棋戦(きせん)とは、の大会のことである。 通常はプロ(、)のものをいい、女流棋士のものは特に「女流棋戦」という。 アマチュアの大会については、単に「将棋大会」などと言うことが多いが、規模の大きいものは「」と呼ばれる。 以下では、プロの棋戦について述べる。 棋戦には、以下のような種類がある。 公式戦• タイトル戦• 一般棋戦• 全棋士参加棋戦• 上位棋士選抜棋戦• 若手棋士・低段棋士・下位棋士選抜棋戦• 非公式戦 公式戦は、対局結果と棋譜がの公式記録に残る棋戦、非公式戦は残らない棋戦である。 タイトル戦は、優勝者にタイトル(称号)が与えられる棋戦、一般棋戦は、タイトル戦以外の公式戦のことである。 一般棋戦には、全棋士に参加資格があるもの、上位棋士にのみ参加資格があるもの、若手棋士等にのみ参加資格があるものの区別がある。 2020年現在、棋士の棋戦は、8つのタイトル戦、3つの全棋士参加棋戦、1つの上位棋士選抜棋戦、3つの若手棋士等選抜棋戦、1つの非公式戦がある。 女流棋士の棋戦は、7つのタイトル戦、1つの若手棋士等選抜棋戦、4つの非公式戦がある。 一つの棋戦のなかに公式対局と非公式対局とが混在する場合もある。 なお、過去には一年に2回開催する棋戦なども存在したが、現在の棋戦は原則として一年に一回である。 概要 [ ] 棋士・女流棋士は、棋戦に参加して対局をすることで対局料・賞金を得て活動している。 過去の棋戦も含めて、棋戦の大半は新聞・雑誌・テレビ・インターネット放送といったマスメディアが主催者である。 新聞や雑誌の場合には主催紙に棋譜が掲載され、テレビやインターネット放送の場合には主催局で対局の模様が中継される。 これらの主催者から、対局者に賞金等が支払われる。 棋戦のうち、 称号(タイトル)を争うものがタイトル戦である。 通常は、称号の名前がそのまま棋戦の名前になる(例:「竜王」の称号を争う棋戦が「竜王戦」)。 さらに、特定の条件を満たした場合には、恒久的に名乗れる特別な称号を獲得できる場合もある( 永世称号)。 棋士個人の地位序列を左右すると共に対局料及び賞金も高額であるため、棋戦の中ではタイトル戦が最も重んじられている。 タイトル戦は、いわゆるで開催される。 挑戦手合制では、まず現在のタイトル在位者(前回の優勝者)を除く棋士でトーナメント等を開催して挑戦者を決定する。 そして、選ばれた挑戦者と現在のタイトル在位者との間で (1対1で複数局を連続して戦うこと。 シリーズとも言う )を行い、勝ち越した方がタイトルを獲得する。 現在のタイトル在位者が再びタイトルを獲得することを防衛、挑戦者がタイトルを獲得することを奪取と言う。 タイトル戦以外の公式記録に残る棋戦が一般棋戦である。 一般棋戦の中には、全棋士が参加するものだけでなく、参加資格が段位・年齢などで制限されているものもあり、昇段規定などで区別がなされている。 また、かつては、名人以外の棋士だけが参加する棋戦などもあった。 一般棋戦の開催方式は様々である。 近年はが多いが、過去には、連勝数を競う勝ち抜き戦や挑戦手合制で開催されるものもあった。 勝ち残りトーナメント方式の一般棋戦は、優勝棋戦などと呼ばれることもある。 また、挑戦手合制の一般棋戦(早指し王位戦、王座戦(旧)、朝日選手権など)は、準タイトル戦などと呼ばれることもある。 過去の一般棋戦は、勝ち残り式トーナメントの場合でも決勝のみ番勝負となっているものが多く、は現在も決勝三番勝負で行われる。 なお、一般棋戦でも特殊な称号(NHK杯選手権者など)が獲得できることもあるが、これらは段位の代わりではなく、その棋戦の中でのみ使われるものであるため、タイトルとは区別される。 沿革 [ ] 実力制名人 [ ] からは家元制の終身名人として続いていたが、1935年(昭和10年)、十三世名人のが1937年をもって名人位を退位することを宣言し、実力名人制に改められた。 第1期は「名人決定大棋戦」と呼ばれた八段リーグ戦で2年にわたって行われ、1937年(昭和12年)にが初代名人となった。 これが将棋の戦の始まりである。 1946年(昭和21年)からは、名人戦の予選として「」のシステムが始まった。 日本将棋連盟公式サイトでの表記も同様である)• 1948年(昭和23年)創設の「全日本選手権戦」(主催)が1950年度(昭和25年度)から「九段戦」と「名人九段戦」に分けられ、九段戦が史上2つめのタイトル戦となった。 ただし、この時点では九段戦は「名人に次ぐ実力者を決める棋戦」という位置付けであり、名人以外の棋士によって争われた。 九段戦終了後に行われる名人九段戦によって全日本選手権者が決せられた。 1950年度創設の「」(主催)が翌年の1951年度(昭和26年度)にタイトル戦となり、以降、タイトル戦の数が3つという時代が約10年続く。 1960年度(昭和35年度)、(主催)に(主催)が合流して「」(産経新聞社・ブロック紙3社連合主催)が始まり、タイトル戦は4つとなる。 1962年度(昭和37年度)、九段戦(全日本選手権戦)が「」に改称される。 同年度に、史上初の1年度2期(前期・後期)のタイトル戦として(主催)が開始された(なお、棋聖戦開始に伴い、産経新聞社は王位戦の主催者から離脱)。 以降、タイトル戦の数が5つ、年間のタイトル戦の回数が6回という時代が十余年続く。 1974年度(昭和49年度)、「」(主催)が創設され、翌1975年度(昭和50年度)にタイトル戦となり、タイトル戦は6つとなる。 1983年度(昭和58年度)、「」(主催、1953年度(昭和28年度)に創設)がタイトル戦に昇格し、タイトル戦の数は7つとなり、年8回のタイトル戦が開催された。 1988年度(昭和63年度)、十段戦が発展解消して、賞金額トップの「」(読売新聞社主催)が誕生。 棋戦としての序列で名人戦を上回る初のタイトル戦となった。 竜王のタイトルと名人のタイトルは同格である。 1995年度(平成7年度)、棋聖戦が他のタイトル戦と同じく1年度1期となり、7つのタイトル戦は全て年1回となる。 2017年度(平成29年度)、「」(主催、2015年度(平成27年度)に創設)がタイトル戦に昇格し、タイトル戦の数は8つとなった。 叡王戦の序列は3位で 、新聞社・通信社以外がタイトル主催者になるのは史上初。 タイトル戦の序列は契約金の額による。 竜王と名人 [ ] タイトルの中で、とは別格に扱われる。 「タイトル戦の序列」は、の発足以降、竜王戦が1位、が2位と明確であるが、「タイトルホルダーの棋士序列」の面では、が持つ長い伝統と権威を反映して複雑になっている。 竜王位と名人位の両方を1人の棋士が持つ場合は「竜王・名人」と竜王を優先するものの、竜王位を持つ棋士と名人位を持つ棋士が異なる場合、タイトル保持数(冠数)が多い棋士が棋士序列1位となり、冠数が同じであれば棋士番号の小さい棋士が棋士序列1位となる。 2019年度終了時点、「竜王・名人」となった棋士は4人((2回)、、(2回)、)だけである。 「竜王・名人」による竜王または名人の防衛は、2回(羽生 、谷川 )だけである。 竜王と名人が他タイトルとは別格に扱われる点は以下の通り。 他タイトルを同時に保有していても、原則として「竜王・名人」「竜王」「名人」と呼称される。 昇段事由として、他タイトルより優位である。 竜王位は獲得1期で八段、獲得2期で九段に昇段。 名人位は獲得1期で九段に昇段する。 一方、その他のタイトル獲得については、獲得1期で七段に、獲得2期で八段に 、獲得3期で九段に昇段する。 日本将棋連盟がアマチュアに発行する段位免状に、連盟会長と共に署名する。 竜王と名人は、タイトルを失った後も、次年度のタイトル戦が終了するまでは 、「前竜王」「前名人」という称号を名乗ることができた。 