ゴルフの2019年度(第56回)日本女子学生選手権は30日、兵庫県小野市の小野グランドカントリークラブ(6367ヤード、パー72)で最終の第3ラウンドを行った。 首位でスタートした星川ひなの(日大2年)が雷雨による1時間19分の競技中断を挟む厳しい状況の中、3バーディー、4ボギーの73とスコアをまとめ、通算6アンダーで日本タイトル初制覇を果たした。 今大会2年ぶりの優勝を目指した小西瑞穂(東北福祉大3年)が通算5アンダーの2位だった。 最終18番パー5(495ヤード)。 1打差に迫った小西がピン側わずか50センチのバーディーチャンスにつけていた。 ややスライスに見えた4メートルのバーディーパット。 これを沈めた星川はグッと右拳を強く握りしめた。 「生まれて初めてガッツポーズが出ました。 大学に入学する前から狙っていた試合で勝つことができて凄く自信になりました」 初挑戦だった昨年のこの大会は1打差の2位。 覚悟していたうれし涙はなし。 笑顔いっぱいの優勝シーンとなった。 これで日本女子オープンに最終予選から挑戦する権利を獲得。 次なる目標はその日本女子オープンでのローアマのタイトルとなる。 大学ゴルフ界の女王として負けるわけにはいかない。 <最終成績> 1位・星川ひなの210(71、66、73) 2位・小西瑞穂211(69、71、71) 3位・田中のどか212(68、72、72) 4位・岡田梨沙215(72、72、71) 4位・黒田光理215(71、73、71) 4位・鈴木磨夜215(74、71、70) 4位・稲垣那奈子215(72、71、72) 8位・木内真衣216(73、71、72) 8位・森彩乃216(71、71、74) 10位・藪下真衣217(72、70、75) 10位・岡地里香217(74、67、76).
次の(オフィシャルハンディ未取得者は事務局までお問合わせください。 また、同グランドシニア選手に関しては、最上位選手を予選通過とみなします。 また、上位10位までと、シニア上位3位までに各賞。 決勝出場者にクオリファイ賞。 また、上位10位までと、シニア上位3位までに各賞。 決勝出場者にクオリファイ賞。 また、上位各3位まで杯。 出場者に参加賞。 入金確認後自動エントリーとなります。 詳しくはエントリー事務局にお問合わせください。 nikkan-golf. 予選希望コースは先着順になりますので、ご案内定員オーバーの場合は他の会場での出場になる場合もありますのでご了承ください。 組み合わせは公平な競技となるよう主催者で決定します。 ただし、人数に限りがある場合もありますのでお早めにお願いいたします。 自己都合による申込後の種目変更、キャンセルはできません。 また、過剰入金・重複入金の返金はいたしません。 地震・風水害・降雪・事件・事故・疫病等による開催縮小・中止、参加料返金の 有無、通知方法等についてはその都度主催者が判断し、決定します。 私は、心疾患・ 疾病等なく、健康に留意し、十分なトレーニングをして大会に 臨みます。 傷病、事故、紛失等に対し、自己の責任において大会に参加します。 私は、大会開催中に主催者より競技続行に支障があると判断された場合、主催者の 競技中止の指示に直ちに従います。 また、その他、主催者の安全管理・大会運営上の 指示に従います。 私は、大会開催中に傷病が発生した場合、応急手当を受けることに異議ありません。 その方法、経過等について、主催者の責任を問いません。 私は、大会開催中の事故、紛失、傷病等に関し、主催者の責任を免除し、損害賠償等 の請求を行いません。 私の家族・親族、保護者(参加者が未成年の場合)は、本大会への参加を承諾しています。 氏名・年齢等の虚偽申告、申込者本人以外の出場(代理出場)はいたしません。 それらが発覚した場合、出場・表彰の取り消し、次回以降の資格はく奪等、主催者の決定に従います。 また、主催者は、虚偽申告・代理出走者に対して救護・返金等一切の責任を負いかねます。 大会の映像・写真・記事・記録等(において氏名・年齢・性別・記録・肖像等の個人情報)が新聞・テレビ・雑誌・インターネット・パンフレット等に報道・掲載・利用されることを承諾します。 また、その掲載権・使用権は主催者に属します。 大会申込者の個人情報の取扱いは、別途記載する主催者の規約に則ります。 上記の申込規約の他、主催者が別途定める大会規約に則ります(齟齬がある場合は大会規約が優先します).
