奄美大島は太古の昔に大陸から遮断された島です。 独自に進化した動植物や固有種が多く、歴史的にも琉球(沖縄)、鹿児島、東南アジアの文化を消化しながら、独自の自然・文化を築いてきました。 島の北部は平坦な農地が多く、ビーチリゾートが点在し、サトウキビの栽培などが盛んに行われています。 島の南部はほとんどが山地で、ここだけでしか見ることができない固有の生物が多く生息します。 奄美の森には、アマミノクロウサギ、ケナガネズミ、ルリカケスなどの天然記念物を始め、固有の動物が数多く生息しており、野鳥や昆虫類、両生・爬虫類の種類も豊富です。 2003年、アマミノクロウサギなどの希少野生動植物が生息・生育する亜熱帯の森や美しいサンゴ礁などを有する奄美群島が、世界遺産の登録基準を満たす可能性が高い地域として選定され、2017年3月7日には国内34ヶ所目の国立公園として「奄美群島国立公園」が誕生しました。 奄美大島への行き方は? 直行便利用の場合、羽田空港からは約1時間~2時間半、成田空港からは約2時間〜2時間45分ほど。 乗継便の場合は鹿児島空港から飛行機利用で約1時間、フェリーの場合は約11時間です。 さらにフェリー利用の際は、空港から鹿児島本港への乗り継ぎに、約2時間~2時間半の余裕を持った移動時間が必要です。 島内の移動は何が便利? 運転ができるのあれば、時間に縛られないレンタカーがおすすめ。 就航便が増えたことで、特にシーズン中はレンタカーの数が限られてくるので早めの手配が必要です。 奄美北部から南部にかけては路線バス「しまバス」もあるので、空港で全路線乗車できるフリーパスを購入すると便利です。 短い距離の移動であれば、レンタバイクやタクシーなどもうまく活用しましょう。 坂のないエリアではレンタサイクルもおすすめ。 コンビニやスーパーマーケットってある? 奄美大島は、離島にしては比較的ライフラインが整っています。 奄美市内を中心に大手コンビニや、地元のコンビニ、100円ショップの入った深夜営業のスーパーマーケットなども存在します。 奄美大島ならではの特産物も売っていたりするのでお土産の購入にも最適です。 携帯電話はどこまでつながるの? 大手キャリアが全島を概ねカバーしていますが、山間部や集落のない海岸線の一部では圏外になることがあるようです。 街中、空港、主な観光スポットなどはほぼ問題ないでしょう。 おすすめの島グルメは? 奄美大島では郷土料理を「シマジューリ」と言います。 代表格の「鶏飯」は彩り豊かな具をのせた鶏だしのスープかけご飯。 南国ならではのパッションフルーツやパパイヤも人気で、島の黒糖やトロピカルフルーツを使ったスイーツショップなどもあります。 島で捕れる新鮮な海鮮や鶏肉なども、居酒屋やレストランで楽しめます。 おすすめのお土産は? 奄美大島といえば、サトウキビからとれる黒糖。 黒糖から作られるお菓子はお土産に最適です。 奄美大島でのみ製造が認められた黒糖焼酎は、同じ原料で作られることもあり「日本のラム酒」とも呼ばれています。 ほか、トロピカルフルーツで作られるドリンク、高級織物の大島紬や島に存在する蛇のハブ皮で作られた雑貨などもあります。 おすすめのアクティビティは? 透明度抜群の海を満喫できるマリンスポーツがおすすめ。 ダイビングやシュノーケリングでサンゴや南国の魚を見ることができます。 四方を海に囲まれた奄美大島は、いつもどこかで波が立っているのでサーフィンにも最適。 サーフィンよりお手軽に楽しめるハワイ生まれSUPも体験可能です。 奄美大島の原生林で野生生物を観察するナイトツアーや、マングローブカヌーツアーも人気があります。 パワースポットってあるの? 奄美大島にはパワースポットとしても人気のある場所がいくつかあり、島そのものが「神高い島」とも言われています。 恋愛のパワースポットとしてよく知られるハートロックや、石がカラカラと音を奏でる不思議な海岸・ホノホシ海岸、奄美大島の妖怪・ケンムンが棲むという西原のガジュマル、聖地として崇められた霊山・湯湾岳などがあります。
次の東京ディズニーリゾート(R)• ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(R)• テーマパーク• 世界遺産• 季節の花・紅葉• 果物狩り• グルメ• ゴルフ• ダイビング• 海水浴• 山登り・ハイキング• スキー・スノーボード オンライン予約できるツアー 旅行代金 円以上 円未満 添乗員• 指定しない• 同行する• 同行しない 宿泊施設• ホテル• ホテル• 民宿・ペンション 食事条件• 朝食付き• 昼食付き• 夕食付き その他• カード決済可能• 1人参加可能• 子ども料金あり• 搭乗・乗車便選択可• マイル加算対象• レンタカー付き• ホテル選択可能• 延泊可能• 食事あり 各コースのアイコンについて• オンライン予約可能・・・オンラインで空席照会して、予約できます。 カード決済可能・・・クレジットカードでの決済が可能です。 1人参加可能・・・1人で参加できます。 子ども料金あり・・・子ども料金があります。 食事あり・・・コースの内容に食事が含まれます。 搭乗・乗車便選択可・・・飛行機または列車の便を選べます。 旅行会社によって手続きが異なりますので、詳しくはコース詳細にてご確認ください。 予約の際は必ずツアー詳細ページの情報をご確認ください。 Copyright C 2020 Tavigator, Inc. All Rights Reserved. 情報提供:.
