パリス・ヒルトンのTシャツの文字 この写真のパリス・ヒルトンは、"貧乏人なんてやめよう"(Stop Being Poor と書かれたタンクトップを着ている。 彼女は誰もが知る大富豪の娘で、働かなくても食べていける境遇だ。 この写真が投稿されると、貧困者の窮状に対してあまりにも無神経だとしてたちまち炎上した。 だが本当は、彼女はこんな不愉快な言葉が書かれたTシャツは着ていない。 実際にTシャツに書かれていた言葉は"絶望するのはやめよう" Stop Being Desperate)であり、若者たちを励ます言葉だったのだ。 うちのクモがそんなにデカいわけがない こちらはフェイスブック上を駆け巡った写真。 この写真にはこんなコメントがついていた。 今朝、家の外の壁を何かがよじ登っているような音が聞こえたんだ。 最初は業者が修理工事をしている音かと思ったんだけど、外に出てみたらこんな巨大クモが! このハワイアンケーンスパイダーはめったにお目にかかれない珍しいクモで、2メートルくらいまで成長することがあるらしいけど無害だという。 とはいってもめっちゃコワいわ。 実際には、家のそばで一般的に見られるコモリグモを、とんでもない大きさに加工したもの。 確かに巨大なクモは存在するし、オーストラリアならもしや?と思うかもしれないが、こんな普通の場所では見つからないだろう。 ロシアでの睡眠実験と題された写真 このぞっとするような写真は、"ロシアでの睡眠実験が失敗して最悪の結果になった例"という不穏な裏話がついて、ネットでたちまち広まったものだ。 数人の戦争捕虜にガスを吸わせて15日間眠らせないようにしたという実験で、期間中に実験が失敗し、捕虜が恐ろしく変わりはててしまったという。 この写真はその捕虜のひとりらしいが、実際にはただのハロウィン用の不気味な人形である。 右と左の写真を比べてみると、不気味なセッティングと白黒フィルターによって、左のほうがいかにももっともらしく見える。 これは、不気味で恐ろしい話をシェアするサイト、「Creepypasta」からの引用だが、掲載されているものはほとんどがフェイク、あるいは実話に尾ひれがついたものだ。 YOUTUBEでも配信されており260万回以上再生された。 "The Russian Sleep Experiment" IReadCreepyPastas 4. 『モンスターズ・インク』に隠された不適切な壁の絵? ディズニー映画「モンスターズ・インク」の一場面である。 さてここで問題だ。 上の写真と下の写真、主人公の寝室の壁に貼ってある子どもの絵が違うのだが、どちらがフェイクだろう? まあわかるよね。 フェイクは上の画像だ。 ロジャーおじさんとママがアレしてるもの。 だが、ディズニー映画はクリエーターが遊び心でなんかを仕込んでいたりするもんだから、本気にしちゃった人は結構いたみたい。 マリリン・モンローとケネディの密会シーン? ジョン・F・ケネディが妻に隠れてマリリン・モンローと熱く燃え上がっていたという噂は彼の大統領就任以来ずっとあった。 モンローは売り出し中のセクシー美人スターで、単なる友人以上の仕草で大統領にハッピーバースデーを歌ったことでも知られている。 ふたりの仲は相当怪しいと思われていたが、決定的な証拠はなかった。 そこで出てきたのがこの写真だ。 多くの人がこれが大統領執務室で抱き合うふたりの決定的な写真だと信じて疑わなかった。 だが、これは完全なでっちあげ写真。 空想を再現しようとしたひとりのカメラマンによって、大統領とモンローに不気味なほどそっくりなふたりの俳優を使って撮影されたものだ。 憑りつかれた修道女の首? 悪魔に憑りつかれた修道女の首として出回った写真だが、実はこれ工芸品である。 怖い系アートを作るのが好きなあるアーティストの作品だ。 すべて人為的に作られたものなのだが、写真だけが独り歩きし、信じてしまった人も多いようだ。 