特性「」を持つポケモンの中では最も弱点が少なく、高い物理耐久もあって抜群の安定性を誇る。 アタッカーや物理受けにも十分な適性があるが、場持ちのよさを活かしたあくびループが最大の持ち味で、シングルではこのコンボを活用した起点作り役としての採用が多い。 カバルドンが一般的な耐久型ポケモンと一線を画すのは、上記の起点作り性能ゆえ、少ない行動回数でも十分な役割を果たせる点である。 一度でも攻撃を耐えればステルスロックや後攻あくびからこちらのペースに持ち込むことができ、強引な処理を狙ってきた相手には後続の積みエースが全抜きを狙えるため、使い捨て気味の運用でも頭数の不利を巻き返しやすい。 ちょうはつやラムのみ、エレキフィールド・ミストフィールドといった対抗手段こそあるが、アタッカー型のカバルドンも一定数存在することから裏目になることもあり、 結局のところ正面から一撃で倒しきる手段がなければ完全な対策にはならないのが強みと言える。 第8世代では、高い瞬間火力により汎用的なカバルドン対策として浸透していたZワザが廃止され、より安定感が増した。 新システムのダイマックスとの相性はおおむね良好で、使われた場合にはあくびがよく刺さり、豊富な攻撃技と高い攻撃種族値を持つカバルドンのダイマックス適性も決して低くない。 これまで通りの使い方はもちろん、アタッカーとしての役割がより現実的になったことで運用の幅が広がった。 天敵の欠場もあり、総合的には強化されたと言ってよい。 一方で、ダイマックス技により天候を奪われやすくなり、またこそ不在だが依然としてダイフェアリーによりミストフィールドを展開される可能性があることには留意したい。 ダイマックスにあくびが刺さるのは自明だが、ゆえにラムのみの採用率も上昇傾向にあり、思わぬポケモンに起点化される危険性も増したと言える。 ネタ考察やマイナー考察はにあります。 特性考察 すなおこし 通常特性。 登場時にすなあらし状態にする、カバルドンの採用理由に直結する特性。 やと違い岩タイプではないので特防上昇の恩恵は得られないが、相手ポケモンのタスキ潰しや味方のエースの場作りが狙える。 同特性持ちの中で唯一あくびを習得でき最も弱点が少ないため、起点作り性能においては他と一線を画する汎用性を持つ。 低い素早さにより天候の奪い合いにも強く、自身より遅いには一致技で弱点が突ける。 自身がアタッカーをこなす場合もすなあらしのスリップダメージが狙えるため、どの型においてもこの特性が最優先される。 すなのちから 隠れ特性。 すなあらし中に岩・地面・鋼技の威力1. 発動には最低1ターンの準備が必要な上、上昇幅がいのちのたまと同程度しかなく、対象技も限られる。 トリパでもない限り、自身がでお膳立てをしてなどにエースを任せたほうが抜き性能はずっと高い。 ダイロックの登場で他のポケモンも簡単に砂嵐を展開するようになったことや天候合戦が頻発するようになったので、優先度は依然低いがこれまでよりは使いやすくなった。 鈍足なのも、ダイマックスでの天候合戦には有利。 技考察 攻撃技 タイプ 威力 命中 追加効果 備考 じしん 地 100 150 100 - タイプ一致技。 性能安定。 10まんばりき 地 95 142 95 - 同上。 ダブル用に。 グラスフィールド下でも威力下降無し。 あなをほる 地 80 120 95 - 同上。 対ダイマックス用に。 地面定番のサブウェポン。 自身が遅いので追加効果はほぼ無意味。 起点作りに。 挑発されても使える点が優秀。 撃ち逃げ用。 鈍足とだっしゅつパックとあわせて後続無償降臨。 すなじごく 地 35 52 85 拘束ダメ どくどくやしめつけバンドとあわせて。 ステルスロックとの相性は悪い。 ハイドロポンプやだくりゅうなどが怖くなるが、一部草技やあられ対策になる。 じわれ 地 - 30 一撃必殺 有効打の無い相手に。 ひこうタイプや、には無効。 変化技 タイプ 命中 備考 ステルスロック 岩 - サポート用。 あくびやふきとばしとあわせて。 あくび 無 - 起点作りに。 ステルスロックと相性が良い。 ふきとばし 無 - 積み技対策。 ステルスロックと相性が良い。 まもる・みがわり貫通かつ必中。 ほえるもほぼ同性能だが、ぼうおんで無効化・じごくづきで使用不可になるため下位互換。 ダイマックスされると不発に終わる点は注意。 なまける 無 - 回復技。 耐久性能の向上に。 たくわえる 無 - 防御・特防を補強。 耐久面を補える。 のろい 霊 - 攻撃・防御を補強。 