いつもダルイ。 半分以上 思い当たる方は、睡眠時無呼吸症候群の可能性が すこぶる高いですよ。 早めに最寄の耳鼻咽喉科・呼吸器科・睡眠外来を尋ねましょう。 当ブログ運営者の発症時の症状 当ブログ運営者:シンノスケが、たまたま耳鼻咽喉科へ行って 重度の睡眠時無呼吸症候群だと判明した時の症状は、以下のとおり。 ・当時は、もう会社辞めて一日中 PC仕事をやってたんですが、PCに向かっても全く集中できない。 デスク仕事が一時間も続けられない。 ・考えがまとまらない。 ・朝起きても頭がボーっとしている。 ・夜中に3回くらいオシッコに起き出す。 ・朝起きて口の中が乾いている ・朝起きると口の中が臭い ・朝起きると、なぜか大きな口内炎ができている ・長時間寝ても疲れが取れない・いつもダルイ 特に、日中のデスクワークが集中力が無くて全くできませんでした。 仕方なく 昼間はできるだけ外へ出て身体を動かしていました。 要は、運動不足からくる睡眠不足だと思っていたのです。 実は、重度の睡眠時無呼吸症候群だったのですね。 いや~あの時、たまたま行った耳鼻咽喉科で簡易検査して SASであることがわかって 本当に良かったです。 寝ている間は本人は自覚できない 結婚している方、恋人がいる方はいいのですが独身者は、イビキをかいているかどうか?なんて全くわかりませんよね。 だから独り者の男性ほど、睡眠時無呼吸症候群の発見が遅れて大変なことになってしまいます。 事実 当ブログ運営者は、会社の泊り込みの研修ではじめて同じ部屋の同僚に、夕べ凄いイビキをかいてましたよ!って大笑いされたんですよ。 実はイビキをかいているって周りの方から指摘されたのはその時が生まれてはじめてでしたので、とんでもなく驚きました。 その時は、笑ってやり過ごしましたがそこでイビキについて真剣に調べていれば私の人生も、今と違っていたかもしれまん。 ま、今となっては笑い話なんですが^^; まとめ とにもかくにも、この記事を読んで頂いている貴方は、少なからずイビキを指摘されたり、日中あまりにも集中力がなくて仕事ができなくてとても違和感を感じていることでしょう。 うすうす睡眠時無呼吸症候群じゃないかと、ご自信で疑っている方も多いでしょう。 はい、そういう自覚のある方は、ほとんどが睡眠時無呼吸症候群で間違いないでしょう。 この日本の国には、今現在 潜在的な睡眠時無呼吸症候群の患者はなんと200万人と言われています! 凄い!200万人ですよ…. で、なんと実際に今 睡眠時無呼吸症候群として病院で診察され実際の治療をうけているのは、たった3万人ほどだそうです!! これは驚き!とんでもない数の方が、まだ自分がSASであると気が付かず毎日会社や仕事現場で集中力がなく、身体に違和感を持ちながらも必死で働いてらっしゃるわけです。 なんと残酷なことでしょうか… 改めて、私はこのブログを通じて、中高年男性に少しでも自覚症状があれば病院へ行くことを切にオススメしたいと思います!!.
次の睡眠時無呼吸症候群(閉塞型) 分類および外部参照情報 発音 , , 睡眠医学 - , - , 睡眠時無呼吸症候群(すいみんじむこきゅうしょうこうぐん、Sleep apnea syndrome; SAS)とは、時に停止または低呼吸になる疾患である。 閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)、中枢性睡眠時無呼吸症候群(CSA)、これら2つの混合性睡眠時無呼吸症候群、この3つに分類される。 OSAが最も一般的である。 OSAのリスクファクターには、肥満、家族の病歴、アレルギー、咽頭扁桃肥大(アデノイド)などがある。 治療は、生活習慣の改善、マウスピースや呼吸機器の装着 、手術など。 生活習慣については禁酒、減量、禁煙、睡眠姿勢など。 呼吸機器ではCPAP装置の装着など。 