「前竜王」「前名人」の棋士序列は、タイトル保持者の次となる。 ただし、「前名人」は1994年度にが、「前竜王」は1995年度にが名乗ったのが最後であり 、1998年度に名人と竜王を立て続けに失冠して無冠になったがそのまま「九段」を名乗ってからは、「前名人」「前竜王」を名乗る棋士は出なかった。 2018年12月、竜王を失って27年ぶりに無冠となったは、日本将棋連盟から「前竜王」を名乗るか否か意向を問われたが、羽生は「前竜王」を辞退して段位である「九段」を名乗ることを選択した。 その後、20年以上名乗った者がいない実情を踏まえ、2020年2月に日本将棋連盟は「前竜王」「前名人」の称号を廃止すると発表した。 女流タイトル戦創設の歴史 [ ]• 1974年度(昭和49年度)、制度の発足とともに主催で「女流名人位戦(現:)」が創設された。 1978年度(昭和53年度)、2つ目のタイトル戦である「」が主催で創設。 第1期の番勝負は1979年度の4月に開催。 2008年度で一旦休止となるが翌年から霧島酒造杯女流王将戦として再開した。 1989年度(平成元年度)、主催での姉妹棋戦として11年ぶりに3つ目のタイトル戦である「」が創設。 第1期の番勝負は1990年度の4月に開催。 1993年度(平成5年度)、十五世名人の出身地である、などの主催で「」が創設。 地方自治体が主催者となるのは史上初。 2007年度(平成19年度)、1987年度より行われていた主催の 女流一般棋戦 を発展的解消をして、新たに「」を創設、女流タイトル戦として格上げされた。 番勝負は2008年度の4月に開催。 2011年度(平成23年度)、引退者・奨励会員を含めた史上初の完全オープン棋戦として主催で「」が創設された。 2019年度(平成31年度)、棋聖戦の特別協賛でもあるが主催となって、賞金額トップの「」が創設された。 2020年現在、女流タイトル戦の数は7つである。 なお男性棋戦と異なり、女流棋戦に序列はない。 棋士の棋戦 [ ] 日本将棋連盟の「」(将棋棋士)の棋戦である。 や員、選手の出場枠が設けられているものもある。 女流棋士と奨励会の重籍者は、参加枠の適用が棋戦によって異なる。 - 参加条件の一覧表(アマチュア枠表示付) タイトル戦 [ ] 棋士のタイトル戦は、2020年現在8つある。 永世称号の条件および該当者は「」の項目を参照、タイトル戦の結果およびタイトル在位者は「」「」を参照 棋戦名 主催・協賛 開始年度 女流 枠 奨励 会枠 アマ 枠 称号 永世称号 番勝負 日数 持ち時間 優勝賞金 特別協賛 協賛 1988年 4名 1名 5名 竜王 永世竜王 七番 2日制 8時間 4,320万円 協賛 1935年 なし なし なし 名人 永世名人 七番 2日制 9時間 非公表 協賛 2017年 1名 なし 1名 叡王 未公表 七番 1日制 1時間 3時間 5時間 6時間 第7局 非公表 1960年 2名 なし なし 王位 永世王位 七番 2日制 8時間 非公表 1983年 4名 なし なし 王座 名誉王座 五番 1日制 5時間 非公表 1975年 1名 なし 1名 棋王 永世棋王 五番 1日制 4時間 非公表 協賛 1951年 なし なし なし 王将 永世王将 七番 2日制 8時間 非公表 特別協賛 1962年 2名 なし なし 棋聖 永世棋聖 五番 1日制 4時間 非公表 上記の表の持ち時間はでの持ち時間について示している。 予選や本戦などでの持ち時間については「」の項目を参照。 叡王戦と王座戦はチェスクロック使用で秒単位の消費を算入。 その他はストップウォッチ使用で秒単位の消費は切り捨て。 名人戦・王将戦の前身棋戦(主催:毎日新聞・朝日新聞・ほか)• 竜王戦の前身棋戦(主催:読売新聞)• 王位戦・棋聖戦の前身棋戦(主催:産経新聞・新聞三社連合・ほか)• 王座戦の前身棋戦(主催:日経新聞)• 棋王戦の前身棋戦(主催:共同通信・ほか)• 叡王戦の前身棋戦(主催:ドワンゴ)• その他の棋戦• 主催:(1973-1987)• 主催: (1977-1991)• 主催:(1978-2003)• 日本将棋連盟主催:(2007-2012)• 主催(非公式): (1978-1992)• 主催(非公式): (2003-2005) 女流棋戦 [ ] 女流タイトル戦 [ ] 女流タイトル戦は、が運営し、所属(日本将棋連盟、、フリー)にかかわらず、全ての現役女流棋士(休場者を除く)に出場義務が課される。 のみはエントリー制を採用しているため、出場を辞退できる。 とリコー杯女流王座戦はオープン棋戦であり、女性(女流棋士と奨励会の重籍者を除く。 以下同じ。 )、予選を通過した女性アマチュア選手も出場できる。 は、出場資格が「 女流棋戦タイトルホルダーと女流棋士と選抜された女流アマチュアで行います。 」(「日本将棋連盟公式サイト - 棋戦一覧 - 霧島酒造杯女流王将戦 - 棋戦概要」(2019年11月7日閲覧)から引用)と規定されているため、女流タイトル在位者は無条件に出場できる。 女性奨励会員が出場できる女流タイトル戦は、マイナビ女子オープン・女流王座戦、および女流王将戦(女流タイトル在位者である場合)の最大3つである。 女流棋士と奨励会の重籍については「」を参照 選抜された女性アマチュア選手の出場枠が設けられている棋戦もある。 2019年に清麗戦が創設され、女流タイトル戦は7つとなった。 は全て1日制。 「」も参照。 棋戦 主催・協賛 開始年度 女流棋士・ 女性奨励会員 以外の女性参加枠 称号 番勝負 優勝賞金 2019年 - 清麗 五番 4時間 700万円 2007年 アマチュア(予選で選抜) 女王 五番 3時間 500万円 (特別協力) 2011年 アマチュア(予選で選抜) 女流王座 五番 3時間 500万円 (特別協賛) 1974年 - 女流名人 五番 3時間 非公表 日本将棋連盟 1989年 - 女流王位 五番 4時間 非公表 (協賛) (協力) 1978年 アマチュア 選抜5名 女流王将 三番 3時間 非公表 倉敷市文化振興財団 アルス倉敷 1993年 アマチュア 選抜2名 倉敷藤花 三番 2時間 非公表• 対局時計使用。 までは五番勝負・3時間、2009年から2017年までは三番勝負・25分・切れ40秒であった。 女流タイトル戦の年間スケジュール [ ] :予選トーナメント 予選T ・予選リーグ 予選L :本戦トーナメント 本戦T ・本戦リーグ 本戦L ・順位戦 :挑戦者決定戦 挑 :タイトル戦番勝負 棋戦 前年度 当年度 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 予選T 本戦T 番勝負 予選T 本戦L 挑 番勝負 予選L 本 番勝負 予選T 本戦T 番 本戦T 番 予選T 本戦T 番勝負 予選T 本戦L 番勝負 女流一般棋戦 [ ] 若手棋士等選抜棋戦 [ ] 棋戦名 主催・協賛 開始 年度 棋士枠 アマ 枠 称号 持ち 時間 考慮 時間 優勝賞金 日本将棋連盟 上州将棋祭り委員会 (協賛) (協賛) (協賛) (特別協賛) 2015年 タイトル戦未出場の女流二段以下 かつプロ入り15年以下の女流棋士 1名 なし 20分 なし 非公表 非公式戦 [ ] 日本将棋連盟の主催する非公式戦 [ ]• (主催)• (日本将棋連盟主催、後援) - 女流棋士、女性アマチュアなどから選抜された者が出場。 棋士(男性)がの上手番として参加する場合がある。 (二子玉川花みず木実行委員会、、世田谷青少年将棋連盟主催) 日本女子プロ将棋協会(LPSA)の主催する非公式戦 [ ] 所属の女流棋士とツアー女子プロが参加し、女性アマチュア選手なども出場する。 (日本女子プロ将棋協会主催) 終了した女流棋戦 [ ]• (主催、協賛)• (日本将棋連盟主催、特別協賛) - 選抜された16名が出場する棋戦で、LPSA所属の女流棋士も招待選手として出場した。 