神奈川県高校野球 速報。 神奈川大会 7月13日の試合速報・結果

桐蔭学園

神奈川県高校野球 速報

第100回全国高校野球選手権神奈川大会第4日は13日、横浜スタジアムなど11球場で1、2回戦23試合を行った。 北神奈川は第1シードの慶応が6-1で昨夏ベスト4の日大に快勝。 海老名は6-4で第2シードの法政二を下した。 南神奈川は横浜緑園・釜利谷の合同チームが高浜に9-0で七回コールド勝ち。 昨夏まで14年連続で初戦突破を果たしてきた横須賀総合は藤沢翔陵に3-7で敗れた。 第5日は14日、サーティーフォー相模原球場など11球場で2回戦22試合を行う。 横浜スタジアム (1・北)慶応-日大(試合終了) 【慶応-日大】フォトギャラリーより 日大 000 001 000|1 100 000 50X|6 慶応 【評】慶応が終盤に集中打を浴びせて快勝。 同点の七回に大川の中前打で2点を勝ち越すと、続く下山の2ランなどで突き放した。 先発生井は緩急を生かして8回1失点。 日大は鋭い直球で力投した左腕中島が七回につかまり、3併殺打の打線も援護できなかった。 (2・南)横浜清陵-上矢部(試合終了) 【横浜清陵-上矢部】フォトギャラリーより 上矢部 000 102 000|3 111 010 12X|7 横浜清陵 【評】10安打に4犠打、4盗塁と小技を絡めて揺さぶった横浜清陵が勝利した。 初回に半田のスクイズで先制すると、以降も小刻みに得点を重ねた。 左腕小野は鋭いスライダーで3失点完投。 上矢部は四回1死満塁や八回1死一、二塁の好機で攻めきれなかった。 「選手たちに感謝」と感慨深げだ。 62歳のベテランは1月に脳出血で倒れ、復帰後も左半身にまひが残るため、右手だけでサインを送った。 主将谷内は「先生のためにも一つでも多く勝つ」と誓った。 後輩には自分の頭で考え抜く野球をしてほしい。 各打者がケース打撃を心掛け、2-2の九回には連打で好機をつくり山口の三ゴロの間に勝ち越した。 救援の山下は投打に活躍。 麻布大付は好機の走塁でやや思い切りに欠けたが、八回の伊藤の同点ソロは見事だった。 今後に生きてくる1勝だった。 (2・南)追浜-茅ケ崎北陵(試合終了) 【追浜-茅ケ崎北陵】フォトギャラリーより 追浜 000 012 000|3 200 121 00X|6 茅ケ崎北陵 【評】茅ケ崎北陵が毎回走者と攻め続けて小刻みに加点し逃げ切った。 5盗塁と足で揺さぶって得た計12四死球を5長打で生かした。 投げては終盤の齋間、稲葉、新井の継投がはまった。 追浜は岡部の2ランなどで追い上げたが、投手陣の制球が定まらなかった。 次は私学の相洋。 公立の意地を見せたい。 バッティングパレス相石スタジアムひらつか (1・北)生田-港北(7回コールド) 【生田-港北】フォトギャラリーより 港北 400 000 0|4 141 003 2x|11 生田 【評】生田が先発全員の14安打に8盗塁を絡めて突き放した。 1-4の二回に4短長打を集めて逆転すると、六回も2死から大和田の左前適時打などで3得点。 エース小玉は無四球8奪三振の力投だった。 港北は一回2死から4連打で奪った4点が見事だった。 次は強豪だがチャレンジャー精神で臨む。 力不足」と唇をかんだ。 初回に4点をもぎ取り「整列から一回の攻撃まで集中できるように入らせた」と言うが、守りのミスが響いた。 就任以来3年連続でコールドで初戦敗退。 指揮官は「来年こそ校歌を歌いたい」と汗を拭った。 (2・南)平塚農-藤沢総合(6回コールド) 【平塚農-藤沢総合】フォトギャラリーより 藤沢総合 120 039|15 000 000|0 平塚農 【評】藤沢総合が大勝。 一回に河野、田村の連続二塁打で先制すると、その後も効果的に加点。 六回は打者13人の猛攻で一挙9点を奪った。 5回無失点の主戦河野は打っても3安打と投打に光った。 平塚農は四回に好機をつくるも一打が出なかった。 大和スタジアム (1・北)上溝-多摩(延長11回) 【上溝-多摩】フォトギャラリーより 上溝 010 000 000 01|2 000 100 000 02x|3 多摩 【評】多摩が逆転サヨナラ。 