Google翻訳 これまで使用していたGoogle翻訳について少し確認しておきます。 Google翻訳は世界中で使用されており、英語論文を書く方や読む方は使用したことがあるのではないでしょうか。 私が学生の時のGoogle翻訳といえば、自動で翻訳してくれるけど不自然な文章に訳されてしまい、使い勝手が良いとはお世辞にも言えない状況でした。 それが、 2016年に劇的に改善されました。 この時、何が起こったかというと翻訳サイトに「ニューラルネットワーク」と呼ばれる機械学習が取り入れられたのです。 これにより、精度が向上し、使いやすくなりました。 さらに、驚くべきは多少の文法ミスやスペルミスも予測して翻訳してくれるのです。 Google翻訳のおかげで、英語論文を読むときや英語抄録を書くときのストレスが軽減しました。 DeepL(ディープル)翻訳 今回は、話題の「DeepL翻訳」について紹介したいと思います。 DeepL翻訳は、最先端のニューラルネットワーク技術を駆使して開発された、超高性能な機械翻訳システムです。 DeepLは、ディープラーニング(深層学習)を軸に、ドイツのケルンで言語向けの人工知能システムを開発しています。 DeepLの前身は、世界初となる訳文検索エンジンを公開したLingueeです。 2009年にLingueeが設立されてから、Lingueeの利用者は10億人を超え、100億以上の検索結果を提示してきました。 2017年夏、DeepLはかつてないほど高品質の翻訳を作り出せる機械翻訳システムをインターネット上で無料公開しました。 DeepLでは、AI技術を一層進歩させるべく日々開発に取り組んでいます。 人工知能の可能性を広げ、人々がつながり合える輝かしい未来を実現することが私たちの目標です。 (ホームページより) 日本語については、独自の言語体系をもっているため習得に時間を要したとのことですが、 2020年3月19日より対応となりました。 その際に、翻訳基準を満たすものかどうかブラインドテストが行われましたのでその結果を提示します。 このように、DeepL翻訳が他の翻訳サイトよりも優れているとして選ばれる頻度が高いことが示されました。 DeepL(ディープル)翻訳 無料版と有料版の違い DeepL翻訳は無料で使用することができます。 機能を拡張したい場合には有料版も存在しますが、まずは無料版で良いです。 無料版と有料版の大きな違いとしては、オンライン翻訳の文字数制限になります。 無料版:5000文字まで 有料版:制限なし 他にもWord文書を丸々翻訳できるなどの違いはありますがまずは無料版で試してみると良いです。 DeepL(ディープル)翻訳とGoogle翻訳の違い 今回は、私が実際に投稿した論文の抄録を用いて訳の違いを確認したいと思います。 <Methods>Eight hemodialysis patients 3 males and 5 females, mean age: 68. 4 years old were enrolled in this study. DeepL翻訳 「血液透析中のベルト電極骨格筋電気刺激が血液透析患者の身体機能に及ぼす影響」 <目的>本研究の目的は、虚弱な血液透析患者の身体機能にベルト電極式骨格筋電気刺激(B-SES)が及ぼす影響を検討することであった。 <方法>本研究では、血液透析患者8名(男性3名、女性5名、平均年齢68. 4歳)を登録した。 握力、Berg Balance Scale BBS 、膝伸展筋力を測定し、30秒椅子立ちテスト CS30 、10m歩行テスト 10mWT 、6分歩行テスト 6MWT を実施した。 B-SES介入は20分間で、週3回実施した。 <結果>透析中にB-SESを行うと、被験者のCS30、BBS、10mWTの結果と膝伸展筋力が有意に改善し、6MWTの結果はわずかに改善した。 <結論>血液透析中のB-SESは脱落率が低く、虚弱な血液透析患者の身体機能を改善するための実行可能な方法である。 Google翻訳 「血液透析患者の身体機能に対する血液透析中のベルト電極骨格筋電気刺激の影響」 <目的>本研究の目的は、血液透析中のベルト電極骨格筋電気刺激(B-SES)が虚弱な血液透析患者の身体機能に及ぼす影響を調べることでした。 <方法>血液透析患者8名(男性3名、女性5名、平均年齢68. 4歳)を対象とした。 握力、Berg Balance Scale(BBS)、膝伸展筋力を評価し、30秒の椅子立ち試験(CS30)、10m歩行試験(10mWT)、6分歩行試験( 6 MWT)。 <結果>被験者のCS30、BBS、10 mWTの結果と膝伸展筋力が大幅に改善し、血液透析中のB—SES後に6 MWTの結果がわずかに改善しました。 <結論>血液透析中のB-SESはドロップアウト率が低く、虚弱な血液透析患者の身体機能を改善するための実行可能な方法です。 いかがでしょうか? どちらも内容を読み取ることは可能ですが、DeepL翻訳の方が言葉に違和感が少ないように感じます。 ぜひ、一度試してみてください。
