たけのこ あく 抜き。 おすすめの方法は?「たけのこ」の茹で方・あく抜き

たけのこのあく抜き!生米使う時は無洗米でもOK?あく抜き方法を紹介!

たけのこ あく 抜き

緑の芽がでてしまっているものはすでに硬くなっています。 (とりたてを送ってくださる方の話では、細くて小さいたけのこが美味しいらしいのですが…一般的には大きくて重たいものを選ぶのが正解のようです。 スーパーで売っているたけのこの場合は大きい方がいいのかもしれません。 たくさん皮を剥いて中の柔らかい部分を食べることを考えると…) 【チロシン】 タケノコにはやる気と元気の材料になるアミノ酸「 チロシン」が含まれています。 たけのこを切ると、ひだの部分に白いぷつぷつしたものはチロシンですので、洗い流さず食べてください。 チロシンは成長とともに筍の酵素によって灰汁(あく)の成分でもあるホモゲンチヂン酸に変化してしまいます。 新鮮なうちに灰汁止め(茹でてあく抜きすること)してください。 定番おすすめ「米ぬか+鷹の爪」 まずは一番人気の「米ぬか+鷹の爪」ですよね。 米ぬかであく抜きする理屈:米ぬかに含まれる酵素が、タケノコの繊維を柔らかくし、あくが溶け出しやすくなる。 さらに、えぐみの元である筍のシュウ酸が、米ぬかのカルシウムと結合してシュウ酸カルシウムになることで、えぐみが抜けるらしいです。 ここで鷹の爪(赤唐辛子)を入れると、殺菌効果もプラス。 えぐみもカバーできるのだとか。 実際のところはわかりませんが昔からの知恵ですね。 米ぬかで茹でる場合のポイント:皮ごと茹でることで筍の風味を損なわず、皮が煮崩れから保護してくれる。 また、皮に含まれる成分(亜硝酸塩)で柔らかく仕上がる。 また、ぬかの量も大事。 少なすぎると灰汁抜きしにくく、多すぎるとヌカのにおいがたけのこに付いてしまうことが。 また、赤唐辛子を入れ過ぎると辛くなってしまうと言う意見も。 (美味しくて新鮮なヌカを使うことで、あえてヌカの風味を楽しむ人もいるようです) まずは、たけのこの下処理 軽く全体を洗った後、皮を数枚むく。 (私は包丁が通りやすい程度まで皮を取ります) 根元のぶつぶつをある程度切り落とす。 そして穂先を斜めに切り落とす。 中の使う部分の形にそって、縦に切れ目を入れる。 穂先の部分は深く切り、根元のほうは1cm程度。 切れ目を入れる理由は、火の通りを良くする事と、皮をむきやすくするため。 米ぬかで灰汁抜きする方法 タケノコがすっぽり入る大きな鍋を使います。 米ぬかはタケノコ1つに付きひとつかみ。 今回は3つなので約1カップ程度。 鍋に、タケノコと、ひたひたの水、米ぬか、鷹の爪を入れて、 落し蓋をします (筍が浮いてこないように) 中~強火にかけて沸騰させたら、弱火~中火で約1時間茹でます。 ゆで時間は、タケノコの大きさによって違います。 小さいものだと、1時間いらない場合もありますが、大きいと2時間以上かかることも。 竹串で根元を指して、すっと通るかどうかを目安に時間を調節してください。 途中、吹きこぼれやすいので火加減注意しつつ、水が足りなくなったら足す。 (温度が下がらないように少しづつ) 画像では赤唐辛子が多めに入っていますが、タケノコ3個程度なら、鷹の爪は1から3個程度。 辛くなってしまうことがあるのでお好みで。 竹串が根元にすっと通れば茹で上がり。 火を止めて一晩(8時間目安)そのまま放置する。 ゆで汁につけっぱなし(8時間)にする理由は、しっかり灰汁を抜きつつ、煮汁に溶けだしたうまみを残すため。 あく抜き後の処理・保存 冷めている事を確認してから、(ヤケドに注意して)タケノコの皮をむき、軽く水洗い。 基本的には穂先、中央、根本に切り分け、部位にあった方法でお好みで調理してください。 穂先:お刺身など 中央:天ぷら、たけのこご飯など 根元:煮物、メンマなど あく抜き後のタケノコは、かぶるくらいの水道水にひたし、毎日水を変えながら冷蔵庫で約1週間保存可能とされています。 ただし、冷蔵庫内の温度変化など、環境によっても保存状態は変わってきますから、冷蔵の場合は早めに使い切ってください。 冷凍する場合:スライスしてジップロックなどの保存袋に平らに並べて空気を抜いて冷凍庫へ。 (塩漬け、砂糖漬けで保存する人もいますね) 「米のとぎ汁・生米」で灰汁抜きする方法 米ぬかが無い時は、米のとぎ汁で茹でたり、水に生の米を入れて茹でてもOK。 【とぎ汁】茹でる湯を米のとぎ汁に置き換えるだけ。 濃度の濃いとぎ汁が一番です。 濃さが足りないなら、生の米をタケノコ1つにつき大さじ1程度足しても良いようです。 