日本赤十字社助産師学校卒業後、大学病院総合周産期母子医療センターにて9年勤務。 現在は神奈川県横浜市の助産院マタニティハウスSATOにて勤務しております。 妊娠から出産、産後までトータルサポートのできる助... はたからみると赤ちゃんらしくてかわいく見える指しゃぶり。 でも、発達面や心理面へ影響がある!?なんて噂を聞くと、ママとしては心配になってしまいますよね。 そこで今回は、赤ちゃんの指しゃぶりについて、いつから始めていつまでしていても良いものなのか、赤ちゃんが指しゃぶりをする原因とやめさせる方法についてご紹介します。 新生児・赤ちゃんの指しゃぶりはいつから始める?いつまでするもの? 指しゃぶりといえば赤ちゃんの代名詞のような行動ですが、早い子だと新生児のころから、もっというと胎児のころからお腹のなかで指しゃぶりを行う子もいます。 一般的には生後2ヶ月以降から始める子が多く、遅くとも5歳までには終わるようです。 1歳までの指しゃぶりは全く心配する必要はありません。 2~3歳くらいになっても短い時間や寝ているときだけであれば、やはり心配しなくていいでしょう。 ただし、4歳を過ぎても長時間指しゃぶりをしていると、成長に影響を及ぼすことがあります。 3歳頃から少しずつ頻度を減らしていくようにしたいですね。 新生児・赤ちゃんが指しゃぶりをする原因は?どんな心理なの? 赤ちゃんや幼児が指しゃぶりをする原因は月齢によって変わってきます。 ここでは、成長の段階別に指しゃぶりをする原因をまとめました。 胎児~新生児の指しゃぶり この頃の赤ちゃんに見られる指しゃぶりは、「吸啜反射」と呼ばれるもので、口に触れたものになんでも吸い付く動作のひとつです。 このようにして、赤ちゃんは無意識に母乳やミルクを飲む練習をしています。 関連記事 生後1ヶ月~1歳の指しゃぶり 生後2~4ヶ月になると、何でも口に持っていってしゃぶるようになります。 これは目と手の協調運動の学習や、色々な物をしゃぶって形や味を学習するためで、手や口を刺激することで脳の発達が促進されます。 1歳くらいまでの指しゃぶりは、本能による生理的なもので、悪い癖というわけではなく、指もおもちゃのひとつになっているようです。 1~2歳の指しゃぶり 1~2歳頃になると手よりもおもちゃで遊ぶようになり、昼間の指しゃぶりは減って退屈なときや眠いときにのみ見られるようになります。 保育園や幼稚園へ通ってお友達と遊ぶようになると、指しゃぶりは自然と減少する傾向にあります。 赤ちゃんの指しゃぶり、悪影響があるってほんと? 「指しゃぶりをするのはいけないので、いますぐやめさせるべき」という意見を聞いたことがある人もいるかもしれませんね。 前述のように2~3歳くらいまでの指しゃぶりは、成長のひとつとして見守っていて問題ないものです。 具体的には、前歯が突出する上顎前突、上下の前歯の間に隙間が空く開咬、上下の奥歯が横にずれて中心が合わなくなる片側性交叉咬合といった異常がみられることがあります。 これらが引き金となり、舌足らずな発音になりやすかったり、口が開きがちなので口呼吸になって、虫歯や風邪を引き起こしやすくなったりするなどの影響も考えられます。 関連記事 指しゃぶりを防止する方法は? 4歳以降になっても指しゃぶりをしている場合や、2~3歳くらいでも将来習慣化させないために指しゃぶりをやめさせることを考えた方が良さそうですね。 そのためには、以下のように他のことに意識をそらして、指をしゃぶっている時間を減らすことが効果的です。 子供の生活のリズムを整え、外遊びや運動をさせてエネルギーを十分に発散させる• 手や口を使う機会を増やすようにする• 集中して遊べる環境づくりやおしゃべり、スキンシップを増やす• (指しゃぶりをしていたら)他に興味のありそうなことに誘ってあげる 指しゃぶりが一番よく見られるのは、寝るときです。 