猫 アレルギー 症状。 【獣医師監修】症例画像つき!猫の皮膚病の原因・症状から対策まで|ねこのきもちWEB MAGAZINE

猫アレルギーの症状がでた時に気を付けたい7つのこと

猫 アレルギー 症状

*痒みが原因で傷つくまで引っ掻いてしまい皮膚症状が悪化してしまった例 猫の食物アレルギーの原因 猫の食物アレルギーの原因として最も多いのが 餌に含まれているタンパク質です。 *アレルギーの原因となるタンパク質の例としては 牛肉・豚肉・鶏肉・卵白・卵黄・牛乳などが挙げられます。 また、 フードに含まれている 小麦・大豆・トウモロコシ などの穀物もアレルギーの原因物質として非常に重要です。 猫の食物アレルギーの治療法 猫の食物アレルギーの治療は アレルギーを引き起こしているフードの成分 アレルゲン をある程度絞り込むことがポイントになります。 以下で治療のポイントについて説明していきます。 しかし、まずは 特定の成分が含まれないフードやアレルゲンの原因物質を分解したフードへ変更し、アレルギー反応が出るかどうかをテストすることで 原因物質を予測すること が効果的な方法 です。 更に、ディスカウントストア等で売られている質の悪い格安キャットフードには食品アレルギーの原因になりやすい豚肉を含んでいるにもかかわらずその旨を表示していないなど、愛猫の健康に悪影響を及ぼす重大な偽装を行っているフードも多くあります。 家電量販店や通販で安く買えるという理由でこのようなフードを選んでしまうと、いつまでも食物アレルギーの症状が改善しないという悪循環に陥ってしまうこともあることを知っておきましょう。 治療の為の正しいフードの選び方 それでは、上記のポイントを踏まえながら愛猫の食物アレルギーを改善するための 正しいフードの選び方を説明していきます。 そのため、体質的に穀物に対してアレルギー反応が起こりやすいという弱点があります。 しかし、市販のキャットフードでは生産コストを削減するため(フードのカサ増しのため)、小麦や乾燥とうもろこしなどの穀物が多く含まれているのが実情です。 そのため、食物アレルギーの猫では、 まず初めに食物アレルギーの原因となる 穀物を一切排除したキャットフードに変更することが、第一の治療法になります。 穀物不使用(グレインフリー)のキャットフードはどれが良い? 現在、穀物不使用(グレインンフリー)のキャットフードは数多く販売されていますが、安全性・信頼度・品質の高さから、私の動物病院で取り扱っているのは「カナガンキャットフード」です。 食物アレルギーを持つ猫は低品質の原材料にもアレルギー反応を起こしやすく、 人工添加物や 4Dミート 死亡した家畜動物 、 肉類 肉以外の部分、内臓や骨、脊髄など が含まれていることも悪化要因になります。 カナガンキャットフードにそれらは一切含まれておらず、原材料の全てが 人間が食べることが出来るレベルでの安全性が保証されているので、アレルギー持ちの猫にも安心して与える事が出来ます。 