参議院選挙 が始まりました。 政党選びで悩まれている方も多いと思うので、選び方の一つのご紹介です。 大前提:正解はない 選挙の投票先選びは、考え方の問題です。 そしてこれから書くことは「考え方の一つ」に過ぎないので、気楽に読んでください。 何を基準に参議院選挙の投票先を選べばよいか? 少なくとも、政策ベースで決めようとすると、迷路にハマります。 例えば3つの希望があったとして、政策が政党ごとにバラバラな可能性もあります。 さらに参議院選挙では、比例代表の投票先との整合性、なんて事も考慮しなければいけません。 これでは迷子になります。 最近では、マッチングアプリと似たような「政党のAIマッチング」もあります。 私も試しに回答してみたら、想定していた政党と真逆の結果が表示されてびっくり。 論理的に積み上げた「政策ベース」の回答は、感覚的な結論と異なるという事ですね。 政策ベースで政党を選ぶ欠点は、 「20の項目に対する情報が十分にない事」です。 結果的に、政策ベースで政党を選ぶ事は、「多様な個人の意思の反映」にはならないのかと思います。 変化の割合を基準に 私の場合、「どれくらいの政治的な変化を希望するか?」を基準に選びます。 例えば今までのアベノミクス政治を基準に考え 「変化を望まない=自民党」 「変化を望む=野党」 という感じで大きく二つに分かれます。 結局、どの政党を選んだとしても、失敗はするし不正が生まれる余地はあります。 次に「変化の割合」を考えます。 各政党のマニュフェストをザーッと見た上での感覚だと• 自由民主、公明=大きな変化なし• 日本維新の会=やや変化あり• 国民民主、立憲民主=かなり変化あり• 社会民主、日本共産=劇的な変化あり• その他の政党=天変地異 っていう感じがします。 (あくまで感覚) この辺りは数値化するのが難しそうですが、 もし〇〇党が与党だったら~ というシミュレーションを、AIが作ってくれたら、サンプルムービーをYouTubeで見たりして、良い投票の判断材料になる気がします。
次のはじめに 投票の参考にするために、各党の公約をまとめました。 政策相性診断まとめ 今回は衆議院選挙2017の時のようなマッチングサービスサイトが無いようです。 残念です。 以下は、衆議院選挙2017の際のマッチングサイトです。 Yahoo! みんなの政治• 10問の質問に答えると、政党とのマッチングが行えます。 25問の質問に答えることで、政党や少選挙区候補者とのマッチングができます。 各党の公約まとめ 自由民主党 主な内容を抜粋します。 経済再生を成し遂げます。 経済の再生なくして、日本の再生はありません。 アベノミクスの取組みで雇用が増加、賃金も上昇し、確実に経済の好循環が生まれています。 この流れを更に加速させ、地方まで波及させることによって、経済再生を成し遂げます。 景気回復の加速• 外国労働者受け入れ拡大• エネルギーの安定供給 2. 地方が主役の地方創生を推進します。 全国各地が元気であることが、元気な日本を創ります。 地域の特色を活かした産業を振興し、仕事を創って人を呼び込むことで、活気あふれる街づくりを進めます。 この「まち・ひと・しごと」の好循環を実現し、大都市への一極集中を是正します。 活力ある地域づくり• 強い農林水産業と美しく活力ある農山漁村• 中小企業・小規模事業者支援• 観光振興• 地方を支えるインフラ整備 3. 命を守る災害に強い国をつくります。 地震や豪雨などによる災害が多発しています。 国民の生命と財産を守るために、災害対策に全力を尽くします。 2020 年度末まで、7兆円規模の国土強靭化緊急対策を集中的に実行します。 国土強靭化3カ年緊急対策の着実な実施• 災害復旧・復興の加速 4. 人生100年時代に向けた人づくり・社会づくりを進めます。 平成の、その先の時代に向かって、お年寄りはもちろん、子供たち、子育て世代、現役世代まで全ての世代が安心できる社会、そして誰もが参加し輝くことができる社会を築きます。 全世代型社会保障への転換• 幼児教育・保育の無償化、高校・高等教育の負担軽減、学び直しの充実• 教育環境の充実• 児童虐待の根絶• 地球にやさしい環境施策• 誰もが輝く一億総活躍社会の実現 5. 国の基盤を強化、国益を守り抜きます。 世界が大きく変わろうとする今、国際社会をリードし 国 益を守り抜く、新 た な 時 代 に ふさわし い「日本」づくりを目指します。 