Posted by ブクログ 2014年08月03日 大好きな篠原千絵先生ですが、この大作はまだ読んでませんでした。 古代のトルコあたり(ヒッタイト)とエジプトを舞台にした勢力争いという舞台設定だけでも魅力的ですが、なんといってもヒッタイトの第3王子(のちに王)カイルの格好良さ!篠原千絵作品は、だいたい主人公の女性がとにかく頑張る感じで、主人公の恋人はま あ添え物程度な感じなのですが(むしろそれ意外の男性は魅力的だったりするが)、本作は男性もちゃんと主役級に描かれてますね。 奔放な恋人に振り回される王子にキュンときます。 ただの女子中学生だった主人公にこんなに為政者としての才能が?など突っ込みどころは星の数ほどあれど、篠原作品にそれを言うのは野暮。 だって、力のある王子様との時を越えた恋、というTHE少女漫画にどっぷり浸かるためにこの作品はあるのだから。 いやー、大好きです、篠原先生。 購入済み 最高に面白い おにゃん 2019年01月23日 全巻購入して、一ヶ月で2回読み返しました。 とても面白いです! 恋愛だけでなく、国の駆け引きや、戦い方への工夫も面白いので飽きません。 セリフも幼稚ではなく、でも分かりやすくて、読みやすいです。 きちんと、色々なことを勉強されて書いているのが伝わってきます。 主人公のユーリの、カイルに好か れたい!ではなく、 カイルの役に立ちたい!という姿勢。 良いですねぇ。 他にも書きたいことは沢山ありますが、 読んでよかった、買ってよかった! と、心から思える作品です。 篠原先生、この世に天は赤い河のほとりを生み出してくださって、ありがとうございます。
次の幼い頃から皇太子ルブリスの皇妃候補として育つ。 そのために感情的にはならず、つねに冷静な態度をとってきた。 クールゆえに友達もいなかった。 ひたすらルブリス皇太子のみを慕ってきたが、ルブリス皇太子は感情を表に出さないアリスティアに冷たい態度をとっていた。 そんな王国での生活に突如現れた異世界からの少女・ 美優。 黒髪の少女は多分地球の日本からやってきたと思われる。 神の予言で美優は皇后になる。 突然後からやってきた美優にルブリス皇太子の第一夫人の座を奪われてしまうのだった。 「愛されたい、ルブリス皇太子に愛されたい。 」 そんな願いを胸にいだきながらも、感情を外に出せないでいるアリスティア。 アリスティアとは対照的に美優は表情が明るく、開放的な性格だった。 そんな美優を気に入っているルブリス皇太子。 ルブリス皇太子の子を身ごもった美優を殺害しようとした罪で処刑されたアリスティアの父ケイルアン・ラ・モニーク。 父の命乞いをしたにも関わらずルブリス皇太子は嘲るようにケイルアンを処刑してしまう。 アリスティアは怒り、ルブリス皇太子に刃を向けてしまう。 アリスティアはギロチン台の露と化してしまいます。。。。。 気がつけば彼女は9歳に戻っていた。 アリスティアは決意する! 悲惨な人生は歩まないと! 自分を守るために処刑されてしまった父ケイルアンを大切にすること 皇妃にはならないで、モニーク家を継ぐために騎士となること 寂しい人生を送らないこと 悪夢に悩まされながらも自ら運命を切り拓こうとするアリスティア。 一度目の人生とは違った人生となるのか???? ではまず捨てられた皇妃の漫画の魅力についてお話します。 イケメンが多いです!イケメンに求愛され続ける第2の人生!! かといってもアリスティアの心はルブリス皇太子のものでイケメンたちがいかに恋い焦がれようともそれは揺るがない!! しかし個性を持ったイケメンがとっても魅力的に書かれています。 捨てられた皇妃の魅力を解説!アレンディスやカルセインにヨダレ アリスティアのはじめの人生は孤独でした。 クールだったし 表情ないし 「皇妃」候補だったから、みんな引いていたし・・・・ 浮いてたんだよね、アリスティア。 表情くらい根暗。 生真面目。 美人の学級委員ってかんじです。 これじゃルブリス皇太子気になるとはいえ、 ほんとは好きかもだけど 、大きな溝がうまれるのは当然でしょ。 そんなアリスティアの初めての友達は アレンディス・デ・ベリータ。 ベリータ一族の次男。 ベリータ一族は宰相を務める家系で、その中でもアレンディスはとくに賢く、後に国の著名人になる男の子。 彼は・・・・知的イケメンでした。 クリックすると捨てられた皇妃1巻試し読みページにジャンプします。 無料です。 アレンディスのすごいところは、あったその日に求婚してる。 つまりアレンディスは自分の眼やカンを信じており、 鋭い洞察力でアリスティアの人柄を見抜いていたのでした。 