次の島の暮らし・文化を楽しむ 鹿児島と沖縄のほぼ中間にある奄美大島は、薩摩と琉球両方の文化の影響を受けつつも、独特の文化を育んできました。 奄美空港から車で5分のところにある内の「奄美の郷」では、そうした奄美大島独自の歴史、文化、自然を展示品など交え紹介しています。 観光の手始めに奄美大島のことを学ぶには便利な施設です。 同じく奄美パーク内にはがあります。 田中一村は奄美大島の自然に魅せられ、50歳の時に奄美大島に移住して以来、島の自然を描き続けました。 一村の絵が認められたのは一村の没後のことで、その画風から「日本のゴーギャン」などと呼ばれることもあります。 また、奄美大島固有の織物大島紬はおよそ1,300年にもわたる歴史を持っています。 大島紬は、全工程で500にも及ぶ染め・織りの作業を繰り返し、1年以上の時をかけて完成します。 では、生産工程を見学したり、泥染め、手織りの体験をすることができます。 この他、奄美大島を代表する文化としてあげられるのが島唄。 奏者のサンシン(三味線)やチヂン(太鼓)の演奏に合わせ、時折高音の裏声も交えながら唄者が歌い上げます。 名瀬市内には島の家庭料理を味わいながら島唄を聞けるお店があります(、、重むらなど)。 食・グルメを楽しむ 奄美大島の郷土料理として有名なのが、油ぞうめんと鶏飯。 油ぞうめんはそうめんと一緒に豚肉やニラなどの具を炒めた家庭料理です。 鶏飯は奄美大島のおもてなし料理で、江戸時代に薩摩藩から役人が訪れた時に振る舞った料理がルーツになっています。 ご飯の上に錦糸卵や鶏肉、シイタケを乗せ、鶏の出汁をかけて頂きます。 元祖をかかげる元祖鶏飯みなとやや、国道58号線沿い奄美大島紬村そばのけいはん ひさ倉が有名店です。 また、島の素材を活かしたイタリアンベースの創作料理を出していた「ゆりむんや」が笠利から龍郷に移転、 限定3室の客室を併設した大人のリゾート、として生まれ変わりました。 奄美ならではの新鮮な素材をヘルシーに頂く「アマミアン・キュイジーヌ」が楽しめます。 そして島のお酒と言えば、サトウキビを原料に作る黒糖焼酎。 黒糖を原料とした酒類製造は奄美諸島でしか許可されていないのです。 「れんと」、「高倉」、「里の曙」といったメジャーどころから地元ならではの銘柄までいろいろな種類が揃っています。 おすすめ4.室内の観光は午後に お昼頃からの移動開始となる到着日の午後は、奄美パークや大島紬村、原ハブ屋など室内の観光施設を見学するとよいでしょう。 空港から5分のところにある奄美パークは、奄美大島の自然と暮らしの様子を実物大模型や映像で紹介しています。 到着後まず初めに立ち寄るのにぴったりの施設です。 おすすめ5.名瀬の楽しみ方 とりあえず奄美に触れたいということであれば、地理的にも島の中心である名瀬を拠点にレンタカーで移動するのがよいでしょう。 北部の観光地・景勝地に行くのにも、マングローブなど南部に足を伸ばすのにも便利です。 また名瀬にはシティーホテルがいくつもあるので費用も抑えられますし、飲食店もあるので島唄を聴きながら夕食、なんていうこともできます。 名瀬市街地に宿泊する場合には、日没の時間に合わせて大浜海浜公園を訪れてみて下さい。 東シナ海に沈むきれいな夕陽が眺められます。 ちなみにアマミノクロウサギなど、野生生物観察のナイトツアーは名瀬市街地集合・解散です。 ナイトツアーに参加したい場合には当日名瀬市街地に宿泊するとよいでしょう。 屋仁川通りには飲食店が集まる おすすめ6.モデルコース〜自然体験編 奄美大島の美しく貴重な自然を満喫したいという方向けのモデルコースです。 海・森・川全てのアクティビティとクロウサギなど夜の野生生物観察を楽しめるもりだくさんの行程です。 奄美大島北部の景色が美しいスポットから、南部・加計呂間島までぐるっと一巡り。 