憲法改正• 時代の転換期にある今改めて国民与論を喚起し新しい時代に即した憲法の改正に向けて取り組みをさらに強めます• 積極的な平和外交• 揺るぎない防衛力 希望の党 主な内容を抜粋します。 <柱政策1:経済>「消費税増税は凍結!増税の前に、地域経済を元気に!」 日本全体がデフレから完全に脱却し、安定的に経済が成長するまで消費税増税は凍結します。 消費税増税の前に、東京一極集中ではなく、日本全体に景気回復の実感が行き渡る経済・財政政策を推進し、地域経済を元気にします。 <柱政策2:医療・介護>「安心の地域医療・介護。 行き場のない患者をつくらない!」 安心の地域医療・介護を実現します。 かかりつけ医の充実と専門医との連携を進めます。 介護従事者の大幅な処遇改善をしつつ、認知症サポーター制度を促進します。 健康診断受診率を向上させ、健康寿命を延ばします。 <柱政策3:子育て・教育>「児童虐待・いじめ撲滅。 子どもの成長を地域の活力に!」 児童虐待・いじめ撲滅のため、縦割り行政を排除し、子ども家庭総合支援拠点を早急に充実します。 保育所や幼稚園の無償化や小児医療の無料化を拡充します。 体験教育、スポーツ、ボランティアを重視し、子どもの生きる力を育みます。 <柱政策4:まちづくり>「暮らしやすいまちづくり。 地域の防災力を高める!」 駅のエレベーターやホームドアの設置などバリアフリー化を推進します。 電柱ゼロで美しく安全なまちにします。 老朽化の進んでいる社会資本の整備を図り、地域の防災力を高めます。 費用補助などで空き家対策を進めます。 <柱政策5:暮らし・環境>「市民とつくる、市民とまもる、暮らしと環境!」 リサイクルできないプラスチックごみの全廃を目指します。 美しい空気を確保するため、受動喫煙防止や花粉症対策を進めます。 地域の歴史・伝統を活かした文化の創造を図るとともに、文化の国際交流の場を提供します。 <柱政策6:行財政改革>「民間の力とITを活かして、行政こそが生産性向上を!」 ペーパレス化・デジタル化・ハンコゼロ化を徹底し、女性幹部・民間人材の積極的登用や民間活力の導入を進めることで、行政の生産性向上と手続の透明化を実現します。 地方公務員の人事評価を厳格化し、行政サービス向上を図ります。 <柱政策7:議会改革>「議会の見える化、身を切る改革を大胆に実行!」 政務活動費の収支報告書と領収書の公開、議会報告会の義務づけにより、議員や議会の見える化を図ります。 議会の夜間や土日開催を推進します。 政令指定都市の道府県議員の定数を半減し、身を切る改革を実行します。 公明党 主な内容を抜粋します。 1防災・減災・復興を社会の主流に押し上げます• 1熱中症対策、ブロック塀等の安全対策• 2「3カ年緊急対策」及び「中長期計画」に基づく災害に強い地域づくり 2一人一人が輝く社会を創造します• 1地域で支える社会保障の構築• 2子育て支援の充実• 3無償化など教育支援の充実• 4女性・若者・高齢者障がい者等の活躍を推進• 5健康対策の充実さらに• 6認知症施策の推進など活動寿命の延伸へ• 7万全なセーフティネットで暮らしの安心を確保 3力強い地域を再生します• 1地域産業の活性化• 2地域の雇用創出と人手不足の解消• 3安全・安心のまちづくり 4行政の「ムダ・ゼロ」を推進します• 1行政の ICT 化(デジタル・ガバメント)• 2政務活動費の公開 日本共産党 主な内容を抜粋します。 1 安倍政治に審判くだし、新しい政治を切り開く選挙に• (1)ウソとゴマカシの強権政治ノー、暴走ストップの審判を、新しい政治を開く選択を• (4)沖縄での新米軍基地建設強行を許さず、全国の米軍基地の異常をただします• (4)日本共産党議員がいるといないとでは大違い 日本維新の会 主な内容を抜粋します。 1、身を切る改革• 議員報酬削減• 議員定数削減• 政活費ネット公開• 企業献金受け取り禁止• 地方議員年金復活反対 2、地方行財政改革• 組織マネジメントによる人員管理• 天下り団体の削減・天下りの廃止• 中長期財政見通しの提示• 公務員の政治活動の禁止• 人事評価見直し 3、行政経営改革・民営化の推進• 効率的で自立した行政運営の確立• 指定管理者制度の見直し、多様な経営ノウハウの積極活用• 消防や港湾、ゴミ処理等の広域・民営化 4、教育・福祉への投資(1)• 教育無償化制度の拡充• 塾代クーポンの実施• 学校給食の普及充実• 学校施設へのクーラー設置の迅速化• 子ども医療費無償化の拡充• 児童虐待対策の強化• シェアリング(乗り合わせ)による高齢者の移動補助サービス 5、あんしん安全のまちづくり• 公共施設の活用と長寿命化• 防犯カメラの設置促進・街灯のLED化• 防災訓練の徹底• 避難所の公衆衛生対策の充実• SNSを活用した防災情報の早期把握 立憲民主党 主な内容を抜粋します。 