1点を追う延長十一回に1死二、三塁から、永井の犠飛で同点。 続く鈴木が中前にサヨナラ打を放った。 投手陣は左腕永井と主戦壽藤の継投でしのいだ。 上溝は十一回に濱崎の適時二塁打で一時は勝ち越したが及ばなかった。 (2・北)向の岡工-市ケ尾(6回コールド) 【向の岡工-市ケ尾】フォトギャラリーより 市ケ尾 313 111|10 000 000|0 向の岡工 【評】市ケ尾が毎回の10得点で六回コールド勝ち。 初回から打線がつながり4安打で3点を先取し、その後も相手の5失策も絡み計10安打を浴びせ着実に加点した。 先発吉田は6回9奪三振で一人の走者も許さなかった。 向の岡工は反撃の糸口をつかめなかった。 初戦よりも自分たちのプレーができた。 (3・北)座間-相模原総合(試合終了) 【座間-相模原総合】フォトギャラリーより 相模原総合 000 100 000|1 200 000 00X|2 座間 【評】座間が3人の継投で接戦をものにした。 初回は伊田の中前適時打と暴投で2点を先取。 先発中山は5回を散発4安打1失点。 平本と西もピンチでの丁寧な投球が光った。 相模原総合は七回以降は無安打に抑えられた。 サーティーフォー相模原球場 (1・北)法政二-海老名(試合終了) 【法政二-海老名】フォトギャラリーより 海老名 010 020 021|6 010 000 210|4 法政二 【評】海老名が終盤の点の取り合いを制した。 追い付かれた直後の八回、青木の2ランで勝ち越し。 九回も1点を追加した。 2番手木菱が制球良く好救援。 再登板した七回1死満塁は併殺で切り抜けた。 法政二は九回も満塁の好機をつくったが、一本が出なかった。 (2・北)城郷-桐蔭学園(7回コールド) 【城郷-桐蔭学園】フォトギャラリーより 城郷 300 000 0|3 121 422 X|12 桐蔭学園 【評】毎回得点した桐蔭学園が快勝。 同点の三回は森のソロで勝ち越すと、四回は星野、樺田、中倉の三者連続適時打で4点を挙げた。 2番手阿部は打たせて取り5回1/3を無失点。 城郷は初回の3得点で流れをつかんだが、二回以降は1安打と封じ込まれた。 横須賀スタジアム (1・南)鎌倉-横須賀大津(6回コールド) 【鎌倉-横須賀大津】フォトギャラリーより 鎌倉 000 000|0 001 171x|10 横須賀大津 【評】14安打10得点の横須賀大津が快勝した。 三回2死三塁から吾妻の中前打で先制。 五回に短長5連打などで7点を奪い突き放した。 2年生右腕・鈴木敢は力強い直球を軸に2安打完封。 下級生主体の鎌倉は攻撃の糸口をつかめなかった。 (2・南)山手学院-横浜南陵(試合終了) 【山手学院-横浜南陵】フォトギャラリーより 横浜南陵 000 000 000|0 200 200 00X|4 山手学院 【評】山手学院が右腕松尾の三塁を踏ませない5安打完封劇で、初戦突破した。 初回に松尾の2点中前打で先制し、四回に犠飛とスクイズで手堅く加点。 3併殺の守備も引き締まっていた。 横浜南陵は好機での一打を欠いたが、救援した右腕青山の力投が光った。 直球が力強く「インコースもガンガンいく」という強気の投球スタイルで、夏の大会初登板でも実力を発揮した。 次戦に向けて「低めを意識してゴロを打たせ、野手にさばいてもらうテンポのいい投球をしたい」と意気込んでいた。 藤沢八部球場 (1・南)横浜平沼-茅ケ崎(8回コールド) 【横浜平沼-茅ケ崎】フォトギャラリーより 横浜平沼 063 000 00|9 710 401 12x|16 茅ケ崎 【評】計10長打の茅ケ崎が八回コールド勝ち。 コースに逆らわない打撃が光った。 初回は打者11人の猛攻。 四回も5短長打を集めて再逆転した。 太田は四球を挟み3打席連続の二塁打を記録。 横浜平沼は初回の7失点を一度は逆転する驚異的な粘りを見せた。 次も打ち勝ちたい。 (2・南)横浜緑園・釜利谷-高浜(7回コールド) 【横浜緑園・釜利谷-高浜】フォトギャラリーより 横浜緑園・釜利谷 000 540 0|9 000 000 0|0 高浜 【評】投打のかみ合った横浜緑園・釜利谷が七回コールド勝ち。 合同チームながら横浜緑園は創部初勝利を挙げた。 攻めては小松の2ランなど13安打。 打順を問わずバットが振れていた。 佐藤、菅原の両投手も零封リレー。 高浜は四、五回に左腕山崎が打ち込まれた。 中栄信金スタジアム秦野 (1・北)翠陵-麻溝台(試合終了) 【翠陵-麻溝台】フォトギャラリーより 麻溝台 010 011 100|4 000 000 001|1 翠陵 【評】麻溝台のエース齊藤が六回二死までパーフェクトの力投を見せて1失点完投。 直球とカットボールで組み立て、8三振を奪った。 翠陵は先発田畑が早打ちで攻略されて七回途中4失点降板。 九回無死一、三塁からもう少し粘りたかった。 (2・北)橘学苑-新城(8回コールド) 【橘学苑-新城】フォトギャラリーより 新城 000 000 00|0 102 012 01x|7 橘学苑 【評】橘学苑の左腕二宮が三塁を踏ませない好投で4安打完封。 バックも四回までに3併殺の好守で攻撃の芽を摘んだ。 打線はそつなく加点して八回コールドで締めた。 新城は先発大本が三回まで5四死球3失点と乱調だったのが響いた。 もっと長く戦いたかった。 3年生のために一つ一つアウトを取りたい。 小田原球場 (1・南)藤沢西-山北(試合終了) 【藤沢西-山北】フォトギャラリーより 藤沢西 000 000 000|0 100 300 00X|4 山北 【評】山北はエース松岡が3安打完封。 直球を主体に五回2死まで無安打に抑えて流れをつかみ、攻撃では四回2死満塁の好機に9番石田が三塁打で走者を一掃。 藤沢西は継投した石渡、中島が五回以降を無失点に抑えたが、先頭打者が1度も出塁できなかった。 故障した時、めげずに鍛えたことが今につながっている。 また先輩たちと野球ができる。 (2・南)磯子工-西湘(7回コールド) 【磯子工-西湘】フォトギャラリーより 西湘 100 224 0|9 000 000 0|0 磯子工 【評】西湘が隙を逃さなかった。 五回に四球と野選で出塁した2走者を捕逸と中園の内野安打で生還させ、六回も野選、敵失から畳み掛けて4点を奪った。 主戦荻野は5安打零封。 磯子工は小金丸が146球を投じたが、報われなかった。 いせはらサンシャイン・スタジアム (1・北)川崎総合科学-綾瀬西(試合終了) 【川崎総合科学-綾瀬西】フォトギャラリーより 綾瀬西 000 000 002|2 020 010 00X|3 川崎総合科学 【評】部員9人の川崎総合科学が8年ぶりの勝利。 主戦村瀬は内外角への制球力と緩急を駆使して完投。 無失策の堅守も見事だった。 打線は五回2死からの好機に内村が適時打で3点目を加えた。 綾瀬西は九回に3長打で1点差まで追い上げたが届かなかった。 (2・北)秦野総合-橋本(試合終了) 【秦野総合-橋本】フォトギャラリーより 橋本 000 030 000|3 220 130 00X|8 秦野総合 【評】14安打の秦野総合が打ち勝った。 初回に4安打と四球などで2点を先取。 下位打線も甘い球を仕留め、原は3安打3打点の活躍だった。 先発生田目は粘りの投球で3失点の完投。 橋本は五回に3本の短長打で3点を返したが、六回以降は1安打に封じられた。 次戦はもっと乗っていけると思う。 俣野公園・横浜薬大スタジアム (1・南)横須賀総合-藤沢翔陵(試合終了) 【横須賀総合-藤沢翔陵】フォトギャラリー 藤沢翔陵 000 121 021|7 000 101 100|3 横須賀総合 【評】藤沢翔陵が終盤に勝負強さを発揮した。 八回2死一、三塁から本間、有賀の短長打で2点を奪って突き放すと、九回には敵失を突いてダメを押した。 計4犠打と小技も光った。 横須賀総合も9安打と振り負けなかったが、序盤に続いた好機を生かせなかった。 (2・南)海洋科学-寒川(8回コールド) 【海洋科学-寒川】フォトギャラリーより 寒川 100 001 63|11 100 020 10|4 海洋科学 【評】寒川は終盤の集中打が見事だった。 七回に4長短打を集めて6点を奪うと、八回にも3四死球に乗じて3点を追加。 疲労の出始めた相手の失投を見逃さず、10盗塁と足でもかき回した。 海洋科学も中盤まで粘り強く応戦したが、最後はスタミナ切れだった。 主将關谷は「気の緩みもあって相手に流れがいってしまった」と悔やんだ。 部員不足だったが、關谷が4月から2カ月海洋実習で不在にしていた間に5人が加わり、単独出場がかなった。 「いい仲間が集まってくれた。 後輩たちはもっと人数を集めて、この試合を忘れずにやってほしい」と託していた。

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神奈川)夏の高校野球、県独自の大会大会開催へ

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新型コロナウイルスの影響で中止になった今春の第92回選抜高校野球大会の出場32校が参加する「2020年甲子園高校野球交流試合」(日本高校野球連盟主催)の抽選会… (2020年07月09日 06:23)• 阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で8月に開催される「2020年甲子園高校野球交流試合(仮称)」に出場する東海大相模が14日、約3カ月ぶりに練習を再開した。 グラウ… (2020年06月16日 12:52)• 県高野連は12日、横浜市内で記者会見し、新型コロナウイルスの影響を受けて中止になった第102回全国高校野球選手権大会の神奈川大会の代替大会を独自で開催する方針… (2020年06月13日 12:59)• 新型コロナウイルスの影響で中止になった今春の第92回選抜高校野球大会の出場校が参加する「2020年甲子園高校野球交流試合(仮称)」(日本高野連主催)の開催が決… (2020年06月11日 13:03)• 秋田経法大付(現ノースアジア大明桜)高時代から野球の日本代表に選ばれた大型左腕は、プロで挫折を経験し、引退後は職を何度も変えた。 元巨人投手の小野仁さん(43)… (2020年05月31日 12:42)• 阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で8月10日に開幕予定だった第102回全国高校野球選手権大会は20日、新型コロナウイルス感染拡大を受け、地方大会も含め中止が決ま… (2020年05月21日 13:05)• 県高野連は2日、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、今月開催を予定していた高校野球春季県大会を中止すると発表した。 県高野連は3月17日に地区予選の中止を… (2020年4月3日 13:18)• 県高野連は17日、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、26日から予定されていた高校野球春季地区予選を中止すると発表した。 4月に予定されている県大会は開催… (2020年3月18日 11:31)• <センバツ高校野球> 第92回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)は11日、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で中止が決まった。 2年ぶり11回… (2020年3月12日 12:25)• <センバツ高校野球> 第92回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)は新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、無観客試合での開催を前提に準備を… (2020年3月5日 11:42).