治療しない場合、、、、、、、などのリスクが増加する。 男女で有病率に差はない。 すべての年齢で起こり得るが、もっとも一般的なのは55-60歳である。 症状 [ ] 主な症状 [ ] 閉塞性睡眠時無呼吸症候群では激しい鼾()がみられるが、中枢性睡眠時無呼吸症候群では特徴的ないびきはみられない。 閉塞性睡眠時無呼吸症候群に特有のいびきは、通常の一定リズムではなく、しばらく無音のあと著しく大きく音を発するという傾向・特徴を持っている。 同居者がいてもこの病気に関する情報を持っていなければ、単に「いびきをかきやすい性質」としか認識されず、治療開始が遅れることもありえる。 その他、以下のような症状が挙げられる。 就寝中の意識覚醒の短い反復、およびそれによる脳の不眠• 昼間の傾眠傾向• 頻回の中途覚醒• 集中力の低下• 睡眠時の無呼吸状態• 夜間頻尿(になりやすくなる)• 起床時の頭痛• 呼吸性アシドーシス• 家族などの同居者がいない場合、この病気の発見は非常に遅れる。 特に自覚症状が弱い場合は誰にも発見されないため、その状態が徐々に悪化して深刻な問題を起こしてしまう。 よくある深刻な問題の例は、の運転中に強い眠気が発生し運転操作を誤って人身事故になることである。 そしてこういう事故をきっかけにこの症状を知るというケースが目立つ。 この病気が一般社会に知られるようになったのも、患者が起こした事故の報道によるものであった。 合併症 [ ] 、、、、、、、など。 動脈硬化性疾患の危険因子である。 原因と診断 [ ] 原因 [ ] 睡眠時無呼吸症候群は、次の3種類がある。 閉塞性睡眠時無呼吸症候群 OSAS, Obstructive SAS 睡眠中の筋弛緩により舌根部や軟口蓋が沈下し気道を閉塞することが主な原因である。 上気道の閉塞によるもので呼吸運動はある。 者は非肥満者の三倍以上のリスクがあるとされる。 OSASのスクリーニングには、,収縮期,拡張期血圧,いびきによるスコアを用いるものがある。 中枢性睡眠時無呼吸症候群 (CSA) 脳器質性疾患や心循環器疾患を背景に脳幹部呼吸中枢障害、呼吸筋障害、血中酸素分圧の制御にかかわる化学受容体の障害が引き起こされ呼吸運動が阻害されるのが原因である。 混合性睡眠時無呼吸症候群 閉塞型と中枢型の混合したもの。 診断 [ ] スクリーニング [ ]• 男性 4点、女性 0点• 0; 1点、21. 0〜22. 9;2点、23. 0〜24. 9;3点、25. 0〜26. 9;4点、27. 0〜29. 9;5点、30. 0以上;6点• いびき: いびきをかかない、時々、たまに、わからない; 0点、いびきをよくかく、いつも; 4点• 以上4項目の合計点数が11点以上でOSASの可能性が高いと判断される。 14点以上ではさらに特異度があがる。 診断基準 [ ] 「 無呼吸・低呼吸指数」 apnea hypopnea index; AHI が米国睡眠医学会の提唱する基準では5以上且つの過眠などの症候を伴うときを睡眠時無呼吸症候群とする定義が多い。 ここでは• 無呼吸 : 口、鼻の気流が10秒以上停止すること。 無呼吸・低呼吸指数 : 1時間あたりの無呼吸と低呼吸を合わせたもの。 を指す。 なお、この定義には当てはまらないものの低呼吸状態を繰り返して不眠を訴える場合があり、その場合も睡眠時無呼吸症候群と同様、患者のいびきや歯ぎしりがひどい場合が多いため「いびき・歯ぎしり不眠症」と呼ばれる。 睡眠総合ケアクリニック代々木の伊藤永喜は、10秒以上呼吸が止まることが1時間に5回以上あれば睡眠時無呼吸症候群と診断されると説明しており、15回までなら軽度、30回までは中程度、30回以上となれば重症としている。 睡眠ポリソムノグラフィ検査 [ ] は、睡眠ポリグラフ PSG 検査とも呼ばれる。 