指をしゃぶりそうになったら、子供の手を握ってあげたり、絵本を読んであげたりして、指が口に行かないように寝かしつけてあげましょう。 「指しゃぶりを止めなさい!」と言って手を払いのけて強制的に止めさせるのではなく、自然と忘れられるようにしてあげるのがポイントです。 また、子供自身が止めようと思うことも大切です。 進級やお誕生日などのタイミングで「もうおにいさん・おねえさんになったから、指しゃぶりはやめようか」と自覚を促してみましょう。 赤ちゃんの指しゃぶりは成長を見ながら、都度対応を 子供の指しゃぶりを強引にやめさせようとすると、本人にストレスがたまりかえってやめられなかったり、他の癖が出てきたりすることもあるので注意が必要です。 ママが気にして過剰に注意するのは逆効果となることもあります。 ママひとりで抱え込むことがないように、5歳頃になっても頻繁な指しゃぶりが続く場合や、小学校に入学してからもやめられない場合は、小児科医、小児歯科医、臨床心理士などに相談しましょう。
次の子ども 幼児 の指しゃぶりの原因 理由 赤ちゃんの指しゃぶりの理由は・・・、 吸啜反射 きゅうてつはんしゃ 吸啜反射とは自分の口に入った物をチュウチュウ吸う原始反射で、これによってお母さんのおっぱいを上手に吸えるんですね。 この吸啜反射は生後6ヶ月くらいまでには自然としなくなると言われています。 探索反射 たんさくはんしゃ 探索反射とは口 唇 に触れたものを口の中に入れようとする原始反射のことで、赤ちゃんはまだ視力が悪くよく見えていないし、手も上手に使えないので、口の近くにモノがあると口の中に入れて形などを確認しているようです。 この探索反射は生後4ヶ月くらいまでにはしなくなると言われています。 赤ちゃんの指しゃぶりは原始反射、つまり赤ちゃんが生まれつき持っている、赤ちゃんの意思とは関係ない反射なので、問題どころか、あかちゃんの脳に異常がない証拠だし、脳の発達や成長に欠かせないんですね。 一方、生後6ヶ月を過ぎた幼児の指しゃぶりは赤ちゃんの指しゃぶりとは原因 理由 が大きく異なるようです。 具体的には以下のような理由で生後6ヶ月を過ぎた幼児、子供は指しゃぶりをすると言われています。 ただ断乳 卒乳 が原因の指しゃぶりであれば特に何もしなくても気づけば指しゃぶりはしなくなると思います。 幼児、子供の指しゃぶりの最も大きな理由は心の問題と言われています。 つまり、初めての人と会ったり、初めての所に行ったり、引っ越しなどで環境が変わったり 幼稚園の転園など 、親が遊んだり相手をしてくれなかったり、親に叱られた時などに指しゃぶりをすることが多いようなんです。 2歳8ヶ月の子どもの指しゃぶりの原因 理由 わが家はいま、2歳8ヶ月の長男と生後4ヶ月の次男がおり、生後4ヶ月の次男の育児中心の生活になっているため、2歳8ヶ月の長男の相手をする時間が減っているので、そのため2歳8ヶ月の長男が寂しく感じ、指しゃぶりを始めた可能性が高いと思っています。 できるだけ長男と一緒に遊んだり相手をしたいのはやまやまなんですが、昼間、妻、2歳8ヶ月の長男、4ヶ月のあかちゃん3人の時は、妻が家事をしなければならないし、4ヶ月の赤ちゃんにおっぱい ミルク をあげたり、泣いてぐずっているときは抱っこをしてあやしているので、どうしても2歳8ヶ月の長男と遊んだり、相手をする時間が少なくなるのは仕方ないんですよねー。。 