京都市長選挙結果について 2020 年 2 月 3 日 日本共産党京都府委員会 (一) 2 月 2 日投開票の京都市長選挙において、福山和人候補は 16 万 1618 票( 34. 6 %)を獲得し、現職市長を相手に大健闘しましたが、当選には及びませんでした。 ご支持いただいた市民の皆さん、ご支援いただいた全国の皆さんに、心から感謝申し上げます。 この選挙で、私たちは最良・最高の候補者を先頭に、政策でも市民共同の布陣でも知恵と力をつくし、最善のたたかいをすることができたと確信します。 それだけに、「今度こそ勝利を」との期待に応えることができず、極めて残念です。 今後、ともにたたかった皆さんとよく議論して選挙結果の分析を深め、次のたたかいに生かすために力をつくします。 (一)福山候補は、広い市民とともに練りあげた豊かなマニフェストにもとづき、政策論戦をリードしました。 特に、「暮らし応援すぐやるパッケージ」は、市民の切実な暮らしの願いとかみ合って大きな関心を呼び、「新幹線より、返さなくてもよい奨学金を。 温かい中学校給食を」の訴えは、支持を広げる力となりました。 「すぐやるパッケージは、市予算の1%でできる」「ないのはお金ではなく、市長のやる気」と、福山候補は財源を示し、市長の政治姿勢を問う論戦に、果敢に挑みました。 しかし、現職は「福山公約には 200 億円足らない」と、最後までその根拠を明らかにできないまま、論戦を回避しました。 福山候補は、市の資料を根拠に「隠れ待機児童 1259 人。 定員オーバー 1800 人」と指摘して市長の姿勢をただしましたが、現職は「真っ赤なウソ」と決めつけ、根拠も示せずに「子育て日本一」と言い張り、ここでも論戦を回避しました。 福山候補の政策・訴えにより、市民の皆さんが自らの生活と市政を考える契機となり、投票率を上げる一つの要因となりえたと確信します。 同時に、政策論戦を避けた現職の対応で、市民に十分な判断材料が提供されず、もっぱら「共産市政を許すな」と組織締めつけに終始したことは、なお約 6 割の有権者が棄権した一つの要因だったことも指摘しなければなりません。 (一)福山候補は、日本共産党・れいわ新選組支持層を固めるとともに、無党派層の中で 1 位の 38. 7 %を獲得し、立憲民主党支持層からも 1 位の 45. 4 %、社民党支持層から 100 %の支持を獲得しました。 また、市長選挙では初めて選挙権を得た 18 歳・ 19 歳の 5 割近くを獲得し、さらに、「子育て・教育」を争点として重視した有権者の 5 割近くが福山候補に投票したと報道されています(京都新聞)。 この得票結果は、今後に生きる大きな成果です。 (一)今回の選挙で、福山陣営は、候補者選定や政策づくりに至るまで、多くの市民と「民主市政の会」および政党が、新しい確認団体「つなぐ京都 2020 」を立ちあげ、知恵と力を集めて選挙戦に臨みました。 また、「安倍政権を倒したい」「野党は連合政権を」と願う全国の支援が、福山陣営を大きく励ましました。 現職陣営は、自民党が「党本部推薦以上」の支援で業界・団体を締めつけ、公明党も「関西一円から支持者が京都入り」(京都新聞)し、「立憲民主や国民民主の国会議員らも最大の支援母体連合とともに応援に駆け」回り(読売新聞)、文字どおり全国注視の政治戦となりました。 「各政党や報道機関が世論調査をするたびに、門川さんと他の 2 候補の差は詰まる」(京都新聞)とメディアも総括しているように、福山陣営の猛追に焦った現職陣営が、選挙戦中盤に、「大切な京都に共産党の市長は『 NO 』」と大書した反共広告を新聞各紙に掲載しました。 これには、直ちに全国から「選挙以前の民主主義への攻撃」「排除の論理がおそろしい」「現職としては情けない」などと反撃が広がって、現職支持母体代表が謝罪表明する事態になりました。 「つなぐ京都 2020 」が全国に反撃のための特別募金を呼びかけ、多額の支援が寄せられました。 