栽培に取り掛かりましょう。 育ちやすい土づくり 家庭菜園の土は下から掘り返してゴミなどを取り除き、2週間ほど直射日光に当てた後に腐葉土やたい肥を混ぜ、石灰を加えて中和します。 植え付ける1週間ほど前に有機質肥料を混ぜてなじませ、栄養が豊富で通気性のよい土を用意しておきましょう。 プランターの土はゴミなどを取り除いてから石灰や腐葉土などを混ぜ、大きめのビニールに入れて1週間ほど直射日光で消毒します。 植え付ける前には同様に肥料を混ぜておきます。 タネまきと苗の植え付け タネから育てるときには、ハウス内で数粒をポットにまいて25~30度の温度を保ちます。 発芽して双葉が出たら2本を残し、本葉が出たら1本に間引きます。 温度は徐々に20度くらいまで下げ、本葉が3~4枚になったら植え付けます。 苗の植え付けは 5月頃の曇りの日か夕方に行い、株同士の間隔は45~50センチくらい取りましょう。 泥はねを防ぐには、地表面をビニールや藁などで覆う「マルチング」を施します。 植え付ける穴を掘って土を軽く湿らせ、苗を置いてすき間に土を入れたら軽く押えます。 植え付け後は、水をたっぷり与えて様子を見てください。 水やりがポイント 先述したように、きゅうりは生育時に多くの水分を必要とする植物です。 特に植え付け後や猛暑が続いた後などは土の状態に気を付け、乾いているときは早朝や夕方に水を与えましょう。 プランター栽培では毎朝水やりを行い、水切れが起こらないようにしてください。 整枝(せいし)と葉の摘み取り 苗が生長するとつるがネットに絡んで上に伸びますが、うまく絡まないときにはひもやビニタイで誘引しましょう。 葉の付いている「節(ふし)」が4~5つになったら、その部分の葉や花、わきから出る芽は摘み取ります。 その後に出るわき芽は「子づる」として伸ばし、本葉が2枚になったら「摘芯(てきしん)」として先端をカットします。 メインになる「親づる」は、支柱と同じくらいの高さになったら摘芯します。 また、収穫が始まったら下部の弱った葉は随時摘み取ります。 なお、きゅうりは雌花だけでも結実する「単為結果(たんいけっか)」の性質があるため、受粉の必要はありません。 肥料を与える時期 おいしいきゅうりの育て方は、こまめに肥料を与えることもポイントです。 雌花の元がふくらみ、実が付き始めた頃に1度追肥をしましょう。 収穫が始まってからは、2週間に1回を目安に肥料を与えます。 収穫は朝に行う きゅうりは、開花からおよそ1週間で結実してどんどん大きくなります。 最初と2番目の実は10センチほどになったら収穫し、今後の結実に備えましょう。 一般的には、20センチくらいの長さになったきゅうりが食べ頃です。 実の成る植物は夜間に栄養を蓄えるので、早朝に収穫を行うとおいしくいただけます。 きゅうりの栽培時のトラブル 最後に、きゅうりを栽培するときに起こりやすいトラブルについてご紹介します。 苗が伸びない 早い時期の植え付けや天候不良などで適温の20~25度を下回ったときは、「かんざし苗」になりつるが伸びないことがあります。 また、元肥が少なかったときや、整枝がきちんと行われなかったときも生育が悪くなります。 白い粉がふく きゅうりの実の全体が白くなるのは、先述したブルームによるものです。 ブルームは、実の水分の蒸発を防ぎ、風雨などから表面を保護する役割があります。 本来のきゅうりにはブルームがあり問題なく食べられますが、農薬と勘違いされやすいために現在はつやのあるきゅうりが多く流通しています。 なお、葉などに白い斑点が付いて広がる症状は「うどんこ病」の可能性があるので、よく観察してみてください。 うどんこ病については「」でも詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。 実の曲がりや空洞など きゅうりの実が曲がるのは、結実による株の老化や日照不足、肥料切れなどが原因で、実に空洞ができるのは水分不足によるものです。 そのほか、先端が細くなる「尻細り果(しりぼそりか)」や「先細り果(さきぼそりか)」と呼ばれる症状は、水分不足や受粉障害、株の勢いの衰えなどが原因です。 また、実を糸でくくったような形になる「くくれ果・くびれ果」は、低温多湿や高温乾燥、多肥などが原因で起こります。 変形した実はいずれも食べられますが、見つけたときには早めに収穫して後の生育に備えましょう。 きゅうりに多い病気 きゅうりは、先に御紹介したうどんこ病のほかに下記のような病気が多く発症します。 べと病 きゅうりの葉のみに発症し、淡い褐色のはん点が葉脈に囲まれた状態で広がります。 多湿や肥料切れが原因で起こります。 褐斑(かっぱん)病• 主に下葉に淡い褐色のはん点が現れ、次第に1センチほどの輪に広がりながら上部の葉やつるにも感染します。 窒素過多や多湿の環境で発症します。 炭疽(たんそ)病 中央がへこんだ黄色い褐色のはん点ができ、古くなると穴が開きます。 