元々は名探偵コナンの原作者の青山剛昌先生がコナン以前に描いていた「まじっく快斗」に主人公として登場するキャラクターでしたが、名探偵コナンにもコナンのライバルとして登場を果たし、両者は過去何回かにわたって激しい火花を散らしています。 世界を股にかけて美術品や宝石ばかりを狙う大泥棒で、業を煮やしたFBIだかCIAだかインターポールだかが極秘につけた国際犯罪者番号(シークレットナンバー)の1412号が外部に漏れて世間に定着し、それが変形して〈KID〉、すなわち怪盗キッドと呼ばれるようになります。 その手口は大胆不敵にも予告状を送りつけ、得意の変装術と声帯模写で他人になりすまして警察を油断させ、その隙を突いてまんまと目的の宝石や美術品を盗んでいくというもので、これは稀代の怪盗紳士アルセーヌ・ルパンを彷彿とさせるものがあります。 名探偵コナンの世界ではそのキッドの犯行を、主人公であるコナンが防ぐというのがストーリー上の定石ですが、「まじっく快斗」ではこの他に次のような設定があります。 怪盗キッドの正体は黒羽快斗という江古田高校に通う高校生。 しかし元々怪盗キッドというのは世界的に有名な天才マジシャンであった彼の父親・黒羽盗一が、同時に宝石を専門とする泥棒として活躍していた頃に名付けられたあだ名でした。 しかし盗一は8年前にマジックの最中に謎の事故死を遂げてしまい、快斗はその父の死の真相を探るため自らキッドの跡を継いだのです。 そんなニュー・キッドが狙うのは、世界中に散らばるという伝説の宝石ビッグ・ジュエルで、その一つには不老不死の隠された力があるといわれています。 そしてそれを狙う謎の組織の手によって父親が殺されたことを知り、その組織の正体を探るべく宝石専門に盗みを続けているのです。 もっとも最近登場するキッドはイタズラ好きな所がだいぶ目立つようになり、両作品の魅力が上手くミックスされていて、キザでカッコいいと同時に段々と親しみやすいキャラクターになりつつあります。 キッドの登場する作品というのは結末の意外性が勝負の作品が多いだけに量産できず、頻繁に登場させることは難しいと考えられるだけに、登場した作品ではその奇想天外なトリックを存分に楽しみたいものです。 0、IQは400、髪の毛は黒 血液型 B型 家族構成 ・父親は初代怪盗キッドの黒羽盗一(8年前マジックの最中に事故死) ・母親で怪盗淑女(ファントム・レディ)の千影(まじっく第1巻File1「蘇る怪盗」に登場) ・盗一の元付き人の寺井黄之助が世話役 学歴・職歴 ・黒羽快斗として江古田高校に在学中(2年B組) ・同級生に幼なじみの中森青子、桃井恵子、小泉紅子など 趣味・特技 ・マジック ・変装 ・声帯模写(声色は無数) 苦手 ・警視庁捜査二課の中森銀三警部 ・魚 ・スポーツ万能だがスケートに難(まじっく3巻File2「名探偵登場!! 事件名 原作 備考 3 劇場用オリジナル 8.