ボトムアップの経済 経済の活性化は、暮らしの現場から。 ゆとりを持って暮らせる社会にすることが、経済の好循環につながります。 わたしたちは、フェアで活力ある雇用や福祉をつくり出すことで、格差を是正します。 子育て・教育政策を充実させることで、未来に希望を抱ける社会を目指します。 わたしたちが大切にするのは、地域に生きる一人ひとりの暮らしの現場です。 生活が良くなったと実感できる、人のための経済を実現します。 多様性が尊重される豊かな政治へ 社会の豊かさとは、個々人が、自由で、多様な生き方が尊重されている社会であることです。 女性や若者、子どもたち、障がい者、セクシュアル・マイノリティ…政治がこれまで目を向けてこなかった当事者の切実な声を、わたしたちはダイレクトに政治に反映します。 国民と政党がともに社会をつくるパートナーとして歩むために、地域の声を聞くヒアリングやタウンミーティングを積み重ねます。 誰もが尊重され、自分らしく生きられる社会を目指します。 地産地消のエネルギーで持続可能な未来へ これからのエネルギーを選ぶのは、国民一人ひとり。 わたしたちは、大きなリスクを抱える原発をゼロにし、再生可能エネルギーの普及を促します。 それぞれの地域の事情や特性を踏まえながら、住民の声を聞き、エネルギーの転換を推し進めます。 地産地消のエネルギーで、地域を豊かにする、地域の新しい経済循環を作ります。 安心・安全で、持続可能な地域の未来を目指します。 情報公開と議会改革 地域の未来のために、まっとうな政治・行政が求められています。 わたしたちは情報公開のあり方を見直すことで、透明性が高く、信頼できる行政を目指します。 地域に生きるみなさんのためになる政治を実現していくために、一人ひとりの声にしっかりと向き合いながら、議会改革を推し進めます。 オープンで活力ある、ボトムアップの政治文化をつくり出します。 社民党 主な内容を抜粋します。 子ども・子育て• 子ども窓口の一本化• 育児の孤立化を防ぐ• 待機児童対策• 保育所の質の向上• 公立保育所を守る• 学童保育所の拡充• 子どもの貧困問題• 児童虐待問題・居所不明児童乳幼児の問題• つくろう、使おう「子どもの権利条例」 教育• ともに学び、ともに生きる、ゆとりある学校• 教育予算GDP(国内総生産)%水準の実現• 地域社会の教育力・文化力の強化 医療・介護・障がい者支援・生活保護・年金• 地域の医療を守る• 大きく変わる介護保険制度• 障がい者(平等、分け隔てのない共生社会をめざす)• 生活保護・生活困窮者支援• 安心と信頼の年金制度の構築 人権・共生• 共生・人権の花開くまちを• 国民の権利を守り、開かれた「市民の司法」へ 男女平等• 男女平等は自治体から• 雇用の男女平等を実現します• 男女平等教育・学習の推進• からだ、健康、妊娠・出産• DV(配偶者等からの暴力)防止• 女性の視点を防災計画に• 男女平等社会の実現へ 若者• 若い世代の意見を反映• 若者の雇用や起業を応援• 若者の活動を応援• 「ロスジェネ世代」を応援 働く・雇用• 「働き方改革」関連法を廃止します• 雇用を守る 地域経済・中小企業• 地域経済• 中小企業 まちづくりと交通• 市民参加のまちづくり• 「住まいは人権」• 無駄な公共事業の見直し、次世代投資への転換• 交通政策基本法を地域で活かす• 海洋国家 農林水産業・みどり・環境• TPPや新自由主義的改革を許さず農業者戸別所得補償を復活・拡充• コメの需給安定・消費拡大、種子法の復活と都道府県条例の制定• 農林水産業への再生可能エネルギー導入促進、次産業化• 担い手の育成・確保、優良農地の維持・有効活用、都市農業の振興• 畜産・酪農振興対策強化と口蹄疫・鳥インフルエンザ・豚コレラ対策• 森林・林業の活性化、鳥獣害対策への取り組み• 持続可能な水産業の確立、諫早干拓の開門調査実施• 食の安全・安心の実現、食品ロス削減の推進• 生物多様性の保全、循環型社会の形成• 「緑の分権改革」と地球温暖化対策の推進• 公害問題の全面解決• 土壌汚染防止、海岸保全 脱原発・地域分散型エネルギー• 原発稼働はただちにゼロ、脱原発社会に向けて着実に推進• 