慢性蕁麻疹の原因 今まで複数の皮膚科で診て頂いた結果、 蕁麻疹の原因は1割がアレルギーで9割は原因不明とのことで、 ストレスはその大きい要因である。 ストレスと聞いて確かに私も思い当たることがあります。 でも人間が生きていく上で完全にストレスを除くのは無理なので 上手に病気と付き合っていかないといけないかな~と、 私の場合完治は難しいのかなとほぼあきらめ状態です。 私に効き目があったのはフェキソフェナジン ペリアクチン ツムラ抑肝酸エキス 色んな薬を今まで飲んで来ましたが、 「あっ効いた!」と思ったことは無く、 どれも私の痒みをぴたっと止めてくれることはありません。 でもそんな中で今飲んでいる3種類の薬は、今までのものよりは効果を感じています。 でもこの薬を飲めば8割ぐらいはそれを抑えられます。 ツムラの漢方薬はよく眠れるように処方されました。 痒みで夜中何度も目が覚めるからです。 私は元々気になるようなアレルギーも無く、原因として思い当たることはストレスだけなのですが、 そういう場合でも食べ物飲み物によって痒みが誘引されるそうです。 気をつける食べ物 飲み物 つまり食べ物に気をつけましょうということ。 では具体的にどういうものに気をつければ良いのでしょう。 それを前回の診察時に説明してもらいました。 穀物類 じゃがいも 野菜類(少量なら良い) きゅうり 豆 トマト キャベツ 果物類(普通量なら良い) リンゴ いちご アンズ 桃 さくらんぼ ぶどう オレンジ グレープフルーツ 飲料 ビール ワイン 脂肪類 アーモンド 菓子類 チョコレート ケーキ ガム パイ ナッツ クッキー ハッカ キャラメル プディング アイスクリーム ドロップ ゼリー ピーナッツ (菓子は添加物の無い自家製なら良い) 色のついた歯磨き 合成着色料 (赤 黄) 防腐剤 味の素 スポンサードリンク 慢性蕁麻疹ならビールは止めよう 私が思い当たるのはビールです。 最近はダイエットと健康を兼ねて週に1~2度程度に減らしていますが、 以前は何年何十年にも渡って毎日呑んでいました。 ビールは太るし、特におなかの脂肪がヤバい状態になるので もうこの際すっぱり止めようと思いました。 焼酎とウイスキーは飲み過ぎない程度なら良いそうです。 糖質制限と同じですね。 糖質制限も焼酎ウイスキーはOKです。 病院は2時間3時間の待ち時間はざらなので 時間がもったいなくて先月から薬を止めていました。 するとやっぱりまた痒くて、朝起きると記憶に無い爪の型のかさぶたが多数出来ているので 薬は必要だと思いました。 寝ているときに無意識にかきむしってる証拠です。 これからはサボらず通おうと思います。 ちなみに私の蕁麻疹は、見た目普通の肌と同じです。 少しは赤くなっていると思いますが、蕁麻疹特有の皮膚のもり上がりはありません。 でもどの病院でも蕁麻疹だと言われました。 間違いないと思います。 いつかは薬無しでも大丈夫なぐらい良くなりたいです。 自分では意識するほどのストレスは無く楽しく暮らしているつもりでしたが、 身体は正直だと思いました。
次の蕁麻疹の種類 蕁麻疹にはいくつか種類があります。 「アレルギー性蕁麻疹」は、食物や薬などのアレルギーが原因でできる蕁麻疹。 「物理性蕁麻疹」は、皮膚が摩擦されたり寒さにさらされた時などにできる蕁麻疹。 そして、皮膚に日が当たりすぎた時にできる 「日光蕁麻疹」。 また、ストレスや発汗などによる蕁麻疹である 「コリン性蕁麻疹」などがあります。 このように蕁麻疹は原因となるものがたくさんあるため、なかなか原因を突き止めるのは難しいです。 しかし、蕁麻疹ができるきっかけそれぞれ違っても、蕁麻疹のができる仕組みはどれも同じなのです。 蕁麻疹ができる仕組み 皮膚の血管内や血管周辺には、「マスト細胞」という細胞が存在します。 この細胞にはとても小さい粒子が詰まっていて、その中には「ヒスタミン」という成分も含まれています。 そしてマスト細胞は、アレルギーや皮膚への刺激などを受けると、ヒスタミンを放出し血管内に広げます。 すると血管に目に見えないほどの小さな穴がたくさん開き、そこから「血漿 けっしょう 」という血液の成分だけが漏れ出てしまいます。 それが蕁麻疹で、皮膚が盛り上がったようになったり、赤くなったりしてしまうのです。 