it makes me sick I'll buy you a cup of coffee And by the end of the day you'll see It's going bye bye.. 昨日の事が浮かぶ。 今日は土曜日だ。 夜通し踊り狂って、いつの間に、どうやって此処にたどり着いたんだろう。 主人公は、酔っ払って外の公園で寝ていたようです。 「どうして」と言っている事から、昨日のダンスクラブのことは覚えているけど、その後どうやってこの公園行き着いたかは曖昧のようですね。 土曜日の公園ということは休日の公園。 子供達が遊んでいて、そのにぎやかさで目が覚めたのかもしれません。 飲み明かした挙句、そんな場所で目が覚めたら、きっと誰でも憂鬱になると思います。 楽しかった昨日とは打って変わって、一気に現実に戻ってきたような、そんな主人公の虚無感が伝わってくるのではないでしょうか。 Shakedown 1994 お道化疲れてHad a fight どうして? 私はただ 笑っていたいだけなのに 解釈 笑わせたり、気遣うことに疲れて喧嘩した。 そんなことしたかったわけじゃないのに、どうすれば良かったんだろう。 「Shakedown1994」という歌詞は、一体どういう意味なのでしょうか。 意味を調べると、「間に合わせの寝床」「ゆすり・脅し」「徹底的な捜索」などがありましたが、とあるインタビューで川上さんが次のように話していました。 歌詞のなかに<Shakedown 1994>っていう部分があるんですけど、これは、The Smashing Pumpkins(アメリカのロックバンド。 ビリー・コーガン(The Smashing Pumpkinsのボーカル、ギター)がどういう意味でこの言葉を使ったのかは謎ですけど、いつか使いたい単語だったんですよね。 より引用 このコメントから、「試行錯誤」という意味である事がわかります。 続いて、「お道化疲れて〜」の部分を見てみます。 普段から周りのことを考えて、ふざけて笑いを取ったり、優しくしたりしていても、時々どうしてもそれに疲れてしまうことってあると思います。 「お道化」とはピエロのように、人を笑わせるような身振りや言葉を言ったりすること。 それに疲れ、相手に本音をぶつけて喧嘩になったのだと思います。 そして、「ただ笑っていたいだけなのにどうして?」とそのことを後悔しているように見えますね。 何かを仲間同士で試行錯誤することは苦悩を伴いますから、喧嘩が起きるのもある意味素敵なことのように思います。 そこで出来た友達もその時だけのもの。 そして目が覚める。 やらなきゃいけないことをやるんだ。 「9-5pm」という夜の華やかな空間は、夜明けと共に終わりを迎えます。 「楽しい時間はもう終わりだよ」と言われているような、切ない気持ちになりますよね。 お酒を飲んで、踊って、仲良くなる人もいるでしょう。 昼間に出会って出来た友達とはちょっと違い、夜に出会った人は何故だか特別な感じがします。 でもそれも言ってみれば気のせいで、夜が明ければ解散して、連絡先なんて知らずに終わるってこともよくあると思います。 居心地のいいその空間は束の間で、主人公はそれを「ぬるま湯みたいなHigh Five(ハイタッチ)」と言って虚しさを感じている。 「こんなとこでは終われない」という部分から、この虚しさをモチベーションに変えているという事がわかります。 そんな大事な今を、恐れや恥じらいを感じる時間にしたくない。 躊躇ってる暇があるなら、行動して、失敗したなら素直に悔やめば良い。 怯えや恥と言ったネガティブな感情がある時は、単純につまらないと感じます。 「今」を大切にしている主人公は、つまらないと感じる時間は無駄だと思っています。 その感情のせいで行動できなくなるのは勿体無いですよね。 臆病になったり、間違いを恥ずかしがって、時間を無駄にするよりも、間違いを悔しんだり苛立ったり、素直にもがいていた方が良いということでしょう。 3番 We all make mistakes Gotta admit that it aches 揚げ足取るやつewww! it makes me sick.
