コロナ初期症状「鼻水」出たら注意 新型コロナウイルスの初期症状は鼻水が出るという点が挙げられます。 厚生労働省の「」によると、新型コロナウイルスの症状に関して以下のように記載があります 多くの症例で発熱,呼吸器症状(咳嗽,咽頭痛, 鼻汁,鼻閉など),頭痛,倦怠感などがみられる. もちろん、気温が低くなれば誰でも鼻水(鼻汁)が出るはずです。 そのため、単に鼻水が出るからといって、新型コロナウイルスに感染しているわけではありません。 しかし他の諸症状(発熱・咳・頭痛・味覚や嗅覚障害など)と組み合わさっている場合は、新型コロナウイルスの初期症状であることを疑うべきです。 新型コロナウイルスに感染した場合に、最もよく見られる初期症状「発熱」についてはこちらの記事をご覧ください。 また、咳をすることで発生する飛沫感染や、コロナ予防策についてはこちらの記事をどうぞ。 コロナ初期症状「鼻水」重症化 その際に特に注目するべきなのは、新型コロナウイルスの症状の一つである「鼻水の症状」が重症化するかどうかです。 新型コロナウイルスの重症化の経過が分かりやすい画像として、メディカルノートの画像を引用させていただきます。 一般的に、鼻水を伴う通常の風邪は、発症してから一週間も経過すれば回復に向かいます。 一方で新型コロナウイルスの場合、鼻水を伴う初期症状が発症してから一週間が経過しても未だ回復せず、さらに症状が悪化する可能性があります。 ひどい症状の場合は入院し、• 集中治療室や• 人工呼吸器 も必要となります。 () その際の重症化する割合の大体の目安ですが、新型コロナウイルスへの感染が確認された症状のある人の• 80%が軽症• 14%が重症• 6%が重篤 となっています。 しかし、重症化した人も、約半数は回復していますので、重症化してしまったからと言っても必ずしも死亡するわけではありません。 () について、詳細はこちらの記事をご覧ください。 なお、重症と重篤の言葉の意味が似ているので、参考までにそれぞれの意味を挙げると• 重症とは、症状が非常に重い状態、• 重篤とは、症状が非常に重く、このままの状態では死に至ってしまう状態 を指します。 したがって、鼻水の症状が見られた場合、「ただの鼻水だろう」などと安易に考えるのではなく、「もしかしたら入院が必要となる可能性がある」と重く捉え、注意深く経過を観察するようにしましょう。 そうすることで、新型コロナウイルスの初期症状に早期に気がつくことにつながるはずです。 新型コロナウイルスへの感染リスクを増大させないため、正しいマスクの付け方について、こちらの記事で説明していますのでご参照ください。 コロナ初期症状「鼻水」誤情報(デマ) しかしここでの注意点としては、新型コロナウイルスの初期症状として、絶対に鼻水が含まれると断定できるわけではないという点です。 というのも、新型コロナウイルスについてはまだ解明されていないことが多いので、厚生労働省が公表している情報が誤っている可能性もあるためです。 その結果、誤情報(デマ)が拡散される可能性が出てきます。 例えば、「新型コロナウイルスによる肺炎は乾いたせきが特徴であり、鼻水は出ないものなので、もし鼻水やたんが出るならそれは普通の風邪だ」などという情報が拡散したことがありますが、この情報は誤りです。 ()新型コロナウイルスの初期症状「痰がらみ」について詳しくはの記事をどうぞ。 この新型コロナウイルスの鼻水症状に関するデマに対し、米ベイラー医科大学の専門家、ロバート・レグリー・アトマー博士は以下のように主張しています。 乾いたせきが出る感染者は確かに多いとしたうえで、たんの出る湿ったせきをする症例もみられると強調した。 () つまり、鼻水が出たからといって新型コロナウイルスの初期症状であると断定するのは避けた方が良いのですが、だからといって鼻水症状を安易に捉えるべきではないということです。 その代わり、前述の通り• 味覚や嗅覚障害 などの症状が組み合わさっていないかどうかを確認するべきです。 の場合、頭痛薬を服用するべきかどうかについてはこちらの記事をご覧下さい。 についてはこちらの記事をご参照ください。 コロナ初期症状「鼻水」治癒した状態と薬 前述の通り、厚生労働省の「」では多くの新型コロナウイルスに感染した患者に鼻汁(鼻水)の症状がみられるとの記載がありますが、新型コロナウイルスについては未だ多くの部分が謎に包まれた状態であり、すべてが解明されているとわけではありません。 それは新型コロナウイルスに感染した場合もそうですが、治癒した状態についても同様のことが言えます。 例えば厚生労働省は、• 発熱や• 咳 等の呼吸器症状が消失し、• 鼻腔や• 気管 などからウイルスを検出できなくなった状況を「治癒した」と判断しています。 また、この新型コロナウイルスそのものに効く抗ウイルス薬はまだ確立しておらず、ウイルスが• 上気道や• 肺 で増えることで生じる• 発熱や• 咳 などの症状を緩和する目的の治療(対症療法)として、• 解熱剤や• 鎮咳薬 を投与したり、点滴等が実施されています。 対症療法により、全身状態をサポートすることで、この間ウイルスに対する抗体が作られるようになり、ウイルスが排除されて治癒に至ると考えられます。 () ここで出てくる「対症療法」というのは、疾病の原因に対してではなく、• 主要な症状を軽減するための治療を行い、• 自然治癒能力を高め、• かつ治癒を促進する 療法を指します。 つまり新型コロナウイルスの初期症状に対する特効薬は存在せず、自然治癒力に頼らざる得ないのが現状です。 しかし治療薬の有力候補として、• アビガン• レムデシビル• カレトラ• オルベスコ が注目されているというのも事実です。 例えば2020年3月28日に安倍晋三首相は、アビガン(一般名:ファビピラビル)について「正式承認に向け治験プロセスを開始する」と表明しました。 () について、詳しくはこちらの記事をご参照ください。 コロナ初期症状「鼻水」まとめ 新型コロナウイルスの初期症状の一つとして鼻水が挙げられます。 鼻水は体温が下がれば誰でも出るものであり、鼻水が出たからといって新型コロナウイルスへの感染を断定するのは時期尚早です。 したがって、他の発熱や咳などの諸症状と組み合わさっているのかどうかで、新型コロナウイルスへの感染の有無を第1次的に判断すると良いでしょう。 しかし新型コロナウイルスはまだ解明されていないことが多いので、誤情報があることにも注意しましょう。 例えば鼻水の症状が出たからといって、必ずしも新型コロナウイルスに感染したわけではありませんが、新型コロナ感染を否定できるわけでもありません。 実際に新型コロナウイルスに感染したかどうかは、最終的には検査をしてみない限り分かりません。 少しでも不安に感じるようであれば自己判断するのではなく、専門家の判断を仰ぐ必要があります。 具体的に言うと、風邪やインフルエンザ等の心配があるときには、これまでと同様に、かかりつけ医等に相談すればよいでしょう。 一方で、新型コロナウイルスへの感染が心配である場合には、最寄りの保健所などに設置される「」にお問い合わせください。 特に、「帰国者・接触者相談センター等にご相談いただく際の目安」として厚生労働省より公表されている以下の条件に当てはまる方は、同センターに早急に相談するようにしましょう。 症状には個人差がありますので、強い症状と思う場合にはすぐに相談してください。 解熱剤などを飲み続けなければならない方も同様です。 ) () 上記目安に出てくるについて、詳しくはこちらの記事をご参照ください。 もっと知りたい 新型コロナウイルス初期症状についてさらに詳しく知りたい方向けに、おすすめ記事を紹介します。 についてはこちらの記事をどうぞ。 についてはこちらの記事をどうぞ。 また、もし新型コロナウイルスの初期症状の一つである喉の痛みを感じたならば、以下の「」をもとに、• 医療機関で受診をするのか• セルフケアで済ますのか を判断するための一助にされてください。 新型コロナウイルスの初期症状「なし」の場合、どのような問題が生じるかについてはこちらの記事をどうぞ。 について、詳しくはこちらの記事をご参照ください。 新型コロナウイルスの初期症状として、若者は軽症で済むかどうかについてはこちらの記事をどうぞ。 新型コロナウイルスの初期症状の中でも、特に緊急性の高い13症についてはこちらの記事をご覧ください。
次のコロナ初期症状「発熱」 5万例を超えるでは、新型コロナウイルスに感染した場合に最もよく見られる初期症状は「発熱」です。 具体的に言うと、新型コロナウイルスに感染した患者のうち、 87. この数値は、• 新型コロナウイルスによる倦怠感と、他の病気による倦怠感の違いについては「」をご覧ください。 言い換えると、もし「発熱」の症状が見られなければ、新型コロナウイルスに感染している恐れは、12. 厚生労働省の「」でも、 発熱症状が見られる場合は、• 学校や会社を休み外出を控える• 毎日、体温を測定して記録しておく べきであるとの記載があります。 もちろん、新型コロナウイルスに感染しているかどうかを判定するには、最終的にはPCR検査を行う必要があります。 しかしPCR検査というのは、全ての人が気軽に受けられるというものではありません。 () そこで、新型コロナウイルスに感染しているかどうかを見分けるには、発熱しているかどうかに注目する必要性が出てきます。 そうすることで、最も手軽に新型コロナウイルスの初期症状であるかどうかを見分けることにも繋がります。 について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。 コロナ初期症状「喉」 厚生労働省によると、新型コロナウイルスの初期症状としては、喉の痛みが現れます。 () 喉の痛みを感じることは誰にでもあることなので、軽視しがちな症状であると言えます。 というのも、例えば新型コロナウイルスの初期症状や風邪の症状以外にも、• 空気の乾燥• 声の出し過ぎ• タバコを吸っているため• 友達とおしゃべりのしすぎ• 激辛の食べ物を食べたため• いびきをかいたため などによっても、同様に喉の痛みを感じることがあるからです。 そこで新型コロナウイルスの初期症状であるかどうか判断するためには、以下のように喉の痛みの原因を細分化する必要があります。 