1時間ほど茹でたら火を止めて一晩放置。 【生米】生米のでんぷんがシュウ酸を吸着するらしいです。 あく抜きする場合は、生の米を水に入れるだけ。 人によって量はまちまちですが、2リットルなら片手ひとすくい分程度の生米で良いと思います。 小さいお茶碗の半分程度? 米ぬかの時と同じく、基本のゆで時間は1時間程度。 その後一晩冷まします。 (とぎ汁と生米両方を使う人も。 そこにヌカや赤唐辛子を入れる人も。 結構みなさん自由にあく抜きされているんですね) 「重曹」であく抜き 重曹であく抜きする場合は、 水1Lにつき食用重曹小さじ2分の1~1程度 (量が多いと黒く変色するので、水2~3リットルでも小さじ1程度に抑える人もいる様子)を沸騰させてから 皮を剥いて半分に切ったタケノコを入れて30分程度茹でます。 重曹の場合は、茹で過ぎるとえぐみが出てしまうのだそう。 という事で、私の場合はアルミニウムの入っていないベーキングパウダーを使うようにしています。 最近ではアルミニウム不使用のパンケーキミックスなんかも売っていますね。 ) 重曹は吹きこぼれにくく、重曹の成分である炭酸水素ナトリウムのアルカリ性で筍をやわらかくするそうです。 シュウ酸とホモゲチジン酸がアルカリ性に溶けやすいという話も。 とにかく、水溶性のあくが溶け出してくれるとやわらかくなりやすいです。 重曹でのあく抜きは、タケノコが黒くなりやすく、アルミの鍋の場合は鍋が変色する可能性があるので、ステンレス製の鍋を使った方が無難です。 人によっては2リットルの水に重曹小さじ1という人も。 これを使ったからと言って、灰汁抜きの際にタケノコやゆで汁が黒くならないというわけではありません。 あくまで健康と安全のために使っています。 良い時代になりました。 「牛乳」であく抜き 牛乳であく抜きする人がいますが、タケノコのシュウ酸と牛乳のカルシウムが結合してあく抜きできるようです。 もともと牛乳は、たんぱく質や脂質がコロイド状に存在していて(液体の中の粒子が分散した状態)、その粒子の表面積が大きく、沢山の物質を吸着できることから、臭み消しにも用いられますから、タケノコのあく抜きに使う人がいるのもうなずけます。 牛乳を水で割ったもの(カルピスの希釈程度のイメージ)で入れて1時間~2時間 落し蓋をして茹でるだけ。 ヌカや赤唐辛子も一緒に入れる人が多いですね。 大根おろし(採れたての新鮮なタケノコにおすすめ) 生のタケノコを 大根おろしの汁につけてあく抜きする方法です。 生のままあく抜きするので、とれたての新鮮なタケノコにおすすめの方法です。 生のままスライスしたタケノコを、大根おろしの汁1カップ+水1カップ+塩小さじ1程度に1時間以上浸し、最後に火が通るまで茹でるだけ。 大根のアルカリ成分が、えぐみを取り除いてくれるそうです。 通常は、たけのこの酵素の働きを阻害する(灰汁止め)のですが、大根の場合は、えぐみをとってくれるというのです。 すごいですね。 しかも簡単。 ん?という事は、たけのこの皮をむいてしまってからあく抜きなので、筍の風味は落ちるかもしれません。 それでも、重曹のように黒くならないし、ヌカのように吹きこぼれない。 大根おろし、すごいですね。 最後に たけのこの茹で方・あく抜きの方法をいくつか紹介しました。 一番おすすめなのは定番の 米ぬかですが、同じ米ぬかを使ったあく抜きでも、家庭によって若干の違いがあり、みなさん試行錯誤されて自分の方法を見つけている様子。 タケノコは、水溶性食物繊維、アミノ酸が豊富です。 アミノ酸のチロシンは、代謝にかかわる甲状腺ホルモン等の栄養になり、ドーパミンのもとにもなることから元気ややる気を出したい時にぴったり。 5月病予防にタケノコという話にも納得です。 この季節の野菜であるソラマメやアスパラにもチロシンが多く含まれています。 やっぱり季節の食材には意味があるのですね。 ただし、チロシンはフェニルアラニンをとることで体内で合成できるので、不足することの少ない栄養素なのだとか。 チロシン自体、大豆や乳製品、ナッツなどに多く含まれます。 フェニルアラニンも、肉・魚・大豆・乳製品・かぼちゃ・ジャガイモなどに含まれますね。 そして、これら多くの栄養素は、ビタミンCで吸収率がUP。 さらには、腸内で栄養を吸収するためには胃酸の働きが必要で、胃酸が足りていない人は、胃酸を補うべく、お酢やレモン、梅なども一緒に取りたいところ。 結局はバランスの取れた食事が大事。 季節の食材を取り入れつつ、健康的な生活を心がけたいですね。