「つなぐ京都 2020 」の新聞広告「大切な京都だからすべての市民の声を聴く市長に『 YES 』」には、「涙が出た」「前向きで良い」と、全国から共感と賛同の声が寄せられました。 「反共」で選挙を汚したこのような攻撃は、断じて許せません。 同時に、こんな時代遅れの攻撃が全国的な市民の良識の反撃で包囲されたことは、きわめて重要でした。 これは、今回の京都市長選が市民自身のたたかいとして発展しているとともに、「市民と野党の共闘」発展に日本共産党が尽力し、「共産党を除く政治の壁」が崩れていることの証明です。 同時に、市民と野党の共闘の発展にこそ新しい希望ある政治を生み出す力があることを示すものとなりました。 安倍政権を倒して連合政権実現へ、国政での野党共闘の発展が切実に求められているときに、「反共」と「相乗り」「オール与党」体制に、国政野党の府連組織が与したことは、たいへん残念な結果と言わなければなりません。 「国政で激突する与野党が門川推薦で共闘したことに、疑問を感じた有権者は少なく」(京都新聞社説)なかったのも、今回の選挙の重要な特徴でした。 (一)私たちは、大健闘した結果に確信をもちつつ、財界や政権勢力の総攻撃にも勝ち抜くだけの力をどう強め、どんな活動を発展させるべきか、総括を深めます。 新たなステージを築いた市民の皆さんと力を合わせ、今後はさらに経済界も含む保守の皆さんとの新たな共同などをさらに発展させるために、力をつくすものです。
次のContents• 告示日 2020年1月19日 日 投票日 2020年2月2日 日 候補者 村山 祥栄 名前:村山 祥栄 むらやま しょうえい 生年月日:昭和53年2月7日 41歳 職業:京都市議会 左京区選挙区・5期目 2020年1月、市長選挙出馬により自動失職 所属:無所属 東山中学・高校の一貫校に行かれ、専修大学に進学されていました。 専修大学では国会議員秘書もされていたようです。 若くして大正大学客員教授と務められている方ですね。 京都党という地域政党を結成され代表もされていました。 門川大作 名前:門川 大作 かどかわ だいさく 生年月日:昭和25年11月23日 69歳 職業:京都市長 3期目 所属:無所属 推薦:立憲民主党京都府連、自由民主党京都府連、国民民主党京都府連、社民党、公明党京都府本部 京都市立堀川高等学校定時制普通科卒業された後に、京都市教育委員会に就職となりました。 働きながら、立命館大学法学部第二部を卒業されるという努力家でもあります。 福山 和人 名前:福山 和人 ふくやま かずひと 生年月日:昭和36年3月5日 58歳 職業:弁護士 所属:無所属 推薦:共産党、れいわ新選組 府立城南高校の野球部で活躍されており、立命館大学では法学部卒業されるという文武両道の方でした。 2015年度に京都弁護士会副会長を歴任後、2018年京都府知事選挙に出馬されていました。 京都市長選の情勢は? 2020年1月19日現在 本日、届け出が終了して名前が出そろいました。 現職有利と言う状況もありますが、若い力も出てきていますので、 まだ横一線と言う状況ですね。 今後、新たに情勢が刻々と変化していきますので、随時更新していきます。 1月26日 日 現在 読売新聞社は2月2日投開票の京都市長選について、世論調査と取材を基に情勢を分析した。 公明党と、自民、立憲民主、国民民主、社民の各党京都府連が推薦する現職の門川大作氏(69)が先行し、共産党とれいわ新選組が推薦する弁護士の福山和人氏(58)、地域政党・京都党前代表で前市議の村山祥栄氏(41)の2新人が追う展開となっている。 有権者の2割弱は態度を明らかにしておらず、情勢は変わる可能性がある。 引用:読売新聞 現職の 門川大作氏が一歩先行したようですね。 次に福山和人氏が続いているようです。 SNSの反応は? この発言だけで、京都市長続投なんて有り得へんと思うけどなぁ…。 