「感染」• 新型コロナウイルスや細菌のせい?• 「のど粘膜の乾燥」• 鼻づまりや口呼吸のせい?• 「のどの酷使」• 長時間しゃべり続けたせい?• 「のどへの刺激」• タバコや香辛料等のせい? このうち一番上の「感染」が疑われる場合は、医師のもとに診療に行き、専門家の判断を仰ぐようにしましょう。 喉の痛みについて、詳しくはこちらの記事をご参照ください。 コロナ初期症状「咳」 によると、新型コロナウイルス感染症の初期症状として、咳の症状が現れます。 したがって、もし 咳の症状が一週間前後長引けば、新型コロナウイルス感染症を疑うようにしましょう。 咳の症状というのは、非常に厄介なものです。 なぜなら、新型コロナウイルスは飛沫感染と接触感染によりうつるといわれているからです。 新型コロナウイルスは飛沫感染と接触感染によりうつるといわれています。 言い換えると新型コロナウイルスは二つの感染経路があり、この二つに気をつけることで、自分の大事な家族等にコロナウイルスを移してしまう可能性を減少させることができるということです。 それぞれ詳しく見ていきましょう。 飛沫感染 新型コロナウイルス感染症の初期症状である咳の症状が現れたら、飛沫感染によって他の人にうつさないように気をつけましょう。 飛沫感染というのは、• くしゃみ• 至近距離での会話 をした際に、新型コロナウイルスが空気中に放出されたり、つばが相手に掛かったりして感染してしまうことを指します。 飛沫感染 感染者の飛沫(くしゃみ、咳、つばなど)と一緒にウイルスが放出され、他の方がそのウイルスを口や鼻などから吸い込んで感染します。 また、新型コロナウイルス感染症の初期症状である咳をした時に、ウイルスを拡散しないように、マスクを装着する必要があります。 在庫切れなどによって店頭でマスクを購入することができない場合は、手作りマスクなどで代替するようにしましょう。 飛沫感染予防策や• 飛沫感染する距離 等について、詳細はこちらの記事をご参照ください。 接触感染 新型コロナウイルス感染症の初期症状である咳の症状が現れたら、接触感染によって他の人に移さぬよう、こまめに手洗いをする必要があります。 接触感染というのは、例えば咳をした際に手で口を抑え、新型コロナウイルスが付着した手でドアノブを触り、そのドアノブを触った人が口や鼻を触ることによって感染するということを指します。 接触感染 感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、その手で周りの物に触れるとウイルスがつきます。 他の方がそれを触るとウイルスが手に付着し、その手で口や鼻を触ると粘膜から感染します。 この接触感染というのも非常に厄介なものです。 なぜなら咳をした時に、口を手で押さえなければ周りの人が迷惑してしまうからです。 口を手で押さえることによって一時的にはウイルスの拡散を減少させることができます。 しかし、その手を• 洗ったり• 消毒したり することなしに、• 電車のつり革や• ドアノブ などに触れれば、いずれにせよ新型コロナウイルスが拡散されてしまいます。 そこでマスクは装着するべきであり、マスクを装着することにより接触感染をある程度回避することができます。 しかしここでの注意点としては、マスクを手で触り、その手で他のものに触ることによって結局は新型コロナウイルスが拡散されてしまうという点です。 つまり新型コロナウイルスの初期症状である咳が出るのであれば、マスクを装着するように心がけ、さらに マスクはできるだけ手で触らないように気をつけるようにしましょう。 そうすることで、接触感染をある程度妨ぐことができます。 マスクの裏表の見分け方や、マスクの裏表を意識せず逆に付け替えてしまった場合のデメリットについても、こちらの記事で紹介していますのでご参照ください。 コロナ初期症状「倦怠感」 厚生労働省の「」によると、倦怠感について以下のように記載があります。 多くの症例で発熱,呼吸器症状(咳嗽,咽頭痛,鼻汁,鼻閉など),頭痛, 倦怠感などがみられる このことから、倦怠感は新型コロナウイルスの主な症状であることは分かりますが、新型コロナウイルスに感染した場合、具体的にどのくらいの割合の患者に「倦怠感」の初期症状が現れるのでしょうか? 5万例を超えるによると、新型コロナウイルスにより倦怠感の症状がみられた割合は38. As of 20 February 2020 and 12 based on 55924 laboratory confirmed cases, typical signs and symptoms include: fever 87. つまり、倦怠感は、• 発熱(87. 咳(67. したがって、厚生労働省も倦怠感は新型コロナウイルスの主な症状と判断しているわけです。 しかし、倦怠感を感じるからといって、必ずしも新型コロナウイルスに感染していると決めつけるのは時期尚早です。 なぜなら、他の原因から倦怠感の症状を感じている可能性もありうるからです。 そこで、新型コロナウイルスのせいで倦怠感を感じているのかどうかを見極める必要があります。 