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たけのこのアク抜きやえぐみって何?唐辛子を入れる理由と白いブツブツって何?

たけのこ あく 抜き

たけのこのアク抜きやえぐみって何? 筍は美味しい! でもアクがあるからアク抜きが大変なんてことをよく聞きます。 確かにアクが抜けていないと、舌がピリピリしたりします。 それを「えぐみ」なんて呼だりもしますね。 でも、そもそもアクやえぐみってなんなの? 筍の主なアクは「 シュウ酸」と「 ホモゲンチジン酸」です。 この二つを食べた時にえぐみとして感じるんです。 でも糠を入れて煮るだけでこの二つが無くなるのが不思議ですよね。 シュウ酸はほうれん草にも含まれ、これは水溶性で水に溶ける性質があるので茹でる事で流失してくれます。 でもホモゲンチジン酸は少しは水に溶けるのですが普通に煮ては効率が悪い。 そこで糠などを入れてアルカリ性にしてあげる事で効率よく水に流失します。 つまりは ホモ現地人さんはアルカリ性で外へ出やすくなる!と覚えておきましょう。 そして筍のアクは採ってから時間が経つとだんだんえぐみが強くなってくるので掘り出したらすぐにアク抜きをした方がいいですね。 よく「筍を掘る前に湯を沸かせ」と言うくらいです。 テレビでも、採ったばかりの筍を刺身など生で食べているのはそのため。 また筍には「青酸配糖体」と言うアジサイと同じ毒を含んでいます。 そしてアク抜きをする時には皮が付いたままで茹でるとアクが抜けてくれます。 それは皮に含まれる成分のおかげですし、筍特有の香りも付くので取らない方が筍らしい味になりますよ。 たけのこのあく抜きに唐辛子を入れる理由とは? 筍のあく抜きで唐辛子(鷹の爪)を入れますがその意味って何なのだそう? その意味は、えぐみなどを感じにくくする事や糠の酸化を防いでくれる作用があります。 他にも 嫌な臭みを取ってくれたり、渋味なども感じにくくしてくれます。 また、カプサイシンの力で殺菌、抗菌され防腐効果やカビ対策にも有効です。 ですが最悪、唐辛子が無くても筍をあく抜きする事は可能です。 でもあった方がいい言う事ですね。 またこれは本当かどうか分かりませんが、私が昔聞いた話しでは唐辛子を入れる事により茹で汁のpHが調節されるらしいです。 そして筍が柔らかく、白くならずに丁度いい色になるらしいですよ。 筍の白いブツブツって何? 筍を二つに切った時に、中に何か白いつぶつぶがあった何てことありませんか? これって洗いますか?それともそのまま食べる? どっちがいいのか見ていきましょう。 コイツの正体は「チロシン」と言うものです。 このチロシンはアミノ酸なので食べて問題なし! しかも体にいいので食べないのはもったいないですよ。 ではチロシンとはどんなものなのか? このチロシンは非必須アミノ酸、つまりは絶対に必要な栄養ではないと言う事なのですが、神経伝達物質であるアドレナリン、ノルアドレナリン、ドーパミンの原料となるんです。 これらが自律神経を整え、脳の働きを助けてくれるんです! ヤル気が無い時や、ボーっとする時は自律神経のバランスが崩れているので摂取すると良いでしょう。 またストレス緩和やうつ防止にも良いとされ、仕事で集中出来ない時には効果ありですね。 他にも白髪予防にも良いそうですよ! 当サイトの管理人の「天才ネコ」です。 ネコだって長生きすればテレビも観るし、パソコンだって使えます。 そこで、私が感じ学んだ人間界の「生活のなぞ」を少しでも解決できる情報をアナタにご提供! ちなみに語尾に「ニャ~」は付けませんよ。 最近のコメント• に より• に 匿名 より• に 匿名 より• に 木村育江 より• に わやはい より カテゴリー•