物理面を補える。 素早さ低下のデメリットは小さい。 まもる 無 - どくどくやたべのこしのターン稼ぎに。 特殊耐久を強化できる追加効果が優秀。 ダイロック ストーンエッジ いわなだれ 130 天候:砂嵐 優秀なサブウェポン。 奪われた天候を取り返せる。 型では特性の発動に必須の技。 物理受け同士の撃ちあいに。 自慢の物理耐久に磨きをかける。 ダイバーン ほのおのキバ 120 天候:晴れ 4倍狙いでやに。 砂嵐と相性が悪い。 ダイアイス こおりのキバ 120 天候:霰 4倍狙いでやに。 砂嵐と相性が悪い。 ダイサンダー かみなりのキバ 120 エレキフィールド 4倍狙いでやに。 グラスフィールドの解除にも。 ダイウォール 変化技 - まもる状態 ダイマックス技を含むすべての技を防ぐ。 連続使用で失敗しやすくなる。 ダイストリーム だくりゅう 130 天候:雨 特殊技のみ。 砂と相性悪い。 使用用途不明。 一致技と岩技で十分な場合も多い。 砂嵐と昆布戦法(あくびループ)で相手パーティを削っていき、相手が痺れを切らし、眠り覚悟でカバルドンを落としてきた場合は味方の積みアタッカーに繋げる。 相方は相性補完に優れるなど。 高いAからの一致じしんにより殴り性能もそこそこ。 相手の確2圏内に入ってしまうとステロを撒くだけで終わってしまうため、確定数をズラす持ち物が優先される。 HOME統計によると6割弱がオボンである。 挑発、には弱い。 またラム持ちには逆に起点にされてしまいがち。 特にには確定技だけだとほぼ完封される。 場持ちのよさは言い換えると砂ターンを自分で消費してしまうことになるため砂エースに繋ぎたい場合はこの型は不向きである。 砂嵐無効のうち岩と鋼には地震が刺さる。 弱点物理技は不一致では水と草は使われにくく、氷は低威力なので数値以上に受けられる範囲は広い。 S無補正で個体値11以下だと実数値57になり、最遅ギルガルド(実数値58)に後攻が取れる。 H振りギルガルド(ブレード)に対して無補正無振りじしんで確1。 シールドフォルムは確2。 ただし、相手が特殊型だった場合ではC特化シャドーボールで89. 最遅ギルガルド抜かれ調整だと無振り39族()辺りから先手を取られるようなることに注意。 40~50族周辺で意識すべき物理アタッカーは・など。 これらに確実に上を取りたいならSに努力値を割いて調整するのも一考の余地がある。 一般的には起点作り型と思われやすく、ちょうはつや後攻とんぼがえりで対処しようとする相手や、 あくび回避用としてラムを持ったまま起点にしようとする相手に大きな痛手をくらわせられる。 物理型と通常の起点作成型に共通する処理方法(高火力の弱点技で一撃など)には当然弱いので注意が必要だが、とつげきチョッキを持つとD無振りでもD特化を上回る耐久が得られる。 第8世代では起点作りのイメージを逆手にとって初手から出していきなりダイマックスするアタッカーカバルドンが増加。 挑発を打たれやすいイメージが大きく1ターンの猶予を与えることができる。 かみなりのキバはやに。 アイアンヘッドはBを上げるために。 対カバルドン 注意すべき点 すなおこしやステルスロック+流し技でのタスキ潰しや起点作りに長け、こちらのパーティ全体を疲弊させたところで後続の積みアタッカーを降臨させられる。 物理特殊共に耐久が高く、物理技では一致抜群でも落としにくい。 高速回復技のなまける、強行突破用のじわれも覚える。 物理火力も並以上あり、耐久型だと決めつけると思わぬ痛手を負うこともある。 対策方法 高いHPのおかげで特殊耐久もある程度あるが、それでも物理よりは突破口がある。 地面無効かつ特殊水技で抜群を突けるなら少なくともタイプ上は圧倒的優位に立てる。 しかし、起点型にしろ物理受け型にしろ補助技を用いて立ち回るのは確実。 起点型のHD振りカバルドンはC特化ハイドロポンプを確定耐えするうえ、ボルトチェンジ耐性があるのであくび対策が難しい。 持ち物による火力補強が必要な上にハイドロポンプの命中不安の問題もあるため、単純なサイクル型のウォッシュロトムではやや不安定である。 起点作りのカバルドンはじしんワンウェポンの場合が多く、浮いているポケモンにちょうはつを持たせると非常に有効と言えるが、アタッカー型も時々いることを考えると安定はしない。 正攻法で最も効率が良いのは上から一撃で倒すこと。 具体的にはの無補正252振りエラがみでどのようなカバルドンでも確1。 交代されても交代先に致命傷を与えられる。 