について、詳しくはこちらの記事をご参照ください。 コロナ初期症状「頭痛」 新型コロナウイルスの初期症状としては、頭痛の症状があります。 出典:「」厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策推進本部 新型コロナウイルスに感染しているにもかかわらず、頭痛を持病とする女性は男性に比べて多い ので、「どうせいつもの単なる頭痛だろう」などと軽視してしまう恐れもあります。 言い換えると、 頭痛持ちの女性は新型コロナウイルスに対して十分に警戒する必要があるということです。 について、詳細はこちらの記事をご参照ください。 コロナ初期症状「筋肉痛・関節炎」 厚生労働省の「」によると、新型コロナウイルスの初期症状はインフルエンザと似ており、区別することは困難であるとの記載があります。 多くの症例で発熱,呼吸器症状(咳嗽,咽頭痛,鼻汁,鼻閉など),頭痛,倦怠感などがみられる. 下痢や嘔吐などの消化器症状の頻度は多くの報告で 10%未満であり,SARS や MERS よりも少ないと考えられる.初期症状はインフルエンザや感冒に似ており,この時期にこれらとCOVID-19 を区別することは困難である. ここで言うインフルエンザの初期症状といえば、• 関節痛• 筋肉痛• 全身倦怠感 等の症状が比較的急速に現れるのが特徴です。 () つまり、背中が痛い・肩がこるというのはインフルエンザの初期症状であり、なおかつ新型コロナウイルスの初期症状であるとも言えるのです。 では具体的に、新型コロナウイルスに感染した場合、どのぐらいの確率で• 背中が痛い• 肩がこる 等の症状が現れるのでしょうか? について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。 コロナ初期症状「悪寒」 5万例を超えるによると、 新型コロナウイルスにより「悪寒」の初期症状がみられた割合は11. しかし、• As of 20 February 2020 and 12 based on 55924 laboratory confirmed cases, typical signs and symptoms include: fever 87. また、悪寒を感じたからといって、新型コロナウイルスに感染しているとすぐに考えるのは時期尚早であるとも言えます。 なぜなら、たとえ• 倦怠感• 息苦しさ などの症状があったとしても、2020年4月24日時点ではインフルエンザ等の「新型コロナウイルス感染症以外の病気」の方が、圧倒的に多い状況であるからです。 () したがって、悪寒の症状が現れ、• 風邪や• インフルエンザ 等の心配がある場合には、これまでと同様、かかりつけ医等に相談するようにしましょう。 一方で、悪寒の症状が続き、以下に挙げる「帰国者・接触者相談センター等にご相談いただく際の目安」に該当する症状がある方は「」にご相談ください。 症状には個人差がありますので、強い症状と思う場合にはすぐに相談してください。 解熱剤などを飲み続けなければならない方も同様です。 ) () しかし、「」で案内する「帰国者・接触者外来」には、新型コロナウイルス感染症が疑われる方が多く受診されます。 そのため、感染への不安から、適切な相談をせずにこれらの外来を設置している医療機関を受診することは、受診する人自身が新型コロナウイルス感染症でなかった場合に、かえって感染するリスクを招くことになるので注意しましょう。 () 体がガタガタ震える「悪寒戦慄」の症状が現れる事例など、について詳しくはこちらの記事をご参照ください。 コロナ初期症状「鼻水」 新型コロナウイルスの初期症状は鼻水が出るという点が挙げられます。 厚生労働省の「」によると、新型コロナウイルスの症状に関して以下のように記載があります 多くの症例で発熱,呼吸器症状(咳嗽,咽頭痛, 鼻汁,鼻閉など),頭痛,倦怠感などがみられる. もちろん、気温が低くなれば誰でも鼻水が出るはずです。 そのため、単に鼻水が出るからといって、新型コロナウイルスに感染しているわけではありません。 しかし 他の諸症状(発熱・咳など)と組み合わさっている場合は、新型コロナウイルスの初期症状であることを疑うべきです。 しかしながら新型コロナウイルスであるかどうかは、最終的には検査をしてみない限り分かりません。 少しでも不安に感じるようであれば自己判断するのではなく、医師の診断を仰ぐ必要があります。 風邪やインフルエンザ等の心配があるときには、これまでと同様に、かかりつけ医等に相談すればよいでしょう。 一方で、新型コロナウイルスへの感染が心配である場合には、最寄りの保健所などに設置される「」にお問い合わせください。 特に、「帰国者・接触者相談センター等にご相談いただく際の目安」として厚生労働省より公表されている以下の条件に当てはまる方は、同センターに早急に相談するようにしましょう。 症状には個人差がありますので、強い症状と思う場合にはすぐに相談してください。 解熱剤などを飲み続けなければならない方も同様です。 ) () について、詳しくはこちらの記事をご参照ください。 