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横浜高校野球部

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打撃陣、選手層厚く 山梨学院・山梨1位 春夏に続き3季連続で県大会を制した。 栗田勇雅選手(2年)や小吹悠人選手(同)ら今夏の甲子園出場メンバーがチームをけん引する。 打撃の中心は1年夏から3度の甲子園を経験している栗田選手。 県大会5試合で11打点を挙げ、決勝でも三塁打などで得点に絡む勝負強さが持ち味。 2人の他にも打撃力のある選手がそろう。 外川温大選手(同)と河野修慈選手(同)は県大会で本塁打を放つなど成長を見せた。 投手陣は全試合で先発したエース左腕・吉川大投手(同)の他、控えの河瀬貴洋投手(同)らが調整を重ねている。 吉田洸二監督は関東大会に向け「全体の底上げが課題」と話す。 【高田奈実】 破壊力つけ優勝を 花咲徳栄・埼玉1位 花咲徳栄・中井大我主将 5年連続の優勝を果たした夏の埼玉大会に続き、2季連続で県大会を制した。 打線は2年連続で甲子園を経験した4番の井上朋也選手(2年)や、夏の埼玉大会で打率6割超えを記録した田村大哉選手(同)らが引っ張る。 甲子園経験者だけではなく、県大会では浜岡陸選手(1年)が決勝で先制打を放ち全打席で出塁するなど、目覚ましい活躍を見せた。 投手陣は今夏の甲子園でも力投した左腕・高森陽生投手(2年)をはじめ、鈴木朋也投手(同)や須田新太投手(同)も控え、層が厚い。 中井大我主将(同)は「(県大会では)技術以外の精神面で成長できた。 打撃に破壊力をつけて優勝を目指したい」と意気込んだ。 【平本絢子】 投打バランス良く 青藍泰斗・栃木1位 青藍泰斗・佐藤亮斗主将 投打にバランスが良く、22年ぶりに県大会を制した。 夏の栃木大会4強の主力が多数残りチームを引っ張る。 投手陣はタイプの違う3人がそろう。 主戦はキレのあるスライダーが武器の右腕・佐々木康投手(2年)。 県大会で22イニング1失点と好投した左腕の大金裕人投手(同)は制球が良い。 サイドスローの森島優斗投手(同)も控える。 打線の中心は県大会で打率4割超、8打点を挙げた石川慧亮選手(同)。 小太刀健斗選手(同)も7打点と結果を残した。 レギュラー全員の出塁率が3割を超え、攻撃に切れ目がない。 佐藤亮斗主将(同)は「打撃ではつなぐ意識、守備では丁寧さを意識して戦う」と語った。 【玉井滉大】 力ある3投手軸に 常総学院・茨城1位 常総学院・中山琉唯主将 甲子園で春夏1回ずつの全国優勝を誇る名門だが、2016年夏を最後に甲子園から遠ざかっている。 関東大会出場は2年連続。 力のある右の3投手が守備からリズムを作り、上位進出を狙う。 県大会で背番号1だった一條力真投手(2年)は、準々決勝で延長十三回を2失点完投。 準決勝と決勝は、菊地竜雅投手(2年)と江幡大輝投手(2年)が先発して好投した。 打線も好調で、県大会の5試合すべてで2桁安打を記録。 小木曽星音(ひなね)選手(2年)は12安打を放った。 小技も得意で、決勝では犠打に長短打を絡めて8点を奪った。 中山琉唯主将(2年)は「常総らしい野球で勝ち抜き、絶対に甲子園にいく」と闘志を燃やしている。 