そして何よりも、他のグレインフリーキャットフードよりも猫の食いつきが非常に優れていることが、おすすめの理由です。 「穀物不使用のキャットフード、どれにしたらいいかよく分からない」というは、まずはカナガンキャットフードから試してみるのが良いでしょう。 そのため、タンパク質がアレルゲンとなっている疑いが高い場合は、 アレルギーの原因にならないレベルまでタンパク質を小さく分解した上で作られたフードへ変更してみましょう。 *参照: タンパク質を最小単位まで分解 加水分解 したものを原料に利用し、タンパク源としてはアレルギーの起こりにくい鶏肉を使用しています。 ヒルズの療法食は多くの動物病院でも処方しているため、安全性や品質は保証されています。 上記の穀物不使用のキャットフードで改善が見られない場合は、低アレルゲン療法食を試してみることをおすすめします。 基本的にアレルギー反応は猫が今まで食べたことのある食べ物に対して起こります。 猫が食べたことのないタンパク質に対してアレルギー反応が起こる確率は非常に低く、牛肉や鶏肉などに対してアレルギー反応が起こる猫では有効な治療方法になりえます。 *参照: 動物性タンパク源としてアヒルの肉のみを使用したキャットフードです。 ロイヤルカナンの療法食も安全性や品質は保証されているため、取り扱っている動物病院は多くありますので、安心して与えて大丈夫です。 フードを変更した際の注意点 なお、 アレルゲンの含まれない正しいフードへ変更した場合でも食物アレルギーの症状が改善するまでには 4~6週間かかることも多々あります。 フードを変更してから早い段階で「効果が無い」とフードに見切りをつけてしまうと、本当のアレルゲンが分からずじまいになってしまいます。 まずは新しいフードを6週間程度試してみて、改善が見られなければ別のフードを試すようにしてください。 猫の食物アレルギーの検査 動物病院では、猫の食物アレルギーの原因となるアレルゲンを特定することができる血液検査を行うことが可能です。 アレルギー検査料 値段 は2,3万円〜 猫のアレルギー検査の料金は検査する項目数によって値段が異なりますが、 多くの場合は2, 3万円〜である場合が多いです。 複数項目をまとめて検査する場合はこれ以上の料金がかかります。 検査項目は、飼い主さんとの話の中で獣医師がアレルゲンをある程度絞って決める場合が多いです。 血液検査の中でもアレルギー検査は料金が高額であるため、検査を行いたい場合は事前に料金を動物病院に確認しておくのが良いと思います。 まとめ 猫の食物アレルギーの改善のための正しいフードの選び方についてはこれで以上です。 猫の食物アレルギーの治療はベテランの獣医師でも簡単ではありません。 というのは、フードのどの成分がアレルゲンとなっているのか特定する為には時間と根気が必要だからです。 そして何よりも飼い主さんの協力が必要になります。 それでも、 時間をかけて根気強く治療を行えば必ず成果が出るのも猫の食物アレルギーの治療の特徴です。 飼い主さんの努力は必ず実ります。 治療は焦らず、根気強く続けていくことが大切です。