コロナ初期症状「痰」 5万例を超えるによると、新型コロナウイルスにより「痰がらみ」の初期症状がみられた割合は33. As of 20 February 2020 and 12 based on 55924 laboratory confirmed cases, typical signs and symptoms include: fever 87. つまり、痰がらみ(33. 発熱(87. 咳(67. 倦怠感(38. しかし、一般的な風邪を引いた場合でも「痰がらみ」の症状はよくみられます。 () そのため、• 新型コロナウイルスによる「痰がらみ」の初期症状と• 一般的な風邪による「痰がらみ」の症状 を見分けるにはどうしたらよいのでしょうか? 詳しく知りたい方はこちらの記事をご参照ください。 COVID-19 におけるウイルスの伝播経路は,主に唾液や鼻水などの体液およびそれらで汚染された環境への接触や,くしゃみや喀痰など呼吸器飛沫が 結膜 や呼吸器粘膜に入ることにより感染すると考えられている つまり新型コロナウイルスに感染した人が、• くしゃみ• 会話 等をする時の唾液(つば)に含まれるウイルスが、他の人の顔にかかった場合、目の粘膜(結膜)からウイルスが体の中に入る(ウイルスに感染する)可能性があります。 また、もし新型コロナウイルスが付いた• テーブル• パソコンのキーボード などをあなたがさわってしまい、そのまま手で目を• こすったり• さわったり した場合にもコロナウイルスに感染する可能性があります。 ( ) このことから、新型コロナウイルスによる感染を防ぐために、マスクの装着だけでは不十分である可能性が出てきます。 つまりマスクの装着により、• 鼻 などの呼吸器ばかりを防御するだけでは不十分であり、目の粘膜を保護するための• 眼鏡や• ゴーグル まで身につける必要すらあるということです。 ( ) しかし残念ながら• 眼鏡や• ゴーグル などを装着することで、新型コロナウイルスの飛入をある程度は抑えることができますが、完全ではありません。 なぜなら、眼鏡の• レンズのない側面や• 上下の隙間 から、コロナウイルスが侵入する可能性があるからです。 さらに、• 眼鏡や• ゴーグル に触れた手で目をこすってしまうと、かえってコロナウイルスへの感染リスクを高める可能性があることにも注意する必要があります。 ( ) 新型コロナウイルスの初期症状として、• 目が痛くなったり• 目が痒くなったり するという症状は、厚生労働省のホームページには記載されていませんが、新型コロナウイルス患者における結膜炎がおこる頻度は、だいたい1~3%程度とされています。 ( ) 具体的に言うと、中国の武漢における新型コロナウイルスによる結膜炎の頻度は0. ( ) つまり、新型コロナウイルスの初期症状が目に現れるケースは、無いわけではありませんが、決して多いとは言えません。 したがって、もし「目がかゆい」等の症状が現れた場合、新型コロナウイルスの影響ではなく、アレルギー性結膜炎などの別の疾患によるものである可能性が高いでしょう。 ( ) 新型コロナウイルスによる「目」の初期症状について、詳しくはこちらの記事をご参照ください。 コロナ初期症状「下痢・嘔吐(吐き気)」 新型コロナウイルスの初期症状として、• 嘔吐(吐き気) などの消化器症状の頻度は低いと報告されています。 () それぞれ詳しくみていきましょう。 コロナ初期症状「下痢」 新型コロナウイルスの初期症状として、例えば5万例を超えるによると、新型コロナウイルスの主な症状として 3. As of 20 February 2020 and 12 based on 55924 laboratory confirmed cases, typical signs and symptoms include: fever 87. そのため下痢になったからといって、すぐに新型コロナウイルスであると考えるのは時期尚早です。 また、例えば精神的なストレスが原因で、下痢をすることもあります。 () したがって、例えば新型コロナウイルスの初期症状である• 発熱や• 咳 などによってストレスを感じ、下痢につながってしまう可能性もあるでしょう。 そこで下痢や軟便になったら、まずこちらの記事を参考に、原因を明確化するようにしましょう。 コロナ初期症状「嘔吐(吐き気)」 新型コロナウイルスの初期症状として「嘔吐(吐き気)」の症状も確認されています。 () 例えば、厚生労働省等が日本の関係自治体等から収集したデータ 2020年3月9日時点 によると、新型コロナウイルスに感染した患者の内で、嘔気・嘔吐の症状は145例中9例(6%)でみられました。 しかしながら、家族内に新型コロナウイルスの初期症状「吐き気」がみられる人がいる場合、新たに別の問題が発生します。 それは、嘔吐物からの感染です。 の章でも説明した通り、新型コロナウイルスの感染は主に、• 接触感染 等によって広がります。 しかし、それ以外にも• 排泄物(嘔吐物・糞便)や• 主に臨床現場で問題となるエアロゾル(空気中を漂う微粒子) 等でも感染しうると考えられています。 ()() したがって、もし自身の家族内で「新型コロナウイルスへの感染が疑われる人」がいて、その人に吐き気の症状が現れた場合、排泄物に接触することで同居の家族まで感染してしまうリスクが高まります。 そこで嘔吐物からの感染にも、十分な注意を払う必要性が出てきます。 () 具体的な対処策としては、嘔吐物などの体液で汚れた• 衣服、• リネン 等を取り扱う場合は、• 手袋、• マスク を使用し、一般的な家庭用洗剤を使用した洗濯機を使用して、洗濯し完全に乾かすようにしましょう。 () そうすることで、新型コロナウイルスの初期症状「吐き気」から発生しうる「家族への感染」を防止することにつながるはずです。 コロナ初期症状「若者致死率」 新型コロナウイルスの初期症状として、若者は軽症で済むことが多いとのことですが、本当でしょうか? 厚生労働省のによると、 以下のように記載があります。 40 歳代までは重症化は少なく,50 歳代から年齢が高くなるに従って致死率も高くなる つまり39歳以下の若者は重症化せずに、軽症で済む可能性が高いということですが、これは絶対に正しい情報であると断定できるのでしょうか? 世界では若者でも重症化してしまう事例が多数報告されています。 例えば、アメリカの新型コロナウイルスの震源地である• ニューヨーク州や• ニュージャージー州 では、感染症にかかって入院してくる患者さんが20~40代ばかりです。 以前までは、• 65歳以上の高齢者や• 心臓や肺に疾患を持っている人 などが中心でしたが、今はそうではなくなっています。 () 言い換えると、「たとえ感染したとしても、高が知れている」などと高を括って体調管理が甘くなり、新型コロナウイルスに感染してしまう恐れがあります。 つまり、どんなに健康な若者であれ、• 仕事などで無理をしたり、• 夜更かしをして睡眠不足が続いたり すれば免疫力が落ち、新型コロナウイルスに感染しやすくなるので注意が必要です。 では、もし高齢者の人に移してしまった場合はどうなるのでしょうか?若者や高齢者を含めた、年齢別の新型コロナウイルスの致死率は以下のグラフの通りです。 年齢別にみた新型コロナウイルス感染症の致死率 ここから分かることとしては、• 乳児や幼児• 小学生• 20代• 30代 等の若者の致死率は、たったの0. つまりこの情報が本当に正しければ、新型コロナウイルスによって若者が死亡する確率はほぼないと言っていいでしょう。 しかし、根拠となるデータが中国のものであるという点は注意が必要です。 なぜなら、中国がこれまで新型コロナウイルスの• 感染例や• 死者数 をいずれも過少報告し、感染の広がりの実態を隠蔽していたと報じられてもいるからです。 () 一方で80歳以上の高齢者の致死率は、14. これらのことから、新型コロナウイルスに感染した場合は 約74倍 の確率で、若者よりも高齢者の方が、死に至る可能性が高いということがわかります。 (新型コロナウイルスの致死率については「」の記事で詳しく解説しています。 ) したがって、若者は「自分は大丈夫」と安易に考えるのではなく、 「他人を殺す可能性がある」との自覚を持ち、手洗いなどの予防を徹底するべきです。 新型コロナウイルスの初期症状として、若者は軽症で済むという事について詳しくはこちらの記事をご参照ください。 コロナ初期症状「味覚・嗅覚」 新型コロナウイルスの初期症状として、味覚・嗅覚異常が現れる場合もあります。 実際に新型コロナウイルスにかかって、味覚症状が現れた人の例として、新型コロナウイルスに2020年3月に感染した札幌市の女性は、発症の初期に• 食べ物の味や• 化粧品のにおい がわからなくなり、この状態が数日間、続いていたといいます。 () 味覚を感じないという症状を経験したことがない人も多いので、一見すると軽視しがちな症状です。 しかしながら味覚が感じられないと、• 食べることも、• 飲み込むことも 不快に感じるようになってしまうので、おいしい食べ物を楽しんで食べることができません。 その結果、症状が改善するまでの間、人生の大きな楽しみを失ってしまうことになります。 また、• 腐った食べ物や• 毒をもつ食べ物 の味がわからないと、生命にとっても危険が及びます。 しかし2020年3月の時点では、味覚障害は新型コロナウイルスの初期症状として特徴的な症状だとするには報告されている数が少なく、慎重に判断する必要があると専門家は指摘しています。 () について、詳しくはこちらの記事をご参照ください。 コロナ初期症状「息苦しい(肺炎)」 息苦しい症状が現れたら要注意です。 なぜなら、新型コロナウイルスへの感染が疑われるためです。 新型コロナウイルス感染症に合併した肺炎では,• 強い湿性咳嗽• 息苦しさ,呼吸困難• 軽微な乾性咳嗽• ほとんど呼吸器症状を呈さない などの多彩な臨床像を呈します. つまり、もし「息苦しい」と感じるならば、新型コロナウイルスによる肺炎の症状が現れている可能性があるということです。 特に、• 基礎疾患を有する患者• () について、詳しくはこちらの記事をご参照ください。 コロナ初期症状「めまい」 新型コロナウイルスの初期症状として、「めまい」症状は厚生労働省の「」には記載がありません。 