入院して下記のようなデータ収集を行なうものである。 携帯型の簡便な装置()で在宅検査を行なう場合もある。 、、頤筋による睡眠ステージ• 口・鼻の気流、胸・腹部の動きによる呼吸パターン• による経皮的動脈血酸素飽和度 SpO 2 治療 [ ] 初期介入はであり、やの中止などを行う。 閉塞性睡眠時無呼吸症候群 [ ] 減量療法 [ ] 患者が者の場合、減量により上気道周辺のの重さによる狭窄を改善する。 持続陽圧呼吸療法 [ ] CPAP装着図 nasal CPAP(nasal continuous positive airway pressure; 鼻シーパップ、ネーザルシーパップ)装置よりチューブを経由して鼻につけたマスクに加圧された空気(陽圧の空気)を送り、その空気が舌根の周囲の軟部組織を拡張することで吸気時の気道狭窄を防ぐ方法。 CPAP装置には大きく分けて2タイプあり、ひとつは固定CPAPと呼ばれ、もうひとつはオートCPAPと呼ばれる。 いずれも日本国内では保険診療として認められており、1ヶ月当たり5,000円弱で利用することができる。 一般的には保険診療扱いで「装置をレンタルして使う」ようなスタイルのため、症状の有無に関わらず1ヶ月に最低1回は担当医師の診察が必要であるが、通院が困難な場合などはCPAP装置を購入するという選択肢もある。 固定CPAPは、患者があらかじめ検査入院するか計測器を自宅で取り付けて適切な圧力を測定し、それを医師が装置に設定し、患者が使うものである。 設定値が高い場合、患者の入眠が妨げられることもあるため、始動時からある程度の時間は弱い圧力で作動し、徐々に設定した圧力に変わるようになっているものがある。 オートCPAPは設定を必要とせず、患者の状態に合わせてリアルタイムで圧力が変化するようになっている。 また、オートCPAPにはデータを記録するための機能を持っており、そのデータを医師が回収して分析することも可能である。 CPAP装置から鼻マスクへ送出される空気のは、症状や体格により異なるが、4~20cmH2O程度である。 どうしても処方直後は不快感を持ちやすく、睡眠中無意識に鼻マスクを外してしまうことがある。 機種によっては、このような場合に警告音を鳴らすことができる。 CPAPの普及に伴い、不快感を減少させるための工夫が年々行われている。 どのような形式の鼻マスクであれ、調整用のバンドが付いているので快適な装着感が得られるまで調整を繰り返し、できるだけ早く慣れるように試みるのが基本である。 鼻マスクは、あえて空気が漏れやすい構造になっている。 作動時は常にシューという空気の摩擦音が発生するが、これは異常ではない。 潜水用の酸素マスクのような、呼吸に連動して作動するバルブは付いておらず、息を吐き出したらスムーズにマスクの外へ流れるようになっている。 機種によっては、息を吐く時だけ圧力が下がるものがある。 特に冬季は、冷たい室内の空気が加圧されて送られるため、冷たさや乾燥を伴うことがある。 CPAPの機種によっては(オプションパーツの場合も含め)・加温器を備えているものがある。 これを用いることで不快感を減らすことができるが、過度に加湿・加温した場合、かえって不快感が発生することがある。 その場合はCPAP側で対応するのではなく、ので対応すると解決しやすい。 CPAPにはコンパクトで効率の高いエアが付いている。 やなどによる症状を持つ患者には、オプションパーツとして対応のが提供される。 どのようなエアフィルターを用いる場合でも、定期的な洗浄・清掃は不可欠である。 CPAPの利用者は、宿泊を伴う移動の際は必ずこの装置を携行しなければならない。 そのため、CPAPは携行の便を考慮したリュックサックやショルダーバッグのようなケースに収めて提供される。 