インバウンドとは 辞書では、インバウンドは以下のように定義されています。 帰国便。 アウトバウンドとは 辞書では、アウトバウンドは以下のように定義されています。 出典: ビジネスの現場では一般的に、「企業から顧客へ」電話や来訪などを行う形態の業務を指します。 業界における意味の違い インバウンドとアウトバウンドの業界ごとの意味は以下のようになっています。 ここからは業界別のインバウンドとアウトバウンドの定義についてご紹介します。 テレマーケティング業界 テレマーケティング業界では、それぞれ以下のように定義されています。 インバウンド:顧客あるいは見込客から電話を受けること• アウトバウンド:顧客または見込客に電話をかけること テレマーケティングはクライアントとの「電話」でのやり取りを元に、商品を売買するマーケティング手法です。 具体的には、企業におけるコールセンターやテレアポが挙げられます。 観光業界 観光業界では、それぞれ以下のように定義されています。 インバウンド:訪日旅行(外国人が日本を訪問する旅行)• アウトバウンド:海外旅行(日本人が海外を訪問する旅行) 観光業界では「インバウンド需要(インバウンド消費)」という用語もよく使われ、訪日外国人観光客による日本国内での消費活動を指します。 少し前に中国人の「爆買い」が話題になりましたが、これも「インバウンド需要」です。 一方で「アウトバウンド需要(アウトバウンド消費)」は日本人が海外を訪れた際の消費活動という意味で使われます。 通信業界 通信業界では、それぞれ以下のように定義されています。 インバウンドトラフィック:ネットワークを流れるデータのうち、外から中に入ってくるデータ(量)。 「インバウンドデータ(inbound data)」「インバウンド接続(inbound connection)」とも• アウトバウンドトラフィック:ネットワークの中から外に出ていく情報(量)。 「アウトバウンドデータ(outbound data)」「アウトバウンド接続(outbound connection)」とも 4. Web業界 Web業界では、それぞれ以下のように定義されます。 インバウンドリンク(内部リンク):当該サイトのあるページから、同サイトのあるページへ貼られたリンク• アウトバウンドリンク(外部リンク):外部サイトのあるページから、当該サイトのあるページへ貼られたリンク Webの分野では、WebページやWebサイト間を結ぶリンクについて、「インバウンド」「アウトバウンド」という用語を用います。 広告業界 広告業界では、それぞれ以下のように定義されています。 インバウンドマーケティング:オウンドメディアやセミナー、ソーシャルメディアなどで有益な情報を発信し、見込み客からサービスを見つけてもらうマーケティング施策。 売り手側からの過度な売り込みではなく、顧客側から主体的に選んでもらうことを主眼に置いている• アウトバウンドマーケティング:広告出稿をはじめ展示会や新規の電話営業など、売り手から見込み客に対してプッシュのアプローチを行うマーケティング施策。 TVのコマーシャルや電車の宙吊り広告など、不特定多数の人に向けた施策が多い インバウンドマーケティングとアウトバウンドマーケティングの違いは、「消費者が広告や宣伝を自ら取捨選択できるか否か」です。 インバウンドマーケティングは消費者自らが情報を求め、アウトバウンドマーケティングは企業側が消費者に広く情報を与えていきます。 そのような中で見込み客に広告を見てもらうためには、より露出を増やす必要があります。 しかし、露出を増やすにはそれ相応のコストがかかる上に、効果も保証されている訳ではありません。 そこで重要となるのがインバウンドマーケティングとアウトバウンドマーケティングの使い分けです。 今回は、インバウンドマーケティングとアウトバウンドマーケティング手法のメリット・デメリットについて、それぞれ以下にまとめました。 インバウンドマーケティングのメリット 1. コストを抑えられる 最も顕著なメリットとして、コストの削減が挙げられるでしょう。 これまでのTVのコマーシャルをはじめとする広告方法は、マスメディアに対して高額な広告費を支払っていました。 