また、ヒスタミンという成分がかゆみ神経を刺激するため、蕁麻疹はかゆみを伴うというわけなのです。 蕁麻疹が出やすい人の特徴 蕁麻疹が出やすい人は、 「アトピーやアレルギーがある体質の人」が多いです。 そして• ストレスを感じやすい• 運動不足• 食生活の乱れ• 基礎体温が低い• 睡眠の質が悪い• 便秘・下痢になりやすい 蕁麻疹が出やすい人はこのような特徴があります。 これらの特徴は、体内に毒素や脂肪を蓄積させたり、栄養不足や免疫力の低下などにつながることから、蕁麻疹が出やすくなると考えられます。 蕁麻疹の体質改善法 蕁麻疹は、 「抗ヒスタミン薬」で抑えることができますが、できれば薬に頼らず、蕁麻疹ができにくい体質になりたいものですよね。 そこで次に蕁麻疹の体質改善法をご紹介していきます。 プチ断食でデトックス 蕁麻疹ができにくい体質に改善するには、体内の毒素を排出し、デトックスすることが大切です。 体に毒素が溜まりすぎたり、腸内環境が悪化してしまうと、皮膚から毒素が排出されてしまい、蕁麻疹ができてしまうことがあります。 そんなデトックスするためには、 「プチ断食」をするのがオススメです。 「断食」と聞くととてもつらいイメージがありますよね・・・。 しかしプチ断食は、「水やお茶、また野菜ジュースなどの飲み物は飲む」という断食の方法ですので、意外とできてしまうものですよ。 消化するのが大変な固形物を食べないようにして、腸の消化活動などを休ませ元気にすることで、毒素を便から体外に排出しやすくします。 もちろん「プチ断食は週末の1日だけにする」など、なるべく無理のないように工夫してみてください。 また、 酵素ドリンクを利用して行うのもよいですね。 軽い運動を習慣づける 蕁麻疹が出にくい体質に改善するためには、体温のコントロールをすることも重要です。 運動不足やストレスなど様々な要因により、体温の調節を司る「自律神経」が乱れると低体温になってしまいます。 そして低体温になると、血流が悪くなり免疫力が低下、そしてアレルギーを発症しやすい状態になってしまうため、蕁麻疹が出やすい体質へとつながってしまいます。 なので 軽い運動を習慣にして自律神経を整え、体温調節機能を向上させるようにすることで、蕁麻疹が出にくい体質を作ることができますよ。 足湯・サウナ・岩盤浴 蕁麻疹が出にくい体質に改善するためには、 「足湯・サウナ・岩盤浴」も効果的です。 足湯・サウナ・岩盤浴は、体温が普段より少し上がり汗をかくので、自律神経の働きをよくします。 そして、体温調節機能を高めて低体温を防ぎ、蕁麻疹の出にくい体質になっていくのです。 また、汗をかくことによるデトックス効果も期待できますよ。 なので、先ほどお話しした「軽い運動」が難しい人にも、足湯・サウナ・岩盤浴はオススメです。 また整体やマッサージなども、血流が良くなり体温が上がりますので効果的です。 ストレスを軽減する 「ストレス」は様々な体の不調の原因になるほか、蕁麻疹の原因にもなってしまいます。 ストレスを溜めすぎると、自律神経が乱れ低体温となり、免疫力が低下してしまいます。 また便秘や下痢になることで、毒素や老廃物の排出がうまくできなくなってしまい、それらが蕁麻疹ができやすい体質へのつながってしまうのです。 なので、趣味や友人・家族との時間を楽しんだりするなどして、自分なりのストレスを軽減する方法を見つけ、蕁麻疹ができにくい体質を目指しましょう。 まとめ 体質を改善するためには、当然長期的な継続が必要になります。 蕁麻疹ができなくなったからといってすぐにやってきたことをやめてしまうと、またスタートに逆戻りしてしまいかねません・・・。 なので続けやすい方法で、蕁麻疹のできにくい体に体質改善していきましょうね。
