株の大負けでよく聞く話はスケベ根性を出して、短期の信用取引で小銭を稼ごうとして大負けするパターンです。 私も過去にFXで大負けしており、レバレッジを効かせた取引は絶対にしてはいけないと思っています。 それでも株取引をやっていると悪魔がささやくことが多々あります。 そんな誘惑に負けることなく信用取引は避けて現物オンリーで株取引をやっていました。 その誘惑に負けて信用取引をしてしまい、結果的に大損をしている愚かな投資家の話です。 株で大損する入り口 株をやっていれば自分が気になるチェック銘柄は何個もあると思います。 そんな自分がチェックしている銘柄の1つが大きく下げ始めました。 私の勝手な想定レンジはこんな感じでした。 自分が勝手に想定した下限ラインに自分が良いチェックしていた銘柄が近づいてきます。 その時は、米中貿易摩擦がここまで長引くとは思っておらずまたチェックしていた株も好決算であったことから株を買いたい欲求が抑えられなくなりました。 その時にはキャッシュはなかったので、株を購入するには借金をするか現在保有している現物株を担保にした信用取引の2択になります。 もちろん2択は最悪の選択であると思っているので、冬のボーナスまで様子見して下げていたら冬のボーナスで現物を購入するつもりでした。 株で大損する入り口に少しだけ足を踏み入れる その後も株価はどんどん下げており、自分の想定する下限に限りなく近づきました。 短期的には当然自分の想定する下限の株価は下回るだろうが年末頃には想定する上限の株価を軽く超えるポテンシャルはあると信じていました。 すべてが私の想像の話です。 つまり妄想です。 ただ自分が信じれば信じるほど、その妄想が真実のように思えてきます。 借金は論外なので、ちょっとだけ信用取引で購入して年末に売り抜ければ数十万円から数百万円の儲けがでることになります。 もちろん、私の妄想通りに話が進めばという前提です。 また最近は現物で保有している株も下がり続けているので信用取引で儲けたお金でナンピン買いして平均取得株価を下げたい欲求も出ていました。 このような心境でほんの少しだけという気持ちで信用取りきという地獄に続く入り口に足を踏み入れてしまいました。 あの時は根拠のない、絶対的な自信があったんですが。。。 信用取引で購入しても株価の下落は止まりません 信用取引で思い切って購入しました。 その後の株価推移はこんな感じとなりました。 自分が勝手に想定していた下限なんて簡単に突き抜けていきました。 ただ、これは最初に想定していた展開でした。 最初の購入がこのタイミングであればまた良かったんですけど・・ 私はこれを想定内として静観を続けます。 すると、悪くなった流れはそう簡単には変わりません。 株価はさらに下がります。 もう最初に想定していた上限の株価にまで年末になれば戻るとは考え難い状況の株価にまで落ち込みました。 今の心境としては、最初の想定通りに年末まで静観を続けて冬のボーナスは信用取引の損切りのお金に使うことになりそうです。 株で大損した信用取引の反省点 今回の信用取引をしたことの反省点は2つあります。 現金がない状態で信用取引をしてしまったこと• 想定していた下限の株価より高い状態で購入したこと 現金がない状態で信用取引をするリスク お金がないけど、株を短期的に買いたい! って時に利用出来る便利な制度が現物で保有している株を担保にして信用取引です。 けど、それをすると信用取引で損失を出してしまった時に現物株を処分する必要がでるので心理的に損切りができません。 静観するしかありません。 フリーズしたまま、さらに株価が下落すると放心状態となります。 まさにこんな感じ このオジサンの気持ちが判るわぁ~って人って株をやっている人なら多いと思います。 私も家のパソコンの前でこの顔してチャート眺める日って結構ありますよ。 笑 想定していた下限があったのにそれよりも高値で買ったこと 最初に想定していた株価の下限があったのですが、反転するのが怖くて購入してしまいました。 現物だったらそれもありですが、信用取引で焦って購入するのは絶対にやるべき行動ではありません。 それに、そこまで待つことが出来れば底が見えない株価の下落に恐れて信用取引すらしていなかった可能性もあります。 軽率な行動が株の信用取引では命とりになることを今回は勉強しています。 結局は信用取引でいくら大損したの? ここまで読んでいる人は• 何の株を信用取引で売買したの?• いくら損失を出したの? ってことが気になるでしょう。 しかしまだ信用取引は継続中なので詳細をブログで書くことは辞めておきます。 年末に最終的に損失を確定させるので、その時に詳細を書きたいと思います。 それまでに株価が反転して大勝ちできました!!って報告出来ればいいんですが現実はそんなに甘くないでしょう・・・ 私はこれまでの失敗で十分に信用取引は全てを失うほど怖い取引だと理解しているつもりでしたが、まだまだ理解出来ていないことが判りました。 自分の欲望をコントロールするって本当に難しいです。