次のDeepL翻訳が優秀な理由 ディープラーニング(深層学習)による機械翻訳システムを作り上げていく中で 翻訳の専門家に依頼をし、翻訳済みのテキスト、数学的計算の他にも 社内のエキスパート集団の助言によって開発を進めた結果 多言語の文脈に応じた 適切かつ 自然な翻訳が作れています。 DeepL翻訳の公式サイトは DeepL翻訳は方言も正しく翻訳してくれる!? 利用したユーザーの中には「方言も翻訳してくれた」 とレビューしていた人がいたのでこのサイトで実際に検証をしてみます。 (林檎は好きではありません。 (この席は自由席ですか?) 惜しいですね… しかし、下段には別の訳語一覧も登場していることが分かります。 (この席は空いてますか?) またしても 正解です! ユーザーが うっかり方言で入力しても DeepL翻訳なら 正しく翻訳してくれますね! スポンサーリンク アジアでのリリースは初 DeepL翻訳を運営しているDeepL社は2017年の夏から 英語をはじめ 8か国言語の翻訳サービスの展開をしてきました。 そして2020年3月19日にアジアでは初となる 日本語と 中国語の翻訳が出来る様になった事を発表しました。 この実現が可能になった背景には、2020年初めに DeepL翻訳がニューラルネットワークの大幅な改善を行ったからです。 この改善によって日本語と中国語の翻訳精度が向上し、今回のリリースに至りました。 使用は基本無料 DeepL翻訳は、DeepL社のWebサイトにて 無料で利用することが出来ます。 これに加えて ハイスペックな機能が付いた 有料版も準備されています。 99ユーロ~となっています。 これに登録すれば、 以下の機能も追加で使用することが出来ます。 ・オンライン翻訳の 文字数制限がなくなる ・送信されたテキストを訳文を届けると同時に 破棄する機密性保持機能 ・月5つまでオフィス文書を 丸ごと翻訳するサービス ユーザーや言語の使用可能範囲が広がると 有料版にはさらに便利なコンテンツが 追加されていきそうですね。 スポンサーリンク まとめ ・DeepL翻訳は優秀! 方言も翻訳が可能。 ・日本語の翻訳ができるようになったのは2020年3月から。 ・ 無料で使用することが出来る。
次の皆さん、DeepL翻訳と言う機械翻訳サービスをご存じですか?ここ最近翻訳の精度が有名なGoogle翻訳よりも高いとして話題になっています。 今回は全てのDTMerにぜひおススメしたいDeepL翻訳を紹介いたします。 DeepL翻訳(DeepL Translator)とは? 2017年8月にDeepL社が提供する ディープラーニング 深層学習 と呼ばれる機械学習の手法を用いた機械翻訳サービスです。 2020年3月19日に日本語が加わり、この記事を執筆している現時点で11言語に対応しています。 日本語• ドイツ語• フランス語• スペイン語• ポルトガル語• イタリア語• オランダ語• ポーランド語• ロシア語• 簡体字中国語 基本無料で利用出来る、有料版だと機能が追加される 基本的に無料で利用できますが、有償プラン「DeepL Pro」も用意されています。 DTMerにとって英語は避けては通れ言語 以前、の冒頭でも説明しましたがDTM関連のプラグインは海外メーカーが支流です。 果たして英語を支障なくリーディング(読むこと)が出来る人は何人いるでしょうか? おそらく圧倒的に少ないのではないかと思います。 音楽制作を行う上で英語は出来た方がもちろん良いに決まっていますし、世界共通語である英語を理解しているのは純粋に人として有能な人材と言え魅力的に映ります。 ただ、英語を勉強する学習コストがとれない・必要としていない。 と考える人も多いと思います。 DeepL翻訳がDTMerにおススメな理由 DeepL翻訳の概要を説明したところで、なぜDTMerにおススメなのか?その理由を解説したいと思います。 DeepL翻訳はあの有名なGoogle翻訳よりも翻訳精度が高い!? ここ最近ネットで評判になっている理由は「翻訳精度の高さ」でした。 DeepLが独自に行った比較調査では他社サービスよりもDeepL翻訳で翻訳した方が精度が高いと言う結果が出ていたり、日本語においては方言混じりの言語でも支離滅裂にならずに翻訳出来たなど、翻訳精度の高さで話題になっています。 DTMerの皆さん!こんな時にこそDeepL翻訳を使用してみて欲しい 海外メーカーのプラグインを利用されている方なら共感してもらえる「あるあるネタ」をいくつか例に出して見ます。 こんな場面に遭遇した時にこそDeepL翻訳があなたを助けてくれるかも知れません。 取扱説明書に日本語版がなかった 簡単な機能のプラグインであれば直感的に操作して理解することも可能ですが、高性能なプラグインは取扱説明書は必須。 細かな仕様やアーティキュレーションの確認など日本語版だったらなぁ。 と思う場面は多いはずです。 使い方を検索するも、ニッチな海外製のプラグインだとレビュー記事もなかったりして誰かを頼ることも出来ない。 そんな経験はありませんか? 2. サポートももちろん英語だし公式サイトも英語 サポートが必要になる場面もあったりすると思います。 どうしても解決できないエラーが発生した、動作がおかしいなど。 そんな時にサポートセンターにメールで連絡をする訳ですが相手は英語圏の人達です。 Google翻訳を使って翻訳してメールを送信しますが、「本当に英訳の精度大丈夫なのか?」と不安になる人も居るのではないでしょうか? メーカー公式サイトも日本語版がないサイトの方が多いです。 そうなると登録や購入手続きなど全て英語で対応することになります。 制作した曲に英語で名前を付ける時など 制作した曲に英語のタイトルを付けることもあると思うのですが、短いワードならまだしも、少し長めのワードで文法が絡んでくる場合は翻訳の精度が高くないと変な曲名になってしまうかも知れません。 実際に使用してみた感想 実際に私はGoogle翻訳からDeepL翻訳に切り替えて使用しています。 使用した感想は話題になっている通り 「翻訳精度が高い」と言うところが気に入りました。 あるプラグインの取扱説明書を翻訳してみたのですが支離滅裂な文章でもなくスムーズに内容理解することが出来ました。 今回の記事はDTMerにターゲットを絞って執筆していますが、英語を翻訳したい場面はいくらでもあると思います。 翻訳精度の高さは個々人で受け取り方が違うと思いますが、まだ利用したことが無い方は無料で利用出来るのでぜひ一度利用してみることをおススメします。
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