効能・効果• 悪性リンパ腫の紅皮症• 中耳根治手術の術創• 内耳開窓術の術創• 円形脱毛症• 毛孔性紅色粃糠疹• 結節性紅斑• ケロイド• 紅斑症• 紅皮症• 固定蕁麻疹• 湿疹・皮膚炎群• 掌蹠膿疱症• 女子顔面黒皮症• 進行性指掌角皮症• 蕁麻疹様苔癬• ストロフルス• ダリエ遠心性環状紅斑• 中毒疹• 天疱瘡群• 日光皮膚炎• ビダール苔癬• 皮膚そう痒症• 扁平苔癬• 放射線皮膚炎• 虫さされ• 痒疹群• 類天疱瘡• 慢性円板状エリテマトーデス• ジベルバラ色粃糠疹• 鼓室形成手術の術創• 光沢苔癬• 多形滲出性紅斑• 悪性円形脱毛症• ジューリング疱疹状皮膚炎 外用ステロイド(ストロングクラス) この薬をファーストチョイスする理由(2019年2月更新)• ・リンデロンが第一選択です。 抗菌薬配合を選択する場合も本剤のVGです。 効果と患者さんの使用感が主な理由です。 (60歳代診療所勤務医、一般内科)• ・使い慣れており、有効性、安全性も分かっており、特に問題になる副作用の経験もない(60歳代病院勤務医、循環器内科)• ・やはり良く知られており、コンプライアンスがよく、置いていない病院もほとんどない。 (40歳代病院勤務医、皮膚科)• ・使い慣れている。 ゲンタシンは耐性菌が多いので推奨しません。 (50歳代病院勤務医、一般内科)• ・症状によって、軟膏、クリームを使い分けています。 (40歳代病院勤務医、小児科) 外用ステロイド/strong この薬をファーストチョイスする理由(2017年7月更新)• ・最もポピュラーな外用ステロイドとして、副作用などの予測が立ちやすい。 ただし、ストロングクラスなので、実際の臨床では切れ味がいまひとつと感じている。 (40歳代診療所勤務医、皮膚科)• ゲンタマイシンが配合されている安心感からでしょうか。 処方の依頼を看護師・患者から受けることもよくあります。 (40歳代診療所勤務医、循環器内科)• ・リンデロンは昔から使っているため処方機会の多い薬剤ではあるが、効果がいまいちなこともあるので、特に高齢患者の難治例ではベリーストロングクラスから開始することが増えてきている。 (50歳代病院勤務医、一般内科)• 塗るとすぐにスッとするので、かゆみが治まった感じがします。 (40歳代病院勤務医、その他診療科)• ・クリーム、軟膏、ローションなど、程度によって剤型を使い分けられるから。 (60歳代開業医、一般内科)• ・慣れているため。 フルコートは弱いので陰部などに使用している。 メサデルムは基剤が固くて使いにくい。 ボアラは少し効果が弱い印象。 (60歳代開業医、皮膚科)• ・体幹部や四肢に塗る場合には、適度な強さだと感じます。 これで2週間経っても改善しない場合は、皮膚科にコンサルトしています。 (50歳代病院勤務医、一般内科) 外用ステロイド/strong この薬をファーストチョイスする理由(2016年3月更新)• ・これで効果がない場合、皮膚科紹介を検討する基準としています。 (50歳代病院勤務医、神経内科)• ・リンデロンVGを過剰な肉芽の盛り上がりの際に使用している。 有効である。 (50歳代病院勤務医、整形外科)• ・抗アレルギー作用、抗炎症作用が顕著でアトピー性ないしアレルギー性皮膚炎に有効である。 塗布を継続しすぎると皮膚の菲薄化を招くため注意が必要と思われる。 (50歳代病院勤務医、神経内科)• ・感染遷延防止作用があるくらいの意味でゲンタマイシン含有ベタメタゾン軟膏をよく使います。 もはや現状はブドウ球菌に無効であることも心得ております。 塗布、時間経過、石鹸洗浄して必要充分に薄く塗布、のサイクルが継続可能な方はステロイド使ってよいと思います。 (40歳代病院勤務医、一般内科)• ・採用されているのはフルコートとリンデロンVなのですが、リンデロンの方を処方することが多いです。 フルコートは、一度副作用で、(塗り薬ですが)薬剤性のせん妄を経験したことがありますので。 ご高齢の認知症のかたでした。 エビデンスはないですが、それ以来、何となくフルコートは避けています。 (50歳代病院勤務医、精神科)• ・リンデロンはどの病院でも取り扱いがあり、処方する機会が多い。 ただし、リンデロンVGがメインとなってしまうため、合剤を使用したくない場合などは、メサデルム、プロパデルムを処方する。 効果は同等。 リドメックスはそれらに比べやや効果は弱い印象。 ローションタイプでアルコール刺激があるエクラーなどもそう痒が強い症例には有効な印象。 (30歳代病院勤務医、上記以外の内科系専門科)• ・軟膏、クリームで品揃えが豊富なため色んなひとのストックがあり受け入れられやすい。 (40歳代病院勤務医、一般内科)• ・ワセリン基剤の軟膏、クリームなど剤形が様々。 (40歳代病院勤務医、消化器外科)• ・安定した効果と皮膚科以外のDr.もなじみがある。 ゲンタマイシン配合剤や軟膏・クリーム・ローションと剤型が多い。 (30歳代病院勤務医、麻酔科)• ・病棟や処置室などに置いてある、皮膚科医以外に最もポピュラーな外用ステロイドで、やや過剰だと思う点もあるが、非専門医には最も使いやすい。 (30歳代病院勤務医、消化器外科) 効果・効能 (添付文書全文) 湿疹・皮膚炎群(進行性指掌角皮症、女子顔面黒皮症、ビダール苔癬、放射線皮膚炎、日光皮膚炎を含む)、皮膚そう痒症、痒疹群(蕁麻疹様苔癬、ストロフルス、固定蕁麻疹を含む)、虫さされ、乾癬、掌蹠膿疱症、扁平苔癬、光沢苔癬、毛孔性紅色粃糠疹、ジベルバラ色粃糠疹、紅斑症(多形滲出性紅斑、結節性紅斑、ダリエ遠心性環状紅斑)、紅皮症(悪性リンパ腫による紅皮症を含む)、慢性円板状エリテマトーデス、薬疹・中毒疹、円形脱毛症(悪性円形脱毛症を含む)、熱傷(瘢痕、ケロイドを含む)、凍瘡、天疱瘡群、ジューリング疱疹状皮膚炎(類天疱瘡を含む)、痔核、鼓室形成手術・内耳開窓術・中耳根治手術の術創。 (効能又は効果に関連する注意) 皮膚感染を伴う湿疹・皮膚炎には使用しないことを原則とするが、やむを得ず使用する必要がある場合には、あらかじめ適切な抗菌剤(全身適用)、抗真菌剤による治療を行うか、又はこれらとの併用を考慮すること。 副作用 (添付文書全文) 次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。 1. 重大な副作用 11. 1.1. 眼圧亢進、緑内障、後嚢白内障(頻度不明):眼瞼皮膚への使用に際しては眼圧亢進、緑内障を起こすことがある。 大量又は長期にわたる広範囲の使用、密封法(ODT)により、緑内障、後嚢白内障等があらわれることがある〔8. 1参照〕。 2. その他の副作用 1). 過敏症:(頻度不明)皮膚刺激感、接触性皮膚炎、発疹。 2). 眼:(頻度不明)中心性漿液性網脈絡膜症。 3). 皮膚感染症:(頻度不明)皮膚細菌感染症(伝染性膿痂疹、毛嚢炎・せつ等)、皮膚真菌症(皮膚カンジダ症、皮膚白癬等)、皮膚ウイルス感染症[このような症状があらわれた場合には、適切な抗菌剤、抗真菌剤等を併用し、症状が速やかに改善しない場合には、本剤の使用を中止すること(密封法(ODT)の場合に起こりやすい)]。 4). その他の皮膚症状:(0. 5). 下垂体・副腎皮質系:(頻度不明)下垂体・副腎皮質系機能抑制[大量又は長期にわたる広範囲の使用、密封法(ODT)により発現した事象。 