溶連菌に感染したときの症状とは 溶連菌は正式には「溶血性連鎖球菌」といい、 主にのどに感染して、咽頭炎、扁桃炎、猩紅熱(しょうこうねつ:小さな赤い発疹を伴う発熱)などを引き起こします。 中でも溶連菌によって引き起こされた感染症は 「溶連菌感染症」と呼ばれ、子供が発症することが多い病気です。 溶連菌感染症に罹ると、以下のような症状がみられます。 代表的な治療薬は以下の通りです。 ・ペニシリン系抗菌薬 ・セフェム系抗菌薬 ・マクロライド系抗菌薬 ・アセトアミノフェンの成分を含む座薬(子供に処方することの多い解熱剤) ・非ステロイド性抗炎症薬(大人に処方することの多い解熱剤) 患者の体質や医師の判断によりますが、 基本的にはペニシリンが第一選択とされます。 ペニシリンに対してアレルギー反応が出る場合はセフェム系抗菌薬を、ペニシリンとセフェム系抗菌薬両方にアレルギーがある場合はマクロライド系抗菌薬が処方されることが多いです。 副作用について ここでは、上の項目で説明した治療薬の副作用をみていきましょう。 ペニシリン系抗菌薬 代表的な副作用は嘔吐や下痢です。 また、人によってはアナフィラキシーショックなどの強いアレルギー反応を起こす可能性があります。 セフェム系抗菌薬 セフェム系抗菌薬は消化器官に影響することが多く、副作用として下痢が現われることがあります。 マクロライド系抗菌薬 副作用が比較的少ないことが特徴ですが、薬剤に対する抵抗力を持った耐性菌が現われる可能性があることが難点です。 再発や合併症を防ぐために 処方された抗菌薬を、日数分をきちんと飲み切ることが大切です。 抗菌薬を服用すると、1~2日で症状が軽くなったり、のどの細菌数が減って痛みが和らぐことが多いですが、ここで薬の服用をやめてしまうと、体の中の細菌を殺菌し切れていない可能性が高くなります。 細菌が体内に少しでも残っていると再発や、急性腎炎、リウマチ熱、血管性紫斑病(免疫に異常が発生することで全身の小血管が炎症を起こし、血管が弱くなって出血しやすくなってしまう病気)などの 合併症を招く危険性があるので、症状が改善した後も 抗菌薬は用法・用量を守って最後まで飲み切るようにしてください。 おわりに:溶連菌の再発を防ぐためにも、薬は医師の指示通り服用しよう 溶連菌は抗菌薬によって治療することができますが、再発や合併症が起こりやすいという特徴があります。 特に合併症の中には心臓や腎臓に重篤な障がいを招く可能性の高い病気があるので、治療薬をきちんと飲んで発症を防ぎましょう。 薬剤は処方された分を最後まで飲むことはもちろん、一日の服用回数なども医師の指示通りに従ってください。
次の治療期間の長さと薬剤の味が悪い。 咽頭に存在する菌が抗菌効果を失わせてしまう。 抗菌薬によって咽頭の常在細菌叢が変化して菌抑制作用が低下。 家族間で溶連菌が繰り返し感染している。 溶連菌が細胞内で成長してしまっている。 以上の5点が、溶連菌感染症がなかなか治らない原因だと 考えられています。 ここで特に気をつけていただきたいのが、2番目と4番目です。 この2点が特に多いそうです。 まず2番目の「咽頭に存在する菌が抗菌効果を失わせてしまう。 」 について解説しましょう。 咽頭に存在する菌が抗菌効果を失わせてしまう。 また、多くの菌にとっても抗菌薬の攻撃を避ける最も重要な機構であり、これを発展させることにより現在まで生存し得た、と言えます。 家族間で溶連菌が繰り返し感染している。 溶連菌感染症が潜伏期間を過ぎても完治しない原因の もう一つとして、家族間で気づかないまま溶連菌を撒き散らし、 患者に気づかないうちに感染させてしまっているケースです。 特に家族間は距離が近く、家の中という最も身近な 密室空間にいるため、溶連菌が蔓延して感染し続けるというのは 何もおかしな話ではありません。 こういった感染をピンポン伝幡なんていいますが、 まさにピンポン玉が跳ね返るように患者の口や鼻へと 跳ね返って運ばれていきます。 こういった事態に陥る場合、家族間で溶連菌対策ができていない 可能性があります。 家族のうちで一人でも溶連菌感染症患者が出た場合は、 これ以上拡散させたり、繰り返さないために、マスクを着用して 家の中でも手洗いと消毒を徹底する必要があります。 溶連菌感染症の基本的な予防などは、以下の記事などで 詳しく解説していますので、参考にしてください。 このように、溶連菌感染症が一向に治らない原因には、 こういった理由が存在している可能性があります。 もし潜伏期間である2週間以上たっても、症状が改善しない場合は、 医師や家族に相談して薬剤変更や、予防対策を行うことが大事です。