しかし、インバウンドマーケティングでは、オウンドメディアのような自社で完結できる媒体を用いて広告とするため、大幅なコストの削減が見込めます。 またインターネット広告と併用することで、インバウンドマーケティングの効果を高めることが期待されるます。 ターゲットを絞り込める 次に挙げられるメリットは、広告の効率がよくなる点でしょう。 インバウンドマーケティングは、あらかじめサービスに関心の高い顧客に情報を届けることが可能です。 オウンドメディアやSNS内で、見込み顧客が検索しうるキーワードを盛り込むことで、興味をもつ人にピンポイントでメッセージを届けられます。 情報を届ける対象を絞り込むことで、従来型の広告と比較し無駄を省くことができます。 その上、興味・関心の高さから、実際の購入といったアクションにつながりやすいです。 コンテンツを作る際にペルソナ(サービス・商品の典型的な ユーザー像のこと)を想定し、見込み顧客にダイレクトに訴求しましょう。 顧客から嫌われる心配が少ない 訪問営業やチラシ、バナー広告など、人々は自分が選んでいない情報を押し付けられる日々を送っています。 日に日に情報量が増す中、このような不要な情報に飽き飽きした方も多いことでしょう。 対してインバウンドマーケティングは、見込み顧客が自ら情報を求め、Webサイトなどを閲覧してくれます。 インバウンドマーケティングでは、ブランドやサービスに悪い印象をもつ人を減らせるでしょう。 インバウンドマーケティングのデメリット 1. SEOの知識やスキルが必要 インバウンドマーケティングでは、見込み顧客自らによって情報を検索してもらう必要があります。 情報の流入元としては検索エンジンなどが考えられますが、多くの見込み顧客に検索してもらうにはSEO(検索エンジン最適化)と呼ばれる施作が必要となり、知識とスキルが求められます。 情報発信を継続しなければいけない 見込み顧客からオウンドメディアなどを見つけてもらうには、優れたコンテンツが必要不可欠です。 また、いくら優れたコンテンツであっても、定期的な発信がないと少しずつインバウンドマーケティングの効果がなくなってしまいます。 結果的に、継続的に高品質のコンテンツを配信し続ける必要があります。 最近では、コンテンツの作成を専門とした企業も多くあり、これらの企業に外注することでこの問題を解決することが多いです。 効果が出るまでに時間がかかる オウンドメディアを運営し、優れたコンテンツを展開していても、ペルソナから認知されるまでは多くの時間を要します。 一般的に、効果が出るまでに半年程度の時間がかかるといわれています(出典)。 アウトバウンドマーケティングのメリット 1. 即効性がある アウトバウンドマーケティングは、製品を欲しいと思っている人に売り手からアプローチをかけるマーケティング方法です。 そのため、現時点で製品を欲しいと思っている人に対して即座にアプローチでき、すぐに購買につながります。 効果の予測が簡単 アウトバウンドマーケティングでは、マスメディアなどを通してアプローチを行います。 そのため、マスメディアのこれまでの成果から、次の施策がどれほどの効果をあげるか予測できます。 費用対効果を把握しやすく、無理な投資を避けることにつながります。 製品を認知してもらえる アウトバウンドマーケティングでは、不特定多数の人に向け広告などを使ってアプローチをかけます。 結果的に、もともとその製品に興味を持っていなかった人にも認知してもらえます。 アウトバウンドマーケティングのデメリット 1. 費用がかかる TVのコマーシャルなどを利用しようと思った場合、広告代理店などに依頼する必要があり、多額の費用がかかります。 広告にかけられる費用の少ない中小企業やベンチャー企業では、手を出しにくいのが現状です。 ただし、DM(ダイレクトメール)は比較的低コストでアプローチできます。 効果が持続しない アウトバウンドマーケティングは、TVのコマーシャルや電車の宙吊り広告など、不特定多数の人に向けた施策です。 そのため、広告の配信を止めた瞬間に顧客が商材を認知できなくなります。 せっかく多額の費用を投じたのに顧客から忘れられてしまっては元も子もないので、常に広告を配信することになり、より多額の費用を費やすことになってしまいます。 顧客から嫌われる可能性がある TVのコマーシャルを見ていて、自分と全く関係のない広告にうんざりした経験は誰にでもあるでしょう。 不特定多数の人に向けた施策であるアウトバウンドマーケティングでは、このような問題がつきまといます。 製品のイメージダウンを招いてしまう可能性を考慮しなければなりません。 おわりに いかがでしたか。 ここまで、インバウンドとアウトバウンドの違いについてまとめてきました。 単語や用語の違いをしっかりと理解し、より快適なビジネスライフをお過ごしください。 (執筆:Kaoru Kishi).