特にビジネス目的の移動では、装置を携行しなかったために移動先での活動が不十分になってしまうようなリスクに留意する必要がある。 重さはだいたい1~3であるが中には1kgを切るとても軽い機器もある。 スリープスプリント(マウスピース)療法 [ ] (マウスピース)を用いて下顎を前進させた状態を固定し、気道の狭窄を防ぐ。 肥満体でなく下顎の小ささに由来する原因が主な対象。 外科的治療(口蓋垂軟口蓋咽頭形成術) [ ] 口蓋垂、口蓋扁桃、の一部を切除し、気道を広げる。 中枢性睡眠時無呼吸症候群 [ ]• 原因となる脳疾患、心疾患(虚血性心疾患など)などの治療• 在宅酸素療法• BiPAP(バイパップ)療法が有効であるとの報告あり 診療科 [ ] (睡眠外来のあるところ)、、などが適している。 軽度の場合は、医科からの紹介によりでスリープスプリント療法が行われることがある。 疫学 [ ] 閉塞性睡眠時無呼吸症候群においては、肥満者は非肥満者の三倍以上の発症リスクがあるとされている。 日本人は欧米人よりも肥満度は低いのにもかかわらず、有病率は欧米に劣らないという報告もある。 これは、いわゆる東アジア人の顔面骨格構造のために発症しやすいのではないかと考えられている (補足も参照)。 いずれにせよ、肥満は睡眠時無呼吸症候群のリスクを高めるという医学的見地に基づいた意見が一般的である。 の「病の起源」によれば肥満体型の人のほかにも、 顎の小さい人もなりやすいとも言われている。 顎の小さい人は同時に気管が狭く、気管狭窄になりやすいともいわれている。 また、人類の顎は時代が経つにつれて小さくなりつつあるといわれている。 これは、人類が食料不足を解消するため、これまで口にしてこなかった動物の内臓や骨の髄などの柔らかい部分を食料にしたことで、顎を使う機会を減らしていったと考えられている。 そうした影響で人類の顎は次第に小さくなり、ついには睡眠時無呼吸症候群になりやすい骨格へと変わっていったと考えられている。 この睡眠時無呼吸症候群を宿命病の一種と考える学者も多い。 総じて、やせていてもあごが小さくてえらが張っていない小顔の人は睡眠時無呼吸症候群になりやすいとされている。 睡眠総合ケアクリニック代々木の伊藤永喜によると、性差もあるという。 舌も含めた筋肉が加齢でゆるんでいくため、男性は30代以降に患者が増え始め、年齢と共に症状が悪化するケースが多くなる。 女性の場合は閉経後に発症する例が多く、ホルモンとの関係が指摘されており、女性は50代がターニングポイントと言える。 社会的側面 [ ] の運転士やトラックの運転手など、人命に直結する職業に就いているものの中にもこの病気が隠れていることが話題となった。 9月には米国のニュージャージートランジットの運転手がこの病気で意識を失いホーボーケン駅に衝突して一人が死亡した。 日本では、に発生したの被告の運転士がこの病気を発症していたとされている。 職業柄、の力士にもこの病気が多く、、などがこの病気に悩まされた。 なかでも大乃国は現役時代の後半にこの病気にかかって成績不振となり、の間に睡眠時無呼吸症候群の名を一躍有名にした。 脚注 [ ]• NHLBI: Health Information for the Public. Department of Health and Human Services 2012年7月10日. 2016年8月18日閲覧。 NHLBI 2012年7月10日. 2016年8月18日閲覧。 NHLBI 2012年7月10日. 2016年8月18日閲覧。 NHLBI 2012年7月10日. 2016年8月18日閲覧。 World Health Organization. 2007. Ferri, Fred F. 2014 英語. Elsevier Health Sciences. 