投与中止により急性副腎皮質機能不全に陥る危険性があるため、投与を中止する際は患者の状態を観察しながら徐々に減量すること]。 *)再評価結果を含む。 使用上の注意 (添付文書全文) (禁忌) 2. 1. 細菌皮膚感染症・真菌皮膚感染症・スピロヘータ皮膚感染症・ウイルス皮膚感染症及び動物性皮膚疾患(疥癬、けじらみ等)[これらの疾患が増悪するおそれがある]。 2. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。 3. 鼓膜に穿孔のある湿疹性外耳道炎[穿孔部位の治癒の遅延及び感染のおそれがある]。 4. 潰瘍<ベーチェット病は除く>、第2度深在性以上の熱傷・第2度深在性以上の凍傷[皮膚の再生が抑制され、治癒が遅延するおそれがある]。 (重要な基本的注意) 8. 1. 大量又は長期にわたる広範囲の密封法(ODT)等の使用により、副腎皮質ホルモン剤を全身投与した場合と同様な症状があらわれることがある〔9. 5妊婦、9. 7小児等、9. 8高齢者の項、11. 1.1参照〕。 2. 本剤の使用により症状の改善がみられない場合又は症状の悪化をみる場合は、使用を中止すること。 3. 症状改善後は、できるだけ速やかに使用を中止すること。 (特定の背景を有する患者に関する注意) (妊婦) 妊婦又は妊娠している可能性のある女性に対しては大量又は長期にわたる広範囲の使用を避けること〔8. 1参照〕。 (小児等) 長期・大量使用又は密封法(ODT)により発育障害を来すとの報告がある。 また、おむつは密封法(ODT)と同様の作用があるので注意すること〔8. 1参照〕。 (高齢者) 大量又は長期にわたる広範囲の密封法(ODT)等の使用に際しては特に注意すること(一般に副作用があらわれやすい)〔8. 1参照〕。 (適用上の注意) 14. 1. 薬剤交付時の注意 患者に対し次の点に注意するよう指導すること。 1.1. 使用時:化粧下、ひげそり後等に使用することのないよう注意すること。 1.2. 使用部位:眼科用として使用しないこと。 (取扱い上の注意) 20. 1. 高温条件下で軟膏基剤中の低融点物質(液体)が滲出すること(Bleeding現象)がある。 3. 遮光して保存すること。 (保管上の注意) 室温保存。 処方薬事典は医療・医薬関係者向けのコンテンツです。
次の内痔核 肛門の奥にでき、初期には痛みは無く出血のみで、進行と共に痛みと脱出を伴ってきます。 排便が終わると、自然に戻っていた脱出は、次第に手で押し込まないと入らなくなり、更には常に脱出したままの状態になってしまいます。 内痔核の程度は次のように分類され、それぞれに応じた治療法があります。 Goligher(ゴリガー)分類• 痔瘻 肛門に痛みのある硬いしこり(血栓:血のかたまり)ができた状態。 出血はない。 (結紮切除術)。 根治性は高いが、術後の痛みや出血の危険性が高くなり、10日前後の入院が必要です。 有効性が高く、痛みもほとんどなく、入院期間も短縮されますが、平成17年3月に発売された薬で、 現在は使用できる医師が限られており、当院は使用資格を持っています。 日帰り治療もしくは数日間の入院が必要となります。 日帰り治療です。 日帰り治療です。 保存的治療や薬物療法での治癒は難しく、一旦治ったようでも再発し、多くの場合根治的な手術が必要です。 肛門周囲膿瘍の状態のときは、まず切開して膿を出す手術を行います。 これだけで治ってしまうこともありますが、多くは後日、痔瘻に対する手術を行います。 肛門周囲膿瘍から自然に膿が排出されているときは、痔瘻に対する手術を行います。 手術 【瘻管開放術】 単純な痔瘻に対する方法で、日帰り手術もしくは数日間の入院です。 【肛門括約節温存瘻管繰り抜き術】 肛門の筋肉の働きを損なわないように痔瘻の瘻管だけを繰り抜いてしまいます。 7~14日程度の入院が必要です。 【シートン法】 医療用のゴムを痔瘻の瘻管の中に通し、ゆっくりと切開していく方法で、色々なタイプの痔瘻に応用でき、痛みも術後の肛門機能障害も少なく、入院期間も短くてすみます。 日帰り手術もしくは数日間の入院です。