また、一般棋戦ではで永世称号に準じた「名誉NHK杯選手権者」の称号が制定されている。 各棋戦には永世称号獲得のために必要な、連続または通算タイトル獲得期数あるいは優勝回数が規定されている。 現在は、永世棋王だけが連続獲得のみの規定である。 永世称号の名称はタイトル名に「永世」または「名誉」を冠したものである。 「名誉」を冠するのはタイトル戦では(主催。 囲碁の王座戦も主催しているため、囲碁と同じ称号となった)のみである。 なお、タイトルの実績とは無関係に贈られた名誉称号(例:、名誉九段)も存在する。 は十段を獲得したことはないが、十段戦の前身棋戦である九段戦で永世九段を獲得し、逝去後に名誉十段が贈られている。 棋士のタイトル永世称号は引退後に名乗るのが原則とされているが、実際には、塚田正夫は永世称号に基づいて「九段」を称しており 、また、大山康晴(永世王将、のちに十五世名人も)、中原誠(永世十段、のちに名誉王座・十六世名人・永世棋聖・永世王位も)、米長邦雄(永世棋聖)と、いずれも現役のまま永世称号を名乗っており、木村義雄が引退と同時に十四世名人を襲位した1952年以降、引退してから初めて永世称号を名乗った例は一つもない。 ただし、谷川浩司・森内俊之・羽生善治の三人の永世名人有資格者は、大山康晴・中原誠の前例をなぞらず、無冠となっても永世称号を名乗らず九段を名乗っている。 なお名誉王座については、と同じく現役でも満60歳に達すると名乗ることができる。 また、名誉NHK杯選手権者については達成直後に称号が贈られている。 永世称号一覧 [ ]• 襲位(就位)年が現役時代の場合は 太字で表記• 叡王戦は永世称号・条件ともに未発表 永世称号 永世称号 制定年 条件 該当者 規定達成年 襲位(就位)年 備考 1996年 連続5期または 通算7期 2008年 現役棋士 2017年 現役棋士 史上初の永世七冠を達成。 1949年 通算5期 1945年 1952年 1949年に規定が制定されて資格獲得。 十四世名人 1956年 1976年 十五世名人 1976年 2007年 十六世名人 1997年 現役棋士 十七世名人資格者 2007年 現役棋士 十八世名人資格者 羽生善治 2008年 現役棋士 十九世名人資格者 1954年 連続3期 1954年 逝去後の1978年に名誉十段が追贈される。 (大山康晴) (1960年) 規定は達成しているが一般的に永世称号に含まれない 1980年 通算10期 大山康晴 1965年 1992年 1988年に規定が変更されて資格獲得。 中原誠 1982年 1994年 1997年 連続5期または 通算10期 大山康晴 1964年 1997年 1997年に規定が制定されて資格獲得。 中原誠 1977年 2008年 1997年に規定が制定されて資格獲得。 羽生善治 1997年 現役棋士 1996年 連続5期または 通算10期 中原誠 1973年 2007年 1996年に規定が制定されて資格獲得。 羽生善治 1996年 現役棋士 1995年 連続5期 羽生善治 1995年 現役棋士 渡辺明 2017年 現役棋士 1973年 通算10期 大山康晴 1965年 1973年 1973年に規定が制定されて資格獲得。 羽生善治 2006年 現役棋士 1965年 通算5期 大山康晴 1965年 1992年 中原誠 1971年 2008年 1985年 1998年 羽生善治 1995年 現役棋士 2006年 現役棋士 2012年 通算10回優勝 羽生善治 2012年 クイーン称号 [ ] 女流棋戦において永世称号に相当するのは「クイーン称号」である。 クイーン称号については、棋士の永世称号とは異なり「原則として引退後に就位」という規定はない。 タイトル獲得・防衛によってクイーン称号の条件を満たすと、その期の就位式において、タイトルの就位状に加えて「クイーン称号の就位状」が同時に授与される。 クイーン称号 クイーン称号 条件 該当者 称号獲得年 備考 通算5期 なし 連続5期または通算7期 なし 通算5期 なし 1992年 1996年 2013年 清水市代 1998年 里見香奈 2019年 史上二人目のクイーン四冠を達成。 清水市代 2000年 史上初のクイーン四冠を達成。 里見香奈 2016年 清水市代 1998年 里見香奈 2012年• 上記のほか、が1991年にクイーン王将となったが、1995年に連盟を退会したため称号を名乗る資格を失っている。 記録 [ ] タイトル獲得記録 [ ] カッコ内は登場回数。 タイトル数の 黄色は永世称号資格。 太字は在位中のタイトル。 灰色は現役期間とタイトル戦の終了・創設時期の関係で獲得機会のなかったもの。 タイトル数の 黄色はクイーン称号保持を示す。 太字は在位中のタイトル。 女性奨励会員(女流棋士と奨励会の重籍者を除く)については、参加資格のない棋戦の欄を空欄にしている。 引退女流棋士と元女流棋士については、現役引退後に創設された棋戦の欄を 灰色にしている。 - 女流棋士名 合計 1 43 71 - - - 2 10 20 14 20 9 15 10 14 2 40 48 1 1 1 3 4 5 11 11 6 8 7 9 10 11 3 19 43 - - - 9 18 3 8 4 12 3 5 4 15 23 - - - 4 7 - 2 10 12 1 2 5 8 15 - 4 6 4 7 - - 1 - 1 - 6 7 13 - 1 1 3 - - 4 6 - 2 3 6 7 11 - - - 4 7 - 3 4 - 8 6 18 - 2 3 - 3 4 1 4 - 2 - 5 9 5 6 3 3 1 2 1 1 10 4 12 - - - 1 4 - 2 5 1 3 10 4 6 - - - 4 5 - - 1 - 12 3 12 - - - - 2 6 1 5 - 1 13 2 9 - - - - 3 - 2 2 3 - 1 13 2 8 - 2 5 - - 2 - - 1 - 13 2 4 - - - - - 2 4 - 16 1 2 - - - - 1 2 - - - 女流棋士名 合計 - - 7 - - - 1 - 2 - 1 - 1 - 2 - - 4 - - 1 - - 1 - - - 2 - - 4 - - - - 3 - - 1 - - - 3 - - 1 - - - 1 - - 1 - - 3 - - - - 1 - - 1 - 1 - - 2 - - - - 1 - - 1 - - - 2 - - - - 1 - - 1 - - - 2 - - - - - - 1 - 1 - - 1 - - 1 - - - - - - - 1 - - - 1 - - - - - - 1 - - - - 1 - - - - - 1 - - - - 1 - - - - - 1 - - - - - 1 - - - - 1 - - - - - - 1 - - - 1 - - - - - - - 1 - 女流棋士名 合計 (2020年6月17日女流王位戦終了現在) タイトル連覇記録 [ ] タイトル連覇記録(8連覇以上) 順位 記録者 タイトル 連覇数 獲得年度 備考 1 羽生善治 19 1992 - 2010 2 大山康晴 13 1959 - 1971 3 大山康晴 12 1960 - 1971 3 羽生善治 12 1990 - 2001 5 大山康晴 10 1958 - 1967 5 羽生善治 10 2008 - 2017 7 大山康晴 9 1963 - 1971 7 中原誠 名人 9 1972 - 1981 1977年は実施せず 7 羽生善治 王位 9 1993 - 2001 7 渡辺明 