女性が初めてショートパンツをはいたせいで事故発生? この写真は何度か出回って消えてはまた出回るを繰り返しており、最近も出回っていたという。 そのエピソードはこうだ。 後ろ姿の二人は、世界で初めてショートパンツをはいた女性である。 彼女たちのむき出しの脚がまわりの人々が驚かせ、車を運転していた男性が見とれていて衝突事故を起こした もちろん嘘である。 歴史のある時点で、女性のショートパンツ姿がいろいろ議論になったのは確かだが、この写真が本物の衝突事故である証拠はない。 車はまったく壊れていないようだし、運転席の窓からのぞいている男性はいかにも俳優のようだ。 「Horse」という文字が体に浮き出た馬? 体に馬(horse)という文字が浮き出ている馬だというのだが、実はこの写真はフォトショップコンテストのための作品だった。 多種多様な模様の動物は確かに存在するので、この写真は本物として何度も投稿された。 かつて存在した巨大バッタ? 1900年代半ば頃に出回った巨大バッタ写真。 なんと、仕留めるのにショットガンが必要だという。 当時はコラ画像を作るのも大変な時代だった為もあり、多くの人々が信じた。 だがもし本物なら、この1枚の写真だけではなく、もっと証拠の写真がたくさんあるはずだ。 更に現代の我々は当時の画像加工技術水準をなめてかかっているので、時代を経て更にまた騙されてしまうのだ。 結婚式に出席したカルト集団 写真自体は本物で、フォトショで加工したものではない。 結婚式を行っている会場の後ろをよく見ると、黒いマントを着た集団が、ひっそりとビルからそれを見つめている。 多くの人は、新郎か新婦が実は不気味なカルト集団に所属しており、メンバーたちは秘密裏に結婚式に参列したと信じていた。 だがこれらはビルの別の場所に設置されていたアート作品であり人ではない。 Amazonにあったホラーすぎるイヌが赤子に化けるコスチューム MommyMaker製 実物そっくりのイヌ用ベビーコスチューム 価格:39ドル99セント ・小児科医の30%をだませます。 ・イヌの赤ちゃんを産む妊娠中のお腹は別売り。 ・本物の赤ちゃんの髪の毛を75%使っています。 ・吠え声から赤ちゃんの泣き声まで、モデュレーター内臓。 ・チワワからマスチフまで、サイズは5種類。 なんでもそろうamazonだもの、あってもおかしくないと信じてしまうだろう。 犬好きで奇妙好きな人ならポチりそうだしね。 だもんだから、かなりの注目を集めて、さまざまなSNSで何度もシェアされた。 広告は細かいところまでこっていて、商品の詳細だけでなく、口こみや星評価までついている。 実際にはまったくのフェイクで、こんな商品は存在しない。 元になった広告はわからないままだが、アメリカのアニメネットワーク、アダルトスイムが作り上げたものではないかと言われている。 アラン・リックマンが生前に残した言葉 アラン・リックマンはたぐいまれな才能をもつ俳優だったが、非常に残念なことに去年亡くなった。 さまざまな役を演じていたが、中でも最高の役柄はハリーポッターシリーズのスネイプ先生だろう。 そんな彼が生前こんな言葉を残したとしてネット上に出回った。 わたしは80歳になっても、揺り椅子に座ってハリーポッターを読むだろう。 そして家族はわたしにこう言うだろう。 "今さら読んでるの?" そしてわたしはこう答える。 "ずっと読んでたんだ" ーーアラン・リックマン リックマンがこのシリーズを心から永遠に愛しているように思えるもっともらしい言葉だが、リックマンは実際にはこんなことは言っていない。 どんなインタビューにもそんな記録は残っていないし、実生活の中で誰かに話したこともない。 現実には、実は原作は読まないと彼は言っている。