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猫アレルギーでも猫と一緒に暮らすための11の対策

猫 アレルギー 症状

猫を好きな気持ちとは関係なく飼い主さんに発症することがある猫アレルギー。 万が一、飼ってから発症してしまっても大丈夫です。 ここでは治療や対策の方法を紹介します。 知っておきたい、飼い主さんの猫アレルギーについて。 Feld1はおもに猫の唾液や皮脂腺に含まれ、乾燥すると空気中を浮遊します。 それを人が吸い込んだり、触れたりすると、体の免疫系が有害物質だと認識し、体から排除しようとしてアレルギー反応が起きるのです。 複数のアレルギーと同時に検査でき、費用は1項目1500円程度です。 ほかに皮膚に血が出ない程度の傷を付け、少量のアレルゲンを置いて様子をみる「プリックテスト」という方法もあります。 検査はできれば呼吸器科やアレルギー科、難しければ症状に応じて内科、耳鼻科、皮膚科などで受けましょう。 対症療法として、くしゃみやかゆみには「抗ヒスタミン剤」、ぜんそく症状には「抗ぜんそく剤」などを用いて、症状をやわらげます。 また、体質改善法として、皮下免疫療法という、低濃度のアレルゲンを注射で体に少しずつ入れて、免疫をつくる方法と、舌下減感作療法(ぜっかげんかんさりょうほう)という舌の裏に低濃度のアレルゲンを含んだ脱脂綿などを数分間入れる方法があります。 後者は副作用の問題から小学生以下は受けられません。 国内では実施できる病院も少なく、また強いアナフィラキシーショックを伴うことがあるので、医師とご相談のうえご自身の判断で慎重に行う必要があります。 アレルゲンが付着した冬毛がごっそりと抜け落ちる換毛期や、タンパク質が繁殖しやすい高温多湿な環境で症状が出やすいので、梅雨どき、初夏にひどくなりがちです。 飼っている猫を触っても大丈夫なのに、猫カフェなど、匹数が多いところに行くと症状が出ることがあるのはそのためです。 完治する方法は今のところない猫アレルギーですが、症状とうまく付き合いながら猫と暮らすことはできます。 その理由をお伝えします。 【理由1】 一緒に暮らすうちに体が慣れます 人の体は猫と暮らすうちにその状態に慣れ、アレルゲンに対して免疫ができる「減感作」という状態になります。 ただし、掃除を怠ったり、強い症状が出ているのに薬を飲まなかったりするのはNG。 対策をしながら猫と一緒に暮らしましょう。 自分のアレルギー症状の薬を切らさないようにしましょう。 とくにぜんそく症状が出る場合、吸入薬は必須です。 すぐに症状が治まり、呼吸がラクになります。 ・症状が出そうな日はマスクをして 体調が悪い日やブラッシング、部屋の掃除をするときなどアレルゲンが飛散するのが想定できるときは事前にマスクをしましょう。 呼吸器症状が出やすいなら、寝るときにマスクをするのもよいでしょう。 【理由2】アレルゲンは減らせます ・猫のお手入れで減らしましょう こまめにブラッシングをする、月1・2回はシャンプーをする、シャンプーが苦手な猫なら濡れたタオルで体を拭くだけでもOKなので、毛についたアレルゲンを拭き取るイメージで行いましょう。 ・部屋の工夫で減らしましょう ・室内の布製品を見直す カーテンをブラインドに、ソファを合皮や革製に、じゅうたんは敷かない、寝具をアレルギー対応繊維にする、など。 布製品にアレルゲンが拡散します。 空気清浄機を置くとよいでしょう。 また、布以上にアレルゲンが付着しやすい羊毛、羽毛製品も避けたほうがよいです。 ・とにかく洗濯をしましょう アレルゲンは水に溶けやすいので、洗えるものはこまめに洗濯を。 カーテンを洗うだけで室内のアレルゲンを約7分の1まで減らせるというデータもあります。 ・水拭きをする 掃除機をかけるだけでは、むしろ排気口からアレルゲンを部屋中に拡散してしまうことも。 ワイパーや粘着カーペットクリーナーを使ったり、可能ならなるべく水拭きしたりしましょう。 【理由3】 対策グッズが増えています。 猫アレルギーに対応した商品は多数販売されています。 ・アレルゲンをキャッチするフィルター 猫のアレルゲンより細かいPM0. 1の粒子もキャッチするフィルターの空気清浄機付き扇風機。 風量を調節して1年中使用できます。 Dyson Pure Cool 6万4800円 ・アレルゲンを溶かして除去する猫用ローション スポンジなどに染み込ませて、猫の毛や皮膚に付着したアレルゲンを溶かしてから拭き取るローション。 イギリスで20年以上使用されている商品です。 ペタルクレンズ 2733円 ・アレルゲンを包んで集めるフイルターレス 空気中のアレルゲンをマイナスイオンで包み、電磁力で収集する空気清浄機。 フィルターなしで、ぬるま湯洗いで繰り返し使用できます。 バリニーズ、コーニッシュレックス、デボンレックス、サイベリアン、スフィンクスなどです。 デボンレックス コーニッシュレックス スフィンクス サイベリアン 合わせて読みたい 飼い主として知っておきたい病気のことやお手入れのコツなどを写真付きで丁寧に解説。 毎号ふろくつき『ねこのきもち』最新号、くわしくは。

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【獣医師監修】猫の食物アレルギーの原因や症状と正しいフードの選び方(治療法)について