したがって、ある日突然めまいの症状が現れた場合、新型コロナウイルスの初期症状である可能性は低く、むしろ• 突発性難聴や• メニエール病 などの病気と関連している可能性があります。 () しかし新型コロナウイルスはまだ解明されていない部分が多く()、感染した患者の中には、めまいの初期症状が伴う患者が存在するのも事実です。 () その結果引き起こされる問題としては、新型コロナウイルスに感染しているにもかかわらず、「めまいの症状は新型コロナウイルスで現れるはずがないから大丈夫だろう」などと勘違いしてしまい、• 症状を悪化させてしまったり• 他の人にうつしてしまったり するという問題です。 について、詳しくはこちらの記事をご参照ください。 コロナ初期症状「川崎病」 新型コロナウイルスの感染拡大が続くアメリカ・ニューヨーク州のクオモ知事は2020年5月8日、「川崎病」に似た症状が確認された5歳の男の子が死亡したことと発表しました。 () クオモ知事は以下のように述べています。 「一般的に新型コロナの感染者の多くは子どもでないことがわかっており、事例としてはまだレアなケース」としながらも、「州内で新型コロナに感染した児童の中に、川崎病に似たような症状と毒素性ショック症候群のような症状で重症になるケースが73も報告されている」() つまりニューヨーク州内では、これまでに73人の子どもに川崎病と同様の症状が確認されたということです。 () そもそも、子どもは新型コロナウイルスに感染したとしても• 軽症や• 無症状 で済むとみられていましたが、これまで感染した子どもが複数人死亡しているため死因を調べる方針です。 () について、詳しくはこちらの記事をご参照ください。 コロナ初期症状「特に緊急性の高い13症」 厚生労働省は2020年4月27日、新型コロナウイルス感染症の• 軽症者や• 無症状原体保有者 の感染者が、ホテルなどの宿泊施設や自宅で療養する際、注意すべき緊急性の高い13個の症状を公表しました。 () これは、新型コロナウイルス感染症の軽症者や無症状原体保有者は、• 宿泊療養• 自宅療養 においては、軽症者等の状態が急変する可能性もあることから、軽症者等の患者本人が自らの経過観察(セルフチェック)を行う際に• 留意すべき「緊急性の高い症状」と• 当該項目に該当したときの対応 を整理したものです。 () 詳しくはこちらの記事をご参照ください。 コロナ初期症状「なし」 新型コロナウイルス初期症状「なし」の場合、また別の厄介な問題が生じます。 というのも、自分が新型コロナウイルスに感染していることに気が付かないため、不特定多数の人に対し、無意識のうちに感染させてしまうリスクが高まるためです。 では具体的に、新型コロナウイルス初期症状「なし」と診断される事例はどのぐらい見られるものなのでしょうか? まず厚生労働省によると、2020年4月8日時点で、日本国内で新型コロナウイルス感染者は4,257例です。 () 4,257例の内訳としては、• 新型コロナ患者• 無症状病原体保有者• 症状有無確認中• ここで言う「無症状病原体保有者」とは、症状はないが、PCR検査結果が陽性だった人のことを指します。 新型コロナウイルス初期症状「なし」の場合、どのような問題が生じるかについて詳しくはこちらの記事をご参照ください。
次のにおいを感じられない? のどの痛みを季節性アレルギーよりも強烈に感じる? あなた自身か、もしくは知り合いの誰かが新型コロナウイルスに感染したかもしれない? まずは落ち着いて、以下のような行動を心がけてほしい。 1)新型コロナウイルス感染症の症状とは? まず、自分の体に起きていることが、新型コロナウイルス感染症「」の症状とされているものと本当に一致するか確認してほしい。 この病気の症状の多くは、季節性のかぜや普通のインフルエンザにも見られ、どちらもいまが流行期だ。 それにいまは、春に特有の花粉も大量に飛んでいる。 新型コロナウイルスに感染したとしても、人によっては症状がごくわずかだったり、特に子どもの場合まったく現れないことも多い。 米疾病管理予防センター(CDC)が示している新型コロナウイルス感染症の主な症状は、次の通りである。 最もよく見られる症状• 乾いたせき• まれに見られる症状• のどの痛み• 筋肉や全身の痛み• 下痢などの胃腸症状• 味覚または嗅覚の一時的消失(味覚や嗅覚の異常を、発症初期に見られる症状のひとつとする報告もある)• 鼻水(子どもの場合) ほかに、アップルがCDCやホワイトハウス、米国連邦緊急事態管理庁(FEMA)と共同開発した(英語のみ)を利用してみてもいい。 CDCは(英語のみ)というツールも公開している。 米国ではこうしたツールを使って、各自が状況に応じた行動をとるよう奨励されている。 またアマゾンはニューヨーク大学の協力を得て、新型コロナウイルス感染症に関する基本的な質問にも答えられる、した。 あまり気にしないほうがいい症状 次の症状は新型コロナウイルス感染症とは無関係であることが多い。 2)体調にかかわらず徹底すべき基本ルール わたしたちはパンデミックの渦中にいる。 