9 2004 - 2012 女流タイトル連覇記録(4連覇以上) 順位 記録者 タイトル 連覇数 獲得年度 備考 1 里見香奈 11 2009 - 2019 継続中 2 林葉直子 10 1981 - 1990 3 清水市代 9 1998 - 2006 4 清水市代 7 1994 - 2000 5 清水市代 女流名人 5 1995 - 1999 5 里見香奈 倉敷藤花 5 2008 - 2012 5 里見香奈 倉敷藤花 5 2015 - 2019 継続中 8 山下カズ子 女流名人 4 1978 - 1981 8 清水市代 女流王位 4 1993 - 1996 8 加藤桃子 4 2014 - 2017 8 里見香奈 女流王将 4 2015 - 2018 タイトル同時在位 [ ] タイトルを複数保持している棋士の呼称については「」を参照 複数のタイトルに同時に在位した棋士 最高獲得時 タイトル数 棋士名 タイトル 開始 終了 在位期間 備考 7 羽生善治 竜王・名人・棋聖・王位・ 王座・棋王・王将 1995王将 1996棋聖 167日 全冠独占 5 大山康晴 名人・十段・棋聖・王位・王将 1962棋聖 後 1962王将 46日 全冠独占 1963王将 1966棋聖 前 879日 1966棋聖 後 1967棋聖 前 195日 1970棋聖 前 1970十段 147日 中原誠 名人・十段・棋聖・王位・王将 1977棋聖 後 1978王将 367日 4 米長邦雄 十段・棋聖・棋王・王将 1984十段 1984王将 56日 谷川浩司 竜王・棋聖・王位・王将 1991王将 1992王位 194日 3 升田幸三 名人・王将・九段 1957名人 1957王将 261日 全冠独占 森内俊之 竜王・名人・王将 2004名人 2004竜王 200日 渡辺明 竜王・棋王・王将 2012棋王 2013竜王 250日 棋王・王将・棋聖 2019棋聖 2020棋聖 374日 豊島将之 名人・王位・棋聖 2019名人 2019棋聖 53日 2 加藤一二三 棋王・王将 1978王将 1978棋王 54日 名人・十段 1982名人 1982十段 142日 高橋道雄 王位・棋王 1986棋王 1987王位 158日 十段・棋王 1987十段 1987棋王 131日 南芳一 棋聖・王将 1987王将 1988棋聖 前 126日 1991棋聖 前 1991棋聖 後 163日 棋王・王将 1988棋王 1989王将 367日 1990王将 1990棋王 5日 佐藤康光 棋聖・王将 2002棋聖 2002王将 196日 棋聖・棋王 2006棋王 2008棋聖 478日 久保利明 棋王・王将 2009王将 2011王将 722日 永瀬拓矢 叡王・王座 2019王座 継続中 293日 複数のタイトルに同時に在位した女流棋士等 最高獲得時 タイトル数 棋士名 タイトル 開始 終了 在位期間 備考 6 里見香奈 清麗・女流王座・女流名人・女流王位・女流王将・倉敷藤花 2019清麗 2019女流王将 57日 4 清水市代 女流名人・女流王将・女流王位・倉敷藤花 1996女流王将 1997女流王将 360日 全冠独占 1998女流王位 1999女流王将 250日 3 中井広恵 女流名人・女流王将・倉敷藤花 2002女流王将 2003女流名人 598日 西山朋佳 女王・女流王座・女流王将 2019女流王座 継続中 228日 2 蛸島彰子 女流名人・女流王将 1982女流名人 1982女流王将 63日 全冠独占 林葉直子 女流名人・女流王将 1983女流名人 1985女流名人 1067日 全冠独占 1991女流名人 1992女流名人 400日 矢内理絵子 女王・女流名人 2008女王 2008女流名人 295日 甲斐智美 女王・女流王位 2010女流王位 2011女王 327日 女流王位・倉敷藤花 2013倉敷藤花 2015女流王位 549日 加藤桃子 女王・女流王座 2014女流王座 2016女流王座 727日 その他のおもな記録 [ ] 2020年7月16日現在。 年は年度で記載。 すでに上述した記録は記さない。 通算記録• 通算優勝回数:羽生善治 152回(タイトル戦99・一般棋戦45・非公式戦8)• 通算公式戦優勝回数:羽生善治 144回(タイトル戦99・一般棋戦45)• 通算非タイトル戦優勝回数:羽生善治 53回(一般棋戦45・非公式戦8)• 通算一般棋戦優勝回数:羽生善治 45回• 通算非公式戦優勝回数:羽生善治 8回 個人の連続記録• 一冠以上連続在位:羽生善治 27年9か月(1990棋王獲得[1991年3月18日] - 2018竜王失冠[2018年12月21日])• 全タイトル戦に渡る連続獲得:大山康晴 19期(1963名人戦 - 1966名人戦)• タイトル戦連続登場:大山康晴 50期(1956王将戦 - 1967十段戦)• タイトル戦連続挑戦:佐藤康光 5期(2006王位戦 - 2006棋王戦)• 同一タイトル戦連続登場:羽生善治 26期(1992 - 2017王座戦)• 同一タイトル戦連続ストレート獲得:羽生善治 6期(2005 - 2010王座戦)• 同一タイトル戦連続挑戦:3期 升田幸三(1962 - 1964十段戦)・二上達也(1965 - 1967十段戦)・大山康晴(1971 - 1973十段戦)・羽生善治(2012 - 2014名人戦) 個人以外の連続記録• タイトル戦で奪取無し(防衛)の連続発生:17期(1974棋聖戦 後 - 1977十段戦)(第1期棋王戦を含まず)• タイトル戦で奪取(在位者交代)の連続発生:11期(1987王位戦 - 1988棋聖戦 後 )(第1期竜王戦を含まず)• 同一タイトル戦で奪取(在位者交代)の連続発生:7期(1996 - 2002棋聖戦) 最年少記録• タイトル最年少挑戦:藤井聡太(17歳10か月・棋聖戦)• タイトル最年少奪取:藤井聡太(17歳11か月・棋聖戦)• タイトル最年少防衛:屋敷伸之(19歳0か月・棋聖戦)• タイトル最年少失冠:屋敷伸之(19歳6か月・棋聖戦)• 名人最年少挑戦:加藤一二三(20歳3か月)• 名人最年少奪取:谷川浩司(21歳2か月)• 名人最年少防衛:谷川浩司(22歳1か月)• 名人最年少失冠:谷川浩司(23歳1か月)• 竜王最年少挑戦:羽生善治(19歳1か月)• 竜王最年少奪取:羽生善治(19歳3か月)• 竜王最年少防衛:渡辺明(21歳7か月)• 竜王最年少失冠:羽生善治(20歳2か月)• 一般棋戦優勝:藤井聡太(15歳6か月・朝日杯将棋オープン戦) 最年長記録• タイトル最年長挑戦:大山康晴(66歳11か月・棋王戦)• タイトル最年長奪取:大山康晴(56歳11か月・王将戦)• 初タイトル最年長獲得:木村一基(46歳3か月・王位戦)• タイトル最年長防衛:大山康晴(59歳0か月・王将戦)• タイトル最年長失冠:大山康晴(59歳11か月・王将戦)• 名人最年長挑戦:大山康晴(63歳2か月)• 名人最年長防衛:大山康晴(48歳3か月)• 名人最年長失冠:米長邦雄(50歳11か月)• 非タイトル戦優勝:大山康晴(60歳11か月・NHK杯) 同一カード• タイトル戦通算 22期(谷川浩司-羽生善治、羽生善治-佐藤康光)• タイトル戦連続 6期(升田幸三-大山康晴 1956王将戦 - 1958九段戦)• 同一タイトル戦通算 9期(升田幸三-大山康晴 名人戦、羽生善治-森内俊之 名人戦)• 同一タイトル戦連続 6期(大山康晴-中原誠 1970 - 1975十段戦) タイトルの分散(全てのタイトルがそれぞれ別の棋士によって保持)• 通算優勝回数・通算公式戦優勝回数:清水市代 54回(タイトル戦43・一般棋戦11)• 通算非タイトル戦優勝回数・通算一般棋戦優勝回数:清水市代 11回 個人の連続記録• 