ですので私 父親 が帰宅すればできるだけ2歳8ヶ月の長男と遊んだり、休みの日には公園に行ったり、散歩に連れて行くようにして2歳8ヶ月の子供を寂しがらせないようにしようと努力をしています! スポンサーリンク 子ども 幼児 の指しゃぶりの悪影響と弊害 指しゃぶりの原因は色々考えられますが、いずれにしても遅くても小学校入学前、6歳くらいまでにはほとんどの子供がやめると言われています。 しかし年齢が上がれば上がるほど指しゃぶりをする弊害、悪影響があると言われています。 歯並びが悪くなる 2歳くらいまでの指しゃぶりであれば歯並びに影響はないと言われていますが、年齢が上がれば上がるほど歯並びに影響が出ると言われています。 指がよだれ 唾 臭い 指しゃぶりをしている時間が長いと、当然ですが指によだれ、唾が付くので、そのまま手を洗わないで時間が経つと雑菌が繁殖して指が臭ってくるんですよ。。 爪の変形 指しゃぶりだけでなく爪噛みをしていると爪が変形する可能性があるので注意が必要です。 友達関係 年齢が上がっても指しゃぶりをしていると、バカにされたりして幼稚園や保育園での友達関係でも悪影響が出る可能性があります。 子ども 幼児 の指しゃぶりをやめさせる方法 子供、幼児に指しゃぶりやめさせる具体的な方法には以下のようなものがあります。 心の不安、ストレスを取り除く 子供 幼児 の指しゃぶりをやめさせる最も効果的、かつ根本的な解決に繋がる方法が指しゃぶりの原因となっている心の不安、ストレス、寂しさを取り除いてあげることです。 わが家の場合、2歳8ヶ月の長男は次男が産まれてから指しゃぶりを再開したので、次男がいるために自分に対する愛情不足を無意識に感じるようになり、それが指しゃぶりに繋がっている可能性が高いと思うので、スキンシップ 抱っこしたり抱きしめたり を多めにするようにしたり、出来るだけ一緒の時間を過ごしてあげられるようにしようと思います。 他のことに集中させる 子供はあることに夢中になると周りが見えなくなり指しゃぶりどころではないので、指しゃぶりが気になったら子供が夢中になれるようなことを探してあげたいですね。 指しゃぶり防止グッズを利用する 絆創膏 テーピング を指に貼ったり、指しゃぶり防止用のマニュキアを爪に塗るなど物理的に指しゃぶりを防止する方法もありますが、一時的に効果があっても結局は根本的な原因、理由を取り除かなければ、指しゃぶりもなかなかやめないと思います。 言って聞かせる 3歳、4歳、5歳、6歳と年齢が上がれば上がるほど親の言うことを理解するようになるので、「指しゃぶりはダメだよ」と言えば、多少は効果があるかもしれませんが、これも結局は根本的な解決にはなりませんし、叱るように言うとそれがストレスとなり逆効果になることもあるので注意が必要です。 やはり指しゃぶり防止グッズを使用したり、言い聞かせて指しゃぶりをしなくなってもそれは一時的なものなので、心の不安、寂しさ、ストレスを取り除いてあげなければ子供の指しゃぶりは治らないと強く感じました。 2歳、3歳くらいまでの指しゃぶりであれば悪影響も少ないようですが、年齢が上がるほど歯並びが悪くなるなどの悪影響も出てくるので、子供が指しゃぶりをする理由をよく考えて、できるだけ早めに指しゃぶりをやめられるようにしてあげたいと思います!.