「京アニ火災 京都市長が不適切発言、謝罪するも非難止まず」 京都市ではいまだに子どもたちの人権を否定するような学校教育がまかり通っている。 有権者じゃない高校生たちからも声を聞く姿勢をもつ人が市長になることで、たいへんな学校現場を変える力も大きくなるはず。 選挙権は当たり前では無い 私達の先祖が勝ち取った大切な権利です 選挙に行く時 お子さんも必ず連れて行って下さい 親が必ず選挙に参加し 何より選挙を優先する姿を見せて下さい 子供達に、大人になったら選挙に行くのが当たり前だと教えてあげて下さい 意味深なTwitterを見つけました。 ネットでは、福山和人候補が一番露出が多いのですが、先程Twitterを見た時に投票しようとしている方は、村山祥栄候補が優勢でした。 しかし、ツイート主が村山祥栄候補よりの方みたいだったので、あくまでも参考程度ですね。 京都市民に問います。 の ズバリどなたに投票しますか? — 田中 みほ tanakamihokyoto 1月26日 日 現在ではこのような記事がでてきました。 この記事が出ることで京都市民の方がどのような選択をされるのか、左右されそうですね。 今朝の京都新聞。 目を疑った。 情けなくて涙が出てきた。 なんやねんこれ。 私の応援してる人がこんなことしたら応援するのやめるわ。 ただ、今回は若い力が勢いよさそうな雰囲気はあります。 現職が強い中で、どこまで住民に響いていけるかが勝負でしょうかね。 まとめ 4選を目指す現職と新人2人の計3人の争いで、推薦が多い現職が有利なんでしょうか。 これからの2週間は目が離せない状況が続きますね。
次の結果 氏名 党派 新旧 得票 当 中山 泰 無所属 現職 12,830 大同 衛 無所属 新人 11,056 奥野 重治 無所属 新人 8,140 安田 政教 無所属(共産推薦) 新人 3,461 ひるがえって、2020年の京丹後市長選挙は前回、前々回に引き続き、またしても保守分裂選挙となっています。 ちなみに、今回は旧網野町長や久美浜町長らが支援する現職の三崎氏、峰山町の保守層や経済界が支える中山氏、大宮町出身で自民党籍を持つ松本氏、と保守三分裂です。 保守分裂選挙が続く根本原因は2004年の6町合併ですが、京丹後市設立後5度目の市長選を迎えても保守層を中心に旧町単位で批判合戦が繰り広げられており、融和にはほど遠い状況となっています。 また、この対立は歴史をさかのぼれば衆議院中選挙区時代の谷垣禎一前自民総裁と故野中広務自民党幹事長との代理戦争との側面もある根深い対立であり、今後も一筋縄ではいかないのかも知れません。 そんななか、今回は現職の三崎氏が自民党、公明党に加え立憲民主党、国民民主党からも推薦を受けており、表面上は有利な状況とも言えますが、結果がその通りになるのかどうか注目が集まります。 新型コロナウイルス騒動で選挙活動が大きな制約を受けるなか、どのような結果になるのか、投開票日まで選挙戦の行方に注目を続けてまいりましょう。 京丹後市長選挙 2020年立候補者の政策 公約・マニフェスト やプロフィール経歴など 三崎 政直(みさき まさなお)の経歴やプロフィール• 名前:三崎 政直( みさき まさなお)• 現年齢:68歳• 性別:男性• 党派:無所属(自民党・立憲民主党・国民民主党・公明党推薦)• 肩書き:京丹後市長• 学歴:京都府立峰山高等学校、大阪商業大学卒業• 職歴:大宮町議(2期)、京丹後市議(2期)、京丹後市長(1期) 大阪商業大学卒業後、家業の織物会社に従事。 1999年の大宮町議選に立候補し初当選し、町議を2期務めた。 2008年の京丹後市議選に立候補し初当選し、市議を2期、市議会議長も務めた。 2016年の京丹後市長選に無所属で出馬し初当選した。 主な公約・政策主張 三崎氏は、2期目出馬にあたり、山陰近畿自動車道の延伸を見据えた町づくりや企業誘致に重点を置き「農業や観光、医療など旧6町の持つ地域特性を有機的につなげ、均衡ある発展を目指す」と抱負を述べています。 