一冠以上連続在位:清水市代 18年7か月(1991女流王将獲得[1992年3月24日] - 2010女流王将失冠[2010年10月28日])• タイトル戦連続登場:清水市代 22期(1995女流王位戦 - 2000倉敷藤花戦)• タイトル戦連続挑戦:中井広恵 4期(2001女流王位戦 - 2002女流王将戦)• 同一タイトル戦連続登場:清水市代 19期(1993 - 2011女流王位戦)• 同一タイトル戦連続挑戦:中井広恵 3期(1995 - 1997女流名人戦) 個人以外の連続記録• タイトル戦で奪取無し(防衛)の連続発生:6期(1978女流王将戦 - 1980女流名人位戦・2002女流王位戦 - 2003倉敷藤花戦)• タイトル戦で奪取(在位者交代)の連続発生:5期(2013マイナビオープン - 2013女流王座戦)• 同一タイトル戦で奪取(在位者交代)の連続発生:7期(1994 - 2000女流王将戦) 最年少記録• タイトル最年少挑戦:中井広恵(13歳・女流王将戦)• タイトル最年少奪取:林葉直子(14歳・女流王将戦)• タイトル最年少防衛:林葉直子(15歳・女流王将戦)• タイトル最年少失冠:林葉直子(18歳・女流名人戦) 最年長記録• タイトル最年長挑戦:清水市代(49歳8か月・女流王座戦)• タイトル最年長奪取:清水市代(40歳1か月・女流名人戦)• タイトル最年長防衛:清水市代(40歳9か月・女流王将戦)• タイトル最年長失冠:清水市代(41歳9か月・女流王将戦) 同一カード• タイトル戦通算 20期(中井広恵-清水市代)• タイトル戦連続 2期(多数)• 同一タイトル戦通算 10期(中井広恵-清水市代 女流名人戦)• 同一タイトル戦連続 4期(中井広恵-清水市代 1994 - 1997女流名人戦、清水市代-石橋幸緒 2006 - 2009女流王位戦) 主な取り決めなど [ ] 先後の決定 [ ] 先後(・)はによって決定される。 ただし、・・・・のでは、対局順決定時に先後も決定するため振り駒は行われない。 ただし、挑戦者決定や残留決定戦などの同率戦では振り駒が行われる。 やなどのネット棋戦では、コンピュータがランダムに先後を決定する。 タイトル戦などの番勝負では1局目にのみ振り駒を行い、2局目以降は毎局先後を入れ替えるが、最終局については再度振り駒を行い先後を決定する。 の挑戦者決定戦(変則二番勝負)は厳密な意味での番勝負ではないため、2局目も振り駒を行う。 叡王戦のタイトル戦では変則持ち時間制のため、第一局当日ではなく、事前に振り駒を行う。 やになると先後を入れ替えて即日指し直しとなる。 タイトル戦での千日手・持将棋は後日指し直しとなることもある。 番勝負において、千日手・持将棋となり即日指し直しで勝負がついた場合の次局の先後については、千日手・持将棋となった緒局から先後を入れ替える。 つまり、指し直し局を手番上1局と見ず、千日手・持将棋による先後の入れ替えは後続局に持ち越されない(一局完結方式)。 服装 [ ] 正式な規定ではないが、タイトル戦のでは両対局者はを着用するのが慣例である。 あくまで慣例ではあるので、タイトル戦で対局者がを着用した例も・・・・・・・など少なからずある。 竜王戦・名人戦では、記録係も和服を着ることになっている。 女流タイトル戦では、五番勝負においては和服(着物と)を着用する。 他の女流タイトル戦の番勝負では洋服を着用するのが普通である。 ただし、対局者の意思で和服を着用するのは自由である(例:第30期五番勝負第2局における )。 制服のある学校に在学中であれば、制服を着用する(例:第5期マイナビ女子オープン五番勝負における )。 タイトル戦が終了した後の就位式(タイトルによって名称が異なる)には、主役たるタイトルホルダーは、棋士は、女流棋士は和服(対局時と異なり、袴は着用しない)で臨むことが多い。 公開対局 [ ] プロの棋戦において、多くは、対局者のほか記録係・等の関係者のみが対局室に入室し対局が行われるが、観覧席を設けて対局者の様子を一般のファンに公開するの形式によることもある。 対局開始時やその直後等のごく短時間の公開、インターネット・TV中継での公開だけのものは公開対局にあてはまらはない。 タイトル戦で実施される場合は、午前は対局室(非公開)で午後から終局までが舞台上で公開対局となるケースが多い(例:第31期棋王戦第1局 )。 棋士の側においても基本的に公開対局は奨励されるものとしての見解が多いが 、タイトル戦のような長時間の対局においては疑問を呈する棋士もいる。 例年公開対局が実施されている棋戦 [ ]• (全対局、11月)…全国各地。 決勝については2016年まで、2017年より。 (準決勝・決勝、2月)…東京・の• 、(準決勝、決勝、8月)…LABI1 LIFE SELECT高崎。 (一斉予選、7月)…東京千代田区のマイナビルーム。 (三番勝負第2局、11月)…倉敷市芸文館(アルスくらしき)。 (1回戦、8月)…東京渋谷の(東急)。 (全局、4月29日)…東京世田谷の玉川高島屋S・C内のイベントスペース。 その他タイトル戦の番勝負についても、、、、で実施されたことがある アマチュアの棋戦 [ ]• 非公式戦であっても、棋戦の主催者が対局結果や棋譜(もしくは対局の映像)を保管あるいは公開している場合があるので、非公式戦だからといって必ずしも記録が失われるというわけではない。 、、の3棋戦は最下位予選のみが非公式戦である。 はが非公式戦である。 これ以外にも番勝負が行われることはある。 たとえばでは挑戦者決定戦も三番勝負で開催される。 日本将棋連盟の機関誌『』では各棋戦の最新状況をまとめているが、たとえば2017年9月号では 1 「第30期竜王戦ランキング戦(相崎修司)」が168-174頁、 2 「第76期順位戦(浅見修平)」が175-181頁、 3 他の棋戦・女流棋戦を一括して「公式棋戦の動き(大川慎太郎)」が183-193頁という順であり、この順は毎号で固定されている。 「タイトル2期獲得」の中に竜王位が1期含まれていても、同じ結果となる。 「タイトル3期獲得」には、竜王位を1期とその他のタイトルを2期獲得した場合も該当する。 この時点で、羽生の冠数が2(竜王、棋聖)、佐藤天の冠数が1(名人)であるため、棋士序列は羽生が1位、佐藤天が2位であった。 ただし、以前は「前名人」を名乗る期間が1年間に限られておらず、が最初に「前名人」を名乗った際は、翌々年の名人復位まで「前名人」の称号のままであった。 二人目の「前名人」であるも1949年に木村に名人位を奪われた後、の木村からの名人奪取・塚田自身の九段位取得の1952年まで「前名人」の称号のままであった。 また1959年に名人位を奪われたは「前名人」の称号を辞退して「九段」と名乗った。 創設時は「 将棋女流 プロ名人位戦」という名称であった(1974年11月27日付 報知新聞 )。 女流棋士と奨励会の重籍者が参加できる棋戦は、奨励会枠がある竜王戦・新人王戦・加古川青流戦に限られる。 非女流棋士の女性奨励会員が女流タイトルを保持している場合はこの限りではなく、将棋連盟の推薦を受けまたは女流予選を通過することで、叡王戦、王座戦、棋王戦、朝日杯、銀河戦、NHK杯に参加できる。 第1期名人戦のリーグ戦は1935年から1937年までの2年間をかけて行われた。 一般棋戦(優勝棋戦)として創設されたのは2015年度。 女流代表決定戦(非公式戦)の出場者は4名。 アマチュア代表決定戦(非公式戦)の出場者は4名。 持ち時間1時間の対局は1日2局で設定される。 第3・4局は、第1局の後手が先手が選ばなかったものの中からどちらかを選択。 残ったものが第5・6局の持ち時間となる。 第7局は6時間。 