長雨などの多湿時に多く、葉だけでなく茎や実にも発症します。 黒星病 まだ若い葉や小さな実に発症しやすく、暗い緑色のはん点が出て次第に黒いかびが生じます。 低温で多湿が続いたときに多発します。 これらのほか、きゅうりは「灰色かび病」や「モザイク病」、「つる枯病」などの病気にもかかりやすいです。 下葉を取ったり泥はねを防いだり、あらかじめ対応できることは積極的に行いましょう。 病気を見つけたら早めに患部を取り除き、適切な薬剤を散布してください。 きゅうりに付きやすい害虫 きゅうりには、「アブラムシ」や「コナジラミ」、「ハダニ」類、「ウリハムシ」などが付きます。 これらの害虫は葉の栄養を吸収したり食べたりするだけでなく、ほかの病気を媒介するケースもあります。 また、根に寄生して腐らせる「ネコブセンチュウ」の被害に遭うこともあります。 害虫も病気と同様に、見つけたら早急に対処して被害の拡大を防ぎましょう。 連作を避けて栽培 同じ土に毎年同じ作物を植えて育てることを「連作」と呼びます。 連作を行うと必要な栄養分が欠乏するだけでなく、微生物のバランスが崩れて特定の菌だけが増え、病気が発生しやすい状態になります。 きゅうりの場合、同じ場所には2~3年の間をあけて植え付けましょう。 育て方を覚えて新鮮なきゅうりを味わおう! 今回は、きゅうりの基礎知識と栽培のポイント、家庭菜園での育て方やコツについてご紹介しました。 きゅうりの育て方は、整枝をしながら水分と肥料を管理することがポイントです。 また、毎日の観察を欠かさず行って、病害虫の早期発見も心がけてください。 この夏は、ぜひ家庭菜園で育てた新鮮なきゅうりを味わいましょう!.
次の実がなりだした頃に、1回目の追肥を株間にまきます。 その後、 収穫が続いている間は、2週間に1回のペースで追肥をします。 1回目は株元に、2回目は畝の肩に施す、というように根の成長に合わせて追肥の場所を変えてやります。 人工授粉は必要ない キュウリの花は雌雄異花で、自然条件下での受粉は虫媒による他花受粉が行われます。 しかし、キュウリは「」が強く、受粉しなくても結実する性質があるため、人工授粉の必要はありません。 そのため、果実の肥大期に水分が不足すると、果実の肥大が著しく悪くなったり、曲がり果や尻細り果など、「」を生じやすくなります。 そのため、水やりはしっかりと行うようにしましょう。 収穫 実がつきはじめたはじめの2、3本は、小さいうちに収穫したほうが株の成長のために良いです。 その後は、長さ20cm〜22cmくらいになったものから収穫します。 収穫の際、 実の表面のトゲがとれると鮮度が落ちてしまうので、首のほうを持ち、ハサミで切って収穫します。 また、朝に収穫した方がみずみずしくておいしく味わえるので、早い時間帯に収穫するのがポイント。 あっという間に大きくなるキュウリ キュウリは株につけたままにすると、あっという間に大きくなります。 (開花後3〜4日はゆるやかに肥大しますが、5〜6日目には1日に2倍近い大きさに肥大。 果実が肥大するのは、昼間よりも夜間です。 ) 未熟果を食すキュウリは、開花後7日〜10日が収穫の目安です。 収穫が遅れて果実が肥大すると、養分を種に集めるため他の結実が悪くなります。 そのため、こまめに収穫していくことが大切です。 キュウリ表面に発生する白い果粉「ブルーム」 キュウリ表面に発生する白い果粉を「ブルーム」と呼びます。 (主成分はケイ酸) ブルームは、果実の水分が奪われるのを防ぐためにキュウリが出すもので、 食味には関係ありません。 しかし、消費者にはブルームがないキュウリの方が好まれるため、ブルームの発生しない「ブルームレス」品種や、ケイ酸吸収の悪い台木を利用した苗などもあります。 トラブル・生育不良 キュウリ栽培によくある、トラブル・生育不良などをまとめています。 先細りや曲がり果などの奇形果 株が老化して根の活性が落ちると、先細りや曲がり果が増えてきます。 そうならないよう、株が小さい内はわき芽・花芽を摘んでおくことで、根茎を充分に発達させておくことが大切です。 また、 肥料・水分不足が原因の場合もあるので、追肥・水やりは随時行います。 尚、奇形果は見つけたら早採りして、樹の負担を軽くしてやりましょう。 それぞれの生理障害の主な原因は、次のようになります。 曲がり果・・・株の老化、摘葉しすぎ、日照不足、肥切れ• 尻細り果・・・水分不足、単為結果性が低い品種の受粉障害• くくれ果・・・草勢が低下したときに高温・乾燥が続く 果肉に空洞がある 果肉に穴があくのは、 水分不足が原因です。 土壌中の水分不足の他、根の張りが不十分、根が傷んでいるために水が吸収できない場合もあります。 キュウリは根の張りが浅く乾燥の影響を受けやすいため、敷きワラなどですることで、根を保護しながら土の乾燥を防ぐことができます。
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