猫 アレルギー 症状

猫の体は暖かくふわふわしていて、その愛らしい姿を見かけるとつい引き寄せられ触りたくなりますよね。 最近は猫カフェなどもたくさん存在し、猫を飼っていなくても気軽に猫と触れ合えるようになりましたね。 猫好きな人がどんどん増える一方で大好きなのに・・・触れない。 人も増えています。 しかし、猫と楽しく遊んでいるとき妙に鼻がむずむずしたり、体がかゆくなったりした覚えはありませんか。 もしかしたらそれは猫アレルギーかもしれません。 猫を飼っている方でも実は猫アレルギーだったということもあり得るのです。 というわけで今回は、猫アレルギーの人にみられる典型的な症状についてお伝えします。 もしあてはまる症状が出るようなら、一度猫アレルギーを疑ってみてください。 目の変化はありますか? 目のまわりは皮膚が薄く、粘膜がむきだしになっていますから、アレルギーによる拒否反応が強く出てしまいます。 猫アレルギーの人が猫に触れたり、猫と同じ部屋にいたりすると、目がかゆくなったり なみだが出てきたりします。 そのまま目をこすると悪化するので、その場ではできるだけ我慢しあて あとできちんと手を洗うようにしてください。 猫を触った後にめをこする。 などの状況でもでてくることがあります。 白目が腫れる症状 人によっては、かゆくなるだけでなく結膜の過剰反応によって白目が腫れたり、ぶよぶよとゼリー状に膿んだようになったりすることもあります。 はじめはびっくりするかもしれませんが、結膜浮腫というよくあるアレルギー症状のひとつですから、あわてずに様子を見て、お医者さんで目薬をもらうなどして対処しましょう。 喉がおかしくなりませんか? 喉に拒否反応が現れる場合は、ちょうど花粉症と同じような感じで喉の奥がかゆくなったり、いがいがした感じの不快感が出ます。 どうしても咳がとまらない場合は、放っておくと器官を痛めてしまいますから、一旦ネコからはなれましょう。 ただこちらは一概に猫限定で現れる症状ではありません。 花粉の時期やハウスダストなどが重なって出る場合もありますので、ご注意ください。 鼻水が出る くしゃみがでる 鼻水や、くしょみが出る。 一見風邪かな?と思う人がほとんどです。 しかしこちらも猫アレルギーの一種なのです。 猫の近くにいると鼻がむずむずし、鼻水がでてきます。 猫アレルギーの人は、体が猫のフケなどを風邪菌などと同じ有害物質と勘違いしてしまっているので、なんとか体内から追い出そうとしてくしゃみが止まらなくなってしまいます。 肌に異常が現れる 猫に触ると皮膚にかゆみを感じたり、蕁麻疹のように肌が赤くなってしまうケースもあります。 すぐに症状がでる人もいれば、しばらくしてから肌に異常があらわれる人もいます。 時間がたってからですとわかりづらいケースもありますので、猫に触れたかどうかを覚えておくといいでしょう。 症状がおさまらないようなら、お医者さんに相談してお薬をもらいましょう。 唇が腫れる症状 猫が好き過ぎて猫にキスをしてしまう人もいます。 自分が猫アレルギーかどうかはっきりしていないうちはやめましょう。 唇が猫の体から発せられるアレルゲンを感知すると、むずむずとかゆくなり、だんだん赤く腫れてきます。 目とおなじように、そのまま手でこすってしまうとさらに痛くなったり、悪化したりしますから、できるかぎり触らないようにこころがけてくださいね。 なかには、顔全体が赤く腫れてしまう人もいます。 女性ならなおさら、恥ずかしいですよね。 気を付けて猫と触れ合うようにしましょう。 呼吸が苦しくなる症状 猫の発するアレルゲンに呼吸器官が反応するため、ぜんそくのように呼吸が苦しくなってしまう人もいます。 ゼーゼーと息が苦しく、咳こんだりヒューヒューという胸からの音が出ることもあります。 このような症状がある場合は、悪化すると呼吸困難になる可能性がありあぶないですから、病院にいってお医者さんにみてもらいましょう。 心当たりのある症状はありましたでしょうか。 アレルギーの症状は人それぞれ、体の色んな部分で発現しますから、気になる人は一度調べてもらうといいでしょう。 猫アレルギーの検査をするには、病院に行って血液検査をしてもらいます。 その結果をふまえ、無理のない範囲での猫との付き合い方を探していってください。 それでも猫を飼いたい人は、症状の度合いや対処法をお医者さんと話し合って、きちんと責任をとる準備ができてからネコをおうちにむかえてあげましょう。 まとめ 猫アレルギーの可能性がある症状 ・目の変化はありますか? ・白目が腫れる症状 ・喉がおかしくなりませんか? ・鼻水が出る くしゃみがでる ・肌に異常が現れる ・唇が腫れる症状 ・呼吸が苦しくなる症状.

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