また、前回市長選で「リセット京丹後」として 公約に掲げたを事業整理について、峰山庁舎の増築凍結やエコエネルギーセンター廃止など122項目と効果を実績に挙げ、「時間はかかるが一定できた。 2期目も止まることなく進める」と語っています。 その上で「未来を築く6つの戦略」と称する以下テーマの施策を掲げています。 戦略1:高齢者福祉と医療。 健康で暮らしやすいまちづくり。 戦略2:子育てと教育。 人づくりを誇れるまちづくり。 戦略3:地域経済を活性化。 発展するまちづくり。 戦略4:国・府と連携。 未来を見据えたまちづくり。 戦略5:安全・安心な市民力・地域力の高いまちづくり。 戦略6:豊かな自然環境と調和したまちづくり。 長砂 浩基(ながすな こうき) の経歴やプロフィール• 名前:長砂 浩基(ながすな こうき)• 現年齢:56歳• 性別:男性• 党派:無所属(共産党推薦)• 肩書き:元京丹後市職員• 学歴:京都府立久美浜高等学校、札幌学院大学人文学部卒業• 職歴:京丹後市職員(旧久美浜町職員) 札幌学院大学卒業後、旧久美浜町役場に採用され6町合併での京丹後市設立にともない京丹後市職員となった。 久美浜町役場では国営農地の開発事業を10年間担当し、京丹後市では職員労働組合委員長などを務めた。 主な公約・政策主張 長砂氏は「2004年の旧6町合併以来、市民と行政が遠くなり、時の市長の姿勢と現場での感覚が違うことを経験してきた」と京丹後市の根深い問題点を語っています。 そして、現市長には市政に対する当事者意識がなく「今、どうしても市長を代えなければならない」「市長が代われば住民の暮らしは変わる」と訴え、その上で「くらし応援!すぐやるプラン」と称する以下公約を掲げています。 ・市役所あげて暮らし・営業の実態調査を実施 ・学校給食を段階的に無料に ・住宅改修助成などでお金を仕事を地域に回す ・園保税の子ども分を引き下げます(均等制廃止) ・有害鳥獣対策の防護柵材料費の負担ゼロに ・返済なしの奨学金制度を充実 ・障がい者作業所の給食費補助を復活します ・市民の安心安全を守るため米軍基地にはっきりものを言います。 日米地位協定の抜本改定を 中山 泰(なかやま やすし)の経歴やプロフィール• 名前:中山 泰( なかやま やすし)• 現年齢:60歳• 性別:男性• 党派:無所属• 肩書き:元京丹後市長• 学歴:天理高等学校、京都大学経済学部卒業• 職歴:総務庁・科学技術庁・経済産業省等職員、京丹後市長(3期) 京都大学卒業後、総務庁に入庁し各省庁に所属。 沖縄開発庁長官秘書官、内閣府総合規制改革会議事務室次長などを歴任した。 2004年京丹後市長選に無所属(自公推薦)で出馬し初当選。 市長を3期務めるも前回2016市長選では落選した。 また、2017年衆院選京都5区に無所属で出馬するも次点で落選した。 主な公約・政策主張 中山氏は「事業がどんどんカットされていくだけでどんな方向性を目指すのか明確ではない」と現市政を批判しています。 また「市政3期12年間の実績を基礎に、この4年間の民間での経験を最大限に生かし、誰一人置き去りにしないまちづくりに邁進したい」と意気込みを語っています。 その上で、ふるさと納税大幅拡充による財源確保、先進的な企業との連携による産業振興、子育て、労働、人材育成での環境整備などを公約に掲げています。 松本 経一(まつもと けいいち) の経歴やプロフィール• 名前:松本 経一(まつもと けいいち)• 現年齢:62歳• 性別:男性• 党派:無所属• 肩書き:織物業、元京丹後市議会議長• 学歴:中京大学卒業• 職歴:京丹後市議(4期)、織物業 中京大学卒業後、織物業に従事し丹後織物工業組合監事などを務めた。 2004年の京丹後市議選に無所属で出馬し初当選。 以来京丹後市議を4期、京丹後市議会議長も務めた。
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