1090. Auth, Patrick C. 2012 英語. 4 ed. 厚生労働省. 2019年12月16日閲覧。 478-482。 Takegami M, and others. Simple four-variable screening tool for identification of patients with sleep-disordered breathing. Sleep 2009;32:939-48• Sleep 29 9 : 1203—9. September 2006. 9 4, 2006. SLEEP 32;939-48,2009• Carley, David W; Prasad, Bharati; Reid, Kathryn J; et al. 2018. Sleep 41 1. 日本経済新聞 電子版. 2020年5月24日閲覧。 三好規子、谷川武 2014. 産業医学ジャーナル 37 5 : 2. 朝日新聞 (本紙記事より) 2013年1月15日 関連項目 [ ]• 外部リンク [ ]• - (2012年10月12日アーカイブ分) (英語) 「睡眠時無呼吸症候群」の項目。
次の「睡眠時無呼吸症候群」とは、睡眠中に呼吸が止まってしまう病気のこと。 英語では「Sleep Apnea Syndrome」と言い、頭文字をとって「SAS(サス)」とも呼ばれます。 電車やバスの事故原因が運転手の睡眠時無呼吸症候群だった、というニュースが記憶にある方もいるはず。 眠っている間に呼吸が止まる症状は本人には自覚しづらいことに加え、気づかぬうちに身体に負担がかかり、日中の生活に悪影響を及ぼすことにこの病気の怖さがあります。 睡眠時無呼吸症候群の特徴 医学的に「無呼吸」とは、「10秒以上呼吸気流が止まる状態」を指します。 また、呼吸が止まらなくても、「もう少しで呼吸が止まりそうな呼吸の弱い状態」は「低呼吸」といいます。 睡眠時無呼吸症候群の診断には、睡眠1時間あたりの無呼吸や低呼吸の回数を合わせた「無呼吸低呼吸指数(AHI=Apnea Hypopnea Index)」が用いられます。 AHIが5以上で、日中の眠気や疲労感、苦しくて起きてしまうなどの自覚症状があったり、ベッドパートナーから習慣的ないびきを指摘されたりするような場合に、睡眠時無呼吸症候群と診断されます。 重症度はAHIの数値で判定されます。 <睡眠時無呼吸症候群の過程>睡眠中に気道が狭くなり、いびきが生じる気道がさらに狭くなり、最終的にふさがる無呼吸になる体内の酸素が一気に低下する(窒息と同じ状況)。 ここで苦しくて覚醒することも身体が死を回避するために、呼吸をはじめる(呼吸再開)酸素が十分に満たされると、ほどなくして(3)の状態に戻る眠っている間中、(1)〜(6)を繰り返す 場合によっては、(3)の無呼吸状態が数分続くこともあります。 私たちは、起きている間は当たり前のように呼吸をしていますが、眠っている間に呼吸が止まる症状は、想像以上に身体に負担になります。 上記のように(1)〜(6)が繰り返されることで、「呼吸障害」と「睡眠障害」を併発。 睡眠だけでなく脳や心身にさまざまなトラブルが生じてしまう危険性があるのです。 睡眠時無呼吸症候群のタイプ ひと口に睡眠時無呼吸症候群と言っても、原因によって大きく2つのタイプに分けられます。 閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS) 空気の通り道である気道がふさがり、呼吸が止まってしまうタイプ。 睡眠時無呼吸症候群の患者のほぼ9割がこれに該当するといわれています。 原因は、肥満による首やのど周りの脂肪沈着、あごの小ささなどが挙げられます。 典型的な症状には、いびきや日中の過度な眠気があります。 中枢性睡眠時無呼吸症候群(CSAS) 脳の呼吸をつかさどる呼吸中枢の機能異常によって引き起こされるタイプ。 