台風 ハリケーン サイクロン。 台風とハリケーンはどっちが強いのか?違いをわかりやすく説明!

「台風・タイフーン」「ハリケーン」「サイクロン」の違い

台風 ハリケーン サイクロン

時々テレビニュースでアメリカ合衆国東海岸にカテゴリー5級の「ハリケーン」が襲来し甚大な被害があった報告を聞きますよね。 「台風」「ハリケーン」の区分別の影響度を下記の表にまとめました。 日本とアメリカでの区分が異なるため、どっちが強いとは一言では言い切れません。 「ハリケーン」は最大風速の猛烈の区分が3段階に分かれていますが、「台風」の場合、最大風速が54m以上をひとくくりにしているからです。 ですが、 過去最大の「台風」と「ハリケーン」を比較してみると、最大風速の記録はハリケーンの方でした。 過去の最大の台風とハリケーンについては、下の方に書いておきます。 台風・ハリケーン・サイクロンの区別 「台風」「ハリケーン」「サイクロン」は、発生する地域によって呼称がかわる熱帯低気圧です。 それぞれの区別を説明します。 台風 「台風」は太平洋の東南地域で発生する熱帯低気圧です。 気圧が990hp以下で、中心付近の最大風速が17. 最大風速が秒速17. 2m以上の低気圧に「台風xx号」と命名する基準は日本独自の判定方法です。 世界的には「タイフーン」「ハリケーン」「サイクロン」も中心付近の最大風速が秒速64ノット 33m 以上の低気圧を呼びます。 日本では発生順に「台風1号」「台風2号」…「台風30号」のように一連番号で管理しています。 「台風」の認定基準は日本と世界標準とで異なります。 昭和28年から日本独自の認定基準を設けて、世界基準より低位な熱帯低気圧を「台風」と認定して、危険な低気圧が襲来すると警告するようになっています。 「台風」と同じように太平洋北西部・南シナ海で発生して最大風速が秒速64ノット 33m 以上の低気圧を「タイフーン」と言います。 ハリケーン 「ハリケーン」は熱帯低気圧で、大西洋北部・大西洋南部・太平洋北東部・太平洋北中部で発生し、最大風速が秒速64ノット 33m 以上の低気圧を指します。 アメリカ合衆国では発生順に、「Arlene」「Bonnie」「Cindy」…「Wendy」とアルファベット順の人名がつけられます。 「X」「Y」「Z」は使用されず「A」~「W」までです。 「W」を超えると「A」に戻り命名します。 サイクロン 「サイクロン」はインド洋で発生する熱帯低気圧で、インド洋以西を襲います。 スポンサーリンク 観測史上最大の台風とハリケーン 観測史上最大で甚大な被害をもたらした「台風」・「ハリケーン」を紹介します。 観測史上最大の「台風」 国内の過去最大級の風速と甚大な被害をもたらした史上最大の台風です。 名称 伊勢湾台風 発生時期 1959年9月21日21時 最低気圧 895hpa 最大風速 秒速75m 被災者数 亡くなった方 4,697名、行方不明の方 401名、負傷された方 38,921名 観測史上最大の「ハリケーン」 カテゴリー5と判定された「ハリケーン」です。 上の写真は、国際宇宙ステーションから撮影されたカトリーナです。 名称 カトリーナ 発生時期 2005年8月23日 最低気圧 902hpa 最大風速 秒速78m 被災者数 亡くなった方 1,335名、負傷者数 多数 観測史上最大の「サイクロン」 最低気圧・最大風速は「伊勢湾台風」「カトリーナ」に及びません。 しかし、被災者数が世界最大級の自然災害です。 名称 ナルギス 発生時期 2008年4月27日 最低気圧 962pha 最大風速 秒速60m 被災者数 亡くなった方と行方不明の方を合わせて、138,366名 最後に 9月と10月は台風発生の繁忙期で、大きな被害を残していくことがあります。 地球温暖化によるものなのか? 異常気象によるものなのか? 識者の方々が研究されていますが、大型化する・今までとは異なるコースを進む現象が出ています。 通常であれば、フィリピン・インドネシア周辺で発生した熱帯低気圧が成長して「台風」になります。 その後、北西方向へすすみ台湾・沖縄県・南九州に接近し、太平洋高気圧と偏西風の状況によって北東方向へすすむと日本列島を縦断します。 しかし、 最近は、グアム島周辺で発生した台風が真西にすすみ、ユーラシア大陸目前で北上して国内に上陸するケース・東北地域から上陸するケース・北海道に上陸するケースと予測不能な進路になっています。 携帯ラジオ・携帯端末の充電器・非常飲料・食料・底の厚い靴・手袋・マスク・懐中電灯を用意して、不測事態に備えることが大切です。