次の日本ツアー出場権得られず。 海の向こうに活路を見出した 「昨年のセカンドQTで落ちて、日本の試合に出られなくなって、ツアープロとして2019年をどう活動するかっていうのを考えたときに、海外の試合に出ていくというのも候補のひとつかなと思っていたんです」 そう話してくれたのは笹原優美。 2014年から2018年までレギュラーツアーとステップアップツアーに出場していたが、2019年シーズンは予選会で結果を出せず、国内ツアーに出場することができなくなった。 そんな彼女がツアープロとして活動するために選んだのは「中国ツアー」。 予選会を通過し、1年間中国ツアーを戦った笹原はこう振り返る。 「どんな舞台、ツアーなのか分からなかったんですけど、ツアーの運営としてはしっかりしていて、トップにいる選手たちのレベルも高いんです。 日本で活躍している選手と同等くらいのレベルはあるので、戦いがいのあるツアーだなと感じました」 2019年シーズンは中国ツアーを主戦場とし戦った笹原優美 賞金額は日本のステップアップツアー以下。 「乗り継ぎ便」で参戦した 主戦場が海外、まして中国となると言葉が通じなかったり、苦労することもあったのではと思われるが「選手はほとんど英語が喋れるので、できる範囲で会話しています」と笹原。 また、彼女が中国ツアーを主戦場とするうえでは、強い味方がいる。 「私の母が上海で生まれて、香港で育っていて、日本に留学したときに父と結婚して、もう帰化したので日本人なんですけど、中国についてきてもらっていたんです。 言葉は母に頼りました。 父にはキャディとして全試合ついてもらって。 今年は家族で回っていた感じで、凄く心強かったです」 そんな家族の支えもあって、中国ツアーのシード権を獲得することもできた笹原は日本と中国の大きな違いを教えてくれた。 「賞金額が日本のステップアップツアーより少し劣るくらいで、額としては高くないのでその違いはありますね。 少しでも負担が減るように、日本からは直行便ではなく乗り継ぎ便で中国へ移動することが多く、移動だけで丸1日かかることもあるのだとか。 中国ツアー最終戦「MACALLINE WOMAN'S CHINA OPEN」に出場し、年間7試合戦った笹原。 そんな彼女は、新たなステージとして、日本からの直行便も多い台湾ツアーの予選会に挑戦し、見事突破。 2020年は中国ツアーと台湾ツアーで戦うことになる。 「(中国ツアーで)今年シードを獲れたんですけど、優勝争いをするということはできなかったのでこのオフの間に優勝争い、優勝できる力をつけてまずは勝つことが一番の目標ですね。 アジア圏にはなりますけど日本人以外の方にも名前を少しでも知ってもらえるような選手になれたらいいなと思います」 2020年は中国ツアーのシード選手として日本のプロテストに挑む 笹原は2019年のプロテストに再び挑戦するも、68位タイと不合格。 そのため、予選会には出場することもできない。 ただ、やはり日本で活躍したいという想いは強く、2020年は中国と台湾で力をつけ、プロテストに挑む予定だ。 「日本でプロになるというのが狭き門になっていて、日本のツアーに出るのも(出場枠が)狭くなってはいます。 ただ、自分が力を付けたら突破できないハードルではないと思うので、中国・台湾ツアーを通じて、日本で活動できるようになるというのが目標です。 まずはプロテストに受かって日本のツアーに出れるようになること。 そしてシード権をとれるようになりたいです」 黄金世代を中心に若い選手が活躍し、来季からはさらに下のプラチナ世代という強者たちがレギュラツアーに参戦する。 日本のレベルが年々上がり、日本でプロになるということも難しくなっている女子ツアー。 しかし、広く世界に目をやれば、戦いの場はある。 中国でシードを獲り、台湾ツアーへの出場権も自力でつかんだ笹原優美。 自ら行動することで未来を切り拓いている彼女の今後の活躍に期待したい。
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