によれば、同じく新聞三社連合が主催する囲碁の棋戦であるの賞金は2015年現在1300万円。 一般棋戦(優勝棋戦)として創設されたのは1953年度• によれば、同じく日経新聞が主催する囲碁の棋戦であるの賞金は2015年現在1400万円。 一般棋戦(優勝棋戦)として創設されたのは1974年。 翌年にタイトル戦に格上げされた。 一般棋戦として創設されたのは1950年。 翌年にタイトル戦に格上げされた。 によれば、同じ産経新聞が主催する囲碁の棋戦であるの賞金は2015年現在700万円。 タイトル戦と異なり、通常は主催者以外の媒体で用いられることはない。 によれば、同じ囲碁・将棋チャンネル主催の囲碁の棋戦であるの賞金は2015年現在600万円• 出場資格者は女性のみ。 によれば、同じNHK主催の囲碁の棋戦であるの賞金は2015年現在500万円• タイトル戦と異なり、通常は主催者以外の媒体で用いられることはない。 によれば、同じ「しんぶん赤旗」主催の囲碁の棋戦であるの賞金は2015年現在200万円• 第6期は、第5期優勝したを含めた4名のアマチュアが出場。 第1回はなし。 2015年の開催は見送り。 2016年以降は未定。 2015年6月23日閲覧。 決勝戦のみ15分。 決勝戦のみ10回。 は「女流棋戦タイトルホルダーと女流棋士と選抜された女流アマチュアで行います。 」(連盟公式サイト - 女流王将戦 - 棋戦概要(2019年11月7日閲覧)から引用)と規定されており、女流タイトル保持者は無条件に出場できる。 第5期()で、とが出場を辞退した例がある。 有段格のアマチュアに限る。 のアマチュア予選は、一次予選への出場資格を持つ「日本将棋連盟が推薦する現役女流棋士と日本将棋連盟に所属する女性奨励会員」(「日本将棋連盟公式サイト - 棋戦一覧 - 女流王座戦 - 棋戦概要」(2019年11月6日閲覧)から引用)以外の全ての女性が参加できる。 引退女流棋士、女流棋士の資格を放棄した元女流棋士が、アマチュアの扱いで参加できる女流タイトル戦は女流王座戦のみ。 また、NHK杯戦以外の棋戦では参加資格やシード条件として扱われていない。 によれば、米長が通算5期目、連続4期目の棋王位を獲得しようとする防衛戦の最中に、「通算5期でも永世棋王は認められない」という判断をが下したことなどによる。 詳細は「」を参照。 過去には、九段戦で連続獲得のみの永世称号が存在した。 塚田正夫が段位としての九段を名乗ったのは、タイトルとしての九段を失冠した後の1956年であり、段位としての九段の昇段規定が新設されたのは、その2年後の1958年である。 当時の段位は原則として八段までであり、特別な段位である九段とタイトルとしての永世九段はほぼ同一視されていた。 塚田は1956年に九段のタイトルを失冠後に九段を名乗った。 ただし、これは一般的にタイトルとしての永世称号ではなく段位としての九段とされる。 「タイトルとしての永世九段」と「段位としての九段」とは明確に区別されておらず、タイトルとして永世九段の資格を獲得した時点で大山はすでに段位として九段に昇段していたためである。 十段獲得期数は、前身の九段戦における九段獲得期数も含む。 十段戦終了時に永世十段の規定が再考され、前身の九段戦の獲得数も含めることとなった。 大山の十段獲得期数は8期であったが、九段を6期獲得していたことからこれに該当して資格を得た。 獲得期数は、非タイトル戦時代も含む。 2017年現在、日本将棋連盟の機関誌「」 、日本将棋連盟公式サイト のいずれにおいても、「イ」を大きくする「クイーン」で表記している。 同じく2017年現在、連盟公式サイトで「ィ」を小さくする「クィーン」で表記している例も見られるが 、表記ゆれとみなせる件数に留まる。 2018年7月現在、とが「クイーン称号を有し、タイトルを有さない現役女流棋士」に該当するが、クイーン称号ではなく段位で呼称されている。 2017年度の第42期五番勝負を制して「棋王」を防衛したは、「連続5期」の条件を満たし、永世棋王資格を獲得した。 第42期棋王の就位式において、渡辺には、永世棋王資格を獲得したことについて「功労金」と「副賞」が授与された。 タイトル戦昇格前の優勝10回と昇格後の獲得6期を合わせた実績により名誉王座の資格を与えられた。 2016年10月12日. 2016年10月12日閲覧。 詳しい経緯はを参照のこと。 現役期間の九段戦には名人のため参加していない。 のアマチュア予選は、一次予選への出場資格を持つ「日本将棋連盟が推薦する現役女流棋士と日本将棋連盟に所属する女性奨励会員」(日本将棋連盟公式サイト、「女流王座戦 - 棋戦概要」(2019年11月6日閲覧)から引用)以外の 全ての女性が参加できるため、女流王座戦の創設時点で生存していた女性は、理論上は女流王座のタイトルを獲得できた。 女流王座戦の創設時点に故人だった女流棋士はのみだが、杉崎は本表に含まれない。 よって女流王座戦から灰色表示を除いている。 ただし番勝負は翌年度の4月以降に行われていたので実際の獲得は翌年度になる。 七冠前後、連続して六冠以上だった期間は721日、五冠以上は1100日、四冠以上は3328日、三冠以上は4087日、二冠以上は4280日。 五冠以上だった期間は合計1687日、四冠以上だった期間は合計5290日、三冠以上だった期間は合計7951日、二冠以上だった期間は合計9285日、最長4781日。 連続して四冠以上だった期間は合計3412日、最長3031日、三冠以上は合計最長ともに4745日、二冠以上は合計6353日、最長5018日。 連続して四冠以上だった期間は合計2120日、最長1765日、三冠以上は合計3517日、最長2942日、二冠以上は合計6444日、最長4218日。 連続して三冠以上だった期間は合計最長ともに424日、二冠以上は合計1441日、最長1239日。 連続して三冠以上だった期間は合計783日、最長362日、二冠以上は合計2058日、最長1021日。 三冠前後、連続して二冠以上だった期間は617日。 連続して二冠以上だった期間は合計886日、最長382日。 女流棋士ではないであるが獲得可能な、女王・女流王座・女流王将の3タイトルを独占。 王将戦・棋王戦・女流名人位戦は1月 - 3月、叡王戦は4月 - 6月だが前年度扱いのため、対局が行われた西暦は年度に1を足したもの。 竜王戦・女流王座戦が越年した場合も同様。 『将棋世界』 2011年8月号付録「記録係は見た!」の66頁で、(2011年4月1日に四段)が「名人戦と竜王戦七番勝負では、記録係も和服を着ることになっています」と記している。 出典 [ ]• 「第70期名人戦七番勝負第6局-堂々の防衛劇」 『将棋世界』 2012年8月号、7頁。 2017年5月20日. の2018年4月11日時点におけるアーカイブ。 2018年4月11日閲覧。 「」『』。 2018年4月11日閲覧。 の2018-4-11時点におけるアーカイブ。 2019年12月8日. 1994年度竜王戦で「竜王・名人」、以降1996年度竜王戦で失冠するまで在位• 1997年度名人戦で「竜王・名人」、以降1998年度名人戦で失冠するまで在位• 「」『』、2018年5月22日。 2018年5月22日閲覧。 の2018-5-22時点におけるアーカイブ。 「」『』、2017年2月1日。 2018年4月11日閲覧。 の2018-4-11時点におけるアーカイブ。 「」『』、2016年10月9日。 2018年4月13日閲覧。 の2018-4-12時点におけるアーカイブ。 「」『』、2018年3月19日。 2018年4月11日閲覧。 の2018-4-11時点におけるアーカイブ。 『』(東京本社)2018年12月27日付朝刊、14版、1面コラム「産経抄」。 2018年12月27日時点のよりアーカイブ。 