肺や呼吸筋、末梢神経には異常がないのに、脳から呼吸指令が出ないことにより呼吸が止まってしまいます。 OSASと違い、気道がふさがっていないため、いびきをかかないのが特徴です。 心不全や脳血管疾患などの疾患と関連があると考えられています。 また、中枢性タイプのなかには、「チェーンストークス呼吸」という、睡眠時だけでなく日中にも無呼吸が現れる重篤な症状もあります。 睡眠時無呼吸症候群の症状 <睡眠時無呼吸症候群が疑われるいびきの傾向>仰向けに寝ると音が大きくなる音に強弱がある朝までずっと続く突然息が詰まったように途切れる 眠っている間に自分のいびきを知ることは難しいので、一緒に眠る家族やパートナーに様子を見てもらうのがよさそうです。 一人暮らしなどの場合には、スマホ向けアプリで眠っている間のいびきや寝言を録音するツールもあります。 うまく活用しましょう。 目安としては、夜中に2回以上目が覚める日が週に3回以上ある場合、中途覚醒が顕著に現れているといえるでしょう。 また、睡眠時無呼吸症候群は夜間頻尿とも深い関係があります。 睡眠中はホルモンの働きによって利尿作用が抑えられていますが、無呼吸状態になると交感神経が刺激されて排尿が促進されてしまいます。 排尿回数が増えると十分な睡眠時間を確保できず、睡眠障害に発展する恐れもあります。 パラソムニアとは、睡眠中に起こる異常な身体行動・現象の総称で、主に歯ぎしり、激しい寝言や寝相、脚の動き、夜驚症(叫び声、悲鳴、飛び起きる)などがあります。 また、眠っている間に無呼吸や低呼吸を繰り返すことで息苦しい状態が続き、大量に寝汗をかく場合もあります。 これらの現象は寝ている間に起こるため、目覚めても自分が何をしていたのか、どんな状態だったのか覚えていないことがほとんど。 またその他に、殴る・蹴るなどの乱暴な行為や自傷など、他者や自分を傷つける場合もあるので、パラソムニアはとても厄介な症状といえます。 さらに、呼吸が止まるため脳や身体は酸欠状態(低酸素状態)になり、全身に十分な酸素が行きわたらず、疲労物質や乳酸などが体内に滞る結果、寝起きに激しい疲労感や倦怠感が残ってしまいます。 口呼吸は鼻呼吸に比べ、軟口蓋や舌の付根といった上気道の周りにある組織が、のどの奥に落ち込みやすくなり、いびきを起こしやすくなります。 口呼吸を続けていると、空気中の細菌が体内に侵入しやすくなるほか、乾燥した空気を吸うことで気道組織を傷める、唾液が出にくくなるなど、免疫力の低下も引き起こしてしまいます。 原因としては、睡眠時無呼吸による低酸素血症、高炭酸ガス血症、睡眠障害によるストレスなどが考えられ、いびきをかく回数が多いほど頭痛が起こりやすくなるという報告もあります。 睡眠時無呼吸性頭痛の特徴は、以下を参考にしてみてください。 睡眠時無呼吸症候群になると、無呼吸から呼吸を再開するたびに脳も身体も断続的に覚醒した状態になり、慢性的な睡眠不足に陥ります。 すると、会議中、車の運転中などの通常眠るはずがないような状況でも居眠りをしてしまいます。 仕事に支障が出るだけでなく、居眠り運転などによって大きな事故やトラブルを引き起こすケースもあります。 さらに、脳に疲労が蓄積されると感情や情報の整理ができなくなり、イライラしたり不安になったり、情緒が不安定になって、抑うつ気分を引き起こす場合もあります。 仕事の作業効率が下がるだけでなく、人間関係のトラブルにつながる恐れもあります。 睡眠時無呼吸症候群の原因とリスク 睡眠時無呼吸症候群は自覚しにくい病気ですが、実は発症しやすい人にはいくつか共通した特徴があります。 「自分は大丈夫」と思っている人も、ぜひチェックしてみましょう。 睡眠時無呼吸症候群患者に見られる特徴 肥満 肥満になると、のどの周辺に脂肪がついて気道を狭め、無呼吸や低呼吸を引き起こしやすくなります。 