次のそもそも怪盗キッドって何者? 怪盗キッドとは、元々はコナンの原作者である青山剛昌先生が描く 『まじっく快斗』という作品の主人公です。 天才マジシャンであった亡き父、黒羽盗一。 彼の死の真相をつかむべく、父がやっていたキッドという怪盗を継ぎ世間を騒がしています。 彼の目的はあくまで真実を解き明かすこと。 悪事のために盗みを働くわけではないので、基本的に盗んだものは返還しています。 コナンではゲストとして登場し、それ以降は コナンのライバルとして探偵VS怪盗の逃走劇を繰り広げています。 キッド自身も父と同じくマジックが得意で、身体能力も高く、コナンと違い変声機なしで他人の声を真似ることが出来ます。 おまけに変装の達人で、イケメンという。 そんな彼が登場する劇場版コナンシリーズは、2016年現在、五作品あります。 では、その五作品を紹介していきましょう! 世紀末の魔術師 劇場版コナンシリーズ第三作目にして、記念すべきキッド初出演作。 監督はこだま兼嗣さん。 劇場版コナンシリーズの監督は七作ごとに交代していて、こだま兼嗣さんの作品は、他監督のコナン映画よりも伏線の仕込み方やストーリーの奥深さが最も優れていると言われています。 この映画は、キッドから 「黄昏の獅子から暁の乙女へ 秒針のない時計が12番目の文字を刻む時 光る天の楼閣からメモリーズ・エッグをいただきに参上する」という予告状が届き、コナンが同じく探偵である服部平次と組んでキッドと対決するところから始まります。 そして、 キッド共々ある壮大な事件に巻き込まれていく……というストーリーです。 コナン映画におけるキッドは、どちらかと言うと共闘したり、お助けキャラ的ポジションにつくことが多いです。 この『世紀末の魔術師』でも、コナンをあるピンチから救うかっこいいシーンが見られます。 また、序盤のキッドとの対決シーンに流れる、TVアニメ版キッドのテーマアレンジバージョンがまたかっこいいんです。 前述した通り伏線の張り方もうまいため、 ストーリー面を重視したい方にもオススメな一作です。 銀翼の奇術師 こちらは二代目監督、山本泰一郎さんの初コナン映画作品です。 全体としては第八作目となります。 この映画は少々変わっていて、前半のキッドとの対決シーンと、後半の別件シーンがまるで別の作品みたいに分断されています。 もちろん繋がりはあるのですが。 後半は飛行機が舞台になるのですが、 上空一万フィートの密室で巻き起こるサスペンスは見どころ満載です。 やはり今回も、キッドがコナン達を助けます。 その助け方がキッドならではの手法で、とにかくかっこいいんです。 ちなみに今作でキッドから出される予告状は、 「Romeo Juliet Victor Bravo! 探偵たちの鎮魂歌 劇場版第十作目記念作として作れられたのがこの『探偵たちの鎮魂歌』。 ある人物からの依頼を受けたコナンと毛利小五郎が、ランや他の子供たちを人質に取られ、開放してもらうべく依頼された事件の解明に挑む。 というストーリーです。 コナンと毛利小五郎の他にも多くの探偵が登場する オールスター作品となっています。 キャッチコピーも「 探偵たちよ、安らかに眠れ」「 さよなら、コナン」といった、なにやら凄そうなものになっています。 今作でのキッドは途中参戦です。 事件を調査しているうちに、その事件に怪盗キッドが関わっていることがわかっていく、というもの。 勿論、今作でもキッドは犯人ではありません。 それどころか、コナン達とは別のところである人物達を相手に大活躍するのです。 キッドの直接的な活躍がみたい方におすすめな、キッドファンイチオシの作品です。 天空の難破船 劇場版第十四作目となるこの作品は、山本泰一郎さん最後のコナン映画になります。 世界最大級の飛行船「ベル・ツリーI世号」を舞台にした物語です。 キャッチコピーには「 怪盗VS名探偵-華麗なる冒険の空」とありますが、今作でのキッドは 完全にコナンの味方です。 二人で謎のテロリストに立ち向かっていくというストーリーなのです。 コナンとキッドの時にコミカルで、時にかっこいい、 最強無敵のコンビネーションを観ることの出来る一本です。 業火の向日葵 劇場版第十九作目となる『業火の向日葵』。 静野孔文さん監督のキッド映画です。 この監督作品の特徴は、 アクションが派手なこと。 アクションシーンがバトルアニメのように派手に、身体能力も高く、動きまくります。 アクションシーン用のBGMも熱いです。 この作品は公開前のPVで、さもキッドが悪役になったかのようなシーンが流されています。 いつもと違うキッドの一面にドキドキしたファンも多かったようですが、残念なことにPVのキッドシーンはほとんどカットされてしまいました。 おまけに、今作ではミステリーの要素が薄く、推理シーンも過去作品と比べてかなり質の劣るものでした。 しかし、その分 アクションシーンの迫力は一級品。 『業火の向日葵』ではこれでもかというほどアクションシーンが盛り込まれ、コナンにキッドにと動きまくりでした。 キッドのド派手なアクションがみたい方にはぜひともチェックしてもらいたい一本です。 以上、怪盗キッドの登場するコナン映画作品のご紹介でした。 映画を見てキッドを好きになったら(もしくは既にキッドファンな方は)、ぜひ『まじっく快斗』の方も読んでみてください。 アニメ化もされていますよ。
