はこちら はこちら いよいよ出産に向けラストスパート 妊娠後期に入ると、赤ちゃんもお母さんのお腹も大きくなり、いよいよ出産に向けてラストスパートです。 この時期は運動不足になったり、便秘、むくみ、貧血、腰痛、息切れ、動悸などを起こしやすくなります。 赤ちゃんのために、引き続きたんぱく質、葉酸、鉄、ビタミン、カルシウムはしっかり摂りましょう。 妊娠後期の食生活のポイント この時期の食生活のポイントは、以下の通りです。 ・妊娠高血圧症候群にならないように、塩分の摂り過ぎに気を付ける。 ・胃が圧迫され1回の食事量が減る場合は、小分けにして回数を多く食べる。 ・特に赤ちゃんが大きくなるので、鉄を含む食材を今までより意識して摂る。 ・お腹が大きくなるにつれて、腸が圧迫され便秘になりやすいので、乳製品や発酵食品、水溶性&不溶性の食物繊維を摂るようにし、腸内環境を整える。 妊娠後期のエネルギー量は、非妊娠時に比べて450kcalも多くなります。 増えたカロリーの分は主食や間食で摂るのではなく、主菜や副菜を増やして調整しましよう。 塩分を摂り過ぎると、血圧や血糖値が上がり、むくみの原因にもなりますので、引き続き薄味の食事を心がけましょう。 いも類やたけのこ、白菜、バナナなどカリウムを多く含む食材を取り入れると、体の中の余分なナトリウムを排出する手助けをしてくれます。 軽い運動を取り入れながら、体重増加に気を付け安定した気持ちで過ごしてください。 陣痛が始まったら、痛みが軽いうちにおにぎりやサンドイッチ、バナナなど、消化に負担がかからず、エネルギーに変わりやすいものを食べておくと良いですよ。 28 食事摂取基準の改定により、コラムを一部リライトしました。
次の更新日:2018年8月9日 妊娠期・授乳期の栄養 妊娠期・授乳期におすすめのレシピ 多賀城市では、食育の推進を図るためにレシピを掲載した「食育リーフレット」を年3~4回発行しています。 管理栄養士がテーマに合わせて作ったレシピの中から、妊娠期や授乳期の方にもおすすめしたい「カルシウムが多い」「野菜たっぷり」「鉄分が多い」レシピを紹介します。 他のレシピはをご覧ください。 妊娠期の栄養 妊娠初期 つわりの時のポイント 妊娠初期はつわりがひどくて、思うように食べられない人もいますが、まだ胎児への栄養不足を心配する必要はありません。 食事の時間や回数にこだわらず、少量ずつ、食べられるものを食べましょう。 吐いてしまうときはこまめに水分補給をし、症状が重いときは早めに受診しましょう。 葉酸をとろう 葉酸は胎児の発育に欠かせない重要なビタミンです。 食品では主に動物性食品に含まれますので、レバーは多くても週1回までにしましょう。 また、「マルチビタミン」と書いてあるサプリメントにもビタミンAは含まれますので、摂取には十分注意しましょう。 妊娠中期から後期 つわりが落ち着き、食欲が出てきたら、1日3食の栄養バランスがとれた食事を心がけましょう。 貧血予防に鉄分を 妊娠が進むにつれ、必要となる血液量が増えるため、鉄欠乏性貧血になりやすくなります。 出産時の異常出血、産後の体力回復の遅れ、赤ちゃんが低体重で生まれるリスクが高まります。 鉄は、野菜や果物などに含まれるビタミンCと一緒にとると、吸収率がアップします。 鉄を多く含む食品 赤ちゃんの骨格を作る!カルシウム カルシウムは赤ちゃんの骨や歯を形成する大切なミネラルです。 妊娠前から不足している人が多いので、意識してとりましょう。 きのこ類や鮭、さんまなどに多く含まれるビタミンDと合わせてとると吸収率がアップします。 カルシウムを多く含む食品 便秘予防に!食物繊維 お腹が大きくなると、胃が圧迫されて一度にまとまった量が食べられないこともあります。 回数にこだわらず少量を1日に何回かに分けて食べてもOK!腸の働きが悪くなるので野菜を毎食食べて便秘を防ぎましょう。 また、生野菜や海藻類に含まれるカリウムには体内にたまった余分な塩分を体外に出す働きがあります。 毎日たっぷり野菜を食べましょう。 野菜はたっぷり食べましょう! 野菜は1日350グラムを目標に積極的に食べましょう。 (緑黄色野菜120g、淡色野菜230g) 1食分の目安 生野菜なら両手いっぱい 加熱野菜なら片手にのる量 きちんと食べて適正体重まで増やしましょう 体重が増えるのは、赤ちゃんのからだの分、赤ちゃんを守り育てる胎盤や羊水の分、ママの子宮や乳房が大きくなる分、そして出産に備えるママの体力を維持する分です。 太ることとは違います。 望ましい体重増加は妊娠前の体格によって決まるので、確認してみましょう。 体格別の望ましい体重増加量 望ましい体重増加は妊娠前の体格によって決まります。 