次の赤ちゃんと指しゃぶり 赤ちゃんが指しゃぶりをするのは本能だとご紹介しましたが、どのような作用が起きて指しゃぶりをしているのでしょうか。 赤ちゃんには、生まれながらにして「吸啜反射」という本能があります。 吸啜反射というのは、赤ちゃんが母乳やミルクを飲むために必要な本能で、口の周りに触れたものを無意識に何でも吸いつく様子のことを言います。 何も教えなくても、赤ちゃんが自らおっぱいを飲もうとするのは、この吸綴反射があるからなのです。 指しゃぶりの始まりは? 赤ちゃんは教えられなくても吸啜反射があるので、母乳やミルクを飲むことができます。 特に、生まれてから生後3ヶ月くらいまでの期間は吸啜反射が活発なので、口の周りに触れたものは何でも吸い付こうとします。 その時期に、偶然口の周りに触れた手や指に吸い付こうとし、指しゃぶりが始まっていくのです。 初めて指しゃぶりをしている時は、まだ指という認識はできておらず、触れたものに吸いつくことに集中しているだけです。 徐々に指や手の認識がついてくるようになり、指しゃぶりが定着するようになってきます。 赤ちゃんの初めての遊び 赤ちゃんは生後2ヶ月~3ヶ月くらいの時期に指しゃぶりを始めますが、最初は指というものを認識していません。 口の周りに触れたものに対して吸い付いているうちに、動く指を観察するようになっていくのです。 目の前で動くものはなに?と好奇心が働き指しゃぶりをして感触を確かめようとします。 指しゃぶりを行うことで、口の中で指の感触を学び、指も濡れていることや吸い付く力の感触を学んでいくのです。 指しゃぶりは、赤ちゃんにとって初めての学びでもあり遊びでもあるので、この時期の指しゃぶりは無理やり止めさせないようにしましょう。 最初は手の指をしゃぶっていた赤ちゃんも、次第に範囲を広げて足の指までしゃぶっていくようになります。 身体の範囲を認識する上で大切な行為ですので、あたたかく見守ってあげましょう。 指しゃぶりをする時の原因、心理、どんな時? 赤ちゃんの指しゃぶりは、吸綴反応によるものからスタートしていきます。 しかし、次第に特定の時にだけ指しゃぶりをすることもあるでしょう。 では、一体どんな時に赤ちゃんは指しゃぶりをするのでしょうか。 眠いとき まず最も多いのが、眠いときの指しゃぶりです。 赤ちゃんは、眠気を感じてくると自然と指しゃぶりをするようになります。 眠いときの指しゃぶりの原因としては、様々なことがありますが添い乳を求めているサインである可能性が高いです。 赤ちゃんは眠たくなっても、寝方を知らないのですぐに眠ることはできません。 そんな時、お母さんに添い乳をしてもらうと気持ちがリラックスして眠りやすくなるのです。 指しゃぶりは添い乳を求めていたり、眠気が増してきたりしたサインだと捉えるようにしましょう。 お腹が空いているとき 赤ちゃんが指しゃぶりをしているとき、お腹が空いているというサインの時があります。 何となくお腹が空いてきたなと感じると、自然と指をくわえて授乳の準備を開始するのです。 実際に指しゃぶりをしてしばらくすると、お腹が空いたとぐずったり泣いたりすることが多いので、起きたばかりなのに指しゃぶりを始めたら、お腹がすき始めたサインだと捉えるようにしましょう。 不安になっているとき 赤ちゃんは、毎日のように新しいものに触れています。 新しい景色、新しい人、新しい空気、新しいおもちゃなどに触れることで、日々成長していきます。 しかし赤ちゃんにとっては、大人が考えられないほどの刺激でもあるのです。 ちょっとしたことでも、これは何?と不安になることもあります。 赤ちゃんは、不安になると指をしゃぶって気持ちを落ち着かせようとすることがあります。 周囲にお母さんがいなくて不安になっているときも、指しゃぶりを頻繁にすることがあるので、不安そうな顔で指しゃぶりをしているときは、たくさんスキンシップを取ってあげるようにしましょう。 歯がかゆいとき 赤ちゃんは離乳食がスタートする頃には、可愛らしい歯が生え始めています。 歯が生えてくる時期は、歯茎がむずむずして痒くなるため、指しゃぶりをして歯のむずむずを解消しようとしている場合があります。 