次のby Zach Johanson インターネット上で流布される恐怖画像やホラーストーリーであるクリーピーパスタの中でも、特に人気のエピソードの1つが「ロシアの睡眠実験」です。 そこで、分かりやすいアニメーションでいろいろな疑問を解説するYouTubeチャンネルThe Infographics Showが、この「ロシアの睡眠実験」の全貌を解説しました。 Russian Sleep Experiment - EXPLAINED - YouTube 「ロシアの睡眠実験」の舞台は、1940年代のソビエト連邦のとある実験施設です。 そこでは、「ある種の覚せい剤」の研究が行われていました。 これは、眠らずに戦い続けることができる兵士を生み出すことが目的の薬です。 実際に、第二次世界大戦では連合国軍と枢軸国軍の双方でメタンフェタミンという薬物が兵士らに支給され、士気の高揚や疲労の回復に用いられました。 ソ連も負けじと独自の覚せい剤開発に乗り出し、さっそく動物実験に成功。 そこで、今度は人間で試してみることにします。 モルモットに選ばれたのは、戦争捕虜たちです。 まず、5人の健康な捕虜を選んで1つの部屋に閉じ込めます。 密閉された室内には、覚せい剤のガスと酸素が送りこまれました。 捕虜には保存食が与えられ、室内には水が出る蛇口やトイレ、ベッドも用意されていました。 実験の様子は、室内に設置されたカメラやマイクで監視されたそうです。 最初の3日間は、実験の経過は順調。 捕虜たちは眠ることなく3日間元気で過ごしました。 研究者たちは、「これでナチどもの鼻をあかせるぞ。 同志スターリンもきっとお喜びになる」と言い合って実験に期待を寄せました。 この実験の期間は30日であり、捕虜たちは「30日間眠らずにいられれば開放してやる」と聞かされていました。 もっとも、ソ連には捕虜を解放する意思など少しもなかったとのこと。 しかし、4日目にさしかかると実験の雲行きが怪しくなってきます。 捕虜たちは、彼らが戦場で見た悪夢を話し合って、トラウマに悩まされる様子を見せ始めました。 5日目には状況がさらに悪化。 捕虜は精神障害の傾向を示し、そこにいない誰かや自分自身に話しかけるようになりました。 しかし、ここまではおおむね研究者たちの想定内でした。 5日も眠らずにいると、リアルな幻覚を見てしまうことは既に知られていたからです。 研究者たちの関心事は、幻覚が「覚せい剤のガスの影響」なのか、「不眠による影響」なのかという点でした。 しかし、9日目になるとガスのせいだということがはっきりしてきます。 捕虜の1人が、突然叫びながら走り回り始めたからです。 これはただの幻覚では説明がつきません。 その後数日間は、一転して不気味な静寂が室内を支配していました。 カメラには何も映らず、音も聞こえません。 酸素はきちんと消費されていたので、捕虜たちが生きていることだけは確かでした。 実験が半分過ぎた15日目に、ついに研究者は実験の中断を決意。 しかし、そのことを捕虜に告げると、室内からは落ち着いた声で「もう解放されたくなんかない」という答えが返ってきました。 それでも、研究者らが室内へのガスの散布を中止して新鮮な空気を送りこむと、室内からは捕虜たちの悲鳴が響きわたったとのこと。 そして、捕虜たちは「ガスをくれ!」と懇願しました。 実験を中止して部屋に入った研究者を待っていたのは、地獄絵図のような光景でした。 捕虜たちは、自分の皮膚や筋肉を引きちぎっており、ある捕虜は腹を割かれて肺が動いているのが見えるような状態だったそうです。 ある捕虜の内臓はきれいに床に並べられており…… 別の捕虜がそれを食べようとしていました。 惨状を目にした研究者は震え上がり、すぐさま軍に通報して兵士を呼びました。 捕虜を部屋から出そうとする兵士たちと、実験室から出たくない捕虜たちの争いは取っ組み合いに発展。 研究者は巨大なヘラジカを一発で黙らせるほどの鎮静剤を捕虜に投与しましたが、効果なし。 