まず、自分の体格をチェックしてみましょう。 バランスの良い食事 妊娠初期は、赤ちゃんもまだ小さく、必要なエネルギーは妊娠前とほとんど変わりません。 おなかが大きくなるにつれ、1日に必要なエネルギーや栄養素が増えていきます。 妊娠中期・後期・授乳期は、食事量を妊娠初期よりも増やす必要があります。 下のイラストを参考に、食事の量やバランスを見直しましょう。 妊婦さんの1日の食事量 1日2000キロカロリーの食事例(非妊娠時・妊娠初期) 授乳期の栄養 赤ちゃんのお世話に追われ、なかなか食事をする時間が取れなかったり、睡眠時間が短くなってしまったりと、忙しい毎日を過ごしているかと思います。 ママの体力回復や日々の疲れたからだを癒すために、彩り良くいろいろな食材でバランス良く食べましょう! 授乳期の食事の5つのポイント• 体力づくりや良い母乳のために、ご飯やパン、麺などの炭水化物を毎食食べましょう。 ストレスや風邪、便秘予防のために、野菜、海藻、きのこ類を1日350グラム食べましょう。 体力回復や貧血予防のために、たんぱく質を毎食食べましょう。 骨量回復のために、牛乳や乳製品は毎日食べましょう(目安は牛乳コップ1杯、ヨーグルト1カップ)• 身体を潤すために、また、母乳の場合は1日に約1リットル母乳を出すので、喉が渇く前に水分補給をしましょう 毎日朝ごはんを食べましょう 人が朝目覚めた直後は血糖値が低く、内臓や神経、脳の働きが低下した状態です。 朝ごはんを食べないと、脳がエネルギー不足になり、集中できなくなります。 また、1日2食で栄養素をバランス良くとるのは難しく、1回の食事量が増えてしまい、肥満や生活習慣病の原因になるとも言われています。 しっかり朝ごはんを食べましょう! おやつも上手に活用しましょう 3食の食事で摂り切れない栄養を補うことが大切です。 果物や乳製品、ご飯やいもなどの食品からとるように心がけましょう。 母乳への薬、たばこ、アルコールの影響 薬の影響 お母さんが服薬した薬は、ごく微量に母乳に分泌されますが、特殊な薬 抗がん剤、ホルモン剤など を除けば、赤ちゃんに悪影響はありません。 授乳を中止する必要がない場合が多いですが、医師に相談してから服薬することが望ましいです。 参考URL(独立行政法人国立医療研究センター) たばこの影響 授乳中の喫煙は母乳を介してニコチンなどの有害な化学物質が赤ちゃんに吸収され、乳幼児突然死症候群(SIDS)の発症リスクが高まるとされています。 健やかな赤ちゃんの成長のためにも、お母さんと家族の方も禁煙するようにしましょう。 アルコールの影響 飲酒では授乳に必要なホルモンの分泌も低下し、母乳分泌量の減少がみられます。 また、母乳にもアルコールが移行するので、赤ちゃんの発達の遅れを誘発する恐れがあるので、授乳中は禁酒するようにしましょう。
次の妊娠後期の妊婦さんはこれまでの食事にプラス1で! 厚生労働省が、妊娠中に必要な食事について、「妊婦の食事摂取基準」というものを発表してます。 そして、どうやら様々な食材をバランスよく多めに食べることが大切なようです。 やぱりバランスのよい食事をとることが大切で、妊娠後期は、特に多く食べてしっかりとエネルギーを蓄える必要があるのでしょうね。 納豆やささみ…たんぱく質が含まれる食材を妊娠後期に食べましょう では、どの食材を特に多く食べればいいのでしょうか。 たんぱく質の多い食べ物といえば、納豆や鳥肉のささみ等が代表的ですよね。 また、ビタミンを摂取するために野菜をしっかりと食べることや、カルシウムを摂取するため乳製品を食べるなどもしましょうね。 ただし、レバーの食べ過ぎには注意が必要そう。 レバーは鉄分などが多く含まれ、貧血予防などによいのですが、胎児に影響を与えてしまう可能性があるレチノールというビタミンAも多く含まれているようです。 妊婦の体にいいとおすすめされたものばかり食べるのではなく、栄養のバランスを考えて食べていくことが大事なのでしょうね。 妊娠高血圧症候群予防のため、妊娠後期は塩分は控えめに 食事でたくさんのエネルギーを摂取する必要はあるのですが、妊娠後期の妊婦さんは塩分の取り過ぎはダメみたいです。 妊娠高血圧症候群というママや赤ちゃんの身体に影響を与えてしまう疾患を発症するリスクがあるそうです。 塩分を禁止にすることはできないでしょうから、塩分控えめの食事を心掛ける、一度に大量に食べすぎないようにするなど、気をつけながら食事をする必要がありそうですね。 出産まであと少しです。 病院で先生などにも相談をしながら、塩分に気をつけてバランスの良い食事を心掛けてくださいね。
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