乳歯が生えてくる時期には仕方のないことですが、指を噛んだり、おもちゃを噛んだりすることがあるので、歯固めを与えてあげると落ち着いてくるでしょう。 口に入れても安全で、さまざまなデザインの歯固めが出ているので、お気に入りの物を見つけることで、指を噛むことが減っていきます。 赤ちゃんの指しゃぶりで心配なこと 指しゃぶりの衛生面について 赤ちゃんが指しゃぶりをするのは、吸綴反射の本能からくるものです。 無理に止めさせる必要はありませんが、中には指しゃぶりをしているときの衛生面が気になるということがあるでしょう。 赤ちゃんは、興味のあるものを何でも触ろうとしますから、指が汚れているときもあります。 そのような状態の時に指をしゃぶると、ウィルスや細菌が体内に入り込んでしまうので注意が必要です。 赤ちゃんの指は、ぬれたタオルやウェットティッシュなどでこまめに拭くようにしましょう。 指によだれがついたままになっていると、周囲のホコリやゴミがくっつきやすくなってしまうので、しっかり拭き取ってサラサラにしておくのがポイントです。 また、爪が伸びている状態だと口の中や舌を傷つけてしまう可能性があるので、こまめに爪切りをしておくことも大切です。 指しゃぶりで歯並びや出っ歯が心配 赤ちゃんの月齢が進んで行くと、指しゃぶりが歯並びに影響するのではないかと心配になってくるお母さんがたくさんいらっしゃいます。 実際に歯並びの影響が出てくるのは、乳歯が生え始めてからなので、月齢が浅い赤ちゃんなら心配する必要はないでしょう。 しかし、乳歯がある程度生えそろってくる時期まで指しゃぶりをしていると、歯並びに影響が出てくる恐れもあります。 指しゃぶりが原因で、上の歯と下の歯の噛みあわせに不具合が出たり、出っ歯になったりすることもあるようです。 指しゃぶりが歯並びに影響しないようにするためには、1歳半~2歳くらいまでには卒業していることが重要です。 この頃になると、乳歯が上下ある程度生えそろってきていますから、指しゃぶりを続けているとそのままの歯並びが定着してしまいます。 しかし、1歳半~2歳くらいまでに指しゃぶりを卒業しておけば、少し歯並びが乱れていたとしても自然に元に戻っていくでしょう。 指しゃぶりで吐く赤ちゃん 赤ちゃんの指しゃぶりといえば親指を使うイメージがありますが、実際は赤ちゃんの好みによって指や本数が変わります。 人差し指と中指を一緒に吸ったり、中にはこぶしを口に入れたりとバラエティーに富んでいますが、時折口の奥まで指を入れすぎてえずいている赤ちゃんがいます。 ミルクや母乳を飲んだ後だと吐いてしまう場合があり、お母さんにしてみれば「飲みすぎ?」と心配の種になってしまうかもしれません。 指しゃぶりを始めた時、赤ちゃんは口全体で指を確認していて、探っているうちに奥まで届いてしまうのだと考えられます。 何回か繰り返すかもしれませんが、そのうち上手になってえずいたり吐くのはなくなりますので、安心してください。 どうやって指しゃぶりを止めさせる? 歩く前の赤ちゃんが指しゃぶりをしているのは、とても微笑ましいですよね。 しかし2歳・3歳と大きくなってくると、お母さんの方でも止めさせたいと思ってくるのではないでしょうか。 止めさせる時の大きなポイントは、叱ったり怒ったりしない事です。 指しゃぶりは赤ちゃんが不安をなくし落ち着ける方法ですから、それを怒ってしまうと何故怒られるのか分からずストレスになって指しゃぶりが酷くなる可能性があります。 赤ちゃんが指しゃぶりをしている時は、さりげなく両手を使う遊びへと誘ったり、お母さんが両手を握って手遊びをするようにしてみましょう。 指しゃぶりをしなくても楽しい事が沢山あると分かれば、次第に減ってくるのであまりあせらないようにしましょう。 