スリップダメージ系の変化技を撒いておけば、あくびループを受けてもその間カバルドンがダメージを受け続けるため、悪手にはなりづらい。 どくどくは勿論、やどりぎのタネなら体力吸収でステロ+砂嵐のダメージを軽減あるいは相殺することが出来、おにびもカバルドンの火力を削げるのでこちら側の負担を減らしやすい。 技 威力 命中 タイプ 分類 PP 備考 技05 ほえる - - ノーマル 変化 20 技06 どくどく - 90 どく 変化 10 技10 めざめるパワー 60 100 ノーマル 特殊 15 技11 にほんばれ - - ほのお 変化 5 技15 はかいこうせん 150 90 ノーマル 特殊 5 技17 まもる - - ノーマル 変化 10 技21 やつあたり - 100 ノーマル 物理 20 技26 じしん 100 100 じめん 物理 10 技27 おんがえし - 100 ノーマル 物理 20 技32 かげぶんしん - - ノーマル 変化 15 技37 すなあらし - - いわ 変化 10 技39 がんせきふうじ 60 95 いわ 物理 15 技42 からげんき 70 100 ノーマル 物理 20 技44 ねむる - - エスパー 変化 10 技45 メロメロ - 100 ノーマル 変化 15 技48 りんしょう 60 100 ノーマル 特殊 15 技68 ギガインパクト 150 90 ノーマル 物理 5 技71 ストーンエッジ 100 80 いわ 物理 5 技78 じならし 60 100 じめん 物理 20 技80 いわなだれ 75 90 いわ 物理 10 技87 いばる - 85 ノーマル 変化 15 技88 ねごと - - ノーマル 変化 10 技90 みがわり - - ノーマル 変化 10 技100 ないしょばなし - - ノーマル 変化 20 過去作技マシン No.
次のContents• 構築経緯 今回使用したのは、現環境においてトップクラスの性能を誇る「 カバマンダガルド」です。 個々の性能が非常に高いため、パーティへの理解度や立ち回りの練度を深めることで、 生半可なメタを許さず非常に多くの相手と対等以上に渡り合うことができると考えました。 そのため採用ポケモン及びその型構成に関しても尖らせすぎずに、単体性能が高くなるような6匹で構成しました。 ポケモン-個体紹介 カバルドン 持ち物 フィラのみ 特性 すなおこし 性格 わんぱく 実数値 212 228 -132-171 140 -x-110 140 -67 技構成 じしん ステルスロック あくび ふきとばし 電気の一貫を切るための地面枠でありつつ、砂と「ステルスロック」による削りを行うことができる 木の実カバルドンです。 強みである「あくび」+「ステルスロック」に加え、相手の「みがわり」や積み展開を許さないためにも「ふきとばし」は欠かせませんでした。 ボーマンダ• メガ進化前• 唯一のメガ枠であると同時に唯一の地面無効枠なので、非常に多くの対戦で選出します。 そのためサブウェポンである「じしん」を採用し、メタグロスやバンギラスなどに対しても躊躇うことなく選出することができました。 ミミッキュ+ギルガルド+ボーマンダのような対面寄りの選出をすることも珍しくないので、さまざまな攻撃を耐えることができる耐久振りは多くの対戦で役立った印象があります。 カプ・コケコ 持ち物 デンキZ 特性 エレキメイカー 性格 おくびょう 実数値 149 28 -x-106 4 -132 132 -107 92 -200 252 技構成 10まんボルト めざめるパワー・氷 めいそう ボルトチェンジ ボーマンダやギルガルドとの攻撃の相性が非常に良く、重くなりがちなゲッコウガを上から縛ることができる数少ないポケモンの一匹であるカプ・コケコを採用しました。 とても流行していた「みがわり」持ちのポリゴン2を起点にしたり、苦手なグライオン入りの受け回しを無理やり崩すために、「めいそう」を搭載しています。 これにより、 居座った相手に対して強力な打点を押し付けつつ有利なサイクルを回すことを可能にしました。 ギルガルド 持ち物 たべのこし 特性 バトルスイッチ 性格 れいせい 実数値 161 204 -75 36 -171 4 -112 252 -172 12 -72 技構成 シャドーボール かげうち キングシールド どくどく ボーマンダ軸に採用する鋼枠といえば、やはりこのポケモンでしょう。 