2018年12月27日閲覧。 『升田幸三物語』(朝日新聞社)• 「」『』、2016年5月14日。 2018年4月11日閲覧。 の2018-4-11時点におけるアーカイブ。 2018年12月25日. 2018年12月27日時点のよりアーカイブ。 2018年12月27日閲覧。 読売新聞オンライン 2020年2月18日. 2020年2月18日時点のよりアーカイブ。 2020年2月18日閲覧。 2018年1月10日時点の [ ]よりアーカイブ。 2019年7月7日閲覧。 zakzak. 2019年11月6日時点のよりアーカイブ。 2019年11月6日閲覧。 2017年6月9日閲覧。 2017年6月8日閲覧。 12名のトーナメントによる全11局の棋戦であり、各局をそれぞれ別の地方都市で開催する。 開催地の地方新聞社(、、、・、、、、、、、)がそれぞれ主催者となる。 ウェブサイト. 2013年5月21日閲覧。 - 日本将棋連盟• ABEMA TIMES. 2020年3月3日. 2020年5月30日時点のよりアーカイブ。 2020年5月30日閲覧。 終世名人は棋戦ではないが、現在の名人戦は従来の終世名人制を引き継いで短期実力名人制に移行する形で開始された。 1937年から1949年までは毎日新聞主催。 1950年から1976年までは朝日新聞主催。 1977年は開催されず。 1978年から2007年までは毎日新聞主催。 2008年からは毎日新聞と朝日新聞の共同主催。 順位戦によって名人戦挑戦者を決定する。 名人戦が朝日新聞主催となったのに伴い、毎日新聞が新設。 タイトル戦へ昇格。 なお、名人戦が毎日新聞主催となったのに伴い、1978年からはスポーツニッポンが主催に加わる。 名人戦が毎日新聞主催となった後に、朝日新聞が新設。 準タイトル戦に位置付けられ、タイトル戦同様ので開催された。 翌年から名人戦が毎日新聞と朝日新聞の共同主催となることに決まったため、準タイトル戦の朝日選手権戦を一般棋戦に縮小したもの。 九段戦は名人以外の棋士で争い、九段位獲得者と名人との間で名人九段五番勝負を行うことで全日本選手権者を決定した。 産経新聞主催。 なお、産経杯戦は原則として名人不出場。 産経新聞主催。 準タイトル戦であり、タイトル戦同様ので開催された。 1960年から1961年までは産経新聞と新聞三社連合の共同主催。 1962年から、産経新聞が棋聖戦を新設して離脱し、新聞三社連合主催。 その後、1973年には神戸新聞が、1984年には徳島新聞が主催に加わる。 新聞三社連合主催。 新聞三社連合主催。 B級棋士を対象とした棋戦。 東京新聞主催。 東京新聞が新聞三社連合の中日新聞傘下となったことに伴い、王位戦へ統合。 産経新聞が王位戦の主催を離脱して新設したもの。 1970年からタイトル戦同様の挑戦手合制で開催されていたが、正式にタイトル戦へ昇格。 九、八、七段戦は名人を除く七段以上の棋士、日本一杯戦と最強者決定戦は名人を除く順位戦B級以上の棋士が出場した。 名人も出場できる棋戦となった。 併せて古豪新鋭戦を名棋戦として再編し、棋王戦の予選にした。 正式にタイトル戦へ昇格した。 六、五、四段戦は六段以下の棋士、古豪新鋭戦は順位戦C級の棋士が出場した。 大阪新聞主催。 地方紙の新聞十社連合による主催。 なお、日本将棋連盟杯は名人の参加しない棋戦。 名人も参加する棋戦に改めたもの。 棋士がコンピューター将棋と対戦する非公式戦。 叡王戦によって電王戦出場者を決定した。 早指し新鋭戦は、早指し選手権戦の予選を兼ねて若手棋士が対局するもの。 若手棋士向けの棋戦。 奨励会員の大会。 六段以下の棋士、奨励会員、女流棋士、アマチュアによる非公式戦。 2015年12月31日. 2017年1月25日閲覧。 2015年4月8日閲覧。 日本将棋連盟、2012年3月19日(2017年8月20日閲覧)。 渡部壮大「里見、連勝でクイーン王将に」、『将棋世界』(2016年12月号)、日本将棋連盟 pp. 20-21• 「里見快走! 五冠に王手 第6期リコー杯女流王座戦第2局」、『将棋世界』(2017年1月号)、日本将棋連盟 pp. 26-27• 2016年10月11日. 2016年12月27日時点のよりアーカイブ。 2017年7月26日閲覧。 2016年9月1日. 2017年7月26日時点のよりアーカイブ。 2017年7月26日閲覧。 2016年10月24日. 2017年7月26日時点のよりアーカイブ。 2017年7月26日閲覧。 「」『』、2014年3月26日。 2018年6月7日閲覧。 の2018-6-7時点におけるアーカイブ。 「」『』、2016年12月9日。 2018年6月7日閲覧。 の2018-6-7時点におけるアーカイブ。 2017年5月30日. 2018年6月7日時点のよりアーカイブ。 2018年5月4日閲覧。 2018年12月12日. 2018年12月13日時点のよりアーカイブ。 2018年12月13日閲覧。 2017年10月25日閲覧。 田名後健吾「第12期マイナビ女子オープン五番勝負第1局 西山朋佳女王vs里見香奈女流四冠 - 桜舞い散る陣屋対局 西山女王が先勝」、『』(2019年6月号)、 pp. 36-46• 女流王位戦中継Blog. 2019年5月11日時点のよりアーカイブ。 2019年5月11日閲覧。 2019年5月6日. 2019年5月11日時点のよりアーカイブ。 2019年5月11日閲覧。 2012年7月25日. 2019年5月11日時点のよりアーカイブ。 2019年5月11日閲覧。 2018年7月15日時点のよりアーカイブ。 2018年7月15日閲覧。 NIKKEI NET 将棋王国. 2002年10月19日時点の [ ]よりアーカイブ。 2019年7月8日閲覧。 関連項目 [ ]• (LPSA)• 外部リンク [ ]•
次の棋士(プロ棋士)の年収 棋士(プロ棋士)の年収は、対極で獲得した賞金、講演会、指導料、将棋連盟から支給される基本給などがメインとなります。 とくにその中でも大きく年収に関わるのが対極です。 獲得した賞金が年収に大きな影響を与えます。 対極によって収入が変わってくるのですが、対極の重要性で多くの賞金がもらえます。 基本給はランクにより変わり名人で、100万程度。 B1級:約50万円 B2級:約30万円 C1級:約20万円 C2級:約15万円 といわれてます。 級は、前年度の成績順で決まり、勝率(レート)や勝敗数によってランクが分けられます。 日本将棋連盟が発表した2011年度の有名なプロ棋士(プロ棋士)の年収は下記のようになっております。 棋士(プロ棋士)のランキング ・羽生善治 二冠 9,886万円 ・渡辺 明 竜王 8,365万円 ・久保利明 二冠 4,659万円 ・森内俊之 名人 3,371万円 ・丸山忠久 九段 2,643万円 ・深浦康市 九段 2,145万円 ・木村一基 八段 2,052万円 ・広瀬章人 七段 2,005万円 ・佐藤康光 九段 1,920万円 ・郷田真隆 九段 1,679万円 ・三浦弘行 八段 1,650万円 ・橋本崇載 八段 1,498万円 ・山崎隆之 七段 1,405万円 ・屋敷伸之 九段 1,333万円 ・豊島将之 六段 1,286万円 ・谷川浩司 九段 1,220万円 ・佐藤天彦 六段 1,148万円 ・藤井 猛 九段 1,107万円 ・高橋道雄 九段 1,088万円 ・糸谷哲郎 六段 1,035万円 2019年度の棋士(プロ棋士)の年収ランキング 2019年の獲得賞金年収ランキングを見てみると 1位:豊島将之名人 7,157万円 2位:広瀬章人八段 6,984万円 3位:渡辺明三冠 6,514万円 4位:永瀬拓矢二冠 4,678万円 5位:羽生善治九段 3,999万円 6位:佐藤天彦九段 3,687万円 7位:木村一基王位 3,209万円 8位:久保利明九段 2,178万円 9位:藤井聡太七段 2,108万円 10位:斎藤慎太郎七段 1,868 となっており、最年少でタイトル獲得を期待される藤井さんは2000万円ほど稼いでいる計算になっています。 