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筍のあく抜きに失敗したら?エグミを消す料理は?煮物がえぐい時は?

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分る範囲でこのページを作ってみました。 又、好ましくない色、 におい なども広義の「あく」に含まれます。 一般に植物中に含まれる味として好ましくないものは、大きく次の3つの味に分けることが出来ます。 ・えぐ味・・・えぐ味は「ホモゲンチジン酸」という物質と「シュウ酸」 及び その化合物が主体となっています。 ・渋 味・・・渋味は「タンニン」という物質が主体となっています。 ・苦 味・・・苦味は、糖と結合した配糖体の形で存在する物質と、「アルカロイド」(植物体中に存在する窒素 を含む塩基性物質の総称)が主体となっています。 この他、「カルシウム」や「マグネシウム」など の無機塩が苦味をもっています。 灰汁の化学的に分類すると・・・無機塩、有機塩、有機酸、配糖体、サボニン、タンニン、アルカロイド、 テルペン、樹脂、ポリフェノール(酸化酵素)などになります。 この「シュウ酸」を抜くのに効果的なのが米糠。 皆さんもご存知だと思いますが、米の研ぎ汁で灰汁抜きを すると「シュウ酸」が抜けます。 それは灰汁の成分の多くは水溶性で水に溶け やすいからです。 ワラビなど繊維の多い山菜には、確実・簡単に灰汁を抜くのに重曹(炭酸水素ナトリウム)を使用しますと手 軽に手早く灰汁(あく)が抜けます。 なぜ山菜などの灰汁抜きに重曹を使うか?と言いますと、重曹はアルカリ性です。 ゆで水に重曹を加え山菜 を煮ると繊維を軟化させることが出来ます。 それによって繊維の多い山菜を食べれるように軟らかく煮るのと 同時に、より一層、水溶性である灰汁(あく)を溶け出させているのです。 重曹を使わなかった昔から、ワラビ などをゆでる時には木灰を使用していました。 この木灰もアルカリ性です。 また、豆類のように、軟化しにくいモノの場合にも重曹を加えると軟化を促進してくれます。 アク抜きをしないと チアミン (ビタミンB1)を分解するチアミナーゼにより、人間や胃が1つ のウマなどの動物に、死ぬこともある脚気(かっけ)を引き起こす。 ウシ、ヤギ、ヒツジなど の反芻動物は消化器系でチアミンを生成するので、「ワラビ」のチアミナーゼの影響を受 ける事はない。 又、調理してもこわれない別の有毒な要素も含まれていて、大量に食べ ると、 体中が大量出血症状になり、骨髄がしだいに破壊され死んでしまう・・・。 使用基準のない指定添加物です。 アルコールに不溶で、水に 溶解し、アルカリ性を呈します。 緑黄色野菜を茹でる時に重曹を加えると鮮やかな緑色になります。 これは、 クロロフィルがアルカリによってクロロフィリンに変化するためですが、同時に茹で汁がアルカリですので、水 溶性のビタミンは破壊されます。 また、組織を急速に軟化させるため、豆類を煮たり、ワラビ、ヨモギなどの 野草を色よく茹でたりするのに利用されます。 しかし、組織のやわらかい青菜などは、やわらかくなり過ぎる ので使用しない方が無難です。 また、重曹は、水を加え加熱すると二酸化炭素を発生します。 この性質を活用して膨化剤として主に小麦粉 を使った料理に利用されますが、二酸化炭素とともに炭酸ナトリウムを生じるため小麦粉のフラボノイドを黄変 させ、またビタミンB1を分解します。 このため、各種の酸性物質を加えてアルカリを中和し、緩和剤として乾燥 デンプンを加えたものがベーキングパウダーとして使用されています。 ・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・.

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