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【衝撃】史上最強の台風ランキング(強さ・風速・被害額・死者数等)

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サイクロンとは そもそも、 「サイクロン」とは、 低気圧を指す一般的な用語で、 台風はもちろん、それ以外の低気圧もすべてサイクロンなんです。 ですが、 台風に相当する特別な用語がない場合には、 トロピカル・サイクロンの略称として 「サイクロン」を使います。 以下の分類での「サイクロン」は、 この 「 熱帯低気圧の略称としてのサイクロン」を指します。 トロピカル・サイクロンとは 「トロピカル・サイクロン!?」 上述のサイクロンの説明でも登場してますが、 あまり聞き慣れないワードですよね?! 「トロピカル・サイクロン」とは、 熱帯地方に発生する種類の低気圧( 熱帯低気圧)を指し、 発生した場所に関係なく、 サイクロンの構造を指す用語です。 サイクロン Cyclone インド洋(東経100度より西)、 南太平洋で発生した熱帯低気圧• ハリケーン Hurricane 太平洋(北半球の東経180度より東)、 大西洋で発生した熱帯低気圧 東経100度!? 東経180度!? そぉ言われても、 全然ピンときませんよね?! そぉ思って、 イメージ図を作ってみましたので、 左脳がオーバーヒートしないうちに、右脳に働いてもらいましょうw これなら、 かなりピンときちゃいません?! 今いちピンとこない人は、 クリックで拡大表示して、右脳に頑張ってもらいましょう! 発生した地域で名称が違うんですが、 ちょっと面倒くさいことに、 移動して一定の地域を超えると、呼び方が変わってしまうんです。 移動しても、発生した場所は変化しないので、 そのままの名前でいいと思うんですが … 【インド洋・太平洋南部】• トロピカル・サイクロン(Tropical Cyclone) トロピカル・サイクロンの中でも、 「台風」は発生数が最も多く、勢力も最強と言われています。 台風とタイフーンは違う! 「タイフーン」を 日本語で 「台風」というイメージがありませんか? 実は、 台風とタイフーンは違うんです! 台風とは、 北西太平洋(北半球の東経180度より西)に位置する 「トロピカル・サイクロン」を指します。 台風の分類は、 中心付近の最大風速を基準としていますが、 台風とタイフーンの 風力定義は異なるんです。 つまり!.

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台風とハリケーン・サイクロンの違いは?タイフーンとの違いはコレ!