次の名前の由来 [ ] 人が(蕁麻)の葉に触れると痒みを伴う発疹が出現するためこの名前がついた。 なお、尋常性の「尋」と蕁麻疹の「蕁」は混同されやすい。 英語での Hives も語源はイラクサを意味するである。 症状 [ ] 皮膚の灼熱感・かゆみを伴う発疹が生じる。 数分〜数時間で消退するが、発作的に反復して発疹が起こる。 発疹の特徴として、軽度の膨らみをもった「みみず腫れ」を特徴とし、医学用語では 膨疹(ぼうしん)と表現する。 気道内にも浮腫を生じることがあり、この場合、呼吸困難を併発し、死亡することもある。 病態生理 [ ] 皮膚の血管や血管の周囲には、(好塩基性の細胞)が散在しており、この肥満細胞の中にという成分が多数含まれている。 何らかの原因で、肥満細胞がヒスタミンを分泌する。 それにより、ヒスタミンが血管に働いて、血管を拡張させるとともに、血管の透過性が亢進し血管外への血漿成分の漏出を起こさせる。 そして、皮膚の真皮内に流出した血漿蛋白が真皮の組織間隙圧によって抑制され、限局した浮腫になるが、それが膨疹という表現形になる。 さらに、ヒスタミンは皮膚の神経を直接的に刺激し掻痒を誘発させる。 急性の蕁麻疹は特に子供で、食物、医薬品、ウイルス感染のような特定可能な原因がある可能性が高い。 慢性の場合は特定が困難なことがある。 アレルギー性蕁麻疹 [ ] 抗生物質によるアレルギー性蕁麻疹 I型に起因すると考えられている。 IgEと呼ばれる抗体が肥満細胞に付着しており、抗原がその抗体に付着すると肥満細胞が活性化し中に蓄えられていたヒスタミンを大量に放出して症状を引き起こす。 抗原被曝から30分以内には症状が出る。 ヒスタミンの放出は15分程度であり、通常はすぐに治まる。 しかし、繰り返しの抗原被曝により肥満細胞が活発になり皮疹の出現・消腿が1ヶ月以上も続くことがあり、その場合、慢性蕁麻疹ということになる。 なお、(かぶれ)でみられるは、 IV型であり、機序が異なる。 経過による分類 発疹の出没が1ヶ月以内のものを「急性蕁麻疹」、1ヶ月以上のものを「慢性蕁麻疹」と分類することがあるが、分類する意義がないという意見もある。 原因による分類 食物性蕁麻疹 [ ] 原因食物を摂取してから30分以内に起こるのが通常である。 アレルギー性蕁麻疹の一つ。 などの生魚が多いが、古くなるとすぐ醗酵してヒスタミン性の物質を作るためとされている。 また、その食物そのものに対してアレルギー反応がないが、消化器官で代謝された代謝産物に対してアレルギー反応をもっている場合も多い。 食べ過ぎ・飲みすぎ・風邪による感染性胃腸炎などがあると、体にとって異物とみなされる不純物(抗原物質)が吸収され蕁麻疹が生じやすくなるということもあり、アレルギー反応だけでなく、何らかのプラスアルファの要因が加わって生じることも多いと考えられる。 薬剤性蕁麻疹 [ ] 薬剤によるアレルギーである。 薬剤摂取後30分以内に起こるのが通常。 抗生剤・NSAIDの頻度が高い。 2〜3年以上続く慢性蕁麻疹の中には、や内臓疾患を合併していることがある。 非アレルギー性蕁麻疹 [ ] みみず腫れ(機械刺激による物理性蕁麻疹) アレルギー性の反応はないが、何らかの刺激でヒスタミンが肥満細胞から分泌されたり、神経末端よりアセチルコリンなどの物質が分泌され、それより血管透過性が亢進して症状が出るものなどがある。 その一方で、原因機序が確定していないため非アレルギー性と扱っているものも含まれる。 なお、アレルギー性と異なりヒスタミンなどの放出が長かったりして、すぐに治まるとは限らない。 原因による分類 物理性蕁麻疹 [ ] 機械刺激・温度・圧迫・汗・運動などで誘発される場合がある。 寒冷により生じる 寒冷蕁麻疹もこの一つで、冷たい飲み物(ビール、ジュース、水)を一気に飲むと咽頭や喉頭に浮腫を生じ呼吸困難になりやすい。 みみず腫れは接触による膨疹が線上に配列し融合することで生じる。 日光蕁麻疹 [ ] 日光被曝により起こる蕁麻疹。 膨疹は日光の当たった皮膚に限局して現れ、日光を避けると1〜2時間くらいで痕跡を残さず消えていくのが特徴である。 波長の違いで6型に分類されている。 光のエネルギーにより皮膚の成分が修飾されて構造が変化し、それが抗原となって即時型アレルギー反応が成立するという意見もあり、アレルギーの関与はまだ完全には否定できていない。 なお、似た症状をもつ疾患としてがあり鑑別が必要である。 多形日光疹は日光照射後数時間してから発疹が現れ、発疹が数日間持続するという違いがあるので、その臨床経過で鑑別が可能である。 コリン性蕁麻疹 [ ] 発汗刺激により生じる場合が多いが、ストレスや不安や興奮など、生じる原因は数多くある。 膨疹とその周囲に紅斑を伴うという特徴的な発疹を生じる。 