次のスポンサード リンク アラフォーの主婦が溶連菌にかかったら・・・ 溶連菌は突然に・・・ 月曜日の夜に突然、喉が痛み始めました。 そして、火曜日の夕方は「やばいかも・・・」と思う喉の痛さ。 次第に節々の痛みや、だるさ、頭痛が襲ってきます。 それでもその日までに図書館に本を返しに行かないといけなくて、子ども二人を自転車に載せて図書館へ向かいました。 その時はすでに熱が出る予感がしていました。 もうこの身体のだるさ、久しぶりのこの感じ これはきっと熱が出るでしょう! その時さっさと病院に行けばよかったのですけどね・・・。 子ども二人を連れて病院待ちする気力はなかったのですよ。 私のとった行動 図書館の帰りドラッグストアへ。 カレールーと幼稚園のお弁当用の冷食と栄養ドリンクを購入しました。 家に帰り、マスクをし、身体のだるさと戦いながら、とりあえず2日分の大量カレーを作りました。 カレー2日分、作っておいてよかったです。 次の日もとりあえずの食べ物があったので、安心して休む事ができました。 離乳食のお子さんがいたら、ドラッグストアでレトルトの離乳食を多めに買っておきましょう! 子どもを寝かし終えた後 子どもは何とか寝かさないとって気を張りつめていたと思います。 子どもを寝かせている時やっと私も横になる事ができて、そこで初めて寒気が襲ってきました。 きたきた~寒気きた~ その夜はみんなとは別室で寝ました。 そして熱は38. 7度まで上がりました。 汗もかいたし、これで峠を越えたなって安心して眠りました。 二日目 朝にはすっかり熱も下がっていました。 が、なんだか身体のだるさがスッキリしません。 喉は相変わらずひどい痛みです。 なんとか冷食でお弁当を作り、お兄ちゃんをバス停まで送っただけで、ゆっくり眠りました。 だけど、やっぱりスッキリしません。 熱も下がったし、子ども連れて雨の中病院行かなくても・・・と思いこの日も病院には行きませんでした。 夕方からまた節々の痛み、頭痛が始まりました。 昨夜頑張って作ったカレーを子どもには食べさせましたが私は昨日からカレーは一口も食べておりません。 喉が痛すぎるから・・・ この日も夜中38度の熱がでました。 三日目 朝はやっぱり熱がないものの、やっぱり身体がだるい・・・。 お腹はすくのでパンを焼いて食べると、昨日まで普通に食べられたのに、今日は喉を通らない。 喉が痛すぎる・・・。 パンが通らないなんてどんだけ腫れてるんだ? 両耳の下はちょっと触るだけでも痛い。 鏡で口を大きく開けて見てみたら、 喉の奥が白くブツブツとしているのが見えました。 これはやばい・・・もう抗生剤を飲まなければ・・・ 病院へ なんとか頑張って耳鼻咽喉科へ。 若い女の先生が診てくれました。 喉をみた途端、 「あ~溶連菌っぽいな・・・」 と言われました。 喉の白いブツブツの事でしょうか? 「あんまり大人にはかからないんだけどなぁ。 疲れています?」 と聞かれ、私はとっさにベビーカーに座っている弟くんをみて「そりゃ、まあ、」と答えました。 こんなのが常にそばにいますからね。 溶連菌の検査は喉の分泌物を綿棒で軽くゴシゴシされるだけです。 検査の痛みはありませんでした。 20分ほど待って 結果は陽性。 「やっぱり溶連菌でした。 老いのせいではなかったのね。 イヤイヤそんな事より 「子どもにうつっちゃいますか?」と聞くと 「今みたいにマスクしてたら大丈夫ですよ。 くしゃみとか咳とかの飛沫感染なので。 3日目くらいから喉の痛みもひいてくるので、『なんで飲んでるんだろ?』とか思っちゃうかもしれませんけど、頑張って飲んでくださいね!」 自分の体調が悪いと感じたら・・・ ・できるだけ早めに受診する 反省点としては、さっさと耳鼻科に行くべきでした。 そしたらこんなに長引く事もなかったのかな?と思います。 でも子どもがいると病院に行くのもためらっちゃうんですよね。 ・3日分の家族の食料を準備しておく ママの体調が悪い時になんといっても食事を作るのが大変です。 次の日も体調の復活を見込めないと読んで、カレーを二日分作っておいたのは我ながらグッジョブでした。 応援を頼める人はいいのでしょうが、頼めない人は一日目に作り置きできるものを頑張って作るといいですよ!あとは、冷食を多めに買っておくのもいいかもしれません。 ・子どもにうつさないためにも、家の中でもマスクをし、別室で寝る事ができるなら、別室で寝ましょう。 最後に 抗生剤を毎食後飲んで日に日に喉の痛みはひいてきましたが、5日目の今もまだ完全には痛みはひいていません。 しぶといやつです。 そういえば、2週間前にお兄ちゃん、全身蕁麻疹がでたのですが、その時に溶連菌疑いで同じ検査をしたのです。 結果は陰性だったのですが、もしかして、本当は感染してたんじゃないか?って疑ってしまいます。 なので予防薬を処方することができますがどうしますか?」 って聞かれたんです。 その時私が「大人の分は?」と聞いたら 「大人の方はあまりうつらないのですけど、もしご希望でしたら出すことができます。 」と言われました。 結果陰性だったので、もらう事もなかったのですが・・・。 正しく検査されたのかしら? とにかく、 溶連菌の予防薬は処方できるらしいので、ママがかかった時、兄弟がかかった時は先生に相談してみて下さい! 私はそんな事すっかり忘れていて、子どもの分の薬はもらいませんでした。 とりあえず今のところ大丈夫そうです。 そしてママ達、疲れはためすぎないようにしましょうね。
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