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台風、ハリケーン、サイクロンの違い それでは、早速ですが台風、ハリケーン、サイクロンの違いについてお伝えします。 実はこの3つは基本的には同じもので、違うのはたったこれだけです。 【中心のある場所】 以上です。 言葉で見るとめっちゃ簡単ですね! でも、これだけではザックリしすぎていますので、もう少し詳しく説明していきましょう。 台風、ハリケーン、サイクロンは どれも熱帯地方で発生する低気圧の一つで、発生の仕方や嵐の現象としては全く同じものになります。 みんな同じ、日本でいうところの台風なのですね。 それではここから、それぞれどの場所にあったらそのように呼ばれるのかについてお話します。 まずは分かりやすく図にすると、下記の通りとなります。 ざっくりいうと、 日本の近くにあるものが台風、アメリカの近くにあるものがハリケーン、インドやオーストラリアの近くにあるものがサイクロンといった感じですね。 西経180度(=東経180度)から大西洋までの北半球に中心がある• 中心付近の最大風速が32. ハワイを含むアメリカ、メキシコ、キューバなどがこの地域に含まれます。 また、もう一つの風速の定義は、 中心付近の最大風速が32. 最初にこれら3つの違いは中心のある場所だけとお伝えしたのですが、それ以外にも実はここだけ違いがあって、 昇格するための風速がちょっと違うのですね。 ちなみに、最大風速が17. 良く日本語の熱帯低気圧の英訳として、トロピカル・ストームが用いられたりしますが、これは間違いで、 トロピカル・ストームとなった時点でもう台風と同じ強さになっているのですね。 そしてハリケーンになったその時点で、日本でいうところの「強い台風」と同じくらいの勢力になっています。 南半球のサイクロンは渦が逆回り! 普段私たちに馴染みのある北半球の台風は渦が反時計周りで回っていますが、南半球で発生したサイクロンは渦が北半球とは逆の時計周りになります。 これは、台風の渦の発生要因となる地球の自転によって発生するコリオリ力という力が、北半球と南半球では逆方向の力として働くからです。 南アメリカ沖では発生しない? 最初にご紹介した、場所を示す世界地図で空白になっていることに気づかれた方もいらっしゃるかもしれませんが、 南半球の南アメリカ沖は、太平洋側・大西洋側共に台風が発生しない地域になっています。 これは、南極からやってくる寒流の影響で海水の温度が上がらず、 台風の発生に必要な暖かい海水の温度にならないからというのが理由です。 この地域で万が一発生した場合は、太平洋側ではサイクロンと命名される地域に含まれますが、大西洋側で発生した場合は名前すら明確に決まっていません。 スポンサーリンク 越境台風 これまで紹介した、台風やハリケーンの中には、 中心の場所がそれぞれの境界を飛び越えてしまう強者も中には存在し、そのような強者は「越境台風」と呼ばれています。 ここでは、そんな越境台風についてお話します。 ハリケーンから台風になる場合 北半球太平洋の西経領域で発生した台風が東に進んで経度180度線を越えて東経領域に入ると、 ハリケーンから台風に変わります。 頻度としては割と多く、平成25年~27年では3年連続でこの越境台風が発生しました。 そんな越境台風が日本までやってくることはあまりないのですが、 過去2回だけ越境台風が日本に上陸したことがあります。 それがこちらです。 平成9年台風19号(オリーバ)• 平成27年台風12号(ハロラ) どちらも西経領域であるハワイ近海で発生してハリケーンになったあと、東進して台風に変わってはるばる日本までやってきました。 ハワイ近海でできた台風が日本にまでやってくるなんて、スケールの大きさを感じますね! 台風からサイクロンになる場合 南シナ海で発生した台風が東経100度線を越えてインド洋に達すると、 台風からサイクロンに変わります。 こちらは、 陸地であるマレー半島を飛び越えないといけないので頻度としてはあまり多くありませんが、2019年1月に発生した台風1号が、21年ぶりに越境サイクロンとなりました。 また、第1章の豆知識でお話したように、赤道上では台風は渦を巻けなくなるため、赤道を越境する台風は絶対に発生しません。 国際名称は変わらずに引き継がれる 台風やハリケーンには、発生した時点で 国際名称が付けられますが、そちらの方は越境しても名前が変わらずにそのまま引き継がれます。 例えば、先ほどの「平成9年台風19号(オリーバ)」の 「オリーバ」の部分が国際名称に当たります。 この国際名称はハリケーンに付けられる名前で普通台風には付けられないのですが、発生したときにはハリケーンだったため、越境後もこの国際名称が引き継がれた形になっています。 スポンサーリンク 記録的な台風、ハリケーン、サイクロン この章では、これまで過去に発生した、記録的な台風、ハリケーン、サイクロンをご紹介したいと思います。 この台風は 日本にもやってきて各地に甚大な被害を与え、死者・行方不明者合わせて115名という尊い命が失われました。 この台風は、先ほどの 昭和54年の台風20号が記録した史上最低気圧を更に下回る860hPaまで下がっていた可能性があると言われており、これが正式に認められれば、この台風が歴代最低気圧となるかもしれません。 特に被害が大きかったのは 大規模な高潮が発生した伊勢湾沿岸の愛知県、三重県であり、「伊勢湾台風」と呼ばれることになりました。 ルイジアナ、ミシシッピ、アラバマの三州を直撃し 、堤防の決壊や沿岸低地の高潮による浸水が多発して史上まれにみる大災害となりました。 このハリケーンはアメリカの太平洋側で発生してメキシコ中部に上陸したのですが、上陸後急速に勢力が衰えたため、 幸いにも人的被害はほとんどありませんでした。 同じ年に発生した前述の カトリーナよりも最盛期の勢力は上でしたが、被害額は294憶ドルとカトリーナの4分の1程度となっています。 このサイクロンは勢力自体はさほど強いものでななかったのですが、サイクロンに対して脆弱な地域であったボーラ地方(現在のバングラデシュ)を直撃して大規模な高潮が発生した結果、 逃げ場の少ない標高の低い島々で多くの犠牲者を出す結果となってしまいました。 バヌアツやツバルといったオーストラリア北東にある島国に大きな被害をもたらしました。 スポンサーリンク トルネードとモンスーンは別物! ちなみに、ハリケーンやサイクロンと似たような言葉でトルネードとモンスーンというのもありますが、実は この2つは台風とは全く別物です! 最後に、これら2つの言葉の意味をお伝えしたいと思います。 トルネードは竜巻 トルネードは、竜巻のことです。 竜巻は風の強さは台風よりも上ですが、風の吹く範囲はせいぜい数百メートルといったところなので、大きさとしては台風とは比べものにならないくらい小さいですね。 モンスーンは季節風 モンスーンは、季節風という意味です。 季節風とは、その季節にある一定の方向から吹いてくる特徴的な風のことですね。 特に有名なのが東南アジア地域に吹いているモンスーンで、日本に梅雨が発生する原因にもなっています。 まとめ 以上で、 台風、ハリケーン、サイクロンの違いについての話を終わります。 まとめると、下記の違いです。

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