自分を守る心がけが大切だ。 すでに感染していて症状が表れていないだけ、という可能性もある。 米国ではCDCとホワイトハウスが、以下の基本ルールを示している。 手を洗う。 せきをするときは顔を覆う これは説明不要だろう。 自身の衛生管理にくれぐれも注意してほしい。 最低でも20秒間、せっけんと水で手を洗おう。 手を洗えない場合はハンドサニタイザー(手指消毒剤)を使うのもいいが、せっけんと水ほどの効果はない。• 顔に触らない 手を洗った直後でない限り、できるだけ自分の顔に触らないようにする。• 家から出ない 仕事の都合がつくなら家にいる。 すでに各自治体から外出自粛などの要請が出ているかもしれない。 詳細については自治体からの案内を確認してほしい。 なお、米国の州ごとの要請内容はでも知ることができる。 静かに過ごす。 しっかり休む。 水分をとる 罹患した人の大部分には、普通のインフルエンザの場合と同じ対処法が有効だ。 睡眠をできるだけ多くとり、しっかり休み、水分を欠かさず補給し、よく食べる。 ふだん使っている市販薬の大半は、服用して構わないとされている。• ほかの人から離れる ひとり暮らしでない人は、14日間はできるだけほかの人から離れて過ごすようにする。 可能であればほかの人たちから離れた部屋を「病室」と決めてそこにとどまり、自分専用のトイレや洗面所を使うようにする。• 人のいるところではマスクをする これについては各自の常識に任せたい。 全国的にマスクが不足しているからだ。 人のいる場所に出かけたり、誰かに会ったりしなければならないときは、もし手持ちがあればマスクを着用する。 ひとりで家にいるときは、より切実に必要としている誰かのために、マスクを着けずに済ませたい。• ものを共用しない 食器、カップ、道具類、タオル、寝具など、個人で使うものをほかの人と共用することは避ける。 それができない場合は、使用後すぐに洗うこと。 できればトイレや洗面所も別にしてほしい。 誰かに様子を確認してもらう 信頼できる知り合いの誰かに、自分の無事を毎日必ず確認してもらおう。• 子どもがいる人は誰かの手を借りる 関連記事: 4)診察を受けるタイミング どうしても必要な場合を除いて、病院に行くことは控える。 自問してみてほしい。 いつもなら、自分はこの症状で病院に行くだろうか、と。 答えが「ノー」なら、そのまま家で様子を見ることにしたい。 だが、絶え間ない胸の痛み、極度の呼吸困難、激しいめまい、言葉のもつれといった症状があったり、起き上がれない、唇や顔が青ざめるなどの変化が現れたりしたら、ただちに救急車を呼ぶか、医師の診察を受けてほしい。 症状の変化を確認するためには、自己診断ツールが役立つかもしれない。 気分が悪くて食べたり飲んだりできない、あるいはトイレに行けないという状態であれば、それは医師に連絡したり、何らかの医療支援を求めるべきサインと言える。 緊急事態と呼べるほど深刻な症状でない場合にCDCが推奨していることは、家にとどまったまま医師と連絡をとり合うこと、また治療を受けるために出かける場合は事前に医療施設に電話で知らせておくことだ。 症状が軽い場合、モニター画面や電話を使った遠隔診療が行われることも多い。 また、前もって連絡しておけば、医療施設側は患者の到着に合わせて準備を整えたり、症状について話し合ったりする時間の余裕がもてる。 ぜんそく、肺疾患、心臓病、腎臓病、糖尿病、免疫不全などの基礎疾患をもつ人は、症状が深刻化する前に、電話かメールで医療専門家に相談することを検討してほしい。 専門のかかりつけ医がいる場合は、一緒に対策を考えておくといいだろう。 CDCは、症状が現れている、あるいは症状があって入院している医療従事者に、最優先で検査を受けさせるべきだと考えている。 長期療養施設にいる高齢者、65歳以上の人、基礎疾患をもつ人、「ファーストレスポンダー」と呼ばれる患者と最初に接する救急隊員などの人たちは、申し出て検査を受けてほしい。 物資面で可能であれば、重要インフラの整備に携わる作業者、また感染が深刻化している地域の住民は、症状が軽度であっても検査を受けるようCDCは推奨している。 症状が出ていなければ、検査を受ける必要はまったくない。 検査をご希望だろうか? 残念ながら米国では、現時点では検査場所に関する全国的な基準は設けられていない。 このため各自が州当局または地元保険局に相談し、検査を受けられる場所と日時を確認しなければならない。 6)「自主隔離」を解除するタイミング 新型コロナウイルス感染症から回復したと感じたら、どうすればいいだろうか? 「自主隔離」をやめる安全なタイミングの見極め方をお教えしよう。 くれぐれも、下記の項目すべてに当てはまることを確認してから隔離をやめるようにと、CDCは警告している。 またその場合も、まだ外出は控えた方がいい。 これについては、多くの自治体が独自の隔離ルールを定めている。 発熱していない 少なくとも72時間(3日間)、解熱剤を服用せずに平熱を保っている。
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