スポンサーリンク アサリを冷凍する時に砂抜きを忘れた場合はどうする? アサリを冷凍するときには、先に砂抜きするのが基本です。 砂抜きはアサリの呼吸によって砂を吐かせる処理ですから、 冷凍して死んでしまった後ではできないからです。 しかし、うっかり忘れて砂抜きせずに冷凍してしまったら、 もうそのアサリは食べられないのでしょうか? いえいえ、そんなことはありません。 ちょっとしたテクニックを使うと、完全にではありませんが、 解凍後でもほとんどの砂を取り除くことができます。 当然、冷凍前に砂抜きをした方が、しっかりと砂が抜けるので、 やはり本来は先にやっておくに越したことはありません。 しかし、万一忘れてそのまま冷凍してしまったとしても、 その影響を最小限に抑え、食べられるようにすることは可能です。 【どこで入手したアサリ?】 冷凍後の砂抜き方法の説明の前に、まず一つ確認です。 その砂抜きを忘れて冷凍したアサリ、スーパーで買ったものですか? もし スーパーで購入したものであれば、 売り場に並んでいる時点で、大抵の場合は砂抜きがされています。 「砂抜き済み」とパッケージに表示されていることも多いです。 特に大手のスーパーで購入したものについては、 表示がなくても砂抜き済みと思って大丈夫と思いますので、 砂を抜き忘れてもそのまま食べて問題ないことが多いです。 潮干狩りで獲ったアサリや、市場で購入したものなどは、 やはり砂抜きは必須ですから、そのままでは食べられません。 忘れて冷凍してしまったら、何とかする必要があります。 【なぜ冷凍後でも砂を抜くことができるのか?】 アサリの体内の砂をなぜ呼吸させずに抜けるのか? そう不思議に思わる方もかなり大勢いらっしゃると思いますが、 その疑問を持った方は、砂抜きのことを誤解しています。 そもそも砂抜きで抜く砂というのは、どこに入っているのか?というと、 一般的にはアサリの体内に入っているものと思っている方が多いですが、 実は、 ほとんどの砂がアサリの殻の中に溜まっているものなのです。 体内にも呼吸とともに多少の砂が取り込まれていることもありますが、 それは若干の量だけですので、大半を占める殻の中の砂を洗い流せば、 食べる時の不快なジャリジャリ感はかなり抑えられるということです。 スポンサーリンク 【冷凍アサリの殻の中の砂を抜く方法】 まずは、アサリに口を開けさせます。 そのためには、 冷凍状態のまま一気に熱を加えることが大切です。 自然解凍や、水から加熱することは絶対にしないでください。 1.鍋に湯を沸かし、沸騰したところで冷凍アサリを冷凍庫から取り出し、 すぐに鍋に投入して、強火で加熱して口が開いたら火を止めます。 2. アサリを一つずつ湯の中で揺すり洗いし、砂を出します。 洗い終わったアサリは湯から取り出しておきましょう。 3.お湯にはアサリの旨味のきいたダシがたっぷり出ていますので、 ザルの上にキッチンペーパーを敷き、それを別の鍋の上に載せて、 その上からダシを注いで砂を濾して、ダシ汁と砂を分離します。 4.アサリは砂抜きが完了、ダシ汁も砂が混じっていませんので、 これらを活かし、お好みに調理してください。 【注意点】 砂抜き後に、もう一度冷凍するとアサリが傷んでしまいますので、 再冷凍はせずに、必ずそのまま調理して食べるようにしてください。 塩抜きはできませんので、調理時にはアサリ自体の塩分を考慮して、 薄めの味付けにすることをオススメします。 殻の中の砂は落とせますが、体内に若干砂が残っていることもあるので、 食べた時に多少のジャリジャリ感がある場合があります。 やはり砂抜きはアサリが生きている時にする方がベターです。 次回はうっかりに気をつけて、必ず冷凍前に行うようにしましょう! 砂抜きと塩抜きの詳しい手順はコチラを参照してください。 したがって、酒蒸しやパスタ、焼きそば、焼きアサリなど、 こういったアサリの中の凝縮した旨味を味わうような料理には 向いていないと言えます。 一番適しているのは、 やはり ダシごと味わえる味噌汁、澄まし汁などの汁物ですね。 また、ダシを効かせた 炊き込みご飯も美味しくいただけます。 アサリの身を佃煮など濃い味付けで調理し、 ダシは別の汁物などに活かすというのも、いいでしょう。 適した料理に使えば、冷凍後に砂抜きをしたからといって、 何か特別に扱わなくてはいけないようなことはありませんので、 上記を参考に使う料理を選んでみてください。 まとめ アサリを砂抜きをせずに冷凍してしまった場合の対処法を ご紹介しましたが、お役に立ちましたでしょうか? 生きている間にしか砂抜きはできないと思っている方が多いので、 気づいた時点で諦めて捨ててしまう方もいるでしょう。 でも、この記事の方法で砂抜きしてみてください。 かなり普通に砂を気にせずに食べることができるはずです。 冷凍したアサリは生のものより旨味が強いダシが出ますし、 美味しく食べられると思いますよ。