東京電力の責任を明確化し、電力システム改革を推進• 省エネを徹底し、再生可能エネルギーを促進 災害・復興• 一刻も早い東日本大震災からの「生活再建」へ• 原発事故被災者支援、放射能汚染対策• しなやかで、きめ細かい災害対策 平和• 領土問題は、長期的な視野で、冷静な対話で解決を• 北東アジアの非核化と、戦後処理問題の全面的な解決に全力• 沖縄への連帯、基地の撤去めざす• 軍事同盟依存から多国間の安全保障体制構築へ転換• 平和憲法の理念の実現• 国連中心の外交政策をすすめ、非軍事面の国際協力を推進• 地域から平和の動きを 分権・自治• 真の分権・自治をめざす• 自治体議会における議会制民主主義の確立• 消費税 10%増税反対、不公平税制の是正• 自治体税財政の充実強化と分権型税制改革の推進• 住民のための公共サービスの充実• 消費者行政の強化 日本のこころ 自民党に合併したとのことです。 自由党 政策ページはありますが、マニフェスト的なものが見つけられませんでした。 まとめ こうして日本の政党のページを横断的に見てみると、各政党の特徴がよく現れているなと感じます。 みなさんの考えに近い政党を見つける助けになれば幸いです。 yokoyantech.
次の情報を得るハードルが高すぎる! JAPAN CHOICEの主なコンテンツをご紹介するとこんな感じ。 18の質問に答えて、自身の意見に近い政党をマッチングする• 都道府県別の候補者、比例代表候補者のWebサイトやSNS、選挙公報がまとめて見られる• 「年金」「消費税」「子育て」など、争点ごとに各政党が打ち出す政策をまとめた• 2013年の参院選の公約が6年経った今どれだけ実現しているのかビジュアルでわかる• 行政予算の使いみちとその増減をビジュアライズした• 過去6年間の世論の動向を内閣支持率と出来事を紐付けることで可視化した 「省庁が公開するデータや、統計、公約を見やすくビジュアライズすること」、「有権者がもっと楽に、直感的に、合理的に判断できる材料を提供すること」をコンセプトに取り組んでいます。 もよく読まれ、FacebookやTwitterなどで合わせて25000シェア(BuzzSumo計測)を超えました。 ハッキリ言って、すべてが自分とまったく同じ意見の政党や候補者がいることはほとんどありません。 その上で 「自分にとって譲れないこと、優先したいことを考えるのが候補者選びのポイント」と徐さんは話します。 「ニュースでは『今回の選挙の争点は…』と言っていますが、争点は自分で決めていいんです。 社会全体のためにと思い過ぎなくていい、もっと自分本位でいい」 「年金がどうなるかより農業の未来が大事な人もいるし、絶対に選択性夫婦別姓を実現してほしい人もいる。 いろんな価値観の人がいる、それが社会なんですから」 「『正しい選択をできる自信がない』『わからない』じゃなくて、 自分が大事にしているものを確認するような気持ちで投票できたらいいんじゃないかなと思います」 「なんというか、 選挙を通して自分を肯定して、自分をめっちゃ愛してほしいんですよね……。 キザですけど、本気でそう思っています」 「 ひとつのグラフから多様な解釈ができるのがビジュアライズのいいところ。 『少子化対策、力入れる気あるんだ』ともとれますし、『それでも年金と比べたらものすごく少ないじゃないか!』ともとれます。 グラフがあれば意見をぶつけ合える」 「公約では常に耳に聞こえがいいことを言いますし、都合が悪いことは隠しがち。 でも、お金は嘘をつかない!」 投票率よりも大きな敵 日本の有権者は、無党派層が多いのが特徴です。 7月16日に発表されたNHKの最新の世論調査によると、内閣支持率(45%)を上回る46. 8%(「支持政党なし」「わからない」の計)となっています。 「無党派層の多さが一概に悪いわけではなく、 その時々できちんと政策を見極めたいという冷静な目を持った人が多いのでは、と僕は感じています」 「政治家やメディアが発信する情報はどうしてもポジショントークになりがちで、完全な中立は難しい。 しかし今、もはやそこが最大の壁ではないのでは? 徐さんはそう考えています。 フェイクニュース、フィルターバブル、ポピュリズム……簡単に情報がコントロールできる時代になったことで、選挙を恣意的に利用しようとする勢力がたくさん出てきた。 僕らがやっているのは、その挑戦の第一歩です」.
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