次のコンテンツ [] 概要 世間を騒がせている大怪盗で美術品や宝石ばかりを狙う大泥棒で、業を煮やしただかだかインターポールだかが極秘につけた 国際犯罪者番号 シークレットナンバー の「1412号」が外部に漏れて世間に定着し、それが変形して 、すなわち怪盗キッドと呼ばれるようになった。 なお、「KID」の名付け親は小説家の。 「怪盗」の名の通り、犯行予告状を送りつけ、狙った獲物はあざやかな手口で盗み出す。 主に宝石を専門に狙う。 18年前のパリにて初めて出没、8年前に一旦動きを潜めたが、最近日本で活動を再開した。 神出鬼没で大胆不敵、マジックと変装が得意で、何人もの声色を変声機なしで使うことができる。 『名探偵コナン』と『まじっく快斗』共通で、純白のシルクハットにマント、モノクルといった衣装を身に纏う。 トランプを発射する拳銃 トランプ銃 や、折りたたみ式のハンググライダー、催眠スプレー、そしてダミーの人形などのアイテムを駆使して獲物をねらう。 『まじっく快斗』の本編では、これにさらにプラスしてアドバルーンやローラースケートやロープ、さらにオリジナルアイテムなど様々な物を使用する。 作品内の一部では「快盗」の表記も使われている。 その犯行は『』時点での警察発表によると、件数は134件 うち15件は海外で、アメリカ・フランス・ドイツなど12ヶ国 、盗まれた宝石類は延べ152点、被害総額は387億2500万円に上る。 人物 初代怪盗キッド。 18年前から8年前まで活動。 快斗の父で世界的なマジシャンだったが、8年前のマジックの最中に謎の組織によって暗殺されたとみられている。 しかし、実際には生存している。 の父・と対決し、互いにライバルと認めていた様子。 過去には、女優のとに変装術を教えた事がある。 師匠は世界的マジシャンのジェームズ・ホッパー。 『名探偵コナン』20巻で名前を挙げられ、34巻にて彼らしき人物の後姿が回想され、55巻で初登場する。 快斗が怪盗キッドを襲名するまでの間臨時で演じていた、盗一の助手。 盗一の息子で、現在活動中の2代目キッド。 『まじっく快斗』の主人公で、『名探偵コナン』においては江戸川コナン(工藤新一)のライバル。 非常に優れた推理力や洞察力の持ち主で、曰く「僕の頭脳を狂わせた唯一の存在」。 キッド本人の弁によれば、「怪盗は鮮やかな手口で獲物を華麗に盗み出す芸術家だが、探偵はその跡を見て難癖を付ける批評家に過ぎない」とのこと。 コナンの側も始めは「泥棒には興味はない」と言っていたが、キッドは例外的にライバルと認めているらしく、キッド相手には常に一対一で勝負しようとするこだわりを見せている。 2人の勝負は大抵、宝石はコナンに取り返されるがキッド自身は捕まらずに逃げおおせるので、ほぼ引き分けで終わっている。 その他にも、双方が関わった事件でキッドがコナンに手を貸し助けたり事件解決に協力したりすることもあり、『』でのキッドの出番はこちらが多い。 キッド初登場の話ではコナンはキッドと初対面の様子だが、『』の『ブラック・スター』では互いに顔も名前も知らないまま新一がキッドを追い詰めた過去が語られている。 コナンの正体が新一だと知ったのは、劇場版『』で、コナンとの電話 船内の電話全て を盗聴したため。 新一とは顔・体格・声がそっくりなので、新一に変装する際には髪型を変えるだけで良い。 劇場版『』では、に変装してコナンやと事件解決に努めた。 作者のによると、『名探偵コナン』での彼の役割は、真の『』を描くためのであるらしく 青山は、とシリーズ両方のファンであるため 、両方に負けてほしくないとのこと。 主人公• 家族・友人• 大阪府警察• 長野県警察• 他道府県警察• 警察庁警備局• 怪盗キッド• TVスペシャルのみ その他• このページには、でライセンスされたの記事が使用され、それをもとに編集がなされています。 使用された記事はにあり、その著作権者のリストは に記録されています。
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