次のスーパーのアサリはほとんどが砂抜き済み スーパーや鮮魚店でアサリを見かけた時、「食べたいけれど砂抜きが面倒だな」と思っていませんか。 実は店頭で売られているアサリは、ほとんどが砂抜き済み。 出荷・輸送段階でほぼ砂抜きされているので、基本的には大量に砂を含んでいるものは売られていません。 よく見ると販売容器などに「砂抜き済み」と書かれているのでチェックしてみてください。 スーパーで購入したアサリが「ジャリッ」、その正体は? 砂抜きがされている状態のものを買ったはずなのに、食べてみるとジャリッとした……。 そんな経験がある人もいるかもしれません。 「砂抜きが十分ではなかった」と思いがちですが、これは砂抜きがされていないのではなく、アサリを洗う過程で砕けてしまった貝殻を噛んでいるということが多いです。 なぜ砕けた貝殻を食べてしまうのか。 その原因は洗い方や調理段階にあります。 勢いよく手でかき回したり、ガシャガシャと上下に動かしたりすると、汚れが取れる一方で貝殻が傷つき砕けてしまうのです。 正しい洗い方は、手のひらで包むようにしながら、水の中で優しく貝殻をこすり合わせるように洗うという方法。 家庭で砂抜きを行う場合は、これでも十分に汚れが落ちるので実践してみてください。 知っておきたい「アサリの砂抜きの基本」 店頭で販売されているアサリのほとんどが砂抜き済みであるとはいえ、中には砂抜きが必要なものもあります。 また潮干狩りでとってきたアサリは絶対に砂抜きをしなくてはいけません。 そんな時はこれから解説する基本の砂抜き方法を参考にしてください。 ぴったりと殻を閉じていても、中身は身がなく砂泥だけというアサリもあります。 この砂泥をびっしり詰めたアサリ の死骸 を業界では「爆弾」と呼びます。 これを知らずに調理すると、料理が砂まみれに。 見分けるポイントは、砂抜き中に貝殻が開かず水管が出ないこと。 また、貝殻の合わさった部分にナイフを差し込むと貝が開くので、目で確認することも可能です。 ご注意ください。 冷蔵庫に入れて砂抜きすると温度が低すぎてあさりの動きが鈍くなります。 それにより砂抜き行動が遅くなるため、砂を抜く時間が長くなる、もしくは抜きが甘くなってしまうのでご注意ください。 ただし、夏の場合は室内温度が高くなるため、ためていた塩水の温度が上がり、あさりが死んでしまいます。 夏場は温度が上がりにくい涼しい場所で砂抜きをしたいところですが、安心なのは冷蔵庫に入れての砂抜きです。 最適な環境は屋内で温度が一定である暗い場所。 夏場以外ではお風呂場がおすすめです。 砂抜き中に抜けた砂が、水切りかごの隙間から下の水切りトレーに落ちると、吐き出した砂が上に戻らず、アサリがまた砂を吸い込んでしまうということを防げます。 今回は100円ショップで購入したものを使用していますが、家庭にあるバットとバット網で代用しても問題ありません。
次のあさりの砂抜きは塩の入れすぎが原因? あさりの砂抜きが 上手くできない理由の一つには、 塩の入れすぎで 塩水の塩分濃度が高すぎることにあります。 正しい濃度は、 海水に近い約3%くらいの 塩分濃度が最適です。 つまり、水100mLに対して 塩は3g程度です。 水1Lに対して大さじ2くらいの塩を 入れればベストです。 海水と同じ濃度にしてやることで、 あさりはリラックスできるので、 海の中と同じように 普段通りの呼吸をすることで、 砂も一緒に吐き出してくれますよ。 しっかり砂を吐かせようと 塩を入れすぎたり、 どっぷり浸かるくらい塩水の量を 入れすぎてしまっていませんか? 潮干狩りの時を思い出してください。 あさりは、海面に近いところにいますよね。 それと同じ状況を再現したらいいので、 あさりの頭が少し出るくらいの量の 塩水で十分なのです。 つまり、 あさりが砂を吐きだしやすいように 海の中にいるときのように、 いつも通りリラックスさせてあげることが ポイントです!• 熱湯に通す前にぱかっと殻が開いてしまっている• あさりをこすり洗いした時に、殻が半開きになっている• 臭いにおいがする• あさり同士でたたき合わせてみて、濁った低い音がする (生きているものは、澄んだ高い音がします) このようなあさりは 他のものと調理する前に取り除きましょう。 あさりは死んだと同時に 菌が繁殖し始めます。 砂抜きをした後の水が 白く濁っているときも要注意。 死んだあさりが混ざっている証拠なのです。 あさりの砂抜きで絶対失敗しないコツとは!? 4つのポイントを抑えよう! 最後にあさりの塩抜きで 絶対に失敗しないコツ、 4つのポイントをまとめます。 塩分濃度は海水と同じ3%にする 濃すぎると殻を閉じたままにしてしまい 薄すぎると、貝の中身がだらんと 外にでたままになってしまいます。 砂抜き中は、あさりを重ならないようにしておく よくしがちな間違いが ボウルで砂抜きしてしまうこと。 そうするとあさり同士が重なってしまい、 せっかく吐いた砂を 下のあさりが吸い込んでしまいます。 バットなどに並べて、 あさりの頭が少し出るくらいの塩水の量で。 暗い場所に置いて砂抜きをする これも海にいる状態を想像すれば、 わかりますね。 あさりは砂の中にいて 夜行性です。 アルミホイルや新聞紙などで覆って、 暗くしてあげましょう。
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