次の新型コロナウイルスにより株・為替が大暴落 ダウ平均株価とは、アメリカの代表的な株価指数のことです。 アメリカは、2008年9月15日のリーマンショックによる景気低迷から立ち直り、その後はNYダウも順調に上げ続けました。 オバマ大統領時代は当然として、トランプ大統領になってもその流れは続き、頻繁に史上最高値を更新し続けていたのです。 しかし、2019年12月に新型コロナウイルスが中国・武漢で発生し、2020年1月に世界中に広まると、世界経済低迷を懸念して株と為替は連日大暴落を続けました。 その影響を受け、日本の日経平均株価も大暴落しています。 新型コロナウイルスが原因の世界同時株安により、2月から3月までの1ヶ月間で、NYダウは約6000ドルの下落、日経平均株価も約6000円下落しました。 しかも、2020年3月12日にNYダウが2352ドル60セント安、13日に日経平均株価が一時1800円超安と、歴史的な下落を続けており、この文章を執筆している2020年3月13日時点では、まだ下げ止まったとは言い切れない状態です。 日経平均株価が下がると年金支給額も減る? 日経平均株価が大暴落しても、株や為替(FX)などの投資をしていない人は、全く関心ないでしょう。 しかし、無関心であることは間違いです。 は、年金積立金169兆円をただ貯めているだけではなく、投資しています。 つまり、投資をしていない人も実際は強制的に投資している状態なのです。 さらに悪いことに、安倍首相がアベノミクスを維持するために運用比率をアップさせて日経平均株価を買い支えたことで、リスクが高い状態となりました。 このハイリスク状態で、新型コロナショックによる日経平均株価の大暴落が起き、GPIFは確実に大損しています。 執筆時点では、まだいくら損したか明らかになっていませんが、2015年に起きたチャイナ・ショックが原因の世界同時株安の時には3ヶ月間で8兆円損しました。 下落幅から判断すると、それ以上損しているかもしれませんね。 推定20兆円以上損していると予想されています。 そして、重要なのが、GPIFが損すると、将来もらえる年金が減る可能性があるということです。 チャイナショック後、GPIFの大損が明らかになった際に、安倍首相は「年金額が減るなどということはありえません」と豪語しましたが、年金積立金が減れば年金支給額も減るのは当然のことでしょう。 加えて、「新型コロナショック後の景気低迷」「東京オリンピックの延期・中止問題」もあり、日本は苦しい状況が続きそうです。 民間エコノミストの試算で1~3月期の年金運用は17兆円前後の赤字 2020年4月2日に、民間エコノミストが、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)による年金運用の試算を発表しました。 それによると、2020年1~3月期の運用は17兆円前後の赤字で、過去最大の赤字だそうです。 まだGPIFからは発表されていませんが、新型コロナショックによる日経平均株価暴落により、10兆~20兆円の損失は免れないでしょう。 GPIFによる正式な発表が待たれます。 さらに、2019年度も8兆円前後の赤字になった模様です。
次の新型コロナウイルスによる影響で、NYダウが過去最大の下げ幅を記録し、原油も急落するなど、金融市場は深刻な事態に陥っています。 これに相まって、為替市場も大きく変動し、円高の勢いが加速しています。 2020年3月9日の急落に、私のFXのポジションは耐えられず、 人生はじめての強制ロスカットを経験しました。 その額およそ 80万円。 家族を養う普通の会社員にとっては大き過ぎる損失です。 こうした経験を踏まえ、 ・どのようにして、80万円を失ったのか ・80万円を失ってわかったFXの極意 を中心にお届けしたいと思います。 私のような悲惨な目に合わないようにきっちりと対策をしてください。 本当に地獄ですからね。 FX投資のきっかけ 勤務先の社内規定により、個別銘柄への投資は禁止されていました。 要は、トヨタとか楽天の株式には投資してはいけない、というルールです。 そんな環境にいる私にとっての有力な投資候補はETFやFXであり、気軽な気持ちでFX投資をスタートさせました。 FX投資で選択した通貨 私がチョイスした通貨は「 オーストラリアドル」と「 カナダドル」の2つです。 理由は以下の2点です。 ・円よりも 金利が高い ・ 経済が比較的安定している こんな弱すぎる理由で約400万円の運用を始めました。 元手は80万円でしたので、レバレッジは概ね5倍です。 投資スタンス(購入して以降ずっと放置) FX投資をスタートした当初は含み益がでたりしていましたが、しばらくしてからは、ずっとマイナス域をウロチョロしていました。 ロスカットはしたくなかったので、為替画面をほとんど見ることさえしない文字通り 「塩漬け」投資となりました。 結果として、この放置という対応が、最も大きな反省点であったのです。 コロナショックで無事死亡 2020年3月9日、コロナショックによる急激な円高により、私のポジションは 強制決済 されてしまいました。 この日1日の決済による損失はなんと80万円。 この画面を見て足がガクガクしました。 妻にも言えません・・・ 同じような境遇のひとも、この画面を見て安心してください。 強制ロスカットで気付いたFXの極意 現在の相場を見て「今が底値でしょ」「これだけ落ちたら上がるだけ」と呑気に語るひとが いますがそんなに甘くはありません。 一時的に勝ってもそれは運です。 運は続きませんのでいずれ負けます。 というか、 負けるまで続けるだけです。 コロナショックによる大損を経験し、反省に反省を重ねました。 今後は以下の点に留意し、少しでも取返したいと思います。 <コロナショックで無事死亡した私のFX極意> ・ 放置はしない。 放置するならレバレッジかけない。 ・ レバレッジはかけない。 レバレッジをかけるなら放置はしない。 ・運では勝てない。 ・根拠のない感覚はアテにしない。 ・まずは有料教材で 体系的な理論を勉強する。 まとめ いかがでしたでしょうか。 これから資産運用を始める方もいらっしゃると思いますが、ムキにならず、運に頼らず、感覚はアテにせず、きちんと準備(勉強)をしてからはじめるようにしましょう。 私のように80万円の損失をださないようにね。
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