指しゃぶりの卒業時期は 赤ちゃんは、本能として指しゃぶりをスタートしますが、歯並びなどのデメリットを考えると指しゃぶりを卒業する時期を決めておかなければなりません。 基本的に、赤ちゃんの指しゃぶりは1歳を過ぎると次第に治まっていきます。 オモチャに夢中になったり、知らない遊びに好奇心が芽生えたりすることから、指しゃぶりで遊ぶ欲求を満たす必要がなくなるからです。 3歳を過ぎるころには、多くの赤ちゃんが指しゃぶりを卒業していますが、稀に吸いダコができるほど指しゃぶりが習慣になっている場合もあります。 寂しさなど精神的な欲求不満が関係している可能性があるので、一度小児科や心療内科を受診して改善策をアドバイスしてもらうようにしましょう。 指しゃぶりをしない赤ちゃん 発達の一つとされている指しゃぶりを全くしない赤ちゃんもいて、その場合もお母さんにとって心配事の一つとなってしまいます。 しかし、指しゃぶりを全くしないからといって何か異常があるわけではなく、よく見ればぬいぐるみや袖を代わりにしゃぶっている事が多いなど、全く問題なく順調に成長しているケースがほとんどです。 指しゃぶりをする・しないは赤ちゃんの性格によるので、それに対してお母さんが一喜一憂しなくても大丈夫。 指しゃぶりをどうやって止めさせるか等の問題に悩まなくてよい分、ラッキーだったと思えばよいのではないでしょうか。 おしゃぶりについて 赤ちゃんが指しゃぶりを始めると、おしゃぶりも利用した方が良いのでは?と考える方もいると思います。 利用する前におしゃぶりのメリットとデメリットを良く把握しておく必要があるので、簡単にご紹介しておきましょう。 おしゃぶりのいいところ まず、おしゃぶりのメリットとしては、鼻呼吸が定着しやすくなる、乳幼児突然死症候群のリスクを軽減できる、すぐに泣き止んでくれる、寝かしつけしやすくなる、ということがあります。 もともと赤ちゃんは鼻呼吸がメインですが、稀に口呼吸になってしまう赤ちゃんもいます。 その場合、矯正する目的としておしゃぶりを使うと鼻呼吸への移行がスムーズになるでしょう。 また、乳幼児突然死症候群に関しては、おしゃぶりを使っていた方が発症する可能性が低いという報告が出ています。 すぐに泣き止んでくれるというのは、お母さんにとっては強い味方ですので、必殺アイテムとして常備しておくと安心です。 夜に何度も起きてしまう赤ちゃんや、決まった時間に寝ない赤ちゃんにおしゃぶりを加えさせると、すーっと寝てくれるので睡眠リズムが安定してくるでしょう。 おしゃぶりの悪いところ おしゃぶりを利用するデメリットとしては、おしゃぶりに依存して、それがなければ泣き止まなくなったり、寝付けなくなったりしてしまうということがあります。 また、いつも口にくわえているので、言語発達やコミュニケーション能力の発達が遅れてしまう可能性があるでしょう。 さらに、長い期間おしゃぶりを加えていると、指しゃぶりと同じように歯並びに悪影響が出てくる恐れがあります。 このようにデメリットのことを考えると、おしゃぶりに依存すると卒業するのがかなり厄介になります。 おしゃぶりは様々な意見がありますので、パートナーと相談し決めることが大切です。 ここまでのまとめ 赤ちゃんの指しゃぶりについて、さまざまな方向からご紹介しました。 本能としてスタートした指しゃぶりは、学びや遊びに発展し、最終的には自然に消滅していきます。 指しゃぶりは赤ちゃんのさまざまなサインを反映してくれるものですから、無理に止めさせず、何が関係してくれるかを探っていき、健やかな成長をサポートしてあげるようにしましょう。
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