捕虜の1人は心臓が止まって倒れた後も「ガスをくれ、ガスをくれ」と繰り返しました。 乱闘に巻き込まれた研究者の1人は骨折。 乱闘で5人の兵士が命を落としたほか、事件後に自殺してしまった者もいたそうです。 生き残った3人の捕虜は、厳重に拘束されました。 「こんなはずではなかったのに」と研究者たちは嘆きます。 生き残った捕虜のうち1人は、内臓を戻す手術中に麻酔を注射された途端に死亡。 そこで、残りの2人は麻酔なしで皮膚の再建手術を行うことに。 捕虜は手術中ニヤニヤといやらしく笑い続けているので、看護師が何事か尋ねようと紙とペンを渡すと…… 捕虜は「切り刻み続けてくれ」と紙に書きました。 また、もう1人は手術中に「ガスをくれ!」というので医師が理由を尋ねると、捕虜は「起き続けなくちゃいけないんだ」と答えました。 医師は、「もしこの捕虜たちが自分の内臓を食べることに夢中にならなければ、夜勤の清掃員や警備員にぴったりなのに」と考えます。 そこで、ソ連国家保安委員会 KGB のエージェントだった関係者は、「もう1度覚せい剤のガスを与えてみたらどうか?」と思いつきます。 「兵士たちに起きた問題は覚せい剤が切れた禁断症状ではないか?」と考えたからです。 実際にガスを与えてみると、2人は元気におしゃべりし始めました。 しかし、やがて片方は激しい脳の活動を示した後に死亡。 もう片方も廃人同然になってしまいました。 すると、研究者の1人が突然上官を射殺した後に、生き残った捕虜を撃って「こんな奴と一緒にいるのはごめんだ!」と叫びました。 そして、「お前は一体なんなんだ!?」と尋ねると、撃たれた捕虜は…… 「そんなことも忘れてしまったのか?おれたちはお前たちだ」 「おれたちはお前たちの心の中に潜む狂気だ」 「お前たちの最も奥深くに眠る獣のような心の中で、いつも自由になれる瞬間を願っている」 「毎晩お前のベッドに忍びより……」 「お前が眠りの中に逃げ込むとき、お前を動くことも話すこともできないようにするんだ」 それを聞いた研究者が、最後の捕虜を射殺……というのが、「ロシアの睡眠実験」の詳細な一部始終です。 このストーリーはインターネット上で大流行しました。 しかし、当然ながらただの作り話です。 一読するだけで、「文法の勉強をしなければならない人が書いたもの」だと分かってしまうとのこと。 また、ストーリーの中にもツッコミどころがあります。 例えば、ある部分には「酸素濃度から捕虜が生きていたことは明らか」だと書かれていたのに…… 次の展開では、「捕虜がどうなってしまったのか分からないので、実験の中断に踏み切った」ことになってしまっています。 また、生き肝を抜き取って床に並べようものなら、すぐに失血死してしまいます。 もちろん、人を15日間も眠らずにいられるようにしたり、「自己嫌悪ゾンビ」にしてしまうようなガスも発見されていません。 確かに、第二次世界大戦中の兵士たちが不眠に悩まされたり…… 兵士に薬物が配られたりしたのは事実です。 しかし、重度の薬物中毒者でも、起きていられるのはせいぜい24時間から36時間が限度だったとされています。 また、国防総省が行った実験では、48時間起き続けていた人は頭の働きが鈍くなってしまうので、兵士としてはまったく役に立たないと結論付けられました。 そもそも、ソ連がこんな実験を行ったかどうかも疑わしいとのこと。 また、この話を裏付けるような論文などもありません。 一方、不眠や幻覚を伴うモルヴァン症候群という病気があることや…… 戦時下で「睡眠を遮断する拷問」などが行われたのは事実です。 「それでも、中毒性のガスやゾンビのようになった捕虜の話は到底信じがたいもの」との結論でムービーは締めくくられています。 「ロシアの睡眠実験」は都市伝説やフェイクニュースの真偽を検証するSnopes. comでも、「False 偽 」と判定されています。 外部サイト.