次の1:裏ピースってかわいいけれど… (1)ピースを逆にする裏ピースとは? 「裏ピース」とは、手のひらを正面ではなく、自分の側に向けてピースをすることです。 写真が撮れるため、密かに人気があるようです。 (2)裏ピースの使い方は? たとえば、中指をほっぺあたりにあてた裏ピースにウインクする、口元にあてて小首をかしげるなどのポーズが一般的。 口角の両方にそれぞれ人差し指と中指の先があたるようにして写真を撮ると、小顔に見えるという効果もあります。 むやみにSNSに掲載するのは極めて危険な行為にも……。 具体的には、イギリス、アイルランド、オーストラリア、ニュージーランドなどでは相手を侮辱するハンドサインとして受け取られると言われています。 つまり、本人はポジティブなポーズのつもりでSNSに投稿していても、文化の違いによって「けしからん!」となることもあるわけです。 2:知っておいたほうがいいハンドサインの種類と意味8つ そんなわけで、ここからは「最低限ここだけは知っておいたほうがいい」と言える、ハンドサインの種類と意味について8つご紹介します。 (1)ピース 上述の「裏ピース」ではなく、通常のピースサイン、つまり正面に手のひら側を向けてつくる「ピース」は、欧米で「勝利のサイン」としても認知されています。 しかし、ギリシャでは「くたばれ!」の意になるという話もあり、こちらも国が変わると意味が変わるハンドサインに……。 (2)サムズアップ 親指をグッと立てる「サムズアップ(Thumbs Up)」は、「いいね!」「Good!」などの意味をもつハンドサインです。 SNS上でも「いい感じ!」などのポジティブな意味を伝える写真で、比較的よく見かけます。 しかしこちらは、中東やギリシャでは「下品」「侮辱する」の意味を持つジェスチャー。 万国共通でポジティブな意味を持つものではありません。 (3)シュラグ 「シュラグ」は、両手を上げて、肩をすくめるような動作をつくるポーズです。 「やれやれ」という気持ちを表したり、「ふーっ」とため息をつくようなシーンでよく使われているもの。 海外ドラマやハリウッド映画ではおなじみのジェスチャーですよね。 (4)エアクオート 「エアクオート」は、両手を使って顔の横あたりでVサインをつくり、指をクイクイッと曲げる動作をするポーズです。 欧米では、会話で特定の単語やフレーズを強調したいときに使います。 こちらも話題によっては、イヤミを言っているように見えがちなので、気をつけておきたいポーズ。 (5)エキサイトポーズ 「すごい!」「最高!」「嬉しい!」という感情を表すとき、両手を組んで顔の近くに持ってくるポーズ。 会話の中で「すっごい嬉しい!」「サイコー!」を強調したいときに、自然とこのポーズをしてしまう!という人もいるかもしれませんね。 (6)ロックオン 「ロックオン」は、グーの形にした手の人差し指と小指の2本、または親指を加えた3本を立てるジェスチャーです。 主に欧米で、「元気で!」や「かっこいい!」などの気持ちを伝えたいときに使う動作でもあります。 筆者が調べたところ、ロックが好きな人たちから生まれた動作だとする説が有力です。 (7)シュートミーナウ 「シュートミーナウ」は、SNSにポストする写真だけでなく、海外ドラマや映画でも、よく出てくるジェスチャーです。 文字通り、自分の手をピストル状にして、自らの頭を撃つようなポーズで、退屈で仕方ないときや疲れているときなどに使われています。 物事や事象などに対して「もう終わりだから!」を表現したいときにも使えるジェスチャーです。 ただし、こちらもやり過ぎるとイヤミになることも。 (8)ウォア 「ウォア(Whoa! )」は「まーまー」とか「どうどう」とかと言うように、他者をなだめるときに使うポーズです。 両方の手のひらを正面に向け、両腕と肘を曲げるジェスチャーです。 3:意味はともかく、写真のときのかわいいポーズ7つ さて、ここからは意味はともかく「かわいい写真が撮りたい!」というときに使えるポーズを8つご紹介していきましょう。 SNSでもよく見かけるポーズで「楽しい!」や「オッケー!」を伝えたいときに便利な動作でもあります。 フランスやブラジルでは侮辱する意味をもつともされていますが、ポーズとしてはかわいい! SNS上では、ほっぺたの近くでこのサインをつくるポーズが人気です。 (3)指ばってん 両手の人差し指でばってんをつくるポーズは、女の子がしていると「かわいい!」と思われやすいジェスチャー。 「それはダメ!」などと言うときや、「今は静かにしていて」「言わないよ」などというときに、口元でつくるのが鉄板です。 (4)力こぶポーズ 力こぶをつくり、自分の力こぶに手を置くポーズは、マッチョな男性がムキムキっとした筋肉を自慢するときの動作。 ですが、女子が「がんばる!」「気合い!」などの意を伝えたいときにすると、とってもキュートに見えます。 しかしこのポーズ、ブラジルでは喧嘩を売るサインとしても知られています。 (5)サムズダウン サムズアップの真逆のポーズで、親指だけを立てた拳を下に向けるジェスチャーです。 「やっちまえ!」などのネガティブな意味を持つジェスチャーとしても知られ、ブーイングしたいときの定番動作。 SNSでも「ブーブー」とブーイングしたいようなシチュエーションでの写真によく使われているポーズ。 こんな過激なポーズも、女子がほっぺたを膨らませながらすると、そのギャップから「萌える」ジェスチャーに。 ただし、国によっては本気で喧嘩を売られていると勘違いする人もいるので、要注意。 このポーズの写真をSNSに掲載するときには配慮が必要でしょう。 (6)小指を立てるポーズ グーにした手の小指だけを立てるポーズは、日本では「彼女」とか「女性」を指します。 小指を立てながら「コレがワケアリで……」なんて言うときには「彼女がワケアリで……」という意味。 このポーズで写真撮影する人もいますが、ジェスチャーとしてはかわいく見えやすいポーズのひとつ。 顔の近くで小指だけを立てている仕草は、女子をキュートに見せる動きでもあります。 (7)ツーアウトポーズ 日本では影絵で「キツネ」をイメージしたいときにもするポーズで、甲子園などでは「ツーアウト」を示すジェスチャー。 手のひら側で中指、親指、薬指の先端部分をくっつけ、人差し指と小指は立っている状態です。 SNSに投稿されている写真では、顔の近くでこの形をつくっている写真も珍しくありません。 イタリアなどでは「侮辱」をイメージするジェスチャーとしても知られますが、日本では「キツネ!」という印象も強く、「かわいいポーズ」としても人気があるようですね。 4:ハンドサインって奥が深い! 昨今は、インスタに自由なポーズで撮った写真が溢れている時代です。 日本で特段に悪い意味のないポーズだと、なにげなく撮影して投稿する人も多いのではないでしょうか? また「悪い意味」があるのは承知の上で、ネタ的にわざとそういったポーズで撮影した写真を投稿する人もいることでしょう。 そして、上述したようにお国が変わればハンドサインやジェスチャーの意味が変わることもあります。 本人が意図しないトラブルを招かないよう、くれぐれも気をつけてください。 この記事を書いたライター 並木まき M. Namiki 28歳から市川市議会議員を2期務め政治家を引退。 議員時代から「多忙でもデキる」を研究する時短美容ジャーナリストとして活躍している。