今回のパーティはサイクル戦に重きを置いているため、場持ちの良さが段違いである「たべのこし」+「どくどく」型です。 体力管理が非常にシビアであるため「みがわり」の採用は見送り、代わりに「かげうち」にすることで対面性能を強く底上げしました。 複雑な択が多く運用が難しいポケモンですが、その先の試合展開を考えて技選択をすることで、性能が何倍にも膨れ上がる上級者向けのポケモンであると感じました。 ゲッコウガ 持ち物 こだわりスカーフ 特性 へんげんじざい 性格 せっかち 実数値 147-135 156 -78-136 100 -92-191 252 技構成 れいとうビーム あくのはどう がんせきふうじ とんぼがえり 相手のゲッコウガに対して後手を取らないために、最速スカーフゲッコウガを採用しました。 思ったよりも最速スカーフミラーが多かったようには感じますが、それでもかなりの確率で相手のゲッコウガの上から「とんぼがえり」ができるので、ミラーマッチでは対戦を有利に運ぶことができました。 攻撃に補正をかけていないので相手のゲッコウガを一撃で倒しきることができませんが、 裏の先制技やスリップダメージの圏内には入るので、上から確実に大ダメージを入れることを重視しました。 カバマンダガルドミラーを意識したポケモンなので「れいとうビーム」「あくのはどう」は欠かせず、重くなりがちな「ちょうのまい」ウルガモスを意識して残りの枠には「がんせきふうじ」を採用しています。 技構成や配分は前期の「トノラグツルギ」同様です。 特定の役割対象はありませんが、ギルガルド+ボーマンダと同時に選出したときのパワーには目を見張るものがあり、単純な性能差で押し切る試合も少なくはありませんでした。 多少不利のつくポケモンが相手のパーティにいたとしも選出次第ではいくらでもカバーすることができ、 ほとんどの相手に対して互角以上に戦えます。 また、ボーマンダとギルガルドの組み合わせは立ち回り次第でどんなに不利な状況からも巻き返すことができます。 短所 選出から対戦まで、一手一手の難易度が非常に高いです。 何ターンも先の展開まで考えて選択をする必要があるので、 使い手次第で性能は大きく上下します。 【ポケモン】S11 レート2163 6位達成 一進一退ギリギリの攻防、感覚を研ぎ澄ませ! 投稿ナビゲーション.
次のさらに、 H108-B118-D72と耐久が高水準であり4倍弱点も存在せず、行動回数を稼ぎやすい。 ステロ撒きとして、高い 場荒らし性能を持つ。 また、「あくび」という技は対面操作にも有効で、こちらの有利対面から相手の引きに対して「あくび」を選択することで、不利対面を作られながらも相手の居座りにリスクを与えることができる。 これにより相手は「交代」という選択肢を迫られ、疑似的な 不利対面の拒否ができる。 襷潰しにもなり、襷ガッサや襷ゲコへも最低限の仕事をすることができる。 また、すなおこしにより、相手の 天候を阻害することも可能。 電気耐性 💦 一貫させたくない 電気打点を切ることができる。 高速電気のなど、一貫してしまうと後手に回りやすいので電気無効枠は重要。 状態異常技を無効化された際の弱さ あくびに依存した性能なので、挑発やみがわり、毒玉などで後手をとる。 特に展開型のだと、地面無効の挑発持ちに打点を失い何もできなくなるため注意が必要。 物理への安定した削り• ゴツメと砂で確実な負担をかけることができる。 稀に混乱実持ちの場持ちをよくしたものも。 「あくび」による起点回避や不利対面の拒否もできるので、受けとしては珍しく穴となりにくい。 あくびを切って確実な負担をかけることができる毒を採用している個体もいる。 以下、調整案。 ステロとあくびを駆使し、場を荒らしながら裏の詰め筋を組み立てる。 レボルトやギャラの挑発など、浮いてるの挑発で止まるので注意。 現環境は、物理方面へのサイクル性能重視で腕白個体がほとんど。 慎重は、上位環境に存在してないのでわかりません。 以下、調整案。 木の実を持てない分行動回数を得にくいので、サイクル参加はさせにくい。 採用意図はわかりません。 以下、調整案。 HDはぶち切れることで対策。 レなどと違い挑発持ちかの判断が難しいので、通りやすいし相手が対応しきれないことも多い。 一貫しやすい水打点で負荷をかける。 積み技とか打ってるとそのまま3タテしたりする。 ふきとばしで流されるが、起点は作らせない。 も効かない。
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