肥満の人はそうでない人と比べ、睡眠時無呼吸症候群の発症リスクが3倍あるともいわれています。 顎が小さい・狭い やせ型で骨格が細い人、あごが小さい人は気道がふさがりやすいため、ちょっとした体重の増加でも睡眠時無呼吸症候群を発症しやすい傾向にあります。 特に日本人は細身で顎が小さく、発症しやすい骨格の人が多いので、睡眠時無呼吸症候群の患者も他国よりも多いと言われています。 花粉症やアレルギーなどで、鼻が詰まりやすい 鼻がつまっていると自然と口呼吸をするようになり、いびきが起こりやすくなります。 さらに、乾燥した空気で気道組織が傷つくと、無呼吸状態が生まれやすい状態になってしまいます。 更年期 睡眠時無呼吸症候群は、脂肪のつき方や体型の変化、生活習慣病の発症が増える30〜60代の働き盛りの男性に圧倒的に多い症状とされていますが、女性の場合は更年期以降が多数。 これは、呼吸中枢を刺激する働きを持つ「プロゲステロン」というホルモンが、閉経とともに分泌が少なくなってしまうこと、加齢による筋力の低下で、無呼吸が起きやすくなるためだといいます。 閉経後は閉経前と比べて、発症率が3倍になるという報告も。 合併症のリスク 睡眠時の無呼吸は、睡眠の質だけでなく生活習慣病や重大な疾病の引き金となる可能性があります。 主な合併症は以下の通りです。 高血圧 睡眠中に無呼吸になると、短期覚醒が続いて一時的に血圧が上昇。 本来眠っている間は落ち着いているはずの血圧が急激に変動し、高血圧状態になってしまいます。 高血圧は、30代以上の日本人の4割以上がかかっている国民病のひとつ。 高血圧は放置すると動脈硬化を引き起こし、日本人の死亡原因の上位を占める心疾患や脳卒中の要因となります。 狭心症・心筋梗塞 睡眠中に大きないびきや無呼吸を繰り返すと、全身の低酸素状態によって動脈硬化の進行が促進されます。 すると、心臓や血管にかかる負担が増加して「狭心症」や激しい胸の痛みを伴う「心筋梗塞」などの心疾患につながる恐れがあります。 糖尿病 糖尿病は血液中のブドウ糖が過剰になる病気。 健常な人だと、インスリンというホルモンのはたらきによりブドウ糖の量は一定に保たれています。 しかし、無呼吸などによって睡眠の質が低下していると、インスリンのはたらきが弱まり、血液中のブドウ糖が増えて高血糖状態に。 この状態が続くと糖尿病になるリスクが高まります。 睡眠時無呼吸症候群のチェックリスト CPAP(シーパップ) 睡眠時無呼吸症候群の治療の第一選択は、「CPAP」と呼ばれる「経鼻的持続陽圧呼吸療法」です。 この治療法は、マスクを鼻や口に取り付け、CPAP装置からマスクを介して気道へ空気を送り込む方法です。 眠っている間に圧力をかけながら空気が送り込まれるので、気道が塞がらずに確保されます。 マスクの種類や装着方法によっては、締め付けによる鼻やのどの痛み、かぶれ、目の乾燥と言った症状が生じることもありますが、その他の副作用はほとんどなく、有効な治療法として注目されています。 出張にも持ち運びできるコンパクトなサイズの機器も登場しています。 マウスピース 比較的重症度が軽度で、いびきの音が大きく、断続的である場合は、睡眠時に口の中に「スリープスプリント」と呼ばれる「マウスピース(口腔内装置)」をはめ込む治療法があります。 眠っている間に下あごが少し前に出るように固定することで、気道を確保します。 そのメリットは、比較的安価で、負担が少なく長期間使用できること、そして小型なので旅行や出張などに手軽に持ち運べること。 いびきだけでなく歯ぎしりの悪習慣も改善されるケースもあります。 ただし、虫歯や歯周病、顎関節症などがある場合は、使用できない場合もあります。 専門の歯科医にマウスピースを使用可能と判断してもらった上で、歯並びやあごの形に合わせて特別に作ってもらう必要があります。 