次のアメリカのテキサス大学では、テキサスを象徴する「雄牛」を表していて、テキサスロングホーンと呼ばれています。 これはアメリカンフットボールを観戦するとき、「Hook 'em Horns(角で掛けろ)」という意味を表しています。 南フロリダ大学の運動競技やノースダコタ州立大学などでもこのサインは使われます。 現代ではノリで使われることが多い 各国によって意味が使うサイン。 イタリアではうっかり使うと大変なことになると前述しましたが、現代では写真撮影の時のノリでコルナサインのジェスチャーをするなど、本来の意味とは違って使われてきています。 サインを使うシーンさえ選べば、あまり重々しく考える必要はないのかもしれませんね。 【メロイックサイン・コルナサイン】悪魔崇拝との関係 コルナサインは悪魔崇拝だけに使われるサイン? 悪魔崇拝の象徴とも言われているメロイックサイン(コルナサイン)。 悪魔崇拝者のアントン・ラヴェイがアメリカのサンフランシスコで1966年のヴァルプルギスの夜に悪魔教会を設立、開祖となり儀式の中でサインを使い流布しました。 ラヴェイはたびたびマスコミに登場したため悪魔崇拝のジェスチャーとして広まりました。 また、ラヴェイは「The Satanic Bible」という本も書いていて、この本と共に悪魔崇拝を表すジェスチャーが悪魔崇拝者の間で行われるようになりました。 ただし、悪魔崇拝を表すサインは親指を人差し指と中指で隠す形になります。 横から見ると「666」に見えることから悪魔のサインと言われます。 悪運や魔除けのサインとしても使われるコルナサイン 悪魔崇拝のサインといわれる一方、メロイックサイン(コルナサイン)は悪運や邪気など不幸を遠ざけるためのサインという真逆な使われ方もしています。 不幸な出来事が起きたり、不運に出くわすといわれたとき、遠ざけるためにジェスチャーをするというものです。 イタリアでは、不運を遠ざけるのに「角」が有効とされます。 面白いのは、アメリカ発祥の悪魔崇拝でのジェスチャー、イタリア発祥の邪気を遠ざけるという善悪両方の意味になるということです。 この2つを受け入れているのは、悪魔崇拝をしている秘密結社イルミナティに忠誠を誓っている意味があるとも一部では言われています。 魔女が有角神を呼び出す儀式にも使われる 現代社会にもいる魔女。 その魔女が宗教儀式でサイプロスなど角の生えた神を呼び出す時に使われています。 サバトの儀式では「ケルヌンノス」「アラディア」と唱えます。 ケルヌンノスはケルトの獣神、アラディアはルシファーの娘といわれています。 メロイックサイン(コルナサイン)はこういう儀式でも使われているんです。 悪魔崇拝サイン以外の意味を持つコルナサイン ロニー・ジェイムス・ディオがメタルのライブなどで始めたのがきっかけと前述しましたが、ディオ以外にもコルナサインを使っているアーティストは多数います。 悪魔崇拝を表していたり、ファッションアイコンだったり使い方は様々です。 どういうアーティストが使っているのかまとめてみました。 ジョン・レノンのサインはコルナサインか? 言わずと知れた世界的バンド、ビートルズのジョン・レノン。 1969年に発売された「イエロー・サブマリン」のジャケットのイラストでジョン・レノンがコルナサインをしているんです。 これはI LOVE YOUサインではないかという説もありますが、イラストを見るとコルナサインに見えますね。 KISSのジーン・シモンズはアイコンで使う アメリカのメタルバンドKISSのジーン・シモンズはアルバム「Love Gun」のジャケットでコルナサインをしています。 ライブのパフォーマンスの1つとしてもコルナサインをしていて、自分が発案したと言っています。 しかしジーン・シモンズの場合、悪魔崇拝などではなく、アイコンとして使っているようです。 オジー・オズボーンは悪魔崇拝を表現している 70歳を目前に精力的に活動しているヘヴィ・メタルのカリスマ的存在、オジー・オズボーン。 彼は度々ライブやCDジャケットなどでコルナサインを使っています。 鳩やコウモリを食いちぎるなど、奇行が目立つオジー・オズボーンは悪魔崇拝的な表現をウリにしているアーティストの1人です。 悪魔崇拝の代表者マリリン・マンソンは悪魔協会の牧師 ロック・スターのマリリン・マンソンと言えば悪魔協会の牧師を務める生粋の悪魔崇拝者です。 ラヴェイが書いた「The Satanic Bible」にも文(言葉)をつづっているんです。 そんなマリリン・マンソンにとってのコルナサインはファッションアイコンではなく、ある種本物の悪魔崇拝者のサインなんです。 悪魔崇拝の筆頭キング・ダイアモンド アメリカのヘヴィ・メタル界で悪魔崇拝の筆頭ともいえるのがメタルヴォーカリストのキング・ダイアモンドです。 