痒いというより痛痒さを訴える人が多く、激痛であるという人さえいる。 一過性であり、をかくたびに生じる。 発生機序はまだ確定されていないが、一つの説として、発汗刺激因子により中脳の発熱中枢が刺激され、コリン性神経を介して皮膚の神経末端でが分泌され膨疹が生じるというものがある。 また、 心因性蕁麻疹といってストレスが原因によるものがあるが、その蕁麻疹が起こる原因の多くはアセチルコリンが関与していることが最近、分かってきた。 遺伝性の蕁麻疹 [ ]• CINCA症候群(chronic infantile neurological articular syndrome) 生後に発症。 皮疹・中枢神経症状・関節症状を3主徴とする。 Muckle-Wells症候群 蕁麻疹と腹痛が1〜2日続き、それを周期的に繰り返すのが特徴。 家族性寒冷蕁麻疹 生後〜10歳位までに発症。 寒冷によって誘発され、発熱・関節痛を伴う発疹の出現がある。 1日以内には消褪する。 診断 [ ] と区別されることは重要であり、その他の原因が除外された後に蕁麻疹の診断が残る。 診断は既往歴と検査によってなされる。 検査 [ ] 診断するための検査 [ ] 赤色皮膚描記症という症状があり、皮膚を擦過すると赤く膨隆する。 では白色になる(白色皮膚描記症)ので対照的である。 湿疹との鑑別は経過から明らかであるが、形態学からも鑑別ができる。 湿疹は湿疹の三角形で示されたとおり多様な形態をとりうるがその中に膨疹は含まれていない。 よって膨疹を見つけることで湿疹を除外できる。 しかし膨疹がない蕁麻疹もありえる。 原因を調べるための検査 [ ] 血液検査で特異的IgEを調べる。 RAST法とも呼ばれる(それに対して、総IgEはRIST法と呼ばれる)。 ヒスタミン遊離試験が血液検査で調べられる。 血液に原因と思われる物質を注入し、アレルギーの原因となるヒスタミンが増加するかを見る検査である。 費用がかかる。 皮内テスト、プリックテストなどがある。 原因と思われる物質を皮内・皮下等に注入してアレルギー反応が誘発するか、を調べる試験である。 しかし、テストが原因で症状を誘発することもある。 誘発試験があるが、ショックの危険があるため慎重に行う。 寒冷蕁麻疹を例にあげる。 洗面器に水を入れ、片方の手を水の中に入れ、他方は外に出しておく。 10分後コントロールに比べ水の中に入れた手に紅班・膨疹・掻痒が出現すれば寒冷蕁麻疹と診断できる。 治療 [ ] が基本となり、特に鎮静作用(眠気など)の低いから開始され、これは国際、日本、欧米のガイドラインに共通する。 また共通して、特定可能な蕁麻疹のきっかけがあればそれを避けることで、 NSAID を使用することで3分の1の人々の症状を悪化させることも避けられる。 無効であれば第二世代抗ヒスタミン薬を増量することもできる。 さらには、別の第二世代抗ヒスタミン薬や別の薬を使用する。 日本のガイドラインは、や抗ロイコトリエン薬を推奨しているが 、国際的なガイドラインはこれらの使用を推奨していない。 最終段階の治療として、 ()、、内服のステロイドがあるが、長期的な副作用や副作用の発生率から、この順に考えることが必要となる。 オマリズマブのほうがシクロスポリンより副作用の発生率が少なく、ステロイドでは長期使用に懸念がある。 急性期 [ ] を使用するのが一般的。 血圧低下などのショック症状があれば、(商品名)の注射が奏功する。 呼吸困難を合併していれば、気管挿管などの気道確保が必要である。 発疹が強い場合、が奏功することがある。 一般に「キョウミノ」と略され頻繁に使われる 日本でのみ。 慢性期 [ ] 抗ヒスタミン薬を使用するのが一般的。 漢方としては、(さいこかりゅうこつぼれいとう)・(さんそうにんとう)・(じゅうみはいどくとう)がよく使われる。 慢性合併の場合除菌療法、慢性合併の場合扁桃摘手術を施行すると、蕁麻疹も治癒することがあり、行われることもある。 と同様の機序が考えられている。 有効性 [ ] 寒冷蕁麻疹では、鎮静作用の少ない第二世代抗ヒスタミン薬でも有効であるため副作用は弱い。 (抗ヒスタミン薬)の鎮静作用は、ほかの第二世代抗ヒスタミンと同等である。 第一世代抗ヒスタミン薬でも慢性的な蕁麻疹に有効である。 