以後、アリスティアを射止めようと、彼女に寄り添い、支え続けたアレンディス。 アリスティアを抱きしめたり、頭をなでたりするアレンディスの恋情に気づいてたけど、知らないふりしてたんじゃないかな、アリスティア。 だって熱烈だもんね、プッシュが! アリスティアの願いならば何でも叶えてくれそうです! 賢いし イケメンだし アリスティアを大切にしているし! 若草色の髪に エメラルドの瞳を持つアレンディスは、知的で冷静な美少年。 しかしその内面は 目的のためならば、権謀術数をめぐらす怖い男! 賢さゆえ、アレンディスもまた孤独であり、アリスティアが苦しむ姿に自分を重ねていたと言える。 天才イケメンは水上颯君くらいしかいないと思っていたのに。 そして アリスティアがモニーク家を継ぐために騎士になろうとしている時に出会った カルセイン・デ・ラス。 赤毛の直情型のイケメン騎士・カルセイン。 相手に対して失礼な口の聞き方は裏表がなくて良いと思われるが、これはADHDだろうか・・・ いや、楽天の三木谷社長だってエジソンだってADHDの要素をもってるんだし、 これは「個性」です、「個性」 赤毛でスカイブルートパーズの瞳。 アリスティアが剣を学ぶことに対して、お嬢様が趣味でやってる程度にしか思っていなかったから。 しかし一緒に過ごすなかで、アリスティアの強くまっすぐな心に惹かれていきます。 カルセインは 「剣のような女性が好きです。 」と言っています。 剣のような女性とは、きっと芯が強い女性なんでしょうね。 イケメン騎士カルセインは、昭和の主人公のような性格です。 え?失礼な? 私的にはアレンディスかカルセインとくっついたほうが幸せになると思えるけど だってアリスティアに笑顔と明るさを与えているよ? アリスティアはルブリス皇太子に恋い焦がれた記憶があるから、ルブリス皇太子が頭から離れないんだろうな。 トラウマだよ。 では次回はアリスティアの父上について話します。 楽天 電子書籍 楽天書籍 Amazon 電子書籍シーモア Renta! シーモアとRenta! には レビューと試し読みがついています。
次のラブストーリーで主人公カップルに横恋慕する"第二の男"といえば...... 笑えるお調子者キャラだったり、耐え忍ぶ見守りキャラだったりします。 さらに中国時代劇ドラマなら"情熱系ワル男"も見逃せない"いるいるキャラ"! このタイプは主人公カップルに敵対する悪役として登場しながら、ただの悪役に終わらず、ヒロインの心をつかんでしまうのがポイントです。 ということで、今回は"愛さずにはいられない!一途な情熱系ワル男"に迫ってみましょう。 第一に挙げたいキャラは 「月に咲く花の如く」の沈星移です。 彼は沈家のドラ息子で、わがままに育ったオレ様男。 破天荒で機転のきく侍女の周瑩を気に入り、自分の側女にしようとします。 ところが、沈星移を嫌った周瑩は屋敷から逃げ出し、商売敵の呉家東院へ。 そこの一人息子、真面目なお坊っちゃま、呉聘を頼ることになります。 そんな中、呉家東院で沈星移の兄の遺体が発見される事件が発生! 頭に血が上った沈星移は犯人だと思い込んだ呉聘を襲撃し、ひどく殴られた呉聘は昏睡状態になってしまいます。 すると、この事件がきっかけで周瑩が呉聘に嫁ぐという皮肉な結果に。 それを知った沈星移はますます呉聘に敵愾心を燃やして、周瑩を取り戻そうと必死になります。 でも、周瑩のほうは沈星移を家名と金だけのバカ息子と思って、全く相手にしません。 そうこうするうちに呉聘が急死。 夫殺しの濡れ衣を着せられた周瑩は呉家の裁きで池に沈められることに! そんな彼女の命を助けたのは、沈星移でした。 こうして周瑩の命の恩人となった沈星移ですが、亡くしたばかりの呉聘を深く愛する彼女の心は、簡単に手に入るものではありません。 そこで、沈星移は周瑩に尊敬されるイイ男になるために奮起! 遊び歩くのをやめて真面目に商売の勉強に取り組み、気に入った女は力ずくでも手に入れるという態度を改め、周瑩のことを真剣に愛するようになるのです。 そして、周瑩とともに盗賊に捕まり、一緒に殺されそうになったとき...... 「愛してる!」沈星移はみんなの前で堂々と叫びます。 周瑩の方はといえば、そんなふうに成長を遂げ、ストレートに愛を捧げてくれる沈星移に対して次第に心を動かし始めます。 そして、二人は長い時間をかけて愛を育んでいくことになりますが、次から次へと彼らが一緒になることを阻む障害が現れます。 しかも、愛だけでなく生き方においても一途な沈星移は、時代の波にもまれて危険なアウトロー人生を歩むことに。 