次のパリス・ヒルトンのTシャツの文字 この写真のパリス・ヒルトンは、"貧乏人なんてやめよう"(Stop Being Poor と書かれたタンクトップを着ている。 彼女は誰もが知る大富豪の娘で、働かなくても食べていける境遇だ。 この写真が投稿されると、貧困者の窮状に対してあまりにも無神経だとしてたちまち炎上した。 だが本当は、彼女はこんな不愉快な言葉が書かれたTシャツは着ていない。 実際にTシャツに書かれていた言葉は"絶望するのはやめよう" Stop Being Desperate)であり、若者たちを励ます言葉だったのだ。 うちのクモがそんなにデカいわけがない こちらはフェイスブック上を駆け巡った写真。 この写真にはこんなコメントがついていた。 今朝、家の外の壁を何かがよじ登っているような音が聞こえたんだ。 最初は業者が修理工事をしている音かと思ったんだけど、外に出てみたらこんな巨大クモが! このハワイアンケーンスパイダーはめったにお目にかかれない珍しいクモで、2メートルくらいまで成長することがあるらしいけど無害だという。 とはいってもめっちゃコワいわ。 実際には、家のそばで一般的に見られるコモリグモを、とんでもない大きさに加工したもの。 確かに巨大なクモは存在するし、オーストラリアならもしや?と思うかもしれないが、こんな普通の場所では見つからないだろう。 ロシアでの睡眠実験と題された写真 このぞっとするような写真は、"ロシアでの睡眠実験が失敗して最悪の結果になった例"という不穏な裏話がついて、ネットでたちまち広まったものだ。 数人の戦争捕虜にガスを吸わせて15日間眠らせないようにしたという実験で、期間中に実験が失敗し、捕虜が恐ろしく変わりはててしまったという。 この写真はその捕虜のひとりらしいが、実際にはただのハロウィン用の不気味な人形である。 右と左の写真を比べてみると、不気味なセッティングと白黒フィルターによって、左のほうがいかにももっともらしく見える。 これは、不気味で恐ろしい話をシェアするサイト、「Creepypasta」からの引用だが、掲載されているものはほとんどがフェイク、あるいは実話に尾ひれがついたものだ。 YOUTUBEでも配信されており260万回以上再生された。 "The Russian Sleep Experiment" IReadCreepyPastas 4. 『モンスターズ・インク』に隠された不適切な壁の絵? ディズニー映画「モンスターズ・インク」の一場面である。 さてここで問題だ。 上の写真と下の写真、主人公の寝室の壁に貼ってある子どもの絵が違うのだが、どちらがフェイクだろう? まあわかるよね。 フェイクは上の画像だ。 ロジャーおじさんとママがアレしてるもの。 だが、ディズニー映画はクリエーターが遊び心でなんかを仕込んでいたりするもんだから、本気にしちゃった人は結構いたみたい。 マリリン・モンローとケネディの密会シーン? ジョン・F・ケネディが妻に隠れてマリリン・モンローと熱く燃え上がっていたという噂は彼の大統領就任以来ずっとあった。 モンローは売り出し中のセクシー美人スターで、単なる友人以上の仕草で大統領にハッピーバースデーを歌ったことでも知られている。 ふたりの仲は相当怪しいと思われていたが、決定的な証拠はなかった。 そこで出てきたのがこの写真だ。 多くの人がこれが大統領執務室で抱き合うふたりの決定的な写真だと信じて疑わなかった。 だが、これは完全なでっちあげ写真。 空想を再現しようとしたひとりのカメラマンによって、大統領とモンローに不気味なほどそっくりなふたりの俳優を使って撮影されたものだ。 憑りつかれた修道女の首? 悪魔に憑りつかれた修道女の首として出回った写真だが、実はこれ工芸品である。 怖い系アートを作るのが好きなあるアーティストの作品だ。 すべて人為的に作られたものなのだが、写真だけが独り歩きし、信じてしまった人も多いようだ。 