タイトルを獲得すればさらに2020年度の年収ランキングで上位に入ることもできるのではないでしょうか。 棋士(プロ棋士)の平均年収 一般的に棋士(プロ棋士)によって年収はかわりますが、全体的な平均としては 年収700万~800万ぐらいといわれてます。 現在プロ棋士(プロ棋士)は全国に160人程度の人がおり、最下位の方でも年収は400万程度といわれてます。 棋士(プロ棋士)の収入の内訳 棋士(プロ棋士)には様々な収入があります。 そこでいくつかの方法でどのくらい収入があるか調査してみました。 対局料:名人は1,050万円、挑戦者は450万円(名人戦) 賞金:勝者は1,200万円、敗者は300万円(名人戦) 将棋教室:10万円前後(月収) 将棋の指導:1回に2~3万円(イベント) 対局料や賞金を合わせた合計が 1000万円を超えるているのは、将棋界で約1割程度だと言われています。 つまり後の9割の棋士年収は1000万円以下で、勝てない棋士は対局料ももらえません賞金も入ってきません。 以前はプロ棋士には給与が支払われていましたが、現在はリーグ戦方式で対局数が保証されている順位戦の対局料が、基本給に代わるものとして存在しています。 そのため将棋の対局で稼げない棋士は将棋教室を開いたり、イベントで1回あたり2〜3万円の報酬で将棋の指導をしています。 ただ 将棋教室を開くにも教室の家賃も掛かり、生徒の確保のために宣伝もしなければなりません。 アルバイトをしている棋士のなかには自分の腕を磨く時間が少なくなり、結局プロ棋士をやめないといけなくなるケースも少なくありません。 棋士(プロ棋士)の年収を大幅にあげるには? 大きなタイトル戦で勝ち抜くと大幅に年収がUPします。 大きなタイトルでもらえる賞金は、竜王戦が一番賞金額がタイトル戦の中でも高く、 第24期の優勝賞金は4200万円で敗者賞金は1550万円となっています。 名人戦は非公開ですがおおよそ2000~2500万辺りです。 王位戦が700万程度、王座戦が500万程度、棋王戦が500万程度、王将戦が300万程度、棋聖戦が800万程度です。 上記すべてでタイトルを取れば、約9000万もの年収になります。 それ以外にもタイトルで賞金が高いのが、朝日杯将棋オープン戦が約1000万円、新人王戦が200万円となっています。 棋士(プロ棋士)で年収1000万円以上稼ぐには? 棋士(プロ棋士)で年収1000万円以上稼ぐには、対局で勝ち続けるしか方法がありません。 対局で勝ち続けると対局料もアップし賞金も入ってくるので、年収1000万円以上稼ぐことも夢ではありません。 ただ年収1000万円以上稼ぐ棋士(プロ棋士)は 、約160人いる棋士(プロ棋士)のなかでわずか、15~16人程度という厳しさです。 棋士(プロ棋士)になるだけでも大変な精進が必要ですが、さらに棋士(プロ棋士)として年収1000万円以上を稼ぐことは生半可なことではないと心すべきです。 棋士(プロ棋士)の生涯年収は? 実力によりますが、将棋連盟によると下記の生涯年収の内容が出ています。 (1991年度~2011年度まで) 羽生善治 22億1343万 谷川浩司 10億4788万 佐藤康光 8億6033万 森内俊之 7億5999万 渡辺_明 5億0820万 中原_誠 4億5771万 丸山忠久 4億4367万 郷田真隆 4億2333万 藤井_猛 4億0018万 森下_卓 3億2966万 深浦康市 3億0004万 久保利明 2億9892万 高橋道雄 2億6245万 三浦弘行 2億1895万 上位クラスになると約20年程度でサラリーマンの生涯年収の数十倍を稼いでしまうようです。 棋士(プロ棋士)になるには? 将棋のプロ棋士になるには、将棋のプロ育成機関の奨励会に入会し、四段まで昇段することが必須です。 奨励会の受験資格 ・満19歳以下 ・プロ棋士から受験の推薦をもらうこと ・プロ棋士の弟子になること ほとんどの人が小学生から奨励会へ入会し、4段を取りプロ棋士となるようです。 羽生名人は中学生のときにプロ棋士になりました。 ちなみに棋士になれるのは半年で2名ほどで、相当難易度が高いといわれてます。 年収は最低でも800万~1000万となるためプロ棋士になればほぼ食べることには困らないです。
次の将棋の段位一覧!プロ・女流・アマチュアでそれぞれ違うのです!! 将棋の実力を表すものに「段」と「級」がありますよね。 「級」は数字が小さくなるほど格が上で、「段」は数字が大きくなるほど格が上です。 そして、プロ・女流・アマチュアで、それぞれ違う「段」と「級」の体系があるのです。 では、将棋の段位一覧を下記でご紹介していきますね。 *プロ棋士* プロ棋士の場合、最高位は九段で、一番下が六級となります。 九段~4段までが正式なプロ棋士で、三段以下は養成機関である奨励会となります。 *女流棋士* 女流棋士の場合、最高位は六段で、六段~2級までが正式な女流プロ棋士となります。 *アマチュア* アマチュアの場合、一般的な最高位は六段で、一番下が10級となります。 将棋のタイトル戦って一体何?どんな種類があるの?? タイトル戦とは、 スポンサーが主催するプロ公式戦(棋戦)の事を言います。 このタイトル戦で勝利する事により、「〇〇王位」「〇〇名人」と言った肩書と、優勝賞金が手に入るのです。 将棋は、優勝賞金の金額により、タイトル戦のランクが決まっているのですが、結局、何という肩書の人が一番強いのかわかりませんよね? そこで、タイトル戦の種類と、権威のある順番を、ここでご説明します。 プロ公式戦の中でも特に権威のあるのが、 「名人戦」「竜王戦」「棋聖戦」「王位戦」「王座戦」「棋王戦」「王将戦」の 7大タイトルです。 これを権威のある順に並べてみると・・・ 1.竜王戦・・・推奨賞金額 4,200万円 2.名人戦・・・推奨賞金額 2,000万円 3.王位戦・・・推奨賞金額 1,000万円 4.王座戦・・・推奨賞金額 800万円 5.棋王戦・・・推奨賞金額 600万円 6.王将戦・・・推奨賞金額 300万円 7.棋聖戦・・・推奨賞金額 300万円 注:優勝賞金の金額は推定額です 「竜王戦と名人戦はどちらが上か?」という意見は、プロ将棋ファンの間で意見が分かれているようですが、日本将棋連盟の棋戦情報を見ると竜王がトップになっています。 プロ将棋のタイトル戦は、このような内容になっているのですよ! 女流棋士には別のタイトルが!? その種類も教えて! 女流棋士にも、タイトル戦が存在しますのでご紹介します。 *マイナビ女子オープン* 女流棋戦の中で、最も権威のあるタイトル戦で、優勝賞金は500万円になります。 *リコー杯女流王座戦* マイナビ女子オープンと並んで権威のあるタイトル戦が、この女流王座戦です。 2011年に創設されたばかりの新棋戦ですが、優勝賞金がマイナビ女子オープンと同様で500万円と高額ですので、とても権威のある棋戦なのです。 *岡田美術館杯女流名人位戦* 最も歴史のある女流棋戦です。 *女流王位戦* 新聞三社連合主催の女流タイトル戦です。 *霧島酒造杯女流王将戦* 囲碁・将棋チャンネルが主催する女流タイトル戦です。 タイトル戦でありながら、本戦トーナメントの全てがTV放送される棋戦なのです。 *大山名人杯倉敷藤花戦* 倉敷市・倉敷文化振興財団・山陽新聞が主催するタイトル戦です。 上記が、女流棋士のタイトル戦です。
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