次の記事の内容• 回答:それぞれステロイドとしての強さが異なる、別の薬 ステロイド外用剤の『リンデロン』には、 DP・V・VG・Aの4種類があります。 同じ『リンデロン』でも、このアルファベットが違えば薬の成分・ステロイドとしての強さも異なる 別の薬です。 皮膚の厚さは場所によって大きく異なるため、同じ薬を塗っても吸収される量が違います。 そのため、。 塗り薬は、家に残っている薬を使ったり、家族・兄弟間で使いまわしたりといった、間違った使い方が特に起こりやすい薬ですが、医師・薬剤師に指示された使い方以外はしないようにしてください。 『リンデロン』も4種がそれぞれ別の強さにランク分けされています。 『アンテベート』や『マイザー』等と同じ強さのもので、主に手足や体幹といった部分に使用し、顔には使いません。 一般的に、体幹のうちお腹や首など皮膚の薄い部分にも使用できる強さです。 「フラジオマイシン」という抗生物質も配合されているため、眼や耳に細菌が感染し、炎症を起こしているような場合に使用します。 そのため、。 48 2 :181-3, 1967 PMID: 例えば 顔と足のうらでは、薬の吸収が100倍近く異なるため、同じ薬を使うわけにはいきません。 皮膚が厚い手足に、弱いステロイド外用剤を使っても、あまり効果が期待できません。 皮膚が薄い顔に、強いステロイド外用剤を使うと、。 「たかが塗り薬」と油断することなく医師・薬剤師の指示を守り、自己判断で勝手な使い方をしたり、家族・兄弟間で薬を使いまわしたりしないようにしてください。 薬剤師としてのアドバイス:虫刺されに『リンデロン』を使う場合は、特に注意 『リンデロン』は、虫刺されに処方されることがあります。 しかし、よく効くからといって「リンデロン=虫刺されの薬」と認識することは非常に危険です。 があるからです。 虫刺されの薬をもらう際には、どの場所に使える薬なのか、医師・薬剤師に予め確認しておくことをお勧めします。 特に、を考える必要があります。 また、虫刺されであっても動悸や冷や汗などのショック症状がある場合には、すぐに病院を受診するようにしてください。 ポイントのまとめ 1. ステロイド外用剤の『リンデロン』には、DP・V・VG・Aの4種類があり、薬の強さも成分も全く違う 2. ステロイド外用剤は、塗る場所によって厳密に使い分ける必要がある 3. 重ね塗りをする場合、方法で使います。 これは、ステロイド外用剤を不必要に塗り広げてしまわないためです。 しかし、塗布順序にとって効果に違いはない4 とされているため、塗布範囲が同じであればどちらを先に塗っても問題ありません。 3 Pediatr Dermatol. 25 6 :606-12, 2008 PMID: 4 西日皮膚. 原因がはっきりしない足の痒みは、安易に「ステロイド」を使う前に、皮膚科を受診することをお勧めします。 ほか 利益相反 COI 特定の製薬企業との利害関係、開示すべき利益相反関係にある製薬企業は一切ありません。
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