女性が初めてショートパンツをはいたせいで事故発生? この写真は何度か出回って消えてはまた出回るを繰り返しており、最近も出回っていたという。 そのエピソードはこうだ。 後ろ姿の二人は、世界で初めてショートパンツをはいた女性である。 彼女たちのむき出しの脚がまわりの人々が驚かせ、車を運転していた男性が見とれていて衝突事故を起こした もちろん嘘である。 歴史のある時点で、女性のショートパンツ姿がいろいろ議論になったのは確かだが、この写真が本物の衝突事故である証拠はない。 車はまったく壊れていないようだし、運転席の窓からのぞいている男性はいかにも俳優のようだ。 「Horse」という文字が体に浮き出た馬? 体に馬(horse)という文字が浮き出ている馬だというのだが、実はこの写真はフォトショップコンテストのための作品だった。 多種多様な模様の動物は確かに存在するので、この写真は本物として何度も投稿された。 かつて存在した巨大バッタ? 1900年代半ば頃に出回った巨大バッタ写真。 なんと、仕留めるのにショットガンが必要だという。 当時はコラ画像を作るのも大変な時代だった為もあり、多くの人々が信じた。 だがもし本物なら、この1枚の写真だけではなく、もっと証拠の写真がたくさんあるはずだ。 更に現代の我々は当時の画像加工技術水準をなめてかかっているので、時代を経て更にまた騙されてしまうのだ。 結婚式に出席したカルト集団 写真自体は本物で、フォトショで加工したものではない。 結婚式を行っている会場の後ろをよく見ると、黒いマントを着た集団が、ひっそりとビルからそれを見つめている。 多くの人は、新郎か新婦が実は不気味なカルト集団に所属しており、メンバーたちは秘密裏に結婚式に参列したと信じていた。 だがこれらはビルの別の場所に設置されていたアート作品であり人ではない。 Amazonにあったホラーすぎるイヌが赤子に化けるコスチューム MommyMaker製 実物そっくりのイヌ用ベビーコスチューム 価格:39ドル99セント ・小児科医の30%をだませます。 ・イヌの赤ちゃんを産む妊娠中のお腹は別売り。 ・本物の赤ちゃんの髪の毛を75%使っています。 ・吠え声から赤ちゃんの泣き声まで、モデュレーター内臓。 ・チワワからマスチフまで、サイズは5種類。 なんでもそろうamazonだもの、あってもおかしくないと信じてしまうだろう。 犬好きで奇妙好きな人ならポチりそうだしね。 だもんだから、かなりの注目を集めて、さまざまなSNSで何度もシェアされた。 広告は細かいところまでこっていて、商品の詳細だけでなく、口こみや星評価までついている。 実際にはまったくのフェイクで、こんな商品は存在しない。 元になった広告はわからないままだが、アメリカのアニメネットワーク、アダルトスイムが作り上げたものではないかと言われている。 アラン・リックマンが生前に残した言葉 アラン・リックマンはたぐいまれな才能をもつ俳優だったが、非常に残念なことに去年亡くなった。 さまざまな役を演じていたが、中でも最高の役柄はハリーポッターシリーズのスネイプ先生だろう。 そんな彼が生前こんな言葉を残したとしてネット上に出回った。 わたしは80歳になっても、揺り椅子に座ってハリーポッターを読むだろう。 そして家族はわたしにこう言うだろう。 "今さら読んでるの?" そしてわたしはこう答える。 "ずっと読んでたんだ" ーーアラン・リックマン リックマンがこのシリーズを心から永遠に愛しているように思えるもっともらしい言葉だが、リックマンは実際にはこんなことは言っていない。 どんなインタビューにもそんな記録は残っていないし、実生活の中で誰かに話したこともない。 現実には、実は原作は読まないと彼は言っている。
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