次の楽曲の基本情報 今回紹介していく 「あまりにも素敵な夜だから」は、NHKのドラマ『ミス・ジコチョー~天才・天ノ教授の調査ファイル~』の主題歌として書き下ろされた楽曲。 つまり、本楽曲を真に理解していく為には、ドラマの情報は必須ということ。 作詞作曲を担当した川上さんは このドラマは「失敗学」っていうものをテーマにしているんです。 失敗を恐れて、一番いい正解を導き出そうとしすぎて、なにかを躊躇ってしまったり、延期してしまうのは勿体ない……そういうことが、台本を読んでいくなかで伝わってきたんですよね。 それに自分としても、ずっとどこかで「試行錯誤」を、歌詞のテーマにしたいなと思っていたんです。 と、コメントしています。 本人コメントから 「試行錯誤」 という明確なテーマが分かりますが、同じように、MV中3:45~の映像でも、川上さんが音楽を作る際の葛藤や閃きが映されており、作成者の意図を汲み取ることができます。 では、本題の楽曲考察に移っていきます。 初見聴きでは 「お洒落で心地良い楽曲だなあ」くらいの印象でしたが、歌詞を読み取っていくことで、 奥ゆかしくも共感深いメッセージ性を持つのだと、自分の中で落とし込んでいくことができると思います。 楽曲名「あまりにも素敵な夜だから」とは 「あまりにも素敵な夜だから」というタイトルからは、「きらびやかな街」「華々しい景色」などを想像させられますが、なんと本楽曲の夜は「公園」から始まります。 さらに言うと、 「あまりにも素敵な夜だから」 と、現在進行形で「夜」を映しているように連想させられるが、いざ歌詞 英語詞 に焦点を当てると、夜明けの朝であることが分かります。 夜だから、なのに夜でない情景。 これが本楽曲では描かれているのです。 何を意図しているのでしょうか。 本題の歌詞に迫っていきましょう。 きっと主人公も同じく特有の気分であることが想像される。 この情景から、本楽曲の奥ゆかしい歌詞が展開されていきます。 後を追っていきましょう。 Shakedown 試行錯誤 1994 お道化疲れてHad a fight 喧嘩した どうして? 私はただ 笑っていたいだけなのに Shakedown 1994 という歌い出し。 まさに、そのような心情と重なるのではないでしょうか。 ひいては 意志を持って生きていることの証。 なのです。 「試行錯誤」というテーマと重なる詞ですね。 それなのに依然として あまりにも素敵な夜だから と、述べ続けています。
次のSponsored Link [ALEXANDROS]が2019年10月30日に発売した 「あまりにも素敵な夜だから」の ジャケット写真は、 Brooklynの道路の端に溜まったゴミの写真です。 そこからどうすれば 「素敵な夜」につながっていくのでしょう。 素敵な夜と 掃き溜め、、、でも何か意味があるはずです。 そんなところから 「あまりにも素敵な夜だから」を見ていきたいと思います。 あまりにも素敵な夜だからの歌詞は?何の主題歌? では「 「あまりにも素敵な夜だから」の歌詞を見ていきます。 英語の訳と歌詞の意味を補足しています。 の中は、 筆者の訳とコメントです。 ドラマが始まったのが 10月18日、 そして曲の発売が 10月30日です。 主題歌というイメージと ジャケット写真が出た時には、 かなり驚きました。 ですが、歌詞の内容は、誰にでもあること。 日常の一部を切り取った、 しかも誰もがわかっていても 繰り返してしまうミスなどを描いた世界です。 ただ暗い気持ちを バラードやスローテンポのリズムに乗せたものではなく、 ソウルミュージックが輝いていた80年代、90年代のリズムを取り入れています。 [ALEXANDROS]は、この曲と同様に、 今その先の転換期の入り口にいるようです。 ロックの曲調が濃いバンドであった [ALEXANDROS]が、 シンセサイザーの音を強調して取り入れたり、 彼ら自身も前に進むために模索しています。 そんな心理状態からもジャケット写真が 道路の端に溜まったゴミを映しているのかもしれません。 この曲のように、毎日はそれほど輝くものではない、 そして人はそれほど自分に気にも留めない。 そのたわいのない日常の一日一日は、 特に変化のないものだけれど、 それを続けることで、毎日が繋がっていくと 言い聞かせているようです。 Sponsored Link MVの構成 90年代に マイケルジャクソンや アースウインド&ファイアが活躍していたころのような ポップでありグルービー、ダンサブルな曲調は、 気持ちを上にもって最高にクール。 そんな思いを持ちながらBrooklynの街並みを歩く 川上洋平さんは、 曲作りに煮詰まったメンバーが 一旦解散するところです。 途中の 川上洋平さんの Shoutがなんともキマッています(さすが帰国子女) そして前に歩きながら進んでくるところに歌詞にあるような 「立ち止まっている場合じゃない(時間を無駄にするな)」という 思いを表現しています。 やがて、メンバー3人それぞれのブレイクの仕方で気持ちを 変えて戻ってきたスタジオの屋上で、新たに再開します。 夕方から夜にかけての空の変化が美しい屋外で、また [ALEXANDROS]が始まっていきます。 何かに吹っ切れたような 軽快なリズムがはずみます。 他にもこのような記事を紹介しています。 その中で共通して、先の見えない今の状況でも、 前に進んでいこう。 という 気持ちを持ちながら日々を送っていることがうかがえます。 時に気持ちが沈むのは、もちろん サトヤスさんの今後のこともあります。 そしてなんといっても、考えが見つからないのは 現在の劇的な音楽シーンの日々の スピードでもあるでしょう。 いい曲が生まれてから世間に響く速さは、 数年前に比べても何倍も速くなっています。 そんな時代に自分たちが向かう音楽は何なのかを 常に探っていなければ時の速さについていくことすらできないのが 今の世界です。 そうした落ち込んでしまうような時にも、 少しブレイクしてまた前に進もうとする [ALEXANDROS]の日常の一部が盛り込まれたのが 「あまりにも素敵な夜だから」です。
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