【小林杏花】 4試合で2桁安打 駿台甲府・山梨2位 駿台甲府・樋口礼乙主将 県大会5試合で65安打43得点と強力打線で勝ち上がり、31年ぶりの秋の関東大会出場を果たした。 中軸の三木諒人選手(2年)と池田朋弘選手(同)が打線を引っ張る。 県大会準々決勝は2人で6打点をたたき出し、コールド勝ち。 ベンチ入り間もないものの県大会計8安打の宗像将選手(同)の活躍も光り、チームは5試合中4試合で2桁安打を記録した。 投手陣は全試合で先発したエースの大須賀秀人投手(同)の後に、左腕の藤井貴也投手(同)や高野遥大投手(同)らが控える。 今春の関東大会は初戦で七回コールド負けを喫した。 但田邦之監督は「春の悔しさを持ちながら努力してきた」と雪辱を誓う。 【高田奈実】 投手力に信頼厚く 西武台・埼玉2位 西武台・小松大空主将 夏の埼玉大会も経験したエース左腕・増田優真投手(2年)は、キレのある直球に変化球を織り交ぜ、打たせて取る投球が安定している。 今年就任した福喜多繁尊(しげたか)監督からは「果敢に内角を攻め、ピンチの場面でもうまく切り抜けてくれる」と信頼が厚く、県大会準決勝では被安打3で完投した。 井原壮志投手(同)との二枚看板でチームを支える。 打線は強豪の浦和実や花咲徳栄を相手に本塁打を放った山田隼選手(同)や、深田翔太選手(1年)らが引っ張る。 福喜多監督は「県大会でチーム全体がかみあうようになり、自信がついた。 常に攻める姿勢で打ち勝っていきたい」と、上位進出を目指して気を引き締めている。 【平本絢子】 犠打絡め得点圏に 文星芸大付・栃木2位 文星芸大付・盛下瑠唯主将 相手に主導権を渡さない安定感のある戦いぶりで関東大会出場を決めた。 エースの高根匠人投手(2年)は低めにボールを集めて打たせて取る投球が持ち味。 左腕の鈴木寛大投手(同)も県大会で16イニングを投げて1失点と要所を締めた。 二塁を守る盛下瑠唯主将(同)の堅守も光る。 打線は犠打を絡めて走者を確実に得点圏に進める。 前チームから中軸を打ち、勝負強い角田祥太郎選手(同)の前に好機を作りたい。 下位を打つ福田夢羽斗選手(1年)は県大会で8安打とバットが振れている。 盛下主将は「県外の強豪相手にどれだけ通用するか楽しみ。 少ない好機をものにして勝ち上がりたい」と意気込む。 【玉井滉大】 左腕・山本投手が柱 霞ケ浦・茨城2位 霞ケ浦・小田倉啓介主将 今夏の甲子園のマウンドを経験した左腕・山本雄大投手(2年)がチームの柱だ。 県大会は決勝を除く4試合に登板し、29回を投げて被安打19、自責点2と好投した。 関東大会出場がかかる準決勝では完封した。 打線の中心は宮崎莉汰選手(1年)。 準決勝、決勝ともに適時打を放つなど、県大会5試合で4打点。 夏の甲子園に出場した飯塚恒介選手(1年)も勝負強い打撃が光る。 課題は守備。 県大会決勝では失策が絡んだ失点もあり、準優勝に終わった。 チームは春夏通じて甲子園に3度出場したが未勝利。 小田倉啓介主将(2年)は「夏の忘れ物を取りに行きたい」と、センバツ出場と甲子園初勝利を目指している。 【小林杏花】.

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