リゾートにも泊まる欲張りコースです。 7月海の日の連休以降〜8月末がベストシーズンですがその分料金も高めになります。 時期を選べるのであれば、梅雨の5月末〜6月末、台風の9月を避けた、7月前半や10月がねらい目と言えるでしょう。 もし旅行の主目的が観光や海を眺めたりしながらゆっくりすることであれば、10月〜3月が比較的混み合わず料金も抑え目になるのでオススメです。 1〜3月のおすすめ 奄美大島の1〜3月は黒糖のシーズン。 さとうきびが収穫期をむかえ、島各地の製糖所で黒糖づくりが行われます。 黒糖の製糖から黒糖焼酎の製造まで一連の見学がしたければこの時期を選んでいくといいでしょう。 また奄美大島のサクラは緋寒桜(ヒカンザクラ)で、早くも1月から開花し始めます。 このサクラが見ごろを迎える2月上旬には毎年桜マラソンが開催され、参加するランナーの目を楽しませてくれます。 一方海にはこの時期、子育てや繁殖のためにザトウクジラが回遊してきます。 1月下旬〜3月にかけて運航されるホエールウォッチング船でクジラたちの迫力の姿を見に行くことができます。 4〜6月のおすすめ 奄美大島の梅雨は5月中旬〜6月末。 その梅雨入り前の時期は好天が多く台風の心配もないため、トレッキングやカヌーなどのアウトドア体験や観光におすすめのシーズンになります。 ちなみに奄美大島では旧暦3月3日(新暦で4月上旬)の日に「海開き」が行われます。 この日は1年で最も干満の差が大きい大潮で干潮時には大きく潮が引くこともあって、海岸に繰り出すのが島内の習わしになっているのです。 またこの日はウナグヌセック(女の子の節句)とされ、初節句の女の子の足を海水につけて健やかな成長を願います。 海開きはされても海水はまだ冷たいので、海水浴は5月以降の方がおすすめです。 また加計呂間島では5月〜6月頃、諸鈍長浜の海沿いに続くデイゴ並木が真っ赤な花を開花させます。 ただ、花の時期はたった1週間なので、加計呂間島観光中に出会えたらラッキー、くらいに思っておいた方がいいでしょう。 10〜12月のおすすめ 亜熱帯の島だけあって、奄美大島の残暑は10月まで続きます。 海水は気温より遅れて温度が推移するので、10月までは(11月も天気が良ければ)海のアクティビティーも楽しむことができます。 また秋は豊年祭など伝統的なお祭り・行事の時期。 特に加計呂間島の諸鈍では、旧暦の9月9日(新暦10月下旬)に、800年の歴史を誇る国指定重要無形文化財の諸鈍シバヤ(芝居)が上演されます。 諸鈍シバヤは平家の落人・平資盛が土地の人を招いて上演したのが始まりと言われ、イノシシを倒す勇壮なものやひょうきんな仕草で観衆の笑いを誘うものなど11演目が伝わっています。 11月〜12月と気温が下がるのと同じくして旅費も下がってくるので、この時期は観光をメインの目的とする方にはオススメのシーズンとなります。 奄美大島は鹿児島県本土の南380km、ちょうど沖縄本島との中間あたりに位置しています。 気候は亜熱帯気候の温かな島で、年間の平均気温は20度強あります。 島の大きさは面積が約700平方キロメートルと離島では佐渡島に次ぐ2位の広さがあり、山が落ち込む海岸線は複雑に入り組んでいて島の周囲は400キロメートルもあります。 紺碧の美しい海に囲まれた広大な島は豊かな自然と固有の動植物にあふれ、アマミノクロウサギといった天然記念物が棲息し、世界自然遺産の暫定リスト入りしています。 島へのアクセスは飛行機と船。 飛行機では東京・大阪・福岡からは直行便で、その他の地域からは鹿児島空港経由便でアクセスできます。 また、船では鹿児島からフェリーで約12時間。 マルエーフェリーとマリックスラインが1日ずつ交互に週7便運航しています。
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