悪魔協会の司教アントン・ラヴェイ並に悪魔崇拝者の中では有名です。 彼は常に逆十字を身に着け、コルナサインをしているんです。 もちろんキング・ダイアモンドは悪魔協会と関係を持っています。 【メロイックサイン・コルナサイン】音楽への愛を表す 世代を超えて受け入れられているコルナサイン 1970年代から音楽シーンでは浸透していったコルナサイン。 今や、中年層から若者まで、世代を超えて使われるようになりました。 これには悪魔崇拝などの意味を持つわけではなく、純粋にライブなどを楽しむためのジェスチャーへと変化していっているためで、ロックのアイコンの1つになっています。 メタルライブではRockon!という意味が大きい では、コルナサインはライブではどういう意味を持つアイコンになっているかというと、ズバリ「Rrock on! (ロックしようぜ!)」です。 いいですよね、この意味。 ロック好きな人たちが音楽を全力で楽しんでいるという雰囲気が伝わってきます。 音楽への深い愛情を感じさせます。 【メロイックサイン・コルナサイン】他でも使われる プロレスでも使われたコルナサイン アメリカ出身で、日本で1970年代~1980年代に大活躍したプロレスラー、スタンハンセンはリング上でコルナサインをよく使っていました。 スタン・ハンセンはテキサス州出身のため、これはテキサスロングホーンサインともいわれています。 このサインは現在もWRESTLE-1を運営する武藤敬司が使っています。 野球のツーアウトもコルナサインと同じハンドサイン 野球好きの人ならピンとくるツーアウトのハンドサイン。 これもコルナサインと同じジェスチャーです。 コルナサインが持つ意味とは違いますが、ジェスチャーは全く同じなんです。 コルナサインは今やOKサインに変化も 悪魔崇拝サインはOK666サインで表すこともある 私たちが普段「大丈夫だよ!」などといった意味で使っているOKのサイン。 これはイルミナティに忠誠を誓っているコルナサインの変形バージョンといわれています。 つまり悪魔崇拝のサインですね。 親指と人差し指で円を描き3本の指を立てている形が悪魔の数字「666」に見えるといったことからなんです。 このOKサインはアメリカでは「666 OK Sign」といわれていて、悪魔崇拝者以外のアーティストもよく使っているサイン。 中でもイルミナティのシンボルでもある片目のピラミッドを彷彿させるポーズだとイルミナティとの関係を強く感じさせるものとなっています。 マドンナやレディ・ガガも使っている666OK 666OKサインはヴォーカリストのマドンナやレディ・ガガ、ジャスティン・ティンバーレイクもCDジャケットなどで使っているサインです。 2人がイルミナティに忠誠を誓っているのかは不明ですが、一部では、このサインを使っているのはイルミナティに忠誠を誓っている証拠だといわれています。 ポール・マッカートニーも666OKサインをしていた ビートルズではジョン・レノンがCDジャケットでコルナサインをしていたと前述しましたが、ポール・マッカートニーは666OKのサインをしていることがありました。 もしかしたら、ポール・マッカートニーもイルミナティに忠誠を誓っているのかもしれません。 【メロイックサイン・コルナサイン】深い意味を持つ 善悪両方の意味を持っているコルナサイン メロイックサインは日本独自の呼び方で、世界的にはコルナサインと呼ばれていることがわかりました。 そしてそんなコルナサインは悪魔崇拝の意味がある一方、悪運や邪気払いにも使われています。 善悪両方の顔を持つコルナサインですが、元々悪魔は人々を救う神に仕えていた堕天使。 そのことを思い出せば、善悪両方の顔を持っていても不思議はないのかもしれません。 元々神様は起こると悪魔も真っ青な鉄槌を食らわせる存在でもありますから。 コルナサインは邪気払いだと思えば使いやすい イタリアなど侮辱の意味を持つ国での使い方は気を付けなければいけませんし、悪魔崇拝と思われるのは心外!となるでしょうが、邪気を払ってくれる・音楽を楽しむサインと思えば気軽に使えるコルナサイン。 時にはノリで使ってもいいかもしれませんね。
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