保険適用外のタイプもあるので、金額面と併せて歯科医としっかり相談しましょう。 外科的手術 睡眠時無呼吸症候群のリスクが手術のリスクを上回るなどの場合は、手術によって治療を行うこともあります。 たとえば、扁桃腺が肥大して気道をふさいでいる場合は原因の扁桃を切除する、骨格的に上気道が非常に狭い場合は上気道を拡大するなどがあります。 無呼吸を起こしている原因が明らかで、その箇所が特定できる場合に適用になるケースがあります。 しかし、外科的な手術は成人の睡眠時無呼吸症候群の治療においては非常に限定的です。 子どもの場合は咽頭扁桃(アデノイド)肥大が原因のケースが多く、そのときは手術が第一選択となります。 医師の診察を受けたうえで、自宅でできるケア方法 睡眠時無呼吸症候群は、自分の力だけで治療するのは困難なもの。 しかし、病院で行う治療と併せて生活習慣を改善することで、症状軽減が期待できます。 肥満解消 睡眠時無呼吸症候群は、体重が少し増えるだけでも症状が悪化しやすくなります。 そのため、肥満を伴う場合、減量は有効な治療となります。 いびきや無呼吸はリバウンドによって症状が戻ってしまいがちなので、減量後も体重を維持していくことが大切。 まずは自分の肥満度をBMIで確認し、栄養バランスのとれた食事と適度な運動を心がけましょう。 運動は、ゆっくりと時間をかけながら体内に酸素を取り入れられる、ウォーキングなどの有酸素運動がおすすめです。 少なくとも就寝前の3時間はアルコールの摂取を避けるようにしましょう。 また、タバコは血液中の酸素を低下させ、のどの炎症を引き起こし、睡眠時の無呼吸を促進する恐れがあります。 寝姿勢を横向きに変える 眠る姿勢によっても、症状緩和が期待できます。 睡眠時無呼吸症候群の患者の多くは仰向けで寝ていて、就寝直後から無呼吸になっている方も少なくありません。 舌がのどの奥に落ち込み気道をふさぐのを防止するには、横向きで眠る方が効果的です。 横向き寝の姿勢を維持するために、横向きに適した抱き枕を使う、リュックを背負って眠るなども手軽に試せる方法の1つです。 少しでも重力の影響を受けないように、寝姿勢も工夫しましょう。 睡眠時無呼吸症候群の根本的な改善は可能? 現在、睡眠時無呼吸症候群の特効薬はありません。 心臓や呼吸器に問題がある患者の中には、CPAPのみでは十分に治療効果が上がらない場合もあります。 その場合、酸素療法の併用や、生活習慣改善についてのアドバイスを受けるなど、さまざまな観点から治療が行われることもあります。 ただし、どのような治療方法であっても自分で効果を判断するのは危険なので、必ず主治医と相談しながら治療を進めるようにしましょう。 睡眠時無呼吸症候群を相談する医療機関の探し方 「睡眠時無呼吸症候群の診察ってどこで受けたらいいの?」という人も多いはず。 そんな場合は、日本睡眠学会で認定されている認定医や認定医療機関に相談するのも1つの方法です。 ただ、認定医・認定医療機関共にまだ数が限られ、自宅近くにあるとも限りません。 そんな場合には、無呼吸症候群の専門サイトなどを利用して医療機関を探すか、かかりつけ医、産業医などに相談して受診先を紹介してもらうと良いでしょう。 睡眠時無呼吸症候群はさまざまな診療科で診られているので、自分で探すのが難しい場合には紹介してもらうのが近道です。 睡眠中の無呼吸は本人ではなかなか気づかないものですが、日中に必ず不調として症状が現れます。 「十分眠っているはずなのに疲れがとれない」「いつも眠い」とお悩みの人は、身体からのサインを見落とさず、一度専門の医師に相談してみることをお勧めします。 html 睡眠時無呼吸なおそう.
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