果たして、葛藤に満ちた二人のラブストーリーはどんな結末を迎えることになるのでしょうか? 沈星移を演じるのは、「後宮の涙」「月下の恋歌 笑傲江湖」「雲中歌~愛を奏でる~」でも型にはまらない魅力的なキャラクターを演じていたチェン・シャオ。 この"情熱系ワル男"にはぴったりのキャスティングですね。 沈星移の波瀾万丈の愛と生き様は、ぜひ本編でじっくりとお楽しみください! 次に 「傾城の皇妃 〜乱世を駆ける愛と野望〜」からモン・チーヨウを紹介しましょう。 蜀の皇子である彼は、弟に皇太子の座を奪われ復讐を誓う男。 彼は両親を殺され国を追われた楚の皇女、マー・フーヤーに接近すると、彼女の復讐心と苦境につけこんで、自分の謀略に協力させます。 このチーヨウ、冷徹な態度でもの言いも厳しい! フーヤーを自分の間者として教育するのですが、そのやり方は強引。 「復讐をするなら心を捨てろ」と言い切り、「女の武器は体だ」とベッドに押し倒します。 良心もモラルもない、とんでもない悪役としてフーヤーを悩ませるのです。 ところが、フーヤーが計画通りに、チーヨウの敵である皇太子のお妃候補として後宮入りすると、チーヨウの本当の姿が見えてきます。 母親の愛を得られない不幸な生い立ちに苦しみ、優しく繊細な心を隠して冷血漢のふりをしている彼は、本当は誰よりもフーヤーを愛し守ろうとしてきたのです。 そして、フーヤーと二人きりになったチーヨウは、言葉より行動で愛を示します。 いきなりの衝動的なキス! それも熱烈にキス! そこでチーヨウの気持ちに気づいたフーヤーも彼を愛し始めますが、蜀の宮廷では権力争いがどんどん過熱していきます。 さらに、かつてフーヤーと出会い、別の女性を娶っても彼女を愛し続ける北漢の皇太子レンチョン(演じるのはウォレス・フォ)も現れて、天下の覇権を争う国同士のバトルも勃発。 彼らのロマンスと戦いは、まさに先の読めない展開となっていきます。 このチーヨウを演じているのは「隋唐演義 〜集いし46人の英雄と滅びゆく帝国」「水滸伝」「三国志~趙雲伝~」のイェン・クァン。 (現在は改名してイェン・イークァン)。 「三国志~趙雲伝~」より。 日本でももっと人気が出てほしい! ぜひ注目してみてください。 最後に取り上げたいのは、 「花千骨〜舞い散る運命、永遠の誓い〜」の東方彧卿です。 彼の場合はこれまでの二人とは違って、ただのお人好しに見えたのに悪役だったというパターン。 最初は科挙を目指す真面目な書生として登場した彼は、世間知らずで純粋無垢なヒロイン、花千骨を何かと助け、彼女の力になります。 なので、最初は花千骨に惚れているイイ人キャラにしか見えません。 ところが、彼の正体は、花千骨が慕う師匠・白子画を親の仇と思って、復讐の念を燃やす異朽君。 裏で花千骨を操って、巧妙な計画で白子画を殺そうしていた悪役だったのです! とはいえ、ミイラ取りがミイラになってしまい、本当に花千骨が好きになってしまった東方彧卿=異朽君。 自分の復讐計画で花千骨を不幸にしてしまったことを悔いて、流刑の地である蛮荒に追放された彼女を命懸けで助けに行きます。 一方、花千骨は東方彧卿=異朽君という事実を知って、最初こそショックを受けますが、彼を許します。 そして、彼に「自分によくしてくれたのは真心からだと思うし、自分にとって大切な人であるのは変わらない」と伝えます。 結局、東方彧卿は最後まで花千骨への愛を貫き通し、涙、涙の展開に...... そんな彼に花千骨が返す言葉も泣ける! 正直、"情熱系ワル男"の東方彧卿こそ、花千骨と結ばれてほしかったと思ってしまったのは、私だけではないはず!? ちなみに、この東方彧卿役で人気がブレイクしたチャン・ダンフォンは「独孤伽羅~皇后の願い~」にも楊堅役で出演しているので、要チェックです! 「独孤伽羅~皇后の願い~」より。 , Ltd さて、今回の3人はいかがでしたか? 情が深いからこそ復讐に走り、ワルな行動を取ってしまうけれど、同時にその情熱的な愛でヒロインを救う存在となるのが"情熱系ワル男"。 そんな彼らのラブストーリーは切ない展開となりがちですが、むしろ正統派カップルのハッピーエンドよりも心にドーンと響くことも。 今後も注目していきたいキャラです。 Text:小酒 真由子 フリーライター。 欧米からアジアまで幅広くTVドラマについて執筆中。 アクション、ラブ、サスペンスと三拍子揃った中国時代劇は大好物。 ウォレス・チョンが歌手デビューした当時、台湾に留学していた経験あり。
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