妊婦における第一世代抗ヒスタミン薬の使用は胎児の予後にリスクをもたらしていなかった。 慢性的に自然発症する蕁麻疹では、寄生虫駆除によって治療できることがある。 はアレルギー疾患に関与すると考えられ、慢性の蕁麻疹人では血中ビタミンDが有意に低く、週60,000 IUなど高用量に摂取した場合に症状が改善された。 ただし、慢性蕁麻疹の頻度は非常に少ない。 血管浮腫 [ ] 蕁麻疹の一種に 血管浮腫( クインケ浮腫とも)と呼ばれる病態がある。 蕁麻疹と同様に皮膚の毛細血管の拡張と透過性の亢進によりおこる。 蕁麻疹との違いは蕁麻疹が皮膚の表層で起こるのに対して、血管浮腫は深在性に起こるということである。 死因はおもに喉頭浮腫による窒息死である。 日本、欧米の治療ガイドラインにて蕁麻疹の定義は、血管浮腫を含む。 蕁麻疹の4割が血管浮腫を伴う。 症状 [ ] 真皮深層や皮下組織など深いところでを起こし、一過性限局性の浮腫が生じることがあり、血管浮腫と言われる。 特に口唇やまぶたに生じるのが典型的。 蕁麻疹とは異なり、掻痒はなく、出現すると3〜4日続くのが特徴。 まれに、腸管にも浮腫を生じることがあり、その場合、消化器症状を伴う。 気道内にも浮腫を生じることがあり、この場合、呼吸困難を併発し、死ぬこともある。 原因 [ ] 降圧剤のが原因のことがある。 ACE阻害薬によりブラジキニンの産生が生じ、それが血管透過性の亢進を招くのが原因である。 また、近年、でも生じる例も多く、注目されている。 そのほか、遺伝性もあり、HAE(遺伝性血管浮腫)と呼ばれる。 第一成分阻害因子(C1-INH)の先天的欠損や凝固の先天異常などである。 この場合は補体の過剰な活性化により血中補体価の低下がおこる。 治療 [ ] 抗ヒスタミン薬・抗アレルギー薬を使用するのが一般的。 ステロイド内服薬も使用することも多い。 外用剤は、ステロイド外用剤が使用される。 血管浮腫に対しては、の産生を抑制するためを使用することがある。 呼吸困難を合併していれば、気管挿管などの気道確保が必要である。 特異的なアレルギーをする病態 [ ] この項目では、蕁麻疹を伴うアレルギー反応のうち、特異的な病態を示すものを羅列している。 FDEIA• OAS 出典 [ ]• , p. 2504. Kudryavtseva AV, Neskorodova KA, Staubach P August 2018. Pediatr Allergy Immunol. Curr Allergy Asthma Rep 7 : 36. , p. 2513. Weinstein ME, Wolff AH, Bielory L June 2010. Ann. Allergy Asthma Immunol. 6 : 518—22. Snidvongs K, Seresirikachorn K, Khattiyawittayakun L, Chitsuthipakorn W February 2017. Drugs 2 : 175—186. Sharma M, Bennett C, Carter B, Cohen SN October 2015. Acad. Dermatol. 4 : 710—716. Etwel F, Faught LH, Rieder MJ, Koren G February 2017. Drug Saf 2 : 121—132. Kolkhir P, Balakirski G, Merk HF, Olisova O, Maurer M March 2016. Allergy 3 : 308—22. Tuchinda P, Kulthanan K, Chularojanamontri L, Arunkajohnsak S, Sriussadaporn S 2018. Clin Transl Allergy: 51. 参考文献 [ ]• 日本皮膚科学会蕁麻疹診療ガイドライン改定委員会「」『日本皮膚科学会雑誌』第128巻第12号